これは、20台前半の僕が、地元で本屋(あるいはブックカフェ)を開くまで(挫折するまで)の出来事を書き連ねるブログです
今回は、又吉直樹の『人間』について語ろうと思う。 やっぱり面白いな、と思った。ただ今回は、単に面白いというより、「凄い」という言葉の方が適切かもしれない。 表面的な賛否を乗り越えようとする強い意志 「面白い」というより、「凄い」と僕が思ったことの意味について書いていこうと思う。 まずは、ざっと内容に触れていこう。 ー主人公は、漫画家を目指す男性(永山)だ。過去には芸術大学に通っていた。そんな彼のもとに、知り合いからメールが届く。それは、学生時代の同居人(仲野)が芸人とやり合っているぞ、見たいな感じの内容だった。そこから、物語は過去の記憶を巻き込んで進んでいく。仲野はハウスと呼ばれる芸術家を志す…
ユリイカ『書店の未来』(1)ーやっぱり、本にも雄と雌はあるー
本屋を作ろうとする人間のブログなのだから、まぁ当然のことなのだが、ユリイカの『総特集 書店の未来 本を愛するすべての人に』を何回かに分けて取り上げたいと思う。 最初は、新井見枝香さんと花田菜々子さんの対談、「本との出会い、書店の愉しみ」。失礼なことに、僕はこのどちらの方も知らず、強いて言えば、読んでいくと新井見枝香さんは「新井賞」のひとで、あぁ、「新井賞」ならなんとなく聞いたことがあるぞ、という程度のもの。 ただ、言い訳ではないが、これに関しては若干仕方がないところはあると思う。僕は、これまで、いわゆる地方である岩手と沖縄にしか住んだことが無く、さらに、この2つの中でも栄えたところに住んだこと…
僕は悪口を「言えない」 それが意識的なものであるならば、悪口というものは言わないに越したことはない。だけど、悪口を「言えない」のはちょっと考えものだ。最近は、特にそのことを考えるようになっている。この記事では、そんな僕の苦悩の途中経過を書きたいと思う。(今回はブログ名の意味を話そうと思っていたけれど、気が変わった) 僕が悪口を「言えない」のだと意識するようになったのは、おそらく大学2年ころからだったと思う。 大学1年の年の瀬、その頃、仲良くしていた1人の女の子がいた。彼女と知り合う前から、僕は彼女のことが気になっていて、仲良くなれたことをとてもうれしく思っていた。ひとたび知り合ってからは、お互…
1記事目だから… 僕はこのブログで、僕が本屋とかブックカフェとかを開くまで(あるいは夢半ばに挫折するまで)の出来事や学んだこととか、その他もろもろのことを書いこうと思っている。いずれにせよ、結末は失敗か成功かの二択しかない。そして、結末が2つあるところにこそ、意味があると感じている(詳しくは後述)。 そもそものことで、なんでこんなことを始めようと思ったか。その理由は、今回の記事の結論めいたものになるので、遠回りしながらだけど、1記事目だから、そこを明らかにする形をとりたいと思う。 ブログ名は「亀のさんぽ道」。では、はじめよう。 「夢があっていいね」とみんないうけれど 「夢があっていいね」 僕が…
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