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2019/07/29

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  • 永久輝せあとは原石でなく、宝石である

    彼女を初めて舞台で見たとき、宝石みたいな子だな、と思った。 初見の感想があまりにも気取りすぎている気もするが、本当に、ただ素直にそう思ったのだ。 華がある。目を引く。ただそれだけだ。 が、舞台において、とりわけ宝塚という舞台において、華があることがどれだけ大切なことか。トップスターシステムを採用する宝塚において、トップスターは最も観客の視線を集める者でなければいけない。 彼女は宝塚の男役に向いているのだ。おそらく、彼女の持ちうる全てにおいて。 華がある、これだけは才能だ。しかし、彼女はその才能を若い頃から遺憾なく発揮してきた。才能を生かすも、また才能。 そして私は彼女を宝石のようだと前述したが…

  • 「雪組 退団者のお知らせ」によせて

    ぼんやりと宝塚公式ホームページを開くと、そこには真に美しい名前が溢れていた。 kageki.hankyu.co.jp タカラジェンヌとしての名前を掲げて生きるということは、強大な幸福と不幸を抱えて生きるということでもあるだろう。 それでも彼女たちの宝塚人生は芸名と共に始まり、芸名と共に終わる。 そんな彼女たちの”人生を懸けた文字列”に、恭しく触れる瞬間。 「退団者のお知らせ」と題されたページを開いて私が感じることと言えば、その名前の中に封じ込められた儚い美しさ。それに尽きる。 そうか、彼女たちの名前はこんなにも煌めいていたのだ。 気づくのは、いつも遅すぎて。 気づいた時には、もう満開だ。 私は…

  • 宝塚をわざと忘れていた自分への懺悔みたいな話と花組「はいからさんが通る」感想(ちょっとだけ)

    百億年ぶりにブログを更新しようと思った。 沸き起こる感情が止まらなかったから。さざ波を覆うような大波が起こったから。 まあ、書き始めの理由なんてどうでもいい! だってほら、宝塚は我々の(主語がデカく見えるが、我々=ファン)文化の泉であり、心の泉だから。 kageki.hankyu.co.jp https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2020/haikarasangatooru/index.html 全てが発光しているようだった。ので、しんどかった。幸せを忘れていたんだと、気づけて良かった なんかめちゃくちゃ病んでいるような書き出しではあるが、普通に元気である。ただ、…

  • ”明日海りお”に依存する我々は何処へ(上)

    明日海りおは永遠に"そこにある"のだと思っていた。なぜか。彼女が自分自身でなく、敢えて我々に明日海りおの造形を任せたからではないか。だからこそ今回のレビューの歌詞は私にとって衝撃的であった。ついに彼女自身が"明日海りお"の定義付けを行ったと見せかけているが、その真偽はわからないからだ。少々哲学的になってきたが、単純明快な例があるので暫しお付き合いいただきたい。どこまでも偶像的なタカラジェンヌである。最後まで人間味があるようで、ない。「そろそろ夢から覚める時間 そうなのかも」 主語は一見、”明日海りお”であるかのように見える。しかし、この歌詞における主語は”我々”にも代替可能なのである。しかも、…

  • 柚香光という花男の異端児へ

    柚香光はもちろん花男の鏡である。ファンと娘役をとことん愛で、その姿は時にこちらが恥ずかしく成る程の花男である(賛辞である)。が、従来の花男とは一線を賀した所に彼女は今、踏み込もうとしているのではないかと私は思う。 かつての真矢ミキのように。花男、というキーワードを据えて話を進めていく。彼女はどうやら花男に対して、新たな回答を示してきたようなのだ。彼女の最近の主演作が如何に彼女が正統派でありながら、異端児になる可能性を秘めているかを物語る。『はいからさんが通る』では眉目秀麗な陸軍少尉の伊集院忍を、『花より男子』では道明寺家の御曹司で俺様キャラの道明寺司を演じた。 美形で圧倒的センターのオーラを放…

  • 朝夏まなとと真風涼帆の愛し方

    朝夏まなとと真風涼帆の「まぁまか」コンビが人気を博したのは記憶に新しい。このコンビへの信頼があったからこそ、劇団は「朝夏まなとトップ娘不在退団」を推し進めていくことができたのだと私は思う。 では、如何にして「まぁまか」は成りえたのか。 二人は精神的には似通っているが、外見的にはかなり違っている。 これが、宝塚のトップ二番手コンビの一つの有効なあり方であり、これこそがまぁまかの肝である。 『Shakespeare』においてはビジュアルの相反が目立ったが、それ以上に二人の「違っているのに似ている」という不思議な親和性が見て取れた。 www.daily.co.jp 「違っているのに似ている」とは説明…

  • 桜木みなとの中に蠢く(うごめく)もの

    私は以前、芹香斗亜の色気を「彼女自身の最適解にほぼ値する陰のある、進化の過程を見せぬもの」と考察した。逆に、桜木みなとは良い意味で、男役としての進化の形相を見せてくれる。いや、自身の進化を「見せつけてくる」と言ったほうが良いのかもしれない。 近年、彼女は「私を見てくれ」と言わんばかりに舞台で主張してくるようになったと私は思う。 「ずんちゃん」でも「ずん様」でもなく、それらから脱却した新しいFEVERみなと。最高だ。 まず、彼女は弟のようなかわいい後輩的存在であった。そして、優等生だった。 ゆえに、あてがわれる役もかわいらしい役や、いわゆる王子様のような役が多かったように思える。かわいい後輩的役…

  • 芹香斗亜の危険な美について考察

    芹香斗亜はどちらかと言えば陰の人だろう。今にも消えそうな、妖しい光を持つ人。 光が当たっているのに闇が見える人。 寒色が似合う人。センターで寒色が似合うスターは貴重。 enbu.co.jp ゾクリとするような美しさだ。 陰のある人はなぜこうも我々を魅了するのか。 それは、危ういオーラは一定数の女性を恐ろしく虜にするものだからだ。 危ういものは刹那的だ。非恒久的なものは、時に恒久的なものよりも人を寄せ付ける。ゆえに、彼女とい続ければ地獄行きだろうな、と思っていても惹かれてしまう。 一緒に地獄に行かせてください、と相手に言わせるのが芹香斗亜である。 黒背景に赤いバラは大正解。芹香斗亜の視線の方向が…

  • 宝塚歌劇団雪組トップ、望海風斗の美を刮目せよ ~FNSに五体投地オタクより~

    題名の通りである。 無駄な前置きはやめにして、ヅカ沼を目撃した人、ヅカ沼に片足を踏み入れた人、ヅカ沼で既に溺死している人…この世のすべてのFNS視聴者に向けて雪組トップ望海風斗の魅力について解説していこう。あくまでも彼女の美しさに着眼点を置いているので、詳しいデータは公式サイトとwikiを記事の最後にはっておくのでそちらを参照していただきたい。(丸投げで非常に申し訳ない) 望海風斗(のぞみ ふうと) 右の彫刻美の彼女が望海風斗様。超ド級のSの表情を浮かべているが本当は… 歌が抜群に上手く、次席入団のエリート。それでいて彫刻美。どの角度からも美しいのが彼女だ。彼女はトップ男役であり、現雪組におい…

  • 椎名林檎という私のミューズについて語らせてくれないか

    私は一人の女性が自らをプロデュースする「椎名林檎」という人物像を愛しているのだ。とりあえず、以下のLive動画を見てほしい。 椎名林檎 - 「今」 from (生)林檎博’14 (OPからEDまで一貫してクライマックス、という矛盾を強引に成立させてくる椎名林檎。強すぎる) 客席が水面下で波の一部となり、彼女はそのゆらめく電子の波を掻き分けて登場するわけだ。この演出が彼女を体現しているのはもちろんだが、これほどまでに「椎名林檎」という人物頼みの演出があるだろうか。 「椎名林檎」という存在が唯一無二であることが大前提でこの演出は成立しているのだと私は考える。というのも、椎名林檎がこの演出に負けてな…

  • ジェニという私のミューズについて語らせてくれないか

    最強のデコルテに、理想の四肢、小顔…女性の身体的芸術の境地である BLACKPINKのジェニー(JENNIE)は男性が望む理想の女性でありながら、女性が焦がれる女性でもある、非常に稀有な存在であると思う。多くの人間が彼女という存在に熱をあげる。かく言う私もそのうちの一人であるのだが。 ではなぜ、我々はこんなにも彼女に魅せられるのだろうか。 제니 (JENNIE) - SOLO 교차편집 (Stage Mix) (私はK‐POPアイドルのstage mixを見るのが趣味なのだが、このmixは至高。) その理由として、彼女は「生きている女の美しさたるや」を我々に伝えてくれるから、ということが挙げら…

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