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ああ、無情!!masarinの読書ブログ https://ameblo.jp/masarin-20190705

読書の感想ブログを立ち上げました。 ジャンルに偏りがあるかどうかはわかりません。 興味関心にしたがって突き進みます。

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2019/07/27

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  • 「中国行きのスロウ・ボート」村上春樹

     中国行きのスロウ・ボート (単行本)Amazon(アマゾン)  感想文を書くのに、これくらい難しい本はない。結局、この村上春樹初の短編集に所収されている作品…

  • 「昭和天皇物語」能條純一 混迷の時代:天才と無力、日独伊同盟の興亡

      二・二六を経て、近衛文麿が首相として選ばれるあたりから話ははじまる。そして、日独伊三国同盟の締結前夜くらいまでのお話だ。 この巻で描かれるのは、「混乱」だ…

  • 若者必読!吉川英治の宮本武蔵感想文【書評】- 剣術と精神の成長物語

     吉川英治の三国志は、高校二年生の夏に自分の小遣いを使って買った初めての長編小説でした。文章のここそこに、漢文の原文が入っていて読みにくく、とても苦労した覚え…

  • 「推しの子」原作:赤坂アカ・作画:横槍メンゴ

    前回は「ミステリと言う勿れ」の話を書いたが、今回も時間つぶしで読んだ、と書くとファンの方に失礼だろうか。 書店で平積みになっていたり、全巻セットになっている「…

  • 主人公はひろゆき? 「ミステリと言う勿れ」田村由美

    パソコンのメンテナンス作業で待ち時間が長く、その時間を潰すために、Amebaの漫画サービス「Amebaマンガ」を覗いた。無料になっていたこの作品を読んだのであ…

  • 「岬」中上健次

    「岬」とは、和歌山のある一族の先祖たちが眠る墓がある場所だ。 一家の母は、再婚する。再婚の間に男がいて、その男との間に生まれたのが、主人公秋幸である。秋幸の実…

  • 村上龍「ユーチューバー」。コロナ禍で失われた「大切なもの」を描いた作品。

       単行本には帯が付いていて、そこには宣伝文句が書かれています。キャッチフレーズみたいなものですね。この本のキャッチフレーズは、「自由・希望・セックス」です…

  • 新社会人・新大学生におすすめ「論文の書き方」小熊英二

    小熊英二「論文の書き方」  基礎からわかる 論文の書き方 (講談社現代新書)Amazon(アマゾン)1,265円 Amazon(アマゾン)で詳細を見る   …

  • 「新・三河物語」宮城谷昌光

    組織がドライブしていくときの物語この本で描かれているものは、三河の武士の心情です。その特徴は「素朴であり、一途である」。なかでも、大久保家の人々、父・重源、忠…

  • 村上春樹「猫を棄てる 父親について語るとき」あらすじ&書評

     猫は棄ててない 安心してほしいのだが、結局猫は棄てられない。 村上春樹が少年だったある日、父親と一緒に猫を棄てに行った。少年と父親は神戸に住んでいて、須磨海…

  • 瞑想の意味を知る「Search Inside Yourself」チャディー・メン・タン他

    マインドフルネスの瞑想をするようになって、二年くらい経つ。その間、その瞑想が一体何に役に立っているのか、まるで徒手空拳のまま目を閉じ、呼吸に集中していた。この…

  • 時代小説澤田瞳子「若冲」感想・あらすじとドラマ「ライジング若冲 かく天才覚醒せり」との違い

    導入 澤田瞳子「若冲」は第153回直木賞の候補になった作品です。21年正月のNHKドラマ「ライジング若冲 天才かく覚醒せり」も話題になりました。今回は、この二…

  • NHKよるドラ 原作「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」阿佐ヶ谷姉妹

    買ってしまった。「しまった」というのもおかしい話ですが。 NHK月曜日のドラマ「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」の原作? 原案? の作品です。 阿佐ヶ谷…

  • 「神の火」高村薫

    ワクチンの2回目を打って、だるさがすごいので簡単に。 ひさしぶりに高村薫の神の火を書いている。 読んでみると印象がずいぶんちがっている。昔は非常に殺伐としたス…

  • 四方田犬彦「世界の凋落を見つめて」

    この本の嫌みったらさったらない。なにが原因なのだろう。おそらくファンしか読めない本だろう。この本と同じ感性で生きている人は、もっと世の中のことを知った方がいい…

  • 「三国志入門」宮城谷昌光 内容とおすすめポイント解説

    宮城谷昌光が三国志のあらすじを、ごくあっさり語りながら、英雄の真実の姿を描く。ゲームの三国志14から、三国志の魅力に取り憑かれた若い人も出てきているだろう。さ…

  • 「作家的覚書」高村薫

    この本の構成内容は、1,「図書」などに寄稿したエッセイ文。2,講演の二つからなっている。 「図書」に寄せたエッセイはそれほど長い文章ではない。しかし、高村薫に…

  • SFの名作「夏への扉」ロバート・A・ハインライン。読書感想文に最適です。

    「夏への扉」はアメリカのSF作家、ロバート・A・ハインラインの作品である。 実は「ハインラインと言えば」というような名作ではないと聞いたことがある。だが、日本…

  • 昭和天皇物語(7)能條純一

    大人になるというのは理不尽なものだ。本人の意志とは関係なく始まる。 大正天皇が崩御し、昭和時代が始まる。葉山の御用邸でそのときが来たとき、母である皇太后は告げ…

  • 「晏子」(三)、(四) 宮城谷昌光

    三巻と四巻は一気に読んでしまった。(という割に時間がかかっているが) 一巻と二巻は晏嬰の父親である、晏弱のお話が中心であった。あとがきによると、この晏弱のイメ…

  • 「晏子」(二)宮城谷昌光

    前巻では、晏嬰の父親の晏弱の活躍が描かれていた。本巻でも、晏弱は活躍を続ける。 ときは春秋戦国時代。斉の東部に萊(らい)という国があった。斉は太公望が建てた国…

  • 「晏子」宮城谷昌光

    ※一番最初に誤解を解きたい。「宮城谷昌光」という名前に引きずられて、司馬遼太郎のようなとても難しい本であるというイメージがあるかもしれない。司馬遼太郎に関して…

  • 「孔丘」宮城谷昌光

    孔丘は、かの孔子の本名である。この話は、孔子の半生を描いたものである。しかし、論語を読むような堅苦しさはない。あとがきによると、史記の孔子一門の軽さと、論語の…

  • 「北条氏康~二世継承編」富樫倫太郎

    富樫倫太郎は、軍配者シリーズ、北条早雲と続いて、この北条氏康で「北条サーガ」を完成させたいと考えているらしい。北条氏政と氏直は書かないのだろうか。 物語は、氏…

  • 「天と地と」 下巻 海音寺潮五郎

    ときは足利義輝の時代、謙信は京都に上洛する。義輝政権を脅かす、三好松永一党を打倒するためだ。しかし、なぜか義輝は三好松永打倒に消極的になっている。失敗のリスク…

  • データ分析100本ノック

    ここ半月ほど、この本に夢中になっていた。やっと昨日、この本が終わった。 この本は、プログラム言語であるPythonを使った機械学習の、その前段階の訓練を主に行…

  • 「天と地と」中 海音寺潮五郎

    凡人が戦国大名になると、どうなるんだろう。我々の常識からすると、「ありえない」ということになるのだろう。思考実験のようで、ラノベのタイトルのような話だ。 ただ…

  • 「天と地と」上 海音寺潮五郎

    80年代だったか、90年代の初めの頃だったか、この作品が角川春樹によって映画化された。主演は榎木孝明で、川中島の戦いを描いた。榎木は上杉謙信、津川雅彦が武田信…

  • 小説がうまくなりたいなら読むべし「土の記」

    どうして、この小説のエンディングをこんな形にしたのか、高村薫に聞いてみたい気がした。 上谷伊佐夫は奈良県の田舎、大宇陀に住んでいる。行ったことはないが、おそら…

  • 「風の如くーー久坂玄瑞編」富樫倫太郎

    カクヨムはてなブログ久しぶりの更新申し訳ない。なんとなく、富樫倫太郎の小説は読んでしまう。今回シリーズは幕末長州の松下村塾の面々にスポットを当てて書かれたもの…

  • 『歴史とは靴である』磯田道史

    目次概要歴史との出会い歴史を学ぶとは感想感想清盛の躍進1,概要この本は、歴史学者磯田道史が、自分と歴史との関わりを話しながら、歴史を学ぶ意義を語る。 2,歴史…

  • 「昭和天皇物語」第六巻 能条純一

     昭和天皇物語(6) (ビッグ コミックス) [ 能條 純一 ]楽天市場650円1,あらすじ五巻の最後、関東大震災が起こってしまう。大正天皇は体調不良により、…

  • 「人生のサバイバル力」佐藤優

    カクヨム他のブログこれは沖縄の久米島高等学校の生徒に行った講演です。目次1,佐藤優とは2,久米島高等学校3,前原誠司4,総合的な知識を学べ5,あきらめてはいけ…

  • 「アルケミスト」パウロ・コエーリョ

    カクヨムで小説書いてますこちらのブログもどうぞ 目次あらすじパウロ・コエーリョという人物について「アルケミスト」とは作品の特徴 あらすじアルケミストとは日本語…

  • 「地獄の楽しみ方」京極夏彦

    我々は言葉によって世界を切り取って見ている。映像すら、言葉によって切り取られて作られている。ながながと説明しても仕方ないので、映像に関しては説明しない。 この…

  • 「天才の思考」「ジブリの文学」鈴木敏夫

    1,鈴木敏夫経歴鈴木敏夫は言わずと知れた、ジブリのプロデューサーだ。もともと徳間書店の雑誌編集者であった。「アニメージュ」の編集長だった。アニメージュの影響で…

  • 「新・平家物語」第三巻 吉川英治

    カクヨムで小説書いてますこちらのブログもどうぞ 平治の乱を経て、平清盛は第出世をする。院と天皇方、両陣営が戦い、主要な閣僚が次々と死んでしまったために、藤原氏…

  • 「平家物語」二巻 吉川英治

    このブログではなるべく私ごとは書かないように決めている。日記のようなものは、別のブログに書いているからだ。ところが、前回の更新がずいぶん前になってしまった。そ…

  • 「羊と鋼の森」宮下奈都

    新米調律師外村の修行を描く。天才調律師板鳥はある日、外村の高校の体育館のピアノの調律に訪れる。考査中にも関わらず、ピアノの所まで案内するように指示された外村は…

  • 「光圀伝」冲方丁

    冲方丁による本である。山田風太郎賞受賞。1,概要 水戸黄門にでてくる水戸光圀、黄門様。誰をイメージしますか。東野英治郎、西村晃、佐野浅夫、石坂浩二、里見浩太朗…

  • 「新・平家物語」第一巻 吉川英治

    何度も大河ドラマで扱われ、手垢が付いた感のあるこの作品であるが、案外全部を読んだことのあるという人は少ないのではないだろうか。吉川英治歴史時代文庫という贅沢な…

  • 「動的平衡」福岡伸一

    カクヨムこちらのブログもどうぞ人間の体は常に入れ替わっている、という話は聞いたことがあるだろう。細胞は常に更新し続けている。 著者はこの事実こそが生物を期待し…

  • 北野武「アナログ」

    カクヨム純愛小説である。主人公はインテリアデザイナーである。上司よりもデザイナーとしての腕は上である。ある日自分の会社がデザインして、上司に手柄をとられた喫茶…

  • 生き方を見直す。「不運と思うな」伊集院静

    小説書いてます。こちらのブログもどうぞ 他人のせいにして生きるのは楽だ。 国のせいにするのは楽だ。 時代のせいにするのは楽だ。 とかく人は不遇をかこったとき…

  • 「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」加藤陽子

    本書は横浜栄光学園での講義を元にして書かれた本である。加藤陽子という人と人に対する批判加藤陽子ご本人が第一回の講義で「文学部の先生」と紹介されていたので、文学…

  • 高村薫「黄金を抱いて翔べ」

    カクヨムこちらのブログもどうぞ簡単に書いてしまえば、大阪を舞台にした犯罪小説である。銀行にある金塊を強奪するという話だ。とはいうものの、実際に強奪をするシーン…

  • 「剣豪将軍義輝」宮本昌孝

    あらすじこの本は二つの物語が軸になっている。表面的には、塚原卜伝を師事する足利義輝がどのように末期の室町幕の難局を脱しようとするのかが話の核だ。だがその裏では…

  • 「深夜食堂」安倍夜郎

    カクヨムで小説を書いてます。こちらのブログもどうぞ筆者の名前は「あべやろう」と読む。 現在、NETFLIXで第二シリーズが、MXテレビでは金曜深夜にやっている…

  • 「高校生が感動した確率・統計の授業」山本俊郎

    他にやっているブログです。カクヨムで書いてます。小説見に行ってやってください。元々数学は苦手だった。赤点すれすれだったし。そこからできるようにしていった。とこ…

  • 「闇の平蔵」逢坂剛

    読んでいて自然と池波正太郎版「鬼平犯科帳」と比べてしまうのは人情だろう。小説です。お読みください。こちらのブログもどうぞ。この作品における長谷川平蔵は決して人…

  • 「捨ててこそ空也」梓澤要

    小説です。お読みください。こちらのブログもどうぞ。空也という人について、あなたは説明できるだろうか。私はこの本を読むまでは自信がなかった。市の聖と呼ばれ、六波…

  • 「わたしたちが孤児だったころ」カズオ・イシグロ

    カズオ・イシグロは2017年にノーベル文学賞を受賞した作家だ。日本人としてはノーベル文学賞と聞けば、村上春樹が頭に浮かぶ。カズオ・イシグロは村上春樹の弟分を自…

  • 「河童」芥川龍之介

    雑記ブログです。小説も書いてます。都合により、「河童」を読んだ。「僕」はある日、河童の世界に紛れ込む。その世界は人間の世界とパラレルワールドになっている。哲学…

  • 「高野聖」泉鏡花

    雑記ブログです。小説も書いてます。高野聖とは高野山へと寄付を募り、各地をまわる僧侶のことである。いわずもがなであるが、高野山とは金剛峯寺という、真言宗の総本山…

  • 「房総グランオテル」越谷オサム

     千葉県外房の月ヶ浦にある房総グランオテルを舞台に起こる、ドタバタ劇。一文で表現すればそういうことになる。月ヶ浦は御宿だろう。椰子の木やらの描写がそんな感じだ…

  • 「ビジネスエリートの新論語」司馬遼太郎

    この文章は、司馬遼太郎が産経新聞の記者だった当時に書かれたものだ。古今東西の警句を元に、新しい論語を作り出そうと試みている。当時三十代であった司馬遼太郎の若々…

  • 「素顔の池波正太郎」佐藤隆介

    こちらもどうぞ小説を書いています。 池波正太郎といえば、温厚篤実な人柄で知られる。 本書ではそうではない、人間味のあふれる池波正太郎が垣間見られる。遅刻嫌い…

  • 「鯨と生きる」西野嘉憲

      令和元年の台風15号によって、千葉県の特に南部は壊滅的なダメージを負った。千葉県南部は安房と呼ばれる。安房と内房、外房はまるで栄螺の蓋のように、岩塊によっ…

  • 「燃えよ剣」司馬遼太郎

    こちらもどうぞどうして司馬遼太郎はこの小説を書いたのか、を考えている。この作品は「竜馬がゆく」と同時期に書かれた。不勉強で申し訳ないが、おそらく現時点では坂本…

  • 「武田信虎まかり通る【暴君から名君へ】」

     武田信虎まかり通る【暴君から名君へ】(カクヨム) 今回は趣向を変えて、ウェブ小説を紹介します。カクヨムというのは、カドカワがやっている小説投稿サイトです。「…

  • 「小説講座 売れる作家の前技術 デビューだけで満足してはいけない。」大沢在昌

    こちらもどうぞこの本は大沢在昌の小説講座である。新人賞に応募経験のある、本気で作家になりたい人を集めて、一年間にわたって行った講座である。デビューだけでなく売…

  • 池井戸潤「シャイロックの子供達」

    こちらもどうぞシャイロックとはシェイクスピアの作品に出てくる金貸しである。実に強欲な人物である。いわゆる悪人である。 舞台は銀行である。実名を伏せてあるが、東…

  • 「人類最強の「糖質制限」論」江部康二

    こちらもどうぞ本書では糖質制限をするのがいかに有効かを説いている。糖質を制限すると、肥満が解消され、ガンにはならず、心臓病、脳卒中、脳出血、認知症、アルツハイ…

  • 「55歳からのハローライフ」村上龍

    こちらもどうぞ様々なシチュエーションにある中高年のこれからの人生を描いた物語。二〇一四年にはNHKでドラマ化された。1,目次・結婚相談所 熟年離婚した妻の物語…

  • 「あの頃ぼくらはアホでした」東野圭吾

    東野圭吾の小学生時代から大学生までの出来事を綴ったエッセイ。 タイトルから分かるとおり、過去の出来事をおもしろおかしく語っている。  特に中学校時代のH中学で…

  • 「夜廻り猫」第一巻 深谷かほる

    こちらもどうぞ遠藤平蔵との出会い 最寄り駅の前の商業ビル。そのビルにある本屋はちょっと変わっている。面白い本を店員さん個人がプッシュしているのだと思う。最近の…

  • 「箱根の坂」(下)司馬遼太郎。

    こちらもどうぞあらすじ 駿河の東端にある興国寺城のあるじとなった早雲。 四公六民という破格の年貢割合を守るためには、興国寺だけでなく、伊豆、ひいては板東に大き…

  • 「箱根の坂」司馬遼太郎 中巻

    一冊ずつ読んで感想を書いているので、三冊まとまっていないことは申し訳ない。  さて、早雲は駿河の国の相続問題に絡んでいくことになる。妹の北川殿(千萱)の求め…

  • 「箱根の坂」(上)司馬遼太郎

    司馬遼太郎原作の「箱根の坂」を久しぶりに読んだ。 主人公は北条早雲だ。ただ、本書で早雲を名乗るのはわりと後半だ。 1,あらすじ 物語は京都宇治の山奥、田原郷…

  • 「蒼天航路」王欣太

    こちらもどうぞ伝統的に三国志演義の典型は吉川英治の三国志だといわれている。現在、上野東京国立博物館で行われている「特別展三国志」では、多数の横山光輝の原画が売…

  • 「三国志外伝」宮城谷昌光

    こちらもどうぞ 三国志外伝 (文春文庫 み 19-35) 745円 Amazon  宮城谷昌光の三国志は、上級編といったところだろ…

  • 水木しげるの異界探訪記

     こちらもどうぞ 水木しげるの異界探訪記 (角川文庫) 691円 Amazon    どうも水木しげるの先祖である、武良氏というの…

  • 水木しげる「泉鏡花伝」

    こちらもどうぞ 水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」は母親が唯一、積極的に買ってくれた本だった。情操教育にいいと勘違いしたのか、それとも他の理由があったのか。漫画で…

  • 「卑弥呼と天皇制」小路田泰直

    こちらもどうぞ今回は新書を読んだのでその感想を書く。手元に付箋だらけの新書「卑弥呼の天皇制」という本がある。こういうタイトルだと、ネット系の右系の人たちが喜び…

  • 「聞き出す力」吉田豪

    こちらもどうぞ一冊の本を前に、私は途方に暮れてしまっている。 吉田豪の「聞き出す力」だ。阿川佐和子の「聞く力」の尻馬に乗ろうという考えで設定されたタイトルらし…

  • 「遠野物語」水木しげる

    遠野物語は柳田国男が、明治四十二年から始めた聞き書きを元にして作られた書物だ。語り手は遠野(岩手県遠野市)出身の佐々木鏡石である。 覚えている内容を片っ端か…

  • 「246」沢木耕太郎

    こちらもどうぞ 今は、沢木耕太郎の「246」というエッセイ集? 日記集? を読んでいる。沢木耕太郎といえば、ノンフィクションの名手である。同時にエッセイもとて…

  • 又吉直樹「火花」

    こちらもどうぞ 今回は今話題の又吉直樹氏の「火花」という作品の感想を書く。 この作品のおかげで、文學界は異例の増刷だったそうだ。確かに、文學界を買おうと書店に…

  • 「風の歌を聴け」 村上春樹 感想文

    まさりんです。 無性に読みたくなったので「風の歌を聴け」の感想文を書いてみたいと思います。 この本を初めて読んだのはいつだったでしょうか。三十代に入ってから…

  • 「早雲の軍配者」「信玄の軍配者」「謙信の軍配者」富樫倫太郎

    こちらもどうぞ 今回の話題であるが、「軍配者シリーズ」を紹介しようと思う。軍配者と軍師はちょっと違う。軍配者の方がより広範な専門知識を習得しなければならない。…

  • 「前田慶次と歩く戦国の旅」

    こちらもどうぞ さて、前回前田慶次の紹介として、「一夢庵風流記」と「花の慶次」について書いた。もっとも前田慶次に関してはあの通りの人柄かどうかは分からないらし…

  • 「花の慶次」原哲夫 「一夢庵風流記」隆慶一郎 「前田慶次と歩く戦国の旅」

    「一夢庵風流記」と「花の慶次」そして「前田慶次と歩く戦国の旅~『前田慶次道中日記』を辿る」の三作を紹介する。 「花の慶次」文庫版第一巻の巻末には、作画原哲夫と…

  • 楽しんだんだからいいじゃない。江戸時代の風俗産業について。

    こちらもどうぞ 今日は、隆慶一郎作の「吉原御免状」を紹介する。本作品は隆慶一郎のデビュー作品である。隆慶一郎は長年テレビドラマの脚本を書いていた人物だ。そして…

  • 「day after tomorrow」 カイメモ1&2巻

    前回書いた「day after tomorrow」の続編である二巻について。こちらもどうぞ 前回書いたカイレポは、「Zガンダム」の世界観を補完するものであった…

  • 機動戦士Zガンダム 「day after tomorrow」 カイレポ1&2巻

    ことぶきつかさ著のZガンダムのパラレルストーリー。こちらもどうぞ1,世界観 Zガンダムの世界をごく簡単に説明すると、「ティターンズv.s.エゥーゴ+カラバの戦…

  • 「男が三十代でやめるべき習慣」適菜収

    先日、ちょっといた用事で羽田空港に行った。羽田第二ビルの本屋でこの本に出会った。「男が三十代で止めるべき習慣」というタイトルはいたって凡庸であった。暇つぶしで…

  • 「限りなく透明に近いブルー」村上龍

       久しぶりに限りなく透明に近いブルーを読んだ。  最近iPadを購入したのだが、その目的の一つは、「限りなく透明に近いブルー」のアプリを購入して、手書き…

  • 「三四郎」夏目漱石 三部作一作目

    こちらもどうぞ 順番が前後しました。「三四郎」の感想です。 さすがに漱石となると、眉間とこめかみ、それと肩に無用な力が入ってきます。なんだかものすごいものを…

  • 「門」夏目漱石前期三部作、三巻目。

    こちらもどうぞあらすじ 宗助と御米の夫婦は借家に暮らしている。その借家は崖のそばに立っている。大家は崖の上に住んでいる金持ちである。金持ちには、夫婦の他、子ど…

  • 「それから」夏目漱石三部作の二冊目。

      この作品は「三四郎」「それから」「門」という三部作の真ん中の作品。登場人物の名前は変化しているのですが、三四郎の数年後が代助だと思えば良いでしょう。「臆病…

  • 十五少年漂流記感想のあとがき

    前回は「十五少年漂流記」について、読書感想文を書いた。前々からかいているが、読書感想文というのが、子どもの頃から嫌いだった。教師が書き方を押し付けることが多く…

  • 読書感想文「十五少年漂流記」

       この夏、読書感想文を書けと、担任の三上先生が例によって厳しい顔で命令した。僕は何を読もうか考えて、母に相談した。母は、話を聞いてこの本をすすめたのだっ…

  • 「ラストワルツ」村上龍のエッセイ「すべての男は消耗品である」最終巻

    「すべての男は消耗品である」という村上龍のエッセイシリーズの続編。 「すべての男は消耗品である」という村上龍のエッセイはデビュー頃から書かれたシリーズで、昔…

  • 昭和天皇物語 第四巻

    現行の最新巻である。 皇太子裕仁はとうとう洋行にでかける。お召船「香取」で日本からまず、イギリスに向かう。シンガポールや当時列強から独立を保っていたセイロン島…

  • 昭和天皇物語 第三巻

    この話では前巻に続き、皇太子裕仁のお后選びが話の中心だ。ここから四巻までに当時首相であった原敬が頭角を現してゆく。 自分よりも秀でた人間というのは理解ができな…

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