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harmonyのブログ https://harmony.muragon.com/

世界−人類−日本、皆が幸福になる知を探究します。宗教、歴史、政治など、さまざまな分野から、人々の平和と幸せを実現する知識を発信します。特に、反グローバリズムの視点から、日本を「島嶼独立国家」とみて、新しい日本史観の構築を目指します。

サンクチュアリ通信BLOG-平和研究
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2019/07/20

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  • 戦国一大奇観〈覇者信長とキリシタン跳躍〉

    信長、フロイスの勇気に感動 (二条城会見顛末) 永禄12年(1569)の4月3日、今度は、信長が会見を申し出、場所は二条城の建設現場を指定しました。信長は、堀の橋の上でフロイスを待ち、橋の板に腰を下ろして談話を始めました。 信長はフロイスの年齢、ポルトガルとインドから来てど...

  • 朝鮮侵攻の発案者は信長だった! -戦国脱亜とヨーロッパの宣教師-

    われらは唯一のデウス、唯一の信仰、唯一の洗礼、唯一のカトリック教会を唱道する。日本には十三の宗派があり、そのほとんどすべてが礼拝と尊崇とにおいて一致しない。 (『フロイスの日本覚書』松田毅一・E.ヨリッセン 中央公論社)     * * * 中国からヨー...

  • 今、評価すべき「蘇我馬子」-見たくないものを直視する日本史観-

    遠く天竺から三韓に至るまで、教に従い尊敬されています。それ故百済王の臣明は、つつしんで侍臣の怒利斯致契を遣わして朝に伝え、国中に流通させ、わが流れは東に伝わらんと仏がのべられたことを、果たそうと思うのです。 (百済聖明王の国書) (『全現代語訳日本書紀』欽明天皇条 宇治谷孟...

  • 朝鮮・日本・仏教伝来の国際関係 -高句麗、百済、新羅、そして日本の仏教受容のちがい-

    仏教、東アジアへ 仏教は、紀元前3世紀の中ごろ、マウリヤ朝のアショカ王に保護され、インド全域に広がり、海を渡りセイロン島まで伝わりました。マウリヤ朝滅亡後には、迫害期や停滞期もありましたが、2世紀にクシャン朝のカニシカ王に保護され、ガンダーラ美術を生みだすような全盛期を迎え...

  • 入亜と脱亜の日本史観

    脱亜という文明の挑戦 -戦国脱亜と明治脱亜- 日本の歴史は、西洋に接近した「脱亜の時代」と、アジアに接近した「入亜の時代」がありました。まず、脱亜の問題を、福沢諭吉の「脱亜論」から考えてみましょう。「脱亜論」は明治18年(1885)、「時事新報」に無署名の社説として発表され...

  • 宗教は生存戦略である!

    国家の生存戦略とキリスト教受容 中欧のハンガリーとポーランドは、キリスト教国家との熾烈な闘争のなかで、国家生存のためにキリスト教を受容し、大国に成長しました。オットー大帝に敗北したマジャール人(ハンガリー人)の指導者ゲーザは、自分を打ち破った敵国の宗教であるキリスト教を受容...

  • なぜ、宗教は広がったのか?

    世界帝国のふたつの使命 ここでは、帝国=悪、とは考えません。帝国こそ、文明の守護者で、帝国がなければ、人類の広域文明は形成されませんでした。本来の帝国の役割は、その権力で、領土の治安を維持し、安全な交易を保証して経済を発展させ、国民の生活を安定させることです。 もうひとつ、...

  • 宗教は多数者の体験 哲学は少数者の知識

    ラファエロ「アテネの学堂」 宗教と哲学が追求するものは、万有の原因的存在、世界と人間の存在意義、幸福の実現と善の実践などです。追求するものは同じでも、宗教を信じる人は多く、哲学を学ぶ人は少数です。この差は何なのでしょうか。 宗教と哲学のちがいを示す、ルネッサンス期の芸術作...

  • 教団宗教の停滞とスピリチュアリティーの台頭

    宗教意識の変化 私たちは、地球がまるいことを知り、太陽系に属し、更に150億光年という大きさの宇宙空間が広がっていることを知っています。気象変化や地震発生のメカニズムを知り、細菌やウイルスが病気を引き起こすことも知っています。 しかし、科学が発展する前の人々は、そんなことは...

  • 宗教性と老人の復権 ー 「千と千尋」と「ハリーポッター」から ー

    「千と千尋の神隠し」の宗教的メッセージ マンガや映画、大衆小説などにも、深い宗教的意味をもつものが多いのですが、ふつう、「ただの娯楽」と捉えてしまいます。しかし、人は知らず識らず「娯楽」から影響を受けます。50年ほど前、「鉄腕アトム」や「鉄人28号」は、科学を信頼する世界観...

  • 台湾で聞いた「陰陽五行地政学」 Coffee Break

     Coffee Break 1編 もう、35年も前、台湾にいたとき、ある老人から面白い話を聞きました。中国には「一貫道」という宗教がありましたが、共産党に迫害され、信者は台湾に逃れました。一貫道は道教系の新宗教で、自然食を奨励することで有名で、台湾には一貫道の信者が経営する...

  • アトムより鬼太郎が残った意味

    水木しげるロード 鳥取県の境港には、「水木しげるロード」があります。2015年に亡くなった境港出身のマンガ家、水木しげる氏の、妖怪キャラクターのブロンズ像153体をはじめ、水木しげる記念館や妖怪グッズ専門店などが集まる「異界の通り」です。境港は、妖怪を観光資源にし、全国から...

  • ゾルゲ情報と小野寺情報 -情報と国家の運命-

    情報と国家の運命 ソ連のスパイ、ゾルゲが、1940年6月の御前会議で、日米開戦を決定したという情報をスターリンに送り、ソ連は大量の対日戦力を対ドイツ戦に向け、ドイツに勝利することができました。これが有名なゾルゲスパイ事件です。 しかし、当時の日本は、国家の運命を左右する、ゾ...

  • 怪しい宗教と米大統領選の「デマ」

    チャンネル桜北海道 小野寺まさる氏に 知っていただきたいこと 1月14日、チャンネル桜北海道の小野寺まさる氏が「怪しい宗教がうごめく米大統領選のデマに騙されるな」というタイトルの動画をあげました。私は、小野寺氏が批判したサンクチャリ教会の信者です。この内容について小野寺氏に...

  • 宗教と宇宙人の遭遇

    霊魂をもつ宇宙人 UFOや宇宙人と言えば、SF小説の仮想存在でした。ところが近年、スピリチュアリティーや宗教の一角では、宇宙人が科学力とともに霊能力をもつ存在とみて、近未来に、人間と接触し、人類の科学と霊性が飛躍的に高まる、異次元の時代が到来すると主張します。面白いことに、...

  • 怪しい宗教と米大統領選の「デマ」 -チャネル桜北海道.小野寺まさる氏に知っていただきたいこと -チャンネル桜北海道.小野寺まさる氏に知っていただきたいこと-

    怪しい宗教と米大統領選の「デマ」 -チャンネル桜北海道.小野寺まさる氏に 知っていただきたいこと- 1月14日、チャンネル桜北海道の小野寺まさる氏が「怪しい宗教がうごめく米大統領選のデマに騙されるな」というタイトルの動画をあげました。私は、小野寺氏が批判したサンクチャ...

  • 『手治虫のブッダ』が発する真理〈Coffee break 他2編〉

    『手塚治虫のブッダ』の終わりのほうに、釈迦が「人間の心の中にこそ、神がいる。神が宿っているんだ!」と悟る場面がある。イエス・キリストが「汝の心の中に天国がある」といった言葉を彷彿する。釈迦の最後の悟りを、人の心にある「仏性」とせずに「神」とするのは、かなり大胆である。そして...

  • 「民主党」を名乗る韓国とアメリカの不正選挙

    今回のアメリカ大統領選挙では、トランプ大統領が、バイデン陣営の不正を知り、いち早く勝利宣言という先手を打ったことが救いでした。韓国の「共に民主党」が行った4・15不正選挙は、誰も気づかず、日・韓の名立たる保守派知識人も、文在寅の勝利を認め、保守大敗北のもっともらしい理由を分...

  • アメリカ超凶悪犯に100%共通する個人条件、そこから「女系天皇問題」を考える

    1.100%という恐ろしい確率 以前、テレビで、アメリカにおける凶悪な連続殺人を取り上げた特集番組を見ました。彼らは自己の快楽のために聞くに堪えない凄惨な犯行を続けました。番組のなかで、強く頭に残った部分があります。これら凶悪な連続殺人犯の生い立ちを調査したら、様々な条件が...

  • なぜ、キリストの統治が「鉄のつえ」なのか?

    1.なぜ「鉄」で比喩したか? 文明史的にみると、長い「石器時代」と「青銅器時代」を経て、鉄器を使用する時代に至り、現代とはまさに「鉄器時代」に属します。人類は、鉄の利用で、農耕、建築、生活に革命的進化を遂げました。高度に発達した現代文明をつくり上げている基本素材は鉄です。 ...

  • 『緋色の研究』とモルモン教

    Coffee Break 2編 『緋色の研究』とモルモン教 緋色の研究 (A study in Scarlet)は、1887年、貧乏な医者コナン・ドイルの、ようやく掲載が決まったシャーロックホームズの一作目です。モルモン教に対しひどい偏見に満ちた内容で、ジェレミー・ブレッド...

  • 戦争と平和 -東洋的「文」と「武」の視点から

    1.不変の原則 「戦争と平和」というテーマを考えるとき、極めて本質を得た名言があります。中国戦国時代の兵法家である司馬穣苴(しばじょうしょ)が、『司馬法』のなかで語った言葉です。「国大なりといえども、戦いを好めばその国必ず亡び、国安しといえども、戦いを忘るればその国必ず危う...

  • 東西来世観のちがい-輪廻転生と霊界永生-

    1.人生の初めと終りをはっきりさせる西洋 「東洋人の生と死は、本の1ページだ。ページをめくれば、次のページが出て、新たな生と死がくり返される。それに比べ、西洋人の生と死は、1冊の本で、初めと、終わりがある」。 これは、オーストリアの貴族で、日本人の母(青山光子)をもつ、リヒ...

  • U.S.A『銃を持つ民主主義』について ー銃所持反対論ー

    2004年に、『銃を持つ民主主義-「アメリカという国」のなりたち』(小学館)という本が出版されました。著者の松尾文夫氏は、共同通信社でワシントン支局長を歴任したジャーナリストです。本書は、日本エッセイスト協会賞を受賞し、2007年には英訳され ”Democracy With...

  • スイス「民間防衛」の精神

    スイスは、永世中立国として、長くヨーロッパでの戦争に巻き込まれることなく、平和を維持しました。スイスが平和を守った国家戦略は「武装中立」です。充実した自己防衛力を持っていたため、第一次、第二次大戦でも、ドイツはスイスに侵攻しなかったのです。今、NATOの壁に守られた、スイス...

  • 武漢ウイルス後の「あるべき世界 あるべき人間」

    1. ドン・キホーテが教えるもの ルネッサンス期に、セルバンテスが書いた「ドン・キホーテ」は、世界史上、最も多く読まれた小説で、その数、何と5億冊。日本でも、松本幸四郎(白鸚)さん演じる「ラ・マンチャの男」はドン・キホーテをもとにしたミュージカルで、これも1300回というロ...

  • 文明としての銃

    1.銃による軍事革命 そもそも、火薬や火砲の発明は中国だといわれます。1241年には、モンゴル軍がヨーロッパに遠征し、ワールシュタットの戦いで火砲が使用されたという記録があります。そして、歴史的にはっきりしているのが、1274年、文永の役、弘安の役で、モンゴル軍が日本軍に対...

  • ポセイドン・アドべンチャーとパンデミックとの戦い

    1.タイタニック号とポセイドン号 今から、48年前の1972年、「ポセイドン・アドベンチャー」という映画が大ヒットしました。鮮明に残る印象は、大津波によって客船がさかさまになり、取り残された人々の一部を、スコットという牧師が導き助けるのですが、その牧師の勇気と行動力です。ス...

  • 〈編Ⅴ〉『鉄のつえの王国』・ダイジェスト (5)

    今回は、『鉄のつえの王国』・ダイジェストの最終回になります。今回のテーマである多文化主義とは、ある国に移民してきた人々や、少数民族の、それぞれの文化や言語を尊重し、彼らが、代々居住してきた多数の人々と「異質な文化をもつ人々」として生きることを推進する思想です。 日本では、ア...

  • 〈編Ⅳ〉『鉄のつえの王国』・ダイジェスト (4)

    この〈編Ⅳ〉においては、アメリカ社会における市民の銃器所有問題について扱います。特に、具体的な銃による防御的使用の実例を挙げ、銃所有がアメリカの犯罪防止に役立っていることを明らかにしています。ここでは「銃の隠匿携帯の許可」という用語が登場しますが、これは銃を所有するだけでは...

  • 〈編Ⅲ〉『鉄のつえの王国』・ダイジェスト (3)

    この〈編Ⅲ〉は『鉄のつえの王国』の核心部分になるでしょう。アメリカ国民は、憲法で認められた権利として、全世界の銃の半分に及ぶ、2億5千万丁もの銃を所有しています。国民が銃をどの様な心と理念で管理し扱うか、それによってアメリカ社会の平和と安全が左右させると言っても過言ではあり...

  • 〈編Ⅱ〉『鉄のつえの王国』・ダイジェスト〈2〉

    〈編Ⅱ〉に入る前に、アメリカの思想について述べた方がいいと思います。アメリカは、移民によってつくられた国で、様々な人種、宗教の人々が混在していました。そんな複雑なアメリカを一つに結びつけた精神はキリスト教でした。それは今日でも大統領が就任するとき聖書に手を置いて誓う行為が雄...

  • 『鉄のつえの王国』・ダイジェスト〈1〉

    “ROD OF IRON KINGDOM” Hyung Jin Sean Moon 2018 先にとり上げた、文亨進師の著作『鉄のつえの王国』の内容を数回にわたり要約して紹介します。これは銃の所持が認められているアメリカで書かれた本であり、銃に対する認識において日本とは異...

  • コロナ後は「日本の時代」!-日本の覚醒はアジアの大国としての責任自覚から-

    1・フリードマンの予測「2020年・中国は張り子の虎」 ジョージ・フリードマン博士は、日本ではさほど有名ではありませんが、アメリカでは、国家戦略を論じる時、彼の予測は必ず考慮されるほどの学者です。博士の未来予測の的中率は80パーセントといわれ、時に、21世紀のノストラダムス...

  • 韓国総選、保守派大敗の理由「勝っても勝ったと言えず、負けても負けたと言えない」

    昨日、韓国の保守系サイト「洗脳脱出」の朴ソンヒョン氏が、「勝っても勝ったと言えず、負けても負けたと言えない」と題し、今回の総選挙で保守陣営が大敗北した理由について、興味深い分析をしました。それを要約します。一言でいって、保守派は武漢肺炎で一変した大きな世界情勢の変化を理解せ...

  • 武士道と鉄杖道 〈銃と平和6〉

    1.剣-武士道-将軍 先に、日本では、剣と武士道は繋がっていると言いました。この繋がりは、更に大きなものと結びつきます。それが国の統治理念です。日本は、平家政権(1167)から明治維新(1868)までの700年あまり、鎌倉、室町、徳川という3代の武家政権が統治しました。武家...

  • Rod of Iron Theory・鉄のつえ思想〈銃と平和5〉

    1.剣を神聖化した日本人 明治になり、西洋人がはじめて日本刀に接し、その鋭利さ、強靭さ、美しさに驚嘆しました。今日の技術でも、日本刀の名刀ほど優れた剣を作ることはできません。日本刀は、道具としての完成度以上に、それに込められた精神の高みがあります。日本には「剣は武士の魂」と...

  • 武漢肺炎感染者5000名を超えた韓国、すぐに世界一の感染国に! 韓国民の文在寅と中国に対する批難が絶頂に!

    韓国の保守系サイト「洗脳脱出」の朴ソンヒョン氏は、武漢肺炎の拡散を招いた文在寅に対し、もはや「生物学的憎悪」を抱いていると吐露しました。親中国姿勢をとり、途轍もない禍をもたらした文在寅に対し、通常の言葉では言い表せない憎しみを表現したのです。武漢肺炎の感染拡大で、韓国人の思...

  • ユダヤ苦難史から学ぶ武漢肺炎克服 -「屋根の上のバイオリン弾き」から

    1.何故、帝政ロシア時代のユダヤ人物語が60年代のアメリカで大ヒットしたか? 「屋根の上のバイオリン弾き」は、1964年からアメリカで始まり、3242回続いたロングラン・ミュージカルですが、ユダヤ人作家、ショーレム・アレイヘムが1894年に書いた「牛乳屋テヴィエ」が原作です...

  • アメリカ・キリスト教・市民の銃〈銃と平和4〉

    1.アメリカ独立と、世界に響いた銃声 アメリカの独立は困難なものでした。当時のアメリカには、独立派、中立、王党派(イギリス支持)の住民の割合が同じくらいで、独立派の勢力は充分でなく、王党派の力は根強いものがありました。要するに、独立戦争は、独立派に対し、王党派+大英帝国とい...

  • カール・マルクスの鬼子現代中国 〈Coffee break〉

    共産主義と人民の不幸 マルクスはエンゲルスへの手紙で「ロシア人は信用できない。奴らが動くと、悪魔も逃げ出す」と書きました。世界初の共産主義革命が起きたのは、マルクスが軽蔑したこのロシアでした。今はもっと驚く展開でしょう。21世紀、共産党が支配する最大の国家は中国です。ヨーロ...

  • 歴史的大転換とは如何なることか?

    1.第二次大戦前・後の驚くべき変化 中国が崩壊に向けて急進し、異端児トランプが世界を変えようとし、イギリスはEUを離脱しました。今、世界は、歴史的大転換期に突入しました。今回は、第二次大戦を例にとり、歴史における大転換とはどんなものであるか考えます。51年前の1969年に書...

  • 銃と平和3 -危険な世界と安全大国・日本-

    銃を考える背景は、現実の世界が危険だからです。ここでは、世界がいかに危険であるか、反対に、日本がいかに安全であるかを、ふたつの統計を通して理解してみたいと思います。ひとつは、イギリスのエコノミスト誌が調査した「国家平和度指数」で、戦争やテロの危険レベルを基準に、諸国における...

  • ソ連・チェルノブイリ事故と中国・コロナウィルス〈ソ連邦崩壊の教訓〉

    1.チェルノブイリ事故から5年でソ連崩壊 中国の新型コロナウイルス感染と類似した歴史的事件は、旧ソ連で1986年4月26日に起こったチェルノブイリ原発事故です。この悲劇的事故はソ連と社会主義圏の崩壊を加速させました。事件の3年後の1989年にベルリンの壁が崩壊し、翌年にドイ...

  • 中国は崩壊、それとも延命?-「経済・カネの目」と「歴史・心の目」-

    1.テレビの中国認識・ネットの中国認識 テレビ朝日の「朝まで生テレビ」やNHKなど、テレビ局の中国問題の見解を聞いていると、共通する立場があることに気づきます。中国の人権弾圧などは極力沈黙し、GDP世界第2の超大国で、今後も共産体制を維持し、発展を続けると展望していることで...

  • 銃と平和2 -衝撃的な映像と銃の意義-

    1.ふたつの犯罪ケースと銃による正当防衛 銃について論じるとき、まず考えるべきは、観念ではなく、すぐれて現実の問題であるということです。それも、人々に大きな悲劇をもたらす、犯罪という現実に対処することです。そのため、最近、アメリカで起こった犯罪の映像を分析します。これは銃を...

  • バビロンに留まったユダヤ人・サッスーン家の数奇な運命

    1.エルサレムに帰らず、バビロンにのこったサッスーン家 中東問題などで、テレビのコメンテーターとしても活躍しておられる、放送大学名誉教授、高橋和夫氏の講義のなかに興味深い内容があり、以下の通りです。紀元前537年ごろ、ユダヤ人は、ペルシャのクロス王によってバビロン捕囚から解...

  • 銃と平和 -世界の安全のために- 〈1〉

    はじめに -日本人は「銃」について考える必要はないのか? 本稿は、日本において、「銃」というものを考える契機にしていただくことを目指します。現代の日本で、「銃」を考えるなどという提案は、おおくの人にとって、腑に落ちない、突拍子もないものでしょう。「コトダマ」を感じとる日本人...

  • 反グローバリズムと映画・スノーデン

    1.トランプ大統領当選で気づいたオリバー・ストーン監督 昨年11月、『スノーデン独白-消せない記録-』が出版され、2013年、ロシアに事実上亡命した元米情報機関員エドワード・スノーデン氏にふたたび注目が集まっています。ここでは、2016年に制作した映画「スノーデン」と、監督...

  • 時代は、令和・反グローバリズム維新へ!

    1.2020オリンピック決定と「桜田門外の変」 荒唐無稽に思われるかもしれませんが、2020年オリンピック決定が、日本人の心に与えた影響は、幕末の「桜田門外の変」に似ています。当時の日本人は、欧米列強の圧力に直面し、古い体制では乗り切れなくなっていましたが、徳川幕府は強力で...

  • 「日本沈没」を想定した国家戦略 -強靭国家の条件-

    1.「黙示録」は生存戦略の書 今から50年前、小松左京氏の『日本沈没』が500万部というベストセラーになりました。単なるSFというより、科学的解説に支えられた、近未来小説のようです。これは、日本型「黙示文学」といえます。ユダヤ・キリスト教は、ノアの方舟と大洪水や、「黙示録」...

  • トランプのアメリカと、文明破壊者・中国との対決

    1.アメリカがなければ窒息死する世界 司馬遼太郎さんは、33年前の1986年、『アメリカ素描』で、「もしこの地球上にアメリカという人工国家がなければ、私たち他の一角にすむ者も息ぐるしいのではないでしょうか」と言いました。司馬さんが、文明的考察のすえ、アメリカと人類との関わり...

  • 21世紀のサムライは日本史の異端児から学べ

    1.冒険を忘れた日本人 私達は、長く平和と繁栄を享受し、変化を避け安定を求める思考が染みついています。ところが、これは未来の発展の可能性を閉ざすものです。例えば、留学を例に挙げれば、外国で学ぶということは、危険と負担を覚悟し、人一倍努力をして何かを獲得することですが、日本人...

  • 西洋の「個」と東洋の「つながり」、東西・発想の違いと世界平和

    1.西洋的個人主義の限界 西洋文明は、自由、平等、博愛という人権思想で民主主義社会をつくりあげ、人類の幸福増進に貢献しました。しかし、いまだに国際社会は、葛藤、対立により深い苦悩を抱えます。国連は、基本的人権と人間の尊厳を掲げ、平和実現に努力していますが、葛藤は解消できず、...

  • 2012年・瓦解が始まった東アジア圏 -中国・韓国の運命-

    1.2012年の転落開始と2017年の立て直し開始 いま、考えてみると、中国が、拡張政策を積極化して世界の脅威となり、韓国に、北朝鮮にならって共産革命をめざす文在寅政権が立つなどという、驚愕の事態の、そもそもの発端は2012年に開始されました。 この年に、中国では習近平政権...

  • 習近平は反儒教・異端の皇帝 ー日本は現代版モンゴル帝国にどう対抗するか?ー

    1.儒教は世界で最も成功した保守主義 儒教の影響力は中国人社会でも圧倒的です。中国人より日本人の方が、儒教に関する本を読みよく知っているという指摘もありますが、それはどこまでも知識で、中国人にとっての儒教は、あえて本などで学ばなくとも、骨身に染みついている生活信条です。 中...

  • 隠れた宗教・儒教と日・韓・中の未来

    1.日・韓・中は「儒教」を共有するという基本認識 特殊という選民思想を捨て、虚心に日本の進むべき道を探ってみましょう。アジアと日本の同質性を考えるとき、「儒教」というキーワードに注目すべきです。日、韓、中三国は、儒教的価値観を共有しています。儒教は、東アジア諸国の今を知り、...

  • 世界では「天皇」と「サムライ」は異端的、馬子・信長・綱吉は普通

    1.日本は特殊か? 以前、世界の日本研究者のあいだで、日本は特殊か、普通かというテーマの論争がありました。人類という、諸国と同種の人間のあつまりである日本が、本質的に特殊であると思うべきではありません。しかし、実際、日本は諸国と「特殊」と思えるほどの違いがあります。 問題は...

  • アセアンは奇跡の「異文明連合体」 -EUはグローバリズム帝国・アセアンはインターナショナルな国家連合-

    1.なぜ、アセアンは安定しているか? EUは、解体が予想されますが、アセアン(東南アジア諸国連合)は、そんな危惧はありません。加盟国にとって、アセアン体制が、自国に損がなく利益が多いからです。イギリスがEUを脱退するのは、主権を侵害され、望まない移民が流れ込み、経済的にも得...

  • 韓国史の精神性と、「韓流ブーム」の歴史的同時性

    1か月ぶりに、記事をアップします。今回は日韓関係における、戦国時代と現代の同時性という、きわどいテーマを論じます。お付き合い下されば感謝です。 1.受難の国 隣国であり、文化的にも近い韓国のあり方は、日本を映し出す鏡になると思います。この国は、大陸国家から度重なる侵略と圧力...

  • トルコ ‐ 西アジア超親日国の苦悩

    1.ケマル・アタチュルクの「脱亜入欧」 トルコには国の標語があり、それが「国に平和、世界に平和」です。トルコ共和国の建国の父、ケマル・アタチュルクの言葉です。トルコの前身、イスラム主義に立つオスマン帝国は、ローマ帝国の後継者と称せるほど、地中海周辺の広大な領土を支配しました...

  • イスラエル ‐ 文明的視点から、日本が最も学ぶべき国

    1.イスラエルも「入亜の国」 イスラエルは、日本とともにアジアのなかで異質な国である一方で、世界との文明的関係や歴史の歩みは全く対照的で、日本の在り方を考える上で、格好の背景を持つ国です。 ユダヤ民族発祥の地は西アジアの中東で、紀元70年、ローマ軍によってエルサレムが徹底的...

  • 〈中国・日本連合軍がアメリカ・ヨーロッパと戦う〉S・ハンチントンの予言 -マルクス主義に回帰する周近平・中国-

    1.儒教文明とキリスト教文明の大戦争 『文明の衝突』の著者である、アメリカの国際政治学者サミュエル・ハンチントン氏は、21世紀は世界の文明間の葛藤、対立が深刻化すると論じ、そのなかでも中国の儒教文明とキリスト教文明は戦争に至るほど激しく対立する可能性があると予想しました。 ...

  • 世界巨大文明圏と日本の国家戦略

    1.文明的宿命と国家戦略 国家にとって、自国が属する文明圏や周辺諸国、地域との結びつきは、国家生存問題や国家戦略のあり方と切り離せないものです。世界では常識的観念ですが、日本人には疎いことをふたつ挙げてみます。 ひとつは、自国文明が巨大文明圏と不可分のものとして繋がっている...

  • 西洋没落・アジア勃興・反グローバリズムへ

    1. 西洋没落の衝撃・世界大戦の衝撃・核兵器の衝撃 20世紀前半は凄まじい戦争の時代となり、脱亜を推進した体制は崩壊に追い込まれます。1914年に勃発した第一次世界大戦は、総力戦という様相となり、双方の死者は800万人、過去の戦争と比較にならないほどの被害を出し、シュペング...

  • 脱亜論と国家戦略 -亜細亜東方の悪友を謝絶する-

    1.脱亜論以前に脱亜的外交を実行 明治日本外交の背景となる思想は、福沢諭吉の「脱亜論」に表現されています。福沢は日本が中国、朝鮮と友好を保つことは、全く得るところがない上、西洋人から日本が両国と同類視されることになり外交上の弊害があるとし、「西洋の文明国と進退を共にし、其支...

  • 明治時代、日本はどんな「文明転換」をしたのか?

    1.キリスト教への改宗による文明転換ではない 明治期における、日本の文明選択と転換について考えてみましょう。キリスト教への改宗により、日本がキリスト教文明に帰属したならば、改宗による文明の転換といえます。世界には、多神教文明から一神教文明への転換、或いは、おなじ一神教間でも...

  • なぜ、明治政府はキリスト教を容認したか?

    1.まさに、西洋キリスト教国家群の圧力 日本が、西洋中心の国際社会に参加する画期的契機となったのが、明治4年(1871)の「岩倉遣欧使節」です。この使節は、不平等条約を改正させることが主目的でしたが、それにはほとんど役に立ちませんでした。新政府の重鎮である岩倉具視や大久保利...

  • 龍馬と海舟から、大久保と伊藤へ -明治維新の理想と現実-

    1.龍馬と信長 -地球儀をみて戦略を立てた男- 安政1年(1854)、徳川幕府は、アメリカの軍事的威嚇を受け開国しました。日本は有史以来始めて、外国の圧力により重要国策を転換したのです。これはまた、日本が長く享受してきた平和的国際環境を喪失し、「島嶼独立国家時代」が終焉した...

  • ノエル・ペリン著『鉄砲を捨てた日本人』について

    1.江戸日本は、鉄砲を捨てた世界が見習うべき国 1979年、アメリカで『鉄砲を捨てた日本人』という本が出版され反響を呼びました。著者はノエル・ペリン氏です。ペリン氏は、朝鮮戦争に従軍し、日本にやって来たことがある人物ですが、戦国時代の日本は、世界一の鉄砲生産国でした。しかも...

  • ヨーロッパから見た「元禄日本」 -ケンペルの驚くべき証言-

    1.「彼は孔子の教えによって教育された」 当時、強い関心をもって日本を観察していたひとりの西洋人がいました。元禄4年(1691)、オランダ船船医として長崎、出島に渡来したドイツ人医師ケンペルです。彼は博物学者であるとともに東洋研究家で、彼が著わした『日本誌』に、綱吉とその統...

  • 「天下泰平の世」はどうして実現できたのか?

    1.綱吉の強力な文治主義 幕府と朝廷、そして儒教・仏教界という文治のつながりは、社会に「文」の価値を復興させ「戦国殺伐の余習」を克服する力を発揮しました。この戦国余習の悪習は根強いもので、武断統治の政権や家綱代の脆弱な文治主義では到底解決できず、「強力な文治主義」が求められ...

  • 韓国の忠臣蔵・「死六臣」-日・韓、こころの決定的違い-

    1.忠臣蔵・赤穂事件と「生類憐みの令」 赤穂事件は、元禄の社会にセンセーションを巻き起こし、300年を経た現代でも日本人の精神に大きな影響を及ぼしています。浪士の行動は、忠義、勇気、同志愛、潔さなど武士道の良き面を備え、彼らは尊敬され、時には「義士」と呼ばれました。 この「...

  • 将軍綱吉は韓国の血を引く -生母桂昌院の母は韓国人-

    1.「日本シンデレラ」 -海音寺潮五郎氏の感想- ショッキングなタイトルかも知れません。そもそも、本稿執筆のきっかけは、韓国留学時代に、海音寺潮五郎氏の歴史エッセイで、綱吉の生母である桂昌院の出自について言及した部分を読んだからです。引用します。 五代将軍綱吉の実母桂昌院は...

  • 「元禄」は宗教からはじまった!

    1.日本中枢の元禄は、儒・仏奨励から始まる 綱吉は、儒教と仏教の本格的奨励を元禄元年から開始し、「元禄」は、儒・仏にとって特別な意味をもつ時代でした。徳川将軍が、寺院を訪問したり、僧侶の法門を聞くなどは極めて異例なことでした。元禄1年から3年までの、綱吉の主な儒・仏関連行動...

  • 綱吉、皇室政策も「武断」から「親和」へ -大嘗祭を221年ぶりに復活-

    1.綱吉の徹底した皇室優遇政策 綱吉は、歴代徳川将軍のなかで最も朝廷を重んじた人物です。天和3年(1683)、東山天皇が皇太子位にのぼる際、幕府の援助によって336年ぶりに立太子の儀式を再興し、東山天皇即位にも、皇室の要請にこたえ援助し、221年ぶりの大嘗祭が執り行われま...

  • 「徳川の平和」と儒・仏信仰

    1.パックス・トクガワーナ 綱吉の時代は、儒教と仏教の奨励が幕府の最重要政策でした。朝廷も、儒・仏尊重の王権で、綱吉の儒・仏信仰と朝廷を重視する政策は、朝廷、幕府、儒教、仏教、という、日本の、聖、俗界の核心勢力を、「文治的思想」で結びつけたのです。 この大きな輪が、「徳川の...

  • 暴れん坊将軍と犬将軍 -吉宗と綱吉のちがい-

    1.吉宗は綱吉の儒教重視を継承 8代将軍吉宗は幕府中興の英主と称えられています。施策の大方針は「諸事権現様(家康)の御定め通り」で、家康の政治を模範とし、武芸を奨励するなど、政治に「武」を復興させました。 しかし、吉宗は綱吉の儒教奨励を踏襲し、武家諸法度の儒教主義も継承した...

  • 儒教、徳川幕府の法となる -憲法を変え日本の姿を変えた綱吉-

    1.徳川幕府の最高法「武家諸法度」とは? 綱吉は、大名統制のための法で、幕府の最高法とも言える「武家諸法度」を、儒教思想を強く反映する内容に改正しました。武家諸法度は幕藩体制の在り方を規定する法で、そこに盛り込まれた文言は体制の理念を示します。 この法は、元和1年(1615...

  • 東アジアの知的エリート・士大夫、日本に誕生す! ー儒教が仏教から独立ー

    1.湯島聖堂完成直後、儒学者は仏教から解放 元禄4年(1691)、綱吉は、儒官筆頭の林信篤に束髪を命じ、従五位下に叙し、大学の頭と改称させました。このときまで、儒官は、幕府儒官の長である林信篤でさえ、常春という僧名を名のり、髪を剃り、僧位を授けられていました。 湯島聖堂完成...

  • 儒教があふれる北京・ソウル、儒教がない東京 -湯島聖堂建立の意味-

    1.孔子廟(湯島聖堂)建立は国家的事業 綱吉は将軍宣下から9年間、幕府儒官筆頭である、忍岡の林家邸内にある孔子廟を訪問しませんでした。父の家光も参詣したのですから、儒教を尊重する綱吉が、9年ものあいだ孔子廟を参詣しなかったのは異常なことです。おそらく綱吉は、この孔子廟が、...

  • 江戸城、巨大な大学と化す! ー熱血教師綱吉の奮闘ー

    1.世界史のユニーク現象・最高権力者による宗教教典の講義 日本の執権者である、徳川綱吉が、江戸城において、300名以上の大名、旗本らを集め、自ら儒教経典の授業をしたことをご存知でしょうか。綱吉は、さまざまな形の儒教講義を400回あまりしました。これは、執権者であった聖徳太子...

  • 黄門様はホームレス殺し -戦国殺伐の風習-

    1.見たい歴史の真実を疑い、見たくない歴史を直視すること 「黄門さまはホームレス殺し」、何のことやら分からないと思います。水戸黄門ファンにはショッキングなことかも知れませんが、光圀の素顔の一部を紹介します。見たいものを見て、見たくないものは見ない日本人の歴史観から言うと、黄...

  • キリスト教・仏教・儒教における「武」のちがい

    1.家康、藤原惺窩から儒教を学ぶ 話しは80年ほど遡ります。文禄2年(1593)、徳川家康は肥前名護屋に儒学者藤原惺窩を招き対面し、同年12月より、江戸で、惺窩から唐時代の政治書である『貞観政要』の講義を受けました。 時は、前年より文禄・慶長の役が開始されていました。秀...

  • 「儒学者将軍」・徳川綱吉の奇跡的登場

    1.なぜ、綱吉は儒教を徹底して学んだのか?  3代将軍家光の3男として育った綱吉は、幼少の時から、特別に、儒教の「英才教育」を受けたと伝えられます。それは、極めて稀なことでした。当時、武家の子弟教育で、儒教はほとんど重視されていなかったからです。そのような中で、なぜ、綱吉...

  • 戦国「神の国」と、徳川「修身斉家治国平天下」 ー激変した日本人の思想ー

    1.戦国末期・徳川初期は、思想の大改革期 『聖書』「まず、神の国と神の義を求めよ」 『大学』 ー修身斉家治国平天下ー (我が身を正しく修めれば家庭は和し、家庭が和せば国は良く治まる、そして国が良く治まれば天下は安定するものである) * *...

  • 21世紀、宗教の地殻変動は、福音派、ヒンズー教、儒教から -プロビデンスによる宗教融和-

    宗教のプロビデンス 神は、相互に依存し調和をなす世界を創造しました。しかしなぜか、人間社会は苦しみや悲しみ、恨みが渦まく、不調和な世界になってしまいました。歴史は、そのような人類を救済する過程でした。神の救済プロビデンス(providence: 摂理)は、人類の苦しみをなく...

  • アジア発祥のキリスト教・統一教会 -文鮮明師の苦難の歩みー

    西洋キリスト教文明圏に伝わった東洋のキリスト教 統一教会(世界キリスト教統一神霊協会)は、合同結婚式、そして霊感商法で、社会の注目と批判をあびました。神が祝福する結婚による救済は統一教会の教えの核心をなします。今日、社会的コンプライアンスを重...

  • 世界的宗教対話のリーダー・立正佼成会 ―謙遜な巨人・庭野日敬師ー

    宗教対話の双璧・バチカンと立正佼成会 世界的に高く評価される、宗教対話・協力を推進している宗教は、カトリックのバチカンと立正佼成会です。宗教が弱いと言われる日本の宗教、それも新宗教である立正佼成会が挙げられるのは奇異にも感じます。理由は、開祖・庭野日敬師が心血を注いで宗教...

  • 4世紀をゆく宗教・天理教 ーおやさまと宗教都市ー

    表は神道、中身は仏教 天理教の中山みき教祖は、世界一列(人類)救済思想を強調しました。そのため、小さくまとまってしまう教団も起こすなと遺言しました。また、天理王命を主神とし天照大神の受容は否定的でした。教祖の逝去の翌年、後継者たちは、天理教と名...

  • 創価学会・激動する巨大教団 ー折伏から対話へー

     創価学会 昔、創価学会といえば、激しい折伏で他宗教を批判する排他的教団というイメージが強かったですが、今は大きく変化しました。また、宗教としては珍しく、「人間」や「民衆」を強調し、「愛」より「生命」を尊重します。公明党を立党し政治にも積極的に参加しています。しかし、この日...

  • 京都、奈良を救ったモルモン教徒 - 世界最大の新宗教モルモン教と日本の数奇な関わり -

    モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会) 日本で有名なモルモン教信者は、保守派の論客ケント・ギルバート氏と、女優の斉藤由貴さんがいます。モルモン教と日本のあいだには、一般に知られない、意外で重要な関係史があります。本論に入る前に、まず、教祖であるスミス師の言葉を紹介します...

  • 新宗教と伝統宗教のちがい

    伝統宗教が、「新宗教」だったとき 新宗教とは、ほぼ19世紀以降に創始された宗教で、日本は新宗教の力がたいへん強い国です。新宗教を知るには、伝統宗教と比較するのが近道です。なぜなら、伝統宗教もはじまりは新宗教だったからです。伝統宗教の歴史と現在を知ることによって、新宗教の未...

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