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どうながの映画読書ブログ https://dounagadachs.hatenablog.com/

好きな洋画作品について語ります。 映画以外にも小説、漫画などについても時々取り上げます。

好きな映画監督:ブライアン・デ・パルマ、ダリオ・アルジェント 好きな女優:ジョディ・フォスター、サンドラ・ブロック 好きな男優:ダスティン・ホフマン、ゲイリー・オールドマン ホラーサスペンス系が好きですが、アクション、SF、恋愛割となんでもみます。 ブログをはじめてから1番面白かった映画はフリードキン監督の「恐怖の報酬」です。

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2019/07/07

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  • 「ジェニー・ペンはご機嫌ななめ」…介護施設でのいじめを描く戦慄の老人ホラー

    ジョン・リスゴー、ジェフリー・ラッシュ主演、2024年ニュージーランド製作のサスペンススリラー。 今年6月に劇場公開されていて気になっていたのですが、時間がとれず見逃してしまったのを遅ればせながら配信にて鑑賞。 老人ホームで動けるジジイが動けないジジイを痛めつける、凄惨なイジメに絶句。 恐ろしい内容ですが、普段目を背けたくなる老いの厳しい現実に光を当てていて、自分はかなり引き込まれて面白かったです。 冒頭、酒飲んでタバコ吸ってたお爺ちゃんが勢いよくバーニングするところから全部持ってかれました(笑)。 ケアハウスという大人の保育園。いじめっ子役のジョン・リスゴーが恐ろしすぎる。 普通にみれば「こ…

  • 「バイオハザード」(2026)…ポンコツ配達員vs無情な社会!?笑えて切ないサバイバルホラー

    カプコンの大人気ホラーゲームシリーズを再映画化。 自分は普段ゲームをしない人間で、狩野英孝のYouTubeの実況プレイを少し見たことがあるくらいなのですが、「バーバリアン」「WEAPONS/ウェポンズ」のザック・クレッガー監督の最新作ということで楽しみに早速観てきました。 今回の新作はゲーム版の主人公を登場させず、作品の世界観や設定だけを使い、〝一般人がバイオハザードの世界に放り込まれたらどうなるか〟という目線で作ったのだとか。 まさしく〝上手じゃないプレイヤーがやっているゲーム実況〟をみているようで、ファ○クを繰り返しながらミッションを遂行する主人公にニヤニヤ。 グロ描写はそこそこ、色んなモ…

  • 「サドン・デス」…ヴァンダム版ダイ・ハード、ピーター・ハイアムズ監督の腕光る快作

    ジャン=クロード・ヴァン・ダムとピーター・ハイアムズが「タイムコップ」に続きタッグを組んだ、1995年制作のアクション大作。 サドン・デス [Blu-ray] ジャン=クロード・ヴァン・ダム Amazon 昔は「ユニバーサル・ソルジャー」の次くらいによくテレビ放映されていたような気がして、自分の中ではヴァンダム映画といえばこれという1本。 テロリストに占拠されたホッケースタジアムで孤立無援のヴァンダムが1人戦う!! 公開時のキャッチコピーは、〝この面白さはダイ・ハード!!〟。 全体的には粗めなものの、ホッケー試合に突然参戦する主人公、スタジアムの天井から大立ち回りするアクションなどとにかく気前…

  • 「タイムコップ」…時をかけるヴァンダム、雑だけど心踊るSFアクション

    1994年公開、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のSFアクション。 タイムコップ [DVD] ジャン=クロード・ヴァン・ダム Amazon 監督が「カプリコン・1」のピーター・ハイアムズだったことを知って今更驚き。製作にはなんとサム・ライミも参加。 ロケットみたいな形をした未来カーを壁に向かって発車させると過去へジャンプ!! 自分はこの作品、子供の頃にビデオでみた記憶がありますが、この未来移動装置だけでワクワク。断片的ながら印象に残る1本でした。 今みるとツッコミどころ満載で、設定や悪役の背景などもう少し掘り下げていればかなりの傑作になったのでは…クライマックスのアクションが華やかさに欠ける…

  • 「ローズマリーの息子」…駄作!?技巧作!?びっくり展開連続の30年越しの正当続編

    「ローズマリーの赤ちゃん」からおよそ30年…アイラ・レヴィンが1997年に発表した続編小説。 ローズマリーの息子 (ハヤカワ文庫 NV レ 1-3) 作者:アイラ レヴィン 早川書房 Amazon 中学生のころ「ローズマリーの赤ちゃん」を観て原作を読んだ後、図書館で続編があるのを発見。 「あのあとローズマリーと赤ちゃんは一体どうなったんだろう」と気になって手に取ったのですが、なんじゃこりゃあ!?とびっくり。 本当に同じ作家が書いたのかと疑ってしまうチープさで、どんでん返し連続のラストに唖然。 当時映画化の話もあって、大人になった悪魔の赤ちゃん・アンディをブラッド・ピットが演じる予定だと本のあと…

  • 「ローズマリーの赤ちゃん」…怖さバツグンの映画とちょっぴり明るめラストな原作

    先月みた「ステップフォード・ワイフ」に引き続き、同じくアイラ・レヴィンの原作ものということで「ローズマリーの赤ちゃん」を久々に鑑賞。 ローズマリーの赤ちゃん 4K Ultra HD+ブルーレイ[4K ULTRA HD + Blu-ray] ミア・ファロー Amazon 中学生の頃だったか、休日の昼間にたまたまテレビ放映していたのを観たのが初見だったと思いますが、殺人シーンやグロシーンがあるわけでもないのに、なんとも言えない気持ち悪さがあって恐怖。 関わりたくないオーラ全開のお隣さんと不味そうな手料理が嫌すぎる。 受胎日の悪夢シーンが強く記憶に残って、未知なる妊娠に対する恐怖感、自分の身体が変わ…

  • 「ダーク・ハーフ」…抑圧されたもう1人の僕!!じっとり地味ホラーなキング・ロメロの佳作

    純文学作家がペンネームであるもう1人の自分に襲われる!! 未読だったスティーヴン・キング作品、「ダーク・ハーフ」を読んでみました。 理解のある妻や常識的な保安官に囲まれた本作の主人公は「ミザリー」の孤立っぷりと比べるとかなり恵まれているような…全体的に恐怖度は控えめ。 主人公よりも凶悪なもう1人の自我の方が魅力的に思えてしまいましたが、ベストセラー作家の複雑な内面に迫った内容は興味深かったです。 のちにジョージ・A・ロメロが映画化。 キングの傑作群と比較するとどうしてもイマイチ、ロメロの傑作群と比較してもやっぱりイマイチ…とやや厳しめな評価になってしまいますが、二重人格的心の闇に迫ったサイコス…

  • 「少年と犬」(1975)…低予算だけど光る世界観、渋くて心地いい70年代SFムービー

    西暦2024年。核戦争で荒廃した地球を少年と犬が行く… 少年と犬 [Blu-ray] ドン・ジョンソン、スザンヌ・ベントン、ジェイソン・ロバーズ Amazon おすすめ犬映画ということで教えていただき初鑑賞。 監督はペキンパー組の常連俳優L・Q・ジョーンズ。原作はアメリカのSF作家ハーラン・エリスンの短編小説。 そういえばこの作品ちょっと前にシネマートさんで上映されていたような…少年と犬の感動のロードムービーを期待すると殺伐とした世界に唖然(笑)。 かなりの低予算で作られていそうですが、そのミニマムさが逆に功を奏して独特の世界観が際立っているように感じました。 ブラックなラストも含め人を選びそ…

  • 「アイスクリームマン」(1995)…クリント・ハワードの個性際立つ愉快で切ないB級ホラー

    「デビルスピーク」のクーパースミス役で知られるクリント・ハワードが1995年に出演したB級ホラー。 日本ではVHSが限定的に発売されただけだったらしく、元の本数も少ないのか滅多に観られない幻の作品に。 アメリカでは2026年のこの夏、イーライ・ロス監督による同タイトル作が公開されたらしくこちらの旧作も再注目。 全世界6000セット限定で豪華Blu-rayが発売されることに。 自分的にはイーライ・ロスの新作よりクーパースミスの出てる元の映画の方が俄然気になる(笑)。輸入版を思い切って購入し鑑賞してみました。 オリヴィア・ハッセー、デヴィッド・ワーナー、ジャン=マイケル・ヴィンセント、デヴィッド・…

  • 「バックルームズ」…どっちつかずな考察系ホラーでノレなくて残念

    「オブセッション 災愛」と共に本年度アメリカで爆発的ヒットを飛ばしたホラー作品らしく、気になっていたのを早速鑑賞してきました。 製作はA24。監督は撮影時わずか19歳だったらしく、16歳のときに発表したYouTube短編動画を元に本作を制作したのだとか。 インターネット発の都市伝説”The Backrooms”をモチーフにしているとのことですが、人のいない謎の空間に踏み入れていくストーリーらしく「CUBE」のような感じのホラー?? 予告を見てもゲームっぽい雰囲気で、部屋から出られなくなる「サイレントヒル4」や同じ部屋を堂々巡りする「P.T.」が思い浮かびましたが… 悪夢的世界を描いたホラーは好…

  • 「男女残酷物語/サソリ決戦」…シュールな世界観が楽しい、イタリアの変態サスペンスコメディ

    1969年公開、イタリア製作の男女監禁スリラー。 一昨年劇場公開されていたのを見逃し、ずっと気になっていたのを遅れてようやく鑑賞しました。 男女残酷物語/サソリ決戦 [Blu-ray] フィリップ・ルロワ、ダグマー・ラッサンダー、ロレンツァ・グェッリエリ Amazon ジャーロかと思いきやちょっと違って、宣伝キャッチコピーによると〝ウルトラ・ポップ・アヴァンギャルド・セックス・スリラー〟。 美術セットが近未来的でおしゃれ、妙きちりんなハイテク拷問器具に爆笑。 エリオ・ペトリ監督の「華麗なる殺人」に似たアートセンスに圧倒されました。 変態男が自立心溢れる女性を監禁する、「コレクター」のようなプロ…

  • 「REVENGE リベンジ」…B級テイストだけどセンス抜群で楽しいフレンチアクションホラー

    「サブスタンス」のコラリー・ファルジャ監督が2017年に撮ったアクションスリラー。 REVENGE リベンジ [DVD] マチルダ・ルッツ Amazon 「サブスタンス」も凄く面白かったけどラストがクドく思われて、こちらはよりシンプルでスッキリした印象。 惨たらしい目にあった女性が鬼畜男たちにリベンジ。荒野をチェイスするマッドマックス的アクションが炸裂。フレンチホラーらしさを受け継ぎ血がドバドバ。 ツッコミどころ満載なものの、B級映画のノリで大変楽しい1本でした。 ◇◇◇ 金持ち男・リチャードと不倫中のジェニファーは、砂漠に立つ豪華な別荘に遊びにやって来ました。 そこにリチャードの狩り仲間が予…

  • 「マーターズ 」…好きなホラーじゃなくて撃沈だったけど、最後何だったのか気になる

    公開当時物議を醸したという、2008年公開のパスカル・ロジェ監督によるフランス・カナダ合作ホラー。 この夏休み4Kデジタルリマスター版で劇場公開。 内容をよく知らなくて、拷問系ホラーなのかめっちゃ陰鬱そうな雰囲気。 ホラー好きでもこういう系のグロはあんまり好きじゃないかなあと避けていましたが、ラストにどんでん返しらしきものがあるようで… 公開から年数が経っても熱烈なファンが一定数いるのはそれだけの作品なのかも。 賛否両論の否の方かもしれないけど、食わず嫌いばっかりもなんだからみてみよう、ということでシネマートさんにて鑑賞してきました。 (気合いの入りまくったディスプレイ) (「すわらないでくだ…

  • 「ステップフォード・ワイフ」(1975)…戦慄のラスト、ちょっと違う原作と何だか惜しいリメイク版

    「ローズマリーの赤ちゃん」のアイラ・レヴィン原作。 監督はイギリス出身のブライアン・フォーブス、脚本は「マラソンマン」のウィリアム・ゴールドマン。 キャサリン・ロス主演の「ステップフォード・ワイフ」を鑑賞してみました。 ステップフォード・ワイフ (期間限定特別価格版) キャサリン・ロス Amazon この作品、2004年にニコール・キッドマン主演でリメイクされていて自分は大分前にこちらを鑑賞。 オリジナル版を何も知らない真っさらな状態でみれてたらさらに楽しめただろうなーとそこは残念に思われました。 ブラックコメディだったリメイク版と違い、不穏なサスペンススリラーの75年度版。 「ゲットアウト」…

  • 悪党パーカーシリーズ「殺人遊園地」「殺戮の月」を読んでみました

    アメリカの小説家、ドナルド・E・ウェストレイク(リチャード・スターク)によるクライムノベル・〝悪党パーカー〟シリーズ。 度々映画化もされていて「殺しの分け前/ポイント・ブランク」「組織」など、昨年から映像化作品を続けて鑑賞。 全24作あるという原作シリーズ。原作では第14作目「殺人遊園地」と第16作目「殺戮の月」の人気が高いとのこと。 シリーズのうち何巻かは絶版の希少本になっていたりで、通して読むのが難しそうなのですが、この2冊は図書館に在庫があったので読んでみました。 単体でも楽しめるけど話が続いているところがあって併せて読むとスッキリ、対照的なアクション描写が光る2作品でした。 まずは殺人…

  • 「ブローン・アウェイ/復讐の序曲」…勿体ないほどに贅沢な、90年代爆弾処理ムービー

    この作品、子供の頃にビデオでみた記憶があって、濃ゆいおじさん2人が必死の形相で戦っていた、なんか凄い映画だったような憶えがあります。 ブローン・アウェイ/復讐の序曲 4Kレストア版 [Blu-ray] ジェフ・ブリッジス Amazon この度Blu-rayが初リリース。 改めて鑑賞してみましたが、90年代アクションの懐かしさで胸いっぱい。ツッコミどころは多々あれど、勢いがあって面白い。 次から次に出てくる爆弾。トミー・リー・ジョーンズの怪しすぎるサイコなテロリスト。 監督は「ジャッジメント・ナイト」のスティーヴン・ホプキンス。 「スピード」や「ザ・シークレット・サービス」に比べるとそこはかとな…

  • 「ゾンビ '99」…ポルノときどきゾンビ、エッチ三昧でびっくりなパチサンゲリア

    99って言ってるけどなんと制作されたのは79年。 1999年にソフト化されたからこの邦題になったようで、タイトルから雑すぎてびっくり(笑)。 ゾンビ’99 [DVD] ローラ・シェムサー Amazon 英題は”SEXY NIGHTS OF THE LIVING DEAD”。 監督は「ビヨンド・ザ・ダークネス/嗜肉の愛」のジョー・ダマト。主演はイタリアB級映画で度々見かけるジョージ・イーストマン。 男女数人が謎めいた孤島を訪れてゾンビに襲われる…「サンゲリア」をトレースしたようなプロットですが、前半60分位がほぼポルノ。 粗いモザイク越しに映し出される男女の局部。ゾンビ映画を再生させたはずなのに…

  • 「巨大なラジオ/泳ぐ人」…ジョン・チーヴァー短編集を読んでみました(後編)

    前回記事の続き。 先月鑑賞した映画「泳ぐひと」が大変面白かったので、その原作が収録されている短編集を読んでみました。 巨大なラジオ / 泳ぐ人 作者:ジョン・チーヴァー 新潮社 Amazon ジョン・チーヴァーは40年代〜50年代のアメリカを舞台に、中流〜上流家庭の静かな崩壊や欺瞞を描いた作品で知られる作家らしく、短編の名手だそう。 短編18作(+エッセイ2作)のうち、前回記事で10作品を紹介。 後半紹介するお話も濃い内容が続きます。 ⑪深紅の引っ越しトラック 街に引っ越してきた気立ての良い若夫婦。 しかしハンサムな夫は酒が入るとヒトが豹変。夫婦はそうして周囲の人の信頼を失い、その都度街を転々…

  • 「巨大なラジオ/泳ぐ人」…ジョン・チーヴァー短編集を読んでみました(前編)

    先日鑑賞した映画「泳ぐひと」が大変面白かったので、その原作が収録されている短編集を読んでみました。 巨大なラジオ / 泳ぐ人 作者:ジョン・チーヴァー 新潮社 Amazon ジョン・チーヴァーは40年代〜50年代のアメリカを舞台に、中流〜上流家庭の静かな崩壊や欺瞞を描いた作品で知られる作家らしく、短編の名手だそう。 時代的には「華麗なるギャツビー」より少し後のアメリカ。 短編なのに思った以上にヘビーで情報量が多く、読み終わった後は脳が疲労。 翻訳は何と村上春樹で、村上春樹作品があまり合わなかった自分は「村上春樹の訳だから読みにくいのか!?」と疑ってしまいましたが(笑)… どうやらこの作家さん独…

  • 「シカゴ・コネクション/夢見て走れ」…怒涛のカーチェイス!陽気な80年代バディアクションムービー

    うーん、80年代!! 「破壊!」と並ぶピーター・ハイアムズ監督のバディ刑事もの、1986年制作「シカゴ・コネクション/夢見て走れ」を鑑賞しました。 シカゴ・コネクション/夢見て走れ [Blu-ray] ビリー・クリスタル、グレゴリー・ハインズ Amazon なんかもう時代の流れをビンビンに感じて、完全に明るい80年代仕様。 前半のテンポがイマイチに思えたのと、バディの親密度も「破壊!」の方が淡白にみえて濃密だったなあ… 比較するとどうしてもあちらに軍配が上がってしまいますが、クライマックスのカーチェイスとビルのアクションシーンだけで充分お釣りが来る面白さ。 より軽妙なトーンながら真面目な仕事人…

  • 「破壊!」…ピーター・ハイアムズ監督の光る70年代バディアクションムービー

    先日午前十時の映画祭で鑑賞して抜群に面白かった「カプリコン・1」。 なにげに未見作の多いピーター・ハイアムズ監督作。 1974年に撮ったというデビュー作、「破壊!」をみてみました。 破壊! [Blu-ray] エリオット・グールド Amazon これはB級版フレンチコネクション!?冴え渡るカメラワーク、巨悪に立ち向かうエリオット・グールドとまさに「カプリコン・1」の原点といえそうな作品。 70年代の景色ムードから堪らなく、笑ってしまう朴訥さがあるかと思えば一気に緊迫感溢れるチェイスへ。 バディものとしても出色、アメリカンニューシネマ的ラストには悶絶。 渋いけど大変好みの1本でした。 ◇◇◇ 眩…

  • 「オブセッション 災愛」…今どき男女の恋愛ホラーしてて面白かった

    今年アメリカで大ヒット、製作費約1億円で世界興収650億円を叩きだしたというという大化けの作品。 話題のホラー「オブセッション災愛」を観に行ってきました。 ポスターみた感じでは男女関係を描いたホラーっぽい!?あらすじも読まず劇場に突撃。 自分の期待していたジャンルと違っていたところはあったけど、面白かった!! 主演の女優さんの体当たり演技に恐怖。 ホラーは時代を映す鏡。今時の若者の恋愛事情ってこんな感じ!?色々想像を巡らされて大いに楽しめる作品でした。 (※以下ネタバレあり) 同じ職場で働く幼馴染の女性・ニッキーに長年片想い中のベア。 今こそ告白のチャンスというときにも怖気付いて自分の気持ちを…

  • 犬映画/映画の中の印象的な犬をあげてみる

    わんわん!!犬映画を最近みたのでそれに関連する雑談記事。 映画の中で活躍する様々なワンちゃん。 個人的に印象に残っている犬、好きな犬映画をあげてみたいと思います。 当方犬好きですが、ホラー映画好きでもあるため、ワンちゃんが無事ではない作品も含まれます。ご注意ください。 全30作品、呟いていきます。 ↓↓↓ 1:「遊星からの物体X」の逃げるハスキー犬 ヘリコプターに追われ雪原を駆ける犬。一体なぜ追われているのか。 鑑賞前:ワンちゃんが可哀想、早く助けてあげて!!鑑賞後:あの犬絶対に仕留めないとダメだったな… 阿鼻叫喚の犬小屋での変体シーンも圧巻ながら、冒頭から一気に引き込まれて傑作の予感しかない…

  • 「GOOD BOY/グッド・ボーイ」…犬視点ホラー、ワンちゃんは可愛かったけどつまらなかった

    今週末は映画館をはしご。 「カプリコン・1」に続き、シネマートさんで上映中の「GOOD BOY/グッド・ボーイ」を観てきました。 霊に取り憑かれた飼い主を守ろうとする犬の奮闘を、全編犬の視点から描いた異色ホラー。 上映時間が74分と短い! 話題作だからなのか、犬好きな人が多いのか、シネマートさんがえらい盛況でなんと満席でした。 自分は「クローバーフィールド」みたいなPOV作品が画面酔いして苦手。 これはどうかと懸念してましたが、一人称視点のカメラワークで撮られているわけではなく、そこはみやすい作品になっていました。 しかしホラー映画としてはイマイチ。 74分が長く感じられるくらい冗長で退屈に思…

  • 「カプリコン・1」を午前十時の映画祭で鑑賞してきました

    今年の午前十時の映画祭のラインナップの中で「これは劇場で観てみたい!!」と思った1番の作品。 近場の映画館が結構大きめのスクリーンでやってくれてめちゃくちゃ嬉しい。 映画祭のチラシには上映時間123分と記載されていましたが、実際の上映案内は129分となっていました。 でも日本で初公開されたときのバージョンとはまた違うらしくややこしい。 どこが長くなっているのか全く分かりませんでしたが、大画面で観るクライマックスの空中戦が最高!! この年代の映画はいいなあとしみじみ、大満足の劇場鑑賞でした。 ◇◇◇ ジェリー・ゴールドスミスの音楽と共に幕を開けるオープニングクレジット。 特に凝った映像が流れるわ…

  • 「泳ぐひと」…老いの恐怖と自分の認知の中に取り残された男の狂気

    バート・ランカスター主演、1968年公開のアメリカン・ニューシネマの異色作。 未見でタイトルも知らなかったのですが、面白そうな作品を教えていただき鑑賞。 泳ぐひと [DVD] バート・ランカスター Amazon ロマンス映画のようなジャケ写と裏腹にめちゃくちゃ怖かった!! プール付き豪邸が立ち並ぶ富裕層の住宅街。主人公の男がご近所さんの敷地を横断しプールを泳ぎながら我が家へ帰ろうと思いつく… シンプルで奇天烈なストーリーだけど抜群に面白い。 主人公がどんな人間なのか…訪れる各家、周囲の人たちのリアクションからその人生が垣間見えてきてサスペンスフル。 全編通してずっと海パン一丁、50代なのに見事…

  • 「ロングウォーク」…大満足!しっとりめだけど原作改変もグッドな優良キング映画化作

    気になる劇場公開作が色々あったのに見逃しばかりになってしまった6月、これだけはなんとしても観ておきたい!! スティーヴン・キング原作の「ロングウォーク」を観に行ってきました。 近未来のアメリカ。14歳から16歳の少年が100人集められる歩行レース。 ゴールはなし、歩行速度が落ち3回警告を受けた者は射殺、最後の1人になるまで歩き続けなければならない… 原作は中学生の頃に読みましたが、情け容赦ない描写に戦慄。キング作品のなかでもめちゃくちゃ怖かった思い出があります。 映画のポスターをみたときは少年たちの身体がゴツいなーと思ったけど、絵面があまりにも悲惨になりすぎるのでちょっと大人にしたキャストで正…

  • 「タッチ・オブ・デス ~死の感触~」…フルチの暗い内面がひた迫る強烈ブラックコメディホラー

    (※グロジャケット画像注意) 前回記事「ゴーストキラー」に続き、1988年製作のルチオ・フルチによるビデオ映画。 この作品も大分前に一度ビデオでみた記憶があるのですが、強烈悪趣味なビデオジャケットの割に地味だった気が… 冒頭と途中の殺人シーン以外あまり内容を覚えていなくて改めて鑑賞。 シュールな笑いと不条理ホラーが上手くフュージョンしていて意外に面白い。 冒頭では残酷シーンが炸裂するも、以降は殺人鬼の男性が次々にピンチな状況に出くわすブラックコメディへ変化。 主人公の苦悩にフルチ自身の内面が投影されているようで実はかなりダークな作品なのでは…遺作よりも遺作らしさを感じる濃ゆい1本。 おかしな笑…

  • ルチオ・フルチの「ゴーストキラー」…グロもエロもパッとしないマッタリ退屈フルチ

    前回記事「新ゾンゲリア」に続いて1989年製作のフルチ晩年の作品。こちらもビデオ映画シリーズの1本。 「新ゾンゲリア」と違ってフルチが監督にクレジットされていますが、撮ったのは全体の半分だったとか色々言われているようです。 この作品も大分前に中古VHSで一度みたはずなのですがつまらなかった記憶しかなく…そして今回は改めてみてもつまらなかったです(笑)。 原題は Sodoma's Ghosts。ナチス将校たちと現代の若者が時空を超えて交差するホラーストーリーですが、ちんぷんかんぷん。 テンポが悪く殺人シーンもほぼなし。フルチらしい無情の世界観や雰囲気も感じられずとにかくマッタリ退屈な1本でした。…

  • 「ルチオ・フルチの新ゾンゲリア」…チンタラしてるけど意外と味わい深い罪悪感ホラー

    フルチが監督したわけではなく監修のみ…それもどれだけ関わっているか怪しそうなイタリアのビデオ映画シリーズの1作。 日本のビデオジャケットは「ルチオ・フルチの…」と全面に押し出されていて「新ゾンゲリア」というパチモンの極みのようなタイトルも珍妙。 この作品、大分前に一度観てつまらなかった記憶しかなかったのですが、フルチ本の紹介を読むと面白そうで…自分の目が節穴だったのかもしれないと思い直し改めて鑑賞してみることに。 チープなビデオムービーではあるけれど、逃れられない血の呪縛の不条理さを感じて意外と味わい深い。 フルチ監督作ではないけど、迫り来る死の恐怖や無情感は共通。 自分の感性が追いついたのか…

  • 「荒野の千鳥足」…悪夢的ホラー!?怖くて深い哲学的飲酒映画

    1971年製作、「ランボー」のテッド・コッチェフ監督によるオーストラリア映画。 カンヌ映画祭にも出品されたカルトの傑作。 知る人ぞ知る飲酒映画らしく、前から気になっていたのを初鑑賞。 荒野の千鳥足≪痛飲エディション≫ [Blu-ray] ゲーリー・ボンド Amazon (マカロニ・ウエスタンみたいなタイトルだけど全然違った…!!) 教師の男性がふと立ち寄った田舎町。勧められるがまま酒を飲んでいるとどんどん深みにハマっていって町から出られなくなってしまう…短編ホラー小説のようなストーリー。 昼間からガブガブ酒を飲んで、奢ったり奢られたりが当たり前の大雑把な生活。 自分からみたら異常だけどこの土地…

  • 「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」…人間臭いダメ殺人鬼を描くドロドロアル中映画

    2019年公開のドイツ・フランス映画。5年間で4人の娼婦を殺害したという実在の殺人鬼フリッツ・ホンカを描いたサスペンスホラー。 屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ [Blu-ray] ヨナス・ダスラー Amazon 殺人の様子をじっくり描いた陰鬱ホラーかと思いきや、日常パートを淡々と描いていてどこかユーモラス。 若い美人ではなく不器量なお年寄り娼婦ばかりを手にかけるホンカ。 格上の人間には強く出れないけど格下の人間には横暴の限りを尽くすクズ野郎ですが、人の感情のこういう部分って分かるなあ…と自分は思ったりして、とても面白かったです。 原題はDer Goldene Handschuh(The Go…

  • 「天界の殺戮」…宇宙を彷徨う復讐の子供たち/黒暗森林的世界観のダークSF

    前回記事、「三体」に似た世界観のSFとして名前のあがっていた「天空の劫火」を読了。 続けてその続編である「天界の殺戮」を読みました。 前作を知らないまま単体で読んでも問題なさそうで、個人的にはこちらの方が面白かった。 終末SFだった前作とはまるで違うシロモノになっていて、こちらは戦争SFの仕上がり。 子供だらけの宇宙船で与えられる過酷なミッション、密室空間での疑心暗鬼サスペンス…深夜のロボットアニメ的ムードもあって大変面白かったです。 ◇◇◇ 前作にて、謎の惑星破壊機械により滅ぼされてしまった地球。 数千人の人類が銀河の《保護者》の計らいにより救出されましたが、虐殺機械を製造した文明は滅ぼさな…

  • 三体元ネタ!?グレッグ・ベア「天空の劫火」を読んでみました

    超大作で読んだあと疲れもあったけどめちゃくちゃ面白かった「三体」。 アシモフや小松左京など影響を受けていると思われる作品が多々あるようなのですが、1987年出版の「天空の劫火」という作品が似た世界観を描いているとのこと。 三体ロスなのもあって読んでみました。 (加藤直之さんのカバーイラストがカッコイイ) 上巻はミステリータッチ、下巻は終末感にどっぷりと浸かる内容…前半と後半でテイストが違ったけど、面白い。 独特のダークな世界観が広がっていて「三体」の黒暗森林と重なる部分が確かにあり、ラストの超絶ディザスター描写が圧巻。渋いけれど読み応えのあるSFでした。 ◇◇◇ ある日突然木星の衛星が消滅。 …

  • 「THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女」…エクソシストか死霊のはらわたか!?どっちつかずで恐怖度半減

    ブラムハウス製作の新作ホラー。 グロ描写炸裂で怖いと評判がよさそうなので観に行ってみることに。 「死霊のはらわたライジング」と同じ監督らしく、子供にも情け容赦なさそう… エジプトに駐在している一家の娘が行方不明に。8年後に発見された娘はミイラの如く変わり果てた姿となっていた… エクソシストミイラ版!?のようなストーリーですが、全体的な印象としては「死霊のはらわた」寄り。動的アクションが見所の作品になっていました。 個人的に自分がホラーを観ていて恐怖を感じるものの1つに「罪悪感を抱えこむこと」というのがありますが、本作にはそれが欠けていて人物描写がイマイチ。 家族の絡むオカルトホラーでは昨年観た…

  • 「フライトナイト」…ヘタレなロディ・マクドウォールが愛おしい、80年代ご機嫌ヴァンパイアムービー

    隣の家に引っ越してきたのは恐ろしい吸血鬼だった!! 1985年公開、トム・ホランド監督による愉快なヴァンパイアムービー。 フライトナイト クリス・サランドン Amazon 高校生のころ夜中にテレビで放送されていたのを1人で鑑賞、そのシチュエーションも相まってかドキドキ感倍増でとても楽しかった記憶があります。 自分が子供の頃にみた吸血鬼映画って、コッポラの「ドラキュラ」や「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」など個性的な作品が多かった気がするけど、杭を打つ、鏡に映らない、招かれないと家に入れないなど、意外とこの作品はしっかり〝王道〟してて逆に新鮮でした。 ロディ・マクドウォール演じる偽ヴァンパイ…

  • 「スター・ファイター」…驚異のグラフィック映像!!スターウォーズ風味の陽気な80年代SFアドベンチャー

    ニック・キャッスル監督による1984年公開のSFアドベンチャー映画。 国内でずっとDVDが出ていなかったタイトルがこの度40年経って初Blu-ray化。 ゲーム好きの青年が宇宙戦争のエースパイロットにスカウトされて大活躍!! なろう小説のようなストーリーですが、「スターウォーズ EP4」をB級仕様にした感じでEP4好きにはゴキゲンな内容。 「トロン」と並びCGを本格的に導入した最初期の作品だそうで、ミニチュア撮影ではなくオールCGで宇宙戦を再現。 今の映像と比べるとショボいかもしれませんが、作り物感も含めロマンがあってワクワク。 また劇中登場するゲーム画面も「パックマン」や「スペースインベーダ…

  • 「アリス・スウィート・アリス」…偽善的な大人社会から弾かれる者の孤独

    カルト的人気を誇る1976年のスラッシャーホラー。ブルック・シールズの映画デビュー作としても知られる1作。 タイトルだけは知っていたのですがずっと未見だったのをBlu-rayにて初鑑賞。 アリス・スウィート・アリス 2Kレストア・スペシャル・エディション [Blu-ray] リンダ・ミラー Amazon てっきりブルック・シールズが主役で「美少女がロリコン殺人鬼に追われるホラー」だと思っていたのですが全然違った(笑)。 聖体拝領の儀式の最中に起こった殺人事件。犯人は一体誰だ!? スラッシャーというよりサイコサスペンス要素が強め。次から次へと怪しい人が出てきて犯人の予想がつかなくてドキドキ。 全…

  • 「フリーウェイ」/連鎖犯罪 逃げられない女…超凶暴ギャルvs変態強姦魔、ファイッ!!

    オリヴァー・ストーン製作総指揮、マシュー・ブライト監督作。 キーファー・サザーランド&リース・ウィザースプーン主演の1996年製作のクライムアクション。 フリーウェイ [DVD] キーファー・サザーランド Amazon 子供の頃にみたボンヤリした記憶があるけどタイトルが分からなかった映画を、AIに聞いてみたらどうやらこの作品らしいことが判明(笑)。 赤ずきんちゃんを模した絵が現れるオープニングが妙に印象に残っていたのですが、〝ヤンキーギャルvs連続強姦魔〟を童話「赤ずきん」に見立てているというハードなストーリー。 誰が出演しているのか全く憶えていませんでしたが、豪華キャストだったことに驚き。 …

  • 「センチュリアン」…警察官たちと夜のドライブ、孤独な心が胸に沁みる激渋お仕事映画

    働けど働けど待つのは死のみ!!「プラダを着た悪魔」も真っ青になりそうな壮絶キャッチコピー。 シネマートさんで開催されている「新宿ハードコア傑作選2」、リチャード・フライシャー監督の「センチュリアン」を観に行ってきました。 ラインナップの中で1番地味そうにみえるけど、ゴールデンウィークにぶつけてきてるということはこれが一押し作なのかも。 ロス市警に勤めていたジョゼフ・ウォンボーの警察小説を原作にした“制服警官もの〟だそうで、密着警察24時的な夜のパトロールツアーが凄い臨場感。 前半は短編エピソードのような色んな場面が連続して展開。 重苦しい映画かと思いきや、軽妙なリズムがあって思いの外ユーモラス…

  • 「110番街交差点」…ハーレムでの人種対立を描く70年代傑作クライムアクション

    シネマートさんの〝新宿ハードコア傑作選2〟のトップバッターとして先週かかっていた作品。 迷って「悪夢の系譜」を観たのですがやっぱりこちらも気になる…ということでDVDを購入して鑑賞。 110番街交差点 [DVD] アンソニー・クイン Amazon 黒人街ハーレムで起こった強盗事件を警察・マフィア・ギャングが三つ巴になって追うストーリー。 フリードキン映画に似た臨場感、アクションが冴え渡っていてめちゃくちゃ面白い。雑多なニューヨークの景色と生命力に圧倒されました。 ボビー・ウーマックの曲はタランティーノの「ジャッキー・ブラウン」で知って学生のころバイトの出勤時によく聞いていました(笑)。改めてき…

  • 「三体」3部作読破…思ったよりファンタジックだけどめちゃくちゃ面白かった

    先月「プロジェクト・ヘイル・メアリー」をみたあと本屋さんで「三体」が一緒に並べられているのを発見。 中国発の凄いSFだと話題になっていた作品ですが、漢字だらけの登場人物が覚えられなさそう、なんか難しそう…敷居が高そうに思って躊躇していたのを遅ればせながら手に取って読んでみました。 文庫本で読みましたが、主要登場人物の名前一覧の載ったペライチの栞が挟まっていて有難い。 数ページごとに登場人物の読み仮名が振られていたり、各巻あたまに前パートのあらすじ説明が用意されているなど、早川書房の本気を感じる親切仕様。 先に読んだ友達が「キャラクターには自分で勝手にあだ名を付けて読み進めればいい」と言っていた…

  • 「悪夢の系譜」…ビジュアルと雰囲気に全振りしたオーストラリア製ジャーロ

    1982年製作、オーストラリア・ニュージーランド合作のカルトホラー「悪夢の系譜」が4Kデジタル修復版で今月から劇場公開。 『「シャイニング」に匹敵するような映画はほとんど存在しない。唯一の例外があるとすればこの「悪夢の系譜」だろう』…タランティーノが言葉を残したというお墨付き作品だそうですが、「シャイニング」はさすがに盛りすぎ(笑)。 でも雰囲気のいいホラーで、話の整合性云々よりビジュアルが炸裂したジャーロっぽいテイストの作品で楽しかった。 ストーリーはサッパリだけどラスト10分位の畳みかけが凄い。 タンジェリン・ドリームの初期メンバー・クラウス・シュルツェが手掛けたという音楽がカッコよくて、…

  • 「サイバーロボ」…プレデターなジャングルでロボコップと追いかけっこ

    「ヘル・オブ・ザ・リビングデッド」のブルーノ・マッティ監督によるプレデターのパチモン映画。 ただしジャングルで待っていたのは異星人ハンターではなくロボコップだった!! 相変わらずの節操のなさに唖然(笑)。 姿の見えない正体不明の敵というのが「プレデター」の面白ポイントだったと思いますが、緑のジャングルにやたら目立つ黒い偽ショボコップが神出鬼没で現れるのが可笑しくて爆笑。 チープだけど相変わらず楽しいマッティ映画でした。 ◇◇◇ ジャングル上空、アメリカの軍用ヘリが何者かに撃墜され、マーフィー・ブラック少佐率いる特殊チーム〝BAM〟(バム)が現地に向かうことになります。 ヘリ機内とジャングルの景…

  • 「プレデター:バッドランド」…お子様ランチみたいだけど楽しいプレデター新作

    プレデター関連作、自分は全然追えていなくて「エイリアンvsプレデター」の1作目を大分前に一度見たきり。 世代的にはテレビ放映でみたシュワちゃんの1作目のインパクトがやはり絶大で、バッドランドの予告をみたときにはプレデターのボディが随分細っこいなあと思ってしまいました。 けれど美人アンドロイドが相棒と聞くとなんだか面白そう。 プレデター:バッドランド ブルーレイ + DVD セット [Blu-ray] エル・ファニング Amazon このポスタービジュアルが「彼岸島」の明と隊長に重なって気になったのもあり、鑑賞してみました。 全体的にかなり甘め、子供がみる夏休み映画のような仕上がりでしたが、シン…

  • 「さすらいのカウボーイ」…ピーター・フォンダ監督主演、詩情溢れる美しい異色ウエスタン

    ピーター・フォンダが監督主演を務めた1971年公開の西部劇。 さすらいのカウボーイ [Blu-ray] ピーター・フォンダ Amazon 「悪魔の追跡」と同じくウォーレン・オーツが共演。 伝説的撮影監督ヴィルモス・ジグモンドによる映像が美しいことでも知られる1作。 派手なガンファイトはないしストーリーも起伏があるわけではありませんが、アメリカンニューシネマ的寂寞感を湛えたウエスタンで印象に残っています。 初見時ラストが静かなどんでん返し!?で驚きました。 男女3人の複雑な三角関係を描いた、大人な味わいのラブストーリーでもあると思います。 ブルース・ラングホーンの手掛けた繊細なギター音楽も印象的…

  • 「汚れた七人」…豪華キャスト集結!!68年製作の悪党パーカー映画化作

    アメリカの小説家ドナルド・E・ウェストレイクによる悪党パーカーシリーズ。 「組織」「殺しの分け前/ポイント・ブランク」「ペイバック」「PARKER/パーカー」「プレイ・ダーティー」と昨年から映画化作品をみてきましたが、1968年に製作された作品があるらしく驚きの豪華キャスト。 パーカー役(キャラ名は変わってマクレイン)は元フットボール選手のジム・ブラウン。他映像化作品と異なるアフリカ系パーカー。 共演がアーネスト・ボーグナイン、ドナルド・サザーランド、ウォーレン・オーツ、ジュリー・ハリス、ジーン・ハックマンととんでもなく豪華でびっくり。 日本ではビデオ/DVD /Blu-rayいずれでもソフト…

  • 「ハウス・オブ・ザ・デビル」…タイ・ウェスト監督の原点に触れる80年代テイストホラー

    「X エックス」「 Pearl パール」「MaXXXine マキシーン」のタイ・ウェスト監督が2009年に撮った出世作だという1本。 日本では未公開だったのが今月シネマートさんをはじめとする劇場で日本初公開。 「X」も「Pearl」も昨年みたばかりの新参者ですが、ポスタービジュアルがいいなあ…昔のホラーの雰囲気ムンムンで面白そう。 DVDもBlu-rayもリリースされていない作品らしくこの機会にと観に行ってきました。 80年代のサタニックパニックを背景にしているらしく、カオスなクライマックスといい「マキシーン」の原点的作品!?なように感じました。 ファッション、音楽、カメラワークなど拘りを感じ…

  • 「ヒドゥン」…B級だけど一級!!胸高鳴るSFバディアクションムービー

    「ロボコップ」を抑えてアボリアッツ・ファンタスティック国際映画祭グランプリを獲得した1987年のSFアクションホラー。 カイル・マクラクランが「ツイン・ピークス」以前にFBI捜査官役を演じていますが、謎めいた雰囲気とクールな美貌がマッチしていてハマり役。 「遊星からの物体X」に「ターミネーター」を足して「デッドゾーン」が割り込んできたような…何かが物凄く斬新というわけではないけれど、質の高いエンタメ映画に仕上がっていてシンプルに面白い。 ブロマンスが感じられるバディものとしても存分に楽しめて、出色の1本でした。 ◇◇◇ 銀行の監視カメラ映像から始まるオープニングがスタイリッシュ。 怪しげな男が…

  • 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」…原作と比べて御免、サバイバル感が足りず残念!!

    日米同時公開、今年の洋画の大作の1つ「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を週末観に行ってきました。 入場特典は終了、パンフは売り切れ、大きなスクリーンの箱が大方埋まっていて大盛況。 最近洋画に元気がないと思っていたので劇場が賑わっていて嬉しかったです。 原作は3年前に読んで最近パラパラと読み返し。 「ロッキーー!!」テレビでCMが掛かっているのを偶然みてロッキーがめちゃくちゃバッチリ映ってるのにびっくり(笑)。 でも映画の宣伝上多少のネタバレが発生してしまうのは致し方ないこと。 156分と結構な上映時間ですが、原作の分量を考えるとそれでも足りなさそう… 原作のあれがないこれがないと言って文句ばっ…

  • 「ドマーニ!愛のことづて」…シリアスと笑いの奇跡的バランス、華麗なる大どんでん返しのラストに涙

    2023年イタリア興行収入第1位、歴代興収第5位。 イタリア版アカデミー賞19部門ノミネート、うち主要4部門受賞。 本国イタリアではえらい話題作だったらしい「ドマーニ!愛のことづて」。 昨年から日本でも劇場公開されていたのですが、タイミングを逃して観にいけないままだったのをようやく鑑賞しました。 ドマーニ! 愛のことづて [Blu-ray] パオラ・コルテッレージ Amazon 戦後直後、1946年のイタリア。 家事、育児、仕事、介護…全てを一身に背負うアラフィフ女性デリア。 DV夫に虐げられる悲惨な日常が描かれていきますが、イタリア独特のカラッとしたムードで笑いが大いに挟まる…という離れ業に…

  • 「エクストロ」…ヘンテコホラーだけど好き!!エイリアン侵略SF×不条理家族ホラーの味わい

    1982年製作のイギリスのSFホラー。日本では劇場未公開だったそうですが、特殊効果など見どころがあって一部にカルト的人気のある作品のようです。 エクストロ ディレクターズ・カット デラックス版(本編Blu-ray+特典Blu-ray+サントラCD:3枚組) [Blu-ray] フィリップ・セイヤー Amazon 今月是空さんからリリースされたBlu-rayを購入し初鑑賞。変な映画だったけど、めっちゃ楽しかった(笑)。 エイリアン侵略もののストーリーですが、主人公一家しかほぼ映し出されずスケール感は皆無。 でもこのどん詰まり感、孤立感がいい。 身体の前後ろがチグハグになったエイリアン、成人男性の…

  • 「サイコ2」…意外と拾い物の続編、歪でロマンチックな男女関係が好き

    ヒッチコックを敬愛するオーストラリア人監督、リチャード・フランクリンがメガホンをとった、「サイコ」23年ぶりの正統続編。 脚本は「チャイルド・プレイ」「フライト・ナイト」のトム・ホランド。 古典として観てしまったヒッチコックの「サイコ」より自分はこっちの方が面白かったかも… サイコ2 [Blu-ray] アンソニー・パーキンス Amazon 前半から1時間経ってなにーっ!!とびっくり仰天の仕掛け。そこからさらにツイストしていくラスト。 シナリオがよく出来ていて、親の呪縛から逃れられない者同士の切ないロマンス味が感じられて好き。 エポックメイキングな傑作はもちろん1作目だと思いますが、ノーマン・…

  • 「ビデオゲームを探せ!」…ヒッチコックオマージュ満載、ジュブナイル×シリアス・サスペンス

    ゲーム好きの少年が偶然殺人現場を目撃、国家機密の隠されたゲームソフトを手にしてしまう。 イマジナリーフレンドであるゲームヒーローの助けを借りて迫り来る追手に立ち向かうが… 【発売確定】ビデオゲームを探せ! [Blu-ray] ヘンリー・トーマス Amazon 原作はコーネル・ウールリッチ、脚本はトム・ホランド。主役は「E.T.」のヘンリー・トーマス少年。 リチャード・フランクリン監督作の中で未見だったのですが、昨年リクエスト企画でBlu-rayがリリースされたらしく、遅ればせながら鑑賞してみました。 全体的には小品という印象ですが、ジュブナイル的要素、サイコ的要素など好きなものがギュギュッと詰…

  • 「ミーン・ガールズ」(2004)…女子グループあるある、ハイスクールの複雑な人間関係を描く傑作学園コメディ

    先日「HELP/復讐島」を観たらこちらのレイチェル・マクアダムスがみたくなって久々に鑑賞。 ミーン・ガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] リンジー・ローハン Amazon ひょんなことからハイスクールの女王様グループの一員になってしまった女子のドタバタ劇を描く、2004年公開の学園コメディ。 〝女子あるある〟の嫌なところが濃縮、結構ブラックな笑いもあるけどこれが面白い。 人間関係に疲れたときに効く1本というか、大人になっても思いのほか突き刺さる内容でした。 主演はリンジー・ローハンだけど、どうしても意地悪女子役レイチェル・マクアダムスに目を奪われてしまう…憎々しいけど魅…

  • 「プレイ・ダーティー」…気の抜けたコーラみたいなマーク・ウォールバーグのパーカー

    これまでに何度も映画化されている、アメリカの小説家ドナルド・E・ウェストレイクによる〝悪党パーカーシリーズ〟。 「組織」「殺しの分け前/ポイント・ブランク」「ペイバック」「PARKER/パーカー」…と昨年から観てきましたが、マーク・ウォールバーグ主演で最近映画化されていたらしくこちらも鑑賞。 プレイ・ダーティー マーク・ウォールバーグ Amazon アバンが面白くて「おおっ!!」となったものの、そこからダダ滑り。 一匹狼の仕事人キャラではなく「オーシャンズ11」のようなチームものっぽい雰囲気になってましたが、仲間も敵も間抜けばかり。 おちゃらけた笑いがちょいちょい挟まるものの、スベっててなんか…

  • 祝復刊!!リチャード・マシスン「激突!」ほか短編4作を読んでみました

    早川書房創立80周年フェアでリチャード・マシスンの短編集「激突!」が復刊。 原作があるのは知っていたのですが、希少本だったのか以前Amazonで検索したら高値でびっくり。 この度めでたく復刊されて、本屋さんに黄色い表紙の文庫本が積まれているのを発見。この機会に読んでみようと手に取ってみました。 マシスンは「地球最後の男」「地獄の家」「縮みゆく男」の長編3作しか読んでおらずですが、トワイライトゾーンの脚本を手掛けていたというしアイデア勝負の短編が得意な人なのかも。 今回の文庫本では、「激突!」「狂った部屋」「スローター・ハウス」「蒸発」「不吉な結婚式」の5作品が収録。 「蒸発」が出色の出来で面白…

  • 「人喰族」…グロ炸裂カニバルホラー、パチモンに終わらない勢いと意外と深いようなラスト

    (※グロジャケット画像注意) 「ナイトメア・シティ」のウンベルト・レンツィによる1981年制作のカニバルホラー。 探していたDVDが手頃な値段でようやくみつかり、念願の鑑賞。 本編冒頭のワーニングもさることながら、「あなたは2度と食事ができなくなる」…日本版のキャッチコピーがハッタリかましまくってて時代を感じさせます(笑)。 「地獄の門」「地獄の謝肉祭」、イタリアンホラーでおなじみジョン・モーゲンが大人しめのやられ役ではなく攻撃的悪党を演じているのが新鮮。 特殊効果はジャンネット・デ・ロッシとともに「サンゲリア」に参加していたジャネット・デ・ロッシで、強烈なシーンがいくつかあり出来栄えは出色。…

  • 「HELP/復讐島」…ミザリー風味なサム・ライミのサバイバルホラーコメディ

    パワハラクソ上司と無人島で2人きり、あなたならどうする!? 映画館で予告をみて面白そうだった「HELP/復讐島」。「ランニング・マン」を観たあとこっちにすればよかったかなーと思い、サム・ライミ久々の新作ということもあって観に行ってきました。 展開に予想が付いてしまってストーリーに意外性はなかったけど、主演2人がいいキャラしててドS同士のぶつかり合いが面白かった。 血液&ゲロの大盤振る舞い、サム・ライミらしいホラーアクションには爆笑。 軽い気持ちで思い切り楽しめる、ゴキゲンな1作になっていました。 (※以下ネタバレありで語っています) コンサル会社の戦略企画部に勤めるリンダ。 数字に強く仕事が出…

  • 「RED ROOMS レッドルームズ」…意欲作で圧倒!!残酷事件に執着する主人公の謎心理を追う

    昨年劇場公開されていたのを見逃してしまったのですが、評価が高いらしく気になっていたサイコスリラー「RED ROOMS レッドルームズ」。 U-NEXTで配信が開始されていたのをようやく鑑賞しました。 予想の遥か上を行く大胆な意欲作でとても面白かったです!! RED ROOMS レッドルームズ ジュリエット・ガリエピ Amazon 少女たちを拉致・監禁・拷問しその様子を「レッドルームズ」と呼ばれるディープウェブで配信していた凄惨な連続殺人事件。 事件の容疑者であるシュヴァリエの裁判を異常な好奇心でみつめる女性がいた… 2023年制作のカナダ映画で、舞台はモントリオール。作中話されるのはフランス語…

  • 「ランニング・マン」…かなり原作寄りだけどどっちつかず、後半から失速して残念

    エドガー・ライト監督、グレン・パウエル主演でスティーヴン・キング原作の「ランニング・マン」を再映画化。 シュワちゃん主演の87年度版「バトルランナー」は出来のいいA級作ではなかったかもしれないけど、子供の頃テレビ放映で慣れ親しんだ世代としては思い入れがあるしインパクトは絶大。 再映画化するならシリアストーンの原作に寄せた感じにするのかなーと思いましたが、予告を見た感じもっと軽めに仕上がっていそう。 「バトルランナーほどのインパクトはなく原作ほどの深みもない」という評価になりそうだなあ…と観る前から構えてしまいましたが、本当にそんな感じの感想に(笑)。 出だしから中盤まではテンポよく楽しめたもの…

  • 「ブラック・サンデー」…素晴らしい映画版、ラストだけは原作の方が好き

    トマス・ハリス原作、ジョン・フランケンハイマー監督による1977年のサスペンスアクション大作。 ブラックサンデー [Blu-ray] ロバート・ショウ Amazon 日本では夏休みに公開されるはずだったのがテロ予告の脅迫状が届き上映中止に…幻の作品として語り継がれているそうでリアルタイムで追っていた方々の思いには並々ならぬものを感じます。 自分はトマス・ハリスの原作から入ったクチ。 子供の頃テレビ放映でみた「羊たちの沈黙」に夢中になり原作も読破。 親もトマス・ハリスが好きだったのか文庫本が家に揃っていて、「羊たちの沈黙」→「レッド・ドラゴン」→「ブラック・サンデー」の順で手に取って読みました。…

  • 「SFコンクエスト/魔界の征圧」…画質は最悪、世界観があって楽しいフルチのファンタジーホラー

    1983年制作、ルチオ・フルチ監督によるファンタジー作品。 「未来帝国ローマ」の特典映像では「我々は時代の先を行きすぎてバトルランナーにパクられた」などと悔しそうに語っていた製作陣ですが、こっちは「コナン・ザ・グレート」のパチモンみたいな雰囲気(笑)。 輸入版DVDが高値で手が出せず、安めのVHSをようやく入手できたのですが画質が悪くて見辛い。 元々フォーカスががった映像で撮影されたらしく、終始曇ったメガネを掛けているようでしたが何とか鑑賞することができました。 冒頭から女性が身体を引き裂かれて食われる…!! 勇者の若者と戦士の男がチンタラ荒野を彷徨い、時々ゾンビみたいな化け物に襲われる…!!…

  • 「ハウスメイド」…ツッコミどころ満載、映画化に期待の話題ミステリ小説

    全米ベストセラー、映画化大ヒット、このミステリがすごい2026年第3位… 話題作らしいミステリ小説「ハウスメイド」。本屋さんに山積みになっていて気になったのを読んでみました。 ハウスメイド (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:フリーダ マクファデン 早川書房 Amazon 軽い文体で読みやすい&続きが気になる話運びでほぼ一気読み。 だけど期待値をあげて読んでしまったのもあってか、かなりイマイチに感じられました。 「ドラゴン・タトゥーの女」を95点、「ゴーン・ガール」を90点とすると40点位かな…(辛口でゴメンナサイ) ◇◇◇ 前科持ちの訳あり女性・ミリーが手にしたハウスメイドの仕事。 勤め先は3…

  • 「PARKER/パーカー」(地獄の分け前)…いい人設定以外は意外と原作に忠実なステイサムパーカー

    昨年みた「組織」「殺しの分け前/ポイント・ブランク」「ペイバック」…アメリカの小説家ドナルド・E・ウェストレイクによる〝悪党パーカーシリーズ〟の映像化作品。 その他にもまだまだあるらしく2013年製作のその名もズバリ「PARKER/パーカー」を鑑賞してみました。 PARKER/パーカー [Blu-ray] ジェイソン・ステイサム Amazon 主演はジェイソン・ステイサム、監督はテイラー・ハックフォード。 汚い金しか奪わない、悪人しか殺さない、独自の美学を持つプロの強盗…という設定になっていて、これまで鑑賞した作品とはかなり異なる人物像。 ジェニファー・ロペス演じる不動産ディーラーの女性の方が…

  • 「悪魔のいけにえ 4Kデジタルリマスター 公開50周年記念版」を観てきました

    年末「WEAPONS/ウェポンズ」を観に行ったときに映画館にチラシが置いてあって&予告編も流れてきて「やるんだ!!」とびっくり。 「悪魔のいけにえ」4Kデジタルリマスター公開50周年記念版が今月から期間限定上映。 近隣の劇場で回数多めでやってくれているのが有難く、早速観に行ってきました。 どんな作品でもリアルタイムでみた人と同じ目線で語れないものだと常々感じますが、こういう田舎怖い系ホラー、殺人鬼系ホラーが定着する前に本作を最初に観た人の衝撃は如何ばかりだったのかと計り知れないものを感じます。 自分は大学生の頃レンタルで鑑賞してみたのが最初だったと思いますが、レザーフェイスより他の兄弟の方が怖…

  • リーアム・ニーソン版「裸の銃を持つ男 2025」…大健闘&大爆笑だけどやっぱりオリジナル版が恋しい

    あの「裸の銃を持つ男」のリブート版が製作。 アメリカではヒットしたらしいのに、日本では劇場未公開で配信&Blu-rayリリースのみになってしまった模様。 【Amazon.co.jp限定】裸の銃を持つ男 (2025) ブルーレイ + DVD セット (ビジュアルシート2枚セット付) [Blu-ray] リーアム・ニーソン Amazon 主演はなんとあのリーアム・ニーソン。意外とコメディがハマりそう、大真面目にバカやってくれそうでナイスな人選。 でもレスリー・ニールセンにはどうやっても敵わない気がするなあ… 期待値を下げて鑑賞に臨みましたが、思ったよりよく出来ていて面白い!! オリジナルへのリスペ…

  • 「ダーティハンター」…陰鬱映画というより変な映画!?唯一無二の劇場鑑賞体験

    昨年「ジャグラー/ニューヨーク25時」をシネマートさんに観に行ったときにポスターとチラシが置いてあって気になった1本。1974年のピーター・フォンダ主演作。 一応国内で劇場公開されていてテレビ放映されたこともあるらしいものの、VHSも含めソフト化されず、海外でもドイツで1度DVDが出たきりという幻の作品だそうで… 「ダーティハリー」と「ディア・ハンター」を足したようなタイトルですが、ベトナム帰還兵の3人の男たちが人間狩りに興じるというセンセーショナルな内容。 ピーター・フォンダは意外にも悪役を演じるのが楽しかったらしく、お気に入りの作品だったのだとか。 共演は「新・夕陽のガンマン」に出てたイケ…

  • 「バーバリアン」…女性の恐怖と抑圧が浮かび上がる、WEAPONS/ウェポンズ監督前作ホラー

    「WEAPONS/ウェポンズ」が面白かったのでザック・クレッガー監督の前作「バーバリアン」を続けて鑑賞してみることに。 バーバリアン (字幕版) Georgina Campbell Amazon こっちもめっちゃ面白い!! 凄く好みの作品で、「WEAPONS/ウェポンズ」より小ぢんまりしてるけどよりまとまりがいいというか、完成度はこちらの方が高いかも。 男女の意識の齟齬や性暴力がテーマになっているようですが、重苦しさや鼻にかけたところはなく、だけど身につまされるような何か深いものが胸に迫ってくる… 複数のキャラクターを動かして大きく物語が動いたところでスパッ!!と打ち切る場面転換の妙、恐怖と共…

  • 「WEAPONS/ウェポンズ」…整合性より勢い重視!!怖くて笑えて痛みあるラストがとてもよかった

    ある町で小学校の生徒17名が突然失踪。 自宅防犯カメラには深夜2時17分に一斉に外に駆け出す子供たちの姿が映されていた。 担任の教師、生き残りの生徒、保護者など複数のキャラクターの視点が交錯する中驚きの真相が浮かび上がっていく… 漂流教室っぽいストーリーで面白そうだと思っていたホラー映画「WEAPONS/ウェポンズ」を、年末駆け込みで鑑賞してきました。 128分長さを感じさせず、勢いと吸引力に満ちていてとっても楽しかった!! 情報を極力シャットアウトした状態で鑑賞に臨みましたが、何も知らないまま見るのがベストな作品かと思われます。 ※以下ネタバレあり/内容に触れているのでご注意ください。 SF…

  • 「ナイト・オブ・ザ・コメット」…ゾンビなんて怖くない!!女子高生無双で陽気な終末B級ムービー

    彗星の光線により人類ほぼ絶滅&生き残りはゾンビ化。 終末感溢れる世界を女子高生が緩やかに無双する1984年の異色SFホラー。 ナイト・オブ・ザ・コメット ―HDリマスター版― [Blu-ray] キャサリン・メアリー・スチュワート Amazon 「28日後…」のような閑散とした街並みが映し出されるもこちらは恐怖より爽快感が勝る不思議なムード。 「もし朝起きて自分が地球最後の人間だったらどう思うか?」…ティーンエイジの子たちに監督が尋ねたところ、「好き勝手遊べていい」などと悲観的とは程遠い答えだったことに着想を得て作られたという本作。 ホラーコメディな味わいですが、ラストは意外と暗さが潜んでいて…

  • 「Mr.ノボカイン」…無痛アクションの面白さ&意外と繊細なラブストーリーが絶品

    無痛症の疾患を抱えた男性が、強盗に攫われた彼女を追いかけて孤軍奮闘。 痛みを感じない一点においては無敵、ボロボロになりながら悪党共に立ち向かう!! Mr.ノボカイン ブルーレイ + DVD セット [Blu-ray] ジャック・クエイド Amazon 2025年6月日本公開。劇場で予告編をみたときに90年代おバカアクション映画っぽい雰囲気で好きそうなやつ…と気になっていたのですが見逃してしまい、遅ればせながら鑑賞。 意外とラブストーリー色が強く、前半の人物描写が丁寧で不覚にもうるっときてしまいました。 主人公役のジャック・クエイドはなんとメグ・ライアンとデニス・クエイドの息子さんらしく驚き。 …

  • 「悪魔のはらわた」…変態エログロ&ドタバタホラーコメディで愉快な1作

    ポール・モリセイ監督、ウド・キア主演、イタリア・フランス合作の1973年ホラー。 前から気になっていたのを、ホラー・マニアックスで廉価版Blu-rayが発売されたので初鑑賞。 ホラー・マニアックス第15期 悪魔のはらわた-4K吹替音声収録版- [Blu-ray] ジョー・ダレッサンドロ Amazon アンディ・ウォーホルが監修に入っているとかなんとか…アートで取っ付きにくい感じの作品かと勝手に思ってましたが、シンプルなストーリーでめちゃくちゃ見やすい!! 登場人物全員狂っててツッコミどころしかないですが、ロケーションや美術セットが大変美しく、俳優さんも美形揃い…エログロ全開なのに気品漂うゴシッ…

  • 「サマーキャンプ・インフェルノ」…鮮烈のラスト、B級ホラーだけど闇要素てんこ盛りで凄い

    VHSのみのリリースで長らくソフト化されていなかったのが、今期のホラー・マニアックスで待望のBlu-ray発売。 ホラー・マニアックス第15期 サマーキャンプ・インフェルノ -2Kリマスター完全版- [Blu-ray] フェリッサ・ローズ Amazon ちょうど今年の夏休みにブログで取り上げようと思って輸入版でみていたら国内版リリースを知り、これは絶対に買うぞ!!と改めて本腰入れて鑑賞。 この映画ラストがとにかく鮮烈で、ネタバレを喰らった状態でみたかどうかで大きく印象が左右される作品ではないかと思います。 未見の人はタイトルだけでも検索しない方がおそらく吉。 〝キャンプものホラーで有名なやつ〟…

  • 「ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版」…ノンストップ激走!!時代の空気感が最高なサスペンス・アクション

    先日「笑む窓のある家」をシネマートさんに観に行った際、予告が流れていてとても面白そうだった「ジャグラー/ニューヨーク25時」。 1980年に劇場公開、度々テレビ放映されてカルト的人気を得るも、その後権利関係でDVD化困難に…幻の映画となった知る人ぞ知る1作とのこと。 富豪の娘と間違えられて誘拐されてしまった庶民の娘。元刑事のお父さんが走って走って走りまくって犯人を追いかける!! ノンストップでひたすら走り続ける怒涛の勢いは「コマンドー」。 ドキュメンタリータッチの臨場感溢れる映像は「フレンチ・コネクション」。 当時のニューヨークをそのまま映し出した映像の空気感が半端なく、「クルージング」のよう…

  • 「ウォリアーズ」1979/劇場公開版&ディレクターズカット版Blu-ray鑑賞、真夜中疾走映画のときめきと余韻

    先月から年明けまで欲しいBlu-rayが目白押しになっていますが、スティングレイさんから発売の「ウォリアーズ」Blu-rayを購入&鑑賞。 (ブックレットと先着特典のポストカード3枚が付いていました♫) ウォルター・ヒル監督の中では「サザン・コンフォート」とこれが特に好き。 ストリートギャングが町中のギャンググループに狙われながら命からがら逃走する都会の一夜。 「サザン・コンフォート」の方が緊迫感はダンチですが、昔夜中に1人でビデオを借りてみたときのドキドキ感といったらなく最高に面白かったです。 「アフター・アワーズ」「ジャッジメント・ナイト」「コラテラル」など真夜中疾走系映画は主人公たちと共…

  • メル・ギブソン「ペイバック」鑑賞→「悪党パーカー/人狩り」を読んでみました

    アメリカの作家ドナルド・E・ウェストレイクがリチャード・スターク名義で発表した「悪党パーカー」シリーズ。 作者の意向でパーカーというキャラクター名こそ使えなかったらしいものの、度々映画化されているクライムノベル。 ロバート・デュヴァル主演の「組織」、リー・マーヴィン主演の「殺しの分け前/ポイント・ブランク」を先日みましたが、メル・ギブソンの「ペイバック」も映画化作品にあたるらしく、シリーズ第1作目「人間狩り」を原作にしているそう。 ペイバック [DVD] メル・ギブソン Amazon 昔ビデオでみたような記憶があるのですが、あまり覚えておらずまっさらな状態で再鑑賞。 キャストが意外に豪華、軽快…

  • 「ZEDER 死霊の復活祭」…不穏なムードが堪らない異色ゾンビもの

    プピ・アバディ監督によるイタリアン・ホラー、「笑む窓のある家」と共に「ZEDER 死霊の復活祭」も日本初公開。 より上映回数が限られていそうなスケジュールでしたが、何とか連休最終日に観に行くことができました。 比べてしまうと「笑む窓のある家」の圧勝。 怪しい人物がいっぱい出てくるのは一緒だけど、繋ぎが粗っぽくて話があっちこっちに飛びまくる(笑)。 でもやっぱり雰囲気は抜群で、地下墓地やボローニャの景色、クライマックスに登場する巨大廃墟など、眼福な映像がいっぱい。 分かりにくいけど意外と話は矛盾点なくまとまっているような…スティーヴン・キングの某作品と重なりますが、独自の世界観があってよかったで…

  • 「笑む窓のある家 4K修復版」…ミステリアスジャーロ&田舎ホラーでめちゃくちゃ楽しかった

    1976年製作の異色イタリアン・ホラー「笑む窓のある家」が日本初公開。 プピ・アヴァティという監督の名前も初めて知りましたが、同監督による83年作品「ZEDER 死者の復活祭」も23日から期間限定上映するらしくイタリアンホラーの大盤振る舞い。 まずは「笑む窓のある家」をシネマートさんで鑑賞。激込みで大盛況でした。 フレスコ絵画の修復をするため北イタリアの小さな町にやって来た絵画修復師・ステファノ。 しかし亡くなった画家は〝人間の死に際〟を描くことに取り憑かれた狂気の人物だったらしく、絵には隠された秘密が… 登場アイテムなど「サスペリアPART2」と重なるところもあって、好きな人には堪らないムー…

  • 「エマ」夢の水晶宮…一生に一度のこと/美しい夫婦の特別な思い出

    「乙嫁語り」の森薫先生による、ヴィクトリア朝のイギリスを舞台にした漫画作品。 エマ 1巻 (HARTA COMIX) 作者:森 薫 KADOKAWA Amazon 20年位前、秋葉原でメイド喫茶ブームがあった頃、メイドが主人公らしいこの漫画が本屋さんで大きくディスプレイされているのを発見。 これがもしかして火付け役!?ジェーン・オースティンの少女漫画版みたいなやつ!?と気になって漫画喫茶で手に取ってみることに… メイドと良家の御坊ちゃまの身分違いの恋を描いたストーリー。 リアルさを突き詰めた歴史ものでは決してありませんが、イギリス時代劇ものの良さげな雰囲気。 作者のこだわりを感じさせる女性の衣…

  • 「C.H.U.D.チャド」…モンスターより人間が魅力的な真面目ホラー

    今期のホラー・マニアックスのラインナップの中でも一際強烈なジャケ写で、気になりすぎる作品が… ホラー・マニアックス第15期 C.H.U.D. チャド -ディレクターズカット完全版- [Blu-ray] ジョン・ハード Amazon レンタルビデオ時代から目を引くビジュアルで有名だったようですが、自分は全く知らなくて初見。 もうすぐ家にチャドが来る!!発売が楽しみでここ1ヶ月くらいウキウキだったのですが、いざ見てみると、あれ思ったよりも地味!? クリーチャーの出番は少なめ、ハッチャけたグロホラーを期待してたら意外と堅実なつくりで驚き。 モンスターパニックものだと思ってみると肩透かしかもしれません…

  • 「殺人者たち」…ファムファタールな回想と強烈殺し屋コンビ、ドン・シーゲル監督のハードボイルド・アクション

    ドン・シーゲル監督による1964年公開のハードボイルド・アクション。 先日鑑賞した「突破口!」が大変面白かったのと、リー・マーヴィンが主演ということで気になったのを観てみました。 殺人者たち [DVD] リー・マーヴィン Amazon 殺し屋コンビが依頼を受けてターゲットを殺害するも、なぜか男は無抵抗…謎に思った殺し屋が関係者を追って問い詰めていくミステリタッチなストーリー構成。 合間に回想シーンが挟まりますが、こっちが本編かと思うくらい大胆に長くてびっくり。 ファムファタールに出会って転落していく男をジョン・カサヴェテスが演じていて、なかなかハマり役で面白い。 なんと元はテレビ映画だったらし…

  • 「北国の帝王」…無賃乗車ジジイvs無賃乗車絶対許さないジジイ!!至高の男の矜持バトル

    タイトルだけは聞いたことがあって気になっていたロバート・アルドリッチ監督の「北国の帝王」を初鑑賞。 北国の帝王 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray] リー・マーヴィン Amazon トンカチを振り回すジジイとニワトリを振り回すジジイ、冒頭から掴みバツグンで面白かった!! 無賃乗車の帝王と呼ばれるリー・マーヴィンと、無賃乗車絶対許さないマンの車掌アーネスト・ボーグナインの対決。 小学生男子の喧嘩みたいな下らない内容なのに、激アツ。 大恐慌が時代背景に描かれていますが、小難しいことは考えず、肩肘張らず伸び伸びと楽しめる作品なのが素敵。 クライマックスのバトルには大興奮!! 鉄道の…

  • 「狩人の夜」…十字架の後ろに隠れた悪魔、白黒映像美が圧巻の大人メルヘンホラー

    イギリスの名優チャールズ・ロートンがメガホンを撮った1955年制作のサスペンスホラー。 狩人の夜 [DVD] ロバート・ミッチャム Amazon 先日鑑賞した「フレイルティー 妄執」DVDにて、製作陣がインスパイアされた作品として語っていて面白そうだったのを初鑑賞。 幼い子供2人が聖職者の皮を被った殺人鬼に追われる…何やらとても恐ろしそうなホラー。 ドイツ表現主義的と評される1作だそうですが、「ヘンゼルとグレーテル」など童話を想起させてメルヘンホラーともいうべき独創的ムード。 モノクロ映像の美しさが絵画のようで圧巻でした。 92分というコンパクトさ、三幕仕立てになったような構成で、前半と後半で…

  • 「ファイナル・デッドブリッジ」…終わり方最高!!捻りをきかせて大健闘のシリーズ第5作目

    2011年公開の「ファイナル・デスティネーション」シリーズ第5作目。 シリーズ中この作品だけ見ていなかったのですが、こちらも面白いとのことで急遽鑑賞。 ファイナル・デッドブリッジ [Blu-ray] ニコラス・ダゴスト Amazon ズボラなテキトー人間で先に最新作「ファイナル・デッドブラッド」を見てしまい順序が逆になってしまいましたが、あれ、こっちもめっちゃいいやん。 話が予想できる部分もありつつ、ラストにはまんまとしてやられて悶絶。 新設定追加には賛否両論ありそうですが、マンネリ化を防ごうと健闘したようで、個人的にはかなり好印象の1作でした。 ◇◇◇ 今回の主人公・サムは学生ではなく社会人…

  • 「ファイナル・デッドブラッド」…キャラも舞台装置も秀逸!!家族ドラマ追加でパワーアップな最新作

    生き残るのは死んでも無理!!「ファイナル・デスティネーション」シリーズの6作目にして最新作。 ファイナル・デッドブラッド ブルーレイ + DVD セット [Blu-ray] ケイトリン・サンタ・フアナ Amazon 期間限定で劇場公開もされているらしく、大盛況とのこと。 ポップコーン片手に大勢でみるには最高の映画だろうなーと思いつつ、今月はどうにも時間がとれずひとまず配信にて鑑賞させてもらうことに。 「オーメン」、フルチの「ビヨンド」と並んで、ひたすら理不尽な死が襲いかかりまくるホラー。 1作目「ファイナル・デスティネーション」をみたのはテレビ放映で確か高校生の頃だったと思いますが、斬新なアイ…

  • 「突破口!」…時代遅れオヤジの全てを賭けた戦い、ドン・シーゲル監督の傑作クライムアクション

    先月鑑賞した「組織」という作品で主人公の相棒役を演じていたジョー・ドン・ベイカーという俳優さんが気になって調べていたら、同年代のクライムアクション映画を発見。 突破口! [Blu-ray] ウォルター・マッソー Amazon 1973年公開、監督は「ダーティ・ハリー」のドン・シーゲル、主演はウォルター・マッソー。 タランティーノのお気に入り作品でもあるらしく好きそうな映画かなーと思ってみたらドンピシャですごく面白かった!! 頭脳で勝負するタイプの主人公が活躍するアクション映画っていいなあ。 最後になって全体像が明かされるストーリー構成がお見事。脇役も含め奥行きを感じさせる登場人物たちが魅力的。…

  • 「殺しの分け前/ポイント・ブランク」…幻想的ハードボイルド、まるでホラーなフィルムノワール

    今年シネマートさんでリバイバル上映されていたのを見逃してしまい、ずっと気になっていた「殺しの分け前/ポイント・ブランク」。 先日鑑賞したロバート・デュヴァル主演の「組織」と同じく、ドナルド・E・ウエストレイクの悪党パーカーシリーズを原作にしているとのことで、比較もできたらと思い鑑賞してみました。 殺しの分け前/ポイント・ブランク [Blu-ray] リー・マーヴィン Amazon 世界観、キャラクター像などは確かに似ているものの、作風は全く別物。 組織から金を奪おうと奔走する主人公・リー・マーヴィンが亡霊のようでホラー映画のようなムードが漂う怪作。 閑散とした人工的ロケーションが美しくも冷徹で…

  • 「ターミネーター」4Kレストア版/切ないラブストーリーな1作目がやっぱり好き!!

    先々週から上映されていた「ターミネーター」4Kレストア版。 先に「チェンソーマン」を観に行ってしまって失敗だったかな…と思っていたら3周目に入っても300席余りの大きなスクリーンで爆音上映してくれていて感謝。 今年は5月に午前十時の映画祭で「ターミネーター2」を鑑賞したので、順番は逆になりましたが、2作品を劇場で初鑑賞することができました。 自分が子供の頃よくテレビ放映されていたのは2。先にみたのも2だったけど、あとからみた1の方が自分はなぜか好きで… 2より低予算なのにこっちの方が上質で本物という感じがする。硬派なSFの雰囲気が好みでした。 前半はスラッシャー映画さながらの恐怖、後半は切ない…

  • 「ダイヤル・ヘルプ」…vs電話に憑いた悪霊!!奇天烈殺人シーンが楽しいイタリアンホラー

    間違い電話をかけた女性が電話に取り憑いた悪霊にストーキングされてしまう… 「食人族」のルッジェロ・デオダート監督による88年のオカルトホラー。 昨年購入したルチオ・フルチ本でもタイトルがあがっていて気になっていたのを初鑑賞してみました。 恐怖度は低めですが、ヘンテコ殺人シーンが愉快。 主演は「ゴールデン・チャイルド」に出ていたシャーロット・ルイスで、エキゾチックな美貌がホラーに映えて魅力的。 クラウディオ・シモネッティの音楽も相まってご機嫌な1本でした。 輸入版DVD(国内デッキ非対応)で鑑賞しましたが、英語ドイツ語の音声のみで、字幕はなし。 再生すると画面がやや横に伸びた変な感じになってしま…

  • 「フレイルティー 妄執」…親の呪縛から逃れる罪悪感、どんでん返しに慄く哀しき家族ホラー

    ビル・パクストン監督主演、マシュー・マコノヒー出演の2001年製作のホラー。 コメント欄でお薦めいただき、宗教系家族ホラーということで凄く面白そうなのを初鑑賞してみました。 フレイルティー -妄執-スペシャル・コメンタリー・エディション [DVD] ビル・パクストン Amazon 驚きの展開があるらしく前情報をなるべく入れずに鑑賞に臨みましたが、クライマックスはどんでん返しのミルフィーユ。 全体的にはかなり地味めの作品ですが、心理的恐怖度が高かったです。 現実世界から隔絶した狂気を描いているところはフリードキンの「bug」、家族の呪縛を描いているところでは「ヘレディタリー」…人間の罪悪感や理解…

  • 「チェンソーマン レゼ篇」…ちゃんとチェンソーマンだった!!テンポ良くアクションも大満足な劇場版

    原作は大好きで単行本を買って読んでいたのですが、テレビアニメ版は1話で切ってしまい未視聴。 画面が暗いなあ、なんか覇気がないなあ、テンポ悪くないかなあ… 主題歌のタイアップオンパレードや映画パロディをふんだんに入れたオープニングなども鼻についてしまい、肌に合わさなそうと脱落。 その後監督の演出に賛否両論あったことを知り納得してしまいましたが… 説明台詞やキャラのギャグパートが多く映像化に向かなさそうな「鬼滅」が大ヒットして、めちゃくちゃアニメ映えしそうな「チェンソーマン」が大当たりしないとは分からないものだなあ…原作リスペクトが明暗を分けたのかなあ… 「あんなに凄い漫画なのに勿体無い!!」とい…

  • 「組織」…ロバート・デュバル大暴れ!!最高にクールな70年代クライムアクション

    「ローリング・サンダー」のジョン・フリン監督による73年のクライムアクション映画。 組織 [DVD] ロバート・デュヴァル Amazon 監督のフィルモグラフィーの中でこれが1番だという声もある隠れた名作のようで鑑賞。 激渋でめちゃくちゃカッコよかったです。 ロバート・デュヴァルがアクションに主演というのが意外に思われますが、めちゃくちゃ暴力的なハゲの中年男にびっくり(笑)。 恋人役はカレン・ブラック、敵役はロバート・ライアンと渋いキャストが勢揃い、皆個性を発揮して光っています。 兄を殺された主人公が犯罪組織にひたすら喧嘩を売りまくる…シンプルなストーリーですが、カチコミアクションが最後に展開…

  • 「ロックアップ」…ショーシャンクのスタローン!?男気1000%な刑務所アクションドラマ

    「ローリング・サンダー」のジョン・フリン監督、シルベスター・スタローン主演、89年公開の刑務所アクションムービー。 ロックアップ [Blu-ray] シルヴェスタ・スタローン Amazon 極悪刑務所に入れられた善良な男が仲間と共に奮闘、意地悪所長のイビリに耐えまくる…!! ベッタベタというか、コッテコテというか、男臭いこと極まりない1本ですが、任侠映画好きのジョン・フリン監督とスタローンは相性がよさそう。 「ローリング・サンダー」や「摩天楼ブルース」と比べるとバカっぽい映画ですが、ツッコミどころも含めて楽しめる作品。 脇役も光っていて美しい名シーンが点在、これは良いスタローン映画!!とニッコ…

  • 「エイリアン」を午前十時の映画祭で観てきました

    三連休、たまには新作映画をみた方がいいんじゃないかと思いつつ、またまた旧作を鑑賞。 午前十時の映画祭で上映している「エイリアン」を観てきました。 池袋までは行けなかったけど、近隣地域の映画館が割と大きめのスクリーンで掛けてくれて有難い。 今年の午前十時のラインナップ、鉄板の有名作品ばかりですが、劇場初鑑賞なので素直にとても嬉しいです。 エイリアン、自分は1番好きなのは2。 子供の頃にテレビ放映で先にみたのが2だったこともあってこちらのインパクトが強烈だったのですが、1作目が最高だという意見にも納得のエポックメイキングな大傑作だと思います。 ギーガーによるデザイン、宇宙という密室空間の恐怖、極め…

  • 「モンキー・シャイン」…牙を剥く高知能ザル!!ロメロのアニマルサイコスリラー

    近日公開予定の作品をネットでみていたところ、猿を映したホラー映画のポスタービジュアルが… モンキー・シャインのリメイクするの!?と思ったら、これが全然違ってスティーヴン・キングの短編を映画化した新作なんだとか。 (めっちゃ似てるw w) そんなわけで急に思い出した映画「モンキー・シャイン」。88年のジョージ・A・ロメロ監督作。 同じく猿が暴れるアニマルホラー「リンク」と共にVHSワゴンセールで発見してみた記憶があるのですが、「リンク」に比べるとかなり地味だった印象。 でも話の設定は面白くてこちらもまずまずの作品だった気がします。 久々に鑑賞してみましたが、アニマルホラーというより心理サスペンス…

  • 「狂い咲きサンダーロード」45周年記念復活上映に行ってきました

    先日「ローリング・サンダー」を観に行った際にシネマートさんで告知されていた「狂い咲きサンダーロード」45周年記念復活上映。 大入りの大盛況だったようで3週目に突入。滑り込みで何とか観に行くことができました。 タイトルは知っていたけどずっと未見、出ている俳優さんも全く知らずでして… 暴走族が主人公の映画って個人的にハマらなさそう…アート志向でとっつきにくそう…勝手な偏見を持って遠ざけていましたが、めちゃくちゃおもしれーじゃねぇかよ!! 体感70分くらいで上映時間があっという間。 頭を空っぽにしてみれる映画で、ストレートにめちゃくちゃ面白かったです。 開始10分位は同じような格好をした暴走族がいっ…

  • 「摩天楼ブルース」…古臭いけどカッコいい、80年代バイオレンス・アクション

    ジャン=マイケル・ヴィンセント主演、「ローリング・サンダー」のジョン・フリン監督による80年公開作品。 摩天楼ブルース [DVD] ジャン=マイケル・ヴィンセント Amazon 先日劇場鑑賞した「ローリング・サンダー」がとてもよかったこともあり初鑑賞。 町にやって来た無頼漢が悪党と対決する西部劇テイストなストーリー。 よくある古臭いドラマに思われますが、不思議とダサくなくこの年代ならではの空気感とマッチ。 人物描写が優しく丁寧で、自然体な空気感がとても美しかったです。 バイオレンス・アクションとしてはあっさりめかもしれせんが、変に作り込み過ぎていないところがリアル。 またもや殴り込みエンド、ク…

  • 「バトルランナー」…ダークでシリアスな原作ととにかく楽しい87年映画版

    「バトルランナー」のリメイク作がグレン・パウエル主演、エドガー・ライト監督で来年公開されるとのこと。 テレビ放送でシュワちゃん映画をみて育った世代としては、出来不出来はさておき87年度版の印象が鮮烈。 バトルランナー [DVD] アーノルド・シュワルツェネッガー Amazon 遊園地のアトラクションみたいなロケットジェットコースター、みのもんたみたいな司会者、体に電球つけた歌うデブ… 残酷なシーンもあるのに不思議と怖いという印象は残らず、ビジュアルと空気感に圧倒される何とも愉快な映画でした。 原作はスティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で1982年に発表した長編小説。 昔図書館で借り…

  • 「悪夢の惨劇」…オカルト!?病院ホラー!?着地点も見事な80年代サイコスリラー

    「エルム街の悪夢3」のジェニファー・ルービン主演。 「ザ・クラフト」のアンドリュー・フレミングが監督、「ターミネーター」「エイリアン2」のゲイル・アン・ハードがプロデュース。 カルト宗教の集団自殺から生き延びた女性の悪夢を描く87年のサイコスリラーだそうで… 悪夢の惨劇 [DVD] ジェニファー・ルービン Amazon KONMAさんに先日教えていただいて、怖くてとても面白そうなのを初鑑賞してみました。 サスペンスタッチなストーリーからショック描写も時折挟まってきて飽きさせず、意外な話の着地点が上手い…!! キャストも地味ながら皆ハマり役で、B級かと思いきやしっかり作られた感心の1本でした。 …

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