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どうながの映画読書ブログ https://dounagadachs.hatenablog.com/

好きな洋画作品について語ります。 映画以外にも小説、漫画などについても時々取り上げます。

好きな映画監督:ブライアン・デ・パルマ、ダリオ・アルジェント 好きな女優:ジョディ・フォスター、サンドラ・ブロック 好きな男優:ダスティン・ホフマン、ゲイリー・オールドマン ホラーサスペンス系が好きですが、アクション、SF、恋愛割となんでもみます。 ブログをはじめてから1番面白かった映画はフリードキン監督の「恐怖の報酬」です。

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2019/07/07

1件〜100件

  • アルジェントの「オペラ座の怪人」…驚愕!!美しき変態ネズミ男

    劇団四季のミュージカルが好きで間違ってこのビデオ借りちゃった人はきっとトラウマもの。 ホラーファンが観てもなかなか珍妙な作品で、アルジェント好きの人間が観ても「どうした、アルジェント!?」とのけぞるような、別の意味で記憶に刻まれるトンデモな1本でした。 オペラ座の地下深くには音楽の才を持つ謎の怪人ファントムが住んでいた。ある日怪人は美しき新人ソプラノ歌手に恋をするが… 基本のストーリーは原作・ミュージカルと同じですが、本作の怪人はなぜかイケメン。金髪ロン毛に黒装束、乙女ゲーに出てきそう(笑)。 奇形があって両親に捨てられたというオリジナルの哀しい設定はいずこ…「ファントム・オブ・パラダイス」の…

  • 「トラウマ/鮮血の叫び」…アルジェント首切り殺人事件

    ダリオ・アルジェントが娘・アーシアを主演に迎えた93年の作品。 どこか「サスペリア2」を彷彿させるジャーロもので決して面白くないことはないのですが、アメリカをロケ地にしたからかビジュアル的な魅力が半減。 音楽はピノ・ドナッジオが担当していますがあまりしっくり来ずゴブリンが賑やかにやってくれた方が良かったんじゃないかなー…と映像&音楽面が残念な作品であります。 拒食症に苦しむ美少女・オーラは精神病院を脱走し自殺を図ったところを偶然通りかかったデヴィッドに助けられる。 警察に保護されたオーラは自宅に送り返されるが、その夜霊媒師をしている母・アドリアナが降霊会で怨霊に憑依された。 「殺人犯がいる」と…

  • アルジェント後期傑作「スタンダール・シンドローム」を独自解釈してみた

    性暴力の被害に遭った女性の精神崩壊を描くダリオ・アルジェント監督作。 殺人シーンにいつものような芸術性は皆無で淡々と渇いた感じ。ストーリーは破綻こそ少ないものの解釈を委ねたようなやや難解なつくり。 好みが分かれそうな作品ではありますが個人的には「スリープレス」と並んで…いや味わい深さではそれ以上の、後期の傑作ではないかと思う大好きな作品です。 女性警察官・アンナは連続レイプ犯が現れるというタレコミを受けフィレンツェのウフィツィ美術館を訪れました。しかし絵画を観ているうちに絵の中に吸い込まれたような感覚に陥り失神してしまいます。 タイトルである「スタンダール症候群」とは芸術作品に触れてめまいや錯…

  • 「ウハウハザブーン」…ポロリと爆破とめっちゃ賢い犬

    「ウハウハで行くか?」「ザブーンだな!」 日本劇場未公開作でVHS発売時タイトルは「アップ・ザ・クリーク」。しかしテレビ東京で放送された際に付けられたのがこのふざけたタイトルだったそうで… 史上最悪のボートレース ウハウハザブーン <デジタル・リマスター版> [DVD] ティム・マシスン Amazon 「全米川下り選手権」という造語が2ちゃんねるの実況版に定着するなど一部のファンの間で人気を誇った伝説の作品。 ずっと気になっていたのを初鑑賞してみました。 とある全米最下位のFラン大学… その中でもワースト4と呼ばれる問題児4人がある日突然校長に呼び出されます。 「この大学は賞というものを一度も…

  • 「戦争のはらわた」…サラリーマン的悲哀と不可解だけど凄みのあるラスト

    これまで敵役ばかりだったドイツ兵をあえて主人公に置き人間らしい兵士として描く…当時衝撃を持って迎え入れられたという77年製作のサム・ペキンパー監督作。 戦争のはらわた [Blu-ray] ジェームズ・コバーン Amazon ドイツとソ連が死闘を繰り広げる43年の春。卓越した戦闘能力を持つシュタイナー伍長はプロイセン貴族出身のシュトランスキー大尉を新たに上官として迎え入れることになりますが… 10年窓際族やってたコネ入社のボンボンがいきなり異動してきて周りを振り回す…戦争映画というと構えて観てしまいがちですが、本作の人間ドラマは意外に親しみやすくサラリーマン的悲哀や組織の愚かさが突き刺さります。…

  • 「ワイルド・バンチ」…ジジイのロマンスと煌めく笑顔

    69年制作、「最後の西部劇」と呼ばれるサム・ペキンパーの代表作。 ペキンパーと共同で脚本を手がけたウォロン・グリーンはのちにフリードキンの「恐怖の報酬」の脚本も担当していて、クズ野郎どもが破滅に向かっていくという所では共通点があると言えるのかもしれません。 けれどあちらが不条理な運命をホラーテイストで描いているのに対し、こちらで描かれているのは男の矜持や懐旧の念など全くテーマは異なります。 「恐怖の〜」では極めてドライだった人間関係も「ワイルド・バンチ」ではもっとロマンチックに描かれていると思いました。 ディレクターズカット ワイルドバンチ スペシャル・エディション [DVD] ウィリアム・ホ…

  • 「悪魔の墓場」…ヨーロッパ製リビングデッド、ゾンビの出来が秀逸

    英題:The Living Dead at the Manchester Morgue。 ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(68年)と「ゾンビ」(78年)の間…74年にスペイン・イタリア合作で作られたゾンビ映画。 「サンゲリア」のような作品を期待するとマジメかっ!!となる社会派要素も兼ね備えたシリアスゾンビ。 特殊メイクを手掛けたのが「サンゲリア」のジャンネット・デ・ロッシということもあってゾンビ自体の出来栄えが非常に秀逸な作品でした。 悪魔の墓場 [Blu-ray] レイ・ラヴロック Amazon オサレヨーロッパ映画の雰囲気でやたらカッコいいオープニング。 舞台はイギリスのマン…

  • 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」4Kリマスター版観てきました

    ゾンビ映画の原点になった「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の4Kリマスター版がこの度劇場公開されるとのことで観に行ってきました。 自分が「ナイト〜」よりも先に観たのは「ゾンビ」の方。高校生の頃映画秘宝で取り上げられていてどんな作品なんだろう??と思って借りてみたのがきっかけでした。 家族が寝た夜中にこっそりビデオで観たのですが、あまりの面白さに絶句、興奮して全く寝付けず立て続けにそのまま2回鑑賞してると朝起きてきた親に「何みてんの!?」と言われてしまいました(笑)。 並々ならぬスケール感と終末感、アクションも多かった「ゾンビ」に対し後からみた「ナイト〜」の方はかなり地味な印象。 黒人男性の主…

  • 「キャッスル・フリーク」…スチュアート・ゴードンの陰惨古城ホラー

    スチュアート・ゴードンとチャールズ・バンド率いるフルムーン・ピクチャーズが組んだ95年のホラー。 他作品に比べるとかなり地味な印象ですが、家族ドラマの要素もあって個人的にはとても好きな作品でした。 アメリカ人のジョンは見知らぬ親戚から古城を相続することになり、妻・スーザンと目の不自由な娘・レベッカを連れてイタリアに渡った。しかし城の奥深くには人間の姿をした化物が監禁されていた… 夫婦役はジェフリー・コムズとバーバラ・クランプトンの黄金コンビ。 夫の夜の誘いを頑なに拒否する妻ですが、何やら訳ありの様子。 実は夫ジョンの飲酒運転が元で一家は事故に遭い、息子は亡くなり娘は視力を失ってしまいました。 …

  • 「ザ・ブルード/怒りのメタファー」…クローネンバーグの隙がない傑作家族ホラー

    カルト宗教に入った妻の下から子供を連れ戻す…クローネンバーグの当時の実体験が色濃く反映された作品だそうで… 本監督の初期の傑作、肉体の変容という一貫したテーマも在りつつ明快な家族ホラーになっていていいですね。 ザ・ブルード/怒りのメタファー リストア版 [Blu-ray] オリヴァー・リード Amazon 神経症を患ったノーラは夫と親権を争いつつも精神科医・ラグランの管理下にあった。博士の治療法は〝怒りを具現化して切り離す〟という画期的なものだったがそれが思わぬ事件を引き起こしてしまう… とにかく顔の圧の強い人たちのオンパレード、クローネンバーグ作品の真骨頂ともいうべき奇人変人も続々と登場しま…

  • 「トップガン マーヴェリック」…限界突破トム・クルーズのヤヴィンの戦い

    やたら評判がいいのでこれは劇場で観なければと行ってきました。 隣に座ったおじさんがずっと泣いていて自分も最後の方泣きながら観るというホルガ村のような状態になりました。 2週目だったのに満席の劇場、エンドロール前のテロップで拍手が巻き起こる、場内が明るくなるまで皆席を立たない…アダルトな観客が集まった至高の映画鑑賞タイムでした。 1作目に特別な思い入れがあるわけではない人間がみてもめちゃくちゃ面白かったです…!! これでもかと矢継ぎ早に来るクライマックス、プロット自体は「ヤヴィンの戦い」と言っても過言ではなく胸熱で心昂るストーリーでした。 何よりトム・クルーズ本人のパーソナリティを活かしたような…

  • 「ノー・エスケイプ」…レイ・リオッタが彼岸島でプリズンブレイク

    先日レイ・リオッタが67歳で亡くなられたとのこと。 作品的なベストは「グッドフェローズ」かと思いますが、自分が初めてこの俳優さんを知ったのは「不法侵入」という作品。 美しすぎる人妻マデリーン・ストウをストーカーする警官の役だったのですが、勘違いサイコパスっぷりが堂に入っててドキドキ。 その後も「タービュランス」「ハンニバル」などネチネチな悪人を演じると天下一品という印象が残りました。 個人的には悪役のイメージが強かったレイ・リオッタですが、善玉役で好きだったのが94年のこの作品。 ノー・エスケイプ [DVD] レイ・リオッタ Amazon ときは2022年。上官殺しの重罪を犯した軍人・ロビンス…

  • 「クルージング」…ゲイバー潜入捜査、不完全B級サスペンスなフリードキン

    ゲイ連続殺人事件を追ってアル・パチーノがSMクラブに潜入捜査する… Cruising - Deluxe Edition [Import anglais] Al Pacino Amazon フリードキンこんな映画も撮ってたんだー、という80年制作の作品。 公開当時「偏見を増長させる」とゲイ団体から猛バッシングを受け、興収も振るわずその年のゴールデンラズベリー賞にノミネート。 北米版Blu-rayが出たのも2019年と曰く付きの作品??のようであります。 NYでゲイを狙った連続殺人事件が発生。被害者と風貌が似ているということで若手警官のスティーヴ(アル・パチーノ)が潜入捜査官に抜擢され、夜な夜なS…

  • 「真夜中のパーティー」…ゲイ8人+ノンケ1人、自分を嫌悪する主人公の悲哀

    70年制作、ウィリアム・フリードキン監督の初期の傑作と名高いようなので鑑賞してみました。 原作が有名な舞台らしく「12人の怒れる男」のような密室劇テイストで緊迫感たっぷり。 ゲイ映画というと好みが分かれそうですが、自己肯定感が低い人の苦悩のドラマにもなっていて思った以上に親しみやすい作品でした。 真夜中のパーティー [Blu-ray] ケネス・ネルソン Amazon 友人・ハロルドの誕生日を祝うため集まったゲイ8人。そこに主催者・マイケルの大学生時代の友人・アランが突然アパートを訪ねてきます。ストレートの男の思いがけぬ参加により次第に空気は張り詰めて参加者の化けの皮が剥がれていきますが… 職業…

  • 愛はパワーだよ。懐かしドラマ「to Heart 」の記憶

    90年代懐かしドラマ。 中学生の頃仲の良かった友達が堂本剛の大ファンで影響されて観たドラマだったのですが、不思議と大人になってからも鮮烈な印象が残っている作品です。 to Heart ~恋して死にたい~ DVD-BOX 堂本剛 Amazon 深キョン演じる主人公の透子(トーコ)がボクサーの青年・時枝ユウジ(堂本剛)を好きになる…というただそれだけの恋愛ドラマ。 2人の出会いがレンタルビデオ店ってところにハートを掴まれたのですが、お互いが借りたビデオの入った袋が入れ替わってしまう。 中身が違うことに気付いて店に戻ったら鉢合わせになって、「エロビデオなんか見て」「お前アニメが友達なのかよ、彼氏いな…

  • ルチオ・フルチの「恐怖!黒猫」…物静かなホラーだけど雰囲気は良かった

    フルチが「地獄の門」と「ビヨンド」の間に撮った81年の作品「黒猫」が初Blu-ray化。 「時計仕掛けのオレンジ」のパトリック・マギーと「4匹の蝿」のミムジー・ファーマーが主演、脇はフルチ作品の常連が固めています。 ゴア描写は少なく思った以上に静かな作品でしたが、物悲しさ漂うジャッロになっていて充分楽しめました。 ホラー・マニアックスシリーズ 第13期 第4弾 ルチオ・フルチの 恐怖! 黒猫 -2Kレストア版- [Blu-ray] パトリック・マギー Amazon 人々の奇怪な死が続くイギリスの小村。村を訪れたカメラマンの女性・ジルは村人から忌み嫌われている霊媒師・マイルズの下を尋ねます。 気…

  • 「ドクター・ブッチャー」…ゾンビと食人族とイアン・マッカロック

    映画「サンゲリア」で主演を務めるイギリス人俳優、イアン・マッカロック。 特典映像などで披露されるエピソードでは気難しく撮影時には他の出演者と打ち解けられず孤立していたそう。 時を経て作品が再評価されてファンイベントなどに呼ばれても終始しかめっ面。 義理の親戚は議員で映画を検閲する仕事に関わっていたのだとか、ご本人もイギリスの劇団出身でプライドが高そう…ホラーというジャンルを心の底から軽蔑したような発言を繰り返しています(笑)。 そういう見方の人もいるけどさー、折角出演した作品が愛されてるのにもうちょっと人生楽しんだらどーなん…とか思っちゃいますが、そんなイアン・マッカロックさんのもう1つの代表…

  • 「恐怖の報酬」劇場で再鑑賞してきました

    先月目黒シアターという劇場にて「恐怖の報酬」「ウィッカーマン」の2本立て上映があり、観に行ってきました。 時間の関係で「恐怖の報酬」1本しか観れなかったのですが、このブログを始めてから出会った中で1番衝撃だった作品。大きな劇場ではなかったけれど「集中して映画館でみたい」と思っていた1本なのでまたとない機会でした。 前半トラックが走り出すまで1時間。説明皆無で突き進む映像にひたすら圧倒されますが、とっつきにくいという意見も分かる(笑)。 ニトロ運搬だけでも無理ゲーなのにこれでもかと襲い掛かる災厄の数々…説明できない理不尽が、〝逃れられない死〟がひたすら襲ってくる、「オーメン」「ビヨンド」のような…

  • 「サザン・コンフォート」…ウォルター・ヒル最高傑作!?ボンクラ小隊決死の脱出劇

    81年制作、日本国内では劇場未公開だったというウォルター・ヒル監督作。 ジャケ写は戦争映画のような雰囲気ですがサバイバルホラーと言っていい仕上がり。 「田舎で得体の知れない人に襲われる」系ホラーの醍醐味もあり、個人的には今まで観たウォルター・ヒル作品の中で1番面白かったです。 サザン・コンフォート [Blu-ray] Amazon 1973年ルイジアナ… アメリカには州兵(National Guard)という連邦政府とは別に州の管理下にある軍隊があり、その中には「本業は別にあるけどパートタイムで軍に入る」という人たちが一定数いるようです。 アメリカはやっぱり広い国、州にも別軍隊あるなんてスゲー…

  • 「肉の蠟人形」1997…フルチとアルジェント、イタリアとハリウッドの狭間で…

    (この記事のあと暫く更新をお休みします。) アルジェントとフルチが共同制作するはずだったのにフルチが急死。〝ルチオ・フルチに捧ぐ…〟というテロップとともに幕を開ける1作。 昔VHSで一度みたきりだった「肉の蠟人形」を久々に鑑賞しました。 同時期・同ジャンルで活躍したアルジェントとフルチ。 それぞれに良さがあると思いますが、アルジェントの方が音楽と映像の繋ぎのセンスが卓越していたりビジュアルの独創性が高く、後年の作品も一定のレベル!?を保てているように思われます。 映画一家に生まれたアルジェントに対しフルチは貧しい家の生まれでもっと苦労人なイメージ。 映画制作においても低予算の中で工夫を凝らして…

  • 「幻想殺人」…映像もストーリーも鮮やかなフルチの傑作ジャーロ

    「マッキラー」に先駆けてフロリンダ・ボルカンを主演に迎えたルチオ・フルチ監督による71年の作品。 ルチオ・フルチの幻想殺人 デジタル・リマスター版 [DVD] フロリンダ・ボルカン Amazon 評価が高いようで気になっていた作品ですが、大きな破綻なくストーリーが成立しており、悪夢の描写も圧巻。この時期のフルチは本当に凄かったんだなーと感じ入る1本でした。 ストーリーが少々複雑だったので、まずはあらすじを簡単に整理してみたいと思います。 ◆◆◆ ロンドンで裕福に暮らすキャロルは隣に住む自由奔放な美女・ジュリアを殺害する夢をみました。 精神科医にそのことを話すと「奔放になりたい気持ちが奥底にある…

  • 「ボーンヤード」…超能力おばさんvs巨大ゾンビプードル

    ハピネットさんの第13期ホラーマニアックスシリーズが続々と発売、知らないタイトルもあって気になるものばかりですが今月発売されたタイトルの1つがこれ。 ホラー・マニアックスシリーズ 第13期 第2弾 ボーンヤード -HDリマスター版 - [Blu-ray] エド・ネルソン Amazon 「ガバリン」で特殊効果を手掛けていたジェームズ・カミングが監督・脚本・特殊効果のすべてを担当した91年の作品。 ジャケ写だけみるとアニマルホラーっぽいけど全然違った(笑)。 前半と後半でテンションが違いすぎてビビりますが、ゾンビものの変化球で楽しいホラーコメディでした。 とある葬儀屋にて東洋人の子供3人の死体が発…

  • 「ゾンビ3」…知能派ゾンビとマザコン息子マイケル

    日本では「ゾンビ3」というタイトルになっているもののロメロの「ゾンビ」とはもちろん無関係、原題が「Zombi3」である「サンゲリア2」とも全く関係のない作品。 81年公開、監督はアンドレア・ビアンキというイタリア人でこの時期につくられたマカロニ・ホラーの中では評判の1作!?のようです。 ゾンビ3 -HDリマスター版- [Blu-ray] マリアンジェラ・ジョルダーノ Amazon ドワーフのような長い髭を生やした考古学者のエアズ教授はエトルリア文明の研究者。地下墓地を発掘中に太古の呪いが解かれ死者が蘇ってしまいます。 そんなことは露知らず墓地近くの屋敷にてバカンスを過ごそうとやって来たカップル…

  • 「SFソードキル」…哀しき異世界転生、藤岡弘、のラストサムライ

    「パペットマスター」やスチュアート・ゴードン監督作など80年代にB級映画を制作していたエンパイア・ピクチャーズ。 初期にはなんと藤岡弘、を主演に迎えた作品をリリース。 SFソードキル [DVD] 藤岡弘 Amazon 氷漬けになっていた400年前のサムライが現代アメリカに蘇る…!! 荒唐無稽なストーリーですが、藤岡弘、さんがトンチンカンなサムライ像を排除すべく制作陣と内容を詰めたそうで、意外にシリアスなトーンの作品になっています。 どうみても日本じゃない雪景色で始まるオープニング。 1552年、真壁一族の武士・多賀義光は敵の騙し討ちに遭って妻を殺され自身も重傷を負って凍った川に転落してしまいま…

  • 「サイレント・ランニング」…ロボットに涙する70年代ニューシネマSF

    「2001年宇宙の旅」などの特撮を手掛けていたダグラス・トランブルが先日亡くなられたとのこと。 タイトルはよく聞くものの未見だった監督作「サイレント・ランニング」を観てみました。 サイレント ランニング [DVD] ブルース・ダーン Amazon 地球が汚染され僅かに残された木々や緑が宇宙船に詰め込まれて育てられている未来。 植物学者・ローウェルは甲斐甲斐しくドームで動植物の世話をしてしましたが、他の3人のクルーは自然を邪険に扱いローウェルのことは変人扱い。 そんな中政府からドームを爆破して地球に帰還するように命令が出ます。 緑を愛するローウェルは激怒し他のクルーを手にかけて1人宇宙空間を彷徨…

  • 実写映画「嘘喰い」観てきました

    大好きな漫画なのでどんな出来栄えでも受け止めると覚悟の上観てきました。 原作勢にとっては驚きの連続、知らんキャラがバンバン出てくる、激すぎる場面転換、予想の遥か上いくキャラ崩壊…と119分レールの見えないジェットコースターに乗せられたようで全く退屈しませんでした。 横浜流星の貘さんはハマり役でキャスティングは総じて85点位あるのに脚本が軽くマイナス100点叩きだしてるという非常に残念な出来栄えではありました。 しかし公開前には「監督が貘さんにハーモニカ吹かせようとしたのを横浜流星が断固拒否した」……という不穏すぎるニュースが流れ、期待値が最低のラインまで沈み込んだためか思った以上に楽しんで観る…

  • 楳図かずお大美術展に行ってきました

    東京シティビューにて1月28日から開催されている楳図かずお大美術展に行ってきました。 コロナの状況もありどうしようかと迷っていたのですが、先月発売の「芸術新潮」の楳図特集が大変面白く、85歳の楳図先生が4年かけて描いた作品を生で見れる機会なんてこれを逃せば一生ないかも…と考えて行ってきました。 今回の展示では「わたしは真悟」の続編が101枚の絵画として鑑賞できるとのこと、だいぶ前に読んだきりの「真悟」を一応再読してからのぞむことにしました。 展示場は六本木森ビルの52階、「真悟」の舞台の1つでもある東京タワーがバッチリ見える景色で雰囲気抜群!! 他の分野のアーティストさんが手がけた作品もあり会…

  • 邦題が秀逸だと思う映画作品をあげてみる

    最近の映画は原題を英語のカタカナ表記にしてそのまま…というパターンが圧倒的に多い気がしますが、一昔前の作品は結構自由でオリジナルな日本語タイトルが付けられていて面白かったりします。 映画ネタあるあるだと思いますが、「この邦題は上手い!」「言葉がカッコよくて印象にのこる!」など秀逸だと思ったタイトルをあげてみたいと思います。 ◆ミクロの決死圏 ミクロの決死圏 [DVD] スティーブン・ボイド Amazon 原題Fantastic Voyageは直訳すると幻想的な旅!? ミクロサイズになって突入する人体の中は確かにロマンたっぷり。特撮物を連想させつつSFのクールさとワクワク感も醸し出した邦題が素晴…

  • 「悪魔のサバイバル」…サバゲー集団vs連続殺人鬼、ファイッ!!

    山奥に遊びに出かけた若者たちを血に飢えた殺人鬼が襲う… ホラーのテンプレみたいな設定しつつ他作と異なる趣向が盛り込まれた80年代異色スラッシャー映画。 パッケージ詐欺というか、意外に殺人も流血も少ないアクションコメディテイストな楽しい1本です。 悪魔のサバイバル -HDリマスター版- [Blu-ray] ダニエル・ハーシュ Amazon 冒頭からホラーらしからぬ幕開けで、人気のない町で緊迫の銃撃戦を行う男たち… なんと弾丸はペイント弾でサバイバル・ゲームに興じていただけ、BGMも西部劇ちっくなメロディが流れたりと中々凝った楽しいオープニングです。 ミリタリールックな主人公サイドに対し敵チームの…

  • 「暗闇にベルが鳴る」…「ハロウィン」「スクリーム」の原点、クリスマス真っ暗ホラー

    子供の頃家に誰もいないときに掛かってくる電話ってドキッとして怖かったりして、電話には独特の不安感!?がありますね。 暗闇にベルが鳴る HDリマスター版 [Blu-ray] オリヴィア・ハッセー Amazon 1974年にカナダで制作された低予算スラッシャー映画ですが、電話を小道具にした効果的なサスペンス、「ハロウィン」「スクリーム」など後続のホラーに大きな影響を与えたと言われる作品です。 オープニングは女子寮に忍び込む不審な人物……犯人の主観を映したカメラは今では珍しくないけど当時は画期的だったのでしょう、「ハロウィン」の冒頭にも確かに似ています。 寮内はクリスマスパーティーで賑わっていました…

  • 「ローズ・マダー」…傑作?迷作?キングのロマンス小説風サスペンス

    高校卒業後に結婚、14年間夫の暴力に耐え続けてきたローズはある日突然家を飛び出した。偶然駆け込んだDVシェルターにて心身ともに回復し幸せな日々を手に入れた彼女だったが、警察官の夫が追跡を開始する。しかし逃亡先の街で出会った不思議な絵がローズに力を与え、絵の中で夫と対決することとなる… ローズ・マダー〈上〉 (新潮文庫) 作者:スティーヴン キング 新潮社 Amazon 95年出版のスティーヴン・キング長編ですが、サスペンスなのかホラーファンタジーなのかハッキリしない一見チープなストーリー。 知略ゼロで暴力一辺倒のDV夫が悪役としては大きく魅力に欠け、話もボンヤリしててかなり好みが分かれそうです…

  • 「ミザリー」映画/原作…白熱の頭脳戦で男女愛憎劇

    キングの最高傑作といえばきっとこれ、映画の方もキング映像化作品の中でトップクラスの出来栄えじゃないでしょうか。 ミザリー [Blu-ray] キャシー・ベイツ Amazon 自分が初めて「ミザリー」をみた頃、ちょうどテレビで陣内孝則が雛形あきこに付き纏われるその名もズバリ「ストーカー」というドラマが放送されていたのですが、女性の方が男性を追いかけて追い詰めていく…そんなこともあるのか、とそれだけで新鮮で衝撃的でした。 「ミザリー」を熱く語るアニーの目は澄み切ってキラキラしていて、生き生きしたオタクというかなんか可愛らしかったりもします。 推しの死が受け入れられず激昂。好きなキャラが死んでから一…

  • 「テナント/恐怖を借りた男」…ご近所トラブル系陰鬱サイコ・サスペンス

    新居に引っ越しては粗品を持ってお隣さんにご挨拶にまわる…そんな時代じゃなくなって来たような気がする今日この頃… ホラーなのか妄想系なのかハッキリしてませんが、ご近所トラブルを題材にしてるのが面白い76年公開のロマン・ポランスキー監督によるサスペンス。 テナント/恐怖を借りた男 [DVD] ロマン・ポランスキー Amazon パリの古びたアパートの一室を借りることになった主人公・トレルコフスキー。 前の住人は部屋から投身自殺といういわくつきの物件、大家のおじいちゃんも管理人のおばちゃんもめっちゃ感じ悪いのに、パリは住宅不足だそうで下手に出ては彼らの機嫌を伺う気弱な主人公。 いざ住み始めると物音に…

  • 「アデルの恋の物語」…壮絶、メンヘラストーカー女のイザベル・アジャーニ

    ♫愛されるよりもー愛したいマジでー アデルの恋の物語 [DVD] イザベル・アジャーニ Amazon 先日鑑賞した「アメリカの夜」が凄くよかったので年代の近しい後期のトリュフォー作品を探して観てみました。 イザベル・アジャーニが一方的に恋をするストーカー女を熱演。この方は狂気がかった役が本当にハマりますね…美しすぎて怖い!! ヴィクトル・ユーゴーの次女アデルの日記を参考にしてつくられたドラマということで、どこまで忠実なのか詳細は分かりませんが一応史実をベースにつくられてるっぽいです。 南北戦争の真っ只中の1863年。アデルはかつて一度だけ愛し合ったイギリス人中尉ピンソンを追ってヨーロッパからは…

  • 「アメリカの夜」…トリュフォー全く知らなくてもすごく楽しめた

    観る映画が偏ってる&敷居が高いイメージがあって全くみたことがなかったトリュフォー。「アメリカの夜」はフランス映画苦手でもとっつきやすい作品だと聞いたことはあったのですが、先日鑑賞したルチオ・フルチ監督のドキュメンタリーにてフルチが言及していたこともあって今更ながら初鑑賞。 映画に愛をこめて アメリカの夜 特別版 [DVD] ジャクリーン・ビセット Amazon 映画制作の舞台裏を描いた人間ドラマで「カメラを止めるな!」や「ザ・プレイヤー」の先駆といった体ですが、コメディーと言っていい口当たりでテンポもよくすごく楽しい作品でした。 映画制作といえば…監督が絶対的存在となり暴力的ともいえるエゴを振…

  • 「フルチトークス」/「フルチ・フォー・フェイク」…ドキュメンタリーでみるフルチの表裏

    フルチ監督作ではありませんが、没後25年に際しこちらもニューリリースされたタイトル。 両作品ともドキュメンタリーで「フルチトークス」の方は監督本人が自らを語る内容、「フルチ・フォー・フェイク」の方は親交のあった人たちによる証言を集めたものになっています。 それぞれ別の年・別の監督によって制作されたものですが2作続けて鑑賞。 ◆フルチトークス 監督が自らを語る作品といえば「デ・パルマ」が非常に面白かったのですが、あちらが過去作品の映像も交えつつ巧みに構成されていたのに対し、こちらはひたすらフルチがこっちを向いて喋り続けるという超低予算なつくり。 ビデオ撮影のためテープチェンジで話が中断してはあっ…

  • 「マッキラー」…フルチとは思えない!?深く隙のない骨太傑作サスペンス

    2021年はフルチ没後25年ということでBlu-rayが出たり限定上映があったり配信がスタートしたりとこれまで観れなかった作品をみれるチャンスに満ちた1年でした。 今回ニューリリースの対象になっていないタイトルですが、「サンゲリア」以前にフルチの名を世に知らしめたといわれる「マッキラー」という作品があるそうで… マッキラー -HDリマスター版- [Blu-ray] フロリンダ・ボルカン Amazon ここまで来るとどうしても気になってしまい2016年にリリースされたBlu-rayを購入し初鑑賞。 最高傑作と名高いのにも納得、「これホントにフルチが撮ったんでしょうか…」と思わず問いたくなるような…

  • 「新デモンズ」…特殊効果とロケ地は優秀、フルチ晩年期オカルトホラー

    正式な続編は「デモンズ2」まで、アルジェントが制作チームに入っているのは「デモンズ4」まで…その後もランベルト・バーヴァやミケーレ・ソアヴィが関わりつつ6まであるデモンズと名の付いたシリーズ。 ルチオ・フルチの新デモンズ [Blu-ray] ブレット・ハルゼイ Amazon ルチオ・フルチが90年に監督したこちらの「新デモンズ」もオリジナルと全く関係ない代物でビデオ会社が便乗して名付けたものだと思われますが、これ系観る人間は限られるのでもう何でもいいか…むしろ嗜好を汲んでくださって有難うございますなタイトルなのかもしれません(笑)。 1486年シチリア。魔女狩りのような雰囲気の中修道院にて5人…

  • 「女の秘めごと」…フルチのめまい、落ち着いたお洒落雰囲気ジャーロ

    ホラーのイメージが強いルチオ・フルチ監督ですが、元々コメディ出身→マカロニ・ウエスタンを経てサスペンスをヒットさせたという経歴。 キャリアの転機となった初挑戦のジャーロもの(イタリア製サスペンススリラー)が69年公開のこちらの作品。 女の秘めごと [Blu-ray] ジャン・ソレル Amazon 舞台がサンフランシスコ、死んだ妻にそっくりな女性に翻弄される主人公…と明らかにヒッチコックの「めまい」を意識したつくりの本作。 「サンゲリア」のフルチがフルチだと思ってみるとカラーが違いすぎてびっくりですが、後続の作品との共通点も窺えて楽しんでみれる1本でした。 主人公はちょいアラン・ドロン似なイケメ…

  • 「マッドライダー」…イタリア製マッドマックス、チープの極みでも煌めく個性

    フルチ作品をかつてないほど鑑賞している今年の秋、こうなると制作スタッフの名前も気になってきて、フルチがよく組んだ脚本家の1人としてダルダーノ・サケッティという人物がいるようです。 「サンゲリア」「ビヨンド」など黄金期の作品には皆この人の名前がクレジットされていて、アルジェントの「わたしは目撃者」や「デモンズ」シリーズの脚本も担当している… イタリアンホラーみてると脚本には複数の名前が載っていることが多く、原案だけ別の人だったり「このシーンはこの人の担当」などと振り分けられていたり、撮影がゴタゴタして当日その場で書き直したり…と想像もつかないような世界ですが、これだけの作品に関わっているのはすご…

  • 「怒りのロードショー」…好きなモノがある幸せ、映画愛炸裂のハイテンションコミック

    たまに訪れる大きめの本屋さんにて「映画を語る漫画」みたいな特集がされていて、そこで初めて存在を知ったのですが、ネットではかなり前から話題になっていたようです。 怒りのロードショー 作者:マクレーン KADOKAWA Amazon 映画好き男子高校生4人が各々好きなモノを語る… 1巻表紙の雰囲気よろしく「これ系映画」によい意味で傾いていて、凄まじいまでのタイトルの羅列、サラッと入ってくる台詞の引用にニンマリさせられたりと、好きな人間にはたまらない作品でした。 知らない間にザ・ファイナルと銘打った3巻が夏に発売されていたようで…遅まきながら購入し全巻改めて一気読みしました。 映画好き高校生4人のキ…

  • 「ホラーハウス」…モンスターチャイルドもの!?ぼんやり空回りなフルチ

    うーん、これはかなりイマイチ。 ルチオ・フルチのホラー・ハウス [Blu-ray] ジャン・クリフトフ・ブリティゲニーレ Amazon 89年にテレビ映画として制作されたルチオ・フルチ監督によるオカルトホラー。 昔ビデオで観たはずなのですがあまり印象に残っておらず、改めてみてもよっぽど予算がなかったのかなあと衰えを感じる1作でした。 郊外の館に住む仲のいい4人家族。しかし嵐の夜に両親が強盗に惨殺されてしまいます。伯父伯母夫婦が子供の面倒を見るため越してきますが、館のあちこちでポルターガイスト現象が…!! 冒頭は目玉飛び出しなどフルチらしさを感じさせる仕上がり。殺人シーンでやたらノリのいいBGM…

  • 「怒霊界エニグマ」…フルチ版キャリー!?サイキック少女のトンデモ復讐劇

    カタツムリが鼻から耳から口から入ってくる!この生き地獄をあなたは正視できるか!? 怒霊界エニグマ [Blu-ray] ジャレッド・マーティン Amazon 88年公開、ルチオ・フルチ監督のオカルトホラー。 昔ビデオで観た際にはまあまあなB級って印象でしたが、今みたらアレ結構いい映画じゃない!?…(感覚麻痺してきてんのかな) いじめが原因で昏睡状態に陥った少女が転校生に憑依し復讐を開始する…今回は「キャリー」と「パトリック」が混じったようなプロット。 オープニング、懐メロテイストな洋楽と共にドレスアップしていく少女・キャシーの姿。まさにこれからプロムに行くキャリーって感じですが、なんとデートの相…

  • 「サンゲリア2」…フルチ不在、欲張りハッピーセットなゾンビ

    「サスペリアPART2」だの「続・荒野の用心棒」だのいい加減な邦題が多いこの界隈、「サンゲリア2」などと言われても「お前は本当にサンゲリア2なのか?」…と訊きたくなるものですが… サンゲリア2 [Blu-ray] デラン・サラフィアン Amazon 内容的には全く繋がっていないものの一応当初はフルチの「サンゲリア」の正当な続編をつくろうという意気込みのもと制作された作品のようです。 そもそもロメロの「ゾンビ」に便乗して「ゾンビ2」と勝手に名乗ったのが「サンゲリア」… 日本の配給会社は「サスペリアがヒットしたからサ行の5文字で行ったろ!」と思ったのかこんな命名となり、原題・邦題は並べてみると結構…

  • 「月の輝く夜に」…あっけらかんイタリアンファミリーがみせる謎の生命力

    1987年公開、ノーマン・ジュイスン監督によるラブコメディ。 シェール×ニコラス・ケイジの濃すぎるカップルもさることながらほんのちょっとしか出ない脇役もやたら個性の強い人ばかり…フリーダムなイタリア一行に爆笑しながら観てしまいます。 月の輝く夜に [DVD] シェール Amazon ニューヨークに住む37歳のロレッタ(シェール)はある日幼馴染のジョニーからプロポーズされます。 愛情がないのに妥協してOKしてしまうロレッタ。 「式はどうするの?」 「お袋が危篤だ。死んだら挙げよう。」「いつ死ぬの?」 めっちゃ不謹慎(笑)。 男の方も指輪の存在すら忘れててやる気あんのかいって感じのゆるゆるプロポー…

  • デンゼル・ワシントン「フライト」…依存症ダメ男の懺悔がジワジワくる

    成功率0%の奇跡の不時着を成し遂げたパイロットはドラッグ服用者でアル中だった… フライト [Blu-ray] デンゼル・ワシントン Amazon 麻薬の効果の良し悪しを問うような作品になっているのかと思いきやそうでもなく…過酷な航空会社の勤務形態が明かされ経営者vs労働者のドラマが繰り広げられるのかと思いきやそうでもなく… 予告編から予想した内容と大きく異なる作品でしたが、デンゼル・ワシントンのダメ男っぷりが素晴らしくジワジワくる1本でした。 酒、女、薬、タバコ…これにギャンブルが加われば役満って感じのウィトカー機長。 人の命を預かるプレッシャーの大きな仕事に就いていてアラフィフになって肉体的…

  • 「マンハッタン・ベイビー」…フルチのビヨンド風エクソシスト

    82年制作、ルチオ・フルチ監督によるオカルトホラー。 マンハッタン・ベイビー [Blu-ray] クリストファー・コネリー Amazon 「ローズマリーの赤ちゃん」を想起させるタイトルですがどっちかと言うと「エクソシスト」をトレースした内容に思われました。 位置付け的には絶頂期を過ぎてパワーダウンしてきた頃の作品だけど、うーん確かにビミョー… マンハッタンって言うとるのにストーリーはエジプトから開始。 考古学者のジョージは妻・エミリーと娘・スージーを連れて発掘調査に勤しんでいました。 このエジプトロケのせいで予算がとられ後半やりたいことが出来なかったそうですが、誰もいないピラミッド内部は異世界…

  • 「イノセント・ドール/虜」…フルチの官能映画、倒錯プレイで生を実感せよ…!

    86年制作、ルチオ・フルチが病気を患ったあと復帰作として撮ったという1作。 イノセント・ドール 虜 [Blu-ray] ブランカ・マルシラッチ Amazon なんとそのジャンルは官能映画…!! 事故で恋人を失った女性が逆恨みでその執刀医を拉致監禁する…何だか心がざわつくストーリー。 女優さんは出演シーンのほとんどを脱いでいて、フルチこんな映画も撮るんだ…という衝撃の1作でした。 本作には冒頭から2組のカップルが登場。 1組目はサックスフォン奏者のガエターノとその彼女チェチリア。 なんとサックスを彼女の局部にあてて演奏、その刺激で悶える彼女…と開始数分からトンでもないもの見せてきます。 バイクで…

  • 「マーダロック」…ルチオ・フルチのフラッシュダンス殺人事件

    この武富士みたいな場面写が気になってしまって… 先月からU-NEXTに大量投下されたルチオ・フルチ作品。 今回鑑賞した「マーダロック」は84年制作のジャーロものです。 何でも「フラッシュダンス」の大ヒットに便乗して作られたそうで、ダンス教室で起こる殺人事件というプロット。 「ジョーズ」がヒットしたらゾンビ映画にサメ投入してくるしイタリア映画人の商魂マジ半端ないっす。 ルチオ・フルチのマーダロック [Blu-ray] オルガ・カルラトス Amazon 舞台はニューヨークのダンススクール。 ステージに立てるのは選ばれた3名だけ、クラスでは日々過酷なレッスンが行われていました。 精神がすり減るような…

  • 「トリフィド時代」…終末SFの先駆、ゾンビものの典型してて面白い

    その夜地球が大流星群の中を通過し、誰もが世紀の景観を見上げた。ところが翌朝流星を見たものは全員視力を失ってしまう。混乱の中植物油採取のため栽培されていた植物・トリフィドが人を襲い始めた…!! トリフィド時代 (食人植物の恐怖)【新訳版】 (創元SF文庫) 作者:ジョン・ウィンダム 東京創元社 Amazon 1951年に発表されたイギリスのSF作家、ジョン・ウィンダムの代表作。 2008年に「ブラインドネス」という映画が公開された際このトリフィドとよく似ていると話題になっていましたが、人類失明だけでも大パニックなのに怪物まで現れるってどんだけ鬼畜なのよ…とおったまげるようなプロットです。 しかし…

  • 「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」、金曜ロードショーで鑑賞

    リアタイでみれなかったので録画かけておいたのを一週遅れて観ました。結構色々際どい作品!?なのでこのご時世にノーカットで放送してくれるのは嬉しい驚き。 インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 (字幕版) ハリソン フォード Amazon 子供の頃インディ3作の中で「2が1番好き!」というと家族から「趣味悪い」「1番中身ない」とバッサリ切られてましたが、最もホラー色が強くそんなところも性癖にストライクだったのでしょう(笑)。 猿の脳みそ、大量の虫、心臓鷲掴みにキャーキャー、悪役の死に方も結構残酷でムチが首に絡まって天井のファンに絞められるところなんかも怖かったです…しっかり目を見開いて観ておりましたが(…

  • 「ザ・サイキック」…フルチのジャーロもの、破綻少なくセンス抜群

    タランティーノの映画「キル・ビル」にてユマ・サーマンが4年の昏睡状態から目覚め暴行犯の男をメッタメタにするという場面がありました。 ここで、 ♫ランラ、ランラ、ラララン〜と壮大なオルゴール曲みたいなのが流れてきたかと思うのですが、こちらがルチオ・フルチの「ザ・サイキック」からの曲。 このあとユマ・サーマンが男の頭部をドアの扉でガッコンガッコンするところがちょっとアルジェントっぽかったり、その前にある「反射で唾を吐くことがある」という男の台詞が「パトリック」へのオマージュだったり、何気にホラーリスペクトなシーン!?となっていました。 余談はさておき、この場面の曲がめちゃくちゃ耳に残っていてずっと…

  • 「墓地裏の家」…しっとり家族ホラーなフルチ

    「サンゲリア」(79)、「地獄の門」(80)、「ビヨンド」(81)に続いて制作されたフルチ黄金期最後の1本。ずっとみれていなかったので今回初見です。 墓地裏の家 [Blu-ray] カトリーナ・マッコール Amazon 正直思ったより大人しめでビヨンドみたいなこれから世界が終わる系のスケールの大きな話を期待してたらもっとこじんまりした内容でした。 けど「家族って一緒にいても心通じ合えないものなのかしらね…」…独特の寂寞感が漂っていて、これはこれで味わいのある作品になってるように思いました。 ニューヨーク郊外、墓地の中に佇む一軒家。 若いカップルがイチャイチャしようと空き家に侵入していましたが、…

  • ルチオ・フルチの「クロック」…時間逆行ゾンビ!?スタンド攻撃を受けているぞッ!

    なんと…今月U-NEXTにフルチ作品が大量投下!! 先月にはホラー秘宝まつりというのが開催されていてフルチ作品をはじめとしたカルトホラーが多数上映されていたようなのですが残念ながら全く観に行けず…配信やBlu-rayで鑑賞できる機会も大変有難いです。 どれから観ようか目移りしてしまうラインナップですが、昔中古VHSでみた89年制作の「クロック」。 晩年のフルチ作品はこのジャンル自体が下り坂だったせいもあるのか総じて評価が低い…というか「ビヨンド」以外は真っ当な映画ファンからみれば皆ポンコツ映画なのかもしれませんが、時間逆行ゾンビもの!?ということでなぜか印象に残った作品です。 なんとテレビ映画…

  • 「キャンディマン」(1992)…蜂まみれの変態プレイの世界

    原作は「ヘルレイザー」のクライヴ・バーカー、監督は「ペーパーハウス霊少女」のバーナード・ローズとイギリス人コンビが送る雰囲気たっぷりの名作ホラー。 キャンディマン [DVD] バージニア・マドセン Amazon ジョーダン・ピール製作のリメイク版が近々公開されるらしくオリジナルの方を久々に観なおしてみました。 "キャンディマン"と鏡に向かってその名前を5回唱えるとカギの手でその身体はズタズタに引き裂かれる…黒人居住区にまつわる都市伝説を研究していた大学院生・ヘレンは迂闊にもその名を口にしてしまうが… 口裂け女やら「学校の怪談」が流行っていた世代としては似たようなのが海外にもあるんだなーと親近感…

  • 「ゴー・ナウ」…丁寧で優しいイギリス産闘病映画

    毎年やっている24時間テレビが嫌いでほとんど視聴したことがなかったのですが、ある年夜9時ごろからやっている2時間ドラマのパートを偶然観る機会がありました。 嵐の松本潤が主演で神経性の難病にかかった主人公の闘病生活を描く…というものだったのですが、これが意外によい出来栄えで驚いてしまいました。 24HOUR TELEVISION スペシャルドラマ 2008 みゅうの足パパにあげる [レンタル落ち] 松本潤 Amazon 個人的な24時間テレビへの勝手な偏見??として誰かが亡くなった話を無理やり美談にしてて何かイヤ…なんて思っていたのですが、このドラマは主人公が亡くならずこれから良くなるか悪化する…

  • 「未来警察」…ロボがカッコよければそれで良かろう

    84年公開、濃ゆいお顔がまぶしいトム・セレック主演のSFムービー。 未来警察 [DVD] トム・セレック Amazon ロボットが人間と共存する未来。警察官ラムジーはロボットのトラブルを解決する特別班に所属していた。ある日家事用のロボットが殺人を犯す事件が起こるが… 監督・脚本はなんとあのマイケル・クライトン。テクノロジーの進歩に人間が足元を掬われるというプロットはSFらしく思われますが残念ながらストーリーはスカスカ。 やれ耕作用ロボが暴れ出した、荷積み用ロボが物を投げ始めたとトラブルだらけであっちこっちに駆り出される主人公たち特別班。 所属メンバーが3人しかいないので大忙しです。 基本近づい…

  • 「タイム・アフター・タイム」…時をかけるH・G・ウェルズ

    79年公開マルコム・マクダウェル主演のSFアドベンチャー。 タイム・アフター・タイム [DVD] マルコム・マクドウェル Amazon H・G・ウェルズが実はタイムマシンの開発に成功していて未来に逃亡した切り裂きジャックを追跡…とプロットだけで面白そうな1作。 てっきり切り裂きジャック役だと思ったマルコム・マクダウェルはなんとウェルズ役の方。繊細でピュアな紳士が意外なハマり役です。 「100年後には社会主義のユートピアができてる」「人類皆兄弟、戦争も貧困もない」と朗らかに未来を語るウェルズ。 小説「タイムマシン」の内容からしてこんな能天気な人じゃなかったんじゃ…と思わせるも、このあとタイムトラ…

  • 楳図かずお「おろち」…家族ホラーの傑作、子供対大人の物語

    不思議な能力を持ち歳をとることのない謎の美少女・おろちが人々の運命をそっと見つめていく… おろち(1) (ビッグコミックススペシャル) 作者:楳図かずお 小学館 Amazon 最近文庫版を入手し久々に再読したのですが、いやー面白い。オカルトホラーというより心理サスペンス、家族ホラーの趣が強く、オムニバス形式というのもあって読心術者のお手伝いさんが各家庭を点々とする筒井康隆の「家族八景」と少し印象が重なります。 子供を描いた作品の多い楳図漫画ですが「おろち」に収められた9編も子供対大人の物語が多かったです。 親子の上下関係が今よりも厳しかった時代。虐待や軽んじられる子供の姿も描かれつつ反転して子…

  • スクリーマーズ+ミスト?アニメ「86」がめっちゃ面白かった

    2021年4月から放送されていたアニメ「86」(エイティシックス)全11話をイッキ見しました。 86―エイティシックス― 4(完全生産限定版) [DVD] 千葉翔也 Amazon ラノベ原作の本作、影響を受けた作品が「スクリーマーズ」と「ミスト」らしいということで気になっていたのですが、ストライクゾーンに入りまくりのすごく好きな作品でした。 サンマグノリア共和国は隣国ギアーデ帝国の侵略を受けるが、その攻撃は完全無人戦闘機・レギオンによるものだった。しかしレギオンは開発国のギアーデ側をも無差別に攻撃し彼らは壊滅。残った共和国は所定の地域以外を見捨てて壁をつくり、有色人種にのみ兵役を課し壁外に住ま…

  • 「ザ・グリード」…90分で3000人、喰って喰って喰いまくれ!!

    「ポセイドン・アドベンチャー」に「ダイ・ハード」が突っ込んできて「エイリアン」が無双する…そんな感じの98年公開モンスターパニック映画。 ザ・グリード [DVD] トリート・ウイリアムス Amazon 10年程前までは年に1回位テレビ放映されてた気がするのですが最近はすっかりみなくなってしまいました。 忘却されるには大変勿体ない、このジャンルの中では「トレマーズ」と並べたくなるような作品です。 主人公・フィネガン船長(トリート・ウィリアムズ)は密輸船の船長。 荒れ狂う海を飄々と航海する姿が有能さを醸す、さすがのゾンビコップ。 しかしガラの悪い依頼人たちの持ち込んだブツが魚雷だと発覚、彼ら傭兵団…

  • 「地獄の謝肉祭」…ランボーな食人族の愛・アムール

    タランティーノの「イングロリアス・バスターズ」にてイタリア人に扮したブラピ一味のうちの1人が、アントニオ・マルゲリーティと名乗る場面がありました。 こちらの元ネタでおられるアントニオ・マルゲリーティさん(映画監督としての芸名はアンソニー・M・ドーソン)が撮ったイタリアンホラー「地獄の謝肉祭」が最近めでたくBlu-ray化。 地獄の謝肉祭 Blu-ray ジョン・サクソン Amazon 先月発売してからなぜかAmazonでも有料配信開始という謎の大盤振る舞いになっています。 ベトナム戦争から帰還した3人の兵士。人肉嗜好となるウイルスに感染してしまっていた彼らは都会にて食人鬼と化していく… 当時流…

  • 「サンセット大通り」…納得の名作、ラストシーンがキツい

    「イヴの総て」を観たらやはりこちらと見比べたくなってしまった… サンセット大通り [Blu-ray] グロリア・スワンソン Amazon 売れない脚本家・ジョーは偶然からサイレント映画のかつての大スター・ノーマの住む大邸宅に居候することになる。若い愛人としてとり囲われ彼女の妄執から逃れられなくなっていくが… さすがビリー・ワイルダー監督、素人目にみても映像も話の流れも洗練されていて「イヴ〜」より遥かに観やすく映画としてはこちらの方が格上という印象です。 死んだ男のナレーションで始まる構成はこれが史上初だったのでしょうか、後続の作品だと「アメリカン・ビューティー」に踏襲されていました。 プールの…

  • 「イヴの総て」/芸能界は過酷な世界…!!

    「サンセット大通り」と1950年度のオスカーを争った末作品賞に輝いた名作。 イヴの総て [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray] ベティ・デイビス Amazon 舞台劇をみているような地味な作品で映画的なつくりは「サンセット〜」の方が優れているかと思われますが、粋な台詞と役者さんの演技にグイグイ引き込まれて観てしまいます… 2作品併せて観た際、単純に「好きだ」と思ったのはこちらの方でした。 アメリカ演劇界最高の賞を受賞した新人女優イヴ・ハリントン。その成功への道のりはベテラン女優マーゴたちを踏み台にしたものだった… お話としてはよくあるのし上がり系ストーリー。 最初に「オチ」をみ…

  • 「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」をイッキ見してしまった

    1人ニタニタしながら一期の全12話をぶっ通しでみてしまいました。 【初回製造分】 「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」 Blu-ray vol.4 (FORTUNE LOVER 体験版~ニコル篇~プレイ用シリアルコード封入) ノーブランド品 Amazon 2020年に1クールが放送されてちょうど今2クール目が放送してるアニメ。略して「はめふら」って言うらしい… なろうサイト出身のいわゆる異世界転生モノでアニメもみなくなってしまっていた自分にはなじみのないジャンルの作品でした。 ある日公爵令嬢カタリナは頭を打ってしまい、・自分が前世の現代で17歳で命を落とした乙女ゲーマ…

  • トラウマ映画「オーメン」/もしダミアンが悪魔の子じゃなかったら…

    子供のころ親が私の頭をくしゃくしゃにして「頭に666はないかー、あったらオーメン、悪魔の子なんやでー」とよく冗談を言っていました。 「おお麺??」と言葉が全く頭に入って来ずある日「おーめんって何やねん」という話になり名作ホラーのタイトルなのだとビデオを借りてきて観せてくれることになりました。 オーメン 製作30周年記念 コレクターズ・エディション [DVD] グレゴリー・ペック Amazon 以前「ジョーズ」をみてから水溜りすら怖くなったとテレビで語っていた芸能人の方がいましたが、私にとっては「オーメン」がそんなインパクトを受けた作品でした。 鑑賞後しばらく外に出ては上から何か落ちてこないだろ…

  • 「ザ・カー」…真っ黒い悪魔の車vs小さな町

    車ホラーの元祖らしいということで観てみたところ、地味な作品ながらよく出来てて面白かったです。 ザ・カー 超・特別版 [Blu-ray] ジェームズ・ブローリン Amazon 漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第3部では主人公たちを追い詰めるホウィール・オブ・フォーチュンという車の姿をしたスタンドがありました。「激突!」が元ネタだと思ってたけどこの車にもちょっと雰囲気似てるかも。 人間同士の対決だった「激突!」に対し、こちらは「陸版ジョーズ」としてヒットさせたい思惑があったらしくモンスターパニックもののような幕開け。 小さな田舎町に突然現れた真っ黒な車が次々と人を轢き殺していく… 冒頭、真っ暗なトンネ…

  • 「フォーリング・ダウン」…私の心の中のマイケル・ダグラス

    ストレスを爆発させた中年男が些細なことから凶行にひた走る… フォーリング・ダウン [Blu-ray] マイケル・ダグラス Amazon ジョエル・シュマッカー監督、マイケル・ダグラス主演のサスペンスドラマ。 渋滞にキレる。不親切な店員にキレる。朝食セット終了したバーガー店にキレる。 一切なんの冗談も通じなさそうなマイケル・ダグラスのサイコっぷりがハマりすぎてて怖いのですが「ちょっと分かる」主人公にもなっているのが面白いところ。 結局壊れたきっかけは失業によるところが大きそうで「家族に会いたい」と願う姿は哀愁漂ってますが、元からヤバい奴だった感もありありです。 規律正しいようで他者に不寛容、短気…

  • 「ゾンビコップ」…とにかく明るいゾンビ

    秋葉原のワゴンで100円で売られてたVHSを拾ったらあまりの大当たりにニッコリ。珍味なB級作品かと思いきや意外、満面の笑みでA +をつけたくなるような80年代ホラーアクションです。 ゾンビ・コップ[Blu-ray] トリート・ウィリアムズ Amazon ロス市警の2人が主人公のバディものスタイルですが、スーツに身を包んだ太眉がりりしい知性派・ロジャーと革ジャンに身を包んだ上腕二頭筋がたくましい肉体派・ダグ。 この絵的な組み合わせからしてワクワクが止まりません。 強盗事件が勃発したある日のこと…2人は犯人を射撃しますが相手は撃たれてもなぜか死なずしつこく襲ってきます。 ようやく倒した犯人の遺体を…

  • 「眼下の敵」…駆逐艦vs潜水艦、爽やかな戦争映画

    第二次世界大戦中の南大西洋。英国の暗号書を受け取る任務を負ったドイツ軍Uボートが米国駆逐艦と遭遇。互いの動向を探り合いながらの死闘を繰り広げることになるが… 眼下の敵 [Blu-ray] ロバート・ミッチャム Amazon 普段あまり観ないジャンルの作品だったけど食わず嫌いせずにみたらとても面白かったです。 撮影にはアメリカ海軍が全面協力したとのこと、艦内の密室感、水しぶき上がる爆雷攻撃などCGのない本物の映像が50年代の映画とはとても思えない迫力でした。 民間からやって来たという謎めいたアメリカ軍のマレル艦長(ロバート・ミッチャム)と前大戦からの叩き上げであるドイツ軍のシュトルベルク艦長(ク…

  • 「サスペリア2」、完全版と劇場公開版の違いを探してみた

    先日シネマートさんにて劇場鑑賞する機会があった「サスペリアPart2」。 こちらで上映されたのは126分の完全版でしたが、最初に日本で公開されたのはもう少し短いバージョンだったらしく、「106分の日本公開版」(劇場公開版)というのが併せて存在しています。 自分は最初に観たのが完全版であとから公開版をみた際には物足りなく感じてしまったのですが、Amazonのレビューをみてると「公開版の方が余計なシーンがなくテンポがいい」という意見もちらほら見かけました。 1度きりしか観てなくて違いがよく分かってなかった公開版。改めてみて完全版からどんなシーンがカットされてどんな印象の違いになってるんだ!?という…

  • 「サスペリア2」4Kレストア完全版・特別記念上映に行ってきました

    GWに予定されていたのが延期になっていた「サスペリアPart2」4Kレストア完全版Blu-ray発売記念上映。 シネマートさんのホームページをチェックすること度々、6月18日(金)〜7月1日(木)上映にリスケされたようで、もう映画館に行くのもすごい久しぶりだったのですがこの週末観に行ってきました。 ↑ネタバレ覚悟の凝った展示スペース…!! 1日1回上映というプログラミングだったけど、座席数335の比較的大きめのスクリーンでの上映でありがたい。 ゴブリンのテーマ曲が鳴り響く冒頭からとにかく音が良かった…!!床も震えるような爆音上映にこちらのテンションも爆上がり。 画質はまあまあ普通にいいと思って…

  • 「es」エス/役割に支配された人の暴走が怖かった

    2001年公開のドイツ製サスペンススリラー。テーマを煮詰めた真面目映画にもB級娯楽作にもどっちにもなりきれてない感はするものの、なんだかんだで面白くみれた1本でした。 es[エス] [DVD] モーリッツ・ブライプトロイ Amazon タクシー運転手のタレクは2週間で4000マルク貰えると言う大学の心理実験に参加することになった。その内容は地下に作られた擬似刑務所で20人の男を「看守」と「囚人」に分けそれぞれ与えられた役割を演じるというものだった… 1971年にスタンフォード大学で実際に行われた実験を参考にしてつくられたフィクションだそうで、ホンモノの方は6日間で実験が中止になったらしい…そん…

  • 「ファンボーイズ」…残念映画だけどラストはEP1公開時の熱気伝わる

    世界中の「スターウォーズ」ファンがエピソード1公開を待ちわびていた1998年。末期がんで余命わずかな友人のため集まったオタク仲間たちが「死ぬ前に何としてもエピソード1を観せよう」とスカイウォーカーランチ目指してアメリカ横断の旅に出掛ける… ファンボーイズ [DVD] サム・ハンティントン Amazon 2008年公開のコメディ映画で、日本では未公開ビデオスルーのはずだったところをファンの署名運動で劇場公開が決定したことが話題になっていました。 プロットだけみるとめちゃくちゃ面白そうで豪華ゲスト出演もあるのですが、映画の出来栄え自体はかなりイマイチ。 主人公たちのキャラクターがふざけすぎていて下…

  • 「SF /ボディスナッチャー」/個人か集団か、普遍的恐怖が伝わる78年度版

    知らない間に何者かによる侵略がはじまっている…「遊星からの物体X」や「Vビジター」に先駆けたようなエイリアン乗っ取り系サスペンス。 これ系ばっかり観てたら偏りそうだけどやっぱ面白いもんは面白い…! SF/ボディ・スナッチャー -HDリマスター版- [Blu-ray] ドナルド・サザーランド Amazon 同じ原作を題材に4度も映像化されてるというけどやっぱり1番評価が高いのは78年度版!? 手作り感満載の特殊効果と不穏を煽るカメラワーク、そしてインパクトのある俳優の顔…低予算映画とは思えず今観てもすごくよく出来てます。 冒頭、白く渦巻く胞子が地球に降ってくる映像はネイチャー番組のような妙な神々…

  • 「ホワイトドッグ 魔犬」…アニマルホラーじゃない!!差別を描く異色社会派サスペンス

    子供の頃レンタルビデオ店で目を引いた、血を滴らせ牙を剥いた白い犬の何とも恐ろしそうなジャケット… ホワイト・ドッグ~魔犬 [DVD] クリスティ・マクニコル Amazon ホラー映画のコーナーに置かれてたこともあって、犬が怪物になって人を襲うB級映画なんだろう、犬が可哀想なのは嫌やわーなんて思ってましたが、のちに監督サミュエル・フラー、脚本カーティス・ハンソンだと知って驚愕。 人種差別主義者から黒人を攻撃するように躾けられた1匹の犬。果たしてその病は治せるのか… アニマルホラーかと思いきやしっかりした社会派作品で鑑賞後も深い余韻が残る傑作です。 主人公のジュリーはある夜白い犬を車で轢いてしまい…

  • 「スリープレス」…横溝正史風アルジェントサスペンス劇場

    全盛期をとうに過ぎた2000年公開のアルジェント監督作ですが、意外によく出来た満足な1本。 スリープレス [DVD] メディア: DVD オカルト要素ゼロ、原点回帰のジャーロもの。グロ描写は控えめだけど、人が死ぬペースがとにかく早い!!117分の映画なのに90分位に感じちゃう謎の疾走感です。 まず冒頭の殺人シーンからしてかなり良い出来栄え。娼婦が変な客につかまって帰ろうした際、誤って客の持ち物をうっかり自分のバッグに入れてしまう…そのブルーのファイルの中には17年前の連続殺人事件の切り抜きがたくさん入っていました。 気付いて追っかけてくる男と深夜人のいない電車の中で鬼ごっこ。スピード感たっぷり…

  • 「赤い影」と「ミッドサマー」、なんか似てる

    オカルトサスペンスの名作とよばれる73年公開ニコラス・ローグ監督作品。 赤い影 [Blu-ray] 発売日: 2019/09/06 メディア: Blu-ray あたまからネタバレになりますが… ドナルド・サザーランドとジュリー・クリスティの夫婦が愛娘を水難事故で失ってしまう。その後夫の仕事でヴェネツィアに旅に出た夫婦はそこで「亡くなった娘さんの霊がみえる」と語る霊媒師の老姉妹に出会う。妻の方はその話に夢中になり、霊媒師は「今すぐここを離れないと旦那さんの命が危ない」とさらなる霊視をする。しかし話を取り合わなかった夫は不気味な殺人鬼に突然殺されてしまう… 初めて観た時は何の話かさっぱり分からず霊…

  • 「パーマー・エルドリッチの三つの聖痕」…人類vs悪魔の幻覚ドラッグ

    1965年出版、フィリップ・K・ディックの代表作の1つと言われている長編。 パーマー・エルドリッチの三つの聖痕 作者:フィリップ K ディック 発売日: 2013/02/28 メディア: Kindle版 LSD小説の古典と言われているそうですが、おじさん2人が絶望的な敵と死に物狂いで対決する…「ユービック」とこれはバトル漫画みたいな面白さがあってすごく好きな作品でした。 ディック特有の「現実が音を立てて崩れる恐怖」も極まっていて、改めて読むと「インセプション」はかなりこれに影響受けてそう。 ◆ドラッグが必需品となった未来 グローバル化がすすみ国連が管理する未来…地球の環境は刻々と悪化し選抜され…

  • 変種第二号/「スクリーマーズ」、B級でも上出来なディック映画化作品

    1950年代に執筆されたフィリップ・K・ディックの短編「変種第二号」。 初期の作品で深い哲学性はないものの、冷戦時代の恐怖が投影された世界観、人間不信のテーマは短いながら凝縮されていて、何よりシンプルなオチでも話のみせ方次第でこんなに面白くなるもんなんだなーと初めて読んだ時にはストレートに感動しました。 「スクリーマーズ」というタイトルで96年には映画化もされています。 スクリーマーズ <コレクターズ・エディション> [Blu-ray] 発売日: 2021/05/07 メディア: Blu-ray 「マイノリティ・リポート」などと比べたらB級感甚だしいけど原作のポイントはしっかり押さえつつ上手く…

  • 「ナイトビジター」…極寒の地で脱獄&完全犯罪に挑むマックス・フォン・シドー

    数年前にTSUTAYA名盤復活コーナーにエントリーしていて気になっていたのを初鑑賞。 ナイトビジター [DVD] 発売日: 2017/01/30 メディア: DVD 70年製作のイギリス映画ですが、舞台は雪国、出演者はマックス・フォン・シドーにベルイマン作品常連のリヴ・ウルマンと陰鬱北欧ミステリーの趣。 シンプルな脱獄モノかと思いきや、なにーそう来るか!!という仕掛けになってて地味な作品ながら面白かったです。 冒頭、要塞みたいな刑務所バックにTシャツ1枚で雪原を駆けるマックス・フォン・シドー。この姿だけで傑作の予感。 主人公セイラムは脱獄後かつて住んでいた自宅にこっそり戻ってきますが、そこにい…

  • 「デスマシーン」…(エイリアン+ターミネーター+ロボコップ)÷100

    「ブレイド」のスティーヴン・ノリントン監督による1994年公開SFアクション。 デスマシーン [DVD] 発売日: 2000/11/22 メディア: DVD 低予算B級映画感が漂っていますが、出てくる殺人ロボの出来栄えが秀逸、オマージュという言葉には収まりきらない露骨なリスペクトにニンマリ。 これ系の映画が好きな人間にはたまらない1本になっています。 舞台は近未来。武器製造会社チャンクは秘密裏に違法な兵器開発を進めていたことが明るみになり世間から非難を受けていました。 新しく代表に就任した女社長ケイルは計画を中止させようとしますが社内で孤立。前社長も不審死を遂げていることが判明します。 「ブレ…

  • 「デモンズ」…脱出不可能な映画館を疾走する非日常感が良い…!

    緊急事態宣言が出て「サスペリア2」4Kレストア版の上映が延期になってしまった… screenonline.jp 今年4Kレストア版Blu-rayが改めて発売されるということで記念に期間限定公開が企画されていた「サスペリアPart2」。 「フェノミナ」も併せてプログラムされていたようですが、自分の中では「サスペリア2」がぶっちぎりで好きな作品なので何としてもこれだけは観に行きたいと思っていたのですが… 元々公開予定してた劇場は、新宿シネマート、心斎橋シネマート、京都出町座の3館のようです。 年明けに公開してた「ヒッチャー」は時間差で各地域に公開館数がちょっとだけ増えてたみたいだけど、こっちはこの…

  • 「ウォー・ゲーム」…高校生ハッカーvs核戦略プログラム

    ジョン・バダム監督、「スニーカーズ」のウォルター・F・パークスが脚本を手掛けた1983年公開作品。 ウォー・ゲーム [DVD] 発売日: 2002/02/08 メディア: DVD コンピュータオタクの高校生がアメリカ空軍司令部のコンピュータに侵入。核戦略プログラム・ジョシュアとのゲーム対決が現実世界に持ち越されてしまい核戦争の危機に!? 米ソ冷戦・コンピュータ黎明期という当時の世相を反映しつつ、カラッと明るい80年代ムービーに仕上がっている良作です。 まず冒頭オープニングシーンが秀逸。 核ミサイル発射管理棟で働く2人の男の下に「ソ連からの攻撃を受けた」とミサイル発射命令が下されます。 定められ…

  • リチャード・マシスン「縮みゆく男」、中年男性の精神の危機を描く哲学的SF

    スコット・ケアリーは、放射能汚染と殺虫剤の相互作用で、1日に7分の1インチ(3.5ミリ)ずつ身長が縮んでゆく奇病に冒されてしまう。世間からの好奇の目、家庭の不和。昆虫並みの大きさになってなお、孤独と絶望のなか苦難に立ち向かう男に訪れる運命とは? 縮みゆく男 (扶桑社BOOKSミステリー) 作者:リチャード・マシスン 発売日: 2013/12/14 メディア: Kindle版 「ある日どこかで」「激突!」など映画化作品も多数あるマシスンの長編第4作目。1956年出版の作品です。 漫画の「ブラックジャック」でも身体がちぢむ奇病のお話がありましたがこちらは医学サスペンスに寄せておらず、カフカの「変身…

  • 「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」…勝てばよかろうなのだ!自由すぎるB級映画

    「キルビル」でGOGO夕張(栗山千明様)がブンブンまわしていた武器、空飛ぶギロチンなるものはこちらが元ネタらしいというのを知って鑑賞。 片腕カンフー対空飛ぶギロチン [DVD] 発売日: 2004/02/04 メディア: DVD 監督脚本主演はジミー・ウォング。 本格的なカンフーアクションがみれるわけでは決してなく、もっとファンタジーしてて突き抜けたB級感が最高です。 本作はシリーズ2作目で第1作に「片腕ドラゴン」というタイトルがありますが、こっちから観ても全然問題なく楽しめました。 昔むかし、中国のどこかの山奥にて…清王朝がかつて抱えていた最高の暗殺者・封神は、愛弟子が片腕カンフーの使い手・…

  • 「スペース・トラッカー」…トラック野郎デニス・ホッパー、地球を救う

    スチュアート・ゴードン監督の作品で観てないうちの1本だったのですが、おもちゃ箱みたいなSFの世界、心休まる深夜アニメのようなあったかさでした。 スペース・トラッカー [DVD] 発売日: 2000/01/21 メディア: DVD 人類がすっかり宇宙進出している2094年。銀河を駆ける一匹狼のトラック運転手・ジョン(デニス・ホッパー)は新米トラッカー・マイクと愛するウエイトレス・シンディを連れて謎の荷物の輸送を引き受けることに…その中身はなんと殺人兵士ロボットだった…!! 「イージーライダー」ではバイクで駆けてたデニス・ホッパーがトラック野郎というキャスティングが粋。 若い女が大好き&若者をライ…

  • 「刑事コロンボ」の傑作エピソード、「溶ける糸」を久々に観た

    自分が子供の頃には地上波で度々テレビ放映されていた「刑事コロンボ」。 犯人を頭からネタバラシした構成、ヨレヨレのおじさんが切れ者というギャップは子供がみても新鮮で、あとから「古畑任三郎」を知った際には「コロンボのパクリやん!」とその感動は大分薄れてしまったものでした。 刑事コロンボ傑作選 溶ける糸/断たれた音 [Blu-ray] 発売日: 2015/12/02 メディア: Blu-ray この「溶ける糸」はテレビ放映ではなく親が「コロンボで1番面白い話はこれ!」とビデオを借りてきて見せてくれた回だったのですが、公式の人気投票でも4位にランクインと評価の高いエピソードのようです。 www9.nh…

  • 「エクソシスト3」…傑作!!人間讃歌のオカルトホラー、ブラッティの演出が面白かった

    意外、もっと早くに観ておけばよかったーと後悔です。 エクソシスト3 [Blu-ray] 発売日: 2014/10/08 メディア: Blu-ray 1のラスト改変と2の全てが不満だった原作者ブラッティがついに自らメガホンを取った「エクソシスト3」。 1の続編として無理なく成立している上、ホラー映画としても怖さたっぷりでよく出来てました。 序盤の刑事ものの雰囲気は「セブン」にとてもよく似ていて、90年公開と考えると後に作られる陰鬱サイコサスペンスの先端を行った作品だったのではないでしょうか。 3の主人公は1にも登場したキンダーマン警部。 1でキンダーマンを演じたリー・J・コッブは76年に亡くなっ…

  • 「エクソシスト2」、別物としてみれず消化不良

    先月フリードキン監督の「エクソシスト」を久々に鑑賞。改めてみても面白くてこの機に未見だった3も観てみようと思っていたのですが…あまり好きじゃなかった2をもっかい見直すかどうしようかなーと二の足踏んでたのを再鑑賞。 エクソシスト2 [Blu-ray] 発売日: 2014/10/08 メディア: Blu-ray やはり1の全てをなかったことにしたようなストーリーが受け入れ難く、原作者ブラッティが怒ったというのも納得。最後も???でした。 今作の主人公はリチャード・バートン演じるラモント神父。 生前メリン神父と親交があり、自らも悪魔祓いの経験があるが失敗して心折れた過去の持ち主。 彼がメリン神父の死…

  • 「パトリック」…サイコキネシス青年との切ない対決

    1978年公開のリチャード・フランクリン監督によるサイコ・サスペンス・ホラー。 昔ビデオでみてアタリだった記憶があるのですが、この度めでたく再ソフト化。 パトリック blu-ray 発売日: 2021/02/26 メディア: Blu-ray リチャード・フランクリンといえば、お猿さんがエリザベス・シューを追いかけ回す「リンク」が思い浮かぶのですが、あちらがホラー版「美女と野獣」ならこちらは「眠れる森の美女」の男女逆転版って感じでしょうか。 歪なラブストーリーホラーで好きな人間には刺さる1本でした。 冒頭は熟年の男女が激しく愛し合っているという中々気まずい場面からスタート。隣の部屋でそのイチャイ…

  • 「死のロングウォーク」、スティーヴン・キング作品で1番怖かった

    1979年にスティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で発表した長編小説ですが、大学生の頃に書き上げていたものらしく実質キングの処女作と言われています。 バックマン・ブックス〈4〉死のロングウォーク (扶桑社ミステリー) 作者:スティーヴン キング,リチャード・バックマン 発売日: 1989/07/01 メディア: 文庫 デスゲームものの走りであり、「バトルロワイヤル」の原型とも言われてますが、処女作とは思えない完成度。 ↑自分が昔図書館で手に取ったのはこんな表紙でこの絵だけでもう怖かった… 舞台は近未来のアメリカ。少年100人が集められ、ひたすら南へ歩くという競技が行われていた。レース…

  • 「ジキル博士とハイド氏」…2重人格SMプレイに悶えるイングリッド・バーグマン

    古い怪奇映画ですが、この作品に出ているイングリッド・バーグマンがエロいときいて… もともと原作小説を大胆アレンジした32年の作品があるらしいのですが、ヴィクター・フレミングがさらにそれをリメイクしたのが41年度版。 ジキル博士とハイド氏 コレクターズ・エディション [DVD] 発売日: 2016/12/16 メディア: DVD デヴィッド・リンチの「ブルーベルベット」もこの作品に影響を受けていると言われているそうです。(そういえばイザベラ・ロッセリーニはバーグマンの娘) 昔読んだキネマ旬報のエロティック映画ベスト10にも入っていたので煩悩を全開にして鑑賞。 スペンサー・トレイシー演じるジキル博…

  • 「ガス燈」…モラハラ男と対峙するイングリッド・バーグマンが美しい

    1944年の古い白黒映画ですが、今みても充分通用するサスペンスで面白かったです。 イングリッド・バーグマンがとにかく綺麗で、脱いだりしてるわけじゃないのに色香が漂いまくってました。 ガス燈 [DVD] 発売日: 2011/02/15 メディア: DVD バーグマン演じる主人公・ポーラは両親を幼い頃に亡くしオペラ歌手の叔母に育てられていました。 しかしある日叔母は何者かに殺され、傷心の彼女はイタリアへ声楽を学びに留学。そこで出会ったグレゴリーという男と恋に落ちるのですが… 出会って2週間でプロポーズ、男の方がかなり年上…とこの地点で「やめときなはれ!」としか言いようがありません。 サスペンスとし…

  • 漫画「チ。」/地動説に挑むアツき男たち

    週刊スピリッツにて連載中、現在単行本が2巻まで発売中の漫画「チ。」。 帯には「寄生獣」の岩明均先生の絶賛コメントが付けられていて、気になって読んだところめちゃくちゃ面白かったです。 チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス) 作者:魚豊 発売日: 2020/12/11 メディア: Kindle版 ↑首吊られながら天体観測してる表紙の絵、カッコいい 舞台は15世紀ヨーロッパ。教会は教えに背く異端の研究を固く禁じ、改心しないものには容赦なく拷問、処刑を行なっていました。しかしそれでも地動説を信じる者たちが密やかに研究を続けていて… 教養のない自分は「表紙の男の子はガリレオなのかな??」…

  • 「スパルタンX」…3人揃って楽し♫神バトルなユキーデ戦

    ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポーの3人が結集。 ジャッキー単身の魅力、アクション的な見所でいうとベスト映画にはきっと他の作品が選ばれるのでしょうが、3人揃っての魅力、掛け合いがとにかく楽しく元気しか出ません。 スパルタンX [Blu-ray] 発売日: 2011/12/09 メディア: Blu-ray 85年公開の本作はジャッキーが世界進出をかけた1作だったということで舞台はスペインのバルセロナ。 キッチンカーを営むジャッキーとユン・ピョウのいとこ同士はパン屋の2階に住んでいますが…2階から日差しをトランポリン代わりに勢いよく出勤するシーンを見ているだけでワクワクしてき…

  • 「教祖誕生」…ビートたけしの〝ここがヘンだよ新興宗教〟

    北野武監督作品ではないのですが、ビートたけしの原作をたけし主演で映画化。 「ソナチネ」「HANABI」といったザ・北野作品よりもとっつきやく面白かった1本でした。組織内のゴダゴタドラマという点では「アウトレイジ」の新興宗教版といえるかも。 教祖誕生 <HDリマスター版> [DVD] 発売日: 2011/02/25 メディア: DVD 93年公開ということでオウム事件が話題になる前だったからこそここまで自由につくれたのかな、と思うかなりの毒気をはらんだ作品です。 冒頭からもう笑ってしまうのですが、ビートたけし率いる真羅崇神朱雀教は信者1000人獲得を目指し、地方を巡業、路上パフォーマンスに近い勧…

  • 「フェイドTOブラック」…映画オタク青年の孤独、映画に罪はあるか

    映画マニアの青年が心を病み、映画のキャラクターに成りきって殺人を繰り返す… 1980年公開のスラッシャームービーですが、主人公の闇深さが映画好きにはヒヤッとするものがあり、後続の作品にも影響を与えているのではないかと思われる秀作です。 <エンタメ・プライス> フェイド TO ブラック [DVD] 発売日: 2009/04/25 メディア: DVD エリック(デニス・クリストファー)は1日3本の映画を観るマニア。部屋には映写機も完備、ポスターや雑誌の切り抜き、グッズが溢れています。 自分とはみてる映画の年代が異なるものの、ビデオテープが普及して引きこもりがち、自分の世界で現実逃避という姿は90年…

  • 「ドーン・オブ・ザ・デッド」…意外に悪くないリメイクだった

    ロメロ版のゾンビを先に観ていたので、リメイクはきっと観るに値しないだろうなーと公開当時期待ゼロで映画館に足を運びました。 匠の一皿なんて期待したらとんでもなく不味いものが出てくるに違いない…身構えていたら出てきたのはハンバーガー。あれ、なんか違う?思ったより旨いやん、そんな感じの映画でした。 ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット [Blu-ray] 発売日: 2020/01/17 メディア: Blu-ray 2000年代の走るゾンビとしては「28日後」の方が先だったんですね。 ロメロゾンビと全く違う早い動きのゾンビに慣れる間もなく破壊されていく町から逃げるオープニング…冒頭から疾走…

  • 「乱気流/タービュランス」…変態レイ・リオッタとダイハードな対決

    護送中の犯人が上空1万メートルの機内で野放しに…!! 公開時大コケだったらしいですが、スカイパニックもので面白かった作品。 乱気流 タービュランス [DVD] 発売日: 1998/10/23 メディア: DVD クリスマスを迎えようとするケネディ空港。ロスに向かう便の乗客はわずか11人…とガラガラの飛行機。 しかしその中には護送される犯罪者2名と同行の警官4名も含まれていました。 犯人の内の1人がレイ・リオッタ。ブロンド美人と付き合っては殺害を繰り返す絞殺魔らしいのですが、本人曰く濡れ衣。 彼を捕まえたという刑事がどこか胡散臭いので、もしかしてホントに無罪??…とミスリードしますが、まあレイ・…

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