【ショートヤンデレ文学】『ヤンデレ・ロシアンルーレット〜詩乃・十八歳、初めての三徳包丁〜』-アニオタの僕に初めての彼女が出来ました。《後編》※この作品はフィクションです※バイオレンス注意【Web小説】
《前編へ》 7 そんなことを回想していると、詩乃が再び戻ってくる気配がした。詩乃は僕の顔を覗き込んできた。僕は思わず、顔を伏せた。 「はい、焼きあがったよ。こっち見て」 詩乃はそう言って、僕の頭を掴んで、無理矢理引っ張りあげた。 すると、僕の目の前には楕円状の陶器で出来たお皿が置かれていた。お皿の上には、こんがりと焼かれたクッキーが横一列に六枚並べられている。 「約束だもんね」 と詩乃が言った。
2019/07/30 01:09