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マメチュー先生の調剤薬局 https://www.mamechu.com/

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の豆知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

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2019/06/30

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  • 夢森町 その2

    お前回のお話ねこ森町に、深夜開店するという“夜カフェ・夢森町“に立ち寄った若い女性。 どうやら女性は仕事で、モヤッとする出来事があった様子です。 そんな女性の前に、おもちゃを持ったねこさんが、ニコニコしながらやって来る。 そのねこさんと目が合った女性は、頭の中にあったもやもやが消えていくような感覚を覚えました。 「にゃこさんと一緒に遊ぶにゃ?」 「にゃこさん?」 「にゃこさんというのは、にゃこのお名前にゃ」 「ああ、名前ね。で、遊ぶの?…いいけど。ところで君のその格好はなに?コスプレ?」 「これはセラピーキャットさんが着る制服にゃ」「セラピー?治療、療法ってやつのこと?」 「にゃむ?そんにゃこ…

  • 夢森町 その1

    昔っからこうだ。 なんでこういう人間が、私のまわりに配置されるんだろう。 妹、同級生、同僚。 嫉妬する。 こういうタイプが近くに来るたびに、嫉妬しなければならない。 あ〜、酔っ払って早く忘れたい。 さて。 古い友人である、あいつん家に行こうか。 それともどっか、ふらっとお店にでも寄ろうか… 「見たことのない店がある」 “ここでいいか” 「いらっしゃいませにゃ」「こんばんにゃ。この町はねこ森町というの。深い時間ににゃると、夢森町ということもあるの」 「へぇ?」 “この店の…店員?” 初めて入る店内を見回してみる。 店の中から見ているだけで癒されるような、不思議な雰囲気を醸し出すねこが現れた。違和…

  • 鏡の中の猫

    ポあね宅にいるポにゃちゃんに、久しぶりに会ってきました。「どうした?元気ないんか?」ポいもは元からポにゃちゃんには好かれていません。ねこさんはしつこく絡んでくる人間を嫌います。 でもポあねが言うには、実際食欲が落ちているとのこと。最近はあのニュートロに飽き始めてしまったようで、昔よく食べていた銀のスプーンに興味が移っているらしい。 飽きっぽいねこさんは、こういう所がありますね。 高級カリカリは食べているみたいです。 「あら、ほんとだ。ご飯残してるねぇ」「そうなの。心配」「あ!」その時、ウェッティーなポにゃちゃんのご飯、踏む。足汚れる。 ありがとそれでもお水は飲んでいるみたいで、そこは安心。おト…

  • ポ村に咲く彼岸花 その2

    前回のお話 ポ村の彼岸花を見に来た、死への憧れを抱く男。 彼岸花には毒があると聞いた。思わず調べたけれど、ありえないほど大量に摂取しなければ死ぬことはできないらしい。 それでもこの赤い花の色を見ると、鮮やかな血の色に見えてくる。 きっと土の中に埋まっている人間の血の色が、混ざっているんだろう。 彼岸花の赤い色は”血を吸い取った色”そんな迷信があるという。 生首のように花茎だけが伸びている彼岸花。 別名は、死人花、地獄花、幽霊花、毒花等。不吉なものばかりだ。 人間が勝手なイメージを植え付けたのだ。 人から勝手なことを言われている、そんなとこに親近感を覚えた。 この村に来たホントの目的は”楽に死ね…

  • ポ村に咲く彼岸花 その1

    辺り一面に咲く彼岸花を見てみたい。 この時期、この村は自分にとっては不気味で心地よい村となる。 ”彼岸花が見たい” そんな時は、このポ村という場所に来ることにしている。 ここは、穴場なのだ。 彼岸花を見ていたら、カラスがやってきた。気味の悪い雰囲気が増してくる。まるで”死”が近くに存在するようだった。 カラスの黒と、彼岸花の赤のコントラストはとても美しく見えた。 可憐な花は好きじゃない。可憐な花は、学校の廊下を思い出す。 学校の廊下にいつも活けられていた可憐な花。 その日、なぜか学校に来ていた母親。なんで来ていたかは知らない。聞いていないし、向こうも話さなかった。俺のことについて呼び出されたの…

  • 声を掛けられやすいタイプ

    ゆっくり、ゆっくり歩くポいも。そのせいか、知らない人に声を掛けられやすい。 外国人の方相手に大いに戸惑いましたが、この時はたまたま一緒にいたポあねが対応してくれました。 どうやら道に迷っていたらしい。 世の中には二種類の人種がいる。 知らない人から話しかけられやすいタイプと、話しかけられにくいタイプ。 我が家ではポいも、ポあね、母が話しかけられやすく、父はあまり話しかけられないタイプのようです。 ポあねが話しかけられやすいシチュエーション。飲食店。 知らないおばあさんに話しかけられる。 そして社交的なポあねはそのままおばあさんとお話。母が話しかけられやすいシチュエーション。まんまるい体型の母、…

  • 十五夜 2022

    今夜はお月見ですね。前回、ねこさんたちが月に行くお話を書きました。ブロガーの猫だまりさんも同様に“月に行く”お話。 するとポあねが朝イチから、LINEしてくる。「猫だまりさんの記事、月に行くお話だったから”一緒だ“って思った。打ち合わせした訳じゃなく、全くのシンクロ!すごいね!」 今宵のねこさんたちは、どうやらみんな月に行くもよう。 「いってらっしゃい。楽しんでね」 そんな前回の記事にはみなさまから”ふむふむ“と思うコメントを頂きましたので、今回はそれを元に記事を書いていこうと思います。 まずはねこさんのまん丸いお尻を描いたら“たこ焼き“にしか見えないというコメントを頂く。 ねこのぷりケツ皆さ…

  • ねこ森町のお月見 2022

    毎年行うねこさんたちのお月見。今回は、月を見るのではないのだそうです。 今年のお月見は、ねこ森町の上空に浮かぶ“月”と呼ばれている場所に、上陸。高い所が大好きなねこさんたち、そのお月さまの所まで来られて嬉しそうにしています。 「にゃん、にゃん」「にゃにゃ、にゃん」 今夜は月のウサギさんに招待されて、お月見メニューを頂くことになりました。 /) /) ・Y・)月のうさぎさんは、ポ村のUSAさんとは別の種族です お月さまのようにまん丸で、黄色い卵の黄身がのっかったお料理の数々。 「月見ハンバーグにするにゃ」「月見と言ったらおうどんにゃ」「違うにゃ!お蕎麦にゃ」 みんな思い思いのメニューを頼んでいま…

  • 撫で撫でされると痒くなる

    “おねにゃん、いい子いい子してくれますかにゃ?“ねこさんはいくつになっても“いい子いい子“してくれると嬉しくなっちゃう生き物。 そこがねこさんの可愛いところの一つです。 そばにいくとすでに“いい子いい子“を期待して嬉しくなっちゃってたりする。 そんなねこさん、顔まわりを撫で撫でされるのは特に嬉しい。 自分で届かない場所ですからね。 “届かない場所“ 自分の体で届かない場所があるって、考えてみればすっごく嫌でしょうね。 ゴミが付いていても、取れません。体硬い人で、痒くても背中に手が回らない場合、どうしているのだろうと思いやることが少しだけあります。そんなことより、ほら。ポにゃちゃんのそばに、おね…

  • ねこさんたちとパゴロウさん その2

    前回のお話 パゴロウさんはお仕事で失敗をして落ち込んでいたため、リフレッシュしようと、現在シフォンとポ村をお散歩中。静かなポ村を歩いていると、どこかから物音が聞こえた気がしました。 「ぶぶ」 「ん?」 やっぱりなんか聞こえた。 「ぶぶぶ」 「え?」 パゴロウさんは、音のする方を振り返ります。 「にゃぶ」「!!!」 どろちゃん物音の正体を目にした途端、パゴロウさんはシフォンを抱きかかえ、守るように逃げていきます。 「な?」 「にゃぶ?」 慌てて逃げているパゴロウさんですが、彼の前に現れたのはポ村で自由に暮らすねこのどろちゃんでした。 実はパゴロウさんは、子供の頃からねこさんがとても苦手なのです。…

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