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マメチュー先生の調剤薬局 https://www.mamechu.com/

ねずみの薬剤師、マメチュー先生の日常と、調剤薬局でのお仕事を薬の豆知識も交えながらほのぼのと描いています。猫好き、猫飼いの管理人の飼い猫エピソードも時々登場します。

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2019/06/30

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  • 薬の有効期限 その5

    前回のお話 ある冬の日。朝から店内に置いてあった謎のダンボールと、店内を漂う甘い香りの正体について気になっていた、薬剤師のオウギさん。 そんな中スタッフ同士で薬の有効期限、食品の賞味期限についてなどを話し合っていました。 そしてひょんなことから、オウギさんが気になっていたダンボールの中身をついにのぞいてみることになる。中に入っていたものは… 「何これ、みかん?一体誰が…」オウギさんはついさっき、、イチイさんが口にした言葉を思い出していました。 “薬の有効期限。食品の賞味期限“ 「イチイさん、このダンボール置きました?」 「お?良く気づいたな。俺の一言がこのダンボールの中身の伏線だということを」…

  • 薬の有効期限 その4

    前回のお話 ある冬の日。朝から謎のダンボールの存在や、店内を漂う謎の甘い香りの正体が気になっていた薬剤師のオウギさん。 そんな中、スタッフ同士で薬の有効期限や、食品の賞味期限について話し合っています。オウギさんの後輩、チョウジさんがちょっと前に“居酒屋で鍋に入っている白菜から、大量の虫が出た問題“のことについて話し始めました。 「ありましたよね。少し前に話題になった」 「ああ、そうだっけ」 「僕、子供の頃、良く田舎に遊びに行ってたので、向こうの食事や向こうの遊びを当たり前のように、一緒になってやってたんですね。だからか都会の人は、あの程度の虫で食べないんだって逆に驚いたんですよ」 農家さんから…

  • 薬の有効期限 その3

    前回のお話 ある冬の日。朝から置いてある謎のダンボールの存在や、店内を漂う謎の甘い香りの正体がなんなのか気になっている薬剤師のオウギさん。 そんな中スタッフ同士で薬の有効期限や、食品の賞味期限について話し合っています。 「開封前の賞味期限が記載されているのに、開封しても期限内だからまだ大丈夫だと勘違いしている人とかいますよね。きちんと“開封後はお早めにお召し上がりください“と記載してあるのに」そんな風にブツブツとオウギさんの後輩、チョウジさんは言っています。 「そういうタイプは薬を服用する時の注意書きも、しっかり見ないんだろうなぁ。腐敗した食べ物を察知できる能力があれば別にいいんだろうけど」 …

  • 薬の有効期限 その2

    前回のお話 ある冬の日。朝から薬局内に置いてあった、見知らぬ段ボールのことが気になっていたオウギさん。 しかしそんなオウギさんにイチイさんは“薬の有効期限“について尋ねます。 「薬の有効期限?」 「残薬問題もあるしな」 「ただほとんどの薬は多少、有効期限が切れたところで健康に害がないことが多いですけどね」 「ほうほう、そうだな。ちょっと期限が切れたくらいじゃな」 イチイさんはオウギさんの話を聞いて、相槌を打っています。 「とはいえ患者さんに有効期限を聞かれた場合は、やっぱりチョウジの話じゃないけど、開封済みかそうじゃないかを聞きますね。あとは薬によっても違うので薬の種類をたずねます」 「種類に…

  • 薬の有効期限 その1

    ある冬の日のお話。今日も薬局の閉店時間が、近づいていました。忙しかったけれど、平穏に過ぎていった日。 でも薬剤師のオウギさんには、気になるものがありました。 彼は目の端に写り込む、ダンボールに視線を向ける。 薬局の隅に、ポツンと置いてあるダンボール。今日の朝から置いてあるようでした。 “あんなのいつからあったっけ?“ オウギさんは朝、仕事を始める時から思っていました。 “備品でも注文していたんだろうか。俺が知らない間に?他の薬局スタッフは知っている?“ オウギさんはダンボールのことをずっと尋ねたいと思っていたのですが、忙しくて聞けずにいたら、いつの間にか閉店間際の時間になってしまったようです。…

  • ねこの別宅

    お外を自由に行き来するねこさんの中には、本宅以外にも別宅を作る子がいると言います。 はてなブロガー楓屋さん(id:kaedeya)宅のダイちゃんにも、何やら別宅がある模様。 ほんわか癒しねこさんなので、みんなから愛されてしまうのでしょう。昔、実家で一緒に暮らしていた、ねこのぽんちゃん。 (にゃこさんの前世です) ねこ嫌いの祖母宅にて元々甘えんぼさんのぽんちゃんは、全く浮気を疑わせない男でした。 長く家を留守にすることはあっても、毎日必ず帰ってくる。 自分で窓を開けられるのに「にゃあにゃあ」とないて甘えて、帰ってきたことをアピールする。 そして、抱っこをせがみ、いい子いい子してもらい、さらに遊ん…

  • 本当のてんまさん その2

    前回のお話トウキさんの個展を見にポ村にきた、観光客の女性二人組。 個展を開催する場所をみつばちさんと散歩中のてんまさんに尋ねようとしたら、そこへカラスケくんがやってきました。 しかし観光客の女性たちはカラスケくんを見て、とても気味悪く思っているようでした。 「大丈夫だすよ。ワタスこういうのは慣れっこなのだす」 カラスケくんは、てんまちゃんにそう伝えている。 でもアタシ、さっきあなたがしょぼんとしているところ…見たよ。 何をされてもカラスケくんはニコニコと許してあげ、さらには悲しそうな顔をしているてんまちゃんを慰めるように、笑顔を作って言っている。 「カラスケくん、なんでそんなに優しくなれるの?…

  • 本当のてんまさん その1

    “今日はてんまちゃんとお散歩♪“ てんまさんと暮らしているみつばちさんが、とても楽しそうにしています。“アタシの家族はこの時期はもう、お家の中で身体を温め合って過ごしている“このお話は、初冬になりかけくらいの時季のお話です。でもアタシがまだその気分にならないって言ったら、てんまちゃんが“じゃあ気分転換にお散歩に行こうか“と言ってくれた。 嬉しかったな。 でもこれからてんまちゃんは、まゆさんと待ち合わせ。 だからちょっとだけだけど、今はてんまちゃんを独り占め。 あ、前方に女性がいる。まゆさんかな? ちがう。 見知らぬ女性、二人組だった。 「ポ村ってさ、空気はいいし自然も多いけど、それだけの村だね…

  • プレアボイド・漢方薬の副作用 その3

    前回のお話処方箋の有効期限が切れそうなため、慌てて出先で見つけた初めての薬局に立ち寄ったナメ江さん。 そこはイチイさんの調剤薬局でした。ナメ江さんから血圧上昇の相談を受け、イチイさんはお薬手帳を確認します。 すると甘草を多く含む、2種類の漢方を服用していました。 「血圧の上昇やむくみの原因が、漢方薬の副作用かもしれないので、先生にお伝えてもよろしいですか?」 「副作用?漢方薬二?」 先生に伝える?漢方薬に副作用なんてあるのかしら? 「あ、こちらの医療機関はポ村のくまじろ先生ですね?」 「御存知ナノ?」 「ええ、ポ村で村長に紹介されたことがあります」 「マァ、ポ村ニ、イラシタ事ガ、アルノ?村長ト…

  • プレアボイド・漢方薬の副作用 その2

    前回のお話処方箋の有効期限が切れそうなため、慌てて出先で見つけた初めての薬局に立ち寄ったナメ江さん。 そこはイチイさんの調剤薬局でした。初めての薬局で少し緊張気味のナメ江さんの服薬指導にあたったのは、オウギさんの後輩薬剤師のロクジョウさん。 ナメ江さんのお薬手帳を確認すると、以前から鼻水に効く漢方薬を服用し、別の医療機関で今回は喉に効く漢方薬を処方されていました。 そして心疾患の持病がある女性。 「ナメ江さんこんにちは、薬剤師のロクジョウと申します」「アノ質問、イイカシラ?」 「えっ、あ、はい。質問ですね。なんでしょう?」 「血圧ノ事、ナンデスケド」 先ほどこの薬局で血圧をはかったナメ江さんは…

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