映画『僕のワンダフル・ライフ』が良かったので原作小説も読んでみようと楽しみにしていたのですが…翻訳ひどすぎやしませんか( ̄▽ ̄)全体的に直訳調で文章が読みづらいのなんのって。地の文はまだしも、会話文は本当にぎごちなくて読んでいてガクッときました。それでも物語自体は面白かったですよ。
アラサー主婦の読書記録です。最近ミステリー小説に興味津々。
【文庫本】W.ブルース・キャメロン(2012)『野良犬トビーの愛すべき転生』(青木多香子訳)新潮社
映画『僕のワンダフル・ライフ』が良かったので原作小説も読んでみようと楽しみにしていたのですが…翻訳ひどすぎやしませんか( ̄▽ ̄)全体的に直訳調で文章が読みづらいのなんのって。地の文はまだしも、会話文は本当にぎごちなくて読んでいてガクッときました。それでも物語自体は面白かったですよ。
いやー、やられた!私これ好きだわ。ラストには心が躍りました。そうそう、こういうのが読みたかったんですよー!なるほど、神の啓示か。そもそも脱出して助けを呼ぶ組と地下に残る組とで半数に分かれるとか、なにも地下に一人だけ残らなくてもいいじゃんと思っていたのですが、それだとダメなんですよね。
【文庫本】田中芳樹(2007)『銀河英雄伝説6 飛翔篇』東京創元社
序章につまづきなかなか進まなかった第6巻。いやあ、ここにきてまた銀河連邦からゴールデンバウム朝に至るまでの歴史を読むことになるとは思わなかった。決して興味がないわけじゃないんだけど、なぜか読んでいたら眠くなるという(;^ω^)
【文庫本】田中芳樹(2007)『銀河英雄伝説5 風雲篇』東京創元社
本編とは全っっ然関係ない話なんですけど。グリューネワルト「伯爵夫人」って「女伯爵」の意味だったのね!?私はてっきり、ベルばらのデュ・バリー伯夫人みたいに、公妾として宮廷に出るにあたってグリューネワルト伯爵なる人物と書類だけの結婚をしたものだとばかり(;^ω^)
ある日、ツイッターのTL に「差出人不明の仕送り」という読み物が流れてきまして。これが結構面白かったのでついつい他の記事も読んでいたときに知ったのが、この「変な家」という作品。不思議な間取りの家の謎を解き明かすというストーリーで、本書の第一章がWebに掲載されている内容に当たります。
【文庫本】田中芳樹(2007)『銀河英雄伝説4 策謀篇』東京創元社
行こうか、キルヒアイス、おれとお前の宇宙を手にいれるために。ラインハルトはどこに行こうとしているんだろう。切ないなあ。本当に、キルイヒアイスが生きていたら……と思わずにはいられない。
【文庫本】田中芳樹(2007)『銀河英雄伝説3 雌伏篇』東京創元社
ユリアン、立派に成長したねぇ…と保護者気分で読み始めた第3巻。全然それどころじゃなかった/(^o^)\何なの、あの査問会!腹立つわー!でもヤンが負けずに嫌味たっぷりに言い返してくれるのでスッキリ(笑)そしてそのヤンの窮地を救ったのが帝国軍というのも皮肉が効いていますね。
【文庫本】田中芳樹(2007)『銀河英雄伝説2 野望篇』東京創元社
「おれや卿が死んでも、ああおなりではあるまいよ。ジークフリード・キルヒアイスは特別だ―特別だった。」うう、キルヒアイス…文章で読むとアニメで見たとき以上にラインハルトの狼狽えぶりが痛々しく思えて、胸が締め付けられるようでした。アンネローゼはどうしてラインハルトから離れてしまったんだろう。
【文庫本】田中芳樹(2007)『銀河英雄伝説1 黎明篇』東京創元社
いやー、ついに手を出してしまいましたよ。『銀英伝』シリーズ!『アルスラーン戦記』が面白かったので銀英伝も気にはなっていたのですが、大長編だしなーと尻込みしていました。ラインハルトvsヤン・ウェンリーの頭脳合戦にハラハラドキドキさせられっぱなしです。やっぱりこの二人の天才がいてこそ!ですよね。
【文庫本】アーサー・コナン・ドイル(2010)『緋色の研究』(深町眞理子訳)東京創元社
人生という無職の綛糸のなかに、殺人という緋色の糸が一筋まじっている。そしてぼくらの務めというのは、その綛糸を解きほぐし、分離して、すべてを白日のもとにさらけだすことにあるのさ。恥ずかしながら「綛糸(かせいと)」の意味が分からなくて辞書で調べました。曰く「かせから外して束にした糸」だそうで
【文庫本】ドイル(1992)『シャーロック・ホームズ傑作選』(中田耕治訳)集英社
名探偵と言えばシャーロック・ホームズの名前を挙げる人は多いのでは?私もその一人です。でも小説はろくに読んだことがなくて。そんな私なので、ホームズ入門書としてこの傑作選を読んでみました。短編だからか、昔の作品だからか、どの作品もずいぶんあっさりだな~という印象でした。けど同時に、ストーリーがテンポよく
わお。前作『楽園の烏』の感想で個人的な妄想を書いたけど、当たってたじゃん。実は新金烏の正体は自分でもイイ線いってると思ってたんです(笑)でも彼女の再登場は完全なる願望だったので驚きました。推しの再登場は嬉しい限りですよ。それにしても奈月彦さあ…『黄金の烏』以降は山内のために苦労する姿も描かれて、見直
【文庫本】篠原悠希(2021)『月下氷人:金椛国春秋外伝』KADOKAWA
シリーズ最終巻でようやく結ばれた遊圭と明々夫婦のその後、そして、玄月と陽元、彼らを取り巻く人たちの過去が明らかになった外伝。遊圭と明々は跡継ぎの男児にも恵まれてすっかり満ち足りた暮らしぶり。ホッとしました。…できることなら陶蓮の件は本編で片付けておいてほしかったけど。モヤモヤの残る最終巻だったもの。
【新書】井上芳雄(2021)『井上芳雄のミュージカル案内』SBIクリエイティブ
この本って確か、今年春に一度出版されたものの、解説が間違いだらけで販売中止になったんですよね(^^;)最近、図書館の新着図書のコーナーに並んでいるのを見かけて、つい気になって借りてきました。私は芳雄さんの大ファンってわけではないけどミュージカルは大好きなので、読んでいてとても楽しい気分になりました♪
【文庫本】田中芳樹+らいとすたっふ(2000)『アルスラーン戦記読本』角川書店
ダリューンの絹の国での恋を描いた外伝があると知って、他市の図書館から取り寄せてもらいました。外伝以外に、著者の田中先生のロングインタビューや『アルスラーン戦記』の用語・人名事典も収録されていて、読み応え抜群の一冊でした!
彰子にスポットライトを当てた小説って珍しい(少なくとも私は初めて出会った)から結構期待していたんだけど…つまらなかったな。全体的にストーリー性が乏しく説明調に思えて退屈でした。詮子の話とかいつまで続くんだよ!って感じ。彰子が紫式部に出仕を促す場面は面白かったから、そっちをもっと膨らませてほしかった。
大学病院の院長が突然死したことにより、4人の副院長たちが新しい院長の座を巡って対立している。となれば、病院内の権力闘争や複雑な人間関係を描いた医療ミステリー…かと思いきや、ブラックコメディ全開のドタバタ劇でした(笑)小説として読んでいる分には面白いけど自分が患者ならたまらんな、この病院/(^o^)\
【文庫本】永江朗編(2021)『文豪と感染症 100年前のスペイン風邪はどう書かれたのか』朝日新聞出版
文豪たちが日記やエッセイ、小説に記した「スペイン風邪」をテーマにしたアンソロジー。書簡や日記から見えてくるスペイン風邪も興味深かったけど、やっぱり私には小説が面白かったなあ。特に「流行感冒」(志賀直哉)が好き!「途上」(谷崎潤一郎)もなかなか。
【文庫本】田中芳樹(2020)『天涯無限:アルスラーン戦記16』光文社
ああ、とうとう『アルスラーン戦記』完結。なんか…えらく呆気ないなあ、というのが正直な感想。ひたすら駆け足で話が進んでいき、私もただただ機械的にページをめくるだけで、内容が全然頭に入ってこないという困った最終巻でした。それでも今まで読んだファンタジー作品の中では断トツに面白かったです!…なのに、最後が
【文庫本】田中芳樹(2019)『戦旗不倒:アルスラーン戦記15』光文社
えーっ!ナ、ナルサス…。あとアルフリードも。予想外の出来事に呆気に取られました。なんだかんだアルフリードは、エラムとくっついてアルスラーンや十六翼将の物語を後世に伝える役割を担っているキャラだと思っていたのになあ。
【文庫本】田中芳樹(2018)『天鳴地動:アルスラーン戦記14』光文社
ナルサスは「蛇王ザッハーク自身を殺せば、魔軍自体、消失する」と言い切るけど…そんな根拠、一体どこにあるの?英雄王カイ・ホスローは蛇王ザッハークを封印しただけで、殺したわけじゃないよね?なのになぜナルサスがそんなこと知ってるんだ?納得いかないなー。まあそれはさておき…
【文庫本】田中芳樹(2017)『蛇王再臨:アルスラーン戦記13』光文社
エ、エステル…。そりゃ彼女がアルスラーンとくっつくようなベッタベタな展開は望んでなかったとは言え…(涙)この巻のタイトルは『蛇王再臨』だけど、私にとっては完全にエステル回。色とりどりのお花に囲まれた表紙のエステル、綺麗だなあ。
【文庫本】田中芳樹(2017)『暗黒神殿:アルスラーン戦記12』光文社
ラジェンドラ王、やりおるな。と思ったけど、やっぱりナルサスには敵わないね(笑)でもそんなナルサスに死亡フラグが立った!?いや、むしろフラグが立ったのはアルスラーンの方か?こうなってくると、アルスラーンに世継ぎがいないのが気がかりだな。
【文庫本】田中芳樹(2016)『魔軍襲来:アルスラーン戦記11』光文社
「どうせいやな男のものになるのなら、身分の高い男のほうがまし。できるなら国王がいい。たかが街の金持ちなどに、自分を安売りしてたまるものか」いいわー!彼女、めっちゃ私の好みです!正直、アルスラーン陣営よりこっちの方が面白くなりそうでワクワクしています(笑)
【文庫本】田中芳樹(2016)『妖雲群行:アルスラーン戦記10』光文社
いやー、文句なしに面白いんだけどさ。いよいよファンタジー色が前面に出てきましたね。魔道やら怪物やらより、人間同士の駆け引きを楽しみに読んでたんだけどなあ。登場人物多くなりすぎて、頭がこんがらがるわ。
【文庫本】田中芳樹(2015)『旌旗流転:アルスラーン戦記9』光文社
ヒルメス王子はどこまで堕ちていくのか…。誇り高き王子であった彼はどこへ?なんかもう、ヒルメスが哀れで仕方ない。今作ではファランギースの過去が明らかになりました。ファランギースにとっては辛い展開になりましたね。
【文庫本】田中芳樹(2015)『旌旗流転:アルスラーン戦記9』光文社
ヒルメス王子はどこまで堕ちていくのか…。誇り高き王子であった彼はどこへ?なんかもう、ヒルメスが哀れで仕方ない。今作ではファランギースの過去が明らかになりました。ファランギースにとっては辛い展開になりましたね。
【文庫本】田中芳樹(2015)『旌旗流転:アルスラーン戦記9』光文社
ヒルメス王子はどこまで堕ちていくのか…。誇り高き王子であった彼はどこへ?なんかもう、ヒルメスが哀れで仕方ない。今作ではファランギースの過去が明らかになりました。ファランギースにとっては辛い展開になりましたね。
【文庫本】田中芳樹(2015)『仮面兵団:アルスラーン戦記8』光文社
この巻から「アルスラーン戦記」第二部スタートです。アルスラーンが即位してもう3年経つらしい。立派な青年になって…!(T_T)パルス国内は一応安定しているけど、周辺国家は敵だらけ。今後の展開が楽しみ!それにしても、第二部になっても宮廷画家にして副宰相たるナルサス(笑)の言うことには頷かされるばかり。
【文庫本】田中芳樹(2014)『王都奪還:アルスラーン戦記7』光文社
なんか…感動の第一部完結!なんだけど、その割には主人公・アルスラーンの影が薄くないか?(;^ω^)個人的には、アンドラゴラス王に全部持っていかれたなーって感じです。ずっとアルスラーンを応援してきた私でも、この大胆不敵な国王陛下に思わず、敵ながらあっぱれ!と思いましたもの。(いや、敵じゃないんだけどさ
【文庫本】田中芳樹(2014)『王都奪還:アルスラーン戦記7』光文社
なんか…感動の第一部完結!なんだけど、その割には主人公・アルスラーンの影が薄くないか?(;^ω^)個人的には、アンドラゴラス王に全部持っていかれたなーって感じです。ずっとアルスラーンを応援してきた私でも、この大胆不敵な国王陛下に思わず、敵ながらあっぱれ!と思いましたもの。(いや、敵じゃないんだけどさ
【文庫本】田中芳樹(2014)『風塵乱舞:アルスラーン戦記6』光文社
アニメ第2期のタイトルにもなっている『風塵乱舞』。アンドラゴラス王の下を事実上追放されたアルスラーンが港町ギランを拠点に体制を整え、いよいよ王都奪還に向けて動き出すまでを描いた巻。 アニメはここで終わっちゃって、かなり消化不良な感じ。第3期やらないのかなあ( ;∀;)
【文庫本】田中芳樹(2013)『征馬孤影:アルスラーン戦記5』光文社
クバードがようやくアルスラーン一行に合流し、頼もしい味方が増えて良かったと思った矢先に。なんと憎らしいアンドラゴラス王…!ちょうどGYAO! でこの回を見たとき、私の横で見ていた夫が「こいつ(アンドラゴラス王)、ずっと捕まってたら良かったのに」と言ったので、大きく頷きましたもの(笑)
【単行本】新井素子他(2018)『謎々 将棋・囲碁』角川春樹事務所
囲碁&将棋がテーマのアンソロジー。囲碁好きなのでわくわくして読み始めたのですが、1作目の新井素子「碁盤事件」であまりに独特な文体に躓いてしまって、読む手が止まってしまいました(;^ω^)お気に入りは深見黎一郎「☗7五歩の悲願」かな。千澤のり子「黒いすずらん」も面白かったです。
【文庫本】田中芳樹(2013)『汗血公路:アルスラーン戦記4』光文社
ヒルメスを慕うマルヤム王国のイリーナ姫や、ルシタニアの騎士見習いであるエトワールことエステルなど、ストーリーの重要人物になりそうなキャラクターが登場しましたが…。いやいや、それよりもアンドラゴラス王ですよ!スカール公が気の毒で仕方ない(笑)
少しでも痩せて綺麗になりたくて、せっせと某フィットネスゲームに励んでいる私にはアイタタタ…な内容でした(笑)何にせよ、人は平気で嘘をつくし、自分の見たいものしか見ようとしない生き物なんだということがよく分かる一冊でした。
【文庫本】篠原悠希(2021)『比翼は万里を翔る:金椛国春秋』KADOKAWA
「明々が官家の養女になればいい。」…え?そんなの読者の誰もが考えたことだろうと思うんだけど。散々遊圭と明々の結婚を引っ張った挙句、今作では遊圭に郡主との縁談まで用意して障害を作ったというのに、解決がこれ?ふーん。まあ、長い間隔てられた二人だもの。ようやく結婚できて良かったですよ。
【文庫本】田中芳樹(2012)『落日悲歌:アルスラーン戦記3』光文社
アルスラーンの正体が明らかになるのはまだ先になりそうですが、代わりにヒルメスの出生の秘密についてアンドラゴラス王が語りました。「パルスの王家の歴史は、血と嘘とに塗りかためられておる。」出自について悩むアルスラーンに、ダリューンがかけた言葉が胸アツ!
【文庫本】田中芳樹(2012)『王子二人:アルスラーン戦記2』光文社
アルスラーンのピンチに駆けつけたアズライールとキシュワードの頼もしさ!カッコよくてシビれましたよ~~「ヤシャスィーン!」この巻では、キシュワードが味方に加わったほか、アルスラーンとエラムの間に友情らしきものが芽生えたのも良かったなあ。それもこれも、アルスラーン王子の純粋さ故ですよね。
【文庫本】田中芳樹(2012)『王都炎上:アルスラーン戦記1』光文社
アニメ版を見て大ハマりしまして(^^)続きが気になって原作小説を読み始めたのですが…アニメで見た以上に面白い!改めて文字で読むと、パルスと周辺国家の状況だとかキャラクターの心情だとかがより理解できて、あっという間にこの物語の虜になりました。
【文庫本】原田ひ香(2021)『サンドの女 三人屋』実業之日本社
てっきりサンドイッチが人と人を繋ぐ、ほっこり系グルメ小説を想像していたら…サンドイッチ全然出てこないじゃん!しかも「三人屋」ですらない!
【文庫本】井上靖(2021)『利休の死―戦国時代小説集』中央公論新社
文章が端正で、それでいて情熱もあって、味わい深い物語ばかりでした。松永久秀の「平蜘蛛の釜」への執着は恐れ入ったなあ。「信松尼記」はしんみりと胸に染みるものがありました。運命に翻弄された女性という点では「信康自刃」「佐治与九郎覚書」も好き。
【新書】川村裕子(2016)『装いの王朝文化』KADOKAWA
男性の装束メインに語られるこの本は初めて知ることも多くて、とても面白く勉強になりました!王朝の装束って着替えにすごく時間がかかりそうなのに、文献を調査した結果から、どこでもパパっと着替えていたんじゃないかと分析する筆者の指摘に、へぇーと唸ったり。仕立てにしても、女たちがのんびりお喋りでもしながら
【文庫本】アガサ・クリスティー(2010)『そして誰もいなくなった』(クリスティー文庫80)青木久惠訳,早川書房
互いに面識のない男女十人が孤島に閉じ込められ、童謡の歌詞になぞらえて一人、また一人と殺されていく。今では使い古された感のある設定ですが、読んでいてちっとも古臭さを感じなかったのは、この作品が名作たる所以でしょうか。文章は淡々としているのにとってもハラハラさせられて、ページをめくる手が止まらなかった!
囲碁のタイトル戦を背景に起こった連続殺人事件と、それを巡る棋士・新聞社・政治家の駆け引きというのは面白かったです。囲碁ミステリーというふれこみだけど、別に囲碁じゃなくてもよくないか?というのが正直な感想。『ヒカルの碁』の緒方先生ファンは、彼のモデルになった人物が登場するのでぜひ読んでほしい!
どんでん返しに次ぐどんでん返しで面白かったです。まさにロンド!真相が明らかになったときには「おおー!」っと唸りました。
あらすじに「昼ドラ的展開」とあったのでドロドロ愛憎劇かと思いきや、むしろ女性陣が生き生きと魅力的に描かれていてカラッとしたお話しでした。テンポよく話が展開されるので確かにドラマには向きそう。私もぐいぐい引き込まれました!
【文庫本】小学館文庫編集部編(2021)『超短編!大どんでん返し』小学館
『大どんでん返し』というタイトルなので気構えて読み始めたものの、トップバッターの「なんて素敵な握手会」(乾くるみ)からしっかり騙されました(笑)サクッと読めて、オチが分かった後はハハッと笑える話が多いので、暇つぶしにはもってこいの一冊ですよ。
八咫烏シリーズ第二部がスタート。どちらかというと新章には否定的だったんだけど、山内の状況はいよいよ深刻になっていて、さらに新キャラも登場で今後が気になる展開に。ツカミはOKですよ。
【単行本】安萬純一(2019)『滅びの掟:密室忍法帖』南雲堂
普通だったらオイオイとツッコみたくなるトリックも、忍者同士のバトルだからと思うと、まあそういうこともあるか……とすんなり受け入れられる。忍法とミステリーがうまく融合していたように思います。
【単行本】夏山かほる(2021)『源氏五十五帖』日経BP、日本経済新聞出版本部
ミステリーとしては面白かったけど、源氏ファンとしてはあの五十五帖は受け入れがたい。
【単行本】石倉昇(2002)『ヒカルの碁勝利学』集英社インターナショナル
ヒカ碁ファンなら読んで損はない一冊。
【文庫本】菊池仁編(2020)『朝日文庫時代小説アンソロジー:江戸旨いもの尽くし』朝日新聞出版
縁がないってのは、そんなものさ
私はこういう瑞々しい清涼感をこの作品に抱いているので、この本のイラストは私の『檸檬』に対するイメージとはちょっと違うなーと感じました(^^;)
【単行本】麻耶雄嵩(2018)『友達以上探偵未満』KADOKAWA
アラサー主婦の読書感想文。
「犯人、お前かよ!」って盛大にツッコむ本。
今こそすべて。ほしいと思ったらためらうな。
【文庫本】篠原悠希(2020)『臥竜は漠北に起つ:金椛国春秋』KADOKAWA
陛下が気の毒すぎる。玄月はこのままずっと朔露にいればいいのに。
【単行本】いずみ朔庵(2016)『マンガで辿る江戸時代の暮らしと遊び―財布でひも解く江戸あんない』誠文堂新光社
高級料亭「八百善」のお茶漬け逸話が面白い!12万円のお茶漬けだって!
人口減少を食い止めるために、10人産んだら一人殺してもいい、という「殺人出産システム」が導入された世界のお話。トンデモ設定だと思って読み始めたものの、ずしっと心に響くお話でした。
【単行本】村上リコ(2014)『図説 英国貴族の令嬢』(ふくろうの本)河出書房新社
もし自分が貴族女性で、独身のときに親が亡くなったら?結婚できたとしても跡取り息子がいなかったら?と考えると恐ろしい。
【単行本】椰月美智子(2020)『純喫茶パオーン』角川春樹事務所
ほのぼのしつつも毒気を含んでいたり、どたばたコメディー要素があったり。
【文庫本】篠原悠希(2020)『鳳は北天に舞う:金椛国春秋』KADOKAWA
ちょっと都合良すぎじゃない?
【文庫本】彩図社文芸部編(2020)『文豪たちが書いた怪談』彩図社
文豪による怪談とあって、さぞかし怖い体験ができるかと期待していたのですが……正直、全然怖くなかった( ̄▽ ̄)笑
【文庫本】篠原悠希(2019)『妖星は闇に瞬く:金椛国春秋』KADOKAWA
天狗にやられたー!って感じ。
【単行本】村上リコ(2017)『図説 英国社交界ガイド:エチケット・ブックに見る19世紀英国レディの生活』(ふくろうの本)河出書房新社
英国レディは夫や息子の社交界での地位を高めるために、完璧なエチケットを求められていたというわけですね。気を抜けないわ。
【単行本】篠綾子(2017)『紫式部の娘。賢子はとまらない!』静山社
賢子の生意気さが幾分マシになって読みやすくなったかな。
【単行本】谷瑞恵(2019)『めぐり逢いサンドイッチ』KADOKAWA
笹ちゃんって本当に人のことをよく見ていて、その人の心を温かく包み込んでしまうんだなあ。卵焼きのサンドイッチが関西では昔からある定番のものだと知ってびっくり!大阪生まれ大阪育ちの私にとっても、タマゴサンドといえばゆで卵をマヨネーズで和えたものだけどなー。
自分のコンサートを蹴って友人のピンチに駆けつけた岬先生の漢気に胸を打たれました。
【文庫本】アガサ・クリスティー(2004)『バートラム・ホテルにて』(クリスティー文庫44)乾信一郎訳,早川書房
の物語のまさに「舞台装置」であったバートラム・ホテルの描写が魅力的!エドワード王朝時代のような豪華な調度品に囲まれて、称号持ちの婦人たちが優雅にアフタヌーンティーを楽しんでいる姿が目に浮かぶよう!
お職の花魁らしい﨟長けた風情としたたかな面を併せ持ち、それでいて心の清らかな小夜衣に私はもう魅了されっぱなし!
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映画『僕のワンダフル・ライフ』が良かったので原作小説も読んでみようと楽しみにしていたのですが…翻訳ひどすぎやしませんか( ̄▽ ̄)全体的に直訳調で文章が読みづらいのなんのって。地の文はまだしも、会話文は本当にぎごちなくて読んでいてガクッときました。それでも物語自体は面白かったですよ。
いやー、やられた!私これ好きだわ。ラストには心が躍りました。そうそう、こういうのが読みたかったんですよー!なるほど、神の啓示か。そもそも脱出して助けを呼ぶ組と地下に残る組とで半数に分かれるとか、なにも地下に一人だけ残らなくてもいいじゃんと思っていたのですが、それだとダメなんですよね。
序章につまづきなかなか進まなかった第6巻。いやあ、ここにきてまた銀河連邦からゴールデンバウム朝に至るまでの歴史を読むことになるとは思わなかった。決して興味がないわけじゃないんだけど、なぜか読んでいたら眠くなるという(;^ω^)
本編とは全っっ然関係ない話なんですけど。グリューネワルト「伯爵夫人」って「女伯爵」の意味だったのね!?私はてっきり、ベルばらのデュ・バリー伯夫人みたいに、公妾として宮廷に出るにあたってグリューネワルト伯爵なる人物と書類だけの結婚をしたものだとばかり(;^ω^)
ある日、ツイッターのTL に「差出人不明の仕送り」という読み物が流れてきまして。これが結構面白かったのでついつい他の記事も読んでいたときに知ったのが、この「変な家」という作品。不思議な間取りの家の謎を解き明かすというストーリーで、本書の第一章がWebに掲載されている内容に当たります。
行こうか、キルヒアイス、おれとお前の宇宙を手にいれるために。ラインハルトはどこに行こうとしているんだろう。切ないなあ。本当に、キルイヒアイスが生きていたら……と思わずにはいられない。
ユリアン、立派に成長したねぇ…と保護者気分で読み始めた第3巻。全然それどころじゃなかった/(^o^)\何なの、あの査問会!腹立つわー!でもヤンが負けずに嫌味たっぷりに言い返してくれるのでスッキリ(笑)そしてそのヤンの窮地を救ったのが帝国軍というのも皮肉が効いていますね。
「おれや卿が死んでも、ああおなりではあるまいよ。ジークフリード・キルヒアイスは特別だ―特別だった。」うう、キルヒアイス…文章で読むとアニメで見たとき以上にラインハルトの狼狽えぶりが痛々しく思えて、胸が締め付けられるようでした。アンネローゼはどうしてラインハルトから離れてしまったんだろう。
いやー、ついに手を出してしまいましたよ。『銀英伝』シリーズ!『アルスラーン戦記』が面白かったので銀英伝も気にはなっていたのですが、大長編だしなーと尻込みしていました。ラインハルトvsヤン・ウェンリーの頭脳合戦にハラハラドキドキさせられっぱなしです。やっぱりこの二人の天才がいてこそ!ですよね。
人生という無職の綛糸のなかに、殺人という緋色の糸が一筋まじっている。そしてぼくらの務めというのは、その綛糸を解きほぐし、分離して、すべてを白日のもとにさらけだすことにあるのさ。恥ずかしながら「綛糸(かせいと)」の意味が分からなくて辞書で調べました。曰く「かせから外して束にした糸」だそうで
名探偵と言えばシャーロック・ホームズの名前を挙げる人は多いのでは?私もその一人です。でも小説はろくに読んだことがなくて。そんな私なので、ホームズ入門書としてこの傑作選を読んでみました。短編だからか、昔の作品だからか、どの作品もずいぶんあっさりだな~という印象でした。けど同時に、ストーリーがテンポよく
わお。前作『楽園の烏』の感想で個人的な妄想を書いたけど、当たってたじゃん。実は新金烏の正体は自分でもイイ線いってると思ってたんです(笑)でも彼女の再登場は完全なる願望だったので驚きました。推しの再登場は嬉しい限りですよ。それにしても奈月彦さあ…『黄金の烏』以降は山内のために苦労する姿も描かれて、見直
シリーズ最終巻でようやく結ばれた遊圭と明々夫婦のその後、そして、玄月と陽元、彼らを取り巻く人たちの過去が明らかになった外伝。遊圭と明々は跡継ぎの男児にも恵まれてすっかり満ち足りた暮らしぶり。ホッとしました。…できることなら陶蓮の件は本編で片付けておいてほしかったけど。モヤモヤの残る最終巻だったもの。
この本って確か、今年春に一度出版されたものの、解説が間違いだらけで販売中止になったんですよね(^^;)最近、図書館の新着図書のコーナーに並んでいるのを見かけて、つい気になって借りてきました。私は芳雄さんの大ファンってわけではないけどミュージカルは大好きなので、読んでいてとても楽しい気分になりました♪
ダリューンの絹の国での恋を描いた外伝があると知って、他市の図書館から取り寄せてもらいました。外伝以外に、著者の田中先生のロングインタビューや『アルスラーン戦記』の用語・人名事典も収録されていて、読み応え抜群の一冊でした!
彰子にスポットライトを当てた小説って珍しい(少なくとも私は初めて出会った)から結構期待していたんだけど…つまらなかったな。全体的にストーリー性が乏しく説明調に思えて退屈でした。詮子の話とかいつまで続くんだよ!って感じ。彰子が紫式部に出仕を促す場面は面白かったから、そっちをもっと膨らませてほしかった。
大学病院の院長が突然死したことにより、4人の副院長たちが新しい院長の座を巡って対立している。となれば、病院内の権力闘争や複雑な人間関係を描いた医療ミステリー…かと思いきや、ブラックコメディ全開のドタバタ劇でした(笑)小説として読んでいる分には面白いけど自分が患者ならたまらんな、この病院/(^o^)\
文豪たちが日記やエッセイ、小説に記した「スペイン風邪」をテーマにしたアンソロジー。書簡や日記から見えてくるスペイン風邪も興味深かったけど、やっぱり私には小説が面白かったなあ。特に「流行感冒」(志賀直哉)が好き!「途上」(谷崎潤一郎)もなかなか。
ああ、とうとう『アルスラーン戦記』完結。なんか…えらく呆気ないなあ、というのが正直な感想。ひたすら駆け足で話が進んでいき、私もただただ機械的にページをめくるだけで、内容が全然頭に入ってこないという困った最終巻でした。それでも今まで読んだファンタジー作品の中では断トツに面白かったです!…なのに、最後が
えーっ!ナ、ナルサス…。あとアルフリードも。予想外の出来事に呆気に取られました。なんだかんだアルフリードは、エラムとくっついてアルスラーンや十六翼将の物語を後世に伝える役割を担っているキャラだと思っていたのになあ。
映画『僕のワンダフル・ライフ』が良かったので原作小説も読んでみようと楽しみにしていたのですが…翻訳ひどすぎやしませんか( ̄▽ ̄)全体的に直訳調で文章が読みづらいのなんのって。地の文はまだしも、会話文は本当にぎごちなくて読んでいてガクッときました。それでも物語自体は面白かったですよ。
いやー、やられた!私これ好きだわ。ラストには心が躍りました。そうそう、こういうのが読みたかったんですよー!なるほど、神の啓示か。そもそも脱出して助けを呼ぶ組と地下に残る組とで半数に分かれるとか、なにも地下に一人だけ残らなくてもいいじゃんと思っていたのですが、それだとダメなんですよね。
序章につまづきなかなか進まなかった第6巻。いやあ、ここにきてまた銀河連邦からゴールデンバウム朝に至るまでの歴史を読むことになるとは思わなかった。決して興味がないわけじゃないんだけど、なぜか読んでいたら眠くなるという(;^ω^)
本編とは全っっ然関係ない話なんですけど。グリューネワルト「伯爵夫人」って「女伯爵」の意味だったのね!?私はてっきり、ベルばらのデュ・バリー伯夫人みたいに、公妾として宮廷に出るにあたってグリューネワルト伯爵なる人物と書類だけの結婚をしたものだとばかり(;^ω^)
ある日、ツイッターのTL に「差出人不明の仕送り」という読み物が流れてきまして。これが結構面白かったのでついつい他の記事も読んでいたときに知ったのが、この「変な家」という作品。不思議な間取りの家の謎を解き明かすというストーリーで、本書の第一章がWebに掲載されている内容に当たります。
行こうか、キルヒアイス、おれとお前の宇宙を手にいれるために。ラインハルトはどこに行こうとしているんだろう。切ないなあ。本当に、キルイヒアイスが生きていたら……と思わずにはいられない。
ユリアン、立派に成長したねぇ…と保護者気分で読み始めた第3巻。全然それどころじゃなかった/(^o^)\何なの、あの査問会!腹立つわー!でもヤンが負けずに嫌味たっぷりに言い返してくれるのでスッキリ(笑)そしてそのヤンの窮地を救ったのが帝国軍というのも皮肉が効いていますね。
「おれや卿が死んでも、ああおなりではあるまいよ。ジークフリード・キルヒアイスは特別だ―特別だった。」うう、キルヒアイス…文章で読むとアニメで見たとき以上にラインハルトの狼狽えぶりが痛々しく思えて、胸が締め付けられるようでした。アンネローゼはどうしてラインハルトから離れてしまったんだろう。