オリジナルの意味が分かると怖い話が多数!! コピペ一切なし!!ここでしか読めない珠玉の作品集です‼️
はじめまして、わたしの名前はルー。10歳の女の子だよ。今日は、わたしの知っている『意味が分かると怖いお話』を教えてあげるね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ サーニャが家に帰ると、彼女宛に一通の手紙が届いていた。 差出人は同じ文芸部のダニールだった。 「サーニャへ 今からひとつ、面白い物語を教えてあげよう。 ◇◇◇◇◇ とある国では、裁判が国王の指針によりとても変わった形式で行われていた。 罪人は二つの扉の前に立たされ、扉の向こう側がわからない状態でどちらかひとつの扉を選んで開ける。 一方の扉の中には獰猛なトラが、 もう一方の扉の中には、罪人の身分に見合う女がいた。 罪人がトラの扉を開ければ有罪、その場…
いつも通り会社に出勤し、デスクワークをこなす。 所属部署の繁忙期で、 ここ最近は休みという休みが本当にない。 自分の時間が作れないのは正直つらい。 だが幸い、俺は学生時代ずっと運動部に所属し(中学は野球、高校は陸上をやっていた)体を鍛えていたため、 疲れにくい体質だった。 周りが忙殺されて「疲れた」「疲れた」と言っているときも、 全く手を休めることなく仕事をこなすことができた。 だが最近なんだか、 疲れているのか、疲れていないのか、 よくわからなくなってきた。 まあでも忙しいし、死ぬほど疲れてる訳じゃないから、 休まず働いてるんだけど......。 (解説) 語り手はすでに憔悴しきっている。 …
友達がガンの検査入院をすることになった。お見舞いに行くと、友達は、「昨日、看護師さんが話してるの聞いちゃったんだけどね」と前置きしてから、神妙な面持ちで私にこんな話をした。「3人で写真を撮ると、真ん中に写った人は早死にするって言うじゃない?この病院で写真を撮るとホントに『そうなる』らしくて、真ん中で写った人がみんな病気や事故で死んでるんだって。前にこの病室でも、3人で写真を撮って、真ん中に写った人が死んだらしいの」ふざけて言ってる感じではなかったので、私は怖くなった。「じゃあさ、普通に○○(友達)と私で写真撮ろうよ。2人で写るぶんには何の問題もないでしょ?」「そうだね......。」私と友達は…
ある日届いた差出人不明のメール。 「○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○」 何のことやら分からない。 次の日も、その次の日も、同じメールが届いた。 俺はさすがに鬱陶しくなり、返信をした。 「うぜぇんだよ死ね!!」 すると、使っている携帯の機能で、その文章に自動的に規制が入ったものが表示された。 俺はずっと呪われていたことに気づいた。 (解説) 「うぜぇんだよ死ね!!」という文章に規制が入り、 ➡️「うぜぇんだよ○ね!!」 となった。 つまり、語り手に連日送られてきていた 「○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○」 というメールは…
A 「来週の日曜、釣りに行こうと思ってるんだけどお前も来ない?」 B「おっ、マジで?行きたい!!どこですんの?」 A「色々考えたけど、××海岸にしようかと思ってる。多分あそこの木の下が一番いいわ。」 B「へー、そこってよく釣れるんだ?」 A「ああ、釣った人の話とかめっちゃ聞く。」 B「いいね。道具は何持ってけばいい?」 A「太い長いロープだけ持ってきてくれ。それで十分」 B「オッケー!てかロープで釣りとかできんの!?初めて聞いたわー」 (解説) Aは「釣り」ではなく「吊り」、 つまり、首吊りの話をしている。 太い長いロープが必要なのはそのため。 また、「釣った人の話」というのは、以前そこで首を…
はじめまして、わたしの名前はルー。10歳の女の子だよ。今日は、わたしの知っている『意味が分かると怖いお話』を教えてあげるね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ オリガは、自分が普通じゃないことを知っていた。 小さい頃から、犬や猫が無惨な姿で死んでいるのを見るとワクワクした。 やがて自分で殺してみたくなり、何匹もの小動物を捕まえては手にかけた。 そして大人になったオリガは、ついに、もっと大きな動物、 人間を殺してみたいと思うようになった。 そんな黒い欲望が頂点に達していた時、オリガはインターネットで、 「誰でもいいから人を殺してみたい方へ」というタイトルのサイトを見つけた。 なんでも、そのサイトに「日時」、…
はじめまして、わたしの名前はルー。10歳の女の子だよ。今日は、わたしの知っている『意味が分かると怖いお話』を教えてあげるね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 美術学校に通うアーロンは、ある日、不思議な絵画に出会った。 「愛する人のデルマ」というタイトルのその絵は、なんでも、傷をつけたら呪われるという噂があるのだ。 「あまりに美しい絵だから、他の絵描き達の嫉妬を買って、 これまで何度もズタズタにされてるらしいんだけど、 そのたびに傷をつけた人達が不幸になったそうなの。」 アーロンの恋人で同じ美術学校に通うメイヤが、そんなことを言っていた。 「愛する人のデルマ」は、美術学校の廊下に飾られることになった。 話…
はじめまして、わたしの名前はルー。10歳の女の子だよ。今日は、わたしの知っている『意味が分かると怖いお話』を教えてあげるね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 山奥を、2人の親子が歩いていた。 父親のマルクスは、幼い息子マルコの手を引いて、暗い深い山の奥へ奥へと歩いて行く。 マルクスがここへ来たのは、息子を捨てるためだった。 マルクスの住む村ではもう長いこと飢饉が続いていて、 口減らしのために子どもを捨てるしかなくなってしまったのだ。 ただ、マルクスがマルコを捨てようと思った理由は、それだけではなかった。 「あのね、お父さん」 ふいに、マルコが口を開いた。「どうしたんだい?」とマルクスは訪ねる。 「ぼくは…
はじめまして、わたしの名前はルー。10歳の女の子だよ。今日は、わたしの知っている『意味が分かると怖いお話』を教えてあげるね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ シモンとディーナは、同じ病院の、同じ病室に入院している、小学生の男の子と女の子。 それぞれ病気にかかり、長い間ずっと一緒の部屋にいた。 同い年の2人はすぐに仲良くなり、やがて、なんでも話し合える親友になった。 ディーナのベッドは、シモンのベッドのとなり。 ディーナは、毎朝起きると、シモンにその日見た夢の話をするのだった。 お城のお姫様になって、素敵な王子さまにプロポーズされる夢。 世界中を旅してまわる夢。 あこがれのTVスターと握手をする夢。 夢の…
はじめまして、わたしの名前はルー。10歳の女の子だよ。今日は、わたしの知っている『意味が分かると怖いお話』を教えてあげるね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ リズの最愛の妹ロリサは、重い心臓病で、長い間入院していた。 リズがお見舞いに行くとロリサは喜んで彼女をむかえ、 面会時間ぎりぎりまで二人で楽しくおしゃべりしていた。 けれど、ロリサの症状は段々ひどくなり、 最近では、リズが病院に行っても、会うこともできない状態になってしまっていた。 ある日、リズが無理を通してロリサの病室まで行くと、 そこには、担当医のアバルキン先生や看護師たちに囲まれ、 何本ものチューブや点滴に繋がれて苦しそうに息をする妹の姿があ…
はじめまして、わたしの名前はルー。10歳の女の子だよ。今日は、わたしの知っている『意味が分かると怖いお話』を教えてあげるね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ (雪山には、エルパドローサという人を殺す怪物が出るらしい。 そいつは、かつて雪山で遭難した人間の成れの果てなんだ) 友人の言葉を思い出し、ローリャは、ただでさえ凍りそうに冷えた身体を震わせた。 一面深い雪で覆われた山の中腹で偶然見つけた小屋の中で、 彼はもう半日は続いている大吹雪が過ぎ去るのを、じっと待っていた。 「雪山で遭難した人間の成れの果てか.........。 このままじゃ、俺もエルパドローサになっちまうかもな」 ローリャは、趣味である登山…
はじめまして、わたしの名前はルー。10歳の女の子だよ。今日は、わたしの知っている『意味が分かると怖いお話』を教えてあげるね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「どういうことだ!話と違うじゃないか!!」 画家の青年ルスランは、汚く変色したバラの絵を見て怒鳴り声をあげた。 「どうか怒らないで、兄さん。 私、兄さんに言われた通り、バラの絵を描くのに最適な絵の具を用意したのよ...?」 アトリエに一緒に住み、仕事の手伝いをしている妹のミリヤは、懸命に兄をたしなめる。 「ああ、たしかにお前が昨日の夜に持ってきた絵の具は、見たこともないくらい綺麗な色だったよ。......昨日まではな!」 ルスランはいっそう語気を強…
はじめまして、わたしの名前はルー。10歳の女の子だよ。今日は、わたしの知っている『意味が分かると怖いお話』を教えてあげるね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ リディアは今日、新しい町に引っ越してきた女の子。 車から降りると、 お父さんとお母さんと一緒に、これから住む新しい家に荷物を運び込んだ。 新築みたいに綺麗でおしゃれな家に、リディアは心から満足した。 二階のリディアの部屋には、荷物を運び込む前から、1つのクローゼットが置かれていた。 アンティークな雰囲気の大きなクローゼットだった。 前に住んでいた人が置いていってしまったのだろうか? 不思議に思いながら、リディアはクローゼットの扉を開け、中を覗いてみ…
わたしの名前はルー。 10歳の女の子だよ。 突然だけど、みんなは、幽霊は怖い? ......「怖い」って言われたら、すこし残念だなぁ。 だってね、秘密にしていたけれど、 わたしも、幽霊なんだもん。 今日は、「なぜ幽霊は怖いのか」という、何気ない疑問について、 わたしの考えたことを聞いてもらいたいな。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ まず、2つの有名な「怖いお話」を紹介するね。 1つめは、「幽霊が出てくる」怖いお話。 もう1つは、「幽霊が出てこない」けれど怖いお話。 そしてその2つの内容をくらべれば、幽霊が怖いほんとうの理由が見えてくるよ。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇<1つめのお話> あるところに、お父さん、お…
はじめまして、わたしの名前はルー。10歳の女の子だよ。今日は、わたしの知っている『怖いお話』を教えてあげるね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 展望台や山の頂上みたいに、高いところで遠くが見渡せる、景色がきれいなところってあるよね。 そういう場所で、普通の人は、遠くのきれいな景色を見て楽しんでる。立ち並ぶ建物や山々をね。でもね、たまーに、遠くの景色じゃなくて、「真下」の景色を見ている人がいるの。高いところで遠くが見渡せるのに、わざわざ「真下」を見てる。これってどういうことか分かるかな? .........そういう人はね、 「ここから飛び降りて死にたい」って思ってる人なんだって。 高いところから真下を見て…
はじめまして、わたしの名前はルー。10歳の女の子だよ。今日は、わたしの知っている『意味が分かると怖いお話』を教えてあげるね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ レフはいじめられっ子の男の子。 毎日、小学校の裏庭の大きな木の前に呼び出されて、 同級生の男の子達に殴られたり蹴られたりしていたんだ。 気が弱くて体の小さいレフは、何をされても言い返せずにいたの。 それから、レフが呼び出される裏庭の大きな木には、なぜか切り裂いたような傷跡が沢山あったんだって。 その日もレフは、その木の前に呼び出されていじめを受けていた。 わたしは何もかも見ていた。だから言ったの。 『ダメだよ。そんなことしちゃ』 「......は?…
私(soleil、筆者)が大学二年生の頃のこと。私は夕方に散歩をしていました。四月中旬で日がくれるのがまだ早く、夕方といってももう辺りは暗くなっていました。すると、私の住んでいるマンションの隣のマンションの物陰に、二人の男女が隠れて、前方(私のマンションがある方)を見て何やら話しているのを見かけました。私が不審に思っていると、男性の方が私に近づいてきて言いました。「あの、なんかそこで事件みたいなのが起きてるんで、携帯かしてくれませんか?」私はギョッとしました。男性が「そこ」と言ったのは私の住むマンションの目の前だったからです。しかし、怖いのはそれだけではありません。男性の話が本当なら、その場に…
はじめまして、わたしの名前はルー。10歳の女の子だよ。今日は、わたしの知っている『意味が分かると怖いお話』を教えてあげるね。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆あるところに、レオノーラ、サーシャ、アンナっていう仲良し三人組の女の子達がいたの。三人はその日もいつものように仲良く、揃って高校から帰っていたわ。その時、ふとサーシャが街のいたるところに飾られている銅像に目を留めた。「なんかこの街、変な銅像多いよね。」物知りのレオノーラがすかさず答える。「あれは『ガーゴイル』っていう怪物の銅像よ。この街に昔いたと言われているの。」『バカね、そんなのいるわけないじゃない』と鼻で笑うアンナ。 「いるよ」 それまでのやり取…
ダイエットのために、一日のノルマを決めてウォーキングをすることにした。 万歩計アプリをインストールし、ウォーキングする前にスタートボタンを押す。 ウォーキングが終わって万歩計アプリの表示を見てみると、今日は3500歩。 ノルマの一万歩までは遠いなぁ...。 普段、運動不足だから3500歩でもかなりきつくて息が上がってしまった。もう今日はこれ以上歩けそうにない。 ...毎日少しずつ歩いて、一万歩歩けるようになるしかないか。 そう思って、シャワーで汗を流して就寝した。 .........翌朝、万歩計の表示を見ると、一万歩を越えていた。 (解説)語り手は眠っている間に約7000歩ほど歩いた。 つまり…
うちのマンションの玄関には、宅配ボックスがついている。 家主の不在時に宅急便などのお届け物があったら、不在表と一緒に入れておいてくれるのだ。 宅配ボックスに荷物が入っているときは、宅配ボックスの横のモニターに、 その荷物の届け先の部屋番号が表示される。 ボックスから荷物を取ると、部屋番号の表示が消える仕組みだ。 まあ、マンションにはよくあるシステムだと思う ある日のこと、俺が大学から 戻ってくると、 宅配ボックスの横のモニターに俺の部屋番号が表示してあった。 モニターの部屋番号をタッチすると、荷物が入っている宅配ボックスが開く。 パタン、と音がして、ボックスが開いた。 しかし、中を見ても、何も…
まさか自分が、望まぬ妊娠をすることになるとは思わなかった。 わたしを襲った大学の同級生の男は、 わたしの妊娠を知った次の日に自殺した。 ......それでも、わたしはこの子を生む決意をした。 生まれてくる命には何の罪もない。 たとえ性犯罪者の子であっても、わたしはわたしの子として育て、愛してみせる。 そして、元気な男の子が生まれた。 それから3年が経ち、子どもはすくすくと成長していった。 生まれつき賢い子で、喋り始めるのも、ものを覚えるのもとても早かった。 わたしはそんな子を精一杯愛し、仕事もしながら懸命に世話をした。 ある日、子どもが笑顔でわたしに一枚の紙を見せた。 そこには子どもの字でこう…
アメリカに伝わる都市伝説で、「ブラッディ・メアリー」というものがある。 深夜0時に、部屋の中で一人で鏡に向かって立ち、 「ブラッディ・メアリー」と3回唱えると、 ブラッディ・メアリーという、血まみれで髪の長い若い女性が、 鏡の中から姿を現すというのだ。 ブラッディ・メアリーを呼び出してしまうと、 殺されるとか目玉をくりぬかれるとか、 発狂するだとか言われているそうだ.........。 「.........作り話だろ。」 海外ホラー特集の流れていたテレビを俺は消した。 そして何気なく、その場に立ってつぶやいた。 「ブラッディ・メアリー、ブラッディ・メアリー、ブラッディ・メアリー。」 はは、何や…
気がついたら、俺と彼女は見知らぬ部屋にいた。 暗い部屋の天井に設置されたスピーカーから不気味な声がこう言った。 「これからお前たち2人のどちらか一方に死ぬほど強烈な『痛み』を与える。 『痛み』を与えられる方を『犠牲』として目の前の祭壇に差し出せ。 ただし、『痛み』を与えられた後、『犠牲』の者がが生きていれば、 もう一方の者にも同じ『痛み』を与える。」 俺は恐ろしくてパニックになり、 とっさに彼女の腕をつかんで祭壇の前に差し出した。 急にこんな場所にさらってきて「死ぬほど強烈な痛みを与える」なんて言う奴のことだ。 どうやって痛みを与える気なのか知らないが、とにかく何をされるかわかったもんじゃない…
この前、キツツキを見かけた。 俺の住んでるアパートの隣の家の木にとまって、しきりにつついていた。 よく見ると、なんか日本じゃあんまり見かけないような感じで、たぶん珍しい種類のキツツキだった。 キツツキのとまっていた木は、よほど激しくつついたみたいで、 年輪が見えるくらい深くえぐれていた。 .........数日後、不気味な話を聞いた。 キツツキのいた家に住んでいた男が、家の風呂場で手首を切り死んでいるのが見つかったのだ。 話に詳しい友人に聞くと、 男が自殺したのは、ちょうど俺がその家でキツツキを見かけた日だったそうだ。 (解説)ダンテの「地獄編」に出てくるハルピュイアという怪鳥は、 死後に樹木…
日本がまだ戦争をしていた頃の話。 A大尉は、敵国の巡察に回らせた部隊の帰還を待って敵国日本領にいた。 ただの巡察にしては随分時間がかかっている。 心配をした大尉は、巡察中の部隊に無線で連絡を取った。 「こちら、A大尉。状況を報告せよ。」 「大尉、大尉」 「何だ?」 「大尉、大尉、大尉、大尉」 「え?」 「大尉、大尉、大尉、 大尉、大尉、大尉、大尉..................。」 無線はそこで途切れた。 (解説)「大尉、大尉、大尉、大尉」 ➡️「たいいたいいたいいたいい」 ➡️「痛い痛い痛い痛い」 おそらく、巡察中に敵国の襲撃を受け負傷したのだろう。 「痛い」と何度も繰り返すほどの大怪我…
会社帰りの出来事。 電車の踏み切りを通りがかったところ、「カンカンカン......」と、踏み切りの音が鳴り出した。 俺の手前の踏み切りが降りたので、俺はそこで立ち止まった。 しかし、もう一方の向こう側の踏み切りが降り始め、半分くらい降りたとき、 一人の女子高生が歩きスマホをしながら、踏み切りの隙間を通って線路に入ってきた。 女子高生はスマホに夢中で踏み切りが降り始めていたことに全く気づいていなかった。 そして女子高生は、両方の踏み切りが完全に降りたことに気づかないまま、 線路を渡り終えようとしていた。 ちょうどその時、特急列車が風を切ってこちらにやって来るのが見えた。 「危ない!!!」 俺は声…
女「お疲れ様です先輩、調子はいかがですか?」 男「それが今朝は大変だったよ。通勤中、電車待っ てたら線路脇で思いきり人にぶつかられて、バランス崩して危うく落ちるとこだった。 悪気はなかったんだろうが、注意してほしいよな。」 女「それは大変でしたね...。」 男「で、それより。わざわざカフェなんかに呼び出して、何の用事だ?...まあ、様子からして大体察してるけど。」 女「......そうなんです。先輩に告白したくて!」 先輩に初めて会ったとき、『この人にしよ う』って思ったんです。 .........恋だったんです!」 男「参ったな...。」 (解説)女は今朝、線路脇で男にぶつかった犯人。 「初…
小学3年生のうちのクラスは、はっきり言ってできの悪いクラスだ。 クラス別のテストではいつも最下位。やんちゃな子が多く、先生への態度もあまりよくなかった。 2学期になって、うちのクラスに新任の先生が担任としてやって来た。 「はじめまして。突然だが、先生は進化論を強く信じているんだ。 だからうちのクラスのみんなにも、進化論に従ってもらい、 いまのできないクラスから、できるクラスへと進化してもらいたいと思っています!」 先生の言葉はとても力強く、いつもは不真面目な生徒たちも感動したようだった。 「はい、先生!おれ、できない自分から進化します!!」 「あたしも!!」 クラスが新しい先生を中心にひとつに…
プルルル...... ガチャッ 「もしもし、母さん。」 「あら、康介!久しぶり。 あなた、今、体調は大丈夫なの? 一ヶ月前に過労で重度のうつ病になっちゃってから、連絡する元気も出ないって言ってたのに。 病院でもらった薬も全然効かないって。 しかも重度だと身体症状がひどく出るから、頭痛とか吐き気とかでかなり苦しいって言ってたわよね?」 「大丈夫。もう今は全然苦しくなくなったんだ。それを伝えようと思って電話したんだよ。」 「本当に?良かったわ!やっとうつ病が治ったのね。」 「いや、うつ病は結局最後まで治らなかったんだ.........。」 (解説) 「もう今は全然苦しくなくなったんだ。」 「うつ病…
A子「今から怖い話するね。あるところ夫を事故で 亡くした妻と子どもがいました。 夫の葬式で、妻はDという素敵な男性を見か け、その人と再婚したいと思いました。 数日後、妻は子どもを殺してしまいました。」 B香「あーそれ、『子どもの葬式でもう一度Dと会 えると思ったから』でしょ?」 C美「超有名な『意味が分かると怖い話』じゃ ん。オチ知ってるしー」 B香「えっ、有名な話なの?それは全然知らなかっ たなぁ」 A子「待って、B香。何でオチが分かったの......?」 (解説) A子がした怖い話は、「意味が分かると怖い話」としても有名だが、「サイコパス診断」としても有名。 普通の人は「なぜ妻は子どもを…
妊娠していた友人の妻が突然破水し、救急車で病院に運ばれた。 出産予定はまだ先だったので戸惑いつつも、俺は仕事で他県にいる友人の代わりに、 友人の3歳の長女とともに友人の妻に付き添った。 こんなときに夫が側にいないというのは心細いだろうと思ったからだ。 出産は無事に終わり、元気な次女が生まれたところで、友人が病室に駆け込んできた。 「一人にしてごめん。○○(俺)もありがとう。」 そう言うと、友人は妻に寄り添った。 そこに、友人の3歳の長女が駆け寄り、 「おとうさーん♪」と、友人の頬にキスをした。 不安な夜を過ごした後で父親の顔が見れて安心し、甘えたくなったのだろう。 「おいおい、おませさんだな。…
あるデパートの催しで、ご当地キャラクターの着ぐるみが登場していた。 一緒に写真を撮る人や、話しかけに行く子供などで賑わった。 すると、一人の子供が、『●●ちゃん(ご当地キャラクターの名前)におやつ食べさせてあげる!』 と言い、 着ぐるみの口の部分に持っていたキャンディーを押し当てた。 着ぐるみは困ったようにパタパタと手を振ったが、 子供はキャンディーを押し当て続けた。 .........数分後、着ぐるみは動かなくなった。 (解説)着ぐるみの中の人は、大抵の場合、着ぐるみの口の部分を通して呼吸をしている。 そのため、子供に口の部分にキャンディーを押し当てられ、中の人は呼吸ができなくなってしまった…
ある公園での出来事。 二歳半くらいの女の子が、「ママー!ママー!!」と、一人で泣きじゃくっている。 どうやら母親とはぐれて迷子になったらしい。 「ママー!! ママーーー!」 その泣き方があまりにひどかったので、かわいそうになった私は駆け寄ってなだめようとした。 すると、 「ハナちゃん、こんなところにいたのね」 遠くから女性が走ってきて、女の子をだっこした。 「すみません、ありがとうございます」 女性は私が駆け寄ろうとしていたのを分かって一礼した。 しかし母親とはぐれたことがあまりにショックだったのか、女の子はまだ大声をあげて泣いていた。 「ママー!!ママーーー!!!!」 (解説)女性がだっこを…
自分のドッペルゲンガーを見てしまった。 話に聞く通り、自分とあまりにも瓜二つな外見に小気味の悪さを覚えた。 噂によると、ドッペルゲンガーを目撃した者は死ぬと言われているが、 今のところ僕自身には何の身の危険もない。 その代わり、初めて自分の見た日以来、そのドッペルゲンガーを何度も目撃するようになった。 .........数日後、僕は精神病棟に入院が決まった。 (解説)ドッペルゲンガーが見える仕組みは、精神疾患によるという説がある。 解離性同一性障害や幻覚症状により、もう一人の自分が見えてしまうという。 語り手はどういう経緯か分からないが、精神病を患ってしまっていた。
再婚して、新しい夫が連れてきた義理の娘ができた。 小学4年生の内気な印象の子だった。 最初のうちこそ緊張したのかよそよそしい態度だったが、最近はすっかり打ち解けた。 よく気がついて、家事なども手伝ってくれるいい子だ。 今朝も家で使っている麦茶のボトルを持ってきて、 「漂白剤を入れておいたから、時間をおいたらすすいでね。」 と渡してくれた。 「ありがとう。」 と受け取り、シンクの横に置いて私は洗い物を再開した。 (解説)酸素系漂白剤をボトルに入れて密封しておくと、酸素が発生し爆発する。 母親は大怪我を負ったことだろう。 父の再婚でやって来た新しい母親に、娘は密かな殺意を抱いていたのだ。
超売れっ子の漫画家がいた。 その漫画家のかく漫画はいわゆるグロ描写が満載のゾンビもので、 ショッキングさを売りにしたものだった。 ある話ではゾンビがキャラクターの首の血管をえぐり出す。 ある話では全身の骨を折る。 またある話では目玉をくりぬく。 ゾンビの攻撃が過激になればなるほど、読者の感興が湧き、漫画は流行っていった。 一般誌で連載するにはかなりギリギリの描写だったが、漫画家は気にしていなかった。 ...ある日、その漫画家は殺された。 遺体は首の血管がえぐられ、全身の骨が折られ、両目がくりぬかれていた。 殺した犯人は、事情聴取でこう答えた。 「今流行ってるゾンビ漫画を読んで、 自分もあのゾン…
うつ病の患者が精神科の医師を訪ねた。 患者が症状を伝えると、医師はすぐに食生活を改善するように患者に言った。 「憂鬱だと感じたときは、あまいものを食べるようにしてください。 あまいものを食べると脳内でセロトニンというホルモンが分泌され、抑うつの症状を抑えてくれます。」 患者はその日から医師に言われた通り、憂鬱だと感じたときにお菓子やケーキなどをたくさん食べるようにした。 すると確かに、憂鬱な気持ちは薄らいだ。 ...数週間後、うつ病は悪化した。 (解説)うつ病の人があまいもので糖分を取るのは治療の上で逆効果。 確かにあまいものを食べると、食べているその瞬間は脳内でセロトニンが分泌され幸せな気持…
春休み、友達3人で怖いと評判のお化け屋敷へ行った。 入ってみると、廃病院を模したよくある設定のお化け屋敷だが、 幽霊役のスタッフの迫真の演技、恐怖心を掻き立てるBGMなど、なかなか本格的で面白い。 お化け屋敷を出たとき、怖いもの好きの私はすっかり満足していたが、他の二人はあまりの怖さに震えていた。 「二人とも怖がりだなぁ、普通に楽しかったじゃん。」 「いや本気で怖かったよ!! 特に途中、幽霊役の人に肩を掴まれた時なん か......。」 (解説)お化け屋敷のスタッフは、幽霊役でもお客さんに触れてはならない決まりがある。 よって、友達の肩を掴んだのは本物の幽霊。
新築アパートの一階に引っ越した。設備が整ってるし外観も綺麗で最高。 しかし、住んでみて分かったのだがこのアパート、 外をトラックが通るだけで部屋が地震みたいにガタガタと揺れる。 いちいちビクッとするし、昼寝してても起こされてしまうこともある。 ネットで調べたが、どうやらアパートやマンションで上の方の階に住んでる人はよく経験することらしい。 まあしょうがない。慣れるしかないか...。 (解説)「新築アパートの一階に引っ越した。」とあることから、語り手はアパートの一階に住んでいる。 「外をトラックが通るだけで部屋が地震みたいにガタガタと揺れる。」のは、 アパートやマンションで「上の方の階に住んでる…
高校時代の友達に久しぶりに電話をかけた。 前にその子がおすすめしてくれた映画が面白かったので、感想を語り合う目的だ。 会話はとても盛り上がった。趣味の合う子なので、話していてとても楽しい。 映画のこと以外も、最近行ったスイーツの人気店のことや、買った服についても色々話した。 しかし、なんと途中で気がついたのだが、それは間違い電話だった。 「す、すみません!間違えました。」 『いいえ、あってますよ。』 (解説) 間違い電話で全く知らない相手に、 ここまで趣味の話や最近の動向を語り合えるだろうか? 推測できることは、語り手がかけた電話の相手はストーカーで、 語り手の趣味や最近の動向、友達との会話を…
ついに第一児を出産した。 しかし予定より1ヶ月も早い出産で、赤ちゃんは体の小さいいわゆる未熟児だった。 体に異常がないか調べるため、しばらく様子を見る必要があるということで、 生まれたばかりの私の赤ちゃんは保育器に入れられ病院で面倒を見てもらうことになった。 赤ちゃんはそのまま10か月も病院にいたが、無事に退院した。 退院の日、私は夫と共に病院へ行き、10か月ぶりに我が子をこの手に抱いた。 すると、生後10か月になった我が子は言葉を発した。 無邪気な笑顔でこう言ったのだ。 「この、くそガキ!」 (解説) 赤ちゃんは入院している間、看護師に暴言を吐かれつづけていた。 そのため、「この、くそガキ!…
某県某市のとある病院に、「死の病棟」と呼ばれ恐れられている病棟があった。 なんでも、その病棟に入院すると、必ず原因不明の疾病にうなされるというのだ。 結局その病院は廃業し、私と友人はもぬけの殻となった死の病棟へ肝試しに行くことにした。 肝試し当日。 病棟へつき、一通り中の様子を見て回ると、あることに気がついた。 どうやら病棟の地下では新薬開発の実験をしていたようだった。 (解説)「どうやら病棟の地下では新薬開発の実験をしていたようだった。」 新薬を開発するために使っていた新種のウイルス等が、 通気孔を通って上の階に蔓延していったため、患者が原因不明の疾病にうなされていた。 この話は海外の病院で…
氷の結晶を見たことがあるだろうか。 私が小さい頃、初めて見た氷の結晶はきれいな六角形で透き通ってとても美しかった。 幼いながら自然の美というものを感じたのを覚えている。 この前、友人の部屋に行ったとき窓の縁に氷の結晶が出来ているのを見つけた。 でも、その結晶の形は汚かった。 しばらくして、私はその友人と疎遠になった。 (解説)氷の結晶は、美しい言葉をかけると美しい形になり、汚い言葉をかけると汚いかたちになるという。 語り手の友人は自分の部屋で一人の時、語り手の悪口を言っていたため、 部屋の窓にできた氷の結晶は形が汚かった。
スペインへ旅行に行ったときのこと。 俺はストリートをぶらぶらして観光していた。日曜日ということもあって街はすごい賑わいだ。 と、突然 前方でするどい叫び声が上がり、人波が動いた。 何事かと思い声の方を見ると、なんと拳銃を持った男が狂ったように大声を上げている。 その男は叫びながらこちらへやってくる。 まずい、と思う間もなく男が目の前に来たので、俺はとっさに叫んだ。 「ま、待て!!」 男は俺めがけて発砲した。 (解説)スペイン語で「待て」=『マテ』は『殺せ』という意味。 語り手は拳銃を持った男に対して「殺せ!」と言ってしまったため発砲された。
最近、うでのところの皮膚がちょっと赤くなっているのを見つけた。 一見、虫刺されみたいだけど痒みなどは全然ない。 特に気にせずに放っておいたが、数日経っても赤みは引かなかった。 「この前、一緒に山に入ったときに変な虫にでも噛まれたんじゃないか?」 と友人は言っていた。 虫には気をつけていたけれど...。 そういえば、あの時 麓にあったお地蔵さんにつまずいた。 もしかしてそれで祟られてしまったのか? 怖い話でよく何かの祟りで皮膚にアザができたとか聞くし...。 もしそうだったら怖いな。 明日お地蔵さんに手を合わせに行こう。 (解説)山に行ったことやお地蔵さんにつまずいたことは関係ない。 皮膚が原因…
また今日も人に怪我をさせてしまった。 もう何人目だろう...数えることもできない。 毎日、すれ違っただけなのに怪我させてしまうんだから。 本当に自分でもやめたいけれどどうしようもない。 自室の布団の上でうずくまっていると、飼い猫が心配して膝の上に乗ってきた。 傷つけてしまいそうで怖かったのでどけようとしたら、やっぱり傷つけてしまった。 こんな自分を自宅療養させておく親や医者も信じられない。 すぐ入院して精神鑑定すべきだろう。 なのに診断名は「うつ病」としか言われないし...。 母が部屋に入ってきた。 とっさに母にも怪我をさせてしまった。 もうどうしていいかわからない......。 母は心配そう…
独り暮らしを初めて、前から飼ってみたかったカメをペットショップで買ってきた。 カメはちょっとした動きや仕草がとても可愛くて、大好きだ。 カメにはマリンと名付けた。 マリンはいつも大学から帰ってくると、 『おかえりなさい!』 と言うように水槽の端のところに寄ってくる。 ほんとうにかわいいなぁ。 今日はマリンの一歳の誕生日。 お祝いに、私の大好きなレアチーズケーキを小さく切って食べさせてあげた。 プレゼントに魚のおもちゃも買って水槽に入れてあげた。 喜んでおもちゃで遊ぶマリン。 私も嬉しくなってきた。 マリン、ずっと一緒にいようね! 翌日、マリンは水槽の中でぐったりとしていた。 (解説)「お祝いに…
ハイキングに来た山で道に迷ってしまった。 初めて来る場所で地図も何もないので全く道がわからない。 進めば進むほど迷ってしまい、辺りには道という道がなくなっていた。 と、前方にひとつの看板が立っていた。 看板をひっくり返してみると、「立ち入り禁止!猛獣が出ます」 と書かれていた。 (解説)「看板をひっくり返してみると」とあるので、 この立ち入り禁止の看板には、語り手の来た方向を指して「立ち入り禁止」と書いてあった。 つまり語り手は、今までずっと猛獣が出るかもしれない山道を歩いてきたことになる。
旅人がとある村落に立ち寄った。 ずいぶん閑散とし、枯れ木だけが生い茂る村だ。 人一人くらいいないのか、と辺りを見回すと、やけに腹をふくらませた牛が数頭、草むらに寝そべっていた。 こんなに人気がない村なのに、あんなに腹をふくらませるまでいったい誰が餌をやっているのだろう? 疑問に思いながらも通りすぎると、とある標識が立っているのが目に入った。 旅人は恐ろしくなり、全力で村を走り出た。 (解説)放射能を大量に浴びた生物の死骸の腹が異様にふくらんでいたという話がある。 旅人が寝そべっていると思っていた牛は死んでおり、その原因は村に充満する放射能だった。 放射能汚染された区域なので、立ち入り禁止の標識…
明日は重大な会議があり、朝早く起きて会社へ向かわなければならない。 しかし、大事な会議が控えていると思うとなかなか寝付けず、時刻は深夜2時を回ってしまった。 そこで私は、明日の朝ぎりぎりまで寝て、起きてすぐ家を出られるように、夜のうちに化粧をして寝ることにした。 次の朝。 うん。やはり、朝から化粧のためにバタバタしなくて済むのはとてもいい。 今度から毎日、夜に化粧をして寝ようかな。 ...でも、なんだか今日は顔がかゆいかも...? (解説)あまり知られていないが、化粧をしたまま寝ると、一晩につき肌年齢が10日進む上に、化粧品はダニの餌になるので顔に大量にダニがわくことになる。 語り手が「顔がか…
最近家の近所で解体工事をしている。 解体工事というのは騒音がひどく、おまけに僕は半年後に受験を控えて家では勉強をしているので、うるさくて仕方ない。 そこで、ネットで見つけた耳栓を購入した。 耳栓をすると、工事音は聞こえなくはならなかったが、遠くで鳴っているように小さく聞こえた。 これはいい、と思い、毎日耳栓をして勉強した。 数週間後、僕は出欠多量で病院に搬送された。 ...血友病の患者は使用を控えるよう耳栓に注意書きしてほしいものだと思った。 (解説) 耳栓は長期間 続けて使用すると、耳の中の皮膚が擦れて出血する場合がある。 そして、語り手は血友病の患者だった。 血友病は少量の出血でも血が止ま…
僕はスマホゲームが大好きだ。 とくに、ガチャを回すのはいつもワクワクする。まあ、たいていレアキャラが来るまで課金するんだけど。 ところが今日はものすごく運がいい。 なんと6回も連続でレアキャラが出た! 課金せずにこんなにキャラが手に入るなんて、本当についてる。 その時、近くで雷の鳴る音がした。 (解説)スマホゲームのガチャで最高レアが出る確率は高くて3%。 それが6連続ということは約0.0000000279 %の確率であり、これは人が雷に打たれる確率(0.00000004%)よりも低い。 ガチャにも当たり、雷にも当たるとは限らないが.........。
就職先で高校時代にいじめていた同級生と鉢合わせた。 今思うとけっこうキツイことをしていたので気まずかったが、向こうはこちらを気にしている様子が全くない。 まさかいじめたことを忘れているのか? 思いきって昼休みに声をかけてみることにした。 名前を呼び掛けると、相手は驚いたようにこう言った。 「すみません、どちら様ですか...?」 なるほど、俺のことはもう知らないふりをしたいのか。 (解説) 語り手が鉢合わせたと思った相手は元同級生のドッペルゲンガーだった。 初めて会ったのだから語り手のことは知らなくて当然である。
先生「今日は転校生を紹介します。さあ、自己紹介 して。」 転校生「はじめまして、僕は石油王です。」 先生「真面目にやりなさい。」 転校生「言い直します。僕は石油王といいます。」 (解説) 「石油王」君という名前だったようで...。 まさしくキラキラネームですね。
A「高速バス乗ってたらいっつも知り合いのおばあ さんが話しかけてくるんだよ。 『話しかけないで』って言ってるのに参るわ。まあ、無視せざるを得なかったよね。」 B「それはちょっと酷くない? 知らない人ならまだしも、知り合いならせっか く話しかけてくれたんだし、 応えてあげたほうがいいよ。」 A「えっ......そうかな、うん...分かった。」 翌日、Aの乗っていたバスは事故を起こした。 (解説) Aは高速バスの運転手だった。 Aは運転中におばあさんに話しかけられ、対応してしまい、前後不覚で運転を誤ってしまった。 公共交通機関の運転手席には『運転中話しかけお断り』と表示がされていることがある。
A「じつは私、死体を見たことあるんだ」 B「お葬式とかじゃなくて?」 A「うん。 私の地元 海に近いんだけど、潮の流れが悪くてたまに船がひっくり返ったりしてて、水死体が打ち上げられることがあったの」 B「ふーん。 僕も死体見たことあるよ。」 A「そうなの?」 B「見ただけじゃなくて 死体の皮をはいだり、 血をしぼりとったり、 血管や神経を切ったりもしたよ。」 A「それはさすがにウソでしょ?(笑)」 B「本当だよ。ほら、これが証拠。」 身体中を切られ血まみれの人間の写真を見せるB。A「えっ............!?」 B「驚いた?(笑) いや、ほら俺、医学部生だから、 授業で解剖実習があるんだ…
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