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大学非常勤講師日誌―日々を、前向きに― https://maemuki-koushi.hatenablog.com/

大学の非常勤講師って、いったいどんな仕事・立場なのだろう?複数の大学で仕事をする立場から、大学毎の違い、大学生との関わり、研究、ライフスタイルなど、大学非常勤講師の実情を綴ります。

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2019/06/19

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  • コンサルの効用②~「認知」の意味が心底分かった結果、アクセス数が激増~

    こんばんは。 昨日は、ビジネスを教えていただいているMother Life代表で起業コンサルタント桜井香里さん(以下、香里さん)の継続コンサル、第2回目でした。 私専用に資料を作ってきて下さいました。 なんと、夜遅くまで作成して下さったとのことで、本当に頭が下がります。 今回、教えていただいたのは、主に、 ①認知について ②メルマガ、ステップメールについて ③この1ヶ月半やってきたことと、今後の方向性 ④次の1ヶ月に向けてやること(宿題) の4点でした。 特に、今回私が本当に勉強になったのが、①の「認知」についてです。 「とにかく最初は認知が大事だよ」と教えていただいていたのですが、具体的にど…

  • "「研究」を仕事にする”を現実に!―「情報サイト」を立ち上げる―

    こんにちは。前回の記事(”「研究」を仕事にする”を、本格的に始動)では、同地域を研究している仲間たちと、本格的に始動するための打ち合わせをしました。 maemuki-koushi.hatenablog.com そのときに、研究者としての知見を生かし、その地域に関心を持っている人のための「情報サイト」を立ち上げることを決めました。 早速仲間の一人が知り合いに連絡してくれ、ワードプレスでサイトを立ち上げることをレクチャーしてくれることに!! そのレクチャーが昨日で、みっちり教えていただきました。 レクチャーの前に、立ち上げメンバー3人でミーティング。 私がお世話になっている、Mother Life…

  • ”「研究」を仕事にする”を、本格的に始動

    今年も残すところ、本日までとなりました。皆さんにとって、2019年はどんな一年だったでしょうか? 私にとっては、一区切りの年でした。区切りがついたことが多かった一年でした。 (今年の振り返りは、別記事で書くことにしますね) さて、そんな年の瀬である昨日、大事な打ち合わせをしてきました。 ”「研究」を仕事にする”ための、大切な打ち合わせです。 昨日は、 どのようなコンセプトでやっていくかを確認し、 具体的にどう行動するかを決め、 役割分担をし、 実際に昨日やれることはやり、 年明けには、始動するために必要なレクチャーしてもらうためのアポをとる まで進みました。 今までの中で最も進展があったと思っ…

  • 教員経験と教育学者の二刀流だからこそのご提案

    こんにちは。先日の記事に書いたとおり、今日は、今月2度目のコンサルの日でした。 今回は、大手機器メーカーC社さんからのご依頼。1時間とやや短めでしたが、1時間とは思えないほど、濃い打ち合わせができ、大変充実した時間を過ごすことができました。最初に、私の経歴や家族構成(差し支えない範囲で…とのことだったので、簡単に答えました)、現在の仕事状況、教員としてモットーとしていることなどを聞かれたので、もしや面接か?と思った場面もありました(笑)終始、和やかな雰囲気で話は進みました。 事前に、自作の教材やプリントを持ってくるよう頼まれていたので、それをお見せしながら、現場ではどのように使っているかをお話…

  • 今月2度目のコンサル依頼

    こんにちは。 昨日の晴天とはうって変わり、小雨降る朝。ほどよいお湿りもまた良いものです。 昨日は、研究員の仕事で、大学図書館内のパソコンで作業をしていました。すると、一通のメッセージが…。確認したところ、企業さんからのコンサル依頼 でした。今月2度目。本当にありがたい限りです。 前回同様、スポットコンサルを紹介してくれる会社経由の依頼です。 今回は、大手機器メーカーさん。 依頼内容は、前回の大手通信会社さんとほぼ同様、学校現場での経験を元に、サービスが有効か意見を聞きたいというもの。 働き方改革の影響なのか、教育サービスに参入しようとしている企業が増えているように思います。教育現場にとってより…

  • 新ブログ、始めました。

    こんにちは。前回の記事で、本格的にビジネスを学び始めたことを書きました。その時に、ペルソナを決め、発信していくことが大事だと教わりました。初回コンサルの時に、本業(研究者・大学の授業担当者)以外で、本気で提供したいサービスって何だろう?ということを、コンサルタントの方と一緒に絞っていった結果、中高生の進路について、応援したい!という考えに至りました。善は急げ、ということで、コンサルの帰り道に新たにアカウントを取得し、翌日に、中高生のための進路に関する情報発信のブログを開設しました!! 開設した思いについては、以下の記事で語っています↓↓ ameblo.jpということで、新たに開設した、「誰か…

  • ビジネスの学び、始めました。

    こんばんは。 「研究を仕事にする」にチャレンジしていますが、このチャレンジをするなかで、研究を事業としてやっていくには、ビジネスをちゃんと学ぶ必要があると感じました。 いろいろと考えた末、本格的にビジネスを学ぶことに決めました。 約2ヶ月前にコンサルをしていただいた方に、ビジネスについてマンツーマンでご指導いただくことに!期間は4ヶ月です。まさに先行投資です。 昨日は、第1回目のコンサルでした。私のために考えてくださった、オリジナルメニューで進めていただきました(本当にありがとうございます!) 2ヶ月前にコンサルをしていただいて以来、ずっと自分なりに考えて、あくまで自己流で試していました。先入…

  • コンサルの一人反省会

    こんばんは。 昨日は久しぶりにコンサルの仕事をしました。これまで依頼を受けたのは、いずれも学校現場での経験に基づく案件。 昨日もその類の案件でしたが、最終的には、研究者の立場で提案させていきました。研究者の立場が活かせたコンサルは初めてだったので、とてもやりがいを感じることができました。一日経って昨日のことを振り返ると、「あれも提案すれば良かった…」と今更ながら気づくことがあり、提案しきれなかった自分に、ものすごく悔しさを感じています(元来、超負けず嫌いなタイプ)。 一回完結案件な上、紹介してくれる会社を介しているので、依頼されない限り次がありません。このもどかしさから、今日は一人反省会をした…

  • 対企業のコンサルから見えた、「研究を仕事にする」ヒント

    こんばんは。 今日の午後は、某企業さん(以下、N社)のコンサルでした(その後、C大学の授業でした)。学校現場にいた経験から、N社さんが検討しているサービスが、どのくらいニーズがあるか、意見を聞かせて欲しいというご依頼でした。事前に具体的な相談内容を聞いていたわけではないので、事前に準備ができず、少々不安でした。 コンサルの時間は90分間。N社さんから、プランについて一通りご説明いただき、こちらがそれに対して、意見を述べるかたちで進めていきました。商品のサンプルも作成されていて、そのサンプルを拝見(拝聴?)し、感想を述べたり、疑問点を率直にお伝えしたりしました。 今回は、学校現場が抱えている課題…

  • 原稿を書き終え、真っ先にやったこと

    こんばんは。早いもので12月。今年もあと1カ月となりました。 昨日、無事原稿を書き終えることができたので、今日の午前中は、ずっと、やろうやろうと思って先延ばしにしていたことを、やりました。 それは、 柿の収穫です。 我が家には、甘柿の木が1本、渋柿の木が1本あります。今年は甘柿のほうが当たり年で、たくさんの実をつけています。 11月中旬に、比較的取りやすい場所になっている実は収穫したのですが、ちゃんと剪定をしていないので、上へ上へと枝が伸びてしまい、取りにくくなってしまいました。いろいろなことが後回しになってしまっていたのですが、11月末〆切の原稿を書き終えたら、柿を取ろうと思っておりました。…

  • 〆切を守ることの意味

    こんばんは。 今日は11月末日。今日締め切りの原稿を2本抱えていました。 一つは、民間の研究所で研究費をいただいている研究の中間報告。 もう一つは、テキストの分担執筆の原稿 です。 いずれも、ずいぶん前から〆切は分かっていましたが、平日は非常勤や研究員としての仕事(+フリーランスの案件)があり、土日は子どもの活動のため、執筆のためのまとまった時間がとれない状況です。〆切に間に合わせられるか、ドキドキしながらやっていました。 報告書の方は昨日、テキストの方は今から1時間程前に無事提出できました! 〆切が守れてほっとしています。 今回の〆切に限らずなのですが、日々なんとか時間を捻出して、ほんの少し…

  • 【相談】就職か教職か、今絞らなければいけませんか?

    今日はE大学で授業でしたが、授業中に避難訓練が重なりました。初めてなので勝手が分からず、おたおたしてしまい、学生さんにはご迷惑をおかけしてしまったかもしれません(汗)さて、今日は、先週1週間延びてしまった、2年生の学生さん(以下、Aさん)からの相談を受けました。 当初、同じ学科の学生4人から相談があると言われていたので、何のことだろう?とドキドキしていました。ご相談内容をお聞きしたところ、 彼女たちの所属する学科の先生に、企業に就職なのかなの、教職なのか、どちらかに絞るように言われたそうで、 「2年生の現時点で絞らなければなりませんか?」 というご相談でした。現時点で絞ることにためらいがある様…

  • あなたのマイ研究室はどこですか?

    こんばんは。今日は、午前中F大学の研究所で仕事をしてから、午後はB大学で授業という梯子の日でした。今学期、梯子の日は週に1日だけですが、昨日は自宅で今月〆切の研究報告書を書くため、一日研究Dayにしました。今日はその振替でした。 大学非常勤講師の〝あるある〟ではないでしょうか? さて、非常勤講師は複数の大学に出勤する場合がほとんどだと思います。専任の先生と違い、自分の研究室がないですが、皆さんはどこを「マイ研究室」にしていらっしゃいますか?毎日違う大学や研究所に行き、時々大学間を梯子するケースということで、私の「マイ研究室」について書きたいと思います。 一番集中できるところは、◯◯の中 毎日違…

  • 学生のことは学生に聞くのが一番!

    先日のブログで、「学生さんからの間接的な相談ー指導教授との関係についてー」という記事を書きました。 maemuki-koushi.hatenablog.com 相談に来て下さって以来、私にできる最善策である、専任の先生につなぐということを、その日のうちにしました。その先生からお返事をいただき、大学として対応を進めていると聞き、ほっとしました。私ができることはしたので、この問題について深追いする必要はないのですが、この一件があって、改めて考えておきたいと思ったことがあります。それは…納得行かない辛さを感じた時に、どうやって乗り越えるのか? ということ。 学生の立場での辛さは、教員である私には、完…

  • 大学非常勤講師の「授業」と、個人事業主の「セミナー」の相違点

    大学非常勤講師の仕事と、個人事業主の仕事を両方してみて、気づいたのが…どっちの立場でも、やろうと思えば同じことができる! ということでした。例えば、大学非常勤講師としてやる授業や講演は、個人事業主ならセミナーに、学生からの相談は、カウンセリングやコンサルに相当すると思っています。 でも、大学非常勤講師として、つまり組織の一員としてやるのと、個人事業主としてやるのとでは、やり方が大きく異なります。この違いを知ることで、双方のメリット・デメリットが分かるのではないでしょうか。同じことを話すのに、大学の授業とセミナーとしてやるのは、どこが似ていて、どう違うのでしょうか?そのことについて考えてみたいと…

  • 研究の進捗報告を目前に控え、思うこと

    こんばんは。 今年は、民間の研究所から研究費をいただくことができ、そのテーマの研究に取り組んできました。 研究費をいただいている研究所から、11月末付で研究の中間報告をしてくださいという連絡がきました。 ですが、まだ全然書類が整えられていません(涙) 博士論文のある章を発展させる内容なので、ある程度の下調べは博士論文を通じてできているはずなのですが… 残念ながらゆっくりとしか進められていません。 博士論文を出し終えれば、研究面において一区切りができたので、新しい研究は、すすめやすいものとばかり思っていました。実際には、博士論文の出版に向けて、しなければならないことが多く、いくら関連性が深い研究…

  • コンサルのオファー

    こんばんは。 「研究」を仕事(事業)にしていくために、日々模索していますが、最近、久しぶりにコンサルのお話をいただきました。 大学非常勤講師になった2016年4月から、スポットコンサルの仕事を紹介してくれる会社(B社)に登録をしています。B社は、企業の経営者の方や、企業内でプロジェクトを展開している部署の方が、専門家にピンポイントでコンサルティングをしてもらいたい場合に、登録されている専門家の方とマッチングをして、スポットコンサルが成立するというシステムを取っています。 研究者、しかも文系の人間が、企業のさまざまなプロジェクトに貢献できる部分は少ないと思ったのですが、少しでも自分の経験や専門が…

  • 学生さんからの間接的な相談―指導教授との関係について―

    こんばんは。 今日はE大学で授業でした。当初、授業の後に学生たちの相談を受ける予定通りでしたが、そのうちの一人が体調不良により、翌週へ変更となりました。今日は面談はなし・・・と思っていたら、別の学生さんからの相談が入りました(笑)。 本人の悩みではなく、お友達の悩みに関する相談でした。 今日お話したAさんは、お友達のBさんが最近元気がないことを心配しています。 「何かあったのですか?」と聞いたところ、 「Bさんは、指導教授の先生と上手くいっていないんです。それで、すごく悩んでいるんです」 とのこと。 私も、Bさんが元気がないことは薄々感じていましたが、どの程度なのかは分かりませんでした。Aさん…

  • 非常勤講師でも、健診が無料で受けられるありがたさ

    こんばんは。大学非常勤講師は非正規職員ということで、自分で申し込まない限り、なかなか健診を受ける機会がないです。 非常勤1年目からずっと担当させていただいているA大学は、非常勤講師に対する福利厚生も充実しています。普通の健診だけでなく、希望者は、乳がん検診、腹部エコー、バリウム検査も、無料、しかも職場で受診することができます。 大学に健診カーが来てくれます(イメージ) この制度自体、とてもいい制度だと思っておりましたが、おかげさまで今まで持病以外で所見はなかったので、「今年も何もなくてよかった」という程度の確認しかしていませんでした。 今年の健診結果が一昨日返されたので、いつものようにざっと見…

  • 授業に欠かせないアイテム―”リアペ”について―

    大学非常勤講師のメインの仕事は、何と言っても授業です。授業は、研究者・専門家として、知識を還元するという意味でも大事な仕事です。先生によって、授業への思い入れやスタンスはだいぶ違うと思うのですが、私の場合・・・授業=学生の問い・思いに応える場だと思っています。授業を通じてどうやって学生たちに応えているのかついて、書きたいと思います。 学生を知る 学生の問い・思いに応えるには、それを知らなければできません。それを知るために、毎回の授業で、必ずリアクションペーパー(以下、リアペ)や小レポートを書いてもらっています。B6サイズの大学もあれば、A4サイズの大学もありますが、いずれにしても、学生たちには…

  • 非常勤の仕事を増やす方法

    11月も、もうすぐ下旬。各大学から来年度の非常勤の打診がくる時期ではないでしょうか。来年度何コマ担当できるかは、大学非常勤講師にとっては死活問題。ドキドキする時期ですよね。 さて、ある程度のコマ数を常に持つことができることは、非常勤講師で生計を立てる上でとても大切なことだと思っています。そもそも、最初の非常勤の仕事を得ることが簡単なことではないので、非常勤の仕事があることがありがたいと、1年目の時は思っていました。でも、コマ数が増えたらもちろん嬉しいですし、何より生活が安定します。1年目の春学期は3コマだったのですが、4年目の今、春学期(前期)に5コマ、秋学期(後期)に7コマ(うち1コマは集中…

  • 「研究が仕事を産む」ためのネットワークづくり

    こんにちは。今朝、中高教員時代の教え子(Aさん)から、突然連絡がありました。Aさんは、私が研究対象としている地域(のある島。Z島とします)に滞在していて、ある人(Bさん)と繋いでくれるために電話をくれました(どうやら悪天候のため、今日帰ってくるそうです。なので、突然になったそう)。 Bさんとは、AさんがZ島に滞在している時にお世話になっている方で、他の都道府県からZ島に移住されたそうです。 私が以前、Aさんに、 調査に行く時に、猫の手も借りたいほど忙しいんだけど、誰かいい人いない? 現地で私の代わりに作業してくれる人いないかな? 現地でアシスタントしてくれる人もいたら、すごく嬉しい!」 と騒い…

  • 共同研究は、憧れの方々を引き寄せる!

    博士課程を修了した今年度を振り返ってみて、今までと一番変わったのが、共同研究のお誘いをいただく機会が増えたことです。これは本当に嬉しい限りで、「研究者になったんだ~」「研究者として認めていただいたんだ~」と実感しています。今年は、そんな嬉しい機会に恵まれたので、そのことについて書きたいと思います。 初めての共同研究のお誘い 3年ほど前(まだ博士課程在学中、大学非常勤講師1年目)に、初めて共同研究のお誘いを受けました。自分の専門である教育学の分野、かつ同地域を対象しているある研究者の方の科研に、研究協力者として参加させていただくことになりました(当時、研究者番号がなかったため、このような形に)。…

  • コンサルでの気づきと効用①

    こんばんは。今日は学園祭のためE大学の授業が休講になり、今月末〆切の原稿を書いていました。途中で大事な文献が手元にないことが分かり、母校の図書館へ行かなければならず、結局あまり執筆に時間が割けませんでした(>_ さて、一昨日のブログで、事業拡大のために、初めてコンサルを受けたことを書きましたが、今日はその詳細について、報告します(とても一回では書き切れないので、今回は第一弾です)。私がコンサルをお願いしたのは、マザーライフの代表をされていて、起業塾の講師としてご活躍されている、桜井香里さんです。セッションを受ける前、私が考えた案に対して、私が思いつかないどんな改善案を提案して下さるのだろう?と…

  • おめでたい話に、心がざわついたら

    こんばんは。今日はB大学で授業でした。11月半ばにしては暖かく、清々しく気持ちの良い一日でした。B大学はキャンパスがとても美しく、そこにいるだけでとても癒されます。 さて、清々しいお天気とは対照的で対照的で、心が曇り、ざわつくことがあります。 大学非常勤講師にとって目下の課題は、経済的に安定して仕事をすること。その一番の王道は、改めて言うことではないかもしれませんが、大学の専任教員のポスト(任期なし)に就けることです。熾烈な専任ポスト争奪戦が繰り広げられる中、周囲の方で、一人、二人と、めでたく就職が決まる話が聞こえてくることがあります。 直接報告を聞くこともあれば、風のたよりのことも。 その報…

  • 「研究」を事業にするためにとった行動とは?

    大学非常勤講師の処遇を改善するための方策として、個人事業主となり、自分の研究、専門を生かした仕事を「事業」として少しずつやっています。昨日のブログにも書きましたが、事業に力を入れられるようになったのは、今年度になってからです。 これまでの取り組み 2017年に個人事業主になってから、事業として仕事をするために取り組んだことは、主に以下の3つでした。①研究費を獲得する(=事業経費の獲得)。 ②スポットコンサルの仕事を紹介してくれる会社に登録する。 ③事業の請負先(例えば、教材やコラムの執筆の仕事)を探す。①~③をすることで、少しずつ研究費がもらえたり、仕事がもらえるようになりました。一つ、また一…

  • 専任教員との格差是正(所得編)

    大学非常勤講師と専任教員の所得格差 専業非常勤講師(大学の非常勤講師の仕事のみで生計を成り立たせている者)と専任教員とでは、同じ授業のコマ数を持っていても、大きな給与格差があります。専業非常勤講師の場合、1コマあたり年間30万程度(自分の経験、耳にする範囲では20万円台の大学も)なので、仮に専任教員が担当するコマ数と同程度の週あたり6コマ担当だとすると、約180万円です。 実際には、6コマ持たせてもらえるのは恵まれているほうなのです。もっとコマ数が少ない、あるいは1コマあたりの単価が安いということが多いです。ただ、6コマより少ないと、他の仕事をしないと生活するのが難しいので、他の仕事もしている…

  • 学術書を出版するということ

    今年も残すところ2カ月を切りました。今年の仕事を振り返ってみると、今までと比べて、ぐんと執筆の仕事が増えてきたなあと感じています。研究者なので、学術書とそれに準ずるものがほとんどです。 今手がけている執筆の仕事 個々の論文等を除く、今手がけているのが…①博士論文の書籍化(単著) ②テキスト(教職(教育学)関係)の分担執筆 ③テキスト(教職(教科教育)関係)の分担執筆 ④専門に関わる史料の復刻・翻刻に関する書籍(共著) ⑤史料調査・整理の成果に関する報告書(共著) ⑥研究成果報告書(単著)の6本です。 実際にこれらが世に出るのは、来年から再来年にかけてになると思います。こんなに成果を出す機会があ…

  • 博士号を取る前と後との研究活動の変化

    今年の3月に博士号を取得しましたが、仕事に関しては、特別研究員になったことと、非常勤のコマ数が若干増えた以外に変化はなく、これまでと基本的には変わらない日々を過ごしております。 ですが、研究面においては、博士号を取る前と後とでは、変化があったと実感しています。博士号を取る前と後とでは、どのように研究活動が変わったかを、お伝えしたいと思います。 博士号を取得する前 個人研究 あくまで博士課程の一学生として研究を進めているので、自分の研究テーマについて、一人で研究を進めるというものでした。つまり、個人研究が中心でした。 少ない研究費 研究費をいただける機会も限られていたので、あまりお金をかけること…

  • 文系の博士課程修了生の「生きる糧」を真剣に考えてみた

    以前、「博士課程修了生に、「生きる糧」を」という記事で、博士課程修了生、特に文系の方が、修了後の就職等がいかに厳しいかを書きました。 ↓ tachibanashi.hateblo.jp 私自身も、これまで自分の問題として、真剣に考えてきました。どうしたら、これまで学んできた知見を生かし、仕事に繫げることができるのだろう?と。その時に思いついたのが、「研究者(大学専任教員など)のサポート」をサービスとして提供することでした。研究者の仕事は専門性が高いので、専門的知識がある方がサポートをしたほうがスムーズに行くと考えたからです。また、すでに大学の専任教員をしている友人、先輩、そしてお世話になってい…

  • やっぱり面談が大好き♡

    最近、大学非常勤講師の仕事の中で、何が一番好きなのかを真剣に考える機会がありました。研究を仕事にしたいから研究者の道を選び、こうして大学非常勤講師の仕事をしているわけですが…。研究が「三度の食事より好き」というくらい、好きなことに変わりないですが、それと甲乙つけがたく、学生さんとの面談がすごく好きだな~と思います。面談していると、自分の内側からドバーっとエネルギーが湧き上がってくるのを感じます。7月下旬のブログで、こんなことを書いていました。↓ tachibanashi.hateblo.jpやっぱり「好き」なものは好きなんだなあ~と再確認。

  • 突然の涙に、思わず応じる

    犬も歩けば…ではないですが、私はよく学生さんに話しかけられ、相談を持ち掛けられることが多いです。今日は授業のあとに3件ほどありましたが、そのうちの一人、Aさんという大学1年生の学生さんが、 「先生、話したいです」 と言って私の元にやってきました。 どうしましたか?と言った瞬間、もう号泣です。 生徒に号泣されることになれている私にとっては、全く驚くことではなかったのですが、大学生がわんわん泣いているところに遭遇することは滅多にないので、これはちゃんと対応すべき案件だと冷静に判断しました(実は家庭の事情で早く帰らなければならなかったので、少しドキドキしていました)。 Aさんは、泣きながらも一生懸命…

  • 嬉しい待ち伏せ

    一昨日はA大学で授業でした。今学期は2コマ連続で同じ教室で授業をしているのですが、1コマ目と2コマ目の休み時間に、3年前に授業を担当していた4年生の学生さん(Kさん)が、教室の外で待っていました。私に会いに来てくれたそうです。 Kさん:「先生、お久しぶりです。ここの教室と伺って来ました」 私:「お久しぶりです。元気でしたか?」 Kさん:「報告があって来ました。無事教員採用試験合格しました!」 私:「えー。おめでとうございます!さすが~」 Kさんは、何と現役(一発)で某都道府県の教員採用試験(中高)に合格したそうで、早速報告に来てくれました。Kさんは、私が教職の授業を担当した学生さんで、教員に内…

  • 業務の仕分け

    1ヶ月ぶりにブログを更新することになってしまいました(泣)私は、非常勤講師に加え、某研究所で自分の研究に直結する資料整理の仕事をしています。職場の雰囲気も良く、大好きな仕事の一つです。でも、組織としてはいろんな問題を抱えています。昨日の昼休みに、そのことについて、出勤していたメンバーで話をしました。一番大きな問題は、大学時代が研究所の業務を縮小しようとしてしているために、人件費が削減され、職員の待遇に問題が生じていることです。もう何年にもわたり、大学側に理解を求めてきましたが、あまり改善の方向に向かう余地がありません。もちろん、今後も粘り強く改善を求めていきますが、その一方で、こなしきれないほ…

  • 教員免許更新講習を受講してみて

    先週の月~金まで、教員免許更新講習を受けてきました。この講習は、教員免許を持っている人が、取得から10年に一度大学等で講義等を受けて、単位を認定されることで、教員免許を維持するためのものです。この講習を受講して単位が認定されないと、教員免許の効力が失われ、教員を続けることができなくなってしまうので、教員にとって教員免許更新講習を受講することは重要なミッションです。私の場合、今回更新しないと、今度の3月末で失効してしまうので、更新講習を受けることにしました。ただし、現在は中・高の教員ではないので、失効しても今の仕事には支障がなく、是が非でも、今年度中に更新講習を受けなければならないわけではありま…

  • 夏休み中の業務

    前期(または春学期)の授業が終わり、すっかり夏休みモードになっています。毎日のように大学に行かなくてよいというのは気楽ですが、非常勤講師といえども、夏休みも仕事はあります。そこで、この夏休みにどんな仕事をしているか、紹介したいと思います。 1.試験またはレポートの採点と成績評価 試験が終わって早々に採点を終わらせている先生方も多いかと思いますが、私の場合は、各大学の成績〆切に合わせて採点をしている(正確には、そうしないと間に合わない)ので、成績処理関係の業務は〆切ギリギリの一昨日やっと終わりました。大学の授業は、早い大学で7月中旬、遅い大学は8月上旬(補講機関含む)まで授業や試験を行っているの…

  • 初めての面接に至るまで

    先週の金曜日は、私にとって待ちに待った日でした。それは、大学専任教員へのチャレンジをしてきた中で、「初めての面接の日」だったからです。この日が無事迎えられ、無事面接を受けることができて、心からほっとしています。 当ブログにも以前書かせていただきましたが、大学教員の公募は本当に狭き狭き門で、私は今まで書類すら通ったことがありませんでした。初めて面接をしていただけることが何より嬉しかったので、チャンスをいただけたこと自体が幸せでした。 この日を待ちに待っていたのは、実際に長い間待っていたからです。初めてその大学から声をかけていただいたのは、なんと今から1年8ヶ月前。研究上大変お世話になっている元大…

  • 専任教員との格差是正の可能性(待遇編)

    大学非常勤講師と専任教員の間にある格差について、時折ニュースで報道されています。格差があることは事実ですし、当事者として、非常勤の待遇がもっと改善されるべきだと思っています。でも、その一方で、現状を嘆いている暇があるのであれば、今の立場(大学非常勤講師)で、できることをしておくというのが、私の基本的なスタンスです。 以前の当ブログに書いた、「大学非常勤講師のワークパターン」「研究を仕事にする方法①~③」もその試みの一つです。これらの記事では主に収入を上げることについて書きました。今回は、給与以外の”待遇”について検討したいと思います。 その前に、専任教員なら当たり前に”保証”されていることから…

  • 先行投資と思いきや…

    今年の3月に博士課程を修了したので、博士論文を製本して、協力いただいた機関やご指導・ご協力していた方にお渡しする必要がありました。自分の場合はページ数が多い(A4で約370頁)ので、自宅で印刷すると、紙も大量に必要ですし、何より印刷に時間がかかってしまいます。業者さんに印刷からお願いするとだいぶ値は張ってしまいますが、先行投資と思って、思い切って製本屋さんにお願いをしました。お願いしたのは、「日本文書」さんという製本屋さんです(www.nihonbunsho.co.jp/thesis/index.html?yclid=YSS.EAIaIQobChMIuILsm87h4wIVg3ZgCh3qHQ…

  • 初めての「ご依頼」

    「研究」を仕事にすること、具体的には、「研究」を事業として細々と行うようになってから、1年半ほどになります。ですが、あくまで仕事を請け負う側でした。この度、初めて仕事を依頼することになり、身が引き締まる思いでいます。依頼することにした仕事は、拙著の校正作業です。現在、博士論文で書いた内容を著書にする作業をしていますが、原稿の分量が多い上に、〆切もややタイトなので、他の仕事をしながら作業が終えられる自信がありませんでした。加えて、自分はおっちょこちょいなところがあるので、できれば校正作業をどなたかにお願いできればと思っていました。その矢先、研究仲間であり、某研究所での同僚でもある方(以下、Tさん…

  • 三人寄れば文殊の知恵~「研究を仕事にする」について~

    一昨日、大学や研究所の専任教職員以外の立場で、「研究」で収入を得ることに関心がある仲間と、初打ち合わせをすることができました。数カ月前から温めていたことなので、実現できて本当に良かったと思っています(参加して下さった皆様、ありがとうございました!) 打ち合わせをしたメンバーは、いずれも人文・社会科学系の博士課程満期退学者と修了者。専門分野は全く違いますが、同じ地域を研究対象としているという共通点があります。 当ブログでも紹介した、「研究を仕事にする方法①~③」を、すでに少しずつやっている私たちですが、個々で「研究」を仕事にしている事例をいくつか紹介しながら、私たちがそれをどう参考にしてやってい…

  • 大学教員公募について、考える。

    文系の研究者として身を立てるには、大学の専任教員を目指すというのが王道です。しかしながら、大学の専任教員のポストに就くのは、本当に難しいことだと、感じています。公募の場合、1名採用のところ、数百人応募してくるということも。まれにスルっとなれる方もいらっしゃいますが、現役大学教員の多くの先生方は、苦労した末に職を得られたと思います。 私も、その難しいチャレンジの渦中にいます。まだ一度も呼ばれたことがないので、いったい、どうやったら公募で採用されるのか、いや、せめて面接まで辿り着けるのかと悩んでいるところです。そんなときにネットで検索をしていたら、「武蔵野日記」という、大学の教員をされている方のブ…

  • 大学非常勤講師が「研究」を仕事にする方法~その③~

    前回、前々回のブログに引き続き、「大学非常勤講師が「研究」を仕事にする方法」です。その①では、自分の研究に関係する研究所で仕事をするという方法、その②では、研究している行為自体を仕事にするという方法を紹介しました。今回(その③)は、ずばり、 研究を事業にしてしまうという方法です。 研究を事業にするとは? 大学非常勤講師は、その多くが研究者です。私も、自分自身を大学の非常勤講師であり、研究者だと思っています。例えば、レストランのシェフが料理をつくること、映画監督が映画を製作することが本業であるように、研究者にとっての本業は、研究をすることです。 研究者にとって、研究をすることが本業なのは納得いた…

  • 大学非常勤講師が「研究」を仕事にする方法~その②~

    大学非常勤講師が、「研究」を仕事にする方法として、前回のブログ(「大学非常勤講師が、「研究」を仕事にする方法~その①~」 )では、自分の研究に関係する研究所で仕事をするという方法を紹介しました。今回は、「研究している行為自体を仕事にする」という方法です。 非常勤の研究員になるという方法 非常勤講師をしながら、研究している行為自体を仕事にする代表的な方法は、日本学術振興会特別研究員(いわゆる(PD・DC2・DC1)*1になることです。研究に従事するという名目で、月給(20万円)と研究費(年間150万円)が支給されます。大学院博士課程に在学している(していた)方なら痛いほどお分かりだと思いますが、…

  • 大学非常勤講師が「研究」を仕事にする方法~その①~

    前回のブログで、大学非常勤講師のワークパターンについて、自分のことを事例に書かせていただきました。 maemuki-koushi.hatenablog.com 私の場合、非常勤講師の仕事が約60%、それ以外が40%です。非常勤がメインにはなりますが、それ以外の割合も決して少なくありません。 「研究は仕事にならないものか」と模索する 大学非常勤講師の方は、学会等に所属し、何らかの形で研究をしている方(広い意味での研究者)が多いと思います。私もそのうちの1人です。大学で授業を担当することは、もちろん有意義で楽しいと感じていますが、私にとって、研究をすることは、何より面白く、大好きなことです。 とこ…

  • 大学非常勤講師のワークパターン

    大学で非常勤講師をしていると、同じ非常勤講師でも、専業非常勤講師(「大学非常勤講師の2大パターン」参照)の方だけでなく、本務校や本業がある兼業非常勤講師*1の方など、実にいろいろな立場の方がいらっしゃることに気づかされます。大学非常勤講師という仕事は、さまざまな立場の方がしているという点に、その特徴があると思います。だからこそ、自分がこの仕事とどう関わっていったら良いのか、大学非常勤講師という仕事を自分らしくするには、どんなワークパターンがいいのかを日々模索しています。そこで、大学非常勤講師のワークパターンを整理しながら、そのワークパターンについて考えたいと思います。 大学非常勤講師の2大パタ…

  • 心を打たれたオファー

    自分が大学で非常勤講師をする以前、ゼミの先輩方から、「一度非常勤をやると、どんどん声がかかるよ」という話を聞きました。その時は、まだ、全く声がかかっていなかったので、「一つだってすごくありがたいのに、いくつも声がかかるなんて、夢のような話だなあ」と思っていました。そんな私も、博士課程の4年目になる2016年度から、非常勤講師をさせていただくことになりました。最初は、2つの大学で3コマ持たせていただくことになりましたが、非常勤講師を始めて約1ヶ月後、ゼミの先輩が専任の仕事が決まったとのことで、後期(秋学期)から本ブログのC大学で1コマ担当することになりました。さらに翌月、本ブログのA大学では、自…

  • 授業中の学生さんの発言を受けて

    今日は、B大学で授業(教職課程の科目)でした。 ところで、教育課程の授業を担当していると、履修している学生さんのうち、親御さんが教員というケースに少なからず遭遇します。授業中に、親御さんが教員をされているある学生さんが、学校の先生に、 「あなたの親御さんは先生なんだから、〇〇できるはず(なのに、何故できないの?)」 と、レッテルを貼られたのが、辛く・苦い経験だったと話して下さいました。 この発言を受けて、このこと自体が看過できないことで、きちんと問わなければならないことだと思いました。もう少し具体的にいうと、 教師はなぜ、他者に対し、レッテルを貼ってしまうのか ということです。これは、自戒を込…

  • 毎週の秘かな楽しみ

    大学の非常勤講師は、複数の大学に出校している場合が多いと思います。私は今年度、6つの大学で授業及び研究関係の仕事をしています。1つの大学には週に1回しか行かないので、平日は、毎日違う大学に行っていることになります。 非常勤講師を始めたばかりの頃は、大学毎にシステム、環境、設備等が違うので、それに慣れずに戸惑うことが多かったです。ですが、非常勤4年目の今となっては、その状況にずいぶん慣れたと思います。元来、旅好きなので、毎日違う大学・街に行けることが、かえって楽しいと感じるようになりました。 さて、曜日毎に違う大学に行くことの秘かな楽しみは、何といっても「ランチ」です。各大学の教職員用の食堂、学…

  • 100分授業になって…

    大学の1コマは90分のところが多いですが、ここ数年、100分に変わったところも増えてきたように感じています。私は現在(今年度・春学期)、4つの大学で授業を担当させていただいていますが、そのうちの1校が今年度から100分授業になりました(100分×14回)。 今年から100分授業になった大学(以前のブログでご紹介したA大学)は、今年で授業を担当して4年目。昨年度までは90分×15回だった授業を、100分×14回で行うので、だいぶシラバスを変える必要がありました。授業の総合的な長さは同じでも、回数が減るので、実際的に扱える内容は精選せざるを得ません。それに加え、1コマが100分になると、授業を履修…

  • 昨年度の業務を振り返る①-博論の執筆と仕事の効率化―

    昨年6月に本ブログを書き始めたものの、その後公私ともに激務となってしまい、ブログを書くことができなくなってしまいました。現在は多少落ち着いたので、今まで書けなかった分として、昨年度の業務を振り返っておこうと思います。第一弾として、激務の最も大きな要因であった、「博士論文(以下、博論)の執筆」と、そのために仕事を効率化する必要性にせまられていたので、そのことについて書きたいと思います。 ** 博士論文の執筆は、とにかくハード 昨年度までは、博士課程に在学中の身で(いわゆるオーバードクター)、非常勤講師をしている状態でした。特に昨年度は博論を提出する年度だったため、研究と非常勤(+α)の仕事の両立…

  • 学生の相談

    昨日と今日はA大学で授業でした。昨日の授業が終わった後に講師室に戻ろうと、学内を移動していたところ、学生さんに呼び止められました。2年前に授業を担当していた方(2人)でした。近況報告などを聞き、充実した学生生活を送っている模様。二人とも教員免許を取得していて、実習先が決まったこと、そのうちのお一人は本気で教員を目指す決心をしたと話してくれました。非常勤講師という立場なので、基本的には授業での関わりですが、こうして数年経っても近況などが聞けるのは、とても嬉しい限りです。しばらくお二人の学生さんと話をしたあと、そのうちのお一人と向かう方向が一緒だったので、道すがら話してました。話が止まらず、結果的…

  • 非常勤講師が受けられるサポート&サービス その3

    今日は、C大学で授業でした。今年の前期に担当することになった授業は、選択科目ということもあり、履修者が4人と少人数。その分深い議論ができるのがいいです。今日は、C大学のサポート&サービスについて、紹介します。給湯室の利用 出勤時に事務室にて、講師室の鍵、コピーカード、カードキーの3点セットを渡されます。このカードキーは、給湯室の鍵で、教職員だけ利用できるようです。中に入ると、お水とお湯のサーバーがあり、さらにティーパックの緑茶、ほうじ茶、インスタントコーヒーが用意されていて、自由に飲んで良いことになっています!お砂糖やミルクも用意されています。たまに、シンクの脇や冷蔵庫の中に、教職員さんからと…

  • 研究者として工夫していること―研究時間の確保について―

    大学非常勤講師の場合、担当するコマ数は、人によって、あるいは専門分野によっても違いがあると思います。私の場合、月~木曜日が大学での非常勤講師+αの仕事、金~日は自分の研究や調査、翌週の授業準備、学会や研究会への参加に充てています(もちろん、休息を含むプライベートな予定も)。 大学非常勤講師というのは、担当する講義に対してその対価をいただく仕事ですが、各専門分野の研究者ないし専門家・実務家です。私は教育学が専門ですが、少し前まで実務家であり(後述)、現在は研究者ということになります。今日は非常勤講師の研究者の側面について書きたいと思います。非常勤講師が研究を行うには、制度面・資金面・環境面等にお…

  • 各大学のサービス&サポート その2

    今日は、B大学で講義でした。小規模な女子大で、一クラスの人数は少なめ(30人弱)な、アットホームな雰囲気です。小さな森の中に大学があるといった感じで、緑が多く、とても景色が良いところです。 さて、今日はそんなB大学のサービス&サポートを紹介したいと思います。 印刷サービス A大学に引き続き、印刷サービスについて。B大学の印刷システムは、原則印刷室のスタッフの方に印刷していただきます。教員が使えるコピー機は一台しかないということもあり、全面的にお願いしています。3授業日前までなら、メールで印刷原稿と申込書を送ると、講義までに印刷していただけます。また、当日でも講義の一時間くらい前までならOKとの…

  • 非常勤講師も利用できるサポート&サービス その1

    今日は梅雨らしい天気。弱い雨、かえって濡れますね…と書いていたら、忘れ物(レインコート)に気づき、大学までUターンでした。 さて、一昨日のブログに、3つの大学で授業を担当していると書きました。仮にそれらの大学をそれぞれA大学、B大学、C大学とします。一昨日と昨日はA大学で講義でした。前日のうちにほぼ準備が終わっていたので、資料を持って教室に行けば良いだけでした。といっても、すべて自分で準備したわけではありません。A大学には、印刷サービスはじめ、非常勤講師(以下、非常勤と略記)も利用できるサポート&サービスがあります。実にありがたいです。 非常勤が利用できるサポートやサービスは、大学によって違い…

  • 大学非常勤講師、前を向く

    はじめまして。るりたまと申します。大学非常勤講師を始めて、3年目になりました。現在、3つの大学で、教職・教育関係の授業を計5コマ(通年では10コマ)担当しています。昨今の大学非常勤講師に関する報道等は、雇い止め、高学歴低所得、専任教員との所得格差といった、どちらかというと明るくない話題が多いように思います。私自身もそのような報道・記事等を見て、落ち込んだり不安になったりしたこともありました。そんな状況なので、大学非常勤講師について、もっと前向きで明るいことを話題にする記事があってもいいのではないかと思うようになったのです。そこで、大学非常勤講師という仕事について、まず自分が前を向き、あえて前向…

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大学非常勤講師日誌―日々を、前向きに―
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