長女が中学生になってからすぐ、5月の中頃のある日を境に 全く学校に行かなくなりました。 小学生の5年生頃からが体調が良くないことが続いたので 小児科に通院したところ、思春期の身体の成長にともなう バランスのみだれということでした。 起立性調節障害という診断でした。 何とか調子を整えながら、通学していましたが、 6年生の秋からは朝起きられなかったり、だるくて動けなかったりで、 遅刻していったり、3,4時間目から登校することもありました。 スクールカウンセラーの先生に勧められて、専門機関での カウンセリングも6年生の12月から受け始めていました。 それでも、長女の不登校に歯止めをかけることは出来ま…
長男が学校に行けなくなった頃、 周りの人たちは何とかして学校に行かせようとし、 また理由を探ろうとしました。 長男は「理由は分からない」と言いましたが、 学校に行けないなら行けないなりの、 『納得のいく事情』がないことには 周りの人たちが納得できませんでした。 父親は「引きずってでも連れて行け」と言っていましたし、 学校は、「連れて来てくれさえすればこちらで何とかしますから」 と言いました。 「行けないから休ませるのは甘やかしている」 「家での居心地が良すぎるからだ」 みんながそれぞれ いろんな事を言いました。 そうした言葉を聞くたびに、理解されない苦しみと孤独を 感じました。 どれひとつとっ…
長男は学校に行けないまま、2年が過ぎました。 始めの頃は、学校の相談室に1日に1,2時間登校したり、 給食を食べる時間に登校してクラスメイトとの交流をしたり・・・ それも出来なくなると、 放課後児童がいない時間に30分くらい学校に行って 担任の先生と話したり・・・ 学校に行けないことがどうしても負い目となり、 他の児童と会いたくないという思いが強かったので、 放課後に登校するなどの配慮してもらっていました。 長男は何とかして学校と関わろうとしていましたが、 夕方 人のいない学校に行って勉強するわけでもなく、 ただ、”学校に行くことを目標にして学校に行くこと”に だんだん意味を見出せなくなってき…
次男の場合は、学校に行きたくない理由をはっきりと答えました。 前回の記事でも書いたのですが、 「休み時間に勉強をさせられてみんなと一緒に遊べない」、 「騒いだから教室の後ろに立たされる」、 「みんながうるさい」と。 この頃 長男が通っていたカウンセリングの先生に、 次男が学校に行きたくないと言い始めていることや、 その理由も相談してみました。 そうした話から、次男もWISC検査を勧められました。 結果はやはり、能力の高低差がありました。 小学校の1年生になって勉強が進むにつれて 折に触れ”何かおかしい”と思うことが起こっていました。 字の大きさがうまく揃わず、マス目に入らない、 いつまで経って…
WISC検査をして長男に発達障害があることが分かりました。 発達障害とは言わず発達凹凸と言われる医師もいますが、 確かに、発達している能力と発達が遅い能力とがあるので その通りだと思います。 なんの支障もなく、個性、性質で上手くやっていける人もいます。 そのことによる支障が出て、障害となったらはじめて発達障害だと 言うなら、やはり、長男の場合は個性でもあると同時に、 それが発達障害となっています。 検査の説明を受け、専門的な言い方はよく分かりませんでしたが、 長男の能力の高い方の数値は その機関で初めて見る高さということでした。 そして能力の低い方との数値の差があまりにも大きすぎて、 この数値…
長男のカウンセリングが始まって、すぐに4年生に進級しました。 「ちょうど学年も変わったことですし、検査をしてみましょう」 新しく始まったカウンセリングの第1歩でした。 WISCという知能検査です。 この段階では、長男に発達障害があるとは全く気付いていませんでした。 学校に行けない理由が分かる 手掛かりになれば、というくらいの 気持ちでした。 WISC検査をすれば、長男が今思っていても表現出来ないでいる 学校生活が出来ない原因や、不安感を理解するのに役立つかも 知れないと思いました。 WISC検査は検査自体も時間が掛かり、結果が出るのにも時間が かかりました。5月に検査をして1か月以上たった 6…
小学校3年生の2学期も終わろうとしていた頃、長男は スクールカウンセラーの先生に専門機関でのカウンセリングを勧められました。 1週間に1回、プレイセラピーを行こなうと良いということでした。 そして並行して親もカウンセリングを受けること。 その専門機関というのがとても遠く、片道 車で1時間30分から 2時間かかるようなところでした。 カウンセリングは1回1時間で、効果を得るには毎週通うのが良い。 もちろん、費用もかなりかかりました。 不登校の改善のためならどんなことでもしたいと 切実に思っていた私ですが、 当時の私にとっては心にも体にも物凄く大きな負担でした。 カウンセリングを受けたい気持ちはも…
学校の相談室にも行けなくなり、 ほとんどの時間を家で過ごすことになった長男ですが、 勉強する気力などあるはずもなく、 ゲームをしたり、マンガの本を読んだり、テレビを見たり・・・ この頃はゲームをする時間を1日に2時間と制限していたので 暇を持て余していました。 当時の私は、子どもにゲームをさせすぎてはいけないという 考えを強く持っていたので時間を守らせていました。 今思うと、学校に行けず長い一日を家で過ごすのは大変だったろうに、 もう少し緩くしてあげてもよかったかもしれない、と思います。 その代わり、というのでしょうか、1日の中で長男と関わる時間は とても長く、いつも一緒でした。 次男を保育園…
次男の不登校の始まりは長男とはパターンが違いました。 小学校1年生の3学期ごろから学校に行くのを嫌がりましたが、 理由を聞いてみると、 長男はいつも「分からない」と言うのに対して次男は、 「休み時間に勉強をさせられてみんなと一緒に遊べない」、 「騒いだから教室の後ろに立たされる」、 「みんながうるさい」といくつかの事をはっきりと訴えました。 すぐに学校での様子を担任の先生に伺ってみると、 「授業中に出来なかった分の勉強をしている」、 「授業中に騒いでいる子を何人か立たせた」とおっしゃいました。 1年生になって勉強が進むにつれて”何かおかしい”と思うことが 起こって来ました。 字の大きさがうまく…
学校を休みがちになってスクールカウンセラーの先生と面談し、 「不登校なのに1週間に3日も学校に来てるなんて、頑張ってるね。」 と言われた日の夜、子どもが寝た後に父親にそのことを話しました。 学校をちょこちょこ休んでいることは話していましたが、 やはり、”不登校”というのは父親にとってもかなり衝撃的な言葉でした。 私と夫との間に重苦しい空気が流れました。 「学校に行くという普通のことが出来ないなんて」 それが夫が口を開いた第一声でした。 「理由は?」 そう聞かれても「分からない」としか答えられませんでした。 本人である長男でさえ分からないのですから。 更に重くなった空気に私の心も重くなりました。…
不登校児でもそうでなくても、やはりどの先生よりも 関わる機会が多いのは 担任の先生です。 長男も例外ではありませんでした。 先生に家での様子を話したり、学校で過ごしているときの 気持ちを伝えたり、学校に少しでもいられるように 〇〇して欲しいと希望を伝えたり··· 先生はひとクラスを指導しながら長男に関わることも しなければならず、それはかなりの負担だったと思います。 初めの頃はーーー図書室にいた頃ですが、教室が近かったからか、 たまに来てプリントを見てくれたり、長男と趣味の話などもしてくれました。 そんな時長男はとても興味深そうに先生の話に聞き入っていました。 でも、先生の不登校児を作らないた…
新学年、3年生になって不登校気味の児童という認識での スタートでした。担任の先生も配慮して下さり、 席替えなどは教室に入りやすいように、不安になったら 保健室に行きやすいように、廊下側の一番後ろの席にしてくれました。 それでも学校に行き渋ることが増えて、朝 みんなと登校できず 車で送り迎えをすることになりました。 そして段々教室に入れなくなりました。 「教室に入れない理由は分からない」と何度聞いても長男は言いました。 先生方は、不安があるのだろうと言われるので、 私も学校について行くことになり、 時には授業の間中廊下から長男を見守っていたり、 教室の後ろから授業を聞きながら近くで見守ったりして…
その日のことは忘れられません。 あまりにも突然でした。 それまでの私は1度たりとも、想像だにしなかったからです。 「T君は不登校なのに、1週間に1、2回しか休まないなんて 頑張ってるね」 スクールカウンセラーの先生の言葉でした。 長男は小学校の2年生の3学期頃からポツリポツリと 学校を休むようになりました。 月曜日が多く、「お腹が痛い」、別の日は「頭が痛い」、 「体がだるい」···ぐったりしているので風邪かしらと思い 熱を計ると、37度5分くらい熱がある時もありで、本当に 調子が悪いのだと思って学校に欠席の連絡を入れると、 長男は徐々に回復を見せて、朝10時くらいには元気が出て来ます。 途中か…
はじめまして。 3人の子どもを持つ母親です。 まさか、この子どもたちが3人とも不登校になるなんて、 まるで想像さえしていない私でした。 はじまりは長男が小学2年生のとき。そして次に長女、次男、 とついに3人ともが学校へ行けなくなり、 私も含めそれぞれにとって苦しい日々へと突入することになったのです。 思い出すと辛いことも、納得出来ていないことも いろいろありますが、こうした思いを振り返り書くことで、 もしかして今現在、悩んだり戸惑っている方の 少しでも参考になれば..と思います。 なぜなら、誰に相談すればよいのか、どんなやり方があるのか、 全くの手探りでなかなかたどり着くことが出来なかったから…
「ブログリーダー」を活用して、irodorihimoさんをフォローしませんか?