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AIDという家族のカタチ https://hanamirai.hatenablog.com/

夫の無精子症の為、AID(非配偶者間人工授精)で娘2人を授かりました。 AIDで子供を授かった当事者の情報が中々周りにないので、 私の視点から見えるAIDについて綴っていこうと思っています。

hanamirai
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2019/06/10

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  • ブログ、引っ越しをします。

    突然ですが、ブログを引っ越しすることにしました。 ここのところ色々忙しく、ブログを全然更新できていませんでした。 でも、ほそぼそとでも続けていきたいという気持ちはずっとあるのです。 そして、出来ることなら当事者の皆さんともっと繋がりたいな、という思いが強まりまして・・・。 なので、当事者の皆さんがよく利用しているアメブロにお引越しをすることにしました。まだ記事も全然移せていないのですが、今後少しずつ移していく予定です。 そして、前回、長女が告知を忘れていた時の記事を書いたのですが、 今回ようやく(笑)続きの記事をアメブロにアップしました。 良かったら読んでください。 これからもどうぞよろしくお…

  • オープンチャットについてのご連絡

    こちらのオープンチャットもメンバー数30人を超えました。 治療中の方の小部屋も新たに開設し、ありがたいことに賑わってきました。 hanamirai.hatenablog.com ところで、申請頂いく際、治療歴や現状について答えて頂くようになっております。 これは、安全性を守る為、当事者を見分けるために行っているものです。 しかし、単語一言などで答えを入れていただくと、当事者かどうかの見分けがつかず、やむを得ず承認できないという事態となってしまいます。 ですので、お手数で恐縮ですが、申請頂く際は、最低10文字以上で現状や治療歴についてのご回答をお願いできますでしょうか。 もし、承認されずお心当た…

  • オープンチャット稼働してます☆

    先日紹介しましたオープンチャット、現在10人程参加者が集まってくださいました! 治療の話や告知の話などなどで盛り上がっております。 hanamirai.hatenablog.com 今日は、オープンチャット【AID当事者の会】について少し追加で説明させてください。 というのも、オープンチャットって、参加するのに皆さん勇気がいると思うのです。 ます最初に、オープンチャットとは何かがそもそも最初は分からないよね、という話に(オープンチャット内の会話で)なりました(笑) オープンチャットとは ●ラインの機能の一部で、ラインアプリの入ってる方なら誰でも参加できます。 ●ラインのグループチャットのような…

  • AIDの告知を忘れていた長女

    久しぶりに記事を書きます。 私には中々衝撃の出来事だったのですが、タイトル通り、 AIDで産まれた長女のイチカ、告知をされた日の事をすっかり忘れていたのです! 6才になってすぐ告知をし、時は流れ、8才になったくらいの時期だったでしょうか。 家族で車に乗ってお出かけ中、AIDの話を何かしていた時のこと。 ふと、イチカに聞いてみたんです。 「イチカ、いつからパパの卵をプレゼントしてもらってたこと知ってた?」 すると、イチカは 「えー、多分2才とかすごく前から知ってたよ。」 驚いた私は、 「え?最初にママがパパの卵の話した時のこと、覚えてないの?」 イチカ 「んーー覚えてないよ。昔から知ってたもん。…

  • オープンチャットを開設しました

    お久しぶりです。 長らくブログを更新していなかったので、読んでいただける方も少ないかと思いますが、大切なお知らせがあり、ブログを更新しております。 この度、 精子提供当事者の為のオープンチャットを開設しました。 LINEを使って、気軽に交流や情報交換などが出来るものです。 ハンドルネームで参加いただけるので、プライバシーも守られます。 現在は、コロナのせいで、精子提供の治療も非常に厳しい状況となっています。 AIDに進むまでには、自分の心ともしっかり向き合い、様々な感情を整理していくことも必要ですし、実際に治療に進むとなると、病院探しは困難を極める状況です。 ですので、オープンチャットの中で、…

  • 娘にとってもドナーさんは大切

    久しぶりに投稿します。 全然記事を書けずに申し訳ありません。 最近、ちょくちょくAIDに関する話を上娘(AIDで生まれた)のイチカとします。 ですので忘れない内に記録しておきたいと思います😊 ① イチカ「イチカとニコの卵をプレゼントしてくれた人達さ、もしかしたらその二人も兄弟かもしれないよねー??」 (注:イチカとニコのドナーさんはそれぞれ違う方たちです。) 私「んー、まあそうね、可能性は低いけど0ではないねえー! ま、分からないけど、でも二人に卵をプレゼントしてくれた人達は、すーんごい素敵な人達なんだろうなってママ思ってるんだ😃」 イチカ「なんでー?」 私「え、だってこんな素敵な子たちが生ま…

  • しばらく記事をお休みします。

    こんにちは、hanamiraiです。 申し訳ありません。 実は私生活で色々な事が起こり、しばらく記事が書けそうにありません。 落ち着いたらそんな私生活のゴタゴタも含め、又記事を書きたいと思っています。 ただ、もし悩んでいらっしゃる方などいらっしゃいましたらコメントはお待ちしています。少し遅くなってしまうかもしれませんが、返信は必ずさせていただきます。 遅くなってしまいましたが、先程2名の方に返信させていただきました。 又必ず記事は再開したいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 Hanamiraiより

  • 私の心境の変化ー周囲へどこまでAIDの事を話すか

    私は生まれ育った町とは違う町に現在住んでいます。 この町に住む人で、我が家がAID一家だという事を知る人はいません。 これまで私が古い友人以外、誰にも話さなかったから。 でも、私の考えが変わってきています。 話してもいいかもなー・・・と。

  • AID 子供との会話から考える、ドナーさんや子供の出生への感謝の大切さ。

    夫の無精子症のため、AID(非配偶者間人工授精)で娘たちを授かった我が家です。 イチカ7歳との会話 ある日の休日の昼下がり。

  • AID 思春期(反抗期)にどう対応する??

    たまに、AIDを検討している方からこんな質問をされます。 『もしお子さんが思春期(反抗期)になり、AIDで生まれてきたくなんかなかった!!と言ってきたらどうしますか??』

  • AIDって特別なもの?特別って何??

    夫の無精子症により、AID(非配偶者間人工授精)で授かった姉妹の子供の母です。 先日AIDを検討している方の相談にのっている時、皆さんの真剣な表情を見たりAIDについての疑問や悩みをたくさん抱えている姿を見て、ふと気づきました。

  • AID 全ては『生まれてきて良かった』と思ってもらえる為に。

    『生まれてきて良かった』 私の子育ての全ては、子供たちにこう思ってもらう為なのだと思います。

  • 無精子症発覚直後の夫の様子と妻の思い

    無精子症と発覚して落ち込んでいる旦那さん達にエールを贈りたくて、 今日はそれを記事にします。

  • 仲間が欲しいのはAIDで生まれた子供も同じ?

    以前、AIDで家族になったみんな(AIDとは第三者からの精子提供です。)で集まったことがありました。 赤ちゃんから小学生まで。 10家族以上の大所帯です。

  • イチカ(7歳)との会話ー告知後のAIDについて

    なんて事のない日常の会話ですが、 AIDの告知を受けた子供が 何を感じどう考え成長していくのか、 誰かの参考になるかもしれないので記しておきます。 我が家はAIDで子供を授かり、その事は長女イチカが6歳になってすぐに告知をしました。 先日、イチカ(7歳)が血液型の話を始めました。 (下に過去記事貼りましたが、読んでみたら以前も似たような会話していたのですが 汗) イチカ『パパはA型でママもA型で、イチカの血液型は何?イチカも同じ?調べてないの?』 私『イチカのはまだ調べてないんだよ。血を取って調べないといけないから簡単にはできないからさ。子供の血液型はパパの血液型とママの血液型の組み合わせで決…

  • 子供との巡り逢いは運命

    ーーーーー以前一度アップした記事のリライトです。 以前にお読みいただいた方がいたら、申し訳ありません。ーーーーー まだ子供を授かる前に、こんな養子を迎えた人の話を読んだことがありました。 養子で子供を迎え、初めて胸に赤ちゃんを抱いた時に、ああ・・今までの不妊治療や悩み考えた日々は、この為だったんだ、とストンと胸に落ちました。

  • AIDで産まれた方の話を聞いて告知したくないと思う事

    AIDについて調べるとすぐに目にする《AIDで産まれた方たちの辛い心情を綴った手記》 その手記を書いた方達は、AIDで産まれたが告知を受けずに成長。 予期せぬタイミングで自分がAIDにより産まれたことを知ってしまい、その後の心の葛藤・憤り・虚無感・怒りなどに苦しんでいらっしゃる。

  • AID家族のカタチも多様化している

    近年AIDの治療の形は多様化しています。 現在皆さんがAID治療をするにあったって検討するのは下記の5つでしょうか。 (身内間AIDを除く) 国内の病院での人工授精 国内の病院での体外受精 国内での個人精子ドナー利用 海外精子バンク利用 台湾など海外に渡っての体外受精 私が治療していた2011年頃は、 国内の病院でのAIDを行い、駄目なら国内で体外をできる病院を探す。 皆が、一律で同じように上記の流れをたどっていたので、それと比べるとものすごく大きな変化です。 それに付随し見えてきたことを今日はまとめてみたいと思います。 多様化の原因 まず、治療法の多様化の背景にあるのはドナー不足。 出自を知…

  • AID『出自を知る権利』より前に『精子提供者の立場』を守る必要がある

    AIDに関わる法整備についてネットをググって見つけた記事があります。 当事者でありながら今まで知らなかった私の無知さを露呈していてお恥ずかしくなりますが、書かせてください。

  • FTMと無精子症、不妊において本質的には同じなのでは?

    AIDを検討するのは、無精子症の夫婦とFTMのご夫婦です。 AIDについて調べているとFTMの方の書き込みもたまに見かけます。 しかし、無精子症の人たちとFTMの方たちの間にちょっとした壁?のようなものを感じていました。 以前は、まあ状況も少し違うしな、と気に留めていなかったのです。 が、最近はFTMの方も無精子症も、不妊の側面からの問題点は同じなのではないかな、という思いが私は拭えなくて・・・。 FTMについての深い知識がないので、何か違ったことを言っていたら申し訳ないです。 ⚫無精子症・・・男性だけれども、精子が精巣から見つからない。 (まれに見つかる場合もありますが、AIDの話なのでそこ…

  • AIDの告知の時期ー養子に学ぶ

    AID(非配偶者間人工授精)の告知って情報が少ないですよね。 なので養子の告知について調べたことがありました。

  • AID 出自を知る権利の現状と課題

    最近、子供の運動会やら行事が多く、バタバタしてしまい、 中々更新出来ずに申し訳ありません。 AID(非配偶者間人工授精)を検討する際に耳にする、 『出自を知る権利』についてまとめてみます。 お恥ずかしながら、私も漠然としか頭に入っていなかったので、 手持ちの資料やネットの情報を元に私個人の考えを織り交ぜまとめています。

  • 無精子症ーまずは考えてみて欲しいこと

    無精子症と診断され、TESE(精巣内精子採取手術)を行い、 それでも精子が見つからなかった場合。 進める道は3つ。 夫婦二人の人生を歩む 養子を迎える AID(非配偶者間人工授精)で子供を授かる AIDを選択し子育てをしている今となっては 私はこの選択肢を見ても何とも思いませんが、 無精子症の現実を目の当たりにしたばかりの方にとっては、 中々厳しい3択に感じることかと思います。 自分たちにとっての幸せとは何か? どの道に自分たちは進むべきか・・・・。 その答えを出すためには、 ここからはしばらく、自分自身の心と向き合う時間となります。 そしてパートナーの心とも向き合い、二人の人生観を見直す時間…

  • 無精子症 辛い時の周りとの距離の取り方

    無精子症発覚後の私 たまには遡って昔の事を書いてみようと思います。 無精子症が発覚した直後の私。 世界が灰色に見え、 同じような道を歩んできたはずだった学生時代の友人たちとは 隔離された別の世界にポツンと立たされているような気分だった頃。 ちょうど周りは出産ラッシュでした。 Aちゃんの出産祝いを皆で買いに行こう! Bちゃんの赤ちゃんに皆で会いに行こう! etc.... 昔の友達から、『報告です』というタイトルのメールが届いただけで、 心臓がバクバク・・・。 又妊娠とか出産の報告か・・・と沈んだ気もちを奮い立たせ 勇気を出してメールを開けたら、 『赴任が決まりました!』 それさえも、脳内で勝手に…

  • AID 告知では愛を沢山伝えよう

    AIDの告知を子供にする際に、伝えるべきことって何だろう。 もちろん、 ⚫ドナーさんの提供精子を使わせてもらって あなたを授かったのだよ、 という事実。 もちろん事実は事実として伝えます。 でも、一番大切なところはそこではないのかもしれない。 一番大切なのは、 ⚫あなたは望まれて望まれて祝福されて産まれてきたんだよ、 という私達親の深い愛。 子供に伝えるべき一番大切なところはそこなんだと思うのです。 子供の自己肯定感について 近年良く言われることですが、子供の自己肯定感を高めてあげることがとても大切です。 自己肯定感の高い子供は幸せを強く感じます。 自分がここに存在している事、それ自体がとても…

  • 私がAIDを肯定的に捉えている理由

    AID・・・夫以外の第三者の提供精子で子供を授かること 夫の無精子症の為 AIDで子供を授かり 家族を築いた私ですが、 AIDをとってもポジティブに捉えています。 その私の頭の中のAIDのイメージや考えを今日はまとめてみました。 無精子症発覚直後の私の脳内イメージや考え まず、無精子症発覚直後の私のAIDのイメージはどうだったでしょう・・・。 希望 ・ 不安と恐れ といった所でしょうか。 AIDに子供を持つ希望を感じながらも、周囲の誰も通っていない未知の世界で自分たちはどのように生きていくのか先が見えず不安でした。 AIDで子供を授かったとして、本当に子供を幸せに出来るのか、それも怖かったです…

  • 血の繋がりなくてもパパの子供だよ−AID告知後の娘の様子

    日常生活の中で突然長女イチカが、 「イチカってパパの子供じゃないの?? イチカはパパの卵でなくてプレゼントしてもらった卵から生まれたからさ。」 と言い出しました。 誤解のないように付け加えておくと、この質問をしてきたイチカの口ぶりは、 いつもと同じ感じです。 特に思いつめたり悲しそうだったりすることはなく、ごく普通の話し方でした。 イチカは喜怒哀楽がはっきりしていてすぐに自分の感情を出すタイプです。 なので、この時も本当に自分がパパの子供じゃないかも!と思ったというよりは、 ただパパは自分のパパであることを私に確認したかったのだと思います。 もしパパが本当に自分のパパじゃないかもしれないと思っ…

  • AID 告知後、子供が周囲に話してしまわないか心配

    AIDで子供を授かったんだよ!!と堂々と周囲の皆に話せる世の中、が本来理想ではあります。 色んな家族の形があっていいよね。 そんな風に皆が思ってくれていたら何と素晴らしいのでしょう。 でも現実はまだまだそこまではたどり着いていません。 少しづつ少しづつ変わってきているとは思いますが。 まだまだAIDの事を否定的に捉える方もいらっしゃるかもしれません。 そんな現状ではやはり、信用のおける大切な人にだけAIDの事を話すという選択をする家族も多いと思います。 そこで浮き上がるAIDの告知にまつわる心配事の一つ。 告知をしたあと、まだ幼い子供が幼稚園や保育園のお友達など周囲に何気なくAIDのことを話し…

  • AID 告知の時期をどうやって決めたか(我が家の場合)

    AIDで生まれたことを子供にいつ告知をするのか。 周りを見てもタイミングは様々です。 周りのAID家族を見ていると、3歳・4歳・5歳など我が家より早めの段階で告知している方たちが多いように感じます。 もっと後の方もいらっしゃいますが。 では我が家の告知のタイミングはどのように決めたか。 まず私の中でのポイントは以下の3点でした。 子供の精神が安定している時期 AIDのしくみについて理解が出来る時期 周囲にやみくもに話してしまわないようになってから 1.子供の精神が安定している時期 イチカは感受性の強い女の子です。 ですので告知前は、AIDについて告知をしたらイチカが多かれ少なかれ動揺して精神が…

  • It"s OK to be different みんな違ってみんないい

    ↑It"s OK to be differentという本、すごくおすすめなのです。 日本語で言うと、違ってたっていいんだよ、とか、みんな違ってみんないい、って感じでしょうか。 本の中身は・・・・ 最後にゴールしたって、いいじゃん♪(亀さんの絵とともに) ペットにみみず飼っちゃったっていいじゃん♪ 車椅子だってOKじゃん♪ 養子だっていいじゃん♪ ママが二人いたってじゃん♪ バスタブでマカロニチーズ食べたっていいじゃん♪ 深刻そうな事もフフっと笑っちゃうような事も、色々違ってていいんだよ、というメッセージが可愛い絵とともに並んでいます。 最後には、 『みんな違ってて良いんだよ。 あなたは唯一無二…

  • ハーフ芸人アントニーさんの両親に学ぶ

    ハーフ芸人のアントニーさん、この方の生い立ちを聞くと 私達AID家族も参考にさせて頂きたいポイントが詰まっていました。 元々黒人の父親と日本人の母親の間に生まれたアントニーさん。 父親が幼い頃に亡くなり、母親が寿司職人の日本人の男性と再婚。 結果両親は日本人だけど、アントニーさんと弟さんは黒人とのハーフという 周りから見ると一風変わった家族となったそうです。 育てのお父さんは、アントニーさんと弟さんが自分の唯一の子供だと考え、 自分の血の繋がった子供は作らないことに決めたそうです。 ママが父ちゃんと別れたとしても、父ちゃんはずっと二人の父ちゃんだからな、という趣旨の話も冗談ぽく話していたそう。…

  • It"s OK to be different みんな違ってみんないい

    ↑It"s OK to be differentという本。 ↑日本語訳バージョン。 日本語に意訳すると、違ってたっていいんだよ、とか、みんな違ってみんないい、って感じでしょうか。(私としては日本語訳のええやん そのままでが訳としてしっくりこないので・・・。) 本の中身は・・・・ ゴールが最後だったって、いいじゃん♪ ペットにみみず飼ったっていいじゃん♪ 車椅子だってOKじゃん♪ 養子だっていいじゃん♪ ママが二人いたってじゃん♪ バスタブでマカロニチーズ食べたっていいじゃん♪ 深刻そうな事もフフっと笑っちゃうような事も、色々違ってていいんだよ、というメッセージが可愛い絵とともに並んでいます。 …

  • AID 告知前後の父子関係

    AID(非配偶者間人工授精)で子供を授かり7年以上が経ちました。 我が家では、父親と娘たちに血縁関係はないのですが、 我が家の父子関係はどんな感じか、について書いてみようと思います。 AIDを検討される方にとって、血縁関係のない父子関係って気になるところだと思います。 それなのに私が今まで我が家の父子関係について大きく取り上げなかったのには理由があります・・・。 あまりにも普通すぎて、書くネタがないから!なんです・・・。 ごく普通のそこらへんに転がっているような父子関係です。 普通に良好な父子関係・・・。 しかし、あえて今日はそこを掘り下げてみることにします。 我が家のパパは・・・ 穏やかで感…

  • AIDの妊娠率は本当に低いのか

    AID(非配偶者間人工授精)の妊娠率が1周期あたり何と2%〜3%しかない。 最終的に妊娠に至る可能性も20〜30%ほど。 AIDについて検討し始めた私が知って愕然とした事実。 (今検索をかけてみたら、 2005年から2015年の1周期あたりの妊娠率が5%とありました。 凍結技術などが少しは進歩したのでしょうか・・・だといいな。) 無精子症で崖の底に突き落とされたのに・・・ この先AIDを選択したとしても妊娠するのは奇跡なのか・・・。 崖の底から更にその下へ・・・何と過酷な世界なのだろう。 とばかりも言っていられないので、過酷な世界だからこそ、 その時点で妊娠可能年齢から逆算し計画を立てました。…

  • AIDの告知のタイミング、なぜ幼い内が良いのか

    AIDで生まれた長女イチカが6歳になった頃に告知をして、一年ちょっとが過ぎました。 告知をする時期はいつがいいのかというのは、多くの方が考えるところだと思います。 まず大前提として、子供が思春期に入る前、自我を完全に作り上げる前の幼少期に告知することがいいと言われています。 (告知についての冊子を確認したら、3〜6歳頃が告知に最も適した年齢だと書いてありました。思春期になる小学校高学年以降だと乗り越える壁が高くはなるかもしれませんが、やはり子供にとって告知は大切なことなので準備をしっかりした上で告知をしましょう、とありました。。) 一般的に言われている内容と私の感じた事を合わせ、 理由を2つに…

  • 告知後のAIDにまつわる心配事

    AIDで子供を授かって7年以上が過ぎた我が家。 長女イチカへの告知は終えましたが、まだまだ子育て道半ばです。 AIDについて悩むこともほぼなく平和に暮らしています。 AIDに対する不安な気持ちが一番大きかったのは AIDについて検討している段階(無精子症発覚からTESEが駄目でAIDに進むまで)の時期でした。 一通り悩んで治療に挑み、子供を授かる。 子供が生まれてしまうと育児に追われ、AIDの事が頭の片隅に追いやられます。 あー告知しなきゃなあ、いつしようかなあ、そんなことをボンヤリたまに考えたかなあ。 告知して子供の心は大丈夫かなあというのも少し心配でした。 でも、告知をしてみたら、そんな親…

  • ドナーさんに会いたい? ー出自を知る権利が認められない現状の中でー

    イチカに聞いてみました。 ●ドナーさんに会ってみたい??? 『うん』、と答えたイチカ。 ●すごく会いたい?出来るなら会いたい? 『出来るなら会いたい』、とイチカ。 ●サンタさんかドナーさんか、どっちかに会えるって言ったらどっちに会う?? (夜寝なかったらサンタさんに会えるかな〜とクリスマスに言っていたイチカです。) 『えー分からないー選べない!』とイチカ。 ●ねーねーママね、サンタさんとドナーさんって何か似てるなあって思うの。 だってさ、会ったこともないけど素敵なプレゼントをくれるでしょ。 すごくありがとうーって思うじゃん。 で、どんな人かなーとか考えたりしてさ。 イチカは似てるって思わない?…

  • AIDのこと、誰にどこまで伝える?と親として出来ること

    AID(非配偶者間人工授精)で子供を授かる場合、 その事実を誰にどこまで知らせるのか。 夫婦の両親・兄弟・親戚・友人・知人 AIDって言わないなら言わないで済んでしまう分、誰にどこまで言うか皆 悩むのでしょうね・・・。 もちろんこれも正解はないですが、私の場合と私の考えを書いてみることにします。 自分たち夫婦の両親 夫婦の両親については悩むまでもなくAIDに進むと決めた時点で伝えました。 両親との関係性にもよるとは思いますが、それなりに良好であるなら、ここはほとんどの人が伝えるところなのだと思います。(子供に告知をする場合) 自分たちの兄弟姉妹 ここは私としては本来伝えたいと思う間柄です。 た…

  • AIDに対する不安〜無精子発覚から現在まで

    無精子症が発覚した時から感じた様々な不安 についての私の場合をまとめてみました。 私の場合、無精子症が発覚してからTESEを行うまでに半年ほどの期間がありました。 なのでその間に心の整理の大方を終わらすことが出来ました。 私の一番心が荒んでいたのは無精子発覚からTESEまでの間です。 TESEを受ける時にすでに、もしTESEが駄目ならすぐにAIDに進もうと決めていました。 無精子発覚後 子供のいない人生という恐怖 まず最初に感じた不安・そして一番多くな不安は、『私達夫婦は子供を一生授かることが出来ないかもしれないの?』ということでした。 子供がいない人生は想像さえも怖くてできないくらい子供が欲…

  • もしパパの卵から生まれていたら、と夏の思い出

    長い夏休みが終わりました。 夏休み中もブログをたまには書きたいと思いつつ、全く書けませんでした。 もしお読みいただいてる方がいたら大変申し訳ありません。 帰省をしたり、娘のお友達達と遊んだり、旅行に行ったりしていたら、キャパの狭い私にはブログを書く余裕がなくなり・・・。 しかも、しばらくAIDの事を考えずに過ごしていた私は、いざブログをまた書こうと思っても書けずに今固まっています・・・。 ですので夏の子ども達の様子と、唯一夏の間にしたAIDについての会話について書くことにします。 この夏、前半はお友達とたくさん遊び、ばあばの家でいとこと沢山遊び、お祭りにも行ったり、海遊びを満喫したり、子ども達…

  • AID告知の仕方はその家族に合ったやり方で

    AID(非配偶者間人工授精)で子供を授かった際に考える告知。 子供にどのように切り出したらいいのか・・・と思い悩むこともあるでしょう。 こうしなければならない、という決まりはありません。 いくつか下に例を上げておきます。 これを参考に、もしくは組み合わせたり、はたまた独自の別のやり方でもOKです。 ただ、どんな仕方で告知したとしても共通する大切なことがあります。 告知は前向きな暖かい感謝の気持ちで行って下さい。 ドナーさんへの感謝 産まれてきてくれた子供への感謝 子供への溢れんばかりの愛情 そういった暖かい感情をたくさん添えて伝えてあげて下さい。 もちろん、パパの卵がなくて子供が授かれないとわ…

  • AIDー娘との血液型の話からアイデンティティについて思いを馳せる

    先日上の娘イチカ6才(AIDの告知をして1年ちかく経過)と血液型の話になりました。 何気ない話でしたが、こんな会話の内容の一つ一つが子供のアイデンティティを作り上げていくんだろうな、とあらためて告知の大切さを感じる瞬間でした。 告知にお悩みの方には是非読んでみて頂きたいです。 イチカ「友達のAちゃんはね血液型O型なんだって! イチカは何型??」 私「まだ分からないんだ。調べてないからさ。でも◯型か◯型のはずだよ!」 イチカ「なんで分かるの?そもそも血液型って何型があるの?」 今まで血液型について話すことがなかったので、イチカにとっては未知の世界だったのでしょう。 そこでまずイチカに 血液型には…

  • AID告知の歴史はまだ浅い

    AID(非配偶者間人工授精)を検討する際に避けて通れない告知問題。 世界の事例を見ても、子供のアイデンティティを守る為にもAIDで産まれた子供本人にAIDで産まれた事実を告知をした方がいいのは間違いなさそうです。 ただAIDの告知の歴史、実は意外にまだ浅いのです。 AID自体の歴史は日本でももう70年近くあるのに対し、 日本で告知をする動きが始まってまだ20年も経っていません。 しかも告知をする動きが始まってもしばらくは告知をしている人は少ないので、 実際に告知をする人が増えてきたのはここ10年以内とも言えそうです。 以下、簡単にAIDの(特に告知に関わる)これまでの流れを書き出してみました。…

  • 私が養子でなくAIDを選んだ理由

    先日、AIDでなく養子を選ぶ方達の思いというブログを書いたので、 今日は私が養子でなくAIDを選んだ理由、を書いてみようと思います。 ちなみに誤解のないように言っておきますが、どちらがいい・悪いということは決してありません。 そのご夫婦によってベストな選択は違いますから。 ですので、この記事も、AIDでなく養子を選ぶ方達の思いの記事もあくまで参考に、ということでお願いします。 ではまず私がAIDを選んだ理由だけ羅列してみます。 出来るならば、自分にどこか似たところがある(かもしれない)自分と血の繋がった子供に会ってみたい。 自分のお腹で我が子を育てるところからの子育てがしてみたい。 出自を知る…

  • 非配偶者間『人工授精』が可能な病院

    非配偶者間人工授精(AID)を国内で考える場合、実施病院が限られています。 産婦人科学会で登録している病院でのみ実施が可能です。 昨今は、出自を知る権利を認めようという世の中の流れを受け、精子ドナーが減少しています。 1番多くの患者を抱えていた慶應義塾大学病院での治療が休止されたことも、とてもショッキングなニュースでした。 その影響か精子ドナーを使った体外受精を海外にて行おうと検討する方も増えているようです。 でも国内でのAID(人工授精)が可能な施設もまだありますので、検討の余地もあるかと思います。 女性の体にも治療の金額的にも優しいですし、ドナーの選定基準も安心できます。 下記にAID(人…

  • AIDでなく養子を選ぶ方達の思い

    今日は、無精子症により(FTMも同じですね)夫の実子が望めないと覚悟した時に、AIDではなく養子を選ぶ方達の思いについて書いてみようと思います。 私自身はAIDを選択したので自分の思いを語る事はできないのですが、周囲の養子を選択した友人達から聞いていたことについてまとめてみます。 AIDではなく養子を選ぶ理由 養子の方が夫婦対等な立場で子供と関わる事が出来る AIDという重荷を親の都合で子供に背負わせてしまう罪悪感 治療とはいえ、夫以外の精子を体内に入れる嫌悪感 1.養子のほうが夫婦対等な立場で子供と関わる事が出来る AIDだと母と子は血が繋がっているけれども父と子の血の繋がりはありません。 …

  • AIDを周囲に話さない(隠す)≠ AIDは隠さなきゃならないようなこと

    AID(非配偶者間人工授精)で子供を持った場合、その事実を誰にどこまで話すか、ということについて悩むことも多いものです。 信頼できる家族・親族・友人には話す人もおおいです。 しかし、近所の人達や子供繋がりのいわゆるママ友達には中々話すハードルが高いのが現状です。 もちろんAIDの事を包み隠さず誰にでもあっけらかんと話せればそんな素晴らしいことはありません。 理想としては、養子やAIDやステップファミリーなどもそれも一つの家族のカタチだね、と世間が普通に受け入れてくださること。 ですが、実際問題そうもいきません。 理由としては、 AID自体のそもそもの認識が一般の人には低いこと。 AIDに対して…

  • AID・身内AIDについて掘り下げてみました。

    ブログのタイトルを又変えました。 どんなタイトルが私の伝えたい思いに近いだろうと試行錯誤しながらなので、 もしかしたら又変えることもあるかもしれません。 もしご不便をおかけしていたら申し訳ありません。 すみません、本題に入ります! ・養子を迎える ・夫婦二人の人生 ・AID 無精子症で実子が望めない・FTMで実子が望めないという場合の選択肢は上記の3つです。 どの選択肢も簡単には選べません。 しかも多数の方にとっては今まで全く知らない世界ですので、全ての選択肢についてじっくり納得のいくまで調べてみることがとても大切です。 悩むのはまず調べてから、です。 そしてAIDについて少し今日は掘り下げた…

  • TESEをしてダメだった時のこと

    無精子症と診断された男性が通る道、TESE。 (睾丸の中の組織の一部を切り取り、睾丸内の精子がいたら取り出す手術です。) そしてTESEをしても精子が睾丸に見つからなかった時の話をしたいと思います。 それまでの話はこちらです↓ 私の家族の原点〜無精子症発覚直後〜 TESEの手術直後、病院の個室に夫婦で入り、先生から報告を受けました。 「見つかりませんでした。でももっと細部も探してみますので、最終連絡は電話でします」とのこと。 もちろんその時はショックでした。 でも次の瞬間、見つからなかったらAIDの病院への紹介状を書いて下さい!と先生にお願いしていました。 心はすでに決まっていましたので。 ー…

  • 無精子症やAIDのこと、考えるのも嫌になったら。

    無精子症と診断された時、そしてTESEでも精子が見つからなかった時。 もうその先の事を何も考えたくない、そんな思考停止状態に陥る人達もたくさんいます。 当然だと思います。 だって普通に授かると思っていた子供が授からないなんて、この先のことが全く見えなくなってしまいますから。 先のことを考えるのが怖い。 この事と向き合いたくない。

  • 多様性を認めれば誰もが生きやすい世の中になる

    第三者が関わる生殖医療だけでなく、ステップファミリー・LGBT・障がいを抱えた方達 こういったマイノリティの方たちは多かれ少なかれ世間からの風当たりの強さを感じることもあると思います。 皆が心穏やかに暮らせるよう、色んな家族の形が認められたらいいのにな、と思うと同時にもう一つ思うこと。 みんなが多様性を認めると、みんなにとっても社会がもっと生きやすくなるのにな、という思い。 例えば、ワーママVS専業主婦・・・のような不毛な争い。 昔は保育園に子供を入れるなんて可愛そうだ。 子供のためにも母親は家にいるべきだ、なんて言われていた。 それが今の時代は真逆で、専業主婦は一人前でないかのような言われ方…

  • AID告知をせずに隠し通すということ

    AIDをすると決めた当初、私は子供に告知はしないでおこう、と思っていました。 知らないほうが、悩んだりする事なく子供も人生を送れるのではないか、と思ったからです。 私達の胸に秘めて墓場まで持っていこうと決めていました。 しかし・・・。 生涯子供にAIDの事実を話さないということ、しかも不自然さを感じさせずに過ごし続けるということが、いかに困難な事か、そしていかにしんどい事か、想像してみるきっかけがありました。 すまいる親の会の勉強会(AIDについての勉強会)です。 そこで学んだことと私の感じたことを今日は書いてみました。 親がAIDを子供に告知せずに生活している場合、子供が何かしら違和感を抱く…

  • 似てる?似てない?

    AIDで子供を授かった場合、その子が自分たちに全然似ていなかったら? 周りの人に、いちいち赤ちゃんは誰に似てるの?なんて質問されたらなんて答えたらいいんだろう・・・。 そんな不安を耳にすることがあります。 AIDで授かった子供を二人育てていて思うのは、この質問は特に気にすることなし!です。 周囲のこの質問に深い意味はありません。 似てる似てないの話題は、赤ちゃんが産まれてすぐからずっとたまに持ち上がります。 でも、人によって言うことは様々(笑) 私は、 上の子は割と私似かな? 下の子はドナーさんに似てるのかな?でも私のおばあちゃんに似ているとも言える・・・と思っています。 周囲は、 イチカちゃ…

  • AIDをするのは親のエゴ?

    無精子症が発覚してAIDを考える時、一度は目にし考えるこの問い。 『AIDをするのは親のエゴなのではないか』 親は子供が欲しい、という思いでAIDという特殊医療に進む。 でも、それは産まれてくる子供にとっては迷惑なことではないのか? 子供はそれを望んでいないのではないのか? この問いの答えを知っているのは、AIDで産まれたその各家庭の子供だけです。 我が家の場合、私達夫婦がAIDで子供を産んだことがエゴだったかどうかの結論を出せるのは、我が家の長女と次女のイチカとニコだけです。 その子が、寿命を全うして人生を終える時に、AIDという手段を使って自分が産まれてきて、自分を産んでくれて良かったと思…

  • AIDの告知を娘にした時のこと

    夫の無精子症の為 AID(非配偶者感人工授精)分かりやすく言うと精子ドナーさんの助けによって子供を授かり育児中のHanamiraiです。 今日は告知を娘にした時のことについて書いてみました。 告知をするのは子供が何歳の時?の記事に書いたのですが、そろそろ告知をするのに良いタイミングだなーと私が感じ始めたのが、イチカ6才前後の時でした。 そろそろだなと思った後は、特別に切り出すより自然に切り出したかったのでタイミングを伺ってました。 で、やってきました、タイミングが。 イチカ「Aくんとイチカ、〇〇なとこがちょっと似てるんだよね〰。もしかしたらAくんのパパのパパのパパのパパのパパのパパと、イチカの…

  • その立場になってみないと分からないこと

    その立場になってみないと分からない たまに聞くフレーズですけど、自分がマイノリティになってみると更に痛感しますね。 以前学生時代の友達と話していた時のこと・・・ 友達 「妹の旦那さんに精子がいなくてね、睾丸から精子細胞見つけて北九州まで行って体外で治療してるらしいの。子供作るのにそこまでするんだ・・・と思ってさ。」 思わず、 私 「その立場になってみないと分からない事ってあるんだと思うよ・・・」と。 友達 「そっか・・・そうかもね。」 そしてその後、私その友達に自分の子供がAIDで産まれたこと、カミングアウトしてしまいました!! 友達もびっくりしていましたけどね、妹さんより更にかけ離れた世界の…

  • 告知後の娘からの質問②

    長女イチカが6才になった頃にAIDについての告知をした我が家。 それから1年近く時が流れた頃に、イチカがこんな風に私に切り出しました。 イチカ「ママはおじいちゃんとおばあちゃんの卵から産まれたの?」 私が、そうだよ??と答えると、 イチカ「いいな。イチカもパパの卵から産まれたかったな・・・。」 私「そっか。そうだよね・・・。でもパパの卵がもしあったらイチカは産まれてきてくれてなかったんだよね・・。プレゼントしてくれた人の卵だったから、イチカが産まれてくれたから、ママはその人にありがとうって思って思ってるんだけどね。その人の卵で良かったっと思ってるんだけど・・・。でもそうだよね。」 イチカ「その…

  • AIDに進んで良いのかどうかは人それぞれ違う

    AIDか養子かでしか、子供を迎える事が出来ないという現実を突きつけられた時。 もしAIDの道に進もうと思うなら、とても大切なこと。 それは、自分がAIDに対して肯定的な気持ちでAIDに進もうとしているのか。 もし、子供を産むにはAIDしかないから仕方なくAIDに進む、なら、一度踏みとどまって一から考え直して頂きたいな、と思います。 AIDで子供を作るのは親のエゴかもしれない・・・と悩んでいるなら、自分の気持ちがはっきりするまでゆっくり考えてからAIDに進んで欲しいな、と思うのです。 もちろん、全ての不安を解消してからAIDに進むのは難しいと思います。 みんな多かれ少なかれ不安を抱えながらAID…

  • 『血の繋がり』について考えてみた

    血の繋がりがなくても愛情で繋がった家族は素晴らしいものだ! でもその一方で血の繋がりだって素晴らしいものであることに変わりはない。 その相反する2つの真実を自分の中でどのように融合させていくかが大切だ。 以前出席したAIDでの勉強会での事を見返していて目に留まった文章です。 自分の場合、どのように上記の内容を捉えているのか考えてみました。 普通に子供を産んでいたら、家族は血の繋がりもあり愛情でも繋がっているものであり、特に深く考えることはなかったと思います。 でもAIDで娘たちを授かった我が家は、夫と娘たちの間に血の繋がりはないです。 この事実を私は今どのように捉えているのか。 確かに血の繋が…

  • マイノリティは孤独になりがち

    無精子症が判明した後、AIDの勉強会に参加しました。 会場で席に着いて周りを見渡した途端、なぜだか涙が流れてきました。 別に悲しかった訳でもなく、なぜこのタイミングで涙が?と思ったのですが、 今なら分かります。 私、多分ホッとしたんです。 それまでの私の人生はマジョリティの中を生きていました。 周りの友達と同じような一般的な学生生活、社会人生活、そして結婚。 自分と同じような仲間は周りにたくさん。 それが無精子症と診断された途端、急にマイノリティになりました。 一生子供を持てないかもしれない。 自分の人生の先が見えない。 そして何より、私のような人は周りの友達には誰一人としていません。 この強…

  • 告知はするものでなく、し続けるもの

    私自身、ブログで、上の娘イチコに告知をしました、と書きました。 でも、それは厳密には間違っています。 私は今まだ告知の途上です。 確かにイチコに、イチコがAIDで産まれたこと(本人にはもっと分かりやすく説明しましたが)を伝えました。 でもそれは、告知のスタートラインに立った、ということに過ぎません。 イチコは多分自分でもごくたまに、AIDについて考えているのだと思います。 なので、イチコはごくたまにAIDの話題を私にします。 AIDに対して感じていることだったり、質問だったり。 そこで私は考えながら、AIDについて、イチコの存在について、父母の思い、などをイチコに話します。 まだ6歳のイチコで…

  • AIDの出自を知る権利が認められない事について養子に学ぶ

    子供への告知を考えた時の私の不安の一つは、子供に出自を知りたい(ドナーさんが誰か知りたい)と言われた時のことでした。 将来ドナーさんを知りたいと子供が言った時に、子供が納得できるような対応が取れるのだろうか、と。(出自を知る権利が認められていない為) もちろんその時に私が出来る事については協力していくつもりだが、ドナーさんが誰かというところまでたどり着くのは恐らく難しいだろう・・・。 そんな事をグルグルと考えながら検索していたら、AIDで産まれ当事者活動をしていらっしゃる加藤英明さんのこんな文章を見つけました。 「子供に事実を伝えると、子供の苦悩は減ると考えますか? ドナーについて情報がないの…

  • 最初は告知をしないでおこうと思っていました。

    AIDの治療に進もうと決めた時、告知をしないでおこうと思う方もいらっしゃると思います。 今日は、そんな告知はしないと思う心情について書いてみました。 TESEをする前から、もしTESEをしても精子がいなかったらAIDに進もうと決めていた我が家。 その頃AIDに対する知識もほぼなく、ネット上にあるものを読んだだけでした。 でも自分なりに真剣に悩みました。 そして、次のような考えに至りました。 AIDで子供を授かったことは夫婦の中だけに留め墓場まで持っていこう。 子供にその事実を伝えさえしなければ、特に子供がAIDについて悩むこともないのだろうし、あえて伝える必要性はないのではないか。 AIDで産…

  • 今となっては無精子症は必要だったと私は思う

    AIDについて考える上で、養子の事例を参考にすると学ぶことが多い。 まだ子供を授かる前に、こんな養子を迎えた人の話を読んだことがあった。 養子で子供を迎え、初めて胸に赤ちゃんを抱いた時に、ああ・・今までの不妊治療や悩み考えた日々は、この為だったんだ、とストンと胸に落ちました。 養子と実子を両方育てているアメリカ人の友人はこんな事を言っていました。 子どもとの出会いは、縦の糸と横の糸が織りなす織物のようなもの。どのような出会い方をしても、そうやって出会う運命だったんだと思うの。自分で産んだ場合も養子の場合も、そうやって私の元に来てくれる運命だったんだと思う。あなたの子供も同じ。あなたの所に来る運…

  • 告知の前と後、父子の関係性(我が家の場合)

    男性にとって、我が子に告知をする際に心配なことの一つが、告知をした後の子供との関係性かもしれません。 自分と血のつながりがないということが分かり、自分のことを今までと同じように父親として見てくれるのか、などと思いつめてしまう事もあるのではないでしょうか。 それが告知をすすことへの抵抗の一つにもなるのでしょう。 我が家の場合、全くもって夫と子供の関係性は告知の前後で変わりませんでした。 娘イチコに告知をした後も、イチコは以前と何ら変わりない様子で父親と接しています。 イチコの中で、父親が父親であることと、AIDの事実は全く別の次元の事なのだと思います。 父親が父親であることには何の疑問も持ってい…

  • 産まれてから本格告知までの間にしたこと

    上の娘が産まれてから告知を行う6才までの間に私がしたことについて今日は書きたいと思います。 2人娘がいますが、まどろっこしいのでブログの中での名前を決めました。 上の娘→イチコ 下の娘→ニコ と呼ばせていただくことにします! イチコに告知をしたのは6才になってすぐ。 それまでの間は本格的な告知はしていませんでしたが、告知をした時にイチコが安心出来るような基盤は作っておきたいな、と思っていました。 具体的には、AIDの告知をされた時にイチコが 疑いようのない大きな両親の愛を感じられている状態。 自分は望まれて産まれてきたんだと強く感じられている状態。 この2つの基盤がイチコの中にしっかりと作られ…

  • 私の家族の原点〜無精子症発覚直後〜

    無精子症発覚直後に悩む内容は自分の人生に関わる大切な内容なので、人それぞれ確かにその人の血となり肉となっていると思うのです。 そんな事も伝えたくて、この記事を書きました。 ただこの記事は、子供を授かる事が出来ないかもしれないと辛い日々を過ごしている方がお読みになられたら、子供を授かった今だからそんな事が言えるんだ、と嫌な気持ちにさせてしまうことがあるかもしれません。 昔の私ならそう感じたかもしれないと思うので、可能性があるなら読まずに飛ばしていただけたらと思います。

  • 告知後の娘からの質問

    上の子供には告知を6歳の誕生日頃にしました。 その後、いつもと変わらない日常が流れています。 そんな日常の中で、たまに(数カ月に1度)娘からAIDに対する質問を受けることがあります。 その中の一つです。 娘「パパの卵をプレゼントしてくれた人(ドナーさん)は病院の先生なの??」 良く話を聞いてみると、私のAIDの担当だったお医者さんがプレゼントしてくれたのかな?と思ったようです。 そうではないことを伝えると、 娘「そっか、じゃあプレゼントしてくれたの誰なの?」と。 私 「それがね、分からないんだぁ。 他のお医者さんかなあとも思うんだけど、はっきりは分からないんだ。何だかサンタさんみたいだねえ。」…

  • AIDで子供を授かった後の日常は普通と違う?

    無精子症が発覚してAIDを意識してから子供を授かるまでは、毎日毎日AIDの事を考える毎日でした。 そして、子供を産みAIDで授かった命に感謝しながら育児に追われる日々。 そんな日々を過ごしていると、AIDについて考える時間がどんどん減っていきました。 AIDの事を全く思い出さずに一日を終える日がどんどん増えます。 子供が1歳になった頃にはAIDの事は頭の片隅に。 たまに考える事といえば、告知はどうしようかな・・・という事くらい。 その頃には、すっかり子供を普通に授かった他のママたちと同じような日常を送っていました。 もちろんAIDの事はとっても大切な事なので、常に心のどこかにはあります。 でも…

  • 告知をするのは子供が何歳の時?

    告知。 AIDをする上での大きなテーマの一つかと思います。 でもその前に告知をするかどうか、から最初は迷いますよね。 それについては又記事にするとして、告知をするのは子供が何歳の時がいいのかについて、今日は書いてみます。 結論としては、子供のアイデンティティが出来上がる前というのは前提として、ベストな時期は各家庭による、のだと思います。 告知をするのは子供のアイデンティティが出来上がる前がいい 子供は成長する過程の中で些細な日常の中で、自分は何者であるか、について感じたり考えたりしながら成長しています。 ・自分はいつどこでどうやって生まれたのかな? ・私が歌が好きなのはママも歌が好きだからかな…

  • なぜAIDで子供を授かるとブログが途絶えるのか、今になって分かったこと

    私が娘たちを授かる前、無精子症の事実に苦しんでいた時。 TESEについてや、AIDの治療中の方のブログは沢山見つかりました。 私にとって未知の世界なので、そういった情報はとてもありがたく、片っ端から読み込んでいました。 同じ境遇の仲間も欲しく、ネットの中で仲間との繋がりに支えられてもいました。 でも何故か、AIDで子供を授かった方のその後の情報がネット上には全く見当たらない。 AIDで子供を授かった後に幸せに暮らしている方達は本当にいるんだろうか・・・。 AID自体、妊娠率が非常に低いから、そもそも授かる人って少ないからなのかな。 無事にAIDで子供を授かれたとして、その後の人生がどうなってい…

  • 自己紹介

    AID(非配偶者間人工授精)で2人の娘を授かった花未来です。 夫の無精子症が発覚してから 暗黒の時期を過ごし・・・ 家族とは何かなぜ子どもが欲しいのか悩み AIDに希望を感じて進んだ結果、 2人の可愛い娘たちに恵まれました。 おかげ様で娘たちも私も夫も、 毎日本当に幸せに暮らしています。 でもAIDあってこその今の幸せです。 こんな家族の形もあるんだよ、と、そんな記録を ブログに綴っていきたいと思っています。 にほんブログ村

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AIDという家族のカタチ
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