季節の食べものや食文化について「大人の食育」の観点から書いています。 食べものの栄養効果や効能だけでなく歴史的な背景やことわざについても投稿しています。
何を食べるか、食を選ぶことは健康作りにとって大事なことだと思います。 やはり「いろいろなものをバランスよく食べる」ことや「加工度の低いものを程よく食べる」ことが大切なのではないかと思います。 食品の加工は何のため 現在では冷凍技術が発達し、また、空輸で遠く離れた海外からもおいしいもの、珍しいものが届きますが、かつては食はその土地で採れるものをいただいてなり立つものでした。 保存がきく穀類やいも類は
日本人の健康を食生活面から導いていこうとする国家のプロジェクト。それが厚生労働省から出ている「日本人の食事摂取基準」です。 これは5年ごとに改訂されます。 食事摂取基準は栄養指導や給食計画などの基準として利用されますが、改訂のポイントを追っていくと、私たちの栄養状態がどんなことになっているのか、どちらに向かっていくべきなのかが見えてきます。 食事摂取基準の策定根拠と合わせてみていきましょう。 食事
佃煮(つくだに)といえば東京都中央区の佃島(つくだじま)が発祥の地とされています。 甘辛い佃煮は、白いご飯が進みますね。 この佃煮、家康ととても深い関わりがあり、それが「本能寺の変」までさかのぼるとは、いやはやおどろきです。 佃煮は家康が江戸名物にしたようなもの。その歴史をちょっと紐解いてみましょう。 佃煮と家康の出会いは「本能寺の変」がもたらした 歴史が動くとはおもしろいものですね。「本能寺の変
アスパラガスは生命力が旺盛な野菜と言われます。ひとつの株から何本もの若い芽が出て、どんどん伸び、みずから起き上がる習性があります。 アスパラガスの栄養について見ていきましょう。
冷えたビールののどごしは最高ですね。 ビールにはラガーだ、エールだ、ピルスナーだといろいろと種類があるようです。 また、「生ビール」ってどんなものかとか、「発泡酒」、「第3のビール」いろいろありますね。 ビールの種類と豆知識についてまとめました。 ビールの種類は大きく分けて2種類 ビールは製造方法、原料、発祥の国、色、香りなどで細かく分かれていて、およそ100種類!もあるそうです。 とはいえ、大き
あしたばは暖かい太平洋沿岸部に自生している植物で、日本が原産といわれています。 東京の特産品として、学校給食の献立にも登場しています。
シニアになったら、メタボリックシンドロームの心配よりもバランス良く、しっかり食べることに力を入れるべき!と言われます。 シニアの低栄養は身体的にも精神的にもひ弱になってしまいます。 いつまでも元気はつらつと毎日を送るための、食の合い言葉「さあにぎやかにいただく」の内容を見ていきましょう。 シニアの食生活は「さあにぎやかにいただく」で栄養の偏りなし♪ ロコモチャレンジ!推進協議会が考案した合い言葉が
薬効がある野菜として親しまれてきたニラについてみていきましょう。
酒類は飲み物としてたしなまれていますが、また一方では古くから料理や菓子作りに利用されています。 酒類のもつ調理効果などが早くから知られてきたためといえます。 日本酒、ワイン、ブランデーなどのほか、みりんなども料理用の酒に入れられます。 古くから知られた料理酒の効果をみていきましょう。 料理酒の調理効果 料理酒を使うことで 食品の風味や香りを引き立てる 口当たりをまろやかにする 歯触りをよくする 仕
「魚食の国、日本」では魚の扱いにも長(た)けていて、内臓までも美味探求のために有効利用されています。 魚の産地では様々な「塩辛」が作られ、中にはお酒がいくらでも進むものも・・・ 酒盗は鰹の塩辛です。その他にも塩辛のあれこれをみてみましょう。 酒盗(しゅとう)は鰹の塩辛です 子供時代に「鰹の塩辛を特別に『酒盗』-しゅとう-っていうんだよ」と聞きました。 子供心になにかスマートさを感じるけれど、おだや
水煮のたけのこは年中出回っていますが、新鮮なたけのこの風味、えぐ味はまさに春の生命力をいただくイメージで、旬の時期だけのぜいたくです。 竹冠(たけかんむり)に旬(しゅん)と書いて「筍(たけのこ)」。 この「旬」という字は「上旬」「中旬」「下旬」と使うように、十日間を意味します。 たけのこの旬は芽生えてからの十日ほどです。 旬の時期は短いということですね。 たけのこの旬は十日間ほど たけのこは「た
シナモンは世界最古のスパイスといわれ、ミイラの防腐材としても用いられていたとか。 シナモンの他に「肉桂(にっけい)」「にっき」と読んで親しまれています。 シナモンは世界最古のスパイスとして使われてきた 日本人にもなじみが深い定番スパイスとして親しまれているシナモンは人類が使っている最も古いスパイスの一種です。 世界最古の香辛料といわれ、紀元前3000年頃からエジプトなどでミイラの防腐材としても用
お屠蘇(とそ)といえばみりんを連想します。 和風の煮物にも大活躍のみりん。 みりんには「本みりん」や「みりん風調味料」「発酵調味料」と似たような商品が並んでいて、どう違うのだろうと思うことがあります。 今でこそ、みりんは料理に使う調味料として台所にありますが、戦国時代まではみりんは高級酒として珍重されていたようです。 今でも「本みりん」を売るのは酒類販売の免許が必要です。 本みりんは酒の仲間です
酢は原料を一度アルコール発酵させてから作ります。 そんなにまで手間をかけても、大昔から酢を作ってきたのは、数々の効果があるから。 料理に酸味をつけるだけでなく保存性を高めたり、食欲を増進するなどがあります。 酢の効果 酢は塩についで古くから使われてきました。 そんなに古くから大切に使われてきたのは酸味をつけるからだけではありません。 理由は四つあります。 1,強い殺菌力と防腐力 2、食欲増進作用
にぎり寿司や刺身は醤油があればこそ。 醤油がしたたるほどつけるのは「粋じゃない」と思いつつ、しっかり小皿に入れてしまうことはありませんか。 醤油も使いすぎれば塩分過多に・・・ 醤油の塩分について書きました。
塩はご飯を主食にする日本の料理に無くてはならない調味料です。 塩は健康な体を保つために必要不可欠なミネラルであり、とりすぎも危険。塩についてみてみましょう。
味噌は日本の湿度と気温が生み出した麹菌(こうじきん)の働きにより、大豆を発酵させた調味料です。 日本での味噌汁が作られるようになったのは禅寺で、「ご飯と味噌汁」という価値ある組み合わせが生まれました。 大豆の栄養を更に進化させた味噌の栄養について考えていきます。 味噌の栄養 みそは 米麹や麦麹などの種麹(たねこうじ)が手に入れば家庭でも手軽に作れ、自分の家で作るものでした。手前味噌(てまえみそ)の
甘味料は砂糖以外にもいろいろとあり、どうやって作るのかわからないものもあります。 水飴もお祭りなどでおなじみですが、では、原料は?どうやって作っているの?と改めて聞かれても、「?」となります。 水飴についてみてみましょう。 水飴とはなに? 甘くて透明な水飴。 さて、改めて水飴の原料はなんだろうと聞かれても、砂糖のように「サトウキビ」とか「サトウダイコン」とか「ビート」とかと答えられません。 実は水
最近は何かと悪者扱いされて肩身が狭いと思われる「砂糖」 砂糖はお節料理になくてはならない調味料です。 それは、砂糖が手に入るようになって、砂糖の効果が体感できるようになったから 砂糖の効果は実はたくさんあります。 砂糖の効果を知って賢く利用しましょう。 砂糖は温度によっていろいろに変化する 砂糖を鍋に入れて加熱すると、だんだんと溶けてきます。 105℃でサラサラとしたシロップになります。 さらに加
最近は何かと悪者扱いされて肩身が狭いと思われる「砂糖」 砂糖はお節料理になくてはならない調味料です。 それは、砂糖が手に入るようになって、砂糖の効果が体感できるようになったから 砂糖の効果は実はたくさんあります。 砂糖の効果を知って賢く利用しましょう。 砂糖は温度によっていろいろに変化する 砂糖を鍋に入れて加熱すると、だんだんと溶けてきます。 105℃でサラサラとしたシロップになります。 さらに加
ミツバチがせっせと集めた花の蜜。 蜂は羽で風を送って水分を飛ばし濃縮させているんだとか。 甘いものが少なかった時代にはちみつは貴重な甘味料でした。 でも、ただ甘いだけじゃありません。 はちみつの効果をみていきましょう。 はちみつの効果 疲労回復
「森のバター」と呼ばれるアボカドの脂肪分は約18%もあります。 でも、体にいい脂肪分なんです。 脂肪分だけでなくアボカドは各種の栄養価も高くスーパーフードとしても紹介されています。 アボカドの良さを見ていきましょう。 アボカドの脂肪は悪玉コレステロールを減らします
日本人は無類のエビ好きといわれます。 いただくのはもちろん、お祝いの料理にも欠かせません。 ピンとしたひげに、くるんと曲がった背中から「海の老人」、そこから「海老-エビ」と名付けられたとか。 いろいろなエビがありますが天ぷらでおいしい車エビは、なぜ「車」なのか、車エビの名の由来を見てみましょう。
お正月が近くなると例年、小松菜が日に日に高くなっていきます。 小松菜だけでなく、ほうれん草や三つ葉、水菜などの葉物は軒並みですね。 ですが、お雑煮に小松菜を使う地域は高くても少しは買っておきたいものです。 そこで小松菜がまだ買いやすい時に多めに買って冷凍してみました。 さあ、小松菜を冷凍してお正月に備えましょう。
春らんまんの景色に菜の花は欠かせませんね。 菜の花は咲いたあとの種を絞り油をとってきました。 江戸時代からその油は照明用としてきました。食用にするようになったのはその後のことです。 まだかたく締まっているつぼみと花茎、柔らかい若葉を「なばな」と呼んで春の青菜としていただきます。
あか・き・みどり 3色の食べものをそろえると栄養のバランスがよい食事になることは今や幼稚園や保育園でもしっかり取り組んでいる食育です。 この、3つの食品群「赤・黄・緑」は広島で生まれました。 「栄養3色」がどのように生まれたのか広島県学校栄養士協議会の資料から見ていきましょう。 『3つの食品群は』広島生まれ
まだ寒さの厳しい早春に凍土の中からかわいい頭を見せるふきのとう。 ふきのとうは冬眠から目覚めた熊が最初に口にする食べものとか・・・ ほろ苦いふきのとうは春眠から覚醒するにはうってつけの食材といえるでしょう。 ふきのとうの効能は苦みがにぎっています。 春の到来を告げるふきのとうについて見ていきましょう。
「正月」の「正」の字には「改まる」の意味があります。 昔は1月そのものを「正月」としていましたが最近は1月7日までを松の内として正月とするようになっています。 元旦は幸せと豊作をもたらす「年神様」をお迎えする大切な行事です。そのために各家庭では年末から年神様を迎える準備をして、元旦には様々な儀式で祝い、お供えをしてきま
お正月の「松の内」が明ける1月7日の朝には「七草粥(ななくさがゆ)」をいただく食文化があります。 この七草粥には「春の七草」をきざんで作ります。 同じ七草でも「秋の七草」は花を愛でるもので食べません。 春の七草は寒さの中から芽を出したばかりの「若菜」です。花は咲きますが地味な花ばかり・・・
黒豆といえば正月に欠かせない、お節料理の定番です。甘く炊き上げた黒豆は黒光りしていて、いかにも体によさそうです。 黄色いダイズとは別の品種かと思いきや、黒豆はダイズと同じマメ科ダイズ属です。 食品成分表を見ると黒豆の栄養はダイズとほぼ同じです。ならば、どこがちがうのでしょう? 黒豆の栄養はダイズとほぼ同じ
湖に厚く氷が張るとワカサギ釣りのテントが色鮮やかに広げられます。冬の風物詩ですね。 暖冬でワカサギ釣りができる湖が減ってしまっているのは残念な限りです。 観光地のワカサギ釣りでは釣ったその場で天ぷらにして食べられます。 頭からいただく熱々の天ぷらは絶品ですね。 ワカサギは丸ごと食べると栄養満点です。
イエス・キリストがおくるみに包まれている姿といわれるシュトーレンはドイツで典型的に食べられる発酵菓子です。 クリスマス前の数週間に渡って、薄く切って食べていくそうです。 ゆっくりと楽しむためには合理的な食べ方があるのだとか・・・ シュトーレンの食べ方を見ていきましょう。 シュトーレンには食べ方がある
もちもちパンとふんわりパン、どちらがお好きですか? パンには口当たりが異なるものがありますね。何がちがうのか、また他の穀類との違いを考えてみましょう。 もちもちパンとふんわりパンの違いはグルテンの働きの違い 小麦には米や大麦など、他の穀物にはない独特のたんぱく質があります。
ホキとは聞き慣れない名前ですが、深海魚です。 ホキとして購入することはほとんど無いのでなじみがうすいのですが、たぶんどなたも白身魚のフライなどで食べていると思います。 ホキはフライなどの揚げ物に向く魚とされています。 ホキのフライがおいしいのは訳があります。それは深海魚だからです。
「河の豚」と書いて「河豚(ふぐ)」 ふぐはなかなか庶民には手が届かない冬の味覚です。 今はふぐ調理師の制度がありますから安心してふぐを食べることができますが、ふぐの毒は古くから知られていました。 「河豚は食いたし命は惜しし」にみる食通の心の揺れと開き直りをみていきましょう。 「河豚は食いたし命は惜しし」
アンコウ鍋は「鍋の王者」といわれるほど、通好みのあじわいです。 また、「東のアンコウ西のフグ」と呼ばれる冬の代表的な味覚です。 アンコウは食べられないところがなく、調理の後は「くちびるだけ残る」ともいわれます。 いろいろな部位を「アンコウの七つ道具」と呼んで珍重(ちんじゅう)しています。
わけぎは春先に旬を迎える葉ネギの一種です。 ねぎよりも辛みも香りもマイルドで立派な副菜になります。 ねぎ類特有の数々の健康効果があり、季節になったら取り入れたい食材です。 わけぎの栄養 栄養素は葉ネギとほぼ同じ緑黄色野菜に分類されます。 【わけぎと葉ネギ、根深ねぎ(長ねぎ)の栄養価比較表】 食品100g中の栄養価
ゼリーは季節を問わずうれしいデザートですね。 市販のゼラチンや寒天で簡単にデザートが作れます。 どちらも液体を固めるものですが、どう違うのでしょうか。 ゼラチンと寒天の使い分けでは、衛生面やアレルギーに考慮して選んでいただきたいと思います。 ゼラチンと寒天の特性
数の子はニシンの卵巣を加工したもので、生の数の子を乾燥させた干し数の子、塩漬けにした塩数の子が代表的です。 卵巣には数万の卵があります。数の子は子孫繁栄の縁起物としてお節料理に欠かせないものとなっています。 数の子は子孫繁栄を願うお節の定番縁起物
こんないい方はなんですが、カレイほど、黒いんだか白いんだか、わからない魚も珍しいのではないでしょうか。 しかも砂地にもぐると、どこに行ったのかわからない平べったい高級魚♪ 日本では古くから利用されてきたカレイは種によって旬が異なります。
飽食の現在、多くの方が血糖値の管理について感心が高まっているのではないでしょうか。 牛乳には乳糖という動物の乳に含まれている特徴的な糖質が含まれています。 牛乳に含まれる糖質は糖質制限中でも飲んで大丈夫なのか、みていきたいと思います。 牛乳の糖質は糖質制限中でも飲んで大丈夫か?
飽食の現在、多くの方が血糖値の管理について感心が高まっているのではないでしょうか。 牛乳には乳糖という動物の乳に含まれている特徴的な糖質が含まれています。 牛乳に含まれる糖質は糖質制限中でも飲んで大丈夫なのか、みていきたいと思います。 牛乳の糖質は糖質制限中でも飲んで大丈夫か?
11月15日は「かまぼこの日」です。 日本独特の魚の保存方法として考えられた「かまぼこ」の歴史はかなり古いようです。 11月15日が「かまぼこの日」になった由来と伝説をみてみましょう。 「かまぼこ」の伝説とは
羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)は中国の古いことわざですが、ずいぶん難しい漢字が並びますね。 羹(あつもの)は羊羹(ようかん)の羹(かん)と同じ字のようですが、懲りるような食べものなのでしょうか? そういえば羊羹はなぜ「羊」の字を使うのだろう?
比喩で「もやしっ子」など言うときは、あまりいい言われ方をしない「もやし」ですが、実は見た目以上の実力を持っています。 実はもやしの栄養は発芽することで新たに生まれるものもあります。 もやしの栄養についてみていきましょう。 もやしの栄養 もやしは95%が水分の淡色野菜です。 もやしのカロリーは もやし100gのカロリーは
日本人は麺類が好きな国民で、特にそばにはどこか「粋」なイメージがあります。 昨今は炭水化物が血糖値を上げ、太る原因、いや、様々な生活習慣病を引き起こすと言われています。 そばにはヘルシーなイメージがありますが、本当のところはどうなのでしょうか。
やせた寒い土地でも収穫できる蕎麦。 古代から栽培されていたようですが、今のように細く切ってゆであげる「蕎麦切り(そばきり)」のスタイルになったのは江戸時代だそうです。 蕎麦の通(つう)は、冬でもせいろに盛られた冷たい「もり蕎麦」を注文しています。せいろは蒸し物に使う道具です。
近頃はルイボスティーを飲んでいます。袋に「乳児用規格適応食品」とあります。 袋の表に「カフェイン ゼロ」と書いてはあります。「カフェイン」がないから乳幼児向けなのか・・・? この「乳児用規格適応食品」とは、いったいどんな規格なのか、調べてみました。 お見苦しい写真ですみません 乳児用規格適応食品の規格ってどんなもの?
大豆の加工品のひとつ「油揚げ」は「揚げ豆腐」とか「薄揚げ豆腐」あるいは単に「お揚げ」と呼ばれる、木綿豆腐を薄く切って植物油で揚げたものです。 今は町の豆腐屋さんが少なくなりましたが、朝の豆腐屋さんの店先には揚げ物の匂いが流れたものでした。
昨今は芋といえば、「じゃがいも」や「さつまいも」を思い浮かべることが多くなりました。 ですが、日本では昔から「芋」といえば里芋。なんと稲よりも栽培歴が長いんです。 里芋は縄文時代からのお付き合い 里芋が生活に溶け込んでいることは、十五夜の月を「芋名月」と呼んで、里芋をお供えしたことからも見て取れます。
ブリは古くから日本人に親しまれてきた魚です。 温帯性の魚で日本各地の沿岸でみられる典型的な回遊魚ですが、南日本には回遊しない「瀬つき群」もいるとか。 12月から1月頃の冬にとれるブリは「寒ブリ」とよばれて喜ばれます。特に西日本では「ブリの文化圏」とよばれるほどつながりが深く、正月行事の料理に重要な役割を果たす、なくては
白いごはんをお腹いっぱい食べることができる今、様々な利点がある「麦ごはん」が注目されています。 麦ごはんはお米に大麦をまぜて炊き上げた健康志向の主食です。お米に混ぜても目立たない製品もありますが、あえて大麦の黒状線("ふんどし"とよばれる黒い線)がハッキリしているものを買って「麦ごはん」を食べる自分を意識すると体だけで
活性酸素をなかったことにするファイトケミカルを解説!その抗酸化作用は?
鉄が自然にさびていくように、私たちの細胞壁にくっついて老化を招くという活性酸素。 私たちの身体にはもともと、この活性酸素のはたらきを抑える抗酸化物質がありますが、それも年齢とともに機能が衰えてきます。 近年、研究が進み、この活性酸素と戦ってくれる「ファイトケミカル」を取り入れることがトレンドともなっています。
活性酸素をなかったことにするファイトケミカルを解説!その抗酸化作用は?
鉄が自然にさびていくように、私たちの細胞壁にくっついて老化を招くという活性酸素。 私たちの身体にはもともと、この活性酸素のはたらきを抑える抗酸化物質がありますが、それも年齢とともに機能が衰えてきます。 近年、研究が進み、この活性酸素と戦ってくれる「ファイトケミカル」を取り入れることがトレンドともなっています。
チンゲン菜は日本でもっともポピュラーな中国野菜で、日本の気候風土に合うように改良された一代雑種です。 一枚一枚の葉がしっかりしているところから葉の形を生かした盛り付けが楽しめます。 手軽に料理ができて、しっかり栄養が摂れるところも人気です。 チンゲン菜の栄養と抗酸化作用を見ていきましょう。 チンゲン菜の栄養
「秋鯖(さば)」は秋の季語になっています。 ただでさえ脂が多い鯖にさらに脂がのる「秋鯖」 「秋鯖は嫁に食わすな」といわれていますが、食べたらどうなる? 昔の状況と今の状況を比べて考えてみたいと思います。 「秋鯖は嫁に食わすな」はいじわるか、親切か?
鍋の季節にゆずはなくてはならないアイテムです。果汁を搾ってしょうゆとあわせて「ポン酢しょうゆ」に、甘みをつけて「ホットドリンク」にと大活躍です。 ゆずの果汁を無駄なく使う工夫は楽しいですね。冬はゆずがあるといろいろと楽しめます。ゆずの樹がある家がうらやましい。 ゆずの果汁、そして皮や種の活用を見ていきましょう。
ツナ缶は大方のおうちにひと缶やふた缶、あるのではないでしょうか。 子供たちにも人気のツナ缶はほとんどがプルトップで缶切りがいりません。 また、賞味期限が刻印されていますが、賞味期限は「この日まではおいしく食べられることを保証しますよ」という期間ですから、この日を過ぎたら食べられなくなるというわけでは、ありません。
プルーンは近年日本でも栽培が定着してきました。生のプルーンは皮ごとおいしく食べられます。また乾燥プルーンは機能成分がたっぷりの健康食品です。プルーンの栄養は美肌と造血によく効くミラクルフルーツです。
キャベツはいつも八百屋さんや野菜売り場にあってとても身近に感じる野菜です。 栄養価も高くビタミン類を多く含みます。そのなかのひとつにビタミンUがあります。 キャベツのビタミンUは天然の胃腸薬と言われています。 キャベツの栄養と機能性成分を見ていきましょう。 キャベツから発見されたビタミンUは天然の胃腸薬だった
10月10日は「まぐろの日」とされていますが、なんと由来は万葉の昔までさかのぼります。 そんな昔から日本人はまぐろに親しんできました。ですが、好まれた部位は今とはちがうようです。 10月10日のまぐろの日には、まぐろの栄養について考えてみましょう。 10月10日はまぐろの日
晩秋の候、七五三を迎えますね。 子供が大人になるための人生の節目の通過儀礼で、現在もいくつか残っているもののひとつが七五三です。 子供の数が減り、リッチなおじいちゃん、おばあちゃんも増えて、年々形式と派手さが拡大しているといわれています。 七五三の由来と千歳飴について書いてみます。 七五三の由来
生きているタコって、かなりとらえどころのない形をしています。 世界的に見て、タコを食べる国は少ない中、日本では弥生時代から好んで食べていたとか。 世界の水揚げ高の約6割が日本での消費と聞きおどろきます。 日本へのタコの輸出で経済的に豊かになった国も・・・ タコの栄養と周辺の話が興味深いので、ご紹介します。
かぶと大根は白いし、「春の七草」にも並ぶように入っているし、用途や機能機能も似ています。 同じアブラナ科でもあり、兄弟分のように感じてしまいますが、ずいぶん違いがあります。 かぶの栄養をみながら、大根との違いも見つけてみましょう。 かぶの栄養① 根の部分 かぶは根の部分と葉の部分で栄養価がずいぶん違います。
魚偏に雪と書いて「鱈」、鱈は雪の舞う季節に漁獲され、その白い身からも「鱈」の字はピタッリです。 また、鱈は冬の北国を代表する魚でもあり、切り身、棒だら、すき身になり、たらこ、白子など、日本の食文化を支えています。 栄養豊富で低カロリーな鱈を味わいましょう。 鱈の栄養と効果 タラといえば「マダラ」
かぼすとすだちが出回ると秋を感じます。 秋の味覚の焼き魚や料理に果汁を絞ると味が引き立つのはもちろん手に移った香りまで楽しめます。 香酸柑橘(こうさんかんきつ)は柑橘類の中でとくに酸味が強い品種のことです。 かぼすとすだちで秋の味覚を楽しみましょう。 かぼすは魚料理に欠かせません
かぼすとすだちが出回ると秋を感じます。 秋の味覚の焼き魚や料理に果汁を絞ると味が引き立つのはもちろん手に移った香りまで楽しめます。 香酸柑橘(こうさんかんきつ)は柑橘類の中でとくに酸味が強い品種のことです。 かぼすとすだちなどの香酸柑橘で秋を楽しみましょう。 かぼすは魚料理に欠かせません
スーパーフードは身近にもたくさん!日本古来のスーパーフードを検証
昨今、スーパーマーケットでは「スーパーフード」のコーナーがあり、なじみが薄い食品が並んでいます。 なにか体にいいことがあるのだろうか?と思いますが、結構いいお値段ですし、基本的に身近で手に入る食べものをいただいて命をまっとうするのが本来だろうと思うので見るだけにしています。
みかんといえば温州みかん!そういう名前であることさえ知らずにいるほど「みかんといえば温州みかん!」です。 そのみかんは江戸時代初期に日本に伝わりました。 当初は武士の間で珍重されていたようですが、その後、庶民に広がりました。
バナナはいつでも売っている身近な果物です。 価格も長い間ほとんどかわっていないように思います。 バナナは手軽な朝ご飯やおやつとしたり、スイーツの立役者として、また、トライアスロンなどのハードなスポーツを支える補給食として、いろいろな活躍を見せてくれます。
「ぼたん」はいのしし、「もみじ」はしか、では「さくら」は、な~んだ? というなぞなぞ、聞いたことがありますでしょう? 答えは「馬」です。馬の肉は「さくら肉」と呼んでいます。語源は諸説あるようですが、空気に触れるときれいなさくら色になるからだとか。
今の日本では何でも好きなときに好きなだけ食べられるいい時代ですが、いいお肉を買って、家族で囲む「すき焼き」はやはりぜいたくなごちそうではないでしょうか。 子供たちも家族で囲むすき焼きは心が浮き立つと思います。 そんなところに、香りに特徴がある春菊は「なくてもいい」いや「ないほうがいい」と思う方もいることでしょう。
独特の香気がある春菊は様々な効果があり「食べる風邪薬」とも呼ばれて古くから用いられてきました。 青物として、小松菜やほうれん草と同じ棚に並べられることが多い春菊ですか、「キク科キク属」に属する別の葉物です。 春菊の栄養と効果をみるとβ(ベーター)カロテンたっぷりの香りの野菜であることがわかります。 春菊の栄養
れんこんは泥の中に根を張り、美しい花を咲かせます。その美しさに俗世を超えた極楽浄土の象徴となっています。 また、大賀一郎博士によって泥炭層から見つかった2000年前の蓮(はす)の種を栽培し開花したことから、生命力の強さも話題になりました。 中国ではれんこんは不老食とされています。
奈良時代以降、魚は「真菜」と呼ばれ「真のおかず」の扱いでした。 その中でも鯛は「魚の王様」でした。特に真鯛はすがたかたちの美しさ、クセのない味わいが愛されています。 真鯛はおめでたいときの魚としてちょっと近寄り難い雰囲気も・・・ 真鯛の旬はいつなのかをはじ7め、真鯛について書いてみました。
米の歴史 原種はどこから 野生のイネの原産地は中国の南部からインドにかけての地域だとされています。 栽培が始まったのは約6000年程前とされています。 温暖で湿気の多い土地を好むためユーラシア大陸の乾燥した西へは伝わらず、原産地周辺の狭い地域に限られたようです。
トンカツ、ハンバーグ、カツカレー・ハヤシライス・オムライス・スパゲッティナポリタンなどなど、今ではおなじみの洋食メニューです。 洋食といわれてきたトンカツ、ハンバーグなど、箸で食べるようになり、和食と洋食の垣根が低くなったように思います。 日本人の味覚に合わせて変化していった洋食と言われる料理をみてみます。
「万葉集」にきのこの香りをたたえる歌があるそうで、日本では古くからきのこを好んで食べてきました。 きのこは健康志向の高まりから、低エネルギーで食物繊維を含む食品として注目を集めています。 しいたけ、ぶなしめじ、えのきだけ、まいたけなど大量に栽培されていて一年を通して手軽に楽しめます。
昆布は「よろコンブ(喜ぶ)」として日本古来の縁起物(えんぎもの)の地位を守っています。 幅の広い海藻は「広布(ひろめ)」と呼ばれて、結婚披露宴の「お披露目(ひろめ)」の語源にもなったとか。 戦国時代には必勝祈願の品でもありました。
肉食が中心だったヨーロッパでは、豚は古くから飼われていました。 寒さが厳しい冬は畑での収穫ができないため人間の食べものも節約しなくてはなりません。草や木の実も少なくなるため、家畜のえさも工面しないとなりません。そこで寒くなる前に豚をハムやベーコンに加工して保存、冬の間の大切な食べものとしてきました。
わたくし事ですが、アジが大好きです。アジといえばマアジ。お寿司はまず、アジ(とホタテ)です。 子供の頃はアジの煮付けやアジの干物がよく食卓にあがりました。今も以前も、町の暮らしですが、これが海の近くでしたら、干物より生で食べることが多かったと思います。
豆腐は江戸時代の頃から夏は冷や奴、冬は湯豆腐として親しまれてきた、庶民の貴重なたんぱく源です。 それだけにいろいろと含蓄(がんちく)のあることわざが伝えられています。 豆腐のことわざに人生の教えを見てみましょう。 豆腐のことわざ ① 豆腐も煮えれば締まる
鰯(いわし)は古くから大衆魚としての位置づけにされていたようで、貴族が食べるものではなかったようでした。 紫式部も鰯を食べて、家に帰ってきた夫にたしなめられた逸話があります。 昔から大衆魚として親しまれてきただけにことわざも多数あります。 庶民に親しまれてきた鰯のことわざのあれこれをみてみましょう。 紫式部も鰯を食べた
長芋は「ヤマノイモ類」のひとつです。 ヤマノイモ類は世界でも珍しい、生で食べることができる唯一の芋類です。 ヤマノイモ類のヌルヌルの成分名やなぜ生で食べられるのか、不明な部分もあるそうです。 まだまだ世界は謎に満ちていると言えますが、長芋の栄養と考えられる効能を見ていきたいと思います。
長芋は「ヤマノイモ類」のひとつです。 ヤマノイモ類は世界でも珍しい、生で食べることができる唯一の芋類です。 ヤマノイモ類のヌルヌルの成分名やなぜ生で食べられるのか、不明な部分もあるそうです。 まだまだ世界は謎に満ちていると言えますが、長芋の栄養と考えられる効能を見ていきたいと思います。
鶏肉の部位、特に手羽と呼ばれる部分があやしかったのですが、手羽を三部位に分けることで、すっきりしました。それはチューリップと呼ばれる部位です。 鶏肉の部位がわからない!? では、ご一緒に確認しましょう♪ 鶏肉の部位の販売表示、肉は五つ
「隣のおはぎと遠くの夕立来そうで来ない」おはぎ・ぼたもちのことわざに笑う
「おはぎ」と「ぼたもち」はしばしばことわざに登場します。 日本人のユーモアと哀愁が相半ばした「おはぎ」と「ぼたもち」のことわざを紐解いてみました。 甘いものに,かつえることがない今の時代には想像力が必要かもしれませんね。 「となりのおはぎと遠くの夕立、来そうで来ない」
ヨーグルトは発酵乳のひとつで爽やかな酸味が特徴です。 古くからヨーグルトを常食している民族は健康で長寿と言われています。 ヨーグルトの効果とダイエットについてみてみましょう。 ヨーグルトの効果 健康の維持に働く効果として以下のようなものがあります 有機酸を作る(乳酸・酢酸) 腸の動きを活発にします
スタミナ野菜の代表格、にんにくはあの強い香りがないと成り立たない料理がある一方で高い強壮効果が期待される薬用植物でもあります。 確かな強壮作用があることから仏教のお坊さんは食べることが禁じられることもあったそうです。 小さな白い球根野菜にんにくの効果効能をみてみましょう。 にんにくの効果と効能
白菜も一年中売っているけれど、やっぱり寒い時期ですよね。 ずっしりとしてやわらかそうな白菜だから買ってきたけど、白菜レシピなんにしましょう?豚肉とあわせるのはどうでしょうか?野菜がたくさん食べられるし、豚肉は疲れに良いといいますよ。 白菜のレシピ、煮るなら豚肉をおすすめします
白菜も一年中売っているけれど、やっぱり寒い時期ですよね。 ずっしりとしてやわらかそうな白菜だから買ってきたけど、白菜レシピなんにしましょう? 豚肉とあわせるのはどうでしょうか?野菜がたくさん食べられるし、豚肉は疲れに良いといいますよ。 白菜のレシピ、煮るなら豚肉をおすすめします
シニアには松茸と並んで舞茸にはきっと特別な思いがあるのではと思います。 なぜならちょっと前まで、舞茸は幻のきのこと呼ばれていたからです。いつからしいたけやえのきたけ、しめじと並ぶようになった? そして舞茸の人気レシピを見て、少々驚きました。いろいろな食べ方で舞茸を楽しんでいる方が多いことに気がついたからです。
なめこの味噌汁はお好きですか? なめこはやっぱり味噌汁ですよ
なめこは滑茸(なめたけ)とも書き、粘性でスベスベした「なめらかなきのこ」の語源から名前がつきました。 日本人は昔からこのヌラヌラを持った食べものに親しみを持って接してきた世界有数の民族だそうです。 なめこは一年を通じて流通していて、寒い時期、暑い時期の楽しみ方があります。
世界に約1万種あるといわれるキノコのうち、日本には約3000種が確認されています。そのうち食べられるキノコは80~100種といわれています。「香り松茸、味しめじ」といわれるしめじの栄養と効能について見ていきましょう。 しめじの栄養は
ブロッコリーはカリフラワーと並んで野菜の中では数少ないつぼみを食べる花野菜で、独特の形をしています。 ブロッコリーの先祖は青汁で知られるケールで、アブラナ科の野菜として親戚に当たります。 ブロッコリーは人気の野菜として普及していますが、それは栄養的に大変優れていることが広く知られるようになったからだと思います。
ブロッコリーの栄養と効果は がん予防、血管のアンチエイジングに大活躍
ブロッコリーはカリフラワーと並んで野菜の中では数少ないつぼみを食べる花野菜で、独特の形をしています。 ブロッコリーの先祖は青汁で知られるケールで、アブラナ科の野菜として親戚に当たります。 ブロッコリーは人気の野菜として普及していますが、それは栄養的に大変優れていることが広く知られるようになったからだと思います。
ご存じ千葉県八街(やちまた)は落花生の産地です。 ひと頃ピーナッツに発がん性のあるカビがつくことがあるとの注意喚起がありました。 八街の殻付き落花生は国産品としてお値段もなかなかですが、おいしく安心して食べられると思いました。。
しいたけは近年、食材としてだけでなく、生体機能調節効果が大きく取り上げられるようになり、健康食品としても脚光を浴びてきています。
ぶどうの品種は5000種とも1万種以上とも言われるぶどうは世界中でもっとも多く栽培されているフルーツです。 その8割はワインになりますが、日本では8割が生食用です。 主成分は果糖とブドウ糖なので素早くエネルギーになり体力回復に役立ちます。 他にもぶどうには効能が一杯。秋の楽しみのぶどうの効能を見ていきましょう。
昔から漢方の生薬として使われてきたかりん。 ペクチンが多く、ジャムやセリー、砂糖漬けに向きます。果実酒もよく作ります。 咳止めの効果が期待できます。 いろいろな効能が期待できるかりん。 そのままでは堅くて渋くて食べられません。あんなに良い香りなのに、なぜあんなに堅いのか・・・ そしてアミグダリンによる毒性もあります。
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