「いまから、こちらを出ます。ナビによれば到着はこのくらいの時間になりそう」 「気をつけて、安全運転で」 反射するようなタイミングで返信が返ってくる 「僕を…
遠距離の婚外恋愛という私たちの恋はいつの間にか25年になった。きっともう何があっても、絡めた小指は外れることはない。 けれど時々訪れる、鼻炎のような寂しさとの併走は、この恋の贖罪。
「いまから、こちらを出ます。ナビによれば到着はこのくらいの時間になりそう」 「気をつけて、安全運転で」 反射するようなタイミングで返信が返ってくる 「僕を…
「逢う日、ね。診察を入れたの」 「診察?」職場はダラダラと感染症の余波が落ち着かず、休みにくい状況が続いていた。また今年度はコロナ罹患や濃厚接触などで有給消化…
「何をおいても、とにかく安全運転で」 「・・・うん、でも、ちょっと怖い」 「そうだろうね」 雅治はそう言う細かく深く掘ることも過保護に庇う素振りもしない「僕…
11月に逢った後。いつだったか、ふいに「次」の約束の話になった。 「3月・・・かな」 「3月か・・・」 半年や1年、下手をすれば3年、5年。声も聞かず言葉を…
自分でブレーキがかけられなくなってる。かってに回転数が上がった車のようで意識しないと、ただとにかくひたすら動いてしまう 考えなくてもいいことを考え気にしなくて…
かいていることは、もう半年近く前のこと20年以上前のことを、映画のように覚えているのに11月の時は、穴から抜け落ちたように覚えていなくて後ろから見られているよ…
コンビニの駐車場に停めて、雅治を待つ そう言えば、あんまり「私が待つ」シチュエーションって無い、無かったなと思いながら、手持ち無沙汰と何かをしていないと落ち…
「sanaは・・・1時間しか逢えないんだったら、僕に逢いたくはない、の?」 「そんな・・・どうしたの。逢う事に無理やり道をつけるようなヒトじゃなかったでしょう…
何度か言われてきた 「僕は、sanaの邪魔をしたくない」 雅治は、ずっと変わらずそういう愛し方それが私への、自分のできるベストの愛し方だと ・・・嫌だ僕か…
今(2月)はこんな物思いもだいぶ明けたけれど 11月、12月はだいたいテンションが落ちる。年間疲労というか、テンションアゲのストックが切れたというかいろ…
それから 家では、特に娘が居る時にはLINEを開くことを避けた指紋認証でロックがかけてあるとはいえどういうポロリがあるかもわからない 雅治とのLINEも、基本…
年末に書いていた続きを、引き続き年末はいつもメンタルが少し下り坂でなので、思い出しながら書いていますがそれでも重いです 「ママ!見て!!恋人の展望台!…
「代わりのひとの勤務の予定とか、院内の状況は大丈夫なの?」 「隔離開放になって、だいぶ院内の感染の波は引いたわ。だからパートさんにも来てもらえる・・・来週だっ…
経験・・・って望んでするもののあれば、望んでなくても、なんだかなりゆきでするようになる、ものもあるなあって スポーツには全く縁のない、文化部バンザイな人生…
1時間の昼休みそこに「急患でーす」が飛び込んでくるのはあるある話 また、時間通りにきっちり休み時間を取らなければならないというよりも、タイミングで臨機応変、休…
今期は、3科目試験があってそのうち、2つ合格すれば卒業は決まる全部で14科目、スクーリングやレポートもあった。ここまでよく頑張ったワタシ。 でも私の中ではど…
「2月6日まで、電話ストップで」 「お疲れさま。では2月6日に」 非日常を切り離す 切り離・・・いや違う・・・でも結果的には切り離してる、か(苦笑)雅治にす…
持病の受診日。 いつもは1日お休みとってその日は唯一のんびり(と言っても家のことをするんだけど)できる日 なのですが 世間の流行に乗り、職場は年末からお祭…
あけましておめでとうございます穏やかで争いのない一年になりますように 旧年中は、お越し頂きありがとうございました 年々、時の流れるスピードが速くなり情報…
『手の中の青い鳥』答えは一択 やましいことなどなにひとつ過去も今も未来にも一切ない顔をする [MV] 僕はこの瞳で嘘をつく / CHAGE and …
「大丈夫なの?ブログ見たけど。娘さんにバレたってこと?」 先週は何回電話、今週は何回・・・。非日常な瞬間は覚えているのに、日常をしっかり覚えていられない だ…
答えは一択 やましいことなどなにひとつ過去も今も未来にも一切ない顔をする [MV] 僕はこの瞳で嘘をつく / CHAGE and ASKAwww.yo…
女の子はするどい前に、こんなことを言ってきたことがある 「どうしてパパと結婚したの?ママの好きなタイプって、パパとは違うタイプでしょ」 「・・・好きと結婚と…
サービスエリアから、車を出していた時だった 「ん?」 助手席の娘が、私のスマホを触っている 「ん??」 画面ロックが外れ、見えているのはLINEだっ…
「ママ。楽しいね」景色の流れる窓の外を見て、娘が歓声を上げる 日曜日その日は娘と、高速道路を走っていた 高速に乗ることが増えた私と違い、娘は県外に出ることな…
逢う日が決まったのは10月の半ばくらいだった。 「平日に休みを取ってこちらに車で来る。だから中間地点で逢おう・・・その提案というのは、ひょっとして、あのぅ…
10月から12月は、運気的にあまりよくない3か月年運は良くても、月運がね身体も心も、割と重くなりがちで。無理やりに引き上げるテンションも空回りしがち なんだけ…
「偶然会う、のは、ホントにちょうどいいタイミングだった。終わってはいたけど、会えて」 「ちゃんと終わらせた、わけね」 「そうそう」「なんで私、この話をリアルタ…
どんなに苦しくて悲しくても 日にち薬、という言葉がある 時はいつの間にか過去になる。痛みも悲しみも、喜びもセピア色の写真になる 「でも、10年以上経っても…
「もう・・・かまってちゃんじゃない」 「そういうこと、今思えばそう」 20代の頃は、勿論仕事もしていたけれど、お互いの恋にどっぷり浸かり、謳歌してた。泣きな…
「えっ、事務局長、あの内縁の人と結婚したの!結婚しないって言ってたんじゃなかった?」 「よく覚えてるわね、でもそう聞いた。前の奥さんがいた、その前からの関係だ…
「・・・でもよかった。退職後すぐに別から来てくれって話が来るなんて、今までの仕事の仕方が間違ってなかったってことよ」 平日の休み。時間単位での予定満載のなか…
今、大学の試験期間中。人と同じで、科目との出会いも一期一会。落とし込めたパイが多いほど、視野が広がるはず。 心理学、と一口に言っても様々で。 今は日常に即した…
「・・・あのね、僕は人間だよ」 「人間だったら、嫉妬もヤキモチも、妬み嫉み、どろどろした感情は持って当たり前でしょう、僕だって人間だ、だからそんな起伏はある。…
「雅治は・・・感情の起伏が・・無いんじゃないけど、あえて動かさないというか、動いてないように見せる」 「うん?」 「いつもそうなの?」 「ええ?」 「雅…
「こんなことがあったの」 と、電話で話し始める 「ふうん」 「・・・ねぇ。私はこの件でこう思ったんだけど。同じことが雅治に起こったら、どう思う、どう考える…
おはよう。今日は、12:05くらいから大丈夫 はい、じゃその時間に LINEでは、このパターンが日々繰り返される LINEのなかに、細かい伺いはあんまりなく…
「sana、もし・・」 「何?」 「・・・もし。急な天候不良とか、動かせない予定が急に・・」「ん?」「そうなったら、残念だけど中止せざるを得ないことになる、…
じゃ、僕があげた日程以外で、sanaの都合のいい日は? え?僕があげた日程が、雅治の都合がいい日でしょう? ぐっ、とギアが変わる気配がする 抵抗しても…
「sanaのほうの色んな都合と合わせて、また日にちを教えて」 「出来ない日・・・は、でも、逢いたくないでしょ?」 「・・・・うーん・・・まあ、うん」 なん…
「僕が、その中継地まで出向けば。もう少し逢えてsanaも行き来の運転時間が短く・・・なるかなと」 「電車だと乗り継ぎにかえって時間がかかるから車で行く」 「・…
「次は・・・いつになるでしようね」 「うん、もう来年かな・・・4月の横浜?」 「横浜かぁ・・・私、行けるかな」 「すぐだよ、4月も」 無理はしないふわっと着…
ある日。送られてきたのは、若い頃の写真 「断捨離してたらでてきました」 そんな一文が添えられて 学生時代の同期と、距離を置いてる 理由?めんどくさいから…
「僕は・・・それを聞いて少し羨ましいと思った。何も考えず、家族や他の人の混乱や迷惑も顧みず、ただ自分の心ひとつに従って恋に生きて死ぬ。これ以上思い残すことの無…
「話したことがあったかな。大学の先輩の話。僕の知り合いと結婚して・・・そうだ、前に学会でその奥さんのほうには会ってるよ、覚えてない?」 「ああ・・・たしか、御…
「ねぇ・・・知ってる?」 「知らない」 「・・・もう」 「ふふふ・・・何?」 「・・・私たちはもういい歳で。それにずいぶんな歳の差があるってこと、ご存じ…
「ねぇ?」 「何?」 「聞いていい?」 「うん?」 「逢いたいの?それとも、シタいの?どっち?」 「ええ?」 「逢いたいとシタいは、どっちが多いの?」 …
「ああっ!待って・・・もうイヤ!」 上から下から、外から中からの振動に耐えかねて、雅治の手から弾いたハンディマッサージ機はベッドの端に転がった 「もうやめて・…
「・・・目が覚めたの?」 徐々にしまる腕、脚には雅治の脚が巻きついてきていた。背後から抱かれ動きが制限されたなか、首だけで後ろを向くと、はまり込むように雅治の…
覗くと、まだ部屋は薄暗くて。私がバスルームに立った時と何も変わらない様子雅治は仰向けでまっすぐに寝ることが多いみたいだけど。でも今は、私がいた場所に手を伸ばし…
「もう・・・・・・」 雅治から声が上がるまでに、数分かかっただろうか崩れ落ちるように、身体から力が抜けていて抱えられていた腕をずらして身体を離した。力なくぱ…
「んん・・・・・っっっ」恍惚の表情は、細く長い溜息を従えていた 目を見開き、我に返るように私を見て パン・・・パンパン・・・ 音を立て動きはじめる 今に飲み…
何を今さら、だけど 学習は、切れ目なくの継続が大事。間違えたとこを細かく覚えていて何度も見て、似たような問題を繰り返し解けば、そのうち間違い問題の中に共通点や…
「・・・・・あぁ・・・」 前はその声を続かせようと、思わずの力が入った焚きつけているのに、私に火がついてどうする「・・・少し、痛いよ」そんな、前と同じ間違いは…
「疲れた・・・今日は、もうたぶん無理だね」 そう言っていたのにシャインマスカットが効いたか(笑) 触れるとそれはまるで疲れてないかのようで 「ええ?ウソでし…
私の身体をはしごのようにつたって雅治は少しずつ、、身体を下にずらしていき私の乳房を捉える少しずつ、唇を這わせゆっくりと舌を使い、そっと転がしついばみ、舐め、吸…
滑り込んだシーツのなか言葉なく静かに腕は私に絡み徐々に身体の間にあった隙間を無くしていく身長差は30センチ以上あるから対等に抱き合うにはならなくて・・・対等っ…
「あれ、TV?。それに、ソファに座ってるんだ」 どうしたの。いらない音を嫌うのに、珍しいねと言葉尻で言い、こちらに目を向ける 私は普通の人より感覚がとりわけ聴…
ふわっと上がる湯気と、絹のような水しぶき 「ん・・?」 肌から立ちのぼる残り香雅治の匂いがする 「ん?」 思わず、腕に鼻を近づけた違う濡れた肌は、ただ水滴…
我に返ると、目に入るのはそこらへんに散らばる洋服 「靴下・・・片方無い。ショーツも」 「このベッドのどこかにあるから、慌てて探さなくても出てくるよ」 シーツ…
「そのまま来て」「でも今日は」 「いいの、大丈夫」「電話で、そうは・・」「大丈夫」理性みたく言葉を重ねるけどもう喋る声も切れ切れになるあれから私は、妊娠を狙っ…
抱えられ、動かされたら抵抗できない力ではなくて、ムードに負ける雅治は私を抱え込むと、ベッドに下ろした下は脱がされたけど長めな上着はまだ纏ったまま。でも前が開き…
「ね、キスして」 攻めているのは雅治なのに、そんなひと言で急に追われる人かのように景色が変わる忘れてた。それを指摘されたように少し慌てて唇を塞いでくる「もっと…
抱えていた荷物をソファの側に置いた途端それを待っていたかのように、声もなく雅治は私に襲いかかった 甘やかな、ふわりとしたいつもの優しい紳士然とした振る舞いでは…
精一杯の平静を装い、浮かびそうな笑みをかみ殺した雅治のよそ行き顔 ちゃんと約束どおりに結ばれたネクタイと留められているネクタイピン それらを見たら こんなにカ…
「ベストタイミングだったね」 「今着いたの、ホントに今」そう言い、目を合わせたジャケットの下、ネクタイが見えているそこにはデザインで一目惚れした、ペンを模した…
ドラム洗濯機が、脱水出来ませんと声を上げる土曜日雅治のもとに行くギリギリまで日常と非日常は交差する。今日の日差しを使っておこうとタオル地の掛け布団を数枚洗った…
過去の今日、書いた記事と管理ページに表示されてくる、過去記事 2年前はまだ、こんな風に思ってた まだ掴めず、まだわからずそれでも求めて、やっぱり離れられ…
数週間前に一度雅治の起こした波に巻かれて逢ったけれど 前から決めていた予定は、今日 「ぼかし言葉で書くの、だんだん難しくなってきたんですけど。出来事そのままが…
「診察、明日ではありませんか」 「そう、午前中にね」 もうすぐ、手術してから1年になる経過は順調でその後の検査も、大きな変化はなく過ぎていた 「明日は、…
今日は、12:00くらいから大丈夫 はい。じゃ、そのくらいで 午前中に、そんなLINEが往復するだけど、時間割がきちんとある雅治よりも勤務が予定どおりにいか…
「由子ちゃんがひとりで来ることは無いよ。sanaが一緒でしょ。久しぶりに会いたいな」 ふわっ、とモヤッとする 由子を連れていったら、会えるけど逢えないじゃな…
時はまた、いつもと変わらぬ毎日に戻った 「そうそう、昨日久しぶりに由子と話したんです」 「懐かしいな、彼女は元気にしてる?」 由子は3つ下の後輩。同じゼミで…
あっという間の、時は過ぎる 予定を、15分オーバー グズグズしたいけど、できないそんな気持ちは、雅治がシャワーを浴びて出てくるまでに、さっきまでの気配がない…
「・・・あと10分、10分だけこのまま」 「ふふ・・了解」逢瀬の時間が残りわずかになると雅治は、私に自分の痕をつけはじめるキスマーク・・じゃない征服の痕をこれ…
「失楽園の原作のほうはお読みになりました?映画じゃなくて」 「ん?」 「映像は大ヒットだったけど・・・何というか単調で物足りなかった。本のほうがもっとエロテ…
背後からくるりと腕の中に包まれたままで会話は続いた 「亡くなったね、あの俳優さん。知ってる?ニュースで」 「え?」 「あの・・・ほら」 「失楽園の?」 「…
「ねぇ」 「うん?」 「・・・疲れた?」 「うーん・・・」 「じゃあ、ジムに行くのとこれとではどっちが疲れる?」 「うん? んー・・・・」 ピロート…
痙攣が緩み、弛緩した私の身体を動かして上に乗るように誘導されるけれどされっぱなしだと、もたない身体を離すと雅治の下半身に唇を這わせた「んんっ、待って」形勢が逆…
雅治は、さらりとした肌をたちまちに湿らせていき手の中の雅治は、いつもより膨張していた私はもう日々の比較ができるほど雅治の身体を知ってる、そんな誇らしさを媚薬の…
身体を流して、ベッドで待つスマホをいじって、お馴染みブロ友さんたちの今日を見終わるにもならないうちに、腰にタオルを巻いた雅治が滑り込んでくる「かけてくれてる?…
好きで、逢いたくて逢った後の数日は、どうにも渦巻くように考えてしまう なのに、逢う時は久しぶりも全部ひっくるめて逢うのが怖いくらい緊張して 部屋に入っても初め…
2時間の滞在はたぶん無理運転しながら時計を見、ホテルの門をくぐる まだためらっていた。こんな時間になんて、ほとんど空いてないかもしれない、ほかを探すほど時間…
「初めてでしょ。雅治が、逢うを動かすなんて」 「そう?・・・でもsanaだって、前回は試験も何もないのにただ僕に逢いに、逢うためだけに来たでしょ、違う?」 …
昨年の手術以降、電話でささいな互いの今を告げあうようになり、それはしだいに当たり前の日常になった だから今は、逢うのに昔みたいな緊張感はなくて雲か霞かみたい…
時計を見た・・・あちらの会は、もう始まった頃 「申し訳ありません、次に予定がありますのでこのへんで失礼させて頂きますね」 「お疲れさま」 試験が済み、呼ば…
○○駅は、私の試験会場と、雅治の仕事会場の間。 私の知り合いに会うこともない。また、雅治と同じようなルートで来られていた先生方がここで降りることはまずない。大…
そちらが終わってこっちに来てくれたらちょうど逢えるよ ・・・その会場まで行くには少し遠いわ。終了後に〇〇まで来られませんか。 私たちはこんな風に、逢…
こちらが終わるのが15:40予定だから。そちらが終わってこっちに来てくれたらちょうど逢えるよ 来た返信に、指が止まる 「え・・・?」 LINE画面に対…
「もう言っておこうか。その日、その試験会場の近くまで行く、仕事で」「でも、逢うなんて無理じゃないですか?他の先生方もいらしてるんでしょう?まさか、随分と危険な…
逢いに行くため、じゃない試験を抱えてるホントはあんまり取るつもりじゃなかったのに「おめでとう。じゃ、次は○○だね」 と合格を報告したLINEには書いてあった。…
「筆が止まってる。書こうと思うことが無くて」 「じゃ、書かなければいい」 数年前の私なら「書かないでってこと?」と取って凹んでたけど そうじゃない。ただ無理…
この夏は、実家で飼っている犬の手術や、母の目の手術などがあり、いろいろと気忙しい。 昨日、まずは犬の手術が済んだ。 娘が飼いたい、だけど我が家では飼えない 「…
話していて 私にはできない おそらく、働く環境が全く同じだったとしてもできてないだろうなぁと思うことを確実に雅治は積み上げていることに、改めて気づくことがある…
土曜日、日曜日、月曜日 火曜日・・・と空いて 水曜日、今週初めての声を聞いた 「お久しぶり」 「お久しぶり・・・って、たった4日でしょ。そんなに長いことじ…
「大学、卒業を一年延ばそうかな・・・と思うんだけど」 春学期に予定通り10単位分稼いだ。夏、秋、冬学期で14単位取れたら卒業。出来ない単位数じゃない。来年度…
「先生は、以前からすると随分変わられましたね」 ブロ友さんから頂いたメッセージの中に、こんな一文があって その方はとても優しい、無理のない文章を書かれる …
アメブロ以外にも、SNSと言われる媒体は使ってるこちらは、そのSNSには載せられない内容ばかりだから、そっちの方はもっと日常な感じの、ホントの私の毎日の色々を…
私の、雅治への質問はだんだん熱を帯びてくる 「自分の枠の中に入ったら、自分のものになった妻にはそういう興味は湧かないの?」 「それは・・・ご主人に聞いて…
「昨日のは・・・だいぶリアルに書いたね」 雅治の声は苦笑を含んでいた 「えっと・・・どれ?」 「ほら、中でどうこう・・・って」 「あ、ああ」 耽美な物語…
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「いまから、こちらを出ます。ナビによれば到着はこのくらいの時間になりそう」 「気をつけて、安全運転で」 反射するようなタイミングで返信が返ってくる 「僕を…
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11月に逢った後。いつだったか、ふいに「次」の約束の話になった。 「3月・・・かな」 「3月か・・・」 半年や1年、下手をすれば3年、5年。声も聞かず言葉を…
自分でブレーキがかけられなくなってる。かってに回転数が上がった車のようで意識しないと、ただとにかくひたすら動いてしまう 考えなくてもいいことを考え気にしなくて…
かいていることは、もう半年近く前のこと20年以上前のことを、映画のように覚えているのに11月の時は、穴から抜け落ちたように覚えていなくて後ろから見られているよ…
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「sanaは・・・1時間しか逢えないんだったら、僕に逢いたくはない、の?」 「そんな・・・どうしたの。逢う事に無理やり道をつけるようなヒトじゃなかったでしょう…
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それから 家では、特に娘が居る時にはLINEを開くことを避けた指紋認証でロックがかけてあるとはいえどういうポロリがあるかもわからない 雅治とのLINEも、基本…
年末に書いていた続きを、引き続き年末はいつもメンタルが少し下り坂でなので、思い出しながら書いていますがそれでも重いです 「ママ!見て!!恋人の展望台!…
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経験・・・って望んでするもののあれば、望んでなくても、なんだかなりゆきでするようになる、ものもあるなあって スポーツには全く縁のない、文化部バンザイな人生…
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「どう?痛い?」 「痛い」 「今日の調子はどう?」 「良くないね、変わらないよ」 「良くないかー・・・」 2度目の手術の痛みは、最初の手術の痛みとは違っ…
「数学科も受かってたんだけど。兄貴がね、それよりもこっちのほうが将来性があるからいい、と言うから」 「でも、こっちに来たら、数学の先生にはなれませんよ」 「う…
「・・・よく似てる、ね、確かに」 電話口で、雅治はそう言った。 電話で、LINEで話し、雅治の日常が見えてくると面白いことに気付く 朝晩の「パートナーのル…
「例えば?僕と・・・どこが似てる?」 「例えば・・・」 私を、「枠」にはめようとはせず私を、変えようとはしないまた、およそ私を束縛することはない 近しい…
今日のブログに、少し補足。長いこと、私のブログをお読みいただいている方は 私の、心の中での母との葛藤をご存じ頂いているところだと思います 最も、苦しかったのは…
雅治とパートナーが似ている、の前にパートナーとのことを、少しだけ 急転直下の「今日から結婚前提で恋人です」以降 「sanaを知らないから、きちんと理解した…
そこまで、雅治に話して 「馬鹿げた空想みたいな・・・夢物語みたいでしょ。だから信じるか信じないかはまあ。私だって未だに、過去世とかなんとか、そうなんだから…
結婚する その報告に、私は先生の携帯ではなく、先生の職場の電話を使った 向かいあうような個人の電話には言えない 精一杯華やかに嬉しげに、お久しぶりですの後に…
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「痛い?」 「痛い。寝にくいね」 「そっかー・・・やっぱり痛いかー・・・・」 痛い、に伴う不調は想定内とは言っても痛いわけで。 「痛い」を、日によって変わる体…
無事に終わったよ 予定されていた手術時間、部屋に帰って来るならこのくらい・・・それとそう前後しないタイミングでLINEが入った 早くもなく遅くもない、予定通り…
おはようございます今日になりましたね。昨夜はよく眠れましたか ずいぶん遠いから 私の身体は傍にはいられませんが でも、気持ちはずっと雅治の隣にいます手術の間…