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めたすらいむの舟 https://metal-metal-slime.hatenablog.jp/

音楽(ヘヴィメタル、特にデスメタルとブラックメタル)、書評、美術館などの体験記を通じて、文書作成を楽しんでいます

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2019/05/28

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  • 東野圭吾 / 秘密

    秘密 (文春文庫)作者:圭吾, 東野発売日: 2001/05/10メディア: 文庫 東野圭吾 / 秘密 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 自分にとっての東野圭吾第一作目。理由は…ミステリーっぽい長編であること、安いこと(ブックオフで買いました。ごめんね)の両方を満たしていたこと。 2.内容 第52回日本推理作家協会賞を1999年に受賞したという作品。作者のデビューが1985年ということなので、キャリアを重ねてからの著作である。文春文庫からのリリースで、独立した長編。 冒頭から主人公が妻と娘をいっぺんに亡くすところからスタート。即物語に引き込む手腕はお見事。娘はその肉体に妻の精神が乗り移る…

  • 横溝正史 / 犬神家の一族

    金田一耕助ファイル5 犬神家の一族 (角川文庫)作者:横溝 正史発売日: 2012/10/01メディア: Kindle版 横溝正史 / 犬神家の一族 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 例のシーンだけ映像として知ってるが、原典は読んだことが無かったなあと。『獄門島』に続いて読んでみます。 2.内容 1972年に角川文庫から。横溝正史作品は角川社長が作者にほれ込んで角川レーベルでめっちゃ書いてもらったってホント?金田一耕助シリーズとしてはこれが5作目の模様。ちな、『獄門島』は3作目。Amazonの表紙画像とは違って、手持ちは黒字に石みたいなもので「族」の文字がデザインされたクールな装丁です。…

  • ウィリアム・ギブスン / ニューロマンサー

    ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)作者:ウィリアム ギブスン発売日: 2017/04/30メディア: Kindle版 ウィリアム・ギブスン / ニューロマンサー のレビューです。 1.作品を選んだ理由 いろんなところで名作として推されている作品で、サイバーパンクSFの祖だということで買ってみたよー。あと、1ページ目の章タイトル『千葉市憂愁(チバシティブルーズ)』に心魅かれたのも事実。 2.内容 原作は1984年。もっと新しいかと思ってた。アメリカの作家ウィリアム・ギブスンはこの作品でヒューゴー賞・ネビュラ賞などの名誉ある賞を受賞したようである。作品名はどこで区切るのか分からなかったが、原題…

  • 法条遥 / リライト

    リライト作者:法条 遥発売日: 2013/09/30メディア: Kindle版 法条遥 / リライト のレビューです。 1.作品を選んだ理由 全然知らずに買ったので、理由はレーベル(ハヤカワ文庫JA)と表紙です。あと、薄手で読みやすそうだと思った。 2.内容 2012年の作品で、こちらは2013年にハヤカワ文庫JAからリリースされたもの。『リ-』4部作シリーズの1作目。中学生たちとその10年後の世界を舞台として繰り広げられるタイムリープもの。解説にもある通り、めちゃくちゃ面倒くさい。それは作中の構造もそうだし、作中人物の行動も大変に面倒くさい(別に悪い意味ではなく、やってることが大変ダナーとい…

  • 野崎まど / know

    know作者:野崎まど発売日: 2013/09/30メディア: Kindle版 野崎まど / know のレビューです。 1.作品を選んだ理由 ハヤカワの日本SF作品ではよく見かけるお名前でしたので、読んでみたよ。この作者を読むのは1作目。 2.内容 2013年の書き下ろし作品で、ハヤカワ文庫JAからのリリース。情報アクセス端末である電子葉が埋め込まれることが義務化された近未来日本が舞台。脳内でwebアクセスが瞬時に行えるため、「知っている」の言葉の定義は「もともと知っていた」「今調べて知った」の両方の意味が含まれ、区別の必要がなくなった。そして情報へのアクセス許可は人間のランクによって分類・…

  • チャック・パラニューク / ファイト・クラブ [新版]

    ファイト・クラブ〔新版〕 (ハヤカワ文庫NV)作者:チャック パラニューク発売日: 2015/05/29メディア: Kindle版 チャック・パラニューク / ファイト・クラブ のレビューです。 1.作品を選んだ理由 本屋徘徊時に妻が興味を持ったので買った本。映画でタイトルは知ってたよ。喧嘩主眼なのかと思ってたが… 2.内容 原作は1996年。こちらはハヤカワ文庫NVから2015年に出た新版。読むきっかけになるのでこういう再版は嬉しい。新版から追加されたらしい作者後書き(後書きも物語調で面白い)から、とにかくこの暴力的で退廃的な世界観は当時の若者に多大な影響を与えたらしいことが読み取れる。タイ…

  • 島田荘司 / 完全改訂版 異邦の騎士

    改訂完全版 異邦の騎士 (講談社文庫)作者:島田荘司発売日: 2014/10/31メディア: Kindle版 島田荘司 / 完全改訂版 異邦の騎士 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 読むのはこれが2作目。 2.内容 原作は1980年以前に書かれていて、10年位寝かされていて1988年に世に出た模様。この完全改訂版であるとことの文庫版は1998年に出た模様。講談社文庫です。記憶喪失となった男を巡るミステリ。御手洗潔シリーズの実質的な第一弾で、バディ石岡君との出会いが描かれている。記憶喪失の男が所謂「信頼できない語り手」というやつに相当するのかな。本人の記憶・記録が正しいのか、何が事実なのか…

  • 【ライナーノーツ翻訳】Pain of Salvation / The Perfect Element Part 1 -Anniversary Mix 2020-

    Pain of Salvation / The Perfect Element Part 1 -Anniversary Mix 2020-に記載されているDanielとPontus(本作のミキシング担当)のライナーノーツを翻訳します。ベースは機械翻訳で、固有名詞等を手直しした程度なので、精度は高くないです。ご了承ください。 The Perfect Element Pt1 - Original Liner Notes*1 "The Perfect Element Pt1"は子供時代と青年時代を中心に展開する、2パートで構想されたコンセプトの前半部分にあたる。私たちを個人として形成するものは何なの…

  • 島田荘司 / 完全改訂版 斜め屋敷の犯罪

    改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)作者:島田荘司発売日: 2016/02/12メディア: Kindle版 島田荘司 / 完全改訂版 斜め屋敷の犯罪 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 『占星術殺人事件』だけ読んだことがあって。序盤のしんどみを除けば、大変テンポよく面白かったので、御手洗潔の三大傑作と言われるらしいこちらを読んでみる。 2.内容 原作は1982年で、完全改訂版は2008年に出た模様。こちらはその文庫化で、講談社文庫から。珍妙な屋敷が舞台で、建物の構造を見返しながらでないとどこで何が起きているか分からん。主役が遅れてやってくるというか、御手洗潔が出てくるのが物語も中盤を…

  • Pain of Salvation / The Perfect Element Part 1 -Anniversary Mix 2020-

    The Perfect Element Pt. 1 (Anniversary Mix 2020)アーティスト:Pain of Salvation発売日: 2020/11/20メディア: CD スウェーデンのプログレッシブメタル、Pain of Salvation / The Perfect Element Part 1 -Anniversary Mix 2020-をレビュー。 1.作品を選んだ理由 全然知らなかった。偶々新宿ディスクユニオンに行ったら新入荷エリアに陳列されていてその存在を知った。本バンド及び本作の大ファンとしては買わないはずがないので、その場で即購入。出会えてよかった…。 2.…

  • 折原一 / 倒錯のロンド

    倒錯のロンド (講談社文庫)作者:折原一発売日: 2015/11/13メディア: Kindle版 折原一 / 倒錯のロンド のレビューです。 1.作品を選んだ理由 叙述トリックスレで見かけたので購入。『倒錯の死角(アングル)』が見つからず、最寄りの本屋にあったのは解答編が袋とじになっていたのが気に食わなかったので、とりあえずこれ。 2.内容 原作は1988年で、講談社文庫から。江戸川乱歩賞応募作だった模様。叙述トリックというのかどうかよくわからないが、とにかく作品構造が非常に面倒臭い。トリックの構造が複数の入れ子になっている。小説の盗作と賞への応募を巡る関係者が織りなす倒錯したストーリーではあ…

  • レマルク / 西部戦線異状なし

    西部戦線異状なし (新潮文庫)作者:レマルク発売日: 1955/09/27メディア: 文庫 レマルク / 西部戦線異状なし のレビューです。 1.作品を選んだ理由 なんでだっけ?結構前に買ったから忘れてしまったけど、名前だけ知ってて内容を知らない名作!だったからかな。 2.内容 原作は1929年、ドイツ生まれで自身も第一次世界大戦に従軍したレマルクが戦後に著した小説。反戦的と批判された、とあるが、これは反戦というよりは淡々とした事実が描かれているように感じた。全編に漂う妙な陽気さ(そうでなければ耐えられない現場)と、並行してドラマもなく理不尽に死んでいく人間。凄惨な描写が多く気が滅入る。第一次…

  • 乾くるみ / イニシエーション・ラブ

    イニシエーション・ラブ (文春文庫)作者:乾 くるみ発売日: 2012/09/20メディア: Kindle版 乾くるみ / イニシエーション・ラブ のレビューです。 1.作品を選んだ理由 なんJの叙述トリックスレかなんかで見かけた。名前は知ってたけど、その後本屋で見かけたので縁と思って読んでみた。 2.内容 原作は2004年、2007年に文春文庫からリリースされた模様。衝撃のラストとか煽りすぎな帯はどーかと思うね。内容は至って普通なラブストーリーが99.9%なので、そのパートが面白いか?っていうと面白くはない。2度読みするほどのテンションはなかったのでザーッと読みなおした。煽りに嘘はない。章立…

  • 東野圭吾 / 容疑者Xの献身

    容疑者Xの献身 (文春文庫)作者:東野 圭吾発売日: 2020/04/24メディア: Kindle版 東野圭吾 / 容疑者Xの献身 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 先に『秘密』を読んで、まぁあっちはそこそこな感想だったわけだが、超有名なこっちを。 2.内容 原作は2005年、オール読物に連載されていた作品が単行本化されたもの。これはその文庫版で、文春文庫からのリリース。黒字に赤薔薇の表紙がクール。2006年に134回直樹三十五賞を受賞しているという。 物理学者湯川学シリーズ、通称探偵ガリレオシリーズの1つということだが、知らなくても独立した長編ミステリーとして読める。最初から犯人の犯行…

  • 綾辻行人 / Another

    Another (上) Another (角川文庫)作者:綾辻 行人発売日: 2012/09/01メディア: Kindle版 Another (下) Another (角川文庫)作者:綾辻 行人発売日: 2012/09/01メディア: Kindle版 綾辻行人 / Another のレビューです。 1.作品を選んだ理由 館シリーズ・囁きシリーズはマジで面白かったわけだが、ちょっと毛色が違う感じのこちらも読んでみた。名作ということだが…? 2.内容 原作は2009年とのこと。角川文庫の上下巻のやつです。呪いにより年度中に生徒及びその関係者が死にまくる年があるという、とんでもない中学校が舞台のホラ…

  • Exhumer / Degraded By Sepsis

    Degraded by Sepsis発売日: 2013/10/15メディア: MP3 ダウンロード イタリアのデスメタルバンド Exhumer / Degraded By Sepsisをレビュー。 1.作品を選んだ理由 ブルータルデスメタルガイドブックで見たような…と思って買ったら載ってたやつだった。 2.内容 2013年リリースの2ndフルで、Comatose Musicからリリース。あー典型的なブルータルデスメタルですねー。ブラストビートぶちかまし、低音ぎゅるぎゅるのボーカルワーク、ズンズンと沈み込むような低音リフ。高速だけどスピード感ではなく重厚感のある感じ。確かにドラミングは聞いてて気…

  • Spawning Abhorrence / The Sleepless One

    spawningabhorrence.bandcamp.com イギリスのデスメタルバンド Spawning Abhorrence / The Sleepless Oneをレビュー。 1.作品を選んだ理由 高品質なブルータルデスメタルを聞きたかった。見た目で買い。Amazonにはないので、BandCamp貼っとくか。 2.内容 2016年リリースの2ndフルで、Kings of Decayというレーベルからリリースされています。ドラムはメンバーにいないみたいなのでマシンかもしれん。かなーりカッチリとした、モダンで手数のおおい典型的なデスメタルドラミングで特筆すべきところはないかな。リフは無調・…

  • Pathfinder / Fifth Element

    Fifth Element by Pathfinderアーティスト:Pathfinderメディア: CD ポーランドのシンフォニックメロディックメタル、Pathfinder / Fifth Elementをレビュー。 1.作品を選んだ理由 端的に言ってTwilight Forceっぽいクサメロを摂取したかった。 2.内容 2012年、日本盤がAvalon Recoredから出ておりますね。いやー詰め込んでるなぁ。シンフォニーが舞い踊り、ギターは細かいリフを刻み、ドラムはツーバスドコドコ・ブラストビートも交えてスピード感の演出に寄与、ボーカルは語り・シャウト・しゃがれ声・ハイノートメロディーに重…

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