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めたすらいむの舟 https://metal-metal-slime.hatenablog.jp/

音楽(ヘヴィメタル、特にデスメタルとブラックメタル)、書評、美術館などの体験記を通じて、文書作成を楽しんでいます

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2019/05/28

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  • Exmortus / Slave to the Sword

    Slave to the Sword発売日: 2014/01/21メディア: MP3 ダウンロード アメリカのメロディックデスメタル、Exmortus / Slave to the Sword をレビュー。 1.作品を選んだ理由 池袋ディスクユニオンで買ったんだったかな。クサメロなものが欲しかったんや。ジャケもダサいしこれは行ける!と。 2.内容 2014年、Prosthetic Recordsからのリリース。なんかデスメタル系の良盤を出しているイメージのあるレーベルである。メロディックデスメタルというよりは、ネオクラシカルスラッシュといった方がイイだろうか。リフ自体はメロディーよりもザクザク…

  • 安部公房 / 砂の女

    砂の女 (新潮文庫)作者:公房, 安部メディア: 文庫 安部公房 / 砂の女 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 名作と名高い。新潮文庫の100冊フェアで取り上げられていた。あと、『壁』は以前読んで結構好きだった。 2.内容 原著は1962年か。ドナルドキーン先生が解説を書いているが、前衛作家として捉えるのがイイのだろうか。本作では結構ミステリ調の読み味となっており、主人公は冒頭で行方不明のち死亡認定されることが分かっていて、そうなる過程とその謎が体験されていく。蟻地獄のような砂が堆積し続ける村落の家に文字通り囚われる主人公と、そこに住む(いや、こちらも囚われた…なのか)女の話。不気味で村…

  • アガサ・クリスティ / ベツレヘムの星

    ベツレヘムの星 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者:アガサ・クリスティー発売日: 2003/11/11メディア: 文庫 アガサ・クリスティ / ベツレヘムの星 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 妻からのおすすめ本。妻は結構気に入っている模様。 2.内容 原著は1965年?1890年生まれ結構晩年の作品だね。ハヤカワ文庫(クリスティの赤背表紙)から。タイトルはクリスマスツリーの頭についてるあれで、キリストの誕生を知らせる星です。聖書のストーリーを下敷きにしたクリスマスとキリストがテーマの児童文学的な読み味の逸話集。児童文学的といいつつ、お話はやや分かりにくい部分もあるし大人向けで、聖書…

  • 筒井康隆 / ロートレック荘事件

    ロートレック荘事件(新潮文庫)作者:筒井康隆発売日: 2018/08/10メディア: Kindle版 筒井康隆 / ロートレック荘事件 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 帯に釣られました。「未読のあなたは幸せだ。ネタバレ厳禁!驚愕のトリック」 2.内容 原著は平成2年だから1990年かな。新潮文庫からは1995年に出た模様。プロローグと本編(2章以降)で視点が異なるが、原則は一人称視点で進むミステリ小説。トリックの作りこみはスゴイが、裏表紙の通りメタ的(高次元)なトリックで、犯人がではなく、作者ががんばった類のもの。解決編の説明や動機はやや期待外れか。種明かしが詳細に過ぎるというか、「こ…

  • 小川哲 / ゲームの王国(上・下)

    ゲームの王国 上 (ハヤカワ文庫JA)作者:小川 哲発売日: 2019/12/04メディア: Kindle版 ゲームの王国 下 (ハヤカワ文庫JA)作者:小川 哲発売日: 2019/12/04メディア: Kindle版 小川哲 / ゲームの王国 のレビューです。文庫で上下巻ですが、まとめて扱います。 1.作品を選んだ理由 最初に興味を持ったのは書店の陳列で、1作目『ユートロニカのこちら側』を読んでこの作者なら信頼してよかろうと上下巻を一気に購入。 2.内容 2017年に早川書房より刊行され、2019年にハヤカワ文庫JAから文庫化。帯によると、第38回日本SF大賞受賞、第31回山本周五郎賞受賞と…

  • 小川哲 / ユートロニカのこちら側

    ユートロニカのこちら側 (ハヤカワ文庫JA)作者:小川 哲発売日: 2017/12/06メディア: 文庫 小川哲 / ユートロニカのこちら側 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 本屋で『ゲームの王国』がプッシュされているのを見かけた。上下巻に怯んだのと、面陳列のせいで表紙が曲がってたのがイヤで、こちらを購入。 2.内容 2015年に早川書房より刊行され、2017年にハヤカワ文庫JAから発刊。作者の小川哲さんは1986年生まれ…ワイと同い年じゃないか。はーすご。 連作小説というかオムニバスと言うか。五感を含む人間のあらゆる個人情報を提供する代わりに、豊かな生活が保障される未来都市アガスティア…

  • 有栖川有栖 / マジックミラー [新装版]

    新装版 マジックミラー (講談社文庫)作者:有栖川 有栖発売日: 2008/04/15メディア: 文庫 有栖川有栖 / マジックミラー [新装版] のレビューです。 1.作品を選んだ理由 先に『46番目の密室』を読んで、別のも読んでみようという試み。 2.内容 原著は1990年発表で、こちらは2008年に新装版としてリリースされた講談社文庫バージョン。これも初期の作品でしたね。 冒頭から双子モノであることを全く隠さないし、中盤では入り組んだ時刻表トリックみたいな話が始まるしで、これホントに面白くなるのか?と思ってた。終盤のアリバイ講義のおもしろさと、解決編のドラマティックさは良かったね。 3.…

  • 有栖川有栖 / 46番目の密室 [新装版]

    新装版 46番目の密室 (講談社文庫)作者:有栖川有栖発売日: 2014/10/10メディア: Kindle版 有栖川有栖 / 46番目の密室 [新装版] のレビューです。 1.作品を選んだ理由 所謂本格ミステリ、というか新本格でよく名前が挙がるが読んだことなかったので。これが1作目。 2.内容 原著は1992年発表で、こちらは2009年に新装版としてリリースされた講談社文庫バージョン。新版が出ている場合は新版が欲しくなりますね。著作の中ではかなり初期の作品群に位置する。 たくさんの密室トリックを発表してきた推理小説家が別荘で殺される。孤島モノ・館モノではなく、建物そのものはフツーの建物で、刑…

  • 池上英洋・荒井咲紀 / 美少女美術史 人々を狂わせる究極の美

    美少女美術史: 人々を惑わせる究極の美 (ちくま学芸文庫)作者:英洋, 池上,咲紀, 荒井発売日: 2017/06/06メディア: 文庫 池上英洋・荒井咲紀 / 美少女美術史 人々を狂わせる究極の美 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 確か美術館で『子供の絵』展かなんかを見に行ったときに、帰りに買ったんですよね。美少女の絵を見たかったというのがほんとに購入理由です。 2.内容 2017年にちくま文庫から出版された。類似シリーズに、官能・残酷・美少年の美術史があります。美術史という観点から見たとき、「子供」が題材になったのはかなり現代になってからだという。18世紀位までの子供は「大人の縮小版…

  • Pain of Salvation / Panther

    Pantherアーティスト:Pain of Salvation発売日: 2020/08/28メディア: CD スウェーデンのプログレッシブメタル、Pain of Salvation / Pantherをレビュー。 1.作品を選んだ理由 私はこのバンドがトップクラスに好きだし天才だと思ってます。そんなバンドの新作が出るというのだから、買う以外の選択肢はございませんね。発売日に即買いました。まぁ、店頭に入荷するとも日本盤が出るとも思えなかったから、Amazonで買ったんだけど。 2.内容 2020年8月、いつものInside Out Recordsからリリース。ボーナスCD付きの2枚組輸入盤で購入…

  • リチャード・ブレストン / ホット・ゾーン エボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々

    ホット・ゾーン エボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々 (ハヤカワ文庫NF)作者:リチャード プレストン発売日: 2020/05/22メディア: Kindle版 リチャード・ブレストン / ホット・ゾーン エボラ・ウイルス制圧に命を懸けた人々 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 コロナ騒ぎで読む1冊。殺傷力は全然違うが… 2.内容 原著は1994年発表で、こちらは高見浩さん訳による訳で2020年にハヤカワNF文庫から発刊された。刊行時期より扱っている事件は1980年代後半から1993年頃までのもの。直近では2014年頃に西アフリカでエボラ熱の再流行(アウトブレーク)があったというが、それに寄…

  • トルストイ / クロイツェル・ソナタ/悪魔

    クロイツェル・ソナタ/悪魔 (新潮文庫)作者:トルストイ発売日: 1952/06/16メディア: 文庫 トルストイ / クロイツェル・ソナタ/悪魔 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 トルストイはまだ読んだことなかったのと、作品が短かったから(重要)。 2.内容 原作は1890年前後ですか…。新潮文庫で、原卓也さんの翻訳です。お、ドストエフスキーの『賭博者』と同じ訳者ですね。 性的欲望が人間を堕落させるというストイックな主義が色濃く出ている中編です。『クロイツェル・ソナタ』は、妻と間男(と言っていいのか…音楽友だち)の関係性を許せなくなったある男が妻を殺してしまった過去を語る話。ストーリー…

  • ウィリアム・ゴールディング / 蠅の王 [新訳版]

    蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)作者:ウィリアム ゴールディング,William Golding発売日: 2017/04/20メディア: 文庫 ウィリアム・ゴールディング / 蠅の王 のレビューです。 1.作品を選んだ理由 作品の名前だけは聞いたことあったので、世界の名作を読んでみようという試みです。 2.内容 2017年、ハヤカワepi文庫からの新訳版。訳者は黒原敏行さん。原作は1954年で、作者は1983年にノーベル文学賞を受賞…と。なるほど。 舞台説明が一切なくイキナリ無人島から始まる(後書きによると意図的に削られたらしいが、飛行機事故によるもの)、少年たちによるサバイバル生活。…

  • Skeletal Remains / The Entombment of Chaos

    THE ENTOMBMENT OF CHAOS (ジ・エントゥームメント・オブ・カオス: +bonus tracks)アーティスト:SKELETAL REMAINS発売日: 2020/09/23メディア: CD アメリカのデスメタルバンドSkeletal Remains / The Entombment of Chaosをレビュー。 1.作品を選んだ理由 2016年の浅草デスフェストでもらったコンピCDに入ってた縁。新宿ディスクユニオンのデスメタルコーナーで推されてたので購入しました(11.6)。 2.内容 2020年リリースの4thフルアルバムで、Century Mediaからのリリース。手…

  • 伊藤計劃 / ハーモニー [新版]

    ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)作者:伊藤 計劃発売日: 2012/08/01メディア: Kindle版 伊藤計劃 / ハーモニー [新版] のレビューです。 1.作品を選んだ理由 1作目の『虐殺器官』が大変に面白く、これは2作目も読むしかないと思った。 2.内容 2010年の2作目で、2014年にハヤカワ文庫(JA)から出版された新版。作者は2009年に亡くなっているので、没後に発刊されて殊になるね。表紙は赤いロングヘアの女の子。これがトァンちゃんだろうか。 福祉/医療が高度に発達した近未来。あらゆる人間がWatchMeにより健康状態(というか恒常性と言うべきか)を監視され、平均的で健康的な…

  • Continuum / Designed Obsolescence

    Designed Obsolescence発売日: 2019/02/22メディア: MP3 ダウンロード アメリカのデスメタルバンドContinuum / Designed Obsolescence のレビューです。 1.作品を選んだ理由 Deeds of Flesh人脈のバンドだと書いてあったので!あとレーベルもUnique leaderだったので。それだけ。 2.内容 2019年にUnique Leaderからリリースされたセカンドアルバムであるらしい。Deeds of Flesh, Decrepit Birth, Brain Drill, Pathologyといったデスメタル界の猛者バン…

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