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怖がりのための怪談話 http://kowagarikaidan.livedoor.blog/

怖がりの僕が仕事のためホラーな体験談を聞くはめに。 ホラー度そこそこ、ほんわか度もそこそこ。

畑野スイカ
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2019/05/17

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  • フクロウ男 3

    「今度の事で…  変なものを見た連帯感みたいなものが生まれて、今度また4人で集まるんです。」終始申し訳なさそうな顔をしながらそう言い残し、美少女… いや、美少年の瑞希くんは帰って行った。「お兄ちゃん… 。」さすがの由衣も、心配そうにこちらを見ている。由依にしたっ

  • フクロウ男 2

    「どういうこと?フクロウ男の話を最初に瑞希くんから聞いたのは、私だよね?女じゃなくて、男限定なの?」思考が停止した僕に変わって、由依が質問した。瑞希くんはうつ向いたまま、「うん、実は… 」と説明を始めた。あの日… フクロウ男を見てしまった僕は、その足で幸田さん

  • フクロウ男 1

    心霊体験レポ『怖がりのための怪談話』。第三回目にして、早くも体験者切れとなっていた。(このままだと次の締め切りに間に合わないぞ。最悪、作ったネタでも… 。しかしなぁ…。)悶々と考えながらリビングに入った時だった。ダイニングテーブルに座る人影に、全身で驚いて

  • 罰する手 3

    「痴漢行為… ?」「ええ… 。おそらく、私立中学に通う女の子でした。」僕は驚いて、それ以上は何も言えずにいた。手汗をかいているのだろう。彼は備え付けの紙ナフキンを取り、両手で握りしめながら話を続けた。10年ほど昔の話になります。その頃の私は正直言って、ストレス

  • 罰する手 2

    「生きている人間… ですか… ? 」妻が戸惑いながら聞くと、除霊師の婆さんは急須から茶をそそぎながら言ったんです。「思い当たりませんか?どこかの女性に恨みを買ったんですよ、あなた。」「… 女性 ?」妻は私の顔を除き混み、呟きました。「…… 知りませんよ。そんな、女性な

  • 罰する手 1

    その日待ち合わせていたのは、心霊体験をしたと言う40代の男性だった。先方の希望で喫茶店ではなく、カラオケボックスの個室で話を聞くことになっていた。「どうも、本田です。」現れたのはこれと言って特徴のない、ポロシャツ姿の男性だった。言い換えれば社会人としても家

  • 深夜のコンビニ 1

    僕は怖がりだ。日々流れるニュースの悲惨な事件や事故に、心の底からビビっている。結局一番怖いのは人なんじゃないか?そんな結論に大きくうなづく。いやしかし、地震や台風などの天災だって怖いよな… 。そんな僕に妹の由衣が、「お兄ちゃんてほんと怖がりね。」からかうよう

  • 深夜のコンビニ 2

    かおりさんはそこまで話すと、コーヒーに手をのばした。僕はよくわからないと言う顔をしながら聞いた。「というのはつまり… 友達のリサさんは部屋にいなかった。最初から?全部幻だったってことですか? 」「… そうですね。幻と言うのか、取り憑かれてたんでしょうね、私。」「

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