「春は朧の昼下がり (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 過去記事でも何度か書いているが、春分・秋分の前後は、我が家のバルコニーから見てちょうど大楠の向こうに陽が落ちる。特に黄昏前などは、大楠の枝葉のシルエットと茜空のコントラストが美しいのでよく撮影するんだが、この日はそれにはまだ少し早い午後の霞空を背景に撮ってみた。こういうのも、なかなかいいも...
空と雲の写真は記事内容に関係なくほぼ毎日更新しています。空のこと、雲のこと、大気光学現象のこと、気象のこと、写真のこと、酒のこと、北海道のこと、映画のこと、詩のこと、短歌のこと、本のこと、私のことなどなど、飲んだくれの酩酊雑記です。
日中は晴れたり曇ったりで「夜のはじめ頃」にわか雨 ── まあ、いつもの月曜日だったよ
「VHFアンテナのある空景 (その20) ── 『ちょっとだけよ』と光環さん」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f16, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight 昨夜の記事で、どうしようかとずっと迷っていたヴァレリー・アファナシエフの詩を掲載しちまったもんだから、朝から何かと気になって仕事が手につかない。というか、月曜日の午前中は、仕事をしない理由を見つけようとしているというのが正解なのかも知れない(笑)...
どこでもない場所 / THE NOWHERE ── ヴァレリー・アファナシエフの詩を読んでみる
「蒼穹の飛行隊 / The Squadron in the Blue Sky #4」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight ヴァレリー ・アファナシエフ(Valery Afanassiev、1947年9月8日 - )は、旧ソビエト連邦出身のピアニスト・詩人・作家。1974年に西側に政治亡命し、ベルギー国籍を取得。音楽活動と並行して、フランス語での詩や小説の執筆活動を続けている。リサイタルに於いて自作の詩やエッセイを朗...
「電子書籍」じゃ絶対にこうは行かない ── 読書三昧の休日は最高だ!
「どこでもない場所を失うことは出来ない」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f16, 1/125sec., ISO100, WB:Daylight 本日の土曜日は、もうだいぶ前から絶対に「お布団読書の日」にすると決めていた(笑)。昨夜はアルコールも控えめにして、読む予定の本も用意万端整え、目覚ましを午前7時にセットして、何と午前1時という「異常に早い」時間に就寝したんだよね(笑)。そして、朝予定通りに起床すると、寝室を始...
また巡り来る花の季節は ── 桔梗草、今年も咲いてくれました
「そっと心に寄り添ってくれる花」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f8, 1/125sec., ISO100, WB:Daylight 今朝、リビングの雨戸を開けたら庭の桔梗草が一輪咲いていた。昨年の開花が5月31日だったから、今年は3日早い。梅雨時期に咲く花で、同じように茎がひょろひょろっと立ち上がる花でも、立葵は下から開花するのに対し、桔梗草は上から咲いて行く。それぞれ背丈こそ違うが上から下から咲き競い、どこかの時空...
「ショボくても一応全周22度ハロです #1」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f11, 1/1000sec., ISO100, WB:Daylight「ショボくても一応全周22度ハロです #2」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f11, 1/1000sec., ISO100, WB:Daylight 昨夜のスーパームーン皆既月食、皆様のところではどんな案配だっただろうか。関東地方は、どこもほぼ壊滅状態で、ちょこっと雲間から部分食が見られたら御の字なん...
はいはい、ヤケ酒飲ってます ── やっぱり日頃の行いのせいなのか?
「ある夕景 ── 子連れでパクリ!」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f11, 1/125sec., ISO100, WB:Daylight さて、スーパームーンの皆既月食の本日だが、俺のところでは朝から空模様がイマイチぱっとしない。ほぼ全天を巻層雲が覆ったかと思えば、時折陽が射したりもするんだが、総じて曇りがちだ。しばしば巻層雲名物の22度ハロや光環が出たりして、それなりに忙しく過ごした(笑)。昼過ぎには、南天の太陽から5...
【改訂版】 さえき奎がしーちゃんの次に好きなものは何か? ── そもそもあんたって誰なのよ?(ロング・インタビュー その7)
「ちょっと待ってください」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/500sec., ISO100, WB:Daylightも、もう少しだけ光を! 前回へ戻る:そもそもあんたって誰なのよ?(ロング・インタビュー その6) たき:えーと、今日は何のテーマでしたっけ?さわ:さすがのたきちゃんも陽気のせいですか(笑)。奎:俺の好物を聞くって言ってなかったっけ?たき:ああ、そうでした、そうでした。「さえき奎はしーちゃん...
「雨の休日」より「晴れたブルーマンデー」の方がかなりましだってことがわかったよ
「あれもこれも、実は全部尾流雲」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 今日もそこそこいい天気の一日だった。油断して窓を開けっ放しにしていたら、夕方近くなってにわか雨に降られたりしたんだが、まあこれくらいは仕方ないよね(笑)。「雨の休日」より「晴れたブルーマンデー」の方がかなり・・・いや、ずっとましだってことが、よくわかったよ(笑)。 ご存じの方も多いと思...
「漫然と眺めていても決して見えない光彩 #1」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f11, 1/2000sec., ISO100, WB:Daylight「漫然と眺めていても決して見えない光彩 #2」 Canon EOS 5D Mark II, EF 24-105mm F4L IS USM, f8, 1/4000sec., ISO100, WB:Daylight 果たして晴れるか、期待の日曜日。早朝5時頃から起き出して空の様子を伺っていたんだが、昨日と同じでどんより空だった。一眠りして再び目覚めたのが8時過...
"A Mysterious Triangle Cloud" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylightふと頭上を見上げると、そこには二等辺三角形の雲があった。どうやら乳房雲と尾流雲を生じているようにも見える。 関東地方の週末は晴れそうだという予報だったので、溜まりに溜まった洗濯物を片付けられると大いに期待していたんだが、早朝から相変わらずのどんより空だった(笑)。仕方ないので、様...
梅雨の一番嫌いなところは、それが「六月にある」ということだ!
「定規は使っていません」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125sec., ISO100, WB:Daylight トップ画像は、皆様ご存じの、航空自衛隊の誇るブルーインパルスの見事な編隊飛行を捉えたカット・・・ではない(笑)。既に何葉かの画像をご紹介させていただいている「上層雲トリオ揃い踏みの日」に現れた雲だ。果たしてこれを「波状雲」と呼んでいいものか、ずっと迷っている。というよりも、そもそもこれを何雲と同...
これでいいのか? ── 何でもかんでも動画ってのはどうがと思うよ
「『舞茸ご飯を供えよ!』という空の神様からの啓示」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylightちゃんと薄明光線まで出ているので、これが間違いなく空の神様の啓示であると確信した俺は、この日の晩躊躇することなく舞茸ご飯を炊いてお供えした。当然だろ、ソラ屋なんだから。 我が国を取り巻く最近の時局に関しての、あるネット講座を受講しようと思った。内容的には大変素晴らしく、...
滝はいつか消滅する ── そのタイムスケールこそ違えど、万物はなべて儚いものだ
「波状巻積雲のなれの果てだって、それなりに美しい」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125sec., ISO100, WB:Daylightこの空は、元々波状巻積雲の二重雲に覆われていた。今はそのなれの果てとでもいうべき小さな雲片だけが残り、そこから尾流雲を生じている。雲片を一つ一つなぞって行けば、元の波状雲や二重雲の状態を推測することが出来る。是非やってみてほしい。画像の左端中央部から右上にかけて仄かに色...
昔々ある沢に美しい滝がありましたとさ ── 「星移幾秋の滝」の想い出
「星移幾秋の滝よ永遠に!」 Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f16, 2sec., Ektachrome E100SW 今朝何気なく昨日から今日にかけての天気図を見て、ただでさえ憂鬱な気分が一気にピークに達した(笑)。というのは、梅雨前線のカーブが日本列島の弧の形にぴったり重なっていたからだ(笑)。梅雨前線が日本列島に絡みついているというか、纏わりついているというか、すごく嫌なものを見てしまった気分だ(笑)。お陰で仕事...
「ブルーマンデー」+「梅雨入り目前」なので、どんどん愚痴を書いてしまう
「何があったのかはわからないが、魅了されることだけは確かな空 (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight 今日の関東地方は朝からウジウジ、ウダウダ、降るんだか降らないんだか一向にはっきりしないお天気だった。日中は、かなり気温も高く湿度も上昇して蒸し暑く「日本のシベリア」道東で生まれ育ち、湿気が大の苦手の俺にとってはかなりきつかった。なので、窓を開けた...
ROCKからAURORAへ ── 「何の話?」って、もちろん酒の話だよ
「新・擾乱の予感 #1」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 本日の画像3葉は、先日来連載している「忙しい空の一日」に出現した乳房雲と降水雲をご覧いただきたいと思う。トップ画像のなかなかダイナミックなフォルムを見せる乳房雲は、この日の午前突如西の空に出現した。気がついた時は、既に部分的に尾流雲を生じ始めていた。「新・擾乱の予感 #2」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105...
「毛状巻雲の二重雲が出た日 ── 巻雲だっていろいろある (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f118, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight画像の下の方にも何やら妖しい「もやもや」が写っているが、見なかったことにする(笑)。 嫌な予感は的中というか、予報が的中。来ましたなあ。作意実の九州南部に続いて、本日は九州北部・中国・四国が一気に梅雨入り・・・。何れの地方も例年より3週間ほど早く、四国は昭和2...
我が家の「野生化ガーデン」観察日記 ── 桔梗草さん、すごく頑張っている
「忙しい空も最後は結局尾流雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight トップ画像は、波状巻積雲のなれの果てから尾流雲が生じているところだ。上層雲(巻雲・巻積雲・巻層雲)トリオ、揃い踏みの一日、二重雲になったり、房状巻雲が湧いたり、光環が出たり、ソラ屋さんをモーレツに忙しくバタバタさせてくれたんだが、締めにはやはりこれが登場したんだよね(笑)。尾流雲尾の尾が...
九州南部地方に続き、今年は5月中に続々と梅雨入り? ── 勘弁してくれよ!
「空が忙しいとソラ屋も忙しくなる #1」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight蜂の巣状雲に遷移中の波状巻積雲。「空が忙しいとソラ屋も忙しくなる #2」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight波状巻積雲二重雲に生じた光環。 一昨日のサラ・ティーズデールの拙訳について、皆様から沢山の温かい言葉を頂戴しました。大変励みになります...
日本で一番遅い花見が出来るところ ── 我が故郷釧路のエゾヤマザクラは5月8日に開花
「房状巻雲の出た日 ── 巻雲だっていろいろある」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125sec., ISO100, WB:Daylight トップ画像は強風の吹き荒れる日に出現した「房状巻雲」だ。巻雲の雲種の中では比較的珍しい存在だ。人によっては「鈎状巻雲」と同定するかも知れないが、房状巻雲で間違いないと思う。「尾流雲じゃないのか?」と思った方、あなたはなかなか鋭い(笑)。「ソラ屋」を名乗ってもらってかまわな...
【改訂版】 Advice to a Girl / 女の子へのアドバイス [覚えておいてね、この真理を ── サラ・ティーズデールの詩を訳してみる 第6回]
"Windy Has Stormy Eyes" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight擾乱を予感させる午後遅い空。フレーム中央やや下の明るい帯は、逆光を受けて輝くかなとこ雲の雲頂部だ。もやもやと「かなとこ巻雲」が沸き立つように分離して行く。いつ見ても心躍る光景だ。 先程から防災放送が、繰り返し「外出したまま家に戻らない老人」の特徴と服装、そして情報提供を呼びかけている。早...
すべての人間は二種類に分けられる ── 「空を見上げる者」と「見上げない者」だ
「せめて空には彩りを (その3) ── 二重雲に出た光環」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight光環が歪んでいるのは、上下で異層の雲に出ているせいかも知れない。「せめて空には彩りを (その4) ── 二重雲に出た光環」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/2000sec., ISO100, WB:Daylight 本日の画像は、昨日と同じ日の波状巻積雲の二重雲に出現した光環だ。全体...
また「祭の後の何とやら」な気分なので、マイタケご飯を二合炊いてやった
「幾重であろうが二重雲は二重雲 #1」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight「幾重であろうが二重雲は二重雲 #2」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight トップ画像二葉は、先日の「上層雲トリオ揃い踏みの日」に撮影した「波状巻積雲」の「二重雲」だ。以前の記事でも書いたが「二重雲」とは、読んで字のごとく「重なっている雲」のこ...
[特別企画] せめて、せめて空には彩りを ── こんなご時世ですから「虹の短歌祭」をやってみる
「天空からのエール (その1)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight この画像を掲載した2月の記事で、虹の短歌は意外と少ないというようなことを書いた。まあ、確かに少ない。少ない理由は色々考えられるが、率直に言うと「美し過ぎる」んだよね。畏れ多いというか、おいそれとは詠めないような崇高な雰囲気を感じさせるからだと思う。しかし、それはそれとして、実は古今の歌人達...
尾流雲遥かなり ── 写真は決して「真を写している」訳ではないんだけれど
「尾流雲遥かなり」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight 昨日掲載した「彩雲」の画像に、フォロワー・読者の皆様方から沢山のコメントを頂戴した。ソラ屋冥利に尽きることでもあり、厚く御礼申し上げたいと思う。彩雲や光環という現象は、それ自体は決してレアなものではないのだが、残念なことに太陽の周辺にのみ出現する現象なので現実的にはあの画像のように見える訳ではないん...
こんな時代ですからね ── せめて空には彩りを、いつも俺にはハイボールを
「せめて空には彩りを #1」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/2000sec., ISO100, WB:Daylight「せめて空には彩りを #2」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/2000sec., ISO100, WB:Daylight 上掲2枚の画像は、先日の目まぐるしく雲が離合集散した日のカットだ。珍しいことに、光環ではなく明瞭な彩雲だった。この日のソラ屋サンはあまりにも忙しく、前後の状況があまり記憶にないんだが、雲...
連休も今日で終わり ── 子供の頃から「祭の後の淋しさ」に打ち拉がれる俺だった
「脱兎、子犬とすれ違う」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/500sec., ISO100, WB:Daylight 終わってみれば、いつもあっという間だったというのが連休だよね(笑)。で、何かやったか、何か出来たかというと「?」なんだが、これも毎度のことだ(笑)。俺は昔からずっとこんな感じだった(笑)。うーん、何というかな、休みってそんな感じでいいんじゃないだろうか(笑)。 そうそう、日曜日には「サザエさん...
「人のうからのなべて絶え果つるとも、 小鳥も草木も空も雲も、これに心掛くることあるまじ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight この詩をご紹介させていただくのは、これで三度目となる。二年前、俺はある目的があってこのブログを立ち上げようとしていたが、仕事が多忙を極めていた。4月1日にスタートするはずであったその計画はもろくも崩れ、4月も21日になってからようやく見...
「ソラ屋は陽が沈むまで油断してはならない」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125sec., ISO100, WB:Daylight トップ医画像は、今日の日没近くなって突如出現した左幻日だ。今日は、まだ寒気の影響が残るとの予報だったが、朝から晴れてちぎれ雲がゆったりと流れて行くようなほんわかとした天気だった。大体こういう空模様の時は、何も起こらないんだよね。せいぜい、積雲が出て来た時に「ベール雲」や「頭巾...
久しぶりにソラ屋さんが忙しかった日 ── ということで、今宵は酒が美味い
「冬と春と夏が袖すり合う空」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 昨日から寒気の影響で空模様が不安定だ。特に今日の関東地方は、朝から目まぐるしく天気が変わる一日だった。昨日と今日の予報を参照して、洗濯する選択を今日にしたのが大失敗だった(笑)。洗濯が終わり、いざ干そうとしたら、にわかに曇ってパラパラと雨が降って来たりするんだよね(笑)。舌打ちしながら、天...
尾流雲は何処へ行くのか? ── 友よ、その答は風が知っている!
「尾流雲はなびくよ、どこまでも #1」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight「尾流雲はなびくよ、どこまでも #2」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/60sec., ISO100, WB:Daylight高橋留美子女史の『犬夜叉』に出てくる"死魂虫"みたいな形状は、尾流雲の特徴だ。 画像は一週間ほど前に撮影した尾流雲の「大編隊」だ。一見したところ巻雲にも見えるが、おそら...
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「春は朧の昼下がり (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 過去記事でも何度か書いているが、春分・秋分の前後は、我が家のバルコニーから見てちょうど大楠の向こうに陽が落ちる。特に黄昏前などは、大楠の枝葉のシルエットと茜空のコントラストが美しいのでよく撮影するんだが、この日はそれにはまだ少し早い午後の霞空を背景に撮ってみた。こういうのも、なかなかいいも...
「天(あめ)の海に連なる雲の波」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、半月ほど前に撮った日没前後の東天だ。三列に連なる雲の波が見えて、その中段だけが残照に映えていた。黄昏時は、つい西天の方に注目してしまいがちなんだが、東天にもなかなか魅惑的な空景が広がっていることがある。その代表例が「地球影とビーナスベルト」や「反薄明光線」なんだが、他に...
「ある飛翔 (その91)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、飛行機雲がいわゆる「逆さだるま」になったところなんだが、これは上空の風が弱い時、飛行機雲を形成する氷晶(氷の微細な結晶)が周りの水蒸気を次々に集めて成長し、そのうちに自らの重みで垂れ下がった姿なんだよね。撮影していると、巻層雲(うす雲)に「飛行機雲の影」を生じているのが見えた。「逆...
「春は朧の昼下がり (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、巻層雲(うす雲)に出現した昼下がりの「外接ハロ」と「22度ハロ(内暈)」だ。太陽の真上、11~1時くらいの範囲に見えるやや鮮やかな光彩が外接ハロ、正しくはその一部だ。外接ハロの右端から分岐するように弧を描いているのが22度ハロ(内暈)ということになる。よく見れば、外接ハロと22度...
「春愁を煽り立てる暗雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、細長い層積雲(うね雲)が太陽を覆い隠して、その背後にある雲のフォルムが浮かび上がったところだ。つまり、この暗雲がなければ、太陽光が強烈過ぎて周辺の雲の様子は分からなかったということなんだよね。で、何か面白いものでも写っているのかって・・・そ、そったらもん、写ってる訳ないべさ(笑)...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第39便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、毎度お馴染みの「黄昏発黄泉こうせん行」シリーズの一葉で行ってみたいと思う。この時の飛行機雲は、そのものズバリの"夕焼け色"に染まっていたことをよく覚えている。考えてみれば、何気なく茜雲とか夕焼け雲とか黄昏雲とかいうけれど、その色合いはその日その時によって様々...
「滝の見本帳──星移幾秋の滝よ永遠に!」 Canon EOS-1N, EF28-80mm F2.8-4.0L USM, f16, 2sec., Ektachrome E100SW滝壺の中にある上部が平たい岩を、俺は「卓袱台岩」と呼んでいた。昼飯時には弁当や缶びいるを、撮影時には機材などを置かせてもらったり、暑い日には靴を脱ぎ、ここに腰掛けて火照った足を滝壺で冷やしたりと大変世話になった岩だ。 俺のところ(埼玉県北部地方)では、今日も最高気温が25度まで上がって二日続き...
「ある飛翔 (その90)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight このところ夕景が続いたので、本日は紺碧の空をバックにした「ある飛翔」シリーズで行ってみたいと思う。まあ、ちょいとヨレヨレだが、そこはご愛敬ということで(笑)。本当はもう少しシュッとした飛行機雲もあったんだが、記事の都合上この画像をセレクトさせてもらった。 先日、某科学サイトを漁っていたら、ちょっと...
「春の朧の黄昏の (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 連日の夕景で申し訳ないんだが、最近何故か大気光学現象がさっぱりなんだよね。困った時の夕景頼みということで、ご容赦願いたい(笑)。まあ、それはともかく、この「薄明光線」を視た瞬間「おお、軍艦旗や!」と思ったんだが、よく考えたら「旧海軍軍艦旗」も「海上自衛艦旗」も「旭日・・旗」、つまり朝陽に出現...
「黄昏の椿事 ── ソラに穴が空いたという訳ではありませんが (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日は蔵出し画像から「穴あき雲」をご紹介したいと思う。この時は、夕陽に「太陽柱(サンピラー)」らしきものが出ていたので、そちらを撮ることに夢中になっていて雲の方はノーマークだったんだよね(笑)。ファインダーの上の方に穴あき雲のようなフォルムが見えたので、...
「凛として颯爽と行く」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 久々に眉目麗しき「鈎状巻雲」を見た。これが数本の群れであったらもっとよかったんだが、残念ながら一筋だけの艶姿だった。巻雲(すじ雲)は雲種として毛状雲、鉤状雲、濃密雲、塔状雲、房状雲の5形態に分類されるんだが、図鑑や教科書に巻雲の代表として必ずといっていいほど載っているのがこの鈎状巻雲なんだよね。しか...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第38便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、大楠の向こうに沈む夕陽と飛行機雲のなれの果てだ。このトレイルの左側に広がる雲は、飛行機雲から巻層雲(うす雲)が派生し、さらに巻積雲(うろこ雲)に遷移しているところではないかと思う。こういう春らしいぼうっとした黄昏もいいよね。何だか「朧月夜」でも口ずさみたくなってしま...
「春愁を煽り立てる黄昏」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、茜色に染まる巻積雲(うろこ雲)だ。ちょっと面白いのは、画像の下の方はノーマルな巻積雲なんだが、上に行くに従って次第に波状(巻積)雲に遷移し、上端部は巻雲(すじ雲)を派生しているように見える。この茜色って、何だか「おーい」とか「バカヤロー!」とか「○ん○○え!」とか「○○っ○れ!」とか...
「暁にめざめし春の女神すら」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 今年も本ブログ恒例の『やさしく雨ぞ降りしきる』をご紹介させていただく季節となった(笑)。もう読み飽きた、耳タコだというフォロワー・読者諸兄姉の皆様におかれましては、この記事は本ブログ恒例の"生誕祭"みたいなものなので、何卒ご容赦のほどを(笑)。 この詩をご紹介する度に同じ事を書いて...
「黄昏発黄泉(こうせん)行 第37便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は「黄昏発黄泉こうせん行」と銘打っているくらいだから紛れもなく飛行機雲のカットなんだが、ご用とお急ぎでない方はどこにあるのか探してみてほしい。ここには、フレッシュなトレイルとなれの果ての二本の飛行機雲が写っている。中央やや左寄りの羽毛状のフォルムの、肋骨巻雲のなり損ねみ...
「先陣争いをする乱層雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、雨を降らせる雲の代表である乱層雲(あま雲)だ。雨を降らせる雲のもう一方の雄である積乱雲(かみなり雲)はご紹介する機会も多いんだが、本ブログで乱層雲を掲載した記憶は片手に余るほどだと思う。それも、降水雲や尾流雲をフィーチャーしたもので、乱層雲が主役ということではなかったように思...
「おっぱいがいっぱい」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、昔一旦ボツにした層積雲に生じた「乳房雲」を引っ張り出してきた。乳房雲は、意外とこじんまりと出現することが普通で、全天や半天を覆うなどというスケールで出現することは稀だと思う(少なくとも俺は見たことがない)。この画像のM乳房雲はけっこうな広範囲に出現したんだが、気づいたのが少々遅く...
"Twin Clouds" Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/125s, ISO100, WB:Daylight ふと見かけたうり二つの雲片を望遠ズームで撮ってみた。まあ、同じくらいのサイズの雲片が並んでいたら、当然のことながら同じ気象条件下にある訳だから、同じような変化をして同じようなフォルムになって行くのは当たり前の話なんだけれどね(笑)。そういう意味でも、この二つの雲片は双子と呼んでも間違いではないと思うよ...
「ある飛翔 (その89)」 Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、巻層雲(うす雲)の中を行く飛行機とその飛行機雲コントレイルだ。この時は、たまたま望遠ズームをセットしていたので機影を捉えることができた。まあ、紺碧の空を行く飛行機雲も美しいんだが、こういうのも春らしくてよろしいんじゃないだろうか(笑)。飛行機雲がエンジンの直後ではなく、水平尾翼付近...
「美しく忙しい循環」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、飛行機雲のなれの果てに生じた尾流雲が、気流に煽られて翻っている様子だ。尾流雲は、過去記事で何度か書いているように、雲を構成する水滴や氷晶(専門的には、これらは「降水粒子というそうだ」)が落下する現象なんだが、これらが雨や雪として地上に到達する前に蒸散、昇華してしまうものを言う。考...
「春のフェイクな椿事」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 最近のトップ画像は、地味目な層積雲や尾流雲ばかり続いているような気がするので、本日は蔵出し画像からちょいと派手な一葉を掲載してみることにした。さあ、お分かりいただけるだろうか。ある春の日の夕刻、長い尾を引きながら落下してくる「大火球」(国際天文学連合の流星・隕石・惑星間塵委員会が承認した定義による...
「泣いてくれるな、ソラ屋のために (その2)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/30s, ISO400, WB:Daylight 何時のことだっただろう。黄昏の層積雲(うね雲)が、尾流雲を引いていることが多いということに気がついたのは・・・。陽が落ちたことによって気温が低下したことが関係しているのか、黄昏時は層積雲がシルエットになって尾流雲を発見しやすいというだけのことなのか、いつか機会があれば専門家に訊い...
「泣いてくれるな、ソラ屋のために」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight ある日の夕刻前、何の気なしに眺めた西の空の浮かぶ雲塊からブワ~っと、それこそヤケクソといった感じに尾流雲が落ちていた(笑)。よくよく見ると、あちこちの雲塊からも尾流雲を生じているか、あるいは生じ始めているのに気がついた。写真屋的には決してフォトジェニックとは言えないんだが、ソラ屋的にはけ...
「暗雲を切り開く薄明光線 ── そうだったらいいのにな」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight えーと、今日もクサい画像タイトルであります(笑)。最近、文芸関係は何もかも絶不調な俺です(笑)。というか、タイトルだけじゃなく画像そのものも全然イケてないんだが・・・(笑)。ただ、最近の画像がイケてないのは俺が悪いんじゃなくて、ソラの神様のせいだ(笑)。今年になってから、...
「ある飛翔(その72) ── 薄明光線の彼方へ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 数日前の午後遅く、いつものように空のチェックをしていたら、日没間近い西天の陽に層積雲(うね雲)にかかってきた。まあ、別にどうということのない層積雲の切れっ端なので別段何も期待していなかったんだが、上縁からちょこっと薄明光線が出ているのが見えたた。これもソラの神様の思し召しだと思...
「ある飛翔(その71) ── 夕陽よ急げ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、数日前に撮影した日没前の空なんだが、どうしても撮影メモが見当たらないので、この雲が層積雲(うね雲)なのか高積雲(ひつじ雲)なのか定かではない。おそらく層積雲だとは思うんだが、メモが見当たらないということは、もしかしたらこの時点でかなり酩酊していたのかも知れないね(...
「春空の飛翔 ── VHFアンテナのある空景 (その57)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/125s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像をこれにすると決めてから、画像タイトルを「ある飛翔」シリーズで行くべきか、それとも「VHFアンテナのある空景」シリーズとするべきかで散々迷った(笑)。迷った挙げ句に折衷案というかテキトーというか、何だかよく訳の分からない画像タイトルにしてしまった(笑)。まあ...
「不連続な光環と蜂の巣状雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/2000s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、太陽にかかった高積雲(ひつじ雲)の上の部分に「光環」が出現し、下側が「蜂の巣状雲」に遷移している光景だ。その境目がスパッと分断されたように見えるので、おそらく「ウインドシア」(水平あるいは垂直方向に風向や風速の差異があり、言うなれば「風の断層」とでもいうべき不連続な状態)...
「夕陽に向かって己のアイデンティティーに思いを巡らすゴジラさん」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 本日は蔵出し画像から「哀愁を帯びたゴジラの後ろ姿」みたいな層積雲(うね雲)の「塔状雲」をご紹介させていただきたいと思う。塔状雲は、巻雲(すじ雲)・巻積雲(うろこ雲)・高積雲(ひつじ雲)・層積雲に見られる雲種の一つで、その名のとおり塔の様に盛り上がったフォルム...
「ある飛翔(その70) ── 黄昏発黄泉(こうせん)行 第9便」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、一週間ほど前に撮影した薄れ行く残照の飛行機雲だ。本当はもう少し茜色が残っているうちに撮影したかったんだが、やんごとなき事情で間に合わなかった(笑)。光速はもちろん不変ではあるが、斜光線の移動速度って本当に速いんだよね(笑)。まあ、しかし、これはこ...
"Dance, Dance, Dance" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight ある日の黄昏時、少々強風に煽られているような雲塊から妖しげなテールが二本ばかり伸びていたので撮ってみた。上の方のテールの大小二本は雲塊本体から直接生じているのかどうかはっきりしないんだが、その下の雲塊からは紛れもなくテール状の雲が生じているのがお分かりいただけると思う。「だから、どうした?...
"Tournez, tournez !" Canon EOS 5Ds R, EF70-200mm F2.8L USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylight 某月某日の午後、南天に見つけたつるし雲もどきというか、回転体フォルムの雲塊だ。望遠で撮ったこともあって、あまりコントラストはよろしくないが、回転している様子はお分かりいただけると思う。このようなフォルムの雲は風の強い日にはしばしば見かけるんだが、吊るし雲と呼ぶには少々おこがましいので、俺的には秘...
トップ画像は、蔵出し画像から一葉ご紹介させていただきたいと思う。ヒドラの出来損ないみたいなこの雲、実はかなとこ雲から派生した「かなとこ巻雲」の切れっ端だ。「天空のバトル」なんてタイトルを付けておきながら、一体何と何がどんなバトルをしているのか、本人にも全く分かっていないんだよね(笑)。 今日、外出した帰りにスーパーに寄った。車を降りて入り口へ向かおうとしたら、俺の前を老夫婦が歩いていた。そうだね...
"From Day to Night #10" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/60s, ISO100, WB:Daylightこれは暮れ時の「茜色おびたる」層積雲。「一期一会の色 (その2)──反攻する春」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250sec., ISO100, WB:Daylightこちらは明け方の「紫だちたる」層積雲。 本日掲載の一葉目は、最近撮影したどうということのない今頃の季節のぼうっとした日没時の層積雲(う...
「暁にめざめし春の女神すら」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250sec., ISO100, WB:Daylight 今年も本ブログ恒例の『やさしく雨ぞ降りしきる』をご紹介させていただく季節となった(笑)。もう読み飽きた、耳タコだというフォロワー・読者諸兄姉の皆様におかれましては、この記事は本ブログの"聖誕祭"みたいなものなので、何卒ご容赦のほどを(笑)。 何度も触れているが、この詩の冒頭にある「...
「モドキだらけでもドキドキするソラ」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 午後遅く、西天を覆った暗雲の隙間からわずかに覗いた隙間に、尺取り虫の隊列のような雲が見えた(笑)。もしかしたらケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲かもしれないと思ったので、カメラを抱えてバルコニーでしばらく待機していたんだが結局同定出来るようなフォルムにはなってくれなかった(笑)。うー...
「やさしい光、やわらかい雲 (その4)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 澄み切った青空に絵筆でさっと掃いたような巻雲がなびいているなどという光景は文句なく素晴らしいんだが、こんなぼうっと霞んだ春の空にほんわかとした雲から漏れたショボい薄明光線が伸びている、というシーンだってなかなか趣があって捨てがたいんだよね。花粉症で頭がぼうっとするのは願い下げなんだ...
「主役を譲り合う光環と高積雲」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f11, 1/500s, ISO100, WB:Daylight 本日のトップ画像は、波状高積雲が窓を開けたようにスクエアな青空を見せてくれたところに出現した"控えめな"な光環だ。世の中には、環が完全につながっていないものは全て「彩雲」とする方もおられるようだが、どう考えてもその見解には賛同しかねる(参照:「環が完全につながっていない光環」と「典...
"On Such a Windy Day #6" Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f16, 1/250s, ISO100, WB:Daylight 春分の日の頃のある遅い午後、大楠の向こうに気流に煽られて反転する高積雲(ひつじ雲)から触手のように幾筋もの雲が分岐しているのが見えた。よくよく目を凝らすると、分岐した雲は巻積雲(うろこ雲)に遷移しているように思える。過去記事でも書いたかも知れないが、十種雲形などというものは、人間が雲の...
「ボコボコと心に穴の空くように (その3)」 Canon EOS 5Ds R, EF24-105mm F4L II IS USM, f8, 1/60s, ISO400, WB:Daylight 本日のトップ画像は、残照の茜色に染まる高積雲(ひつじ雲)の「蜂の巣状雲」だ。何故か、最近は蜂の巣状雲ばかり掲載しているような気がしないでもないので、フォロワー・読者諸兄姉の皆様の中には「もう、いい加減飽きたよ」などと思われている方もおられるんじゃないかと思う(笑)。別に意識して蜂...