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風来坊茶論(フウライボウサロン) https://furaibosalon.blog.fc2.com

風来坊人生、どこでも風のように行き、風のように帰る。そこにもきっと、言いたいことがある。

キャンピングカー暮らし、福井県のこと、滋賀県のこと、介護のこと、日々の何気ないことを綴ります。

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大津市
出身
高松市
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2019/05/11

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  • 七人の侍

    Date20220530完璧主義者で知られる黒沢明監督のエピソードに「儀作の村の戸籍」がある。儀作とは映画「七人の侍」で野武士の略奪に苦しむ村の長老のこと。黒沢は撮影に当たり村人全員の戸籍を作った。それによると、村の戸数は23で人口は計101人。戸籍には各戸の家族構成と名前、年齢が事細かに書き込まれている。うち28人は子どもで、連帯感を養うためだろう、ロケでは家族単位で行動を共にさせたというから徹底していると...

  • 所有する時代は終わったか。

    米アップルの携帯音楽プレーヤーが、20年余りの歴史に幕を下ろすことになった。スマートフォンで音楽を聴くのが一般的になり、時代をつくってきた大ヒット商品もその役割を終えたデータを保存する必要がなく、インターネットを通じ定額で聴き放題となれば、若者から支持されるのも理解できる。レコードやCDを手元に置いて悦に入っていた世代からすると、モノに対する価値観が様変わりしてきたのを実感する。原油高や円安の影響...

  • https://furaibosalon.blog.fc2.com/blog-entry-1285.html

    Date2022.05.15家族という枠からはじき出された人たちが偶然出会い、支え合いながら生きていく。作家・落合恵子さんの小説「偶然の家族」は古びたアパートで暮らす男女7人の日常を描いた作品だ。物語の中心となるのは、男性の同性愛者同士のカップル。シングルマザーとその子どもらも同じ屋根の下で生活する。食事を共にしたり、会話を楽しんだり。大家族のように大勢で暮らしつつ、個の生活には踏み入らない。その距離感が住人に...

  • 高齢者免許

    Date2022.05.14高齢者が「運転免許を返納した」と。ほっとした高齢者は少なくないはず。さりとて公共交通が廃れ、マイカーに頼るしかない地方では、高齢者に返納を促すタイミングを計るのはなかなか難しい。運転免許の自主返納制度が始まったのは1998年4月。昨年の返納者51万7040人のうち、75歳以上が半数を超えた。東京・池袋で3年前、当時87歳の男性が運転する車が暴走して母子2人が死亡したのを契機に急増した...

  • ナイチンゲール

    Date2022.05.13いま、まさにウクライナ🇺🇦は有事だ。広辞苑で「有事」を引くと「戦争や事変など、非常の事態が起こること」とある。対する「無事」は「危険・災害・大過などが起こらない状態」と記されている。有事のただ中、無事を祈って活動する存在に看護師が思い浮かぶ。近代看護の基礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールは、ウクライナ南部クリミア半島で19世紀に起きた戦争に従軍し、負傷兵らを献身的に看護したロシアに...

  • コロナ禍のマスク

    Date2022.05.10親子の交流の第一歩は互いの顔を合わせること。赤ちゃんは両親の表情を見て喜怒哀楽の感情を知り、発語の方法を学び、食事の際の口の動きを覚える。コロナ禍のマスク生活が長引けば、その交流機会も減少する。今の中高生は入学時からマスク着用の日々を送る。昼食時間は向かい合うことを避けて、黙食が求められる。同級生の素顔を見たことがない生徒がいるという話も耳にした。日本リサーチセンターなどの調査による...

  • 母に捧げるバラード

    歌手で俳優の武田鉄矢さん。ボーカルを務めるフォークグループ海援隊の「母に捧(ささ)げるバラード」(1973年)の大ヒットで一躍有名に。歌の大半は母親の博多弁のせりふ。子どもを「バカ息子」と呼び、働かずに遊びたいと一度でも思ったら「死ね」と手厳しい。優しい一面も。歌の後半で、古里を離れる息子に「輝く日本の星」になれと叱咤激励する。モデルとなった武田さんの母イクさんも厳しい言葉の裏に、息子を思う熱い...

  • 新緑の風景

    Date2022.05.07新緑の輝きとともに、田植えの季節を迎えた。比良の山と琵琶湖の独特風景。山から吹き下ろす風雪を防ぐ。里山の暮らしの知恵が美しい景観を生み出した。日本の原風景を描いた作品に宮崎駿監督の映画「となりのトトロ」がある。昭和三十年頃の田園が印象的で、心が温まる。コロナ禍によって、都会を離れた田舎暮らしの良さが見直されるようになった。薫風に誘われるまま、出かけてみよう。緑豊かな琵琶湖周辺の魅力、...

  • 日本遺産ー飛鳥

    Date2022.05.06飛鳥を旅するとどこか、落ち着く。春過ぎて夏きたるらし白妙の衣ほしたり天の香具山。この季節になると決まって思い出すのが、美しい緑と心地よい風を感じさせる万葉の歌。1300年以上も昔の歌なのに古さはない。夫の天武天皇の遺志を継ぎ、日本という国づくりを推し進めた持統天皇の感性の豊かさに驚く。そして、日本の黎明期をけん引したのは女性だった―そんな言葉にも思いが至る。日本遺産「日本国創成のとき~飛...

  • ウクライナの悲劇と元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシムさん

    Date2022.05.04生まれ育った街が軍隊に包囲され、妻や娘と生き別れになる。ロシアに侵攻されたウクライナの今を思わせるような体験をした。訃報が伝えられた元サッカー日本代表監督のイビチャ・オシムさんだ。旧ユーゴスラビア解体後の1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナの独立決定を機に、セルビア人勢力とイスラム教徒、クロアチア人勢力の間で民族紛争が勃発した。ボスニアの首都サラエボはセルビア人勢力に包囲され、オシム...

  • 憲法論議

    Date2022.05.03憲法論議は護憲と改憲の二元論が主流となり、それが視野を狭くしている。もっと広く、深く論じる努力が欠けている。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中で迎えた「憲法記念日」。いや応なく戦争を意識するが、日本は戦争を放棄した憲法によって平和な時代が続いてきた。それは幸せなことだが、憲法があれば今後もずっと守られるのか。前の世代が経験したことをどれだけ語れるか、なぜ日本は明治、大正、昭和と戦争を...

  • 憲法論議

    Date2022.05.03憲法論議は護憲と改憲の二元論が主流となり、それが視野を狭くしている。もっと広く、深く論じる努力が欠けている。ロシアによるウクライナ侵攻が続く中で迎えた「憲法記念日」。いや応なく戦争を意識するが、日本は戦争を放棄した憲法によって平和な時代が続いてきた。それは幸せなことだが、憲法があれば今後もずっと守られるのか。前の世代が経験したことをどれだけ語れるか、なぜ日本は明治、大正、昭和と戦争を...

  • 円高と賃金

    Date2022.05.02日本に強烈な賃金引き下げの圧力がもたらされた。円ベースでの日本の賃金は2000年以降20年間全く上がらなくなった。しかしドルベースでみれば2013年頃までは日本の賃金も、米国並みの上昇を続けていた。このことから日本の円ベースの賃金抑制は、円高の結果高くなりすぎた日本の賃金水準を国際水準に引き戻すためにもたらされたもの、と考えることができる。...

  • 本屋大賞発掘部門

    Date2022.05.02数々のベストセラーを送り出してきた「本屋大賞」の枕ことばは「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本」。この賞には「発掘部門」がある。今年は故吉村昭さんの「破船」が選ばれた。時代を超えて愛される本や、今読み返しても面白いと思う本を、担当の書店員が一人1冊選んだ結果という。初版は1982年。随分と過去の作品を掘り起こしてくれた。湯沢町を愛し、自ら選んだ町内の墓地で眠る本人も驚きだろう...

  • キューバ危機

    古い古い60年前、当時のケネディ米大統領だけでなく、ソ連のフルシチョフ首相も事態が制御不能に陥らないよう腐心した記録が残る。1962年のキューバ危機である。私が小学校の頃だ。米国が要求するミサイル撤去を拒んでも核戦争に至らないと保証できるか。フルシチョフは将軍たちに尋ねると、売国奴を見るような目を向けられたという。米国もソ連も国内の強硬派を抑える必要があった。取り返しのつかない事態への恐れ。それが...

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