音楽家の夢破れた佐々木暢之助です。 趣味であるアート鑑賞が過熱してしまったため、 この熱を逃がすためにブログをはじめました。 映画・小説・アート作品などの紹介をします。
No,81 美しい無限の空間を表現するアーティスト松本陽子 ため息者の無限を経験したい方、必見。 水彩画家、松本陽子はそんな欲求を見事に実現してくれる。 松本陽子の魅力は、何といっても、 色遣いの繊細さ、優しさだと私は思っている。 初めて見た時私は、桃色や紫で表現された雲のような絵に、 何とも言えない不思議な”無限”を感じた。 その”無限”は心を優しく包み込んでくれるような包容力があり、 絵を眺めているだけで、日常の悩みや煩悩を吹き飛ばしてくれる。 心を病みそうになった時、私はロキソニン代わりに松本陽子の作品を眺めるようにしている。 どんな薬よりもそのほうが心を浄化してくれる気がするからだ。 …
No,80 タレント?いやいや城戸真亜子はアーティストです。
タレント?いやいや城戸真亜子はアーティストです。 1990年代にお茶の間の人気タレントだった城戸真亜子。 皆様は城戸真亜子を何者だと思っているだろうか? 女優? モデル? いやいや、実はこの方、洋画家なのである。 出身大学は武蔵野美術大学油絵学科。 生粋の絵描きなのである。 そして、X japanのYoshikiに似ているのである。 城戸真亜子の作品は力強い作品が多い。 色は攻撃的だし、荒々しい線はかなりの熱量。 このブログを見ているあなた、 きっと気に入るはずだ。 基本情報 作風 城戸真亜子が有名アーティストになるきっかけ 色の魅力 製作風景 小ネタ 基本情報 「城戸真亜子」 本名 たぶん「…
夏だ!海だ!永井博だ! 皆様にとっての夏は何だろうか? 海か? 山か? 川か? テーマパークか? 花火か? いやいや、夏と言えば 永井博 に決まっている。 広がる青空、 広がる海、 アメリカの海岸街を想像させてくれるその絵は、 夏にもってこいの作品である。 サザンとTUBEと永井博があれば、 バーベキューセットなんて必要ない。 その絵と音楽だけでビール三杯いけるというものである。 知らない人でもこのブログを読めば、 なんちゃって永井博フリークに大変身だ。 さぁ、読んでくれ。 基本情報 作風 永井博が有名アーティストになるきっかけ シンプルな画 計算され尽くした画 永井博の思想 小ネタ 基本情報…
ヘタウマってなんだ?それは湯村輝彦だ! 皆様はヘタウマと言えば誰を思いつくだろうか? 小説なら、山田悠介?枡野浩一? 音楽なら、ブルーハーツ?エレファントカシマシ? 漫画なら、蛭子能収? イラストなら…。 湯村輝彦 で異論はないだろう。 湯村輝彦の描く絵は、 下手だ。 それでいて上手だ。 ナンセンスだ。 それでいてセンス抜群だ。 こんな矛盾するイラストを描き続ける人間を、 私は湯村輝彦以外に知らない(知ってるけど、ここでは知らないと言っておこう)。 一度その絵にはまってしまえば、 怪しげなクスリよりも、 タバコよりも、 酒よりも、 抜け出すことが難しいだろう。 日本を代表するヘタウマイラストレ…
No,77 日本人なら知っている「カールのおじさん」の生みの親、ひこねのりお
No,77 日本人なら知っている「カールのおじさん」の生みの親、ひこねのりお 明治製菓のつくるカールはうまい。 私も大好きだ。 毎日食べても飽きが来ない。 そんなカールのキャラクタである、 「カールおじさん」 愛くるしい呆けた表情が何とも言えないが、 このキャラクタを作った人が誰なのか、 意外と知らない人が多い。 そう、その作者 ひこねのりお が本日の主人公なのだ。 実はこのかた、虫プロダクションでも仕事をしたことがあるかなりの大御所。 アニメ好きな人で知らない方は、 一度チェックしてみてもいいかもしれない。 基本情報 作風 ひこねのりおが有名アーティストになるまで 初めは脇役だったカールおじ…
No,76 もう一人のポップアート作家、ロイ・リキテンスタイン
もう一人のポップアート作家、ロイ・リキテンスタイン ポップアートと言えば、「キャンベルのスープ缶」で有名なアンディ・ウォーホルが一番初めに頭に浮かぶ。 しかし、もう一人の重要な作家がいることを忘れてはいけない。 そう、その人物こそが、 ロイ・リキテンスタイン なのだ。 アメリカンコミックが好きな人は、きっと一度は目にしたことがあるだろう。 私個人的な意見だが、この方は、アメリカンコミックをアートにまで格上げした第一人者であると思っている。 以前からディズニーやワーナーのルーニー・テューンズについて書いてきたが、 アメリカアニメーション大好き、 いや、海外アニメーション大好き、 いや、アニメーシ…
フンデルトワッサー 超自然派作家、フンデルトワッサー 自然が大好きだったんだろうなぁ。 と思わせてくれる、 フンデルトワッサー が今日の主人公。 螺旋渦巻き模様を様々なカラーリングで用い、 とてもナチュラルに自身の内面を表現したフンデルトワッサー。 実は建築もやってたりする。 ずっと眺めていても飽きないその作風は、 絵画初心者の人でも楽しめるかとは思う。 時に風景を描いたり、人物を描いたりするが、 その根底には内に秘めた「何か」を外界に放出しているので、 とても大胆で、見ていてスカッとする作品が多い。 それでいて、とても自然な表現にも見えるのだから不思議だ。 今でもその絵の評価はかなり高いので…
No,74 政治に社会にメッセージを送り続けたベン・シャーン
政治に社会にメッセージを送り続けたベン・シャーン 或る意味、画家のあるべき姿が ベン・シャーン ベン・シャーン の姿なのかもしれない。 本日の主人公ベン・シャーンは、 当時の社会に強いメッセージを送り続けていた。 戦争、貧困、自由への渇望…。 そのメッセージは暗く、重いものが多いが、 それは、社会主義からくるベン・シャーンの生涯を通してのテーマであった。 本日は少し暗い絵を紹介する事になるが、 最後までお付き合いいただきたい。 基本情報 作風 ベン・シャーンがアーティストになるまで ベン・シャーンと政治 ベン・シャーンの画家としての思想 ベン・シャーンと京都 小ネタ 基本情報 「ベン・シャーン…
No,73 あの伝説的映画、「Blue(1993」)を最後まで見れた人は、レジェンドである
あの伝説的映画、「Blue(1993」)を最後まで見れた人は、レジェンドである 映画を見たとき、 「もうちょっとこうすればいい映画なのになぁ。」 と思うことは多々ある。 本日紹介する映画は、 「Blue(1993)」 であるが、この映画においては、そう思うこともあるし、 「いや、やっぱりこのままが一番いいよな。」 なんて思ってしまうこともある。 実に不思議な映画なのである。 私がこの映画に出会ったのは、中学生の頃であった。 当時、友人の間で 「どの映画が一番駄作か?」 という話になった。 そんな中、友人の一人が、 「Blueだな。」 と言ったのである。 当時の私は身も心も中学生。 この映画を見…
和田誠は日本版デヴィッド・ストーン・マーチン? 今日も有名なアーティストを紹介。 和田誠 である。 最近有名どころを紹介する事が多くなっている。 ただ、安心していただきたい。 ネタが尽きたというわけではない。 ネタはもうすでについている。 毎日何を書こうか四苦八苦しているくらいだ。 星新一を愛してやまない私にとって、 和田誠は青春時代から私の本棚に常にいるアーティストである。 それだけに、いつかは紹介しなければと思っていた。 それが今日だ。 さぁ、皆様、和田誠の世界へようこそ。 基本情報 作風 和田誠がアーティストになるまで 和田誠と文章の天才達 和田誠とジャズ 和田誠とアイドル グラフィック…
手塚治虫の短編ムービーは傑作ぞろいだ。 手塚治虫 についてブログを書くというのは、実に勇気がいる。 というのも、あまりにファンが多いからだ。 ただし、弱小ブログである我がブログが炎上する事なんて恐らくないだろう。 たぶん…。 ということで、堂々と手塚治虫の実験アニメーション作品集 「Osamu Tezuka Film Works - 手塚治虫 実験アニメーション作品集」 について語ろうと思う。 知らない人は(というか、ファン以外は知らないだろう…)要チェックだ。 基本情報 各種ストーリー解説 1.ある街角の物語(1962年/39分) 2.おす(1962年/3分) 3.めもりい(1964年/6分…
No,70 昭和の天才アーティスト中原淳一。時代は令和だというのに…。
昭和の天才アーティスト中原淳一。時代は令和だというのに…。 例話だというのに、昭和大好きな私…。 本日のテーマは 中原淳一 である。 昔はラジオに出たり、テレビに出たり、 挙句の果てには映画を作ったりと、 様々な分野で活躍した中原淳一であるが、 もう、それも過去の話…。 元号も令和となった今では、 知っている人は少なくなってきているに違いない。 しかし、良きアーティストの作品というものは、 いつの時代になっても良作であることに変わりはなく、 是非、若い人にも知ってもらいたいアーティストの一人である。 なんといっても、その画風は昭和のにおいがプンプンする。 正に私好み、 さぁ、明日の話題は中原淳…
No,69 サム・フランシスほど、コスモポリタンな思想でアートを楽しんだ人物を私は知らない。
サム・フランシスほど、コスモポリタンな思想でアートを楽しんだ人物を私は知らない。 サム・フランシス サム・フランシス の作品は見ていてとても楽しい。 心がウキウキする。 それは、あのポップな色彩の影響かもしれないし、 とても情熱的に絵を描いていたからなのかもしれない。 まぁ、なんにせよ、サム・フランシスの作品はお洒落で、格好よく、ファッショナブルである。 アメリカらしいと言えるサム・フランシス。 この魅力に取りつかれたら、一日一度は彼の作品を見なくては気が済まない。 私は、そんなサム・フランシス作品に取り付かれたうちの一人である。 私にとって、サム・フランシス作品を見るということは、 朝起きて…
No,68 色について知りたければ、マーク・ロスコの作品を見てみよう。
色について知りたければ、マーク・ロスコの作品を見てみよう。 ひたすら色にこだわり続けたアーティスト マーク・ロスコ が本日の主人公である。 ちょっとアートをかじった人であれば、 「あぁ、あの人ね。」 なんていうかもしれない。 だが、普段アートに慣れ親しんでいない人からすれば、 「誰それ?」 となる。 そして、マーク・ロスコの作品を見せれば、 「え?これがアートなの?」 「俺でも描けそう…。」 なんていう返事が返ってくることだろう。 そうなんです。 マーク・ロスコの作品は、キャンバスを塗りたくっただけの作品なんです。 「それの何がいいの?」 見てもらえればわかる。 さぁ、みんなでマーク・ロスコを…
No,67 世界中で(もちろん日本でも)愛される絵本作家ワイルドスミス
世界中で(もちろん日本でも)愛される絵本作家ワイルドスミス 今更語るのもどうかと思う。 そう、 ワイルドスミス ブライアン・ワイルドスミス はそれほどに有名な絵本作家だ。 いつもそうだが、私は誰もが知っているアーティストを紹介するとき、 緊張してしまう。 だって、間違ったことを書いたら、ファンから何を言われるのかわからないからだ。 今日、このブログを書いている今も、実は緊張している。 私は、休日になるとよく、子供と一緒に図書館に行く。 理由は、子供が絵本大好きであることと、 子供たちが絵本に集中している時、 私はフリータイムを得ることができるからである。 昨日も私たち家族は図書館に足を運んだ。…
ドイツからの刺客、ロバート・ラウシェンバーグ 今日も私の大好きな、 意味不明作品を紹介する。 ロバート・ラウシェンバーグ ロバート・ラウシェンバーグ である。 アメリカ人なのに、ドイツっぽい名前。 それがロバート・ラウシェンバーグだ。 結構有名な人なので、すでに知っている人もいるかもしれない。 大統領ケネディをモチーフにした作品なんかは、 見たことある人も多いだろう。 ガラクタを芸術に変える技術は一級品、 観るものの頭にクエスチョンマークを付ける技術も一級品、 女性の扱い方も一級品り そんなロバート・ラウシェンバーグは、 本国アメリカでは、アンディー・ウォーホルに並ぶ20世紀の巨匠。 知らない…
No,65 幽霊みたいな彫刻を作る、恐怖?のジョージ・シーガル
幽霊みたいな彫刻を作る、恐怖?のジョージ・シーガル 断っておくが、タイトルには何の意味もない。 ただのタイトルである。 しかし、 ジョージ・シーガル の造る彫刻は、 そのほとんどが目をつむっており、 やたらに不気味である。 でもなぜかファッショナブル。 そんなジョージ・シーガルの作品は、 デカすぎて家に置きたいとは思わない作品が多いが(その前に不気味だからほしいとは思わないが)、 パブリックアートとして街にあったらきっと素敵だ。 人の形をしているから、深夜であれば、気味悪くて誰も近づかないだろう。 ということは、犯罪防止にも役立つかもしれない。 ということで、ジョージ・シーガルを知らない方も、…
女性シュルレアリスム代表ジョージア・オキーフ 何故か女性シュルレアリスムは少ない。 いや、これは私が知らないだけかもしれない。 でも、少ない気がする。 だから、今日は女性シュルレアリスムの代表格 ジョージア・オキーフ を紹介しようと思う。 ジョージア・オキーフ…。 まずもって、名前が素敵だ。 ジョージアなんて、男の名前だし、 オキーフもなんだか謎めいた音の並びだ。 私は、その名前にまずノックアウトされる。 そして、その容姿…。 不細工でもないが、特別美人でもない。 しかし、身にまとう質素な服装のおかげなのか、 異世界の住民のような気がするのである。 絵は…。 もう、言うまでもない。 知りたい人…
No,63 グラフィックアート日本代表、横尾忠則のポスターは最高だ
グラフィックアート日本代表、横尾忠則のポスターは最高だ 私は恐らく奇人・変人の部類に入ると思う。 いや、正確に言うと、そうであって欲しいと思っているだけかもしれない。 でも、30代前半なのに、好きな音楽は1920年代から1970年代までの ジャズ ブルース ロック だし、常に新しいコテンポラリーアートを探している…。 そして、そんな男だから、他人と中々話が合わない。 でも、今日紹介するアーティストはきっと話が合う人が一杯いるはずだ。 なぜなら、 横尾忠則 の存在があまりに偉大過ぎて、恐らく、国内では知らない人がいない(はず)。 だからである。 横尾忠則は多くのチラシやポスターを作っているが、 …
三沢厚彦の動物彫刻は我が子も大好きだ 最近、外国人ばかりを紹介しているので、 たまには日本人を紹介しなければ、 外国に憧れを持ったミーハーやろうと思われるかもしれない。 ということで、本日は 三沢厚彦 三沢厚彦 アニマルズ 作者: 三沢厚彦 出版社/メーカー: 求龍堂 発売日: 2002/06/01 メディア: 単行本 購入: 3人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (8件) を見る を紹介しよう。 この人、幼き頃から彫刻家を目指していたという、 生粋の彫刻アーティストである。 彫刻一筋(たまに絵も描くけど…)、 彫刻のプロ、 彫刻の第一人者、 彫刻の…。 である。 日本人で彫刻家といえ…
No,61 ナチュラル系の家具や雑貨が好きな人はきっとマリソルを気に入ることだろう
ナチュラル系の家具や雑貨が好きな人はきっとマリソルを気に入ることだろう 本日は彫刻をメインに語ろうではないか。 主人公は、 マリソル Marisol Escobar 実は親日家である。 古都京都を愛し、日本を愛してくれた素晴らしい女性である。 そろそろナチュラル系家具のブームも去ろうとしている昨今だが、 ナチュラル系で統一した部屋にマリソルの作品がぽつんと置いてあれば、 その部屋は一層その魅力を増すことだろう。 当然、私の紹介するアーティストなのだから、その作品はそこそこ難解な作品が多いのだが…、 マリソルの作品には暖かさ、優しさにあふれており、 ナチュラル系の部屋にぴったりなのである。 私の…
No,60 日本人が未だに欧米文化(特にアメリカ文化)に憧れを持っているのは、ジャスパー・ジョーンズがいるからではないか?というのが私の持論
日本人が未だに欧米文化(特にアメリカ文化)に憧れを持っているのは、ジャスパー・ジョーンズがいるからではないか?というのが私の持論 ジャスパー・ジョーンズ Jasper Johns この人を特集するのは(前回のニキ・ド・サンファルもだが…)、 私にとって勇気のある行動である。 というのも、日本でファンの多い作家だからである。 でもね、このブログはアートを知らない人にアートに興味を持ってもらうことがテーマなので、 知らない人のために書くんだよ。 悪しからず…。 さて、ジャスパー・ジョーンズだが、前衛アート・ポップアート大好きな私にとって、 絶対に外せない作家の一人である。 そして、表題にも明記した…
No,59 前衛的なパブリックアート作家といえば…ニキ・ド・サンファルだよね
前衛的なパブリックアート作家といえば…ニキ・ド・サンファルだよね 最近、絵画制作のアーティストを多く紹介しすぎたので、 たまには違うタイプのアーティストを紹介したくなりました。 ということで、本日の主人公は、 「ナナ」というパブリックアートで一躍世界に名を馳せた ニキ・ド・サンファル ニキ・ド・サンファル である。 ニキ・ド・サンファルは日本でも結構有名なので知っている人も多いだろう。 名前こそ知らない人でも、作品を見れば、 「どっかで見たことあるような…。」 なんていうかもしれない。 女性の感性で、他を寄せ付けない個性を表現するニキ・ド・サンファルは、 正に、 オブジェ界の女神 実際、モデル…
No,58 裸婦画をひたすら攻撃的かつポップに書き続けたトム・ウェッセルマン
裸婦画をひたすら攻撃的かつポップに書き続けたトム・ウェッセルマン トム・ウェッセルマン トム・ウェッセルマン という人をご存じだろうか? 知っている方は相当コテンポラリーアートが好きな人だ。 というのも、本国アメリカでは超有名人だが、 日本ではそれほど名前が知れたアーティストではないからだ。 何故日本で人気があまりないのか…。 これは私個人の想像だが、 アンディー・ウォーホルの存在がその理由なのではないのかと思っている。 アンディー・ウォーホル = ポップアート・コテンポラリーアート ポップアート・コテンポラリーアート = アンディー・ウォーホル という絶対的な方程式が日本では横行しており、 …
つげ義春はシュールで最高だ 以前、天才シュルレアリスム漫画家として、蛭子能収を紹介した(詳しくはNo,35 パチンコで有名な蛭子能収は、天才シュルレアリスム漫画家である参照)。 その時に、ちらりと紹介したのだが、 その蛭子能収が尊敬してやまなかった漫画家がいる。 つげ義春 である。 ちょうど昨晩、つげ義春全集を棚から引っ張り出し、 久しぶりに読んだのだが、 ページを開いて一ページ目には、 つげ義春の世界にのめりこんでしまった。 いやはや、本当に素晴らしい漫画家である。 ワンピースやキングダムが大流行している昨今、 つげ義春の作品は退屈と思われるかもしれない。 しかし、つげ義春の作品は読めば読む…
No,55 ダンボ(古いほう)を子供と見たので、それについて…
ダンボ(古いほう)を子供と見たので、それについて… 昨晩、 ダンボ を見た…。 自身恐らく10数回目のダンボである。 当たり前だが、 ダンボは良い作品だ。 動物が主人公であるのに、感情移入してしまい、 あのいじめのシーンではとてつもなく切ない気分になってしまう…。 私個人的には、ダンボという映画をこうとらえている。 仮面ライダーでいう立花藤兵衛… ウルトラマンでいう科学特捜隊… と…。 つまり、いなくてもいいかもしれないが、 いなければなんだかつまらない。 そんな存在なのではないだろうか…。 だが、実はディズニーの歴史の上ではとても重要な作品なのである。 詳しくは下記をご覧いただきたい。 因み…
No,55 本日の主人公は「ミロ」といってもヴィーナスじゃないよ。
本日の主人公は「ミロ」といってもヴィーナスじゃないよ。 芸術に興味ない人に、 「ミロの絵画っていいよねぇ。」 と言っても、 「ミロのヴィーナスが絵を描くかよ。」 なんて返ってくるかもしれない。 芸術なんて、興味ない人にとってはそんなものである。 さて、本日の主人公は20世紀の絵画の巨匠、 ジョアン・ミロ である。 最近、絵画についての記事が多くなってきており、 アートブログ然としてきた。 良い傾向である。 相変わらずシュルレアリスムが多いが…。 だがそれも仕方がない。 だって好きなんだもの。 ジョアン・ミロはシュルレアリスムの中では特におもしろい作品が多い。 初めてジョアン・ミロの作品を目にし…
ワーナーの代表作ルーニー・テューンズ ディズニーといえばミッキーマウス ユニバーサルスタジオといえばウッディー・ウッドペッカー(詳しくはNo,47 ウッディー・ウッドペッカーは好きですか?私は愛してやまないですよ参照) メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)といえばトムとジェリー パラマウントといえば、ベティ・ブープ そして、ワーナーといえば ルーニー・テューンズ ルーニー・テューンズ / LOONEY TUNES コンプリート ゴールデン コレクション DVD-BOX (2500分, 24枚組) アニメ [DVD] [Import] 発売日: 2011/10/24 メディア: DVD こ…
No,53 The 1960'sの柄と言えばフランク・ステラだよね
The 1960'sの柄と言えばフランク・ステラだよね オーウェン・ウィルソン主演の 「ミッドナイト・イン・パリ」でも言っているが、 人は昔の文化に憧れを持つものだ。 私も例外ではなく、 私は1920年代~1970年代の音楽をよく聴く。 アート鑑賞もその時代の難解な作品が大好きだ。 本日紹介するアーティストは、そんな1960年代~活躍したアーティストの一人、 フランク・ステラ フランク・ステラ である。 彼の作品は、The 1960'sだと私は思っている。 1960年代と言えば、アートの世界も音楽の世界も文学の世界も、 発展の過渡期であった。 よって、この時代に作られた作品の多くは、パワーがす…
No,52 一味違うシュルレアリスム、マグリットは永遠に私のアイドルである。
一味違うシュルレアリスム、マグリットは永遠に私のアイドルである。 またシュルレアリスムかい! なんて言わないでほしい。 好きなのだからしょうがないのだ。 さて、 ルネ・マグリット ルネ・マグリット をご存知の方は多いはずだ。 特に、1960年代に青春を過ごした人たちであれば、 「あぁ、あの意味不明の人ね。」 なんていうだろう。 だって、あのBeatlesにも影響を与えたのだから、 その存在感は、唯一無二だ。 私はマグリットの哀しみ漂う作品が大好物である。 自然をモチーフにしても、 裸体をモチーフにしても、 動物をモチーフにしても、 その作品は悲壮感が漂っているからだ。 それにこの人は、作品は意…
No,51 B.B.KingとBen.E.Kingの区別がつかないブルース初心者の方へ
B.B.KingとBen.E.Kingの区別がつかないブルース初心者の方へ B.B.KingとBen.E.King の区別がつかった人は、私だけではないはずだ。 音楽を聴けば、その音楽性の違いは明確であるにも関わらず、 名前が似ているというだけで、同じアーティストであるかのように思ってしまう。 一種のサブリミナル効果の一つだ。 高校生の頃から、60年代や70年代の音楽を聴き漁っていた私だったが、 それでも私は、十代の頃B.B.KingとBen.E.Kingは同じ人だと本気で思っていた…。 世間は、MONGOL800や175Rがデビューし、 インディージャパロック全盛期の頃である。 そんな中に青…
No,50 子供はミッフィーが大好きである。おかげで我が家のミッフィーグッズはボコボコにされている
子供はミッフィーが大好きである。おかげで我が家のミッフィーグッズはボコボコにされている ミッフィー っていいよね。 私は幼い頃からミッフィー大好きである。 我が子たち(一姫二太郎)も大好きである。 ブルーナ ボンボン 出版社/メーカー: アイデス 発売日: 2017/08/02 メディア: おもちゃ&ホビー この商品を含むブログを見る 毎日、毎日家に帰ると、我が子二人はミッフィーと戯れている。 絵本に落書きをし、 人形を壁に投げつけ、 DVDを嘗め回している。 よって、我が家のミッフィーグッズは購入時の原型をとどめたものが一つもない。 絵本はボロボロ、 人形の目は取れ、 DVDは途中で止まる仕…
No,49 和の音楽はメジャー音楽になることはないが、宮城道雄は素晴らしいよ
和の音楽はメジャー音楽になることはないが、宮城道雄は素晴らしいよ 宮城道雄 はすばらしい。 約十年前、私は心の底からそう思った。 宮城道雄 アーティスト: 宮城道雄 出版社/メーカー: 日本伝統文化振興財団 発売日: 2005/04/21 メディア: CD クリック: 2回 この商品を含むブログ (9件) を見る 少し古い話をしよう。 他人の思い出話なんぞつまらないかもしれないが、 少々お付き合いいただきたい。 今から十数年前の話である。 佐々木青年は海外留学をしていた。 幼い頃から英語圏で生活するのが夢であった佐々木青年は、 意気揚々と飛行機に乗り込み、母国日本を後にした。 夢は英語を学び、…
No,48 指が三本しか使えなくてもギターは弾ける…ジャンゴ・ラインハルトが証明している…
指が三本しか使えなくてもギターは弾ける…ジャンゴ・ラインハルトが証明している… 私はジャズが好きだ。 本当に好きだ。 ジャズを聴けば歴史を聴いている気になれる。 さて、本日はジプシージャズの天才 ジャンゴ・ラインハルト が主人公である。 ジャズファンの方々から、 「そんなの説明しなくても知っとるわい!」 なんて言われそうだが、このブログは知らない人のためのブログなので、 我慢して読んでみてほしい。 21世紀に入り、ジャズはすでに古典音楽になっている。 今の時代にジャズを聴く理由は、 お洒落な奴と言われたい。 知的な奴と言われたい。 マニアックな奴と言われたい。 なんていう理由からじゃないだろう…
No,47 ウッディー・ウッドペッカーは好きですか?私は愛してやまないですよ
ウッディー・ウッドペッカーは好きですか?私は愛してやまないですよ 誰もが大好きなドタバタアニメと言えば!! トムとジェリー? ミッキーマウス? がきデカ!? ピューと吹く!ジャガー!? ウッディー・ウッドペッカー いだずらが大好き [DVD] 出版社/メーカー: パイオニアLDC 発売日: 2001/09/21 メディア: DVD クリック: 3回 この商品を含むブログを見る いやいや、私にとって、それは ウッディー・ウッドペッカー である。 しかし今の時代、ひょっとしたら、ウッディー・ウッドペッカーの初期作品は、 放送コードに引っかかってしまうかもしれない…。 私はとても好きなのだが、その表…
No,46 フォーヴィスム派のアンリ・マティスの晩年期の絵画は私の趣味嗜好にあっている
フォーヴィスム派のアンリ・マティスの晩年期の絵画は私の趣味嗜好にあっている 今まで、やたらめったにシュルレアリスムについて語ってきたが、 今回は少し趣向を変えようと思う。 このブログでは初めて取り上げるが、 フォーヴィスム派の画家 アンリ・マティス が本日の主人公。 アンリ・マティス アンリ・マティス…。 ご存知の方も多いかもしれない。 力強いタッチと、明暗のはっきりした色彩感覚を持ち、 だが、どこか優しい作品を多く残した画家である。 以前から語ってきたが、 私は20世紀に入ってからのアーティストが大好きである。 このアンリ・マティスも主に活躍したのは20世紀初頭…。 つまり、世界は近代への歩…
No,45 時計仕掛けのオレンジは本当に子供に見せられない映画なのか?
時計仕掛けのオレンジは本当に子供に見せられない映画なのか? 本日のテーマはスタンリーキューブリック監督が制作した 時計仕掛けのオレンジ である。 時計じかけのオレンジ (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Prime Video この商品を含むブログ (2件) を見る 結論からいこう。 私は子供に絶対に見せない。 見せてはいけない映画だと思っている。 しかし、この映画はSF映画の歴史においても、バイオレンス映画の歴史においても、 非常に重要な作品であることは間違いがないと思っている。 この意見に異論のある人はそう多くないのではないだろうか? 今の時代、この作品のバイオレンスは…
No,44 ブルースは好きですか?私は戦前から戦後までのクラシックなブルースが大好きです。
ブルースは好きですか?私は戦前から戦後までのクラシックなブルースが大好きです。 さて、本日は私の好きなブルースマンを紹介しよう このマニアックなブログに遊びに来るんだから、 皆様はロバート・ジョンソンは、当然知ってることだろう。 そう、戦前のブルースマンだ。 しかし、今日の主人公はロバート・ジョンソンではない。 恐らく誰も知らないだろうブルースマン ミシシッピ・ジョン・ハート が今日の主人公である。 このブログに遊びに来たら雑学だけは手に入る。 それだけは約束したいと思う。 ミシシッピ・ジョン・ハートはブルースとカントリーの間をふわふわと漂う、 どっちつかずのアーティスト(ブルーグラスなんて言…
No,43 梅雨というのはじめじめと暑い…こんな季節は、ホワイトゾンビを見て蒼白になろう
梅雨というのはじめじめと暑い…こんな季節は、ホワイトゾンビを見て蒼白になろう 毎日毎日、実に寝苦しい季節になったものだ。 私は、四季のある日本が大好きだが、 この、春とも夏ともいえない梅雨が大嫌いである。 髪の毛はべたつくし、服は湿気で体にまとわりつく。 クーラーをつけなくても何とかなる季節なだけに、 クーラーをつけようかつけまいか迷ってしまう。 人間の脳は、選択肢が一つでもあると披露するようにできるので、 この悩みだけでも私の頭は疲労感いっぱいである。 さてさて、本日は名作 ホワイトゾンビ を紹介する。 皆様はゾンビ映画が好きか? そうか、そうか、大好きか…。 ちなみに私は大好きである。 た…
No,42 「ゆれる」は西川美和の作り上げた、名作である。誰が何を言おうともだ。
「ゆれる」は西川美和の作り上げた、名作である。誰が何を言おうともだ。 本日は少し古い小説を紹介する。 西川美和の 「ゆれる」 である。 元々映画が先だが、ここでは小説にフューチャーしたい。 「そんな有名な作品、誰でも知ってるわい。」 なんていう人もいるかもしれないが、 いつかこの名作を、第三者に共有したいと思い続けていたのだ。 私の思いを受け取って しばしお付き合いいただきたい。 もう、何がいいって?答えることすら愚門かもしれない。 それほどにこの作品は名作なのである。 小説好きでこの作品を知らなければそれはモグリである。 と、言いたいくらいにこの作品は必読作品なのだ…。 知らない方は是非、今…
No,41 特撮映画大好きな方へ…チェコスロバキアのカレル・ゼマン監督はいかがでしょう?
特撮映画大好きな方へ…チェコスロバキアのカレル・ゼマン監督はいかがでしょう? 私はマニアックな映画が大好きだ。 そして、マニアックな映画を自分だけが知っているという愉悦に浸るのが大好きだ。 そんな人は私だけではないだろう。 そんな方のために、本日はマニアックな映画監督監督を紹介しよう。 チェコスロバキアの監督、 カレル・ゼマン が本日の主役である。 カレル・ゼマンを知っている方はきっと、奇人変人の部類に入る人の一人だろう。 そして、奇人変人と呼ばれることが三度の飯より好きなはずである。 そんな人は、是非コメントいただきたい。 きっと私と話が合うはずである。 さて、以前、チェコスロバキア出身の映…
No,40 キュートなアニメを探している方に…ソビエト連邦出身のアニメ作家、フョードル・ヒートルークはおすすめである
キュートなアニメを探している方に…ソビエト連邦出身のアニメ作家、フョードル・ヒートルークはおすすめである 皆様は可愛いアニメというと、何と答えるだろう? アンパンマン? ドラえもん? おしり探偵? 我が日本国には、かわいらしいアニメが結構多い。 では、可愛いロシアのアニメは? と聞かれるとどうだろう? 答えに窮する方が多いのではないかと思う。 ロシアのアニメを即答する人は、 相当なマニアックな人間か、もしくはロシアから日本に帰化した人くらいではないだろうか? 突然、 「ロシアのおすすめアニメって何?」 と聞かれたときの対策を皆様にお教えしよう。 人生何に対しても対策は大切である。 万が一、ロシ…
No,39 トラウマPVを作り続ける映像作家クリス・カニンガムは、ガチ物の恐怖をプレゼントしてくれるだろう
トラウマPVを作り続ける映像作家クリス・カニンガムは、ガチ物の恐怖をプレゼントしてくれるだろう 今まで、不気味な作品を作るアーティストを多々紹介してきたが、 クリス・カニンガムはガチだ。 病的に気持ち悪い…。 夜に一人で視聴していると、精神を病んでしまうこと請負である。 ただし、気持ち悪いといっても、 ゾンビ映画のようなブチャブチャ、グチャグチャな気持ち悪さではなく、 ジャパホラーのようなおどろおどろしい不気味さでもない。 むしろ、作品自体は清楚な?神秘的な?雰囲気すらある。 それなのに、観る者の心に直接手を触れ、その心を破壊するだけのパワーを兼ね備えているのである。 私は、クリス・カニンガム…
No,38 シューリアズム初心者の方はイヴ・タンギーを見たらいい。彼は、薬と酒の力で相当変な作品を残している。
シューリアズム初心者の方はイヴ・タンギーを見たらいい。彼は、薬と酒の力で相当変な作品を残している。 アートブログにもかかわらず、今まで一度も絵画について語ったことがない事実に気が付いた。 このままでは完全にサブカルブログとなってしまう…。 それでもいいかもしれないが、それではタイトルがお飾りになってしまう。 でも私は、サブカル大好きだしなぁ…。 悩んだ末に、まじめに絵画について語ることに決めた。 本日の主人公はシューリアズム作家の代表選手、 イヴ・タンギー イヴ・タンギー である。 イヴ・タンギーの何がいいかって? 私の場合、まずその名前が好きだ。 タンギーって面白い音並びじゃないだろうか? …
No,37 ジャズとデヴィッド・ストーン・マーチンの関係は、コーヒーとタバコのようである
ジャズとデヴィッド・ストーン・マーチンの関係は、コーヒーとタバコのようである 悲しきかな、「ジャケ買い」という言葉が死語になりつつある。 いや、すでに死語かもしれない。 今時の若者たちは、音楽や映像作品をデータで鑑賞している。 おじさんの私は、この新しい文化に対しやるせなさを感じるのである。 若い読者のために、一応説明しておくが、 「ジャケ買い」とは、服のジャケットではなく、 CDやDVDメディアの表紙を気に入り、購入する行動のことである。 一昔前であれば、 「〇〇の新曲聞いた?いいよなぁ。ジャケットもカッコいいし…。」 なんて会話が日常的に交わされていた。 音楽や映像作品を売る会社は、顧客の…
No,36 日常にスパイスが欲しいあなたへ。束芋の作品を見れば、その願望はかないます。
日常にスパイスが欲しいあなたへ。束芋の作品を見れば、その願望はかないます。 束芋 それは本当に素晴らしいアーティストである。 昨日、蛭子能収について寄稿したが(No,35 パチンコで有名な蛭子能収は、天才シューリズム漫画家である)、 蛭子能収の作品が好きな人、 「ガロ系」漫画家の好きな人はきっと気に入ってくれると思う。 実を言うと、私が束芋を知ったのは割と最近である。 今から2年ほど前だろうか…。 とある美術館のシアタールームで、 とあるアーティストの映像作品を鑑賞していた時、 予告編で束芋が紹介されていたのである。 束芋 断面の世代 Tabaimo 作者: 束芋 出版社/メーカー: 青幻舎 …
No,35 パチンコで有名な蛭子能収は、天才シューリズム漫画家である
パチンコで有名な蛭子能収は、天才シューリズム漫画家である 私は、 蛭子能収 という天才に出会えて本当に良かったと思っている。 心からだ。 初めて読んだ作品は、やはり有名な「パチンコ」だった。 あの時の衝撃は未だに記憶にある。 退屈な漫画だった パチンコ 蛭子能収初期漫画傑作選 (角川ebook) 作者: 蛭子能収 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2017/11/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 起承転結も何もなく、何より「パチンコ」と言うタイトルにもかかわらず、主人公は一度もパチンコを打たずして物語が終わるのである。 やられた…。 天才…
No,32 あなたはマシュー・バーニーにつていくことができるか?(コテンポラリーアートって面白いね)
あなたはマシュー・バーニーにつていくことができるか?(コテンポラリーアートって面白いね) マシュー・バーニー 私が取り上げるアーティストの中では、比較的新しい人である。 1990年代~現在まで、精力的に活動してるからだ。 年齢も、2019年現在50代前半…。 昔のインタビューを見ると、結構男前である。 背も高そうだ。 しかし、その頭の中は宇宙である。 アバンギャルドである。 ジ・オーダー from Matthew Barney's Cremaster3 [DVD] 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント 発売日: 2006/06/28 メディア: DVD 購入: 3人 クリック: …
No,31 エレキギターを選ぼう。見た目でね。(ギターという楽器はデザインがいろいろあって、楽器自体がアートである)
エレキギターを選ぼう。見た目でね。(ギターという楽器はデザインがいろいろあって、楽器自体がアートである) 今回はMasasakiblog開始一カ月記念ということで、 私の大好きな楽器、 ギターの特集をしようと思う。 音もそうだが、ギターは見た目がとても大切。 特に、ギターに初めて挑戦しようと思う人は、 見た目重視で買うことをお勧めする。 理由は、ギターに飽きてしまわないようにだ。 なるべく多くのデザインのギターを、 なるべく短い文章で紹介する。 ギターをこれからやりたい人、 何を買おうか迷っている人、 既にギターをやってる人。 楽しんでほしい。 Gibson レスポール レスポール使用有名ギタ…
No,30 セクシーな男性ボーカルアーティスト。私にとってそれは、ジーン・ヴィンセントのなんだ
セクシーな男性ボーカルアーティスト。私にとってそれは、ジーン・ヴィンセントのなんだ ジーン・ヴィンセント が好きだ。 誰が何を言おうと好きだ。 いっとき私は、ジーン・ヴィンセントを愛するあまり、 革ジャンにリーゼントという実にダサい格好をして、 街を闊歩していた時期があるくらいだ。 今思えば、黒歴史以外のなんでもない。 ジーン・ヴィンセント&ヒズ・ブルーキャップス アーティスト: ジーン・ヴィンセント&ヒズ・ブルー・キャップス 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック 発売日: 2015/07/22 メディア: CD この商品を含むブログを見る ジーン・ヴィンセントを知っている人というの…
かこさとしっていいよね。絵本の見本だよね。 以前、絵本作家の重鎮「五味太郎」について寄稿した(詳しくはNo,8 絵本作家の巨匠「五味太郎」参照)が、日本にはもう一人忘れてはいけない絵本作家がいる(まぁ、一人じゃなくいっぱいいるが…)。 それが かこ さとし である。 惜しくも2018年にこの世を去り、 2019年現在、既に一年が過ぎてしまったが、 かこさとしが残した作品の多くは、色褪せることなく、書店に並んでいる。 1950年代後半から活動しているようなので、 今を生きる日本人の多くは、かこさとしの作品を見て育っているに違いない。 最早かこさとし作品は、日本人の心に染み付いていることだろう。 …
No,29 ハンス・ベルメールの人形を気持ち悪いなんて言わないでください
ハンス・ベルメールの人形を気持ち悪いなんて言わないでください ハンス・ベルメール は、まさにナチスドイツが生んだド変態作家である。 ハンス・ベルメール 〔骰子の7の目 シュルレアリスムと画家叢書〕 (シュルレアリスムと画家叢書 骰子の7の目) 作者: サラーヌ・アレクサンドリアン,澁澤龍彦 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2006/06/02 メディア: 大型本 購入: 1人 クリック: 29回 この商品を含むブログ (19件) を見る 何故私がこの作家を知っているか? それは自分でもわからない。 いつハンス・ベルメールを知ったのか、記憶が曖昧なのである。 だが、私もハンス・ベルメ…
No,28 「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」公開記念ブログ"バンビってゴジラに会ったことがあるようだ"
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」公開記念ブログ"バンビってゴジラに会ったことがあるようだ" 2019年6月6日現在、ハリウッド版のゴジラ 「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」 が絶賛上映中である。 ならば、今この作品を紹介しなければならない。 私は、謎の使命感の元、久々に バンビ、ゴジラに会う バンビ、ゴジラに会う を鑑賞した。 久々に見た感想は…。 「うん、呆気ない…。」 であった。 分かってはいたものの、この映画は(映画といっていいものなのだろうか…)、 実に呆気ない作品なのである。 だが、観客に与えるインパクトはそれなりにある。 いや、逆に言えば、インパクトしかない作品なのである…
亀甲縛りは日本のアート!?である。 「突然何を言い出すんだ!?」 「佐々木よ、気でも狂ったか?」 なんていわれそうだが、私は至って平常心である。 大真面目である。 本日のテーマは亀甲縛りなのだ。 Hajime Kinoko 皆様はこのアーティストをご存じだろうか? 世界を股にかけて活躍する、日本のアーティストである。 ただし、手掛けるアートはR18(もしくはR15)。 子供には絶対に見せられない。 Red 一鬼のこ写真集 (マイウェイムック) 作者: 一鬼のこ 出版社/メーカー: マイウェイ出版 発売日: 2016/03/04 メディア: 大型本 この商品を含むブログを見る しかし、酸いも甘い…
No,27 ジャズなのか?ポップスなのか?ブロッサム・ディアリーの魅力を紐解く
ジャズなのか?ポップスなのか?ブロッサム・ディアリーの魅力を紐解く 皆様、JAZZは好きだろうか? 今の若い人は、そんなに聞かないかもしれない。 ではポップスは?ポップスならきっと好きな人が多いはずである。 本日は、ジャズとポップスの狭間にいるブロッサム・ディアリーが主人公である。 ブロッサム・ディアリー ワンス・アポン・ア・サマータイム アーティスト: ブロッサム・ディアリー,マンデル・ロウ,レイ・ブラウン,エド・シグペン 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック 発売日: 2015/05/20 メディア: CD この商品を含むブログ (1件) を見る このアーティストには何度心を救わ…
No,26 映画監督エド・ウッドの作品をアートと認めるべきなのか…。私は少なくとも巨匠ではないと考える。
映画監督エド・ウッドの作品をアートと認めるべきなのか…。私は少なくとも巨匠ではないと考える。 カルト映画大好きな皆様、お待たせいたしました。 本日のテーマは、映画界の迷監督 「エド・ウッド」 である。 エド・ウッド―史上最低の映画監督 作者: ルドルフグレイ,Rudolph Grey,稲葉紀子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1995/07 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る いきなりだが、エド・ウッドファンの皆様に宣戦布告しよう。 エド・ウッドは映画界の巨匠ではない。 それどころか、プロの映画監督と名乗ることに対して疑問すらある(エド・ウッドファンの皆様は、こ…
No,25 「田名網敬一」の作品を見て悪趣味だというやつは悪趣味である
「田名網敬一」の作品を見て悪趣味だというやつは悪趣味である これは声を大にして言いたい私の持論である。 Dream Fragment(夢のかけら) (ele-king books) 作者: 田名網敬一 出版社/メーカー: Pヴァイン 発売日: 2016/11/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る ということで、本日のテーマは「田名網敬一」である。 アニメータを目指いしている人や、ポップアート大好きな人は、 「なんだよ、有名じゃんよ。」 なんていうかもしれない。 確かにそうである。 「田名網敬一」は有名で、ポップアート表現やアバンギャルド表現の第一人者である。 語…
No,24 ピエール・カルダンデザインの食器や服飾品は、おじさんデザインではないというのが私の持論である
ピエール・カルダンデザインの食器や服飾品は、おじさんデザインではないというのが私の持論である 流行というものは時流に流されやすい。 ある年に大流行した服なんかは、数年もすればダサい服の代名詞になったりもする。 私の高校生のころなんか、B系ファッションが大流行し、 猫も杓子もXLやXXLサイズのパーカーを着、 大きめのジーパンをパンツが丸見えになるまで下げて履いていたものだ。 当時はヒップホップが大流行し、若者はこぞってヘッドフォンから流れるラップに体を揺らしながら街を闊歩していた。 かくいう私も、エミネムを聞きながら踵のすり切れたジーパンを履いていた。 つまり、流行なんて一過性のものだというこ…
No,23 映画を支える裏方の努力(マットペイント日本代表「上杉裕世」)
No,23 映画を支える裏方の努力(マットペイント日本代表「上杉裕世」) 本日はちょっとコアなジャンルがテーマである。 主人公は 「上杉裕世」…。 この名を知っている人はどれくらいいるだろうか?映画が好きな人でも、マットペインター「上杉裕世」を知っている人はそこまで多くはないだろう。 映画というものは、様々な技術を持った人間が携わり完成する。 監督役者カメラマン音声CG担当者 …etc. 公開されたとき、人々の前に現れ、喝さいを浴びるのは、そのほとんどが監督と役者だが、その裏ではその何十倍もの数に上るスタッフが、血の汗を流して頑張っているのである。 本日紹介する「上杉裕世」は、そんな映画界の裏…
共感覚を持った天才作曲家シド・バレット シド・バレット オペル ザ・ベスト・オブ・シド・バレット(完全生産限定盤)(紙ジャケット仕様) アーティスト: シド・バレット 出版社/メーカー: SMJ 発売日: 2019/06/19 メディア: CD この商品を含むブログを見る と言えば、ピンクフロイドであり、 ピンクフロイドと言えば、シド・バレットである。 ピンクフロイドは、20を超えるアルバムを残し、 プログレッシブロックで名声を手にした。一方シド・バレットは、ピンクフロイドの初期メンバーであるが、デビューからたった二枚のアルバムを残して、ピンクフロイドから去っていった。 シド・バレット…。私の…
No,21 芸術的小説家と言えば、芥川賞受賞者の川上弘美先生である。
芸術的小説家と言えば、芥川賞受賞者の川上弘美である。川上弘美の魅力と言えば、その文章の”優しさ”であると私は思う。ここまでやさしくアーティスティックな文章を書く作家を、私は川上弘美以外に知らない(まぁ、厳密に言えばいるのだが、ここは表現だ)。 私が川上弘美の作品を初めて読んだのは中学生の時であった。授業そっちのけで読書に耽っていた中学時代の私…。そんな私の周りには風変わりな同級生が多くいた。 ある日、私は同級生のY君と一緒に、学校帰り、行きつけの本屋さんで次に読む小説をあさっていた。 「次どれ読むか?辻仁成も江國香織も飽きてきたよなぁ。」 時代は辻仁成と江國香織があの名作「冷静と情熱のあいだ」…
No,20 映像表現に革命をもたらしたTOCHKAのPikaPika
映像表現に革命をもたらしたTOCHKAのPikaPika 本日は私の大好きな、 TOCHKA についてである。 映像技術の発展は、文明の進化とともにあり、 映像アートの発展は、映像技術の進化と共にある。 それは、誰もが納得の事実だろう。 カメラが出来て、写真が娯楽になった。ビデオカメラが出来て、スクリーンに映し出される映画が娯楽になった。さらに、テレビが発明され、いつでも自宅で娯楽番組が視聴できるようになった。今やYoutubeで様々なコンテンツが視聴できる。 映像技術は100年と少しの間に大きく変わってしまった。そして、技術の発展の合間合間に、天才といわれるクリエイター達が現れている。 ウォ…
魅惑のノイズ(ノイズミュージックの魅力) ノイズはアートである。 ノイズ/ミュージック――歴史・方法・思想:ルッソロからゼロ年代まで 作者: ポール・ヘガティ,若尾裕,嶋田久美 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2014/04/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る ということで、本日取り上げるテーマはノイズ・ノイズミュージックである。 ノイズミュージックを知らない方のために、簡単にノイズミュージックとは何か? を説明しておこう。 といっても、この説明は一言で終了する。 ノイズミュージックとは、ズバリ、 「騒音・雑音から生まれた音楽」 である。 ノイズミュージ…
No,18 お洒落な家具が欲しければ、チャールズ・イームズデザインの家具を買え!
お洒落な家具が欲しければ、チャールズ・イームズデザインの家具を買え! ただし、経済的に余裕があるという条件が付く。 チャールズ・イームズの家具は、確かにモダンでお洒落だが、 少々値が張るのである。 因みに我が家の家具は、そのほとんどがニトリである。 アートブログを執筆する身としては、大変情けない…。 しかし、言い訳だけはさせてもらう。 ニトリでも探せばお洒落な家具はあるのだ…。 多分…。 さて、チャールズ・イームズをご存知の方はどれくらいいるだろうか? 皆目見当がつかないが、その存在を知らない方であっても、 チャールズ・イームズの家具を見れば、 「カッコいい!」 「美しい!」 なんて感嘆のため…
No,17 The Velvet Underground and Nicoは正に前衛音楽作品である。
The Velvet Underground and Nicoは正に前衛音楽作品である。 皆様は、 「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」 というバンドをご存じだろうか?ロックが大好きな人、 「アンディーウォーホル」が大好きな人(これについては、以下に記載)、であれば、 「知っとるわ!」 「今更かい!」 なんていわれるかもしれない。しかし、ロックを知らず、「アンディーウォーホル」にも興味がない、なんて人にとっては、 「誰?」 「服飾メーカー?」 なんていうだろう。そう、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」というバンドは、認知度としては、絶妙に宙ぶらりんで中途半端な位置にいるバンドなのである。…
No,16 籔内佐斗司の作る作品を怖いと思うのは、私だけだろうか?
籔内佐斗司の作る作品を怖いと思うのは、私だけだろうか?「籔内佐斗司」そう、平城遷都1300年記念事業のマスコット「せんとくん」で一躍有名になった、あの、「籔内佐斗司」である。 SACCONNECT USB 充電 ACアダプター コンせんとくん 2ポート 2.4A 耐トラッキング加工済 (せんとくん 感謝) 出版社/メーカー: SAC メディア: エレクトロニクス この商品を含むブログを見る 歴史好きの人なら、平城遷都1300年記念イベントに参加し、「せんとくん」を知り、そこから「籔内佐斗司」を知った。 なんて人もいるかもしれない。 お笑い好きの人であれば、TKO「木下 隆行」のものまねから「せ…
「火の鳥」は間違いなく最高傑作である。 火の鳥【全12巻セット】 作者: 手塚治虫 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2013/07/08 メディア: コミック この商品を含むブログを見る これについては異論を認めない。 いや、異論を唱える人もそういないと思う。 火の鳥が駄作であれば、この世の中のあらゆる漫画が駄作といっても過言ではないだろう。 ここまで言うともう分かっていただけると思うが、 本日のテーマは、漫画の神様「手塚治虫」の「火の鳥」である。 当然、このブログに遊びに来た皆様は「火の鳥」をご存知のことだろう。 内容を知らないにしても、タイトルくらいは聞いたことがあるはずだ。 …
No,14 自動車のデザインはアートと言っていい時期があった。
皆様は 「パイクカー」 というものをご存じだろうか?パイクカーとは、そのデザインがレトロであったり、先鋭的なデザインの車の総称である。 本日は、そのパイクカーの魅力について語っていこうと思う。 現在の車は、「全部同じデザインにみえる。」なんて思ってる方もいるのではないだろうか? 私もそう思っている。 猫も杓子もデザインの複写ばかりである。 しかし、これには理由がある。デザインを共通化することで、大量生産を可能とし、車一台一台の生産コストを下げる狙いがあるのだ。デザインを統一しなければ、車の価格が高騰してしまい、とてもじゃないけれど、一般人が手に届く車は作ることができない。 現在では、光岡自動車…
No,13 Marilyn Mansonはアートなのか否か…。
今の私は、JazzやBluesが大好きなおじさんである。 しかし、若き頃、私は人並みにロックやポップスやヘビーメタルというジャンルも聞いていた。 その中で、最もカルチャーショックを受けたアーティストの一人が、 「マリリン・マンソン」 LEST WE FORGET-BEST OF アーティスト: MARILYN MANSON 出版社/メーカー: INTES 発売日: 2004/09/27 メディア: CD この商品を含むブログを見る である。 マリリン・マンソンと出会ったのは、中学三年生の時であった。 私には一つ年上の兄がいるのだが、当時の兄は、この手のバンドに凝っていたのである。 その影響もあ…
本日はかの有名な 「谷川俊太郎」 谷川俊太郎 についてである。 タイトルを読んで、 「谷川俊太郎にあったことがあるみたいな言い方するなよ」 なんてツッコミを入れた人もいるかも知れない。 が、実は私、谷川俊太郎先生にお会いしたことがある。 しかも、その時のツーショット写真が私の携帯にしっかりと保存されている。 どうだ! 羨ましいだろう! あの谷川俊太郎だぞ! 二十億光年の孤独だぞ! 二十億光年の孤独 (集英社文庫) 作者: 谷川俊太郎,川村和夫,W・I・エリオット 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2008/02/20 メディア: 文庫 購入: 15人 クリック: 176回 この商品を含むブ…
皆さま、突然だがホラー映画は好きだろうか? 「そんなの絶対に見れません!」 なんて人も中にはいるかも知れないが、 安心して欲しい。 本日紹介する映画は、一応ホラー映画に分類される映画であるが、 中身はいたってアーティスティックな映画なのだ。 「カリガリ博士」 この作品名を聞いてピンときた人は、映画フリークである。 なにせ、制作年が1920年と大変古く、その上サイレント映画なのだ。 カリガリ博士 【淀川長治解説映像付き】 [ ヴェルナー・クラウス ]ジャンル: CD・DVD・楽器 > DVD > 洋画 > ホラーショップ: 楽天ブックス価格: 1,000円 そんな映画を好き好んで鑑賞しようなんて…
本日はポエムについて書こう。 ズバリ、 「中原中也」 が本日の主役だ。 中原中也 といっても、詩というジャンルは数あるアートの中でも、比較的マイナーなジャンルである。 中原中也は確かに有名な人物だが、詩の需要が無い昨今、知らなくても仕方がない。 ここで、あえて質問してみよう。 このブログを読んでいる人の中で、詩集を購入したことのある人がどれだけいるだろうか? 多分そんなにいないと思う。 「ポエム大好きだよ」 なんていう人は、風変わりな奴に決まっている。 私はポエム大好きな人物かつノーマルな人物に、未だ嘗て遭遇したことがない。 もし、 「私はポエム大好きでノーマルだ」 と思ってる人がいるとしても…
ベタである。 本当にベタである。 なんせ、本日紹介するのはかの有名なロックスター 「ジミ・ヘンドリックス」 なのだ。 Jimi Hendrix 紹介するまでもないといわれてしまいそうだが、 今後、音楽のことも書いていきたいので、その手始めにギタリストの大横綱を記事にしようと思い立ったのだ。 「既に知ってるわ!」 なんて人も、私見バリバリのブログに少しの間お付き合いいただきたい。 私「ジミ・ヘンドリックス」に出会ったのは多分高校一年の時だったと記憶している。 当時、日本では「USA」で再ブレイクをした「DA PUMP」、広島出身の男前コンビ「ポルノグラフティ」、今でいうAKB48の位置にいた「モ…
日本一の絵本作家と言えば 「五味太郎」 五味太郎先生 である。 これについては、 「いやいや、女性作家のせなけいこだろ!」 とか、 「馬鹿野郎!キンコン西野亮廣だろ!」 とか異論がある人もいるだろう。 だが、そんな意見ここでは聞く耳を持たない。 何故なら、このブログは私のブログだからである。 実際、「五味太郎」の絵本は凄い。 子供の落書きのような絵、 ベタ塗りに近い筆使い、 見るものを楽しませる色彩、 わかりやすいストーリー…。 どれを取っても絵本の全てを兼ね揃えている。 この絵面を見たことがある人も多いだろう。 日本人なら、一度は「五味太郎」の絵本を手にしたことがあるに違いない。 かく言う我…
皆様は「不思議の国のアリス」 をご存知だろうか? 恐らく多くの人が知っていることだろう。 あのディズニーも1951年にアニメ化している。 原作者は「ルイス・キャロル」。 イギリスの作家である。 だが、本日紹介したい「不思議の国のアリス」は チェコスロバキアの映像作家である、 「ヤン・シュヴァンクマイエル」 のアリスである。 ヤン・シュヴァンクマイエル 実は、「不思議の国のアリス」は皆様が思っている以上に映像作品が多い。 恐らく10を超えるアリスが地球上に存在しているのではないかと思われる。 その中でも、私の大好きなアリスが、「ヤン・シュヴァンクマイエル」ヴァージョンのアリスなのだ。 タイトルは…
現在、フジテレビで絶賛放送中の 「ゲゲゲの鬼太郎」 が本日のテーマである。 「ゲゲゲの鬼太郎」…。 少年の頃からMy Favorite漫画のひとつである。 もちろんアニメもよく見ていた。 30歳を超えた私は、世代的に主題歌を歌うアーティストが”吉幾三”であり、”憂歌団”であった。 つまり、第3期と第4期を見ていたということになる。 今、私の子供たちが毎週楽しみにしているのは第6期。 主題歌を歌っているのは、かのスーパー演歌歌手”氷川きよし”。 内容も現代社会に即した内容に変わっている。 鬼太郎がスマホを操作するし、YouTubeを見る。 そして鬼太郎は男前で、猫娘は八頭身。 第6期の鬼太郎と猫…
絵本の巨匠と言えばだれを思い浮かべるだろうか? 五味太郎? モーリス・センダック? いやいや、私にとっての絵本の巨匠と言えば 「エドワード・ゴーリー」 エドワード・ゴーリー である。 御存じない方もおられると思うが、 そういった方は下記基本情報をチェックいただきたい。 さて、私が「エドワード・ゴーリー」に出会ったのは5,6年前。 恥ずかしながら、5,6年前、つまり二十代半ばまで「エドワード・ゴーリー」という天才を知らなかったのである。 ちなみに、出会った出会ったと表現しているが、当然ながらアポを取って本人と会ったわけではなく、道でばったり会ったわけではない。 そもそも、「エドワード・ゴーリー」…
No,4 著者の作品に対する愛を感じる名作「博士の愛した数式」
私は小説が大好きである。 漫画も好きだが、どちらかと言えば小説のほうが得意だ。 読み物に対して、”得意””不得意”と表現するのは間違っている気もするが、 漫画は文字と同時に絵を追いかけなければいけない。 どうも私はそれが苦手なのである。 だが、漫画が嫌いというわけではない。 漫画も大好きである。 さて、 「博士の愛した数式」 について語ろう。 博士の愛した数式 (新潮文庫) 作者: 小川洋子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/07/01 メディア: Kindle版 購入: 5人 クリック: 6回 この商品を含むブログ (8件) を見る この作品、御存じの方も多いと思う。 なんと映…
本日も私の趣味・思考バリバリの作品をご紹介する。 その名は「アンダルシアの犬」
さて、本日は私の大好きな映画を紹介しよう。 そのタイトルは 「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」 この映画、私が今まで見た映画の中でかなり上位に位置する映画である。 高校生のころ、私の家から一番近い、小さな映画館でこの映画が公開されたとき、 そのポスター(パンフレットやDVDの表紙でもある)の勢いに圧倒されたのを覚えている。 なんせ、明らかに男である男が化粧をし、大きな口を開け、熱唱しているのである。 その上、その顔はオーガズムでも感じているかのような表情をしている…。 血気盛んな男子学生である私にとって、そのポスターは衝撃であった。 こちらがポスターとなっていたタイトル。↓ ヘドウィグ・…
私は、1to4Pictureを運営する、佐々木暢之助。 実は、元バンドマンである。 一時期、本気でアーティストを目指していた。 今は夢破れて、とあるド田舎で細々と小説を読んだり書いたり、 アート鑑賞を楽しんだり…。 と、まぁ、それなりに楽しく暮らしている。 趣味はアートと触れ合うこと。 音楽であれ、絵であれ、小説であれ、映画であれ、アートは素晴らしい。 文化的な生活を送る…。 人として生まれた以上、この権利だけは絶対に失ってはいけないと思う今日この頃。 このブログではアートに関する記事を書きまくろうと思う。 楽しみにしている人がどれだけいるかわからないが、これからのこのブログを是非、楽しみにし…
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