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マニラ午前4時 https://taippii.hatenablog.jp/

現在 電気なしのロウソク暮らし。 家賃「300ペソ(600円ちょい)」のフィリピンローカルでの貧乏日記。 現地庶民水準(未満?)の暮らしのブログは 数少ないと思いますよ〜。 週一ペースで、ビン詰めの野菜カレーを作り続けています。

最近、ロウソクを2本灯したことがあったのですが、すごく贅沢をしている気がして。もう「贅沢」の基準すらおかしくなってきている昨今です。

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2019/05/08

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  • ついに日本帰国が目前に

    今週のお題「パイナップル」 少し昔になるが、デルモンテからだったか、トマトジュースにパイナップルを混ぜた飲料が出てたことがあった。今は無くなってしまったが なかなか爽快な味で、よく買っていたのを覚えている。フィリピンは常夏の国なので、街角の至る所で大きな氷を浮かべたジューススタンドが見られる。ココナッツ、メロン、チョコレートなど色々な味があるがパイナップル味もある。そこに細かく切ったトマトを入れると…、トマトの食感も合わさり、すごくおいしいのである。私がやり始めても、またあの頭のおかしな東洋人が変わったことをし始めたぞ、となるので、間にフィリピン人をかます必要があるが…。さてお題をサクッと消化…

  • 南国フィリピン、6年越しのボンバイ(金貸し)とその取り立ての顛末

    「取り立てしなきゃ」。 と、今回も 特別お題を瞬殺して本文へ… フィリピンで暮らすにあたって、一番大事なものは何か。それはやはり「お金」であろう。お金が無ければ、どうにもならないし、お金があれば大抵のことはなんとかなる。とはいうものの、無かったら無かったでなんとかなってしまうのがここフィリピンの面白さである。 去る2022年10月21日、円が1ドル=150円まで暴落したことがあった(今も安値傾向だけどね)。生活費の工面すら苦労していた私(今も苦労しているけどね)は久々に通い始めたピソネット(12ペソ/h)で連日ヤフーのニュースに取り上げられているそれを見て、今 SRRV(特別退職者居住ビザ)を…

  • 南国フィリピン、最近の営業収支&生活費を公開

    今週のお題「行きたい国・行った国」 私の行きたい国は「日本」です いつになく今週のお題を一瞬で消化して、本文に入っていこう。 冗談でも何でもなく、本当にその通りなのだから――。 またまたごっそりと間が空いてしまった。まだしぶとくフィリピンで棲息している。 2021年12月に始めたお好み焼き売りは、コロナ明けでプラザ(大教会前の広場)から町の公設市場のナイトマーケットに昨年6月より場所を移して ほぼ毎日営業を続けている。 忙しいアピールをする訳では無いが本当に時間が取れず、ブログの方まで手が回らなかった。 時間がないのに加え、最近は資金の逼迫もあり、一時間15ペソのネット代の捻出も慎重にならざる…

  • フィリピンで働く!

    またまた間が空いてしまった。フィリピンの労働省が外国人の就労の状況を監視するという不穏なニュースも入ってきているが、今のところ私は、以前に想像力を逞しくして考えたような拘束に遭ったりしていない(当たり前か)。 ニュースでは、AEP(エイリアン・エンプロイー・パーミット(外国人雇用許可証))を発行しているDOLE(労働省)とPRA(フィリピン退職者庁)が連携してAEPを取得している外国人を監視するということだが、大きなギモンが2つある。まず、驚かされたのが「え? 今まで情報の共有とか してなかったの?」ということだ。AEPを取得すれば働けます、というのは当時の(往年の?)SRRV(特別退職者居住…

  • フィリピンでの水浴びと雨季

    今週のお題「お風呂での過ごし方」 前回からしばらく間が空いてしまった。書くべきことは・デジカメが壊れて、修理に出すまで新しい写真が取れない・畑を今月いっぱいで出ることになり、村での寝起きが中心となった・村の住居でサリサリストアを開業、料理の方もやや規模を縮小しつつも ほぼ毎日営業することになった・日本語を話せる在日歴25年を擁する強力助っ人登場。しかし…・取り置きの日本円16万では既に日本に帰れなくなっているという驚愕の事実が判明…! ーーとたくさんあるのだが、それらをすべてスルーし、今回もお題に沿った内容で淡々と綴っていく。 まずフィリピンのローカルエリアでの水浴びとはどのようなものだろうか…

  • スパイス甘茶 in フィリピン

    今週のお題「好きなお茶」 インドのティーマサラのというのをご存知だろうか。マサラとは複数の香辛料を粉末にして混ぜ合わせたもので、つまりスパイスを使ったお茶ということになる。なので、日本や中国の、茶葉を使ったお茶とは全く別物だ。 私の手元にあるEVELEST社のものの原料は画像リンク先から確認できるが、実はパッケージにはブラックペッパーとドライジンジャーが原料欄の先頭にあり、このことからもわかるとおり、あまり飲みやすいものではない。飲んでおいしいと思う日本人は ごく少数だと思う。もしかしたら、私が生涯食べた中で最も甘いお菓子、インドの激甘ドーナツ*1と一緒に頂くのかもしれない*2。 あまり口に合…

  • フィリピンの隠れた暗部、初等教育とその内実

    今週のお題「サボる」 サボる。 それは、平常の行程が継続的に編成され進んでいくなかに於いて、一時的にその業務を意図的に中止し、職場なり何なりから当人に与えられている責務を放棄する、といった場合に用いられる語句なのだと思いますが、全て”サボリ”で構成されている、そういった場合も、それを”サボり”呼ぶのでしょうか――。 『シリーズ フィリピンの闇』、今回は小学校での教育態勢を書き綴っていこうと思います。 ( 闇度 :★★★★★ ビャーーッ!! ) 5年前、初めてフィリピンの小学校を目にしたときは大変驚きました。子供の多さやその賑やかさもさることながら、日本の小学校と一番違うのは学校の内外にお菓子や…

  • シリーズ・フィリピンの闇

    所持金残り:4483ペソ と3万円(帰国旅費・ビザ更新料の取り置き16万円を除く)予想滞在期限:2022年4月頃 今週のお題「サボる」 ついついサボってしまいがちな歯磨き。 私もフィリピンに来て何本も虫歯を作ってしまっています。大体のパターンは、仕事や作業やネットなんかに体力を割きすぎて、寝る前の歯磨きをする気力が残っておらず、夕食を作って食べてそのままバタン、それが生活パターンとして続くとと虫歯ができて歯医者さんにお世話になる、という具合です。それがわかっているのなら、手を打つことができるのではと思うのですが、喉元過ぎればというやつで、また怠けてしまうのです。それでも最近は、フィリピン国内の…

  • 懐かしのファミコン動画

    今週のお題「やり込んだゲーム」 フィリピンに長期滞在すると決めたときに、私が持ち込んだものの中にファミコンがあります。もちろん、お気に入りのソフトや未クリアのソフトもたくさん持っていきました。ヒマな時間を使って、子供の頃にクリアできなかったドラクエⅡをクリアできたのはいい思い出です。 しかしフィリピン3年目に、持ち込んでいたファミコン本体、ホケンのために買った互換機2ブランドの計3台が相次いで故障…。ACアダプタからの出力は正常なのでいずれも本体の故障だと思われます。日本の皆さんは意識しないと思いますが、「電気の質」というのがあります。瞬間的に異常に高い電圧が加わることが途上国ではあるというこ…

  • フィリピン人とケンカ

    「マサ、リスペクトありますか?」 その言葉に一発でカチーンときた。許容の限度を超えている。怒りの感情が湧いて、そしてそれが すぅっと冷静に、いや、冷徹になっていくのがわかった。 「誰が誰にリスペクトだって…?」 事の発端はこうだ。私は氏の宅を訪れ、夕食の餃子を作っていた。これは私の提案であり、また氏の希望でもあった。もちろん餃子を作りにだけ行ったのではない。メインはウータン(借金)の回収である。前回の記事の次の訪問では500ペソの返済を受け、その次からは毎回250ペソずつ支払ってくれるようになった。以前からも氏の住んでいる所に時々遊びに行って、日本の料理を振る舞っていたのであり、今回もそのよう…

  • 「これがフィリピンビジネスだよ!」

    今週のお題「自由研究」 今回・次回と、私のフィリピン研究として、私の友人を通してフィリピンの文化・行動様式を見つめたいと思います。私は毎日ノートに日記をつけているのですが、人の名前を記載するときは年齢・性別に関わらず「○○氏」と記します。空々しいことではあると思うのですが、敬意そして一定の距離感を自分に刻むためです。その中で唯一、単に「氏」と書き記されているのが、今回登場するフィリピン人男性です。人懐っこく、行き当たりばったりで、お金とおいしいものに目がなく、嘘つきで、誠意が微塵も無く、それでいてどこか憎めない。まさにフィリピン人の特徴を全て表したような人物だからです。フィリピンに居られる方は…

  • VS.チャイナ資本

    今週のお題「好きなアイス」 所持金残り:2516ペソ と4万円(帰国旅費・ビザ更新料の取り置き16万円を除く)予想滞在期限:2022年6月頃 Aice というアイスのメーカー をご存知だろうか。自社専用のチェストフリーザーをあちこちのサリサリに配し、ここ2年ほどで目覚ましい躍進を続けているメーカーである。100メートルと間を置かず売られているエリアすらある。私の地方だけ、ということはないだろうからフィリピン全土に遍く進出しているのだろう。単一メーカーながら多くの種類を有し、フリーザーの近くには必ずその一覧のフラッグが掲げられている。価格もそれに明示されており、もちろんどこで買っても味は均一なの…

  • ここが私の住みたい所

    今週のお題「住みたい場所」 所持金残り:3616ペソ と5万円(帰国旅費・ビザ更新料の取り置き16万円を除く)予想滞在期限:2022年6月頃 私は今の生活に大変満足していて、住みたい所というのは、そのまま今の生活圏になるので、以前もいろいろなお題に絡めて投稿していますが、今回も結局のところフィリピン・ローカル生活の紹介ポストです。よろしければ過去のものもご覧になって見比べてみてください。 現在の「寝られる場所」というのは4つ。メインとしているのは、畑と一体となった自作の小屋もどきで、ビニールシートにバナナの葉を被せて紫外線から守り、同時に暑さもかなり軽減しています。板を打ち付けたような いわゆ…

  • 大晦日のドライカレー販売

    今週のお題は「下書き供養」ということで、随分昔になってしまったが尻切れトンボになっている昨年末の特別セール最終日、つまり大晦日の様子をお伝えしたい。 最終日は、一番人気のあるドライカレーを再び作って売り歩くことに。前年の仕事用ノートを見たところ、1kgの米で作ったドライカレーが、深夜までよく売れて300ペソを超える現金を手にしたようで、今年は強気に1.25kgを炊くことにした。私のドライカレーの現行のレシピでは、市販のカレーパウダー(300ペソ/kgで購入)にMDH社のPAV BHAJI MASALAを3:1くらいで使っている。後者の方は青マンゴーパウダーが結構な割合で含まれているようで、甘酸…

  • フィリピンの特別退職者居住ビザ、SRRVの現在【3月最新版】

    今週のお題「〇〇からの卒業」 日本からの卒業、というわけではないが、私はこの先、一生もう日本に帰らないような気もしてきた。 東南アジアなどで暮らす(困窮)邦人を題材として扱うノンフィクションや書籍やネットコラムの中で時折、「日本を捨てたのだ」とか、いや、「日本に捨てられたのだ」とかというところに焦点が当たることがある。私は、それはどちらか一方の択一的なものではないと思う。ただ「日本とマッチしなかった」というものが横たわっているだけのように思うのだ。ここでの「日本」という語句は、「日本というシステム一式」とか「日本という文化装置」とかといったものになってくると思う。この辺りはまた稿を改めて書くこ…

  • 「日本に帰れない」から「日本に帰らない」へ

    お題「#この1年の変化」 昨年の3月17日に、軍の動員もかけての物々しいロックダウンが始まり、それから一年になろうとしている。いつくかのサリサリストアには、夜間の外出や飲酒や集会の禁止、それに違反・抵抗した者は拘束・科料する、という掲示がなされ、戒厳令とはこうしたものかと震え上がったものだが、フィリピンの熱しやすく冷めやすいといった気質によるものか、何の号令も無しに徐々に緩くなり、現在はほどほどのところに落ち着いている。市場へ入るための通行証(Pass slip)も初めの頃は、連番管理されて各村への割当枠があったのか、村役場へそれを取りに行くと今日も市場へ行くの? と訊かれたりしていたが、近頃…

  • フィリピンローカル、畑の中の生活

    今週のお題「告白します」 実は今、「電気」・「ガス」・「水道」の無い生活を送っています…。 以前から借りている畑に、竹で組んだ「屋根」と「囲い」を自前で建てて移り住んだのが昨年の10月。そのことを書いた記事の最後に、住心地の方はどうか、と結んだわけですが、今回は引っ越しから5ヶ月経った生活の様子を上の3つを絡めて 少し紹介していきます。 組んだ竹にビニルシート・バナナ葉などを張った屋根。最近になって中央部が裂けてきてしまった。下向きに窪んできたなと思ったらニワトリが時々乗っているよう…。割れた卵も落ちてきていたので、見てみるともう一つ卵があった。どうしよう…。 まず電気が無いのですが、初めの頃…

  • つづいてのメニューは…

    4日間立て続けに仕事を入れ、さすがに疲れが出てお休みを2日挟んだ。疲れた状態で仕事をしてもミスをしたり、いたずらっ子の対応にイライラしたりロクなことがないからだ。 今回のメニューは、ハンバーガーに続くウスターソースを使った料理、お好み焼き。ウスターソースを作る時間を考慮に入れなければ、実はこのお好み焼きが、調理時間あたりでいちばん利益が高い。8つに切ったその1切れを村では20ペソ、市場では25ペソで売っており、1枚焼けばそれぞれ160ペソ・200ペソの売上げだ。*1さて、買い物リストを手に市場へ。しかしキャベツの値段を訊いて、その返答に耳を疑った。1/4kgで40ペソとのことだが、これまでのキ…

  • 年末商戦4日目 ―― 手作りウスターソースでハンバーガー

    前もってリストアップしてある年末メニューの候補の中から今回はハンバーガーをチョイス。出し物を日替わりにしているのは、単に私が飽きっぽい性格のためにいろいろなものを作った方が楽しくやれるというのと、子供にもどんな料理が出るのかとワクワク感を持ってもらいたいからだ。 日本ではどうか知らないが、ここフィリピンでは、いろいろなおかずが並んでいる作り置きの食堂(トゥロトゥロ)を別にすれば、日替わりで料理を提供している屋台というのは見たことがない。確かに、一品に絞っておけば、工程も決まっているので作業はラクになるし、何より買い入れておく食材や調味料も同一なので鮮度管理(食材廃棄)の問題は発生しにくい。私は…

  • 年末商戦3日目 ―― ケチャップライスを販売

    よく買ってくれる子から、ケチャップライスが食べたい、と先日リクエストが入った。こちらのメニューは米1kgに対し500mlの手作りトマトソースを入れて作っているわけだが、ここ2ヶ月ほどトマトが高騰し、120㌷/kgという記憶にないくらいの高値を付けている。私のトマトソースは20〜30㌷/kgのときに1〜1.5kg買い入れて作るのだが(古くなったものが10〜15㌷ということさえある。運搬費・販売費が出てないだろそれ…。リンゴやバナナより安いのでフルーツの代わりに食べていた時期もある)、こうも高値だとさすがに手が出ず ずっと作らないでいた(商売を抜きにして自家用としても、瓶カレーより日持ちするし、ト…

  • 年末商戦2日目――チャーハンを夕方の村で販売

    25日も村での販売の予定を入れてある。メニューはチャーハンで、こちらもドライカレーに負けず劣らずの改善を繰り返している自信作。今回はエースの「紅生姜(南国フルーツ味)」を欠いてはいるものの、その状態でもドライカレーよりおいしいと言う子が居るくらいのレシピである。多くのウェブページや動画を見てきたので、原材料を見るだけで、味がわかる(明らかに抜けている調味料があり たいしたことないなと思う)ようになってしまった。ラードか豚バラ肉の刻みでも入れない限り――つまり、卵と干しエビと野菜と通常の調味料だけで現行の私のチャーハンに勝るものは、ネットに限るなら見当たらない。味覇とか冷凍チャーハンがおいしいら…

  • 年末商戦1日目 ―― 村での販売を本格的に再開させて、フィリピン生活の黒字化なるか

    12月24日。 3年ほど前に製作して少し使っただけ(以前の記事(の後半))の、キッチン台車を今年の年末商戦に投入しようと、前日までに再整備を終わらせた。自家用として使っているガス台も搭載させて、薪焚きの手間や煙臭さも解消とする。午後4時ごろか、私がメインで寝起きしている畑の小屋もどき(以前の記事(の後半))から、台車を柵を越えさせて出発。急ぎたかったが小さな車輪で道も良くないためゆっくりゴロゴロと引くしかない。しかし村道に出てほどなく、知り合いの親日派のトライセクルドライバーが通り、声をかけてくれた。ありがたいことに村まで台車ごと送ってくれるという。 村の入り口まで着き、料金を、と言うが固辞さ…

  • フィリピン滞在のタイムリミット――残りの日本円でいつまで暮らせるのか

    前回の冒頭、「さぁ大変なことになった」と書いたが具体的に何が大変なのか。ビザが効力を失っていないという証明であるPRA(フィリピン退職者庁)発行のIDカードの更新がコロナ禍の中でできず、私のIDは期限切れとなってしまっている。 私は日本から数十万の現金を持ち込んでいたのだが、それを再び補給するために、今年の夏に一時帰国するつもりでいた。しかし期限切れのものでは審査をパスできない(厳密には、県をまたぐ移動には政府機関への申請が必要なので その時点で問題が出てくるだろう)。お金のことはフィリピンで生活していくうえで一番大事なので、余裕をもたせた計画をしていたのだが、いつまでも保つというものでもない…

  • フィリピンの特別退職者居住ビザ、SRRVの現在

    さぁ、大変なことになった。いや進行形だから「なっている」、か。私のフィリピンでのビザの種類はロングステイビザのひとつ、特別退職者居住ビザ(SRRV:Special Retiree Residence Visa)というやつなのだが、これを発行しているフィリピン退職者庁(PRA:Philippines Retirement Authority;観光省の傘下)というところが11月に入ってからこちら、その機能を全て停止している。表向きのアナウンスは、SRRVの新規発行をしばらくのあいだ中止します、ということで これだけ見ると、あぁコロナのせいかなとも思うが、ビザの更新(基本的には一年ごと)やビザのキャ…

  • 日本人の勤勉さとフィリピン人のぐうたら加減に感謝

    今週のお題「感謝したいこと」 早いもので私がフィリピンに来てからもうすぐで5年になります。来た頃は異文化の中で何にでも興味関心を持ち、ネットで調べたり考えたりしましたが、そうしたもののひとつに、なぜ一日の労働の対価が日本とこんなにも差があるのかというのがありました。 マニラの新聞店。猫を数えてみると新聞の銘柄より多かった… フィリピンにも最低賃金の定めがあり、マニラ首都圏は500ペソ台ですが、ローカルは400ペソ前後、しかもそれすら守られていないことが多く、二食か三食ついて250ペソや300ペソというのはザラにあるようです。仮に今、日本で働いて日給が9000円だとしましょう(日本を離れているの…

  • フィリピンでピザ!?

    今週のお題「ピザ」 私の、村で販売している主なメニューに「ピザ」が2種類ある。なんてことはない、インドの薄焼きパンである「チャパティ」を「インジャンピッツァ」、皆さんもご存知、お好み焼きを「ジャパニーズピッツァ」と称して売っているのだ。いずれにしても「チャパティ」・「オコノミヤキ」、では現地の子供は全くわからないのでそうして呼んでいるだけだ。 写真はいちばん最近の「チャパティ」とカレー。ネット上のいくつものサイトや動画を参考にして作ってきたはずだが、改めて検索してみると、これはほとんど(原料も作り方も)チャパティに該当しない…。打ち粉をするようなことを見たので、当時カレー粉のとろみ付けに小麦粉…

  • フィリピン、畑でごはん。

    今週のお題「鍋」 最近、毎朝食べているのは「かんたん炊き込みカレーご飯」。 アルミの鍋(釜)で、畑で竹などを薪にして炊いている。入っている具材はすべて自分の畑でその朝に摘んだもの。 この日は、苦瓜、ストリングビーン(蔓豆)、カトゥダイ(地元で食用とされている白い花)、カボチャの花、芋の蔓、赤唐辛子、フェンネルの葉。 まぁ、毎日同じようなラインナップだけどね。 それからタンパク質を摂るために、温泉卵も 空き缶に卵と水を入れて火の傍に置いて作る。このカトゥダイもそうだが、バナナやマンゴーなど フィリピンにはほとんど面倒を見ずに採るだけという農法が存在する。こうした作物がフィリピンのややぐうたらな国…

  • 密室に閉じ込められています inフィリピン

    ロフト部に大まかに床を取り付け(骨組みをしてベニヤ板の手持ちの分を乗っけただけなので半分くらいの面積しか「床」)が無い)、物が無くなってしまわないように急ぎでドアを拵えて取り付けた。ドアのベニヤは薄く古いものなので釘のアタマで押さえる話にならず、現地の民家の様式などを参考に、竹を針金で括りでベニヤ全体を抑えるというやり方で組み上げた。 さらに壁部分と床の工事を進めていると、遊びに来た女の子にロフト内に閉じ込められてしまった…。 ……なーんてね。 紐はそれほどきつく結ばれていなかったので、なんとかして解(ほど)いて脱出できた。女の子は、私が紐を解いている間じゅう、ずっと笑ってた。 集金カバンが手…

  • フィリピンの片田舎に閉じ込められています【後編】

    床の張り直しを終えた翌週、また青年たちに手伝ってもらって、建物の傾きを直してもらった。私の方で基礎の周りの掃除、現在の柱の根本の掘り起こし、礎となる石の用意を済ませておいて、4人掛かりくらいなら持ち上がるかと算段して声をかけた。持ち上げてもらっている間に私が石を置き、砂で埋めて水をかけて固めて終了。きちんと水平の床になった。…と思うが隣の家が傾いているのでよくわからない。前回同様にジュースをおごってみんなで飲んだ。 隣の家もひどく傾いている。傾きで低い軒がさらに低くなり、通るときは頭を下げないとぶつけてしまう。最近ようやく傾きの修繕を終え、壁も新しくなった。でも竹張りの壁なので炊事場とテーブル…

  • フィリピンの片田舎に閉じ込められています【後編】

    漁村の方にも週一、二回ドライカレーを売りに行っていたのだが、この“ロックダウン”とやらで、村唯一のまともな(?)娯楽、インターネット店も封じられ、お小遣いの使い途もないだろうと村での販売に力を入れることに。というか私の方も、市場と小学校という売り先を封じられているので必然的に村で売るしかない。ちなみにこの漁村なのだが、小学校の校長先生と他所でひょっこり会ったときに「スクウォッターエリアで、マリファナを吸ってるんでしょ、あそこ」と言われるほどの所なのだが、ちゃんとハウスナンバー(住所)もあるし、四年ほど出入りしているがマリファナを吸っているなんて見たことも聞いたこともない(タバコを吸っているロー…

  • フィリピンの片田舎に閉じ込められています【前編】

    3月中旬のこと。週に2回ほど行っている市場東の小学校へドライカレーを売りに行くと門前にたくさん居るはずの子どもたちの姿がない。学校向かいのサリサリストア(コンビニの機能をしている小さな商店)で訊いてみるとコロナウィルスのためしばらく休校とのこと。ネットのニュースでコロナウィルスが武漢市を中心に広がっているのは知っていたので、まぁしばらくは仕方がないかと小学校をあとにし、昼時の市場内外と夕方の漁村でなんとか売りさばいた。2、3日前まではその小学校で、「コロナウィルス」を中国語で書いてとせがまれて、十数人の腕にテキトーに“武漢新型肺炎菌”なんて書いてお金を取って荒稼ぎしていたのだが、この後 数日で…

  • 回想ニホン料理。(最近の料理特集 №2)

    今週のお題「うるう年」 日本からフィリピンに来て、この2月でもう四年。四年前の2月も閏月だったのですね。 日本は令和の時代に入ったということですが、私はまだ一度も「令和」という文字を手書きしたことがなく、その実感が持てていません。まぁ、そうした時代に関した実感のなさもフィリピンに来た当初のものと似ていて、ジープやトライセクルから撒き散らされるディーゼルの排煙、あちこちでの立ち小便、密集する番地も付されていないバラック小屋などを目の当たりにして、戦後からいったい何年経っていると思っているんだ…! と のけ反ったものです。 私の出入りしている漁村では、幼年の子が家の前の砂の上で(だいたいは下痢ぎみ…

  • 回想ニホン料理。(最近の料理特集 №1)

    今週のお題「元気の秘訣」 ふと思い出したりして食べたくなったものを、ネットで作り方を調べたりして作っていくーー。今回はそうして作られた祖国日本の料理を直近のものから紹介していきます。(砂糖・塩・油たっぷりのフィリピーノ・フードだと不健康だからねー) 【 焼き芋 1/13 】 畑の枯れ草を燃やしたときに出た灰を見て、これは焼き芋ができるのでは?と、トライ。実家は米農家だったので秋に籾殻の燃えカスで焼き芋を作ったりしてたんだよね。ホクホクの上々の仕上がり。野良仕事の最後においしくいただきました。 以下はメイキングの様子。 先日枯れ草を刈っていたら、全く不なりだと思って放っておいたカボチャが草の中か…

  • バギオにて赤米と黒米を買ってあったので、先日の赤米に続いて黒米を使っての「合いメシ」カレーを作ってみました。 洗米していて気付いたのだが、この黒米だと何か異物が入っていたときに全くわからない…。フィリピンの米にはいろいろなものが入っている。雑穀の実、虫の糞、髪の毛、小石、ビニール繊維。輸入の等外レーズンほどの酷さではないが、特に小石なんかは食べる時に噛んでしまうと一発で歯がもっていかれる…。挽肉に混ざった骨なんかはどうしようも術がないが、お米に混じった小石なら洗米のときになんとか取り除くことができる。歯の健康は生活の質にかなり影響をしてくるので、細心の注意を払っているのだが、今回の黒米では目視…

  • フィリピンから日本へのお土産 わたしのオススメ10選

    今週のお題「○○の秋」 今週のお題は「過ごしやすい、いい季節」なのか「○○の秋」なのかどちらなのでしょうか? よくわからないので、それぞれの場合で導入部を考えてみました。好きな方を使ってください。 (「過ごしやすい、いい季節」の場合の導入 ↓ )私が日本に帰国するとしたら、暑くもなく寒くもない毎年9月頃と決めてあります。特に寒い季節になると、西成で野営できなくなるのと、上着がかさばって荷になるので、それは避けなければいけません。しかし西成三角公園のベンチに連日「空き」ができるとは初めて訪れた十数年前からは想像もできません。いつもはこちらのBOSSのベンチ1〜2週間お世話になっていますお向かいの…

  • 最近の「カレー inフィリピン」 Part5

    7月に入り、6月から出回り始めたライチも少し値が下がってきた。ライチは穫れてから少し日が経つと、その実の表皮の色味が少し赤みがかった潤いのある茶色から、乾いて灰色っぽくなった茶色に変わってくる。新鮮な果実は甘みとほどよい酸味があるのだが、日が経ったものも、酸味が丸くなり甘さはそのままなので、味が損なわれるというわけでもない。それでもさらに日が経つとやはり腐る方向に向かっていく。表面の色の変化は一目瞭然なので、各フルーツ店は十数粒を小袋にして、安売りをしてくれる。私の見たところ、だいたい7〜8割引の大変お買い得な値付け。傷みはまず酒のようなフレーバーになることから始まる。甘みはまだ残っていて私は…

  • セカンドライフ inフィリピン

    今週のお題「理想の老後」 現役を退き、孫に囲まれて、多少ゆとりのある年金暮らし…。というのが昭和の頃は「老後」という語感に含まれていたのだろうが、今となっては晩婚化・非婚化によって孫どころか子供すらあやしいし、賃金はそのままでジワリジワリと上がっていく物価や税金や保険料。頼みの綱の年金も受給開始年齢がジリジリと上がっていき、受給額もどうなることやら。政府は高齢者でも働きやすい環境作りを、と爺さんになっても元気な人は働いてくださいと言い出す始末。 そんなイメージを纏いだした「老後」というやつを、ここではひとまず「社会の第一線から退いていること」と大きく括り直しておこう。社会の第一線、というのは会…

  • セカンドライフ inフィリピン

    現役を退き、孫に囲まれて、多少ゆとりのある年金暮らし…。というのが昭和の頃は「老後」という語感に含まれていたのだろうが、今となっては晩婚化・非婚化によって孫どころか子供すらあやしいし、賃金はそのままでジワリジワリと上がっていく物価や税金や保険料。頼みの綱の年金も受給開始年齢がジリジリと上がっていき、受給額もどうなることやら。政府は高齢者でも働きやすい環境作りを、と爺さんになっても元気な人は働いてくださいと言い出す始末。 そんなイメージを纏いだした「老後」というやつを、ここではひとまず「社会の第一線から退いていること」と大きく括り直しておこう。社会の第一線、というのは会社などで働き、そして租税を…

  • フィリピンローカルでの最近の一日

    今週のお題「夏を振り返る」 普段の一日をまた撮ってみた日があったので、この機会に紹介します。なぜか忙しくて、すっかり日付が遠くなってしまいました。写真にZ字の順でコメントを添えていきます。 ・朝のうちに1kmくらい離れた河口部に薪を拾いに行くことに。着くと早朝の漁を終えたボートが戻ってきており、知り合いの男の子が魚を父親に訊いてタダでくれた。時間が経って網の中で?他の魚に食べられたものは売り物にならず自家消費するようだ。一日の行動を写真にとって見るかと思い立ち、ボートをバックに撮影。 ・河口からやや上流で細い枝を中心に二袋分拾い集める。雨季の増水により、多くの枝が一面にわたって落ちている。また…

  • 自由研究「フィリピンの人にお金を貸すとどうなったか」

    今週のお題「わたしの自由研究」 日本のみなさんこんにちは。今週のお題は「自由研究」ということですね。私も学校に行ってた頃はいろいろな工作を作ったりして毎年 苦心の作を休み明けの学校に持っていったものでした。 フィリピン滞在も三年半となり、今まで幾人かにお金を貸したことがあるのですが、今回はその結果がどうなったのか、それをまとめてみたので発表したいと思います。 思い出したところ、男女各8人に貸していました(成人に限る)。 金額の大小はいろいろあるのですが、貸したお金は返ってきたのでしょうか? A. 全額完済されたB. 貸した金額の半分以上が返済されたC. 貸した金額の半分以下が返済されたD. ほ…

  • カレーライス fromバギオ

    今週のお題「残暑を乗り切る」 日本のみなさんこんにちは。南の国フィリピンから残暑見舞い申し上げます。 今週のお題は「残暑を乗り切る」ということで、暑い夏を乗り切る食べ物といえば、やっぱりカレーですよね。「いかがでしたかブログ」の冒頭のようなこじつけ具合になってしまいましたが、今回もカレー特集です。 日本に帰るのは自身のリタイアメントビザの更新のタイミングと日本との温度差の関係で9月ごろとしているのだが今年も日本に帰らないことに決めた。ちょっぴり楽しみにしていた人生初のカレー食べ歩き(於:大阪)というのも来年に延期。そんな折、カレーの調味料や具材を求めに高原都市バギオに買い出しに行った。予想以上…

  • フィリピンローカルでの30日の間の生活費

    今週のお題「わたしと乗り物」 日本のみなさんこんにちは。 フィリピンでは人件費が安いせいか、交通費がめちゃくちゃ安いです。日本で高速バスに3、4時間揺られると4千円だったか6円だったか払っていたように思いますが(もう忘れてしまった)、こちらでは同じような距離を利用すると400ペソ、日本円に換算すると800円ちょっとですね。 というわけで今回は交通費も含めて最近の生活費を見ていこうと思います。もし大きく浪費などしていたら生活の修正をしなければならないので、時々でもチェックしたいものです。ここでは、5月から6月にかけての30日の間の費用を取り上げます。とくにこの期間の意味は無くて毎日つけている日記…

  • カレー諸問題 (1)

    カルダモンはそのままテンパリングするのがいいのか?問題 高原都市バギオでカルダモンを手に入れたあと、それについての情報をネットでざっと見た。鞘の中にゴマのような種が入っていて、鞘にはそれほど香りはないとのことだった。実際に鞘を切って開けてみるとそのとおりゴマ粒のような種子があったので、胡椒をそうするように少し刻んで他のスパイスとテンパリングして使った。「なにこれ超おいしー!」と書いたのは4月の末のこと。 私はカルダモンの香りがすっかり気に入ってしまい、いまではこれ抜きでカレーを作ることはまず考えられない。もしお店でカルダモンの入っていないカレーです、とテーブルに出されたら、「え? カルダモン無…

  • 最近の「カレー inフィリピン」 Part4

    瓶詰めカレーを蓋の保護のためナイロンを一枚かませて作成。フライパンにこびり付いたカレーを落とすため、玉ねぎスライスとセロリとチキンパウダーと塩を足してカレースープにした。カレーよりこっちの方がおいしい。なぜだ。一度うまみを凝縮しているからか? 市場へドライカレーを売りに行く。 細かいツブツブはセロリシーズ。 やはりまたたくさん売れ残ってしまい、夕方の村へ。市場近く知人の家で冷蔵庫に入れさせてもらい夕方まで保冷。少し冷たいままでも、食べてみると これはこれでおいしく、再加熱せずに村に投入。雨季で手持ちが薄くなってきた薪の節約にもなる。 ウケはよく、今回もおかわりしてくれる子が複数出た。 勘定のコ…

  • 最近の「カレー inフィリピン」 Part3

    私の地元の、少しはメジャーになってきたのか、「金沢カレー」というのがある。黒めのドロっとしたカレーにトンカツが乗っかたりしているものだ。これを再現できないかとネットで検索してみた。そのもののレシピは見つからず、再現を試みている記事や動画にあたると、焦がしカラメルだったり、黒ゴマペーストで黒めの色にもっていってるようだ。あと焦がし玉ねぎも多めかな?黒ゴマは隣の市に行けばあることはあるが極小の小袋で小売りされているだけであり、あれでカレーに色をつけようとするならかなりの量を買い入れないといけない。それに金沢カレーを食べたときにゴマの風味を感じた記憶はない。なので黒ゴマはパス。カラメルも色と一緒に甘…

  • 最近の「カレー inフィリピン」 Part2

    隣の大きな市に住んでいるフィリピン人の友人宅にカレーを作りに行った。というと少し語弊があるか、代わりにパソコンでネットを数時間、一泊もさせてもらいに行った。バーター取引である。近くのショッピングモール(先日のノートの所)に夕方買い物に行ったが、レジが大行列。夕食の時間が大きく遅れてしまった。ホールスパイスは自宅から小詰めにしたのを持参、挽肉はモールで、野菜は市場で買った、といいたいが、野菜のうち人参とじゃが芋と茄子は、店じまいしていく正午過ぎのその市のテントマーケットの下で拾ったものである。なぜまだ食べられる物を捨てるのか。しかしそのうち茄子は中が虫になっており、「ちょっと拾った所に文句言って…

  • 最近の「カレー inフィリピン」 Part1

    ドライカレーは生業として時々作っているのだが、じゃあカレーライスは作れないのかと検索をしてみたのが今年の3月だか4月だか。結構簡単に作れるということがわかり、近頃は週に1〜2回くらいのペースで作っている。というわけで、「最近のカレー」を写真とともにお届け。 初っ端から番外編のような感じになってしまうが、まずは半年ほど前に買ってあったインスタントのカレーうどん。市場で法蓮草が安く売っていたので 今こそ卵を割るときか、と開封。 とろっとしたつゆに、辛味と甘みのバランスがよく、スパイスもビシッと決まっている。日本のクオリティすげぇ、と思わず唸る。ちなみにフィリピンにしばらく住んでいるとインゲンが料理…

  • ドラゴンフルーツの季節

    今週のお題「わたしの好きな色」 フィリピン北部は雨季に入って半月くらい経つ。数日前、マニラ首都圏も雨季入りしたと新聞スタンドで見出しが出ていた。 そこで最近出回りだしたのがドラゴンフルーツである。常夏の地域とはいえ(農産物はともかく)、フルーツにも旬というものがある。6月と7月はドラゴンフルーツとライチの季節だ。 写真の鮮やかな紫色のドラゴンフルーツは、最寄りの市場のテント市の日(6月20日)に買ったもの。小ぶりだが甘みはしっかりある。その時点でに価格は大玉は1Kg120ペソ(250円くらい)、子玉で同80ペソ。私の買ったのは小玉なので1個15ペソだった。 本日もテント市であり、行くと小玉やキ…

  • 【緊急リポート】売り場がノートの海に!

    フィリピンでは新学期が始まるのをBack to Schoolといいます。隣の市のショッピングモールに買い出しに行ったところ、6/3の新学期を前にした日曜日となり、地元の市場でも同様でしたが、文具コーナーは文房具を買い求める人たちでごった返していました。地元よりいくぶん安くなっているはずで、私もいつも日記用と仕事用の二冊のノートを持ち歩いているので、買い足しておくかと売り場に向かいました。しかし、そこに広がっていた光景とは… ↓ ↓ 台の上に無造作に積み重ねられている夥しい数のノートと、それを品定めして 手に取っては投げ、手に取っては投げを繰り返す買い物客…。 元の持ち場を越えて溢れかえるノート…

  • 日本に迷って

    三年前、私は日本で道に迷っていた。もちろん物理的ではない方の道だ。 私は二回転職したもの、同じ職種で十年ほどの経験を積むことができ、おかげさまで最後の方は人様程度のお給料がもらえるようになっていた。ただ一方で公私(という言い方はあまり好きじゃないのだけれど)でいろいろなことがあって仕事に対するモチベーションが、自分の思っているそれの下限になんだか近づいているような気がするようにもなっていた。それの原因というべきか結果というべきか、そうしたものはいくつかあって。ひとつは、私の職種はお客さんの困りごとを直接解決する部類のものだったので、お客さんの喜んでくれる姿が大きな励みになっていたのだが、それが…

  • 頭上クラウドファンディング inまにら北部

    【プロジェクトの目的 】海岸部に漂着しているプラスチックゴミを雨季が来る前に回収し、高潮による再流出を防ぎます。なお最近の研究によると2050年には海洋に存在するプラスチックゴミが魚の全体の量を上回るということです。 【クラウドファンディング至った経緯】地元のエスタンバイ(仕事をせずブラブラしている人)に仕事を紹介する形で海岸清掃に着手しようとしましたが、半日で回収したプラスチックをジャンクショップに持ち込むと約40ペソにしかならず、プロジェクトを安定的に継続していくため、当該地域の非農業の日額最低賃金280ペソの半日分にあたる140ペソとの差額を募らせていただくことになりました。1回100ペ…

  • フィリピンローカルの一日 【仕事オフの日・テントマーケット編 】(後編)

    張られたテントの様子を二階から撮影。色とりどりの天幕がはためいている。その準備は当日の午前3時台から始まっている…。果物屋さんなどが日中グッタリしてるのはそのせいである。 しかしその張り方というのが、隣接の家のシャッター収納部のエッジに引っ掛けたり、電線に引っ掛けてテンションをかけたりと無茶苦茶である。ロープも低く、テントの中を通るときはよく頭を引っ掛けそうになる。 市場の二階にある食堂の並び。10店分の店舗スペースがあるが現在は7店のみ。経営が難しいようで、ここ一年の内に5つの店が開業してしばらくで撤退していった…。 多くの店が、単品注文の他にバジェットミールと呼ばれる定食のような方式を採用…

  • フィリピンローカルの一日 【仕事オフの日・テントマーケット 】編

    今回は「仕事無し、ご飯を炊かなかった日」として2018年11月29日を紹介します。ご飯のない日は市場で食事を摂ることになりますが、この日は週二回のテント市が開かれる日になっています。 7時、スナック菓子とフルーツで軽めに朝食をすまし、洗濯。部屋のドアを出て数歩の好立地でポンプがある。バケツは24リットル。もちろん手洗いなのだがすっかり慣れて不便は感じない。 強い日射しの下、服を干す。日光が直射していれば2,3時間ほどで乾いてしまう。右から日本に帰ったときに西成で拾った海人と書かれたTシャツ、村へ行く途中の道で拾ったミロのTシャツ、少し大きな隣の市の古着屋で5ペソで買ったトランクスが二つ、ゴミ収…

  • 『販促!トリプル・ヨーグルト』 i nフィリピン

    私の人生に於けるトリプルという語句の交点といえば『迫撃!トリプル・ドム』くらいしか思いつくところがないが、それでもがんばって森永乳業トリプルヨーグルトの特別お題キャンペーンに応募してみたいと思う。 その前に少しだけグチらせてほしい。初めて企業タイアップお題に応募した、それどこ大賞(応募作『撤退戦? それとも』日本を降りて、フィリピンに外こもりしようとした場合の滞在経費を極貧ラインで試算)では大賞の発表に数ヶ月を要したし、次に応募したCHINTAIの わたしの自立(応募作『フィリピンで自立!?』上記の投稿から2年後、2018年8月を例に取って、試算通りになっているか検証)は結果の発表を知らなかっ…

  • カレー i nフィリピン

    半月くらい前からカレーに凝ってきている。ネット店に入ればカレーに関する情報ばかり漁っている。おかげでカレーに使われるスパイスのほとんどの特徴を覚えてしまった。さらに、バギオや隣の市で手に入るものは全て買い揃えてしまった。 笑ったのは昨年マニラ北部のチャイナタウンで買った汚い字の英語で名書きされた種子のハーブがクミンかな?と思って一度噛んでみたら、歯磨き粉の味と匂い。とんでもないのを結構な量 仕入れてしまったな、と思っていた。それからしばらくしてDILLと書かれた種子を別の市で、育てればピクルスやハンバーガーに使っていたハーブのディルになるのかなと買ったのだが買ったきり。最近カレー粉にも種子が使…

  • 泣きそう inフィリピン

    ゴミから拾った左右色違いの草履を履いていたら、行きつけの食堂のおばちゃんから新品の草履をプレゼントされた。 なんて優しいんだ、泣きそう。 現地語を少し勉強して、「私は日本からのゴミです」と子供たちに自己紹介したら、「あなたはゴミじゃない」と、どの子も必死になって否定してくれた。 私はゴミじゃないんだ、泣きそう。 フェイスブックを開設したら、友達になった とびきりかわいい子から誕生日の項にいいね! をつけられた。 生まれてきてよかったんだ、泣きそう。 1/3+1/3 を友達になった子たちに訊ねたら、一人しか正答できた子はいなかった。嫌な予感がして中学生と高校生に訊ねると正答できた子は誰もいなかっ…

  • フィリピンローカルの一日 【仕事の日】編

    前回に続き、「仕事の日」編をお送りします。日付は2018年12月2日です。 メニューは中華ちまき。行程としては材料を前日か買物、当日朝に具材を洗ってカット、米も石や虫やヤモリの糞などが入っていることもあるのでよく見てから洗米する。肉と野菜を順番に炒めて調味液と餅米を足し、水分をとばして火から下ろす。竹の葉より手に入りやすいバナナの葉を洗ってカット。計量カップで計って3つのサイズに分けて包んでいく。葉を巻くのは市の立った日に仕入れてある業務用のミシン糸、通常は一巻40ペソのところを放出品か10ペソで、細糸ながら1センチ強の巻きの厚みがあり、半永久的に使えるような気がする…。 丁寧に結んでいては時…

  • フィリピンローカルの一日 【仕事オフの日】編

    南の国からこんにちわ。今回から三回シリーズで私がどんな生活を送っているかお届けします。 初回は「仕事無し、ご飯を炊いた日」として2018年11月26日を写真と共に紹介します。なぜ少し前の日付かというと、写真を撮ったのはいいのですが、ベルマンスといいまして、オクトバー辺りから徐々にみんなが浮き足立って参りまして(クリスマスのために…)、子供たちが各戸を回って、歌を歌ってお金をねだるという行為が解禁となります。それで貧乏な家の子もお金を持つようになり可処分所得が増えたので、それを当て込んで村の子ども向けのご飯の販売を強化したために年末年始は多忙となっていたからです。本当です。 言い訳はこのくらいに…

  • マニラでの一日の食事内容

    9月、マニラに滞在した時に一日の食事を撮ってみた日があったのでご紹介します。 貧乏人の豪遊です、お笑い下さい。 ①未明のカルティマル市場にて毎朝恒例の果物の買い出し。歩いて2分、便利すぎる…。大玉のドラゴンフルーツたったの10ペソ、日本の二十分の一ほどか、タダ同然である。ネズミリンゴでは5ペソ。黒っぽい実はスモモ。ゴールデンキウイと併せて無料で仕入れ。入手ルートは… ②一旦ベッドスペースに帰って、スモモ・キウイと昨晩から冷やしておいた梨を食べる。梨は韓国産かな? 当たり外れはあるが大体はかなり甘い ③徒歩20秒のネットカフェで1時間ネットしたあと、トゥロトゥロという簡易食堂にて朝食。空腹だった…

  • フィリピンで SRRV-特別居住退職者ビサを取得した後、働こうとした場合

    のフローチャートを作ってみました

  • フィリピンの外国人雇用許可(AEP)を取るまでのステップ( (やっぱり)愚行 )【2018年<体当たり>地方編】

    ( ※時期や自治体によって要件が違いますので 開業する際は窓口で現行の状況を確認してください ) 今年に入り、市の営業許可の期限が切れたので更新しようと役場の部署に出向いたところ、ちゃんとDOLEのAEP(外国人雇用許可)がないとダメだと言われてしまいました。なので再びローカルのDOLEに改めて発給をお願いしに行くことに。ちなみに前回一緒に行ったピーナちゃんは海外就労のため居なくなりましたので別の日本語を話せるピーナちゃんと一緒に行きました。一応、延長にあたって前回のトレーニングプログラムを今回のピーナちゃんの名前に変えて印刷して持参します。DOLEに着いて話を聞くと、発給の条件に十人以上のフ…

  • フィリピンで自立!?

    二年前『撤退戦?それとも』にてご紹介したようにフィリピンで生活していくのも選択肢の一つにしてみてはと大風呂敷を広げたブログ主。さてその当人は、麻薬戦争真っ只中 そうじゃなくても修羅の国フィリピンにおいて 今日まで生活できていたのか、それとも尻尾を巻いて失意の帰国となったのか…? 安心してください、住んでますよ。 といったあたりで私のテレビ体験は止まっているのですが、おかげさまで累計二年半ほどフィリピンに滞在しております。 ブログの更新頻度が低いのは、ハンバーガーを作ったり、子供と遊んだり、畑を耕したり、小学校でタガログ語を勉強したり、浜に漂着する薪を拾ったり、まぁまぁ忙しくしていたせいで、仕様…

  • フィリピンの外国人就労許可(AEP)を取るまでのステップ (愚行) 【2017年<体当たり>地方編】

    (※開業する時期や自治体によって要件が違いますので実際の窓口で現行の状況を確認してください。現にここに書かれていること(2017年)は既に陳腐化しておりますので単に読み物としてお読みください) PRA(フィリピン退職者庁) のパンフレットなどに拠れば、マニラ首都圏においてはPRAがAEPの取得をサポートしますとありますが残念ながら私が落ちついた先はマニラからバスで4時間以上かかる片田舎。まぁあの面々にサポートされたからといって、迅速さや確実性が増すようには思いませんが(前回のエントリ参照) 。それでは早速、フィリピンローカルでいかにしてAEPを取得できるか順を追ってみていきましょう。ちなみにこ…

  • フィリピンの特別退職者居住ビザ(SRRV)を取るまでのステップ 【2016-17年<体当たり>最新版】

    1.フィリピン退職者省庁(PRA)のHP他で資格・要件などなるべく新しい情報を下調べします 以前のエントリを参考にSRRVを取得する前に半年以上のお試し滞在をお勧めします。 2.マニラ首都圏内マカティ市内にあるPRAへここCitibankTowerの29階にありますので、受付で預けるパスポートなどのIDを持って向かいましょう。服装は長ズボンとシューズじゃないと守衛さんに文字通り門前払いされます。 毎日なのかは分かりませんが説明会が開かれているようなので参加して最新の情報(というより情勢?)を聞きましょう。会への参加は強制ではないと思います。会の終了後にでも、職員さんを掴まえて申請用紙と海外送金…

  • こんな井戸はイヤだ! で打線組んでみた【フィリピン編】

    1右 井戸までやたらと遠い(敷地外にある) 2遊 夜遅くや未明に行くと周囲にヒキガエルがたくさん居る 3左 毎回呼び水を必要とする 4中 せっかく汲んだ水に砂が入っている 5三 把手が微妙に短い6一 把手が固定されてなくて途中で勢い余って抜ける 7捕 使い切りシャンプーの小袋が散乱している 8二 潤滑油を差してあるのはいいけど導水部へ幾分か浸入している9投 夕方井戸に行くとティーンエイジャーが半裸で水浴びしてて、 うっかり鉢合わせて キャーのび太さんのエッチー

  • フィリピン、マニラの食事事情をどうぞ

    今回は、異国の地で生活していくにあたり いちばん気にかかるであろう食事の内容とお値段をみていこうと思います。 前回の試算では一食50P(≒110円)として計算しましたがさらに下回る金額でいくことも可能です。いったいどこまで切り詰められるというのでしょうか — マニラのマカティ市など多数の日本人が住むエリアでは駐在邦人御用達の日本食レストランもたくさんあるのですが、それらは200〜400Pとそこそこのお金が持っていかれますので我々ドロップアウト組は現地の人と同じような食事を摂ることとしましょう。というか、選べば充分おいしい食事にありつけますので、敢えて「日本料理」にこだわることはないと思うのです…

  • 撤退戦? それとも

    とーとつですが。もしあなたが日本を「下りる」としたら それはいったいいくらの買物になるのでしょうか。 最近もいくつかの、仕事が原因での若い世代の自殺が報じられています。そこまででなくとも、精神的に追いつめられて まいってしまっているケースも多いでしょう。ここにおいて逃げ道が有ると無いとでは結果は大きく違ってくると思います。逃げ道が無いというのは、仕事一本という視野狭窄もそうですが、退職したあとの家族や近所からの目や 再就職のしにくさなどの本人をとりまく環境の全ての方向を含んで、のことです。現状で踏ん張るという以外の選択肢に多くのコストを要す、少なくとも本人はそう思っている状況ですね。 「前門の…

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