能登半島地震から2カ月余 寄り添い合う関係を 「東北大学災害科学国際研究所(災害研)」所長・災害公衆衛生学医師の栗山進一氏
能登半島地震から2カ月余寄り添い合う関係を「東北大学災害科学国際研究所(災害研)」所長・災害公衆衛生学医師の栗山進一氏箇条書き要点まとめ1-能登半島地震の発生から2カ月。東日本大震災を振り返ると、被災者の心身に新たな変化が起きたのは、ちょうどその頃。心理的な面では、自分の置かれた状況や将来について、少しずつ考えられるようになる時期。ふと我に返って「自分はなぜ被害に遭わなければならなかったのか」「これからの仕事はどうなってしまうのだろう」などと考える時間が増え、将来に不安を感じる人が多くなる。まさに一人の声に応えていかなければならないのが、これからの支援の課題。こうした生活の再建に、行政も力を尽くしているが、一人一人の置かれた状況も乗り越えるべき課題も異なる。ここに手当てをすれば、全て解決というものではない...能登半島地震から2カ月余寄り添い合う関係を「東北大学災害科学国際研究所(災害研)」所長・災害公衆衛生学医師の栗山進一氏
2024/03/12 16:57