JR高田馬場駅をでると中国物産店や台湾スイーツの店が目につきました。通る人たちは甲高い声で知らない言葉を話す。エキゾチックに変貌した街のあちこちに、戦前の建物がまだ残っていました。地図の赤い線が歩いた道です。「オオゼキ」(新宿区高田馬場三丁目12-10)。ひっきりなしに客が出入りしています。繁盛しています。「山本靴店」。洋服店の「ゆうみん」(高田馬場三丁目22―3)。靴屋は閉店しているよう。「久塚...
東池袋は面白い! 珍奇・幻想建築入り乱れ、昭和の香りは今どこに
池袋界隈は通行する人も建物も雑多です。建物が色とりどり。お店も、漢字、カタカナ、ローマ字が入り乱れています。ワタシは打てば響くタイプだと思っていますが、ほとんどの店名が理解できない。それでも足を運んでしまう。ワタシは根が田舎者で、洗練されて分かったふりをして脇道を歩きたいからでしょう。歩かないで、自宅に引っ込んでいるよりもましだとは思いますが。池袋、柳原白蓮の旧家から池三商店街、日出優良商店街を冷...
虎ノ門ヒルズ、ビジネスタワーにあるセレクト本屋「STB TORANOMON」で文房具と本を見て、時計をみたらもう午後1時過ぎ。タワーに戻って、食事をすることにした。蕎麦屋があったので覗いてみたら、「信州そばきり」とある。信州は大好きだし、安曇野の「そば処 元蔵」で蕎麦をお腹いっぱい食べたことがあったので、トントンと入ってしまった。安曇野の「そば処 元蔵」訪問記事はここです。虎ノ門ヒルズだけあって、...
絆を求める者は敗れる。それは転落の病菌に蝕まれた証し。―――ジョセフ・コンラッド小説の冒頭にポーランド生まれのイギリスの小説家の言葉が印刷されている。一文だけでは短い。意味深すぎる。蛇足だが、コンラッドの経歴をインターネットで読んでいるうちに、映画「地獄の黙示録」はジョセフ・コンラッドが書いた「闇の奥」を翻案したものとの記載が記憶に残っている。「ヒューマン・ファクター」は二重スパイを描いている。スパ...
南インド料理「ゼロワンカレー」(三田)、混ぜろ、スパイス爆発!
インド・ネパール・スリランカのカレー料理店訪問記事はブログに、44回アップしています。地下鉄、三田駅から5分。暑い中を歩きました。大阪の大人気店が東京進出。東京でも行列店となっています。レストランに近づくにつれスパイスの香りが強く漂ってきます。午後1時過ぎに到着。幸運なことに1席あいていました。女性従業員がメニューを丁寧に説明してくれます。チキン、ラムのカレー(1650円)を注文。ラッサル、飲む。...
隅田川沿いにあるカフェにいると、川を行き来する水上バスがよく見えます。川岸からみる船もいいが水上バスに乗船するのもゆったり感が味わえそうです。蔵前で、隅田川がよく見えるカフェ「ボン花火」への訪問記事は:清澄白河で隅田川沿いのカフェは「ピットマンズ」:吾妻橋近くなら「カフェムモソー」:平日の午前10時、浅草発の水上バスに乗りました。10時発の水上バスは通常、土・日曜だけの運航ですが、8月だけは毎日出...
「ダンディライオンチョコレート」(蔵前)でダンディになれない!
カフェ訪問記事はブログに130回、アップしています。サンフランシスコに数軒あるホットチョコレートの東京店です。カフェでカカオ豆からチョコレ―トまで一貫自社生産するお店でカフェも併設しています。蔵前のお店は2階建て。1階は工房とカフェ。2階はカフェになっていました。アメリカ。朝、ホットチョコレートのカップを手に、足早に会社に向かう人たちは絵になりますよね。蔵前で絵になりたい。スラッとした長い脚。ホッ...
小石川一丁目の春日通り、白山一丁目の千川通りを歩き、昭和の風景……黒塀のある木造住宅、看板建築など……を楽しみました。いや、楽しんだと言うのは言いすぎか。建物でも人間でも、歳は取るものだ、と当然のことを確認した。前回は小石川一丁目から白山を通り本駒込駅まで北に歩いた。さて、地下鉄、春日駅から上に出て、白山通りを北に……。太陽ギラギラの中を歩きます。ルンルンと。だって、過去に戻れるような気分になれるんだも...
「SEIKOUEN」と名前を変えて移転するまでの、「正香園」という台湾料理店は旨い店なのだが、駅から20分も歩かいとけなかった。その店が移転し、駅から歩く距離が少なくなっただけで好感度が増しました。新しいお店は気持ちがいい。でも、台湾からきたおばさんが、「作ったばかりの台湾カステラ、どう?」と。古い店通りの美味しいカステラをだしてくれるのがいい。「それじゃ、それひとつ」板の上に乗ったカステラを注文...
著者は「川は静かに流れ」と「ラスト・チャイルド」がエドガー賞最優秀長篇賞を獲っている。本作は最新作。これまでのジョン・ハートの小説、読書感想はブログに5回アップしています。この小説はアメリカがベトナム戦争から軍を撤退させ、南ベトナム軍に戦争を委ねたあとの1972年を舞台にしている。場所はノース・カロライナ州シャーロットだ。ベトナム戦争は1975年に終結している。人的被害は甚大で、Wikiは、アメリカは...
創業百年「岡埜栄泉本店」(小石川一)で大ぶりの豆大福にはしゃぐ
豆大福は58回、訪問記事をブログにアップしています。地下鉄、春日駅から白山通りを左に入った千川通りを小石川植物園に向かって10分ほど歩くと中層建築が現れます。そこの1階が目指す「岡埜栄泉本店」です。小石川植物園周辺を散策した記事はこちらです。36度を超えていたので、店内の空気が冷えていて心地よい。豆大福があるのを確認する。水ようかんもある。捨てがたい。冷やしておいて一気に飲み込むように食べるのを想...
目黒駅から五反田駅まで歩く…廃店舗、タイ大使公邸、ねむの木の庭
JR目黒駅の東口をでると、いつも「わたせせいぞうギャラリー白金台」(港区白金台五丁目22-11)へ。彼は松岡直也の曲、ハート・カクテルなどのイラストも制作している。お洒落な曲とイラストはワタシの人生スタイルにぴったり。他人は全然そうは思わないらしいが。左手に東京都庭園美術館の緑をみながら目黒通りを大通りの交差点へ。そのまま突っ切って向こう側に。1ブロック目黒駅に戻り、コンビニの脇の路地を入る。この...
36°お台場アクティブ…太陽を浴びる人、本を読む人、遊ぶ人!
お台場の砂浜をよろよろと。ワタシはただの街歩き人。ごめんなすって、水着で日光浴、いいですね。「イイネ」ボタンをどうやって押せばいいのでしょうか?礼儀正しいワタシ。ボタンを捜して、日光浴する女性の周りをうろうろ。押せなくとも、何となく、とても嬉しい!お台場からレインボーブリッジを歩いて渡った記事はここです。こちらでは木陰で読書。近寄りがたい雰囲気。蜜を避けながら、そっと歩きます。コーヒーを脇に置き、...
「レ・カカオ」(東五反田)で鮮烈なカカオの香りのシュークリーム
シュークリームを味わった記事は、ブログに30回、アップしています。カカオフェヴィエとして著名な黒木シェフの店。2016年に開店してから、やっと訪問できた。五反田駅からソニー通りを脇目も振らずに500メートルほど歩く。右側にカカオ豆の色のような店舗が現れたのだが、店内もやはりココア豆の色合い。照明を落としているので、休みかなと。だから、ドアが開いた時にはほっとした。「休みかと思っちゃった」そう言うと...
マイクル・オナリーの小説、読書日記は14回、ブログにアップしています。ハリー・ボッシュもの。3年前、ボッシュはロス市警を退職して、私立探偵を営んでいた。私立探偵は人生の末尾を飾るのに悪くはないものだが、3年の間に物足りなさを感じるようになっていった。今風に言えば、ジェフ・ベゾスがアマゾンを起業する前に演習した「後悔最小化のフレームワーク」(ジェフ・ベゾス著「Invent & Wander」)のように、ボッシュ...
著名人のお墓を巡った記事はブログに26回、アップしています。伝通院に到着するまでは坂道をのぼりました。暑い! お寺は小石川の丘の上にあって、周囲を学校や中層のビルに囲まれています。セミの声が耳を圧するよう。お寺に入ると緑が多く、木陰に入ると涼しい。やっと一息つけました。お寺で線香を2本購入(1本200円)し、お墓参りをしました。「佐藤春夫の墓」佐藤春夫の旧宅辺りをウロウロした記事はここです。佐藤春...
バナナの葉で包んだスリランカの味「アラリヤランカ」(西五反田)
インド、ネパール、スリランカの料理食べ歩き記事はブログに43回、アップしています。散歩の途中、午後1時過ぎに訪問しました。白い壁。間隔をとって配置されたテーブル。清潔な感じのお店だ。冷房のきいた店内に入ると、体を伝わって落ちていった汗が引いてゆく。店内を見渡すと、若い女性ばかりだ。彼女たちのテーブルに置かれているのは、バナナの葉で包んだ「ランプライス」。ワタシも「ランプライス」を食べにわざわざ来た...
カフェ訪問記事はブログに130回、アップしています。最寄駅は東武線北越谷駅です。そこから歩いて10分。お店は平屋でちょっとモダンな感じ。お店に入ると、重厚なテーブルや椅子が迎えてくれました。スイーツは素材の良さと手づくり感がありました。お店を出るときは、暑い中を10分歩いても、来てよかったと思いました。桃のショートケーキ(680円+税)はクリームもスポンジケーキも実に新鮮です。「ワタシのために作っ...
「ブログリーダー」を活用して、辺利未来さんをフォローしませんか?
JR高田馬場駅をでると中国物産店や台湾スイーツの店が目につきました。通る人たちは甲高い声で知らない言葉を話す。エキゾチックに変貌した街のあちこちに、戦前の建物がまだ残っていました。地図の赤い線が歩いた道です。「オオゼキ」(新宿区高田馬場三丁目12-10)。ひっきりなしに客が出入りしています。繁盛しています。「山本靴店」。洋服店の「ゆうみん」(高田馬場三丁目22―3)。靴屋は閉店しているよう。「久塚...
「よしかわ」は地下鉄、東西線の早稲田駅から、穴八幡神社の方向に歩いてすぐです。前回、「よしかわ」の前にある「法輪寺」に花手水を見に行ったのが2022年7月。その時「よしかわ」に寄ったのですが、定休日でした。今回は慎重に営業日をチェックしました。関連記事≫≫「法輪寺」への訪問記事です。花手水が実に美しかった。「よしかわ」はイートインがないので、ここで花手水をみながら、「おはぎ」を楽しむという手もありま...
最近はトンとご無沙汰のギリシャ料理。都内には銀座、六本木、蒲田にギリシャ料理店がありますが、簡単に行ける銀座のお店にしました。東急プラザ銀座、最上階の「THE APOLLO」へ。平日のランチですが、ほぼ満席でした。ギリシャへは2度、旅行しただけです。半世紀も前です。最初は1970年。次は、1973年です。2度目の旅行は、石坂浩二と浅丘ルリ子の新婚旅行先がエーゲ海クルーズでした。お二人の写真を週刊誌...
「馬場口」交差点にある「OMOTENASHAMOJI」に入りました。高田馬場駅から歩いて7分。この日は土曜日の午後0時半ごろ訪問。1時間ほどして、お店を出るころには行列でしたよ。高田馬場には雰囲気のよいカフェがありますね。有名どころでは「コットンクラブ」。いつも賑わっています。高田馬場とくればコットンクラブです。上の文字をクリックすると、「コットンクラブ」訪問記事に飛びます。ぜひご覧になってくださ...
越谷駅から歩いて5分、市役所内に新しくカフェができました。市庁舎2階のテラスに出現したカフェから、元荒川とその先の瑞々しい景色を楽しみながら、コーヒーを味わうことができます。素敵な時間です。カフェラテ(500円)とパン・オ・レサン(280円)を注文。カフェは市民が寛げる場所と共用されています。購入した飲み物もここで味わいました。テーブルの感覚が広くて、気持ちが良いですよ。高齢者率が高いですね。人々...
イスラエル人の著者はノンフィクションで「ミュンヘン オリンピック・テロ事件の黒幕を追え」「モサド・ファイル イスラエル最強スパイ列伝」「秘録イスラエル特殊部隊 中東戦記1948―2014」を刊行している。小説でもスパイものを多く発表している。「パンドラ抹殺文書」は1981年に刊行された。冷戦時代のアメリカとソ連との間で、それぞれの国の中枢に存在するネズミを暴こうとする物語だ。事の発端は、イギリスの文書...
ヒルズやミッドタウンの陰に低地があった。六本木は高層ビル、タワマン、駐日大使館、放送局に加えて美術館まで参入しています。変化し続ける街の風景も飽きません。高層ビル群を見上げるようにして、小さな公園、二階建てのアパート、平屋住宅、古い住宅をリノベした飲食店が低地に額を寄せ合っています。ここにも再開発の波が押し寄せています。六本木七丁目!東京ミッドタウンの前、外苑通りを横切って、低地を下ります。外苑通...
高田馬場でチキンカレー一見、ただのカレーライスですが、食べて驚きました! ゴクウマ!高田馬場駅から早稲田通りを馬場口に向かって数分歩いたところです。カレーの名店が路地にひっそりと佇んでいました。開店と同時に一番乗りで入店。すぐにカウンター7席だけのお店はいっぱいになりました。関連記事≫≫カレーの老舗! ミシュラン格付店、神保町の「共栄堂」のカレーライスを食べに、2017年7月に訪問しました。「プネウ...
六本木ヒルズ、ノースタワーの地下1階に入っている。何気なく歩いていて、上品な和菓子屋が目にはいった。いつもは風景をぼんやりとしか見ていないのに。それでも、甘いものがあれば、鋭い視線を投げかける。こんな余裕があるのも、食べ物にしか興味がなくなったから。女性を見ても、アートのポスターがあっても、立ち止まらない度量があるとも言える。関連記事≫≫あんこなどの和菓子の紹介。ブログに148回、アップしています。...
海外小説紹介記事はブログに、282回、アップしています。1934年の作品で、不況時代のアメリカ、カルフォルニア州が舞台。幹線道路から離れたところでダイナーを経営するギリシャ系アメリカ人を彼の妻とそこで働く若い男が完全犯罪を目論んで殺害するという物語。90年前の小説でありきたりの舞台設定だが、古さを感じない。人間関係は、はかなくもろいものだという仏教の無常感に似た考えをテーマとしているからだろう。破...
北越谷駅から数分の立地がよい場所にある。ランチタイムに訪問した。カウンターも含め、10人ほど食事をしていた。ランチの価格帯は1400円。メニューにはカレーライスや北越餃子、豚肉の竜田揚げが並んでいる。サラダピッツァ(1300円)を選択。ピッツァは好きだが、チーズが……。豚になったら誰も責任をとってくれないので、野菜を加えたピッツァにした。ハワイアン音楽が流れている。この店に音楽を聴きに来たのではない...
地下鉄、日本橋駅B1出口に、現代の浮世絵師、山口晃が原画を制作したステンドグラス「日本橋南詰盛況乃圖」がパブリックアートとして展示されています。何といっても、現代、過去を越えて、上から下から人物や建築物を透視し、凝視して、細密に描いた絵をみていると時間がたつのを忘れます。関連記事≫≫山口晃の絵なら、出身地の桐生にあるカレー屋「芭蕉」にも展示されています。2017年に大ダルマを描いています。2023年...
六本木ヒルズには高価格店ばかり揃っていると思うでしょう。「リゴレット」は「スパニッシュイタリアンというコンセプトにアメリカンダイナーのエッセンスを加えました」とHPにあります。カタカナが多い紹介ですが、680円(+税)でビールを飲みながら、タパスをつまめるというお店です。関連記事≫≫イタリアン訪問記事を82回、ブログにアップしています。例えば、トルティーヤ・ロールが630円(+税)ですから、ビールと...
地下鉄東西線、九段下駅近くにある「千代田区役所」の上階から皇居の緑を見て、旧軍人会館。飯田橋駅へ向かう目白通りにあったレトロ建築はなくなりつつある。神楽坂の路地をウロウロし、ミシュラン格付店で昼食にしました。関連記事≫≫飯田橋界隈は変化が激しい。2021年3月に歩いた記事。この時から3年。消えてしまったレトロ建築もある。内堀通りを竹橋に向かって歩く。「千代田区役所」の10階には食堂があり、❶皇居の緑...
ロスアンゼルスで刑事の仕事に妥協はしないが、娘のこととなると妙にごく普通のおやじになってしまうボッシュの姿が浮き彫りになる読ませる小説!関連記事≫≫マイクル・コナリー著小説の読書記事は、20回、ブログにアップしています。ロス市警本部強盗殺人課殺人事件特捜班という長ったらしい部署で犯人を追っているボッシュに新しい仕事が割り当てられた。中国生まれの男が、ロスで経営している酒屋で銃殺された。中国系犯罪組織...
神楽坂通りや〇〇横丁といった路地は、実に観光客が多い。ピーチク、パーチク、囀りながら、そのうえスマホをいじりながら歩く人たちからは南船北馬東奔西走の日々をすごさなければいけないような圧力を受けるので、疲れる。ワタシは静かに高僧のように横丁を歩くタイプだから。関連記事≫≫カフェ訪問記事をブログに155回アップしています。カフェに寄ってリフレッシュしようと「PULSEギャラリー」へ。この店は客が少ない。...
カフェは交通会館の3階。昼食時間帯をすぎると、一気に客足が途絶えるので、その時間を狙って窓際のテーブルを確保するのがよいかも。ここで新幹線が行き来するのを飽きるほどみられる。関連記事≫≫カフェ訪問記事はブログに154回、アップしています。カフェ・オーレが750円。昭和の時代に生まれた従業員のてきぱきとした動きに唖然とするのも楽しい。飾ってある無頼作家の色紙を見ながら、どのテーブルを使ったのかと想像す...
銀座中央通り、銀座一丁目交差点からJR有楽町駅方面に向かった通りにあります。ビルの6階にありますが、1階には某県のアンテナショップが入っているのでわかりやすいですよ。和食店への訪問記事はブログに119回アップしています。ランチは午前11時30分からです。この時刻には入口に10人ほど集まっていました。人気店です。こちらは6人。個室っぽいテーブルに案内してもらいました。5人が「彩り弁当」(1200円税...
韓国の小説。殺しひとすじ45年の女、爪角(チョガク)の壮絶な人生を描いている。関連記事≫≫アジア小説の読書記事はブログに、8回アップしています。題名の「破果」だが、旬をすぎた果物といった意味のようだ。小説の中でも、殺し屋の爪角が、冷蔵庫を開けて、桃の異臭に気づく場面で象徴として描かれている。桃の残骸は冷蔵庫の容器にこびりついてこすっても落ちない。どろどろして、悪臭を発している。人生の旬は短い。女殺し屋...
香港に行くとカフェでひと休みするのも一興です。雑踏からちょっとばかりザワザワ感が減ったくらいの静けさですが、妙に落ち着く。これが香港での楽しみのひとつ。「贊記茶餐廳」は香港式カフェを名乗っています。大きめのテーブルの両側には高い椅子があって、ゆっくりできます。入ったのは午後3時半。ワタシ以外の客は4組。そのうち3組が老人。中国語を話しながら、点心をつまんでいました。関連記事≫≫富谷の「ナタ・デ・クリ...
崎枝バス停留所のすぐわきにあります。崎枝から川平湾まで4Km。1時間弱で歩ける距離です。「石垣商店」というベトナム料理のお店です。実は、石垣島を一望できる屋良部岳の「トロルの舌」へ登って絶景を楽しんだ後、トロルの舌から約1時間半歩いて集落までやってきました。ここにある「イタリコ」で食事をするつもりでしたが、時すでに午後1時40分。最後の客が出てきて、店は「閉店」の札がかけられたところでした。崎枝小学...
石垣島離島ターミナルから西表島上原港を経由して1時間15分乗船すると、鳩間ブルーといわれる青い海が待っていました。人口40人の鳩間島を散策し、サンゴのかけらでできたバラス島上陸、そしてシュノーケルを、楽しんだ写真を25枚、HP「海外を旅してみたら、こうだった!」にアップしました。海はまだ冷たかったです。海の青さを十分に堪能しました。沖縄グルメはブログに32回、アップしています。これまでの沖縄旅行記...
今回の石垣島行は、竹富島、コンドイ浜にある「幻の島」へ行くのがイチバンの目的でした。潮の満ち干によって白い砂の島が現れる。このほか幻のsっ暇と竹富島をフットバイクで回った写真を21枚アップしました。エメラルドグリーンの海を、腰まで海につかって渡ります。潮の流れが速いので足をすくわれそうになりました。その先に、絶景が待っていました。沖縄グルメはブログに32回、アップしています。これまでの沖縄旅行記は...
1926年に刊行され、ヘミングウェイの出世作となった小説です。「日はまた昇る」の冒頭。エピグラフでガートルード・スタイン(作家。無名のピカソの才能を見出し、作家になる前のヘミングウェイにパンブローナでお祭りを見るように勧めた。)の言葉と傳道之書の一部を記して、この小説の意図を書いている。察するに、自堕落な世代(ロスト・ジェネレーション)の若者たちが未来に希望をもてない世の中で生きる悲しさを語った小...
まぐろ専門店です。予約がなかなか取れない、予約の電話さえ通じにくい店といわれています。ワタシは長い間生きてきたおかげで、我慢する術を覚え、あきらめるのも得意になっていますので、影響はありませんが。電話もせず、ぶらりと午後8時半ころ行ってみたら、「空いていますよ」と店長から声がかかりました。いつも期待せずに生きているので、こんな幸運があっていいのだろうかと、頬をつねった。痛い! 夢ではない。沖縄グル...
「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」のドルチェ専門店(持ち帰りのみ)が銀座二丁目にあります。間口が一間ほどの小さな店構えです。ここでプリンを購入しました。1個、460円(税込)です。近くにある京橋プラザの木の下でプリンを味わいました。プラスチックのフタをあます。プリンにスプーンを突き刺すと、手ごたえを感じます。固め! 日頃、ヤワなプリンを食べつけているので、好感を持ちます。プリンは男らしく固くなければい...
「やっぱりステーキ」は2015年に沖縄県で最初のステーキ店を開店。現在、全国展開しているお店です。石垣島の店は新川にあり、離島ターミナルからゆっくり歩いて10分くらい。有名な居酒屋「ひとし」や「えいこ鮮魚店」の手前になります。石垣島で酒を飲まずに夕食をとろうとすると、苦労します。夕方には閉店してしまう店や売切れしまいの店がけっこうありますから。この店は、11:00~15:00,17:00~22:0...
ジョージア州の田舎町、テラノの警察署に勤務することとなった署長の目を通して1919年から1962年までのアメリカが浮かび上がる。焦点を当てているのは人種差別。アメリカ南部の田舎町の署長、地方政治家、地方の有力者、あるいはアメリカ大統領が人種差別にいかに対応してきたかを描く骨太の小説だ。ちなみに、非暴力で人種差別撤廃運動を導いてきたキング牧師が暗殺されたのは1968年4月4日。急進派マルコムⅩがやは...
以前は銀座中央通りにあり、天丼も2000円以上しました。2020年、裏に引っ越すと、お昼の天丼は1500円(税込)に値下げです。味まで下げないでくれよ、と、ランチタイムに訪問。値段以上の味わいで満足しました。天丼食べ歩きはブログに、59回アップしています。お昼天丼は1500円。丼のフタをとると、ゴマ油のいい香りに包まれました。ちょっと色黒の天丼に紺色のナスとエビの赤いしっぽが鮮やかです。タレはそれ...
石垣島の730交差点から市役所通りにはゆったりとしたカフェが少ないですね。ここ「カカオ & ソルティ マーケット」は数少ないカフェのひとつです。2階がカフェになっていて、道行く観光客をみながらスムージー、チョコレート・ドリンク、アイスクリームを楽しむことができます。価格は550円から650円の価格帯でした。海から上がった後、ホテルで着替えてから夕食前にカフェで一息なんていいかもしれません。この日、訪...
越谷には、美味しくて値段が手ごろな台湾料理店「SEIKOUEN」があって助かります。ここで小籠包を食べていると、Jリーガーになりたいとか、150Kgのバーベルを持ち上げたいとか、そんな些末なことはどうでもいいと思えてきます。今、食べている台湾料理に満足して、将来なんか考えられない! そんな大胆不敵さを与えてくれるお店です。3人で訪問し、食べまくりました。魯肉飯。癖がなく、口当たりがいつもさわやかです。台湾で...
朝、人気のクラッチコーヒーでホットサンドウイッチとドーナツで朝食としました。小さな店ですがお客でいっぱいでした。ここでまったりして午前中をすごしました。昼食は「あさからひるごはん」で豚汁と出汁巻たまごの定食。豚汁は実にしっとりとした味でした。巻たまごは分厚く、あっさりとしていました。人気があるのも納得です。このあと桃林寺から博物館までの裏道を歩きました。ふるい民家をみて、家の方と話をしたり、隠避な...
4月6(木)は、石垣島、宮良川にカヌーを漕ぎに行きました。マングローブの中をすすむのは爽快ですね。昼食は石垣牛。とろけるような肉をお腹いっぱい。ああ、幸せ!カヌーを楽しんで腰が痛い。肉を食べすぎで苦しい! ホテルでまったりしてすごしました。...
4月5日(水)は石垣島の絶景ポイントにあるミルミル本舗でアイスクリームを食べました。市内に戻りアートホテル最上階にあるレストラン「カプリコーン」で眼下に市内を見ながら食事をしました。さて、朝、フサキリゾートへ。そこから坂を約40分上り、ミルミル本舗へ到着。快晴ではなかったのですが、丘の上から見る海は絶景でした。写真はマンゴーと紅芋のアイスクリームです。市内に戻り、昨年も食事したアートホテルの最上階...
4月4日(火)は石垣島の「トロルの舌」と呼ばれる屋良部岳に登ってきました。ノルゥエーにある「トロルの舌」に似ている崖があるので、そう呼ばれています。崖の上から石垣島のエメラルドグリーンの海がよく見えます。息を飲むような絶景を味わって、来た甲斐がありました。帰りは崎枝(川平湾まであと4km)にある石垣商店(ベトナム料理店)で遅い昼食にしました。パインミーのパンがパリパリしていい。ベトナムの味もします...
4月3日(月)は石垣島から船で約1時間半の鳩間島へ行き、バラス島(サンゴの島)へ上陸、その後シュノーケルを楽しみました。午前10時ころ鳩間島に到着。人口は40人だそうです。集落を散策しました。とても静か。屋良浜で波の音を聞いて過ごしました。食堂でカレーを食べたあと、船でバラス島に向いました。鳩間ブルーといわれる海の色が美しい!鳩間ブルーに囲まれた小さい島、バラス島でひと時を過ごし、その後、シュノー...
4月1日(土)、日本航空機の午後便で石垣島へ。さて、4月2日(日)は、この日の主目的は、竹富島のコンドイ浜沖にあるサンゴででできた島へ行くことでした。竹富島の波止場から、デェイゴの花を見ながら歩いて集落へ。ユーチューバーのサトウサトルさんが経営するお店でファットバイクを借りました。15分くらいで、コンドイ浜へ。腰まで海水につかりましたが、島に到達。真っ白な島とエメラルド色の海のコントラストに息を飲...
不動前駅から武蔵小山駅まで、東急目黒線の一区間を歩きました。線路の地下化に伴って、軒下を電車が走行する景色は消えています。武蔵小山駅に近づくにつれ、高層階の集合住宅が増え、その間に昭和の風景が残る地域となっていました。不動前駅から東側の道路を西霧ケ谷公園へ。不動前緑道公園に向かって右側にミシュランに7年連続掲載されたピッツァ屋「ベント エ マーレ」で各種ピッツァを楽しみました。埼玉県から二時間近くか...
地下鉄、白金台駅から並木が美しいプラチナ通り(外苑西通り)の西側は高級住宅街。東側は路地に木造アパートや一軒家が密集しています。プラチナ通りを挟んで対照的な風景です。平日の午前11時ころから、現在の町名では港区白金台五丁目の高台と白金台四丁目10~16の低地を歩きました。地下鉄、白金台駅を出て、街歩きの前にコーヒー。★リノベされた旧公衆衛生院内にあるカフェへ。白金台四丁目から路地に入ります。坂を下...
原題は「THE BEAR’S TEARS」。邦題は「闇の奥へ」。古典小説、ジョセフ・コンラッドの「闇の奥」を連想させるような邦題にしてある。この小説は東西冷戦下、イギリス対ソ連のそれぞれの側のスパイの暗躍を扱っている。対立する諜報機関の陰謀、癖のあるスパイの駆け引きが迫力ある動きで描かれている。ストリーは……、イギリスのSIS長官ケネス・オーブリーはソ連、KGBの副議長カプースティンから、2年前に亡命の希望を受け...