「世の中で澄むと濁るは大違い。フーケに凱旋門あり、ブーケに問屋街あり」いささか苦しい見出しです。カフェ「ブーケ」でアイス・カフェラテを飲みながら、語呂合わせをしていたのですが、こんな程度しか思い浮かびません。敢えて言えば「フーケに歴史あり、ブーケに歴史無し」かな。この店はリノベされ2年半くらい前に開店。人気店となっています。シャンゼリゼ通りにある「フーケ」と比較するのにもおこがましい。でも落ち着い...
「青いナポリ」でピッツァとパスタで昼食を取った後、すぐ隣りというか同じ敷地内の「パラディ」に移ってスイーツを楽しみました。ここはババロアで有名なお店です。が、そのババロアを店頭で見たことはありません。前回の「パラディ」でピスタチオ入りムースを楽しんだ記事はブログにアップしています。その時は天候がよかったので、街歩きの途中にテラス席でコーヒーとスイーツを楽しみました。今回は6人で訪問。暑いので、冷房...
「青いナポリ」(小石川三)…緑に囲まれてモッチリなピッツァ!
地下鉄、春日駅から10分。夏の強烈な日差しを浴びながら歩くのは辛いですが、こんにゃく閻魔の前を通り、住宅街に入り込めば、サクッ、モッチリのピッツァときりりとしたパスタが待っていました。これまでのイタリアン訪問記事は74回、ブログにアップしています。ピッツァ、パスタなど1500円前後で食べられます。この日は7人で訪問。大勢なのでいくつもの種類を注文し、シェアしました。サラダ、パンも食べて、ひとり11...
地下鉄、茗荷谷駅から春日通りを北へ。歩き始める前にカフェに寄って、コーヒーを飲みたいと思う。400メートルほど歩くと、春日通の反対側、お茶の水女子大に「シアトルエクスプレスカフェ」というのがある。ゆったりした感じで、なかなかいい。横断歩道まで100メートルほど戻らなくてはならない。太陽はガンガンくるし、歩き始めてすぐなのに疲れている。結局、まあ、いいか。いつものパターン。この日の街歩きマップです。...
「Gicca 池田山」(東五反田五丁目)…落ち着いたお店でコーヒー
目黒駅から池田山を通って五反田駅への街歩きの途中で発見しました。ガラス張りのお洒落っぽいレストラン。大人の感じの店にワタシが似合うかどうかはさて置いて、とにかく暑い。ひと休みしようかなと立ち止まり、お店の前の立て看板にコーヒー330円と書いてあったので、入りました。1階は食材が並んでいて、飲食できるような場所はない。「コーヒーを飲めるところは?」女性従業員に尋ねると、「2階で飲めます」と階段を指さ...
ネパールで餃子?不思議に思われる方もいるでしょうが、餃子は実に多様で、東アジアだけではなく、ヨーロッパでも食べられます。ポーランドではピエロギという餃子を食べた旅行記はここです。2006年でもピエロギを楽しみました。アッチッチ、ふうふう。モッチリ、パリッ……。もう涎がでてきそうです。今回はネパール餃子店探して大塚駅界隈を歩きました。ネパール餃子は「モモ」と呼ばれます。「モモ」という料理をブータンで食...
カフェ「OMO5東京大塚by星野リゾート」(大塚)は静かで広々
鉄道遺産などの記事はブログに34回、アップしています。「OMO5東京大塚by星野リゾート」はJR大塚駅すぐそばにあります。1階から3階までは店舗が入っていて……特に1階のカフェはいつも満席状態です。満員電車状態でコーヒーを飲みたくない方は、4階に上がったらいいと思います。そこから上の階はホテルになっていて、フロントと同じ階にカフェも併設されています。入った際にはタブレットやパソコンで仕事をしている若者...
「深夜プラス1」ギャビン・ライアル著…内藤陳が惚れ込んだ一冊
1965年に世に出た小説。現在では古典となっていて、冒険・ミステリの分野で読むべき小説の上位に挙がっている。内藤陳は新宿ゴールデン街で経営する酒場の名称を、この小説から採用して「深夜プラスワン」と名づけている。冒険小説好きな内藤陳氏はこの小説が醸し出すハードボイルドな雰囲気が好きだったのだろう。人気があった店だ。酒を飲まないワタシでさえドアを開けて首を突っ込んだが、陳さんに睨まれたので思わず逃げだ...
「白金桟道橋」(JR目黒駅近く)…築100年の白いアーチ橋!
日本の産業・鉄道遺産を訪問した記事をブログに19回アップしています。恵比寿駅と目黒駅の間の埼京線。目黒駅寄りに、ひっそりと建っています。昭和元年(1926年)築ですから、100年近く前に建築された橋です。謙虚ですね。黙って100年も電車が通過するのを見ているのですから。それに強い。雨風に文句を言わず、白塗り化粧はなかなか施してもらえないでしょう。それなのに凛々しい。見習いたい。目黒駅を出てすぐ北側...
前回、早稲田を歩いたのは? 記憶を探ってみた。西早稲田のスリランカ・カレーの店「アプサラ」にバナナリーフ包みのカレーを食べに行ったのが2020年1月だった。2年以上すぎたのか。地下鉄、早稲田駅から早稲田通りに出ると、大勢の学生が西早稲田交差点へ向かって歩いている。電車に乗ったのは越谷駅だが、ずいぶん年齢層が違う。若々しい感じで、ワタシと歩調も合ってトントコ歩く。街歩きがウキウキしてきた。馬場下町交...
薬膳スイーツのカフェ「甘露」(西早稲田)で広東式ミルクプリン
台湾のパイナップルケーキ店、青山にある「微熱山丘」は建築も味も抜群!早稲田界隈を散歩する時には、このお店、「甘露」を組み込まなくてはいけないと思っていた。中国スイーツの人気店らしい。若い女性向け雑誌やグルメ雑誌によく紹介されている。ウェブサイトに飛んでみる。行列というコメントが多い。訪問時刻を遅らせて、平日の午後1時ころ西早稲田のお店にたどりついた。5分待ちで入店。お店は半地下になっていて、階段を...
7月14日、「カトルズジュイエ」(越谷)はシュークリームが安い
シュークリーム食べ歩きはブログに、30回、アップしています。フランス、今日7月14日のフランス語の言い方とおり「ル・カトルズジュイエ」と呼ばれ祝日です。1789年のこの日にパリ市民がバスティーユ監獄を襲撃したのをきっかけに、フランス革命がおこりました。「カトルズジュイエ」という店名のスイーツ店が越谷にあります。実に、上品で美味しいスイーツを販売しています。全国にも名を知られている店です。昨日、今日...
豆大福「七里香」(早稲田鶴巻町)…クリームのような餡に微笑む!
豆大福を食べると日本人でよかったと思う。安くて美味しいスイーツ系食べ物だ。洋菓子ではそうはいかない。豆大福の倍の価格でも買えない。それに豆大福を購入するのに個人情報を明かさなくてすむ。スイーツだと、「お帰りにどれくらい時間がかかりますか?」なんて問われる。都心に住んでいるのを確認するためか? スイーツ店はそれまでして、ワタシの個人情報を知りたいのか? 小豆が大好きだと印をつけて、何を売ろうというの...
東京のトラム。偉いと思いますよ。ヨーロッパのトラムは数両編成で走行しているのに、東京では一両。プラハに行って、向こうのトラムに加わって大勢で走りたい。そう思っているのに、無言。チンチンとしか言わないで走る。プラハでトラムに乗って移動した旅行記はここです。パリはトラムの路線を増やしている。東京も観光で乗車するワタシのためにトラムの路線を増やして欲しいな。パリのトラムに乗車した旅行記はここです。欲を言...
ジョン・グリシャム読書日記はブログに14回、アップしています。アソシエイトとは、弁護士を補佐する役目の弁護士。複数の弁護士が共同で経営している弁護士事務所では、経営に参画する弁護士たちをパートナーと呼び、そのパートナー弁護士を補佐する弁護士がアソシエイト。このようにマイナビニュースに記されている。発端はイェール大学ロースクールの学生、カイルがボランティア活動として、コネティカット州ニューヘイヴンで...
昭和の風景を求めて、原宿駅から神宮前を千駄ヶ谷の新国立競技場へ
明治神宮の第一大鳥居の向かい側にある★「杜のテラス」で街歩き前のコーヒーを一杯。緑に囲まれたカフェで街歩きルート図を脳裏に描く。この日の街歩きを地図に印をつけてみました。原宿クエストの脇を路地に入ると、①木造建築を発見。静かにしてくださいとの張り紙。坂を下りて北へ。竹下通りに出た。明治通りを渡り原宿通りをキャットストリートへ。右側に②「なんすかぱんすか」(神宮前三丁目27-3)。パンを購入しようとや...
東京でトップクラスのカレーパン「イトウベーカリー」(早稲田)
西早稲田を歩くからには「イトウベーカリー」に寄らなければ、カレーパン好きとは言えない。いや、「イトウベーカリー」があるから、その周辺を散歩すべし、かな。溜池山王にあった名店「長野ベーカリー」が再開発で閉店。そこで長年パン職人をしていた方が、西早稲田で開店したのが「イトウベーカリー」だ。5年目になる。これまでカレーパン食べ歩きをブログに34回、アップしてきたが、「イトウベーカリー」のカレーパンはその...
越谷の台湾料理「SEIKOUEN」が移転…味がアップしお洒落に
お店は移転し、店名が「正香園」から「SEIKOUEN」にかわった。場所も市内の目抜き通りに進出。「正香園」の時は店の雰囲気はもっと中華風。ただ、台湾料理の味は当時からピカイチだったので、ミュンヘンから知人が来日し、拙宅に宿泊したとき案内したことがあった。その時の訪問記はここです。新店舗は、外観を若者向けにスイーツ店かと見間違うほどにお洒落にして、内観もモダンにしてある。ランチタイムの価格帯は1000円のセ...
「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」 スティーグ・ラーソン著!
「ミレニアム2」でリスベットは敵に頭を撃たれ、土に埋められます。「ミレニアム3」は、ジャーナリストのミカエルがリスベットを助ける場面から始まります。スウェーデンの公安組織の恥部を熟知しているリスベット、スウェーデンの官僚組織にメスを入れようとしているジャーナリストのミカエル。公安期間はこの二人を忌み嫌っています。邪魔者は殺せとばかり、二人を抹殺しようと隠密作戦を開始。二人は国家機関により巧妙に罠を...
「紅谷」(南青山三丁目)…豆大福の皮はシャキシャキ、餡は滑らか
豆大福食べ歩きは、ブログに56回、アップしています。ワタシは豆大福食べ歩きを時々アップしている。だが、豆大福を食べるとはなんと大物だろう、何と豪快なんだろう、カネの使い方が大胆だ、などと褒めてもらったことはない。日記の読者から褒められることはないが、何とケチ臭いヤツだ、豆大福のように器が小さく、ピリリとしたところがないのだろう、と思われているのに違いない。そんなことにはびくともしないで、今日も豆大...
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「世の中で澄むと濁るは大違い。フーケに凱旋門あり、ブーケに問屋街あり」いささか苦しい見出しです。カフェ「ブーケ」でアイス・カフェラテを飲みながら、語呂合わせをしていたのですが、こんな程度しか思い浮かびません。敢えて言えば「フーケに歴史あり、ブーケに歴史無し」かな。この店はリノベされ2年半くらい前に開店。人気店となっています。シャンゼリゼ通りにある「フーケ」と比較するのにもおこがましい。でも落ち着い...
「四万六千日、お暑いさかりでございます」文楽のマクラはこれだけ。鋭い!投稿子は、四万六千日の7月10日、浅草観音に参詣せず、銀座通りをウロウロして、熱風を避けて餃子屋に逃げ込みました。餃子セット1480円いい色に焼けた餃子がやってきました。バナナくらい大きいのが8個。口の中が脂っぽくなりそうなので、タレは酢と辛子を多めに、黒酢醤油を少し、ラー油は使わないで調整しました。タレで口の中をサッパリさせな...
2025年6月に成田・コロンボ間をスリランカ航空で往復しました。物言わない貨物扱いのエコノミー席なのに、モノを言いたくなってしまいました。スリランカ航空の航空券を購入する計画の皆さんにお伝えしたいことは次の二つです。事前に指定した座席と実際に割り当てられた席は別でした。eチケットに記載された座席に座れると信じて疑わないタイプです。搭乗券をもらいましたが、当然、事前に予約した席が印刷されていると疑わ...
行列店! 3度目の訪問でやっと入店できました。地下鉄、小伝馬町駅や人形町駅からゆっくり歩いて7分位。人気の理由は「オシャレ、美味しい、癒される」の三拍子が揃っているからだろう。古いビルをリノベしたカフェで、内装は木が多く使われています。これまでは若者ばかりの行列。並ぶよりも日射病を警戒して退散していました。この日は平日の午後1時に、並ばずに入店できました。 ポークハムとリンゴのトースト。1200円...
ハリー・ボッシュ刑事のシリーズ、19作目。LAPD(ロサンゼルス市警察)の刑事として職を食んできたハリー・ボッシュは退職したが、定年延長選択制度を使ってロス市警に復帰。現在は未解決事件班の刑事として働いている。時は2012年。1992年のロス暴動から20年が過ぎた。ロス市警は暴動の際の未解決事件を集中捜査する方針を決定した。その20年前、ボッシュは1992年に起こったロス暴動のさ中、デンマーク国籍...
コロンボで配車アプリ、ピックミ―を使って車を予約。約1時間でニゴンボに到着しました。リゾート地はシーズンオフでバワ建築のホテルは閑散としていました。海岸にでて夕日が沈むのをみていました。地元の方が多かったですね。夕食は歩いて近くのレストランでチキンバーガー。翌朝、ホテルの朝食は海辺でゆったりと楽しみました。日本への航空便は夜、出発なので、それまで街を散策。明日はニゴンボから空港へ出て、成田行きの便...
ゴールからコロンボに出る途中、バワ建築のホテルで昼食としました。波が岩に当たるすぐそばにレストランがあります。自然を感じながら食事をするって、充実感があります。コロンボのホテルにチェックイン。部屋のソファでリラックスしながら、夕陽が沈むのをみてすごしました。このホテルは屋上にプールがあり、ここらの景色も絶景でした。コロンボでは海沿いを走る列車に乗ってみました。四駅乗車で20ルピー(10円)でした。...
ゴールでは旧市街にあるコロニアル風建築ホテルにチェクインしました。ホテルから一歩でると、16世紀に建築された建物が並んでいます。旧市街を散策し、カフェでひと休みしてすごしました。夕食はピッツァで〆ました。ゴールにはオシャレなカフェがあり、食事も美味い。落ち着いた街で、ゆっくりとすごせました。明日はゴール近郊にあるバワ建築ホテルに寄って、コロンボに向かいます。二度目のコロンボです。参考記事≫≫ 海外旅...
ホテルでの朝食は果物だけにして、近くの茶店に行きました。スリランカのパンにハチミツたっぷりつけて食べたり、紅茶にヤシのミツ蜜を入れていただきましたよ。行ってよかったと思うほどの自然さのあるミツでした。霧のでた茶畑の間を走り、エッラという秘境へ。チェックイン後、トクトクで30分。100年建築の鉄道橋を走る列車を見に行きました。町に戻って、ホテルの近くにある日本人女性が経営するレストランで「かつ丼」に...
キャンディから約3時間半列車に乗りました。茶畑の間をゆっくり走る列車に乗って、デッキから体を乗り出し、風を受けました。また、車内販売のチャイは味わいが深く美味しかったです。ナヌ・オーヤ駅で下車。昼食はチキン・カレーにしました。コクのあるカレーでそう辛くはないので、食がすすみました。美味しい!早目にホテルに入り、部屋からの絶景に見とれていました。森林の間にある湖や滝が変わりやすい天気とともに変化して...
キャンディへは正午頃到着しました。途中、路上でドリアンを売っていたので、立ち寄りました。キャンディでの昼食はドーサの店へ。中にカレー味のジャガイモがたっぷり入っていて、満足しましたよ。昼食の後はお寺で心を整えて、街歩き。1800年代建築の建物が残っていて、楽しい街歩きとなりました。歩き疲れたので、コロニアル建築を改築したカフェでまったり。その後、ローカル食堂で夕食としました。焼飯と野菜スープが実に...
ホテルで朝食……開放感のある広い食堂で、サラダ、カレー料理、マンゴーやスイカなどを、ゆっくりと楽しみました。ホテル内を散策。プール脇からギリヤ・ロックが見えます。昼食はローカル食堂ですませました。中華風のスリランカ料理といった風情でした。辛くはなく、穏やかな味でしたよ。ホテルを変えました。ホテルのレセプションまで階段を上ってゆくと、プール越しにシギリヤ・ロックが現れます。息をのむ美しさでした。チェッ...
朝はシギリヤ・ロックへ。絶景! 来てよかった!そのあと、象乗りです。昼食はピザ・ハット。タンドリ・チキンのピザがあったので挑戦してみました。午後は、近くにある石窟寺院で心を清めました。夕食は地元の精進料理風のものにしました。ハンバーグですが、ハンバーグステーキの部分が豆で調理されていました。サクサク感があって、美味しかったですよ。明日はシギリヤで何もしない日にします。参考記事≫≫ 海外旅行記です。...
空港近くのホテルから車で約2時間。象の孤児院へ。象の水浴びを見たかったのですが、この日は中止でした。ここから車でシギリヤへ。途中で昼食。スリランカの食事を楽しみました。このあとミンネリア国立公園でジープに乗ってサファリに。野生の象がむしゃむしゃと草を食べる音がすさまじかった。夕食はシギリヤ・ロックをみながら。明日はシギリヤ・ロックに登ります。...
成田空港から約9時間でコロンボ国際空港に到着しました。現地通貨への両替、シムカードの購入をさくっとすませます。雑踏をぬって、タクシーで空港から約5分のホテルに入ります。腹ごしらえをすませ、一日を終えました。明日は象を見に、北に向かいます。...
JR「馬喰町駅」から繊維問屋街を東神田へ向かって数分です。店内には団子、鶯餅などが並べてありました。塩豆大福、220円薄い皮が柔らかい。餡は優しく手作り感があります。噛んでいると、塩の気配。くどくない餡の甘さが、穏やかに広がってゆきました。ひやり、つるるん「水ようかん」220円瑞々しさに誘われて、つい手をだしてしまいました。つるっとしていますが、サクッともしている歯触り。口の中でとろけると、抑えた...
「鶴八鶴次郎」は昭和9年(1934年)にオール讀物に掲載され、翌年、第一回直木賞を受賞しています。大正時代、新内の鶴八、鶴次郎は息が合い、巷の人気者だった。二人は赤の他人だが、心の奥では魅かれあっていた。芸の道を究めようとする二人は、稽古の間も芸道の喧嘩ばかり。単なる言葉のやり取りを真に受けた二人は別れ、鶴八は料亭の息子のところに嫁いでゆく。それから三年。鶴次郎の芸は荒れ、酒浸り。興行師の思惑で、...
浅草橋交差点の角、築百年のビル1階にあるカフェカフェのあるイーグル・ビルは大正から昭和の初期に建築された建物です。カフェは2017年に、合羽橋にあった「ブリッジ」がここ日本橋馬喰町にあるイーグル・ビルに移転してきました。合羽橋の「ブリッジ」はセメント打ちっぱなしの店内で迫力がありました。関連記事≫≫ 合羽橋「ブリッジ」訪問記事平日の午前中に訪問。外国人客が7割、日本人が3割程度日本では米の価格が2倍...
土曜日に歩いた。地下鉄、清澄白河駅を出て小名木川にかかる高橋を渡ると、娘さんが二人、楽しそうに投稿子を追い抜いてゆく。飛び跳ねるように歩いているのを、指を銜えてみながら観察眼を発揮する。二人はカフェに行く!清澄白河駅を出て、高橋を渡ると常盤二丁目。清澄通りから小名木川に沿って歩き始めると、住宅街(常盤二丁目13)に「美容室」があった。閉店しているような雰囲気。関連記事≫≫ 小名木川を挟んで反対側の高...
米の粉で揚げた天丼! 衣は堅焼きバーリバリ! タレは濃い色甘辛い!あまたある投稿子の取柄のひとつに好奇心がある。歩いていると「米粉の天丼」と看板があった。好奇心が頭をもたげてきて、気分が浮ついてきた。美味しそうじゃないか。税込で1280円。海老が一匹、おくらと切り刻んだ茄子、ハス、カボチャが米の衣で揚がっていた。衣はかなり硬い。おかきに甘辛いタレがついているよう。このタレがご飯によく合う。お代わり...
散歩途中、木々が茂り涼しい公園の脇にある「シェア グリーン ミナミアオヤマ」でひと休みしました。歩き始めは、地下鉄、表参道駅。南青山の裏道に入り、隈研吾がデザインした「微熱山丘」(台湾のパイナップルケーキの店)で店員と立ち話。その後、青山墓地へ。豆大福屋で声をかけ、外苑東通りにでました。そこにあるのが倉庫をリノベした商業施設です。ジムで体を鍛えているのですが、足腰強靭、元気溌剌、不死身にはならない...
夏草や 兵どもが 夢の跡芭蕉の句だ。三ノ輪駅周辺……鬼平犯科帳のワル、「土蜘蛛の金五郎」が善人ぶりを見せかけるために、一膳飯屋を開き、庶民に安く食べさせていた地域……は上野・浅草から日光に向かう街道が交差する場所。ここだ。昭和の時代には近くの山谷には、労働者が集まった。三ノ輪界隈を歩いていて、上述の句を思いだした。今では、明治通りや日光街道の両側には中層の建築が並び、そこにレトロ建築が窮屈そうにおさま...
「キャトーズ ジュイエ」! 7月14日はフランス革命記念日です。越谷には大胆にも、その名を冠したスイーツ店があります。美味しいので、許せますが!投稿子の脳内では「西のラデユレか、東のキャトーズ ジュイエ」と名を馳せています。関連記事≫≫フランス革命がおこったのはバスティーユ。そのバスティーユを散策した旅行記です。アリーグルのマルシェで食事をしたり、廃線跡を歩きました。上の文字をクリックすると旅行記に飛...
地下鉄、表参道駅から青山一丁目駅に向かってすぐです。ポルシェセンター青山の脇にあるビルです。平日のランチタイムに出かけました。人気店なので開店10分前に到着。誰も並ばない。拍子抜けです。単品でピッツァとサラダをそれぞれ注文しました。ランチセットは小さなサラダがついて1500円から1700円です。マルゲリータ(1900円)です。もちもちしていて、ミミも柔らかく仕上がっていました。そのうえボリューミー...
私立探偵、マット・スカダー シリーズです。このシリーズが日本で刊行されたのが1987年(アメリカでは1976年)。本「処刑宣告」は2005年(アメリカでは1996年)に発売されています。サイゴン陥落の翌年に私立探偵、マット・スカダーが登場しました。「処刑宣告」がアメリカで発売されたのはソ連が崩壊して5年がすぎたころです。スカダーが登場して約20年のことです。当初、スカダーは陰影を帯びた探偵で、あら...
ヤシオスタン!埼玉県八潮市は「ヤシオスタン」の異名で知られています。「日本の異国」(室橋裕和著 2019年5月刊)によれば、八潮に150人ほどのパキスタン人が暮らし、パキスタン料理のレストランは3軒、と記されていました。関連記事≫≫パキスタンの首都のイスラマバードから航空機で北部辺境州にあるギルギッドまで航空機で飛び、そこから車でカラコルム・ハイウエーを走りながらフンザ、世界で第2の高峰K2を見て北...
昭和の雰囲気を探しながら、常磐線と都電に挟まれた荒川三丁目と四丁目を歩きました。関連記事≫≫昭和の雰囲気好きには、荒川区の街歩きは楽しい!これまで荒川区街歩きをブログに8回、アップしています。写真は東尾久五丁目にある駄菓子屋です。上の文字をクリックすると、荒川区街歩きに飛びます。ぜひ、みてください。荒川区荒川仲通りを歩きます。頭上には電線が張りめぐらされている。関連記事≫≫サイゴンの電線……複雑怪奇状態...
「香港傳奇」では、香港にある焼味舗で味わえるような腸粉、焼鴨、雲吞麺、お粥が食べられます!このほか、焼肉まん(2個、650円)、焼売(3個、690円)もあり、食べやすい価格となっていました。午後1時半ごろに入店しました。昼食には遅い時刻になってしまいました。近くのオフィスに勤めているような若い女性たちが3組だけでした。注文した南翔小籠包(690円)です。10分くらいでテーブルにやってきました。アツ...
「よしだや」は地下鉄、清澄白河駅から清洲橋通りを東に、三ツ目通りまで行ったところにあります。電車に乗って、1個200円の塩大福を食べにやってくる客がいるらしい。珍しい人間がいるものだ。家で都知事選についてつらつら考えたり、貧乏ゆすりをして過ごせないのか?はい、ワタシには大福の方が大事です。塩大福は200円。小ぶりですが、ずっしり、重量感がありました。皮は厚く、硬めでした。餡は切れの良い甘さでしたよ...
三河島駅周辺の有名どころなら、戦前からある三河島コリアンタウン、金メダリストの実家「肉のキタジマ」、タイにあるタンマガーイ寺の別院でしょうか。今回は昭和の雰囲気を探しながら、東日暮里三丁目を歩きました。関連記事≫≫三河島ならコリアンタウンの街歩きです。新大久保のように華やかではありませんが、代わりに、強烈な辛子の匂いを嗅ぎながら歩けます。上の文字をクリックすると、三河島コリアンタウン街歩きに飛びます...
表題の「石つぶて」について、「あとがき」でこのように記されている。警察官で最も人々とかかわりの多いのは交番勤務の巡査だ。友人は巡査をしていて、人生の折り返し地点をすぎた。著者はその巡査からメールを受けた、(組織で最も階級の低い交番勤務で一生を終えるのだが…勤務の)見返りなど微塵も期待しないで、歴史上に無名の士としても残らない、「石つぶて」として過ごしてきた。著者は、末端の警察官にまで、職務の覚悟が...
最初に、お茶がでてきました。関連台湾旅行記事≫≫台湾は、あまり緊張せずに歩けるし、食べ物がおいしいですね。台北の迪化街のすぐ裏、大稻程慈聖宮では肉粥も食べられますが、魯肉飯にしました。青空がのぞけるガジュマルの木の下で食事すると台湾料理が一層美味しくなります。上の文字をクリックするとその台湾旅行記に飛びます。ぜひ、みてください。「花粥」ではお粥とハーフの担々麺などがセットで出されました。お粥から蒸気...
前回、街歩きをしたときに発見したお店です。飲み屋街で栄えたような狭隘路地にありました。関連記事≫≫その時の桐生街歩き記事です。昭和の雰囲気があって、思わず立ち止まり、首をぐるっとまわしましたよ。上の文字をクリックすると、その桐生街歩きに飛びます。昭和がお待ちしています。ランチの天丼は800円。海老が2匹ついていました。!ご飯も具も量が多い。それでいて、丁寧で繊細な味付けでしたよ。投稿子のほかに地元の...
地下鉄、半蔵門線の清澄白河駅から萬年橋に向かって5分ほど歩きます。道路を一本、小名木川に向かったところに高田川部屋、閉鎖された尾車部屋、近くに錣山部屋があり、相撲部屋を見ながら街歩きをして、「タルスコーゲン」でひと休みというコースもいいですね。関連記事≫≫相撲部屋が集まる横綱通りから隅田川沿いを歩いた記録です。上の文字をクリックすると、この街歩きに飛びます。ぜひ見てください。「タルスコーゲン」はスウ...
日本では1997年に刊行された小説です。著者のマイクル・コナリーはロサンゼルス市警察、「刑事ハリー・ボッシュ」のシリーズが有名ですが、本作はノン・シリーズものです。連続殺人事件で新聞記者が犯人を追及してゆく物語です。マスコミ業界や巨大官僚組織となったFBIの無責任さ、非効率さ、そこで働く職員の不遜さについて批判する小説となっています。コロラド州デンヴァー市の地方新聞記者が主人公です。記者は双子の兄...
荒川と新河岸川との間にある北赤羽駅。あなたは下車したことがあるでしょうか?銀座というと、豪華絢爛、オシャレ、華やかといった胸がときめくような印象がありますが、浮間銀座はそんなヤワな考えを打ち砕いてくれますよ銀座はイロイロあると教えてもらいました。その北赤羽駅は新河岸川に跨っていました。出口は赤羽口と浮間口。大宮方面の浮間口にでました。浮間銀座は出口すぐにあるはず。看板を探したが見つからない。浮間銀...
店はヴァンスにあるロザリオ礼拝堂を感じさせる白! お店のロゴはロザリオ礼拝堂の会衆席に掲げられた絵のタッチでした。地下鉄、日比谷線の小伝馬町駅から日本橋馬喰町に向かってすぐです。全国に展開するホテルが二軒並んでいる脇にお店を構えているので、場所は一発!関連記事≫≫「ヒロミ&コ」のお店の印象はヴァンスにあるロザリオ礼拝堂に合致したと書きました。念のため、その旅行記を紹介します。ニースからバスで1時間弱...
果物が生き生きとする季節となり、パフェ好きにはたまらない日々です。近くに、いろいろなフルーツが入ったパフェを置いている店があるので、大助かりです。関連記事≫≫以前、「アン・プルミエ」で購入したスイーツです。上の文字をクリックすると、記事に飛びます。ぜひ、見てやってください。「アン・プルミエ」には、以前、ピンキーとキラーズというグループで歌っていた髭で黒い帽子のおじさんに似た男性が、自動ドアの前で客が...
日本の経済成長が著しかったころ、……1970年から1980年代……日本はアジア、アメリカ、ヨーロッパに輸出先を拡大していった。アフリカへは鉱物資源を求めて進出した。このころ、ヨーロッパ行のエアロフロートは格安運賃でモスクワを経由してロンドンかパリへ運んでくれた。ある時、投稿子が搭乗したアエロフロート機が乗換地のモスクワ国際空港で嵐のために着陸できず、当時のレニングラードまで飛んだことがあった。そこのホ...
東田端の向こう、田端駅の反対側には「田端文士村記念館」があります。かって住んでいた小説家や芸術家が住んでいたのを記念した建物です。そこを散歩すると、芸術家のオーラを感じます。でも、今回の街歩きはリラックスできました。芸術にはとんと縁がない地域ですから。ワタシにぴったりです。散歩した東田端には……倉庫、町工場の跡に高層住宅が建築され、その間に昭和の雰囲気がある狭隘住宅や個人商店、木造アパートが残ってい...