chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
葵むらさき言語凝塊展示室 http://aomra.jugem.jp/

大人のためのお伽噺を書いています。

毎週火曜日WEB連載、毎週土曜日メールマガジン発行、毎日ツイッター小説配信中。

葵むらさき
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/04/27

arrow_drop_down
  • 負社員 第22話 屍が死刑台の上に上がる時というのはこんな気分なんだろうか

    JUGEMテーマ:小説/詩  その、輝かしくも広々とした空間は、まるでこの世のものとも思えぬ所だった。今まで息を切らしながら歩いて来た洞窟の狭い通路とは比べ物にならない、まったくの別世界だ。眩さに目が慣れてくると、やがてその空間を

  • 負社員 第21話 離職率より生き残り率の方がレア率高という確率論

    JUGEMテーマ:小説/詩 「あ、宗像さん」室内に入ると木之花が顔を上げ、笑顔で立ち上がり挨拶した。「きゃー」宗像が両手を天井に向かって差し上げ、嬌声を挙げる。「咲ちゃん、元気ー? お久しぶりー」「どうも」木之花の笑顔にほんのりと

  • カウントアップが始まる

    JUGEMテーマ:小説/詩  公園のベンチに座りスマホをいじっていると、こちらに近づいて来る足音が聞こえた。 顔を上げると、白いレースのついたワンピースを着た、小学三年か四年ぐらいの女の子だった。両肩から三つ編みを前に垂らしている

  • 負社員 第20話 ケアレスミス イズ ヒューマンエラー

    JUGEMテーマ:小説/詩 「啄木」結城は洞窟に入った当初に注意された内容をすっかり忘却し、叫んだ。「石川啄木?」「あの、元祖ワーキングプアか」時中が呟く。「どうして、石川啄木がこんなところに?」結城は天津の顔を、その肩の下あたり

  • 負社員 第19話 働けど働けど尚楽にならざる我が暮らしよ何とかなーあれっ

    JUGEMテーマ:小説/詩 「あれ、店長。おはようございます」板長が厨房に入って来るなり眼を丸くする。「びっくりしたあ。シャッター開いてるから」「魚泥棒が来たとでも思った?」酒林は調理台に向かって包丁を振るいながら笑顔で答える。「

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、葵むらさきさんをフォローしませんか?

ハンドル名
葵むらさきさん
ブログタイトル
葵むらさき言語凝塊展示室
フォロー
葵むらさき言語凝塊展示室

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用