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ネコとコーラと国語と私 https://www.yasuteru24.com/

私立高校勤務の国語教師が日々感じたことを書き連ねています。 2020年大学新入試やアクティブラーニングといった教育現場の動向はもちろん、最近はブラックな学校現場を改善するための、教師の働き方改革や学校改革にも興味があります。

やすてる
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2019/04/25

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  • 学校現場におけるグループウェア(「slack」「Teams」等)導入のメリットと、それを利用した勉強会のススメ

    ブログを書く手を止めて気が付けば早一週間が経とうとしています。 この間は勤務校の「内」に向け、全体で導入しているグループウェア上で様々な情報を発信すべく奮闘していました。やっていることはブログを書いている時期と殆ど変らず、情報発信の対象が「不特定多数のネット住人」ではなく「周囲の同僚たち」と変わっただけです。 相変わらず書きすぎてしまう悪癖は変わりなく、あーだこーだと考えながら「いかに飽きられずに読んでもらえるか」に注意を払いながら、相も変わらず様々な思いをつらつらと書き綴る毎日を送っています。 【目次】 「校内グループウェア」の導入・活用は、働き方改革の効果的な一手となりうる 利点① 全体で…

  • 【読書】「直感と論理をつなぐ思考法」 ――ビジュアルと言葉のコラボが、時代を切り拓く思考を磨く

    タイトルにもあるように、いわゆる「思考法」のハウツー本。ただしこの本が対象とするのは、インスピレーション的な「ひらめき」を他者に伝達可能な「論理」に下ろすための思考法である、という点で少し珍しい部類に入るのではないだろうか。「ひらめき」の発想法や「論理的」な思考法は巷に溢れかえっているのだが、その二つを有機的に結びつけようとしているところにこの本の独自性がある。 直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN 作者: 佐宗邦威 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2019/03/07 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 【目次】 「感覚」に根ざした論…

  • 毎日連続更新をしばらくお休みします

    ここ数日色々と考えていましたが、現状では「毎日連続」更新を維持することが難しいと判断し、更新スペースを少し落としていくことに決めました。 なるべくなら1周年とかのキリのいいタイミングまで頑張ろうかと思ったのですが、やっぱり無理でした。 結果としては230日連続更新したところで一旦休憩を挟む形に。我ながらよくやったなぁ。 以下、原因分析という名の言い訳です。 理由① 多忙のため時間が取れない 1にも2にもなんと言ってもこれに尽きるところ。 これまではなんとかやりくりしてブログ執筆の時間を取っていたのですが、ここ最近はそれが難しくなってきました。 理由② 一つ一つの記事のクオリティアップを図りたい…

  • 「宿題前提症候群」からの脱却を

    2学期が始まりまた生徒に宿題を課し始めるのだけれども、そろそろ宿題をなんとかしたい。 最近は寝ても覚めても宿題のことばかり考えている。恋かな? 「大人数に一律で」というスタイルの限界 クラス内での学力差が大きく、どこに照準を合わせても誰かしらに合わなくなってしまう。その内容が完全に身についている子にとっては時間の無駄にも等しい苦行となるし(反復することには意味があるため、完全に無駄とは言えないけれど)、一方身についていない子にとってはハードルが高くなってしまい、どれだけ頑張って取り組んだところでチンプンカンプンな状態は変わらずやる気を削ぎかねない。 結果、その宿題の求める適正な学力レベルであり…

  • エンジンをかけるためにとりあえず本を読む

    相も変わらずどうも興が乗ってこない。 エンジンをかけるためにも、積読をひたすらに消化中。 直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN 作者: 佐宗邦威 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2019/03/07 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 頭の中にある感覚的な部分を外側に持ってくるための「思考法」。 「言語」とは違った手段による発想の外化ではあるが、作文の指導に使えそうな可能性を感じる。 学校をおもしろくする思考法―卓越した企業の失敗と成功に学ぶ 作者: 妹尾昌俊 出版社/メーカー: 学事出版 発売日: 2019/07/12 メディア: 単…

  • どうも調子が出ない

    最近体調を崩す生徒が多い。 連日炎天下で練習をした体育祭の反動とか、9月も半ばに差し掛かっているにも関わらずまだまだ厳しい残暑のせいだとか、二学期の通常授業が本格的に始まっての疲労の蓄積だとか、あらゆる要因が絡み合っている気がする。 かくいう自分もどうも体の調子が優れない。 昔から睡眠が足りないと日中頭が痛くなるのだけれども、かと言って早めに寝ても熟睡できずに体の節々が痛い。もう歳ですね。 今週は土曜日までの出勤なので1週間が長いなぁ……。踏ん張っていこう。

  • 文化祭に向けてコツコツと準備を進めていく

    体育祭が終わったら次は文化祭の準備が始まる。 まずはクラスで何をするか話し合いをするところから。ここをあまり生徒に委ねすぎると、毒にも薬にもならない無難な企画を持ち出してきてしまう。そうなると、これまでの経験から考えると、やる気のある一部の生徒だけが一生懸命頑張り、その他大勢はその場のノリだけでただ何となく終わってしまうような単なる「思い出づくり」の文化祭になってしまいかねない。それは単純に見ていて面白くないので、なるべく回避したいところです。 クラスの生徒たちの様子を見ていると、まだ生徒自身の「主体性」に全てを委ねるのはまだ怖い。そこで、少しお節介を焼いてみようかなと思い立ち、とりあえずアン…

  • 学校の図書室を「電子図書室」化するにあたってのメリットとデメリット

    最近、学校独自で運営するタイプの電子図書館サービスに非常に興味があります。 サービスそのものが日本ではまだまだ発展途上ということもあり、高校単位で導入している事例が少なすぎるため今ひとつ運用のイメージがつかないのですが、うまく軌道に乗ればかなり便利だと思うんですよね。 むしろ時代の流れを考えれば、これから先絶対に「来る」システムなのは確実なので、ここらで一つ広報の目玉とするために機先を制しておくのもアリでしょう。私立ならではのフットワークの軽さを是非とも生かしたいところです。 【目次】 導入のメリット いつでも、どこでも借りられる 司書の負担軽減 蔵書によるスペース圧迫からの解放 導入のデメリ…

  • 体の衰えを感じる残暑の夜

    筋肉痛と、日焼けのヒリヒリで全身が悲鳴をあげています……。 数年前からうすうすと感じていたことではあったけれども、やはりもう若くはない。 ここの所はすぐに疲れて眠くなるし、ついた脂肪は落ちにくくなるし、過酷な現実が容赦なく襲いかかってきます。 はぁ、分かっちゃいるけどやるせないものですね。もう寝よう。

  • 祭りのあとに……

    二学期における二大祭りの一つ「体育祭」が終了。 学校側はしっかりと振り返りを いくら祭りと言えども、学校行事の一つである以上は問題点を改善し、良かったところは継続できるようにしっかりと分析をしていきたいところ。近年はあれこれと新たな取り組みをしている分、想定通りに行かない部分は必ず出てくる。いや、むしろ、伝統に従っているうちに気づけば時代にそぐわなくなっている部分の洗い出しの方が先決なのかもしれない。 ともあれ、次年度に向けてしっかりと振り返りを行ってPDCAを回していかなければならない。 生徒側の振り返りは……? いくら学校行事と言えども、せっかくのお祭りである。理想を言えば振り返りをしっか…

  • iPadと「GoodNotes5」を活用することで勉強と断捨離がよりいっそう捗った話

    【目次】 無料の機関誌も馬鹿にはできない iPadを活用して省スペースを心掛ける 公式によってPDF化してくれているありがたさ 検索性に優れ、必要な情報にアクセスしやすい まずはとっつきやすい物から入るのも一つの手 無料の機関誌も馬鹿にはできない 学校に勤務していると、あらゆる教育関連企業から機関紙的なものが届けられる。若かりし頃の私は大して興味を示さずにすぐさまゴミ箱へシュートしていたわけですが、最近これをまじまじと読み始めてみたところこれがなかなかに面白い もちろん、あちらも商売でやっているわけだから、その内容にはコマーシャル的な内容が多分に盛り込まれている。一番怖いのは、宣伝っぽさを一切…

  • 肯定的・否定的なフィードバックが、他人に与える影響の大きさ

    「病も気から」という言葉があるけれど、人間のフィジカルとメンタルは面白いほどに連動している。そして、人の心というやつは実に他人に影響を受けやすいものであることもまた事実である。 自分では全然大したことは無いと思っていても、周囲の人達が「ヤバいヤバい」と騒ぎ立てれば当の本人も途端に不安を感じてしまい、結果、重篤化してしまうことも珍しくはない。 他人に太鼓判を押されることで心が前向きになり、結果体にも良い影響が出てくる「プラシーボ効果」というものがあるが、これもやはり思い込みの力がいかに大きいのかを物語っている。もちろん、逆もまた然りである。癌の診断を本人になかなかしないのもそうした配慮によるもの…

  • 知性と肉体の両立

    連日本当に暑い。 当たり前のように35度を超える灼熱の暑さに加え、これでもかとばかりの直射日光。体育祭の練習で少し外に出ただけでも相当に体力を消耗してしまう。インドア派の私だけれども、もうすっかりこんがりと日焼けをしてしまった。たまに降るにわか雨も、それはそれで憎いものである。 自分が高校生の時は、30度を超えると「今日はヤバい暑さだ」とザワザワしていたような気もするけれど、もはやそんなのは可愛いものである。この地球はどうなってしまうのだろうか。 そんなこんなで体力の消耗は凄まじく、夜も気づけば寝てしまっている。鍛錬不足なのかなぁ。単純に歳をとったから? 自分がそんな体たらくということもあり、…

  • 洗練と手抜きの狭間で

    二学期の授業の準備をするけれど、さすがに何年も教師をしていると同じ教材を扱うことが増えてきた。教科書は大抵「定番」と呼ばれる教材があり、たとえ出版社が変わろうと改定がなされようと、扱う文章はさして変わらなかったりする。 正直、同じ教材なので以前と全く同じような授業展開をすることは簡単にできてしまうわけで、ついつい教材研究に充てる時間は短くなりがちだ。よく言えば「洗練」されてきており、授業の要点を掴み、上手にそつなく回すことができるようになってきている状態である。授業のパッケージングに成功し、それを効率よく売り捌くことはできるようになっている。 ただ、気をつけなければならないのは、何事も変わりゆ…

  • 「皆勤賞」という名のムチ

    体育祭の練習が本格的に始まると、体調を崩す生徒がチラホラと出てくる。なんせ暑い、夏休みにエアコンの効いた部屋でのんびりしていた生徒には随分と酷な環境だ。 朝の欠席連絡を受けながら、かつて自分が高校生の時には「皆勤を逃すから体調が悪くともなるべく来い」みたいな指導をされていたことを思い出した。 「皆勤」に与えられる評価は高く、基本的に学校を休むことは許されない、そういう時代だった。 しかし、体調が悪い生徒に「それでも来い」はさすがに何かがおかしい。その根拠が「皆勤賞のため」であれば尚更だ。制度の独り歩き、あるいは暴走が起こっている。 むしろ「体調が悪くならないように自己コントロールをしっかりとし…

  • 人間の思考は鮮度が命、放っておいたらあっという間に腐ってしまう

    何かいいアイデアを思い付いたとき、「これは後で使えそうだから、また必要な時に具体的な形にしよう」と思って大事に温めていると、いざその時になって取り出してみてもなんだかしっくりこないことがままある。 ブログの記事然り、授業のネタ然り、ひらめいたその瞬間は物凄いことを閃いてしまったという絶対的な自信があるのだけれども、大抵時間が経ってから改めて意識してみると、全然大したことではないように思えたりする。 これが寝る前の布団に入っている時なんかだと顕著に表れてくる。もう一晩明かしたら夢想はおしまい。なんとも不思議なものである。 そんなこんなで、思考のライブ感は非常にデリケートなもので取扱いが難しい。 …

  • 夏の終わりに気を引き締める

    気づけばもう夏も終わろうとしている。 年々忙しさが増しているからか、はたまた歳をとってしまったからか、気づけばもう終わってしまっている感が強く、寂しさが募るばかり。いや、充実はしていたのだけれども、エアコンの効いた室内で過ごしているものだから「夏ぅ~!」という気があまりしなかったというのが正確なところか。 そんな心的要因も相まって、ここの所は体の倦怠感もなかなかのものがある。相変わらず気づけば寝落ちしている日は多いし、朝は朝でふにゃふにゃと気が張らない。 ここらでひとつ気を引き締め直さにゃならないよなぁ。 体育祭が終われば授業も本格的に始まってくるし、何より3年生はいよいよ受験も近づき予断を許…

  • 「やりたくないから無くす」ならば教育は要らない

    勉強は「やりたいか否か」と問われたら、大抵が「やりたくない」となるはずである。夏期補習も終わったため、簡単にアンケートをしたところ、「補習をしたくない」というスタンスの回答が散見された。 ただ、「補習に意義を感じるか」という角度で問いを作ると、こちらは「感じる」と答える割合が高くなっていた。つまり、「意義は理解できているがやりたくない」という状況の生徒が一定数は存在しているということになる。なんとも複雑な自己認識である。 生徒に勉強をさせるのには骨が折れるものであるけれど、この状況であればまだやりようはある。何だかんだで意義そのものを理解してくれているから、ある程度はついてきてくれるはずだ。問…

  • 肉体を支配するのではなく、頭脳を育ててやる

    怒涛の夏期補習期間が終わったかと思えば、あっという間に二学期が始まり体育祭の練習が始まる。 補習期間は頭脳労働で頭を酷使したかと思えば、今度は肉体が悲鳴をあげる番である。 この歳になると疲れは溜まりやすく、そして回復も遅い。高校生の時は鍛えていたけれど、今やその頃のバイタリティは見る影もなく、老体にムチ打ちヒィヒィ言いながら体を引きずり回す毎日なのである。コークエナジーがますます手放せない今日この頃。 うーん、ダイエットもしなければいけないし、少し鍛えていくかなぁ。 体育祭の練習も、もう少し生徒の主体性を養う場として機能出来ないかなぁと思う。 学校行事の練習となると、どうしても「決められたプロ…

  • ダイエットを決意したら味噌とキャベツの親和性の高さに気付かされた

    この夏で結構太ってしまった。だってお酒がおいしいんだもの。 この酷暑でこのハードワーク、酒を飲むなという方が酷というものでしょう。 とまぁそんなわけで、可及的速やかにダイエットをせねばなるまいと決意しました。 まず最優先で為すべきは適切、かつ堅実な戦略を組み立てること。点は二つなければ線を引くことはできないわけですから、「現状の正確な把握」と「目指すべき未来のビジョンの明確な設定」この両者は必須項目です。足元をしっかりと踏みしめた後、向かうべき方向をしっかりと見定めて確実に歩を進めてゆく。ダイエットに近道はない以上、焦りは禁物です。結果にコミットするためにはそれしかありません。 勉強でも、改革…

  • 新学期に向けて文具を充実させてゆく

    何だかんだで八月も終わりを迎えようとしており、気づけばもう二学期です。 季節の変わり目と言えば、やることはもうだた一つ。そう、文房具の拡充の時期ですね。仕事の効率を上げるためにも、癒し文具に囲まれて英気を養うためにも、常に文具のアップデートは欠かせません。 時代の変化の激しい昨今、文具界もあらゆる開発努力を払った末にアイデアに溢れる素敵な製品を生み出ており、我々に新たな職場環境の在り方を提案してくれます。 となれば、こちらも全身全霊でフォローしていくのがデスク改革伝道師の務めというもの。 日用品&文房具大百科 (晋遊舎ムック) 出版社/メーカー: 晋遊舎 発売日: 2019/07/29 メディ…

  • 未来のマナビフェスのまとめや感想など 「③キーノートセッション ―見える化をきっかけとした学校づくり―」

    2日目のキーノートセッションは、待ちに待った中原淳先生の講演。先生のブログの熱心な読者である私としては、もはや講演の内容云々よりも生で中原先生を拝見できるということにテンションが上がります。そんなこんなで、アイドルのコンサートばりに気合いを入れて臨んだセッション。 今回のテーマは「見える化をきっかけとした学校づくり」。 学校改革に興味津々の私としてはもちろん、講演の内容についてもとても楽しみでした。 というわけで、今回も講演内容の要点や気付きについてまとめていきたいと思います。 【目次】 組織改革は心理戦、素手で戦うな 組織改革の一丁目一番地は、「組織の見える化」 「キャズム」を超えてゆけ …

  • 未来のマナビフェスのまとめや感想など 「②授業改善を軸にした学校づくり ―PDCAサイクルから探究する組織へ―」後半

    前回に引き続き、京都大学の石井英真先生の講義の内容や、講義を受けて考えたことをまとめていきます。 【前回の記事はこちら】 www.yasuteru24.com 講義の前半のテーマは「学校を改革するとはどういうことか?」「『よい学校』とはどのような学校か?」であったのに対し、後半は「今求められる学力と学びとは?」「どのような授業をめざすのか?」というテーマで進んでいきました。 【目次】 練習ばかりしていても、試合で上手にプレイはできない 学校の守備範囲とは 「回り道」ができるのが学校の強み 「どのレベルを目指すのか?」を明確に 「斜めの関係」を授業に取り入れる 表面上の言葉に囚われずに「根っこ」…

  • 未来のマナビフェスのまとめや感想など 「②授業改善を軸にした学校づくり ―PDCAサイクルから探究する組織へ―」前半

    【前の記事はこちら】 www.yasuteru24.com 選択制であるセッションAは、京都大学の石井英真先生による「授業改善を軸にした学校づくり ―PDCAサイクルから探究する組織へ―」を選択しました。 これまたこんな機会でもなければ話を聞くこともできないような雲の上の方のため、興奮を抑えながら会場へ。 90分の殆どが石井先生の講義を聴くような時間でしたが、私自身がそうした「講義スタイル」世代でもあることもあり、全く苦は無く、むしろ内容の興味深さゆえに一種の心地よさすら感じる時間でした。十年ほど前に卒業した大学以来の本格的な講義だったため、久々に学ぶ面白さを思い出しました。90分では到底聴き…

  • 未来のマナビフェスのまとめや感想など 「①オープニングセッション」

    さて、今週参加してきた「未来のマナビフェス2019 ―2030年の学びをデザインする―」について、数日に分けて整理していこうと思います。 オープニングセッションは溝上慎一先生による「みんなではぐくむ学びの未来」と題された講演。 強い憧憬の念を抱いていた溝上先生の生講演であることはもちろんのこと、ずっと前から楽しみにしていたフェスの幕開けとあって、否が応にもテンションが上がります。 【目次】 「オープニング」を冠するにふさわしいセッション 「アクティブラーニング」をめぐるあれこれ データに基づき、ALの必要性を見つめ直す 学びの未来は「みんな」ではぐくんでいく 「パラダイムの転換」の流れに過度…

  • さようなら東京、祭りのあとの寂寞

    マナビフェスもあっという間に2日目を終え、地元に帰ることになりました。 フェス自体は帰りの飛行機の兼ね合いで中座せざるを得なかったのが悔やまれるところ。最大の目的である立教大学の中原淳先生の話を聞くことが出来たので良しとすることにします。 正直な話、1から10まで全て大満足という訳ではなかったわけですが(各セッションのタイトルだけを見て、勝手に期待値を上げ、勝手に首を傾げるという一人相撲をしていたためです)、概ね「わざわざ遠くまでやってきた甲斐があった」と思えるような内容でした。 許されるのならば最後のリフレクションセッションまで参加したかったのですが、そうなると時間的にもう一泊余儀なくされる…

  • 未来のマナビフェス1日目(情報量薄め)

    本日は楽しみにしていた「未来のマナビフェス2019」の一日目でした。 学んだことや感銘を受けたことなど、今すぐにでも吐き出しておきたいことはあるのだけれども、それはキーボードをガッツリ使える環境でゆっくりと整理しながらまとめたいのでまた後日書きたいと思います。 とりあえず今日は「行ったよ」っていう話。 ちょっとしたもやもや どのセッションでも、多かれ少なかれ「周囲の参加者同士で話し合ってみましょう」的な、まさに「アクティブラーニング」然とした時間が設けられていたけれど、「今それする必要あるかなぁ」と思うようなケースがあったのも事実。 まぁ、話の流れや教育的研修の潮流からしたら避けられないところ…

  • 都会の猫とついでに戯れる

    明日から「未来のマナビフェス2019」に参加をするため、東京に前乗りしてきました。 be-a-learner.com 大都会での大規模イベントに参加することなど、修学旅行引率以外では記憶に無い。 非常に不安です。 とにかく都会は人が多い。街中ではたくさんの人が余裕無さげにあくせくと行き交い、いつ殴り合いが起こってもおかしくない殺伐具合でした(とんでもない偏見)。 あまりに心細いため、不安ですさんだ心を癒してもらうべく、都会の猫に会いに行くことに。あくまでも、明日からの研修を万全の状態で迎えられるよう、心のマネジメントのために行ったのです。決して遊びに行ったわけではありません。一応、念の為。 や…

  • 「進路についてはうちの子に任せています」という保護者の発言の裏に潜む罠

    盆明け早々、今日も今日とて三者面談。長きにわたるクラス全員面談も、ようやく終焉が見えてきました。あと一息、油断せず、トラブルを起こさず、静かに完走したい。 本当にそれでいいのか? 面談時に進路の事などを保護者に話を振った際、結構な確率で遭遇する返しが「本人の好きなようにすればいい、こちらはその意思を尊重する」というもの。子どもとしてはこれほどに自己肯定感をくすぐられる発言は無いでしょう。そこには我が子の選択を信じ、サポートに徹しようとしてくれる親の愛が詰まっています。 ただ、そうした発言の裏に「先生、後は任せた」という副音声が聞こえてくる自分は自意識過剰なのでしょうか。違うんだお父さん、お母さ…

  • 大人は「ノー残業」、子どもは「ノー宿題」、これが理想

    あっという間にお盆休みも最終日となってしまった。まだまだやりたいことがあったというのに、残念な限り。 「とりあえず」の宿題からの脱却を この連休中に生徒には「宿題」を課しているけれども、例年のことながら長期休暇での宿題の取り組み状況はそこまで良くは無い。もちろん、真面目に取り組み、課題に取り組んだ経験とそこで学んだ知識とを自身の血肉と成してくれる生徒も一定数はいる。ただその一方で、ただただ空白を埋めることに腐心するあまり、不明点を懸命に考えたり、自分の力で調べ学習を行ったりすることのない、いわゆる「提出するための宿題」に終始している生徒の方が多いことは明らかだ。下手をすると、全く手を付けずに「…

  • 書店側から見た「立ち読み」の功罪

    どうして本屋での立ち読みはあそこまで捗るというのに、いざその本を購入するとなかなか読み進めることが出来なくなるのだろう。あれかな、「参考書買ったらそれで満足してしまう」のと同じ現象なのかな? 不思議です。 【目次】 「立ち読み」に罪は無い どんな「立ち読み」が迷惑となるのか 共存を図るような「立ち読み」にご協力を 「立ち読み」に罪は無い 「立ち読み」自体はとても大切な行為だと思います。その本に書いてある内容や、その本が全体的に持っている雰囲気を購入前に確認することができ、これはネット通販には無い大きなメリットです。今どきはネット上でも最初の数ページを「試し読み」できるわけだけれども、やはりそれ…

  • 「メタフィクション」という名の諸刃の剣 ――「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を見てもいないのに語る

    ※今回は、現在上映中の「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」および「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」のユルめのネタバレがありますので、未見の方はご注意を。また、発表からずいぶん時間が経った作品についても「もう流石にいいだろう」的な感覚でネタバレ全開で書いている部分が結構ありますのでご容赦を。犯人はヤス。 現在上映中の「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」に結構興味があったのですが、どうもネット上の評判は芳しくない御様子。 私は基本的に「ネタバレ」を嫌うため、レビューなどは見ないようにしているのですが、あまりにも気になったのでなぜここまで酷評されているのかを見てしまいまし…

  • 遮断されて分かるネット環境のありがたさ

    インターネット環境から遮断されると、いかに自分が普段からネットに頼っていたのかということを痛感させられます。そして、いかに自分が無力なのかも。 デジタルデバイスの発展ばかりに目を奪われがちだけれども、そうした情報端末と二人三脚で進歩してきた通信技術の進歩の方がむしろとんでもない革命なのかもしれない。 一昔前までは「パケット」なる単位を綿密に計算し、絵文字を駆使しながら一文字単位でメールのやりとりをしていたのだ、と現代高校生に話をしても、容易には信じてもらえません。ポケベル世代が暗号めいた語呂合わせを駆使していたことなんて、もう教科書上の出来事のように感じられているのでしょうか。 いつの間にやら…

  • 小休止の200日目、今後の方針についてあれこれ考える

    盆休みに帰省している実家にて、ひっそりと200日目の更新を迎えました。 この実家、ケータイの電波も微弱で、周りにあるのは山ばかりで人口密度もスッカスカ。むしろウサギとかイノシシとかの森の仲間たちの方が明らかに生息数で勝っているという「都会の人がイメージする田舎」を軽く3倍は上回る程のド田舎っぷり。 パソコンどころか、WiFiも整備されていないという実にブロガー泣かせの環境であるが故に、スマホをポチポチしながら更新せざるを得ない状況です。 字数もそこそこに、レイアウトなどにも気を配る余裕がない感じの更新となっていますが、むしろこれはこれでブログに注力しすぎることなく日々の疲れを癒すためにはうって…

  • 酒は飲んでも……

    お盆で親類が集まれば自然と酒宴の運びとなるわけだけれども、この慣習はいつまで続くのだろう。 いや、別に嫌な訳ではなく、むしろお酒飲むのは好きなのだけれども、「お盆=酒!」みたいな固定観念は何か違うなぁと思いながら飲んでいました。 「学校行事とて同じで、謎の固定観念に縛られている部分があるよなぁ」とか何とか考えていたら気づけば深い眠りについていたようで、お酒は程々にしないとなと感じた今日この頃。 何事も、流されるがまま、呑まれるがまま、が一番良くないですね。 【1CS】ハウスウェルネス ウコンの力 ウコンエキスドリンク 100mlボトル缶×30本ハウスウェルネスフーズ 出版社/メーカー: ハウス…

  • Eテレにおけるネコ番組「ねこねこ55」にNHKの本気を見る

    最近なんやかやと話題に挙がるNHKですが、そんなNHKEテレが世に送る渾身の番組「ねこねこ55」。 わずか10分足らずの番組なのですが、そんな短い時間にネコの魅力をぎゅっっっと詰め込んだ、ネコ好きにとってはたまらない番組になっています。 そんな素晴らしい番組なのですが、特筆すべきは「ねこだけに、気まぐれに放送中」と公式が謳っているように、いつ放映されるかが分からぬ超不定期放映という愛好家泣かせの仕掛け。そんなところまでネコに寄せなくても……。 www.nhk.or.jp 公式サイトの紹介にもあるように、たくさんのかわいらしいミニコーナーで構成されています。 チャットモンチーの歌う軽快なオープニ…

  • 「何のため? 誰のため?」を常に問う

    ここ数日はネット接続がスマホのみという環境のため、文章量少なめ。 学校を離れて街に繰り出したりした一日でしたが、結構な場面で「目的」と「手段」を履き違えてしまっているのが現実なのだなぁと思う所でした。 教育現場ではどうしても教師側の力が大きくなってしまう関係上、そんな教師の側が「手段」と「目的」を混同してしまうと、それを修正する力はほとんど働かなくなってしまう恐れがあります。 結局は生徒にしわ寄せがいくため、それを全力で回避しなければならないのだけれども、そもそも「『カリキュラム』という名のノルマを消化しさえすればそれでいい」という感覚がまかり通っている部分があったりするため、まずはその辺りの…

  • 三者面談はジャズセッションのように

    この夏は連日三者面談を実施していましたが、本日でひとまず一段落。仮初の夏休みに入ります。 こちらが前もって想定し、準備した通りにはなかなか事が運ばないのが面談の難しいところです。 学校での生徒の様子を元に、「この子は普段からズケズケと自分の意見を言えるタイプだから、面談は生徒に話を振りながら主導権を握らせてあげよう」と計画を立てていたら、親の前では借りてきた猫のように沈黙を貫いたり、「事前調査では今の力以上のチャレンジレベルである〇〇大学を書いているから、この夏で1つギアを上げるための勉強法をアドバイスしてあげよう」と考えていたら、本番では保護者に迎合して身の丈にあった大学を挙げてきたりとか、…

  • もういくつ寝ると盆休み

    気づけば8月も中旬に差し掛かってきた。 とりあえず明日まで勤務すれば、しばらくはお盆休みに突入します。 毎年のことながら、なぜか学期中よりも夏休み期間の方が補習やら三者面談やらで忙しいので、ようやく夏休みがやってくる感覚です。 とはいえ、もうこの歳になると夏休みに心を弾ませるような感覚は失われてしまっているんだよなぁ……。学生の頃はあれほど楽しみで楽しみで仕方のなかった夏休みだというのに、なにかもう「ああ、何をしようかなぁ」と言った感覚になってしまっている。下手をすると「せっかくだし、二学期の教材研究でもやっとこうかなぁ」となるあたり、成長したというか毒されているというか……。ともかく仕事はし…

  • エナジードリンクを敬遠していたのに気づいたら「コカ・コーラ エナジー」ばっかり飲んでいる

    正直に告白します、これまでの私はエナジードリンクのことを見下していました。 あんなのを飲むのは「ファッションに感覚を支配されたナルシストで、効果の程なんて一切度外視で『エナジードリンクをスタイリッシュに飲んでいる自分』に酔っているのだけれども、何だかんだで結局はプラシーボ効果で元気いっぱいになっちゃっている単純野郎」みたいな、とんでもない偏見があり、心の中では「君はカッコつけたいだけなんだろう? もっと自分のことを冷静に考えてみなよ。君はただ、エナジードリンクを飲んでいる自分に酔っているだけなんじゃないかな? 違うんだよ、君、男は黙ってリポビタンDを飲んでおけばいいのだよ」とかなんとか思ってい…

  • なぜ古文単語を語呂合わせで覚えてはならないのか

    国語教育界隈では蛇蝎のごとく嫌われている「語呂合わせ」による単語の暗記。 もちろん、国語教員の端くれとしてして「語呂合わせ」がよろしくないことには全面的に同意するところ。ただ、何の説明もなしに一方的に「語呂合わせ禁止」を突き付ける状況をまま目にするけれど、それはただの教員側の傲慢に過ぎず、下手をすると自己陶酔の感すら透けて見えるのでやめた方が良いと思う。 「なぜ語呂合わせはダメなのか」を語ること抜きに、問答無用で禁止することはむしろ逆効果ですらあると思う今日この頃。 【目次】 なぜ生徒は「語呂合わせ」にすがるのか? より高い妥当性を実感できるような選択肢を提示できているか 生き物としての「こ…

  • 倒れるように寝る

    最近気づけば寝てしまっている、という状況が多い。単純に疲れているのだろうか。 大抵、そうした「予期せぬ入眠」には全身の疲労感が付きまとう。せっかく眠っているのに、大して疲れが取れていないのだ。これはいけない、もったいないお化けが出てくる。 睡眠も学習も、やはり大事なのは「心構え」を整えてから臨む、ということなのだろう。 「よし、今から俺は寝るんだ!」という確固たる意志を持ち、自分の肉体にそれを下ろしてあげることで初めて十分な睡眠と、それに伴う疲労回復が期待できようというものだ。 早起きできない人は、寝る前に「明日は○○時に起きるんだ……明日は○○時に起きるんだ……!」と何度も唱えながら寝るとそ…

  • 「チーム」とは何か? ――「スラムダンク」の安西光義先生と、「医龍」の朝田龍太郎先生に学ぶ

    「協働」の重要性が叫ばれる昨今、生徒たちはあらゆる他者とチームを結成し、協働を行う中でこれからの時代に対応できるだけのマインドを養っていかなければなりません。いや、別に生徒に限った話ではなく、学校現場においては我々教員もチームを組んであらゆる問題に立ち向かっていかねばなりません。 さて、「チーム」とは一体何なのか。 【目次】 「スラムダンク」に学ぶ 余談:意外と知られていない「安西先生」のフルネーム 「医龍」に学ぶ 「個」の集合による「集団」という考え方 「スラムダンク」に学ぶ 「スラムダンク」は日本有数の素晴らしいスポーツ漫画だと思います。私個人も人生におけるベストの一冊を挙げろと言われれば…

  • この本を買うべきかやめるべきか、それが問題だ

    近所には大型の書店が無いため、休日には市街地に出かけて書店をブラブラとするのが至高の瞬間です。嗜好の本を求めてウロウロすると、自ずと思考も捗るというもの。 【目次】 お財布との相談 選書の決め手となる要素あれこれ ①タイトルや表紙 ②「まえがき」や「あとがき」、あるいは「解説」 ③作者そのもの ④口コミ、レビュー 何だかんだで買ってしまう お財布との相談 本は値が張るため(それでも、得られる知識を考えればコスパは高い方なのですが)、衝動的にあれもこれもと買い物かごに入れていてはあっという間に破産を迎えてしまいます。 また、個人的に購入した本は書き込みをしまくったり、付箋をこれでもかと言う程につ…

  • 情報の価値は「誰が言うのか」に左右されがち

    本日は大学教授をお招きしての出張講座。 大学選択などの話もしていただいたわけだけれども、生徒の反応は我々高校教師が話す時よりもずっと良かったりする。言っている内容は正直そんなに変わらないのだけれどもなぁ……。 やはり、「大学教授」という肩書は生徒にとって強く響くらしく、「教授がそう言うのなら、そうなのだろう」という説得力に直結するものであるらしい。 これは「卒業生講話」みたいなものにも共通する部分であるように思える。 現役大学生の語る言葉は、生徒にとっては我々高校教師が語る言葉よりも惹きつけるものがあるらしい。 これは別に高校生に限った話ではなく、人間誰しもが「何を語るのか」よりも「誰が語るの…

  • 「論破」に囚われていては、正確な評価を下せない

    現在、夏季補習を利用して、生徒の「伝える力」を伸ばすべく「読書感想文(マンガでもOK)」を書いてもらっている。 私自身、手探り状態な部分が大きく、事前にあらゆる状況を想定しながら慎重にすすめているのだけれども、実際には様々な課題が浮き彫りになってきている。 適切な評価ができていない 生徒の書いた文章に対して、ルーブリックを使っての相互評価をさせてみたのだけれども、どうも評価の仕方がヘタクソであるように感じた。 例えば、箇条書き状態の作品に対しては、「文章としての体をなしていない」という観点での評価を与えなければいけないはずなのに、その一つ上のレベルでの評価を与えてしまったり、どう見ても「面白い…

  • 「好きなものを好きと言える気持ち」を抱きしめさせる授業を目指す

    どうも高校生は他人に向けて自分の意見を述べるのが苦手らしい。 休み時間に友達と楽しくおしゃべりしている時のあの元気が嘘のように意気消沈してしまう。 どうして言葉にならないのか 原因分析① 「思春期特有の気恥ずかしさ」 これは確実にある。小学生の時は大抵の子どもは人前での発表に抵抗はなく、授業参観などでは我先にと発表したがるものだ。 それがどうか、大人になるにつれて自意識が肥大化し、他者の目を異常に気にするようになり、結果とんでもなくシャイになってしまう。仕方ない、人間の遺伝子では成長過程においてそのような挙動を示すようプログラムされているらしいから、こればっかりはいかんともしがたい。むしろ正常…

  • 目線を合わせる三者面談

    現在連日のように三者面談が実施されている。 2年生のこの時期では三者の認識を統一させるところに重きを置き、慎重に話をしていかねばなりません。 担任だけが熱を持って1人盛り上がってもいけないし、保護者が熱心なのはありがたいことだけれども、暴走しすぎて我が子に何かを強制させてしまうのもよくないだろうし、肝心の生徒本人がただただその場にいるだけの置物と化して一言も話をしないのもよくない。 結構な生徒が、何か他人事のような感覚で「どうすれば良いのか指示を待つ」傾向にあるように感じ、中々の危機感を抱いてしまいます。他ならぬ自分の人生なわけだから、まずは自分がどうしたいのかを語れるようにしてあげなければ…

  • これからの激しい競争の中で生き残る「学校」の条件とは? ――乱立する「美容院」に学ぶ生存の術

    何故か恒例になりつつある散髪記事。 www.yasuteru24.com www.yasuteru24.com 本日は43日ぶり3回目の投稿となります。 こうしてしっかりと振り返ってみると、まぁまぁ定期的に散髪をしていることに気付きます。だからなんだという話ですが。 そんなライフログはさておき、本題に入ります。 【目次】 乱立する美容院 生き残りをかけたシビアな戦い 「学校」とて他人事ではない 最後の決め手は…… 乱立する美容院 私が現在住んでいるのは、県の中心地からは遠く離れた田舎町なのですが、それでもやはり美容院や床屋の数はとても多い気がします。定期的に新規店舗がオープンしており、気づけば…

  • 人間関係において「相手を動かす」ということ

    対人スポーツの鉄則は「相手をコントロールする」ということ。 相手がこちらの動きに合わせて妨害を仕掛けてくる以上、自分のしたいことだけを考え・実行していては勝てません。そのあたりが「敵は過去の自分」と言われる個人競技とは異なる部分です。 私は中学・高校とバスケットボールをしていましたが、この競技でも勿論そうした考え方は重要です。かの名作「スラムダンク」の“山王工業高校戦”においても、エース流川が沢北や仙道といった好敵手との戦いを通じてそのことを理解するシーンがあり、非常に印象に残っています。 SLAM DUNK 新装再編版 19 (愛蔵版コミックス) 作者: 井上雄彦 出版社/メーカー: 集英社…

  • ブログ開設半年経過と同時にやってきた怒涛のバズり

    本日はごく稀にやってくるブログ運営についての記事です。 【目次】 記念日がやってきた 不意打ちのバズりがやってきた 憧れの現象がやっときた これからも、自分のペースでやっていきたい とは言いながら、これからもちょっとだけ期待 記念日がやってきた 色々な方のブログを見ていてその存在は知っていた「はてなブログ運営」からの「記念日メール」。私の所にも無事届きました。なんだかんだで半年です。毎日(厳密には寝落ちして後出しした日があるけど、システム上は毎日)コツコツ書いてきただけあって感慨もひとしおです。 不意打ちのバズりがやってきた 初めは、「ブログも半年続けていたらようやく検索流入が増えてきた」みた…

  • 他者を説き伏せるのは、感情ではなく論理である

    どうもあちこちを見ていると、「自己の感情」を前面に押し出して物事を都合の良いように推し進めようとする現場に遭遇する。周囲は理屈では同調しきれないものの、仕方が無くその人の感情に引きずられてしまう、という不毛なやり取りがそこでは繰り広げられている。 個人的なやりとりならいざ知らず、公的な会議などでこれをやられるとたまったものではない。いや、さらに言えば、教育の場でこんなことがまかり通ってしまうと、効果的な教育とは程遠いものになってしまう。教育への不信感にも繋がりかねない。 教師が高圧的に生徒を怒鳴りつけるのも、逆に同情を引いて生徒を動かそうとするのも何か違う。 そこに強かな計算と演技があれば話は…

  • 後悔しない夏を過ごすため、いつだってワクワクしていたい

    現在高校教師として働いているわけですが、常に「学校」の中にいるわけで、否が応にも自分が高校生だった頃のことを思い出させられる瞬間があります。 つまらなかった高校生活 現在勤務校では夏季補習が始まり、生徒たちはブーブー不平不満を言いながら登校してきています。そりゃあそうだよね、「世間の学生はみんな夏を満喫しているのに、どうして自分だけ?」という気持ちになるよね。すごくよく分かる、なぜなら、私自身が高校生の時に同じように思っていたから。 自身の高校の三年間を振り返った時、人様に自信を持って語れるだけの立派な思い出はほとんどありません。 進学校だったわけですから、それはもう毎日のように勉強尽くしの生…

  • 「iPad mini5」と「Apple pencil」をよりアクティブに使い倒すために買ったケースとストラップ

    先日思い切って購入した「iPad mini(第五世代)」ですが、思い描いた通りの使用感で非常に満足です。 さて、しばらくは落っことさないように細心の注意を払いながら裸の状態で使っていたのですが、そろそろあちこちに持ち運び、よりアクティブに使い倒したくなってきたのでついにケースを購入しました。 【目次】 こだわったところ① 「コンパクトさを失ってはならない」 こだわったところ② 「ストラップホールがついている」 探し回った結果、いいやつを発見 ストラップを付けてみた ここまできたらApple pencilもカバーとストラップをつけてみる 無事カスタマイズ完了、大満足の出来栄え ちなみに…… こ…

  • 疲れが取れなくなってきた

    ここ一週間は学期末のなんやかやでドタバタしていたため、じわじわと疲労が蓄積してきていたみたいです。リビングでついウトウトしていたらあっという間に寝落ちしてしまいました。 妙な体制で寝てしまったので体が痛い……。エアコンもつけっぱなしだったので喉も痛い……。 中途半端に寝るから疲れが取れないし、疲れが取れないから変なところで寝落ちするという負のループ。 まだ今週も半ばだというのに、早くも満身創痍感が酷い。これから待ち構える怒涛の夏季補習と、三者面談と、週末の地区の清掃活動と……。これを乗り越えるためにはあともうひと踏ん張り必要そうです。体力回復に努めねばなりません。 やっぱりお布団で寝るのって大…

  • お祭りに行こう(ただし補導員)

    本日は地域のお祭りに行ってきました。補導員として。 【補導員】とでかでかと書かれた黄色い腕章をつけ、雑踏をかき分けながら二時間弱見回る。うん、全然楽しくない。 その場にいる全員がこの祭りを楽しもうと意気揚々としているところに【補導員】と書かれた腕章を携えたおじさんたちがうろうろしているわけですから、場違いも甚だしい。なもんだから、物珍しさもあってか老若男女問わずすれ違うほとんどの人がこちらを見てきます。 そんなとんでもない注目度の中、祭りの喧騒の中を練り歩くわけです。歓迎されず、でも注目だけは浴びるという疫病神の神輿とでも言わんばかりの悲しき役回り。人生でこれほどに虚しい祭りがあっただろうか。…

  • この世から、戦争とヒューマンエラーは無くならない

    教務の成績管理係を拝命してから早数年。この境地に至る。 どれだけ事前に周知をしても、どれだけ入力作業の締め切りに余裕を持たせても、どこかでミスは絶対に出る。それは仕方がない。にんげんだもの。 私だってどんなに気をつけていてもミスはするわけだし、そこはお互い持ちつ持たれつなのだ。大事なのはミスを責め立てて足を引っ張り合うことではなく、いかに互いのミスをカバーし合えるかどうか。いがみ合っていたって仕方がない。そんな暇があったら一つでも多く仕事をこなしたほうがマシだ。 ただ、防げるミスを繰り返すことだけはいただけない。 確かに、一地点で捉えればパソコンに向かって数字を入力する作業なのでイメージは湧き…

  • 「報道」は嘘をつく ――情報の荒波を乗りこなせ

    現在何かと話題になっている吉本興業に関する記者会見。 そして本日は参議院議員選挙もあり、各種メディアはなんやかんやと大騒ぎです。 【目次】 情報は屈折する 一次資料を当たる大切さ 教育で何ができるか 情報は屈折する テレビや新聞をはじめ、最近ではインターネットでも情報を仕入れることが可能となっており、どんなメディアからどんなコンテンツを入手するのか、その手段も非常に多岐に渡っています。 選挙の際には、生徒には毎回「立候補者が試されるのが選挙じゃない、投票者が試されるのが選挙なんだ」と話しています。 一つの情報をどう解釈し、そしてそれを元にどう行動するのかは、個々人で大きなズレが生じます。だか…

  • 「休まない」のではない、「休めない」のだ

    いわゆる「Do not」と「Can not」の違い。これを混同している状況はあちこちで散見されます。 これらを意識の上で明確に使い分けなければ、意図した通りの結果を出すことが非常に難しくなってくる。常に問い続けたい。 【目次】 「夏休み」という名の休めない何か 「夏季補習」という名の根競べ 「三者面談」という名の修行 「働き方改革」という名のまやかし 「夏休み」という名の休めない何か さて、終業式も終え、学校は夏休みに突入しました。 ただ、何度も言うように夏休みだからと言って休めるとは限りません、教員はもちろん、生徒だって。 www.yasuteru24.com 我々教師を待ち受けるのは、学…

  • 「今日という一日」の価値を決めるのは、いつだって自分の心の持ちようひとつ

    本日は全国的に終業式。長かった一学期もこれにて終了です。 ただ、世の高校生はここで明暗が分かれます。 さっそく明日からひと月余りの夏休みに突入する高校生がいる一方で、大学入試を目指す普通科では、大抵の場合夏季補習が実施されるために登校を余儀なくされます。もちろん、本校進学コースもその例に漏れず、来週からは長い長い夏季補習が敢行されます。私立高校はただでさえ対外的なアピールとして進学実績を必要とするので、ある程度はやむなしと言ったところでしょうか。 どんな一日も、全て等しく365分の1 そんなわけで本日はあちこちで「一学期が終わったぞ、お疲れさん」的な話が繰り広げられたわけですが、もちろん進学コ…

  • ねんがんの「iPad mini5」をてにいれたぞ!

    ついに手に入れました、「iPad mini(第五世代)」。 少しでも安く買いたいと思いあれこれと調べてみましたが、どこもそれほど変わらないということが判明し、王道のApple公式ストアで購入しました。 そしてどうせ公式で買うならと、現段階の最高スペックを購入することに。 容量256GBでWi-Fi + Cellularタイプというフルスペックの贅沢仕様です。正直容量に関しては、クラウドストレージがここまで発達した今ならそこまで大きいものでなくても構わないように思ったりもしたのですが、拡張性に乏しいiPad、後になってから本体容量の不足に悩むよりはと思い、奮発してみました。 そして何より、後述す…

  • クラスは担任一人だけのものではない

    学期末と言うことで色々なイベントが立て続けに催されている。 何も学校は教科の勉強ばかりをするところではない、生徒達には是非とも多様な経験を積んでほしいところだ。 様々な行事を過ごすに当たり、担任の立ち位置は実に様々だ。 一歩引いたところから冷静・客観的に見守る立場でいるのもよし、生徒と一緒にはしゃいで過ごすのもよし。各々の担任の性格や受け持つクラスの持つカラーに応じ、実に多様な関わり方があると言える。 ただ、個人的には一から十まで手をかけて、自分の意のままに動かそうとするような関わり方はしたくないよなぁというのが正直なところではある。 生徒にとっては、担任がグイグイと引っ張っていく方があれこれ…

  • 授業見学で視野を広げよう

    一学期も終わりに近づき、なんやかんやと慌ただしくなってきました。 成績処理、各種帳簿に関する帳尻合わせ、夏に発行するPTA関連書類の準備等々、夏休みを目前にし、やることは満載です。ここの所はブログの更新もおざなりになっている感は否めない。 しかも、別に夏休みだからと言って休めるわけなどなく、補習だ研修だ部活だと、盛りだくさんで熱い夏が待ち構えている。「教師は一カ月近く夏休みがあっていいよね」とは友人の談。どうも一般的な認識と内情のズレを感じずにはいられません。 後輩と授業の相互見学 さて、そんな中、本日は新任の先生と相互の授業見学をすることに。 「洗練」と言えば聞こえはいいけれど、「授業」と…

  • 何事も鍛え続けることが大切

    本日は部活動の練習試合にて審判をしたのだけれども、結構久々だったため体が訛りまくりでした。全身が痛い……。 【目次】 高度な専門性と十分な体力を求められる審判の難しさ 授業をし続ける大切さ 教科を学び続ける大切さ 生徒に鍛え続けさせるために自分が鍛え続ける 高度な専門性と十分な体力を求められる審判の難しさ バスケットボールの審判って、我ながら数ある競技の中でも割とトップレベルに難しいやつなんじゃないかといつも思います。 単純に試合についてこれるだけの体力を求められる審判。 細かいルールの知識を元に適切に判断を下すことを求められる審判。 複雑なプレーの中で瞬時に判断を下すことを求められる審判。 …

  • 生徒に「課金したくなるようなソーシャルゲーム」を企画させたら、ゲーム依存問題は解決できるのかもしれない

    【目次】 「ゲームをするな」という「押し付け」 「作る側」に立って初めて見えるもの 「相手の側」から考えれば、行動の意味も変わってくる あくまで「教育」の一環として 「ゲームをするな」という「押し付け」 教育の場ではソーシャルゲームは嫌われる運命にある。 その理由は学習との非親和性、要するに「ゲームばっかりさせると全然勉強しない」というものであり、至極真っ当な指摘である。 ただ、「ゲームをするな」とは、「ゲームを享受することを制御する立場」からの視点であり、ゲームを楽しんでいる子どもたちにしてみれば、その忠告はさほど役には立たない。 最近では保護者がヘビーゲーマーというのも珍しくなく、話を聞…

  • 本番に備えて追い込む

    本日は対外模試の試験監督。 生徒にしてみれば定期考査が終わったばかりでの模試受験。また、金曜には検定も実施されたため、なかなかの過密スケジュール。結構きつかったはずです。 かくいう私も、試験監督でただ座っているだけだったのですが、五時間近くの監督業務はなかなかに疲れました。そう考えると、五時間近く緊張しっぱなしの受験生の体力と集中力は凄まじいものがありますね、さすがは十代の若人、元気があって羨ましい限りです。私も現役高校生の時は無駄に元気があったものでしたが、今となっては見る影もありません。 実際には生徒からはこの試験続きの過密スケジュールに対する不平不満が無いわけではないのですが、それでもい…

  • 初夏の夜に思いを馳せる

    もうすっかり夏ですね。 この界隈一の夏好きを自負する私としてこれはもうテンション爆アゲです。 フライデーナイトを満喫すべく、キリンザストロングを片手にのらりくらりとYouTubeで思い出の音楽を聴いたり懐かしい動画を見ていたらもうすっかり夜も更けてしまいました。 音楽はなぜもこう人間の魂を揺さぶるのだろう。 意気高揚の効果もあれば、やたらとノスタルジックな気分にさせたりと、同じ情報であっても、音楽の有無によってそこから受ける印象は大きく左右されます。 どんな写真でも、小田和正の「言葉にできない」に乗せてスライドショーを組むと途端に感動的になるのは凄いですよね。 ピアノ・コレクション OFF C…

  • 学校という名の「釜茹で地獄」、そこから逃げ出すのは誰なのか

    立教大学経営学部の中原淳先生のブログを毎日拝読しているのですが、先日、とりわけ印象に残るエントリーがありました。 「組織のなかで死んでいくのは『ゆでがえる』ではなく『オタマジャクシ』であるという『ホラームービー的現実』!?」と題されたそのエントリー、非常に示唆的です。 www.nakahara-lab.net 【目次】 変化に気付かず緩慢な死を迎える「ゆでがえる」 手も足も出ない「哀れなオタマジャクシ」 「オタマジャクシ」は誰だ? 現状を「カエル」努力を 変化に気付かず緩慢な死を迎える「ゆでがえる」 鍋の中に放り込まれたカエルは、その後少しずつ水温を上げられると水温の上昇に気付かず、そのまま「…

  • 職場のデスクに改革を #7「サブディスプレイの導入で世界が変わる」

    さて、今年度最大と言ってもよいデスク改革「サブディスプレイの導入」です。 これは業務にパソコンを用いての作業が含まれるすべての業種の方にお勧めしたい。もはやサブディスプレイの無い生活には戻れません。 【目次】 事務作業時における地味なイライラ 限られた面積、なるべくならば有効に使いたい 作業効率は倍以上 導入しない理由が無いほどの便利さ 事務作業時における地味なイライラ パソコンで事務作業をしていてよくあるのは、「複数のソフトを行き来するために頻繁にウィンドウを最小化したり最大化したり」という、切り替えに関する手間暇。一度や二度ならばまだしも、この作業が延々と繰り返されるような作業をしている…

  • 正しい会議の進め方は、誰かが教えるべきなのか? ――「生徒の主体性に任せる」の難しさ

    さあやってきました生徒総会のシーズン。 毎度毎度、予定調和とも言えるお芝居にも似たやり取りが無為に交わされるだけの場となっていることに疑問を感じずにいられないところです。 果たしてこの会議に何らかの意義を感じている生徒はどれくらいいるのだろうかと、そんなことをぼんやり考えながら体育館の後方で様子を眺めています。 www.yasuteru24.com 絶対にもう少しやりようがあるはずなのだ。 ただ、それは私一人の力ではどうしようもないことは確か。非常にもどかしい。 きっと他の職員も同じように感じているはずなのだけれどもなぁ。なんとかこの現状を打破できないものか。 「生徒の主体性に任せる」の落と…

  • 余裕と油断

    先日の大雨の影響で休校になったこともあって、まだテストが終わっていません。 なので、今回のテストは間に二連休を二度挟むという前代未聞のスケジュールに。 正直これだけあれば生徒としても相当に余裕をもってテスト勉強してくれるかと期待していたのですが、学習の記録を見てみるとどうもそうではない様子。変に余裕ができると油断してしまう生徒が多いらしく、実際に生徒に話を聞いてみると、一週間ぶっ続けで考査が実施される場合に比べて集中力も切れてしまったようです。 そりゃそうか、今回の休校は元々の予定には無く突発的に発生したわけで、生徒にしてみれば予定を狂わされてしまった側面もあるわけか。 ただ、だからと言って単…

  • 国語の記述問題の採点に関するあれこれ

    ひたすら採点をする一日。 国語のテストは記述問題と切っても切れない関係にあるため、テストの作成~採点の一連の業務は結構神経を使います。 他の教科はどんなんだろう。正直、国語の教師になって唯一後悔するのがこのテストの煩わしさだったりします。 時間と労力を惜しげもなく注ぎ込めるのならば、記述問題にガッツリと配分を割けるのですが、どうしてもそこは妥協せざるを得なくなってしまうというのが正直なところです。テスト関連業務だけでご飯を食べているわけではないので、自分の業務量と生徒の評価を天秤にかけた上での絶妙な配分が毎回要求されています。 作成の巻 そんなわけで、問題を作成する段階から採点の事まで考える…

  • 久々に浴びるように飲む

    本日は同僚の結婚式に出席。 いやあ、実にめでたい。 12時半の開宴から、何だかんだで三次会まで実に10時間近くなしくずし的に飲み歩いたため、久々に「飲み疲れた」状態に。20代以来だなコレ。 ただ、同僚たちと学校の現状について腹を割ってワイワイと語るのはやはり楽しい。何だかんだで飲みニケーションは大事。 何とか家に帰りつき、もう今すぐにでも寝られる状態に。どう考えても飲みすぎた、頭が痛い。明日は確実に二日酔いです。

  • 「共通テスト記述問題」の採点を、大学生バイトに任せることに対する危機感

    テストの採点をコツコツ進める中、大学入試「共通テスト」に関して不穏なニュースを発見し動揺を隠しきれないところです。 www3.nhk.or.jp 「大学生のアルバイトに高校生の答案の採点をさせる」、というなかなかのトンデモニュース。 うーん、ここまで来るとさすがに「共通テスト」の在り方に疑問を感じざるを得ないところです。そもそも、「記述形式」の導入に関しては初期段階から喧々諤々、百家争鳴状態であり、様々な問題が宙ぶらりんのままここまでやってきている現状がありました。新入試をいよいよ目前に控えたここにきて、これまで先送りにしてきたあらゆる部分が無視できないものとして表面化してきているように思いま…

  • 家にひきこもるのにもエネルギーが要る ――自宅待機は「灼熱カバディ」とともに

    大雨のせいで(おかげで)本日は臨時休校。 やはりこの地域でもあちこちで水害が発生しており、爪痕は深そうです。 生徒たちは無事だろうか……、今のところ連絡は受けていないけれども、もしかすると連絡ができないようなひどい状況に陥っていないとも限りません。心配だ。明日無事に登校してくれればよいのですが。 さて、そんなわけで一日中家の中に閉じこもっていたのですが、意外と疲れてしまいました。なんだろう、特に何か疲れるようなことをしたわけでもないのだけどなぁ。 やはり、いつもなら学校でなんやかんやと動き回っている曜日なので、体内のリズムが狂ってしまったのでしょうか。むしろ自分の方が明日元気に登校(出勤)でき…

  • 悪いことは言葉にすると本当になる

    って誰かが言っていたような気がします。 つい先日、突発的な天災・人災によって予定が崩れたら困るなぁという話をしたところで、この大雨です。 www.yasuteru24.com weathernews.jp 「一年間の総雨量の半分が一日で降ってくる恐れあり」とかもうわけがわからない言葉がニュースで飛び交っており、「命を守る最善の行動を」と言われて正直ビビりまくっています。「全員避難」と言われても、地域の公民館や学校の体育館ではキャパが足りないよ! とりあえずは自宅で様子見ですが、どうなってしまうのでしょう……。 勤務校ではテスト真っ最中だったけれども今日と明日の二日間は臨時休校。結果、今後の予定…

  • 「インクルーシブ教育」に関する講演を聞いての覚え書き

    本日は勤務校に大学教授をお招きしての職員研修。 本題は「インクルーシブな高校」の在り方について。ただ、それに限らず、印象的な内容があったため個人的なメモを整理がてらまとめておきたいと思う。 【目次】 ①生徒を「対象」ではなく「主体」として考える ②「オン・ザ・フライ・ミーティング」で問題の早期発見と教員間の共有を ③生徒の深い気付きをもたらす反省文の扱い方 ④素人なりの全力の詰めを行ってから専門家を頼る癖をつける 大事なのはやはり「考え方の転換」と「相互の連携」 ①生徒を「対象」ではなく「主体」として考える こうした考え方は最近では珍しくなくなってきたが、それでもやはり我々は生徒を「対象」とし…

  • 痛みの名は

    どうも梅雨の時期が来ると偏頭痛が酷くなる。 テスト関連で頭を使うということもあって気分は最悪だ。薬も飲んだしもう寝よう。 思えば私は中学校あたりから偏頭痛症状は出ていたのだけれども、20歳を超えるまではこれが「偏頭痛」だと認識していなかった節がある。 頭がガンガンする中、「なんか今日は頭が痛いなぁ」とかのんきに思いながら部活のバスケットボールで飛んだり跳ねたりしていたのだから、鈍感というかなんというか、今となってはとても信じられない。若さゆえの元気有り余り状態だったのだろうか。 大学生になってインターネットの世界に触れる機会が増える中で、ある時ふと「まさかこれが偏頭痛……?」と気づいた時の衝撃…

  • 実りある「対話」に満ちた学校に憧れる

    週末は思い出したように学校改革本を読みなおしていました。 シンプルな方法で学校は変わる 自分たちに合ったやり方を見つけて学校に変化を起こそう 作者: 吉田新一郎,岩瀬直樹 出版社/メーカー: みくに出版 発売日: 2019/03/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る なぜ「偏差値50の公立高校」が世界のトップ大学から注目されるようになったのか! ? 作者: 日野田直彦 出版社/メーカー: IBCパブリッシング 発売日: 2018/08/28 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る 学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名…

  • どうせやるのなら、学校行事とリンクさせた授業をデザインしたい

    一旦作ったテストの微調整を続ける日々。 せっかく作るのなら、ただノルマをこなすだけの問題で終わるのではなく、なるべく意味のあるものにしたいところです。 となると、当たり前のことだけれども、定期考査については授業計画を立てる段階からはある程度の見通しを持って動いていかないと、途端に手詰まりになってしまいかねません。授業では知識ではなく、「能力」を中心に向上させようとしているわけなので、テストにおいてもただ単に知識を問うだけでなく、何らかの能力を問う問題にしたいところです。 授業外との「繋がり」を意識する そんなわけで最近は特に、一つ一つの活動の「繋がり」を意識するようになった気がします。 例えば…

  • 忙しすぎて「脳みそがもう一つ欲しい」と思った時に思い出したいこと

    最近より一層、なんやかんやと考えることが多く、毎度のことながら脳みそがパンク寸前です。土日でクールダウンせねばなりません。 つい最近までは、「ああ、自分がもう一人欲しい。分身の術をマスターしたい」と考えながら、『ナルト』を読み返していたわけですが、ここのところ考え方が少しずつ変化してきました。嘆いたところでどうしようもない。 ①技術を駆使しながら効率性を上げる 忙しいのなら、タスクの圧縮をすればいいじゃない。これは学生の頃からずっと考えてきていたことではあるけれども、仕事をしてからより一層意識するようになりました。 特にルーティーンになっているような単純作業はとっととAIに譲り渡してしまえばい…

  • 新たな概念を職場に取り込む際に大切なこと ――直輸入ではなく、適度なローカライズを

    昨日の内容に関連してもう一つ。 最近この手の話題に興味津々なお年頃。 www.yasuteru24.com 閉鎖的な環境に新鮮な風を吹き込もう 勤務校は割と閉鎖的な環境にあると思っている。地理的にはもちろんのこと、私立校であることもあって職員全体の認識としてもその傾向は高いように観察される。 別に批判しているわけではない。これはこれで良い面もたくさんある。 独自の文化が醸成されているがためにあらゆる部分で融通が利く場面も多く、何よりアットホームな雰囲気で職員室内はわりかし和やかで平和な環境が保たれている(ように個人的には感じる)。 ただ、時代は常に流れゆくものであり、特に昨今は激動ともいえる変…

  • 一冊の本に書かれた内容を全て受け入れる必要はない

    テストを作らねばならないという時に限って、ついつい読書をしてしまう。 これは大掃除をしないといけないのについ卒業アルバムや卒業文集に夢中になったり、テスト勉強しないといけないのについ漫画を読み耽ったりしてしまうことに似ている。こんなことでは生徒のことをとやかくは言えない。 【目次】 積読に焦る日々 大事なのは「無条件の信頼」ではなく、「異なる価値観の受容」 「面白くない本」にだって価値はある とは言うものの…… 積読に焦る日々 最近はなかなか読書に時間を割くことができずに積読がものすごいことになってしまっている。しかも、一冊を読み終わっていないにもかかわらず次の一冊を読み始めてしまう癖があるた…

  • いよいよブログ連続更新150日目 ――やる気を出すにはまず自分のことを知るところから

    さて、なんだかんだでブログの連続更新が150日目を迎えた。 一体いつまで続けようか、正直もうここまで来たら意地でもある。引くに引けなくなってしまったとも言う。 まぁ、そんなことはどうでもよくて、今回は定期考査の勉強に向けて生徒にどうやってやる気を出してもらおうかというお話。 何事も「やらされる」から嫌になる 定期考査まであと数日。ここまできて尚、勉強に熱が入らない生徒が結構うじゃうじゃいる。最近はそんな傾向が強まっているように感じるところである。 それらすべての生徒に共通するのは、「勉強する目的が自己の内部に存在していない」ということだ。「親に言われたから、あるいは、親の期待に応えたいから」「…

  • なぜ『山月記』における「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」というフレーズをほとんどの日本人が覚えているのか

    おそらく日本人の大多数の大人が高校現代文の授業で『山月記』を学んだはずだ。そして、その中でもとりわけ鮮明に記憶に残っているフレーズに「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」というものがあるだろう。 なぜ、これらのフレーズはここまで人々の脳裏にしっかりと刻み込まれているのだろう。「山月記」という教材を扱うたびに、この一見何の変哲もないこの六文字に、一体どれほどの力が備わっているのか、ということに思いを馳せずにはいられない。 【目次】 「定番」ゆえに加速度的に名が売れる現象 ただ言葉を覚えているだけの無意味さ 「表現不可能」を表現する試み 「強い言葉」は印象に残りやすい 原理を理解した上で、授業にどう生…

  • たかが考査、されど考査 ――「考査のための考査」からの脱却を

    期末考査を作ろうと思いながらも、実際には構想を練るだけで終わってしまった日曜日。 いや、今週末は仕事をすまいと決意していたのでこれでいいか。明日から本気出す。 生徒のどんな「能力」を測るのか 昨年から「板書内容の丸暗記」に陥ることが無いよう考査の問題もあれこれと工夫するようにしています。教科書内で完結することなく、日常の生活や社会に出てからも役立つような生徒の汎用的な能力を測る考査にするべく、無い知恵を絞り続ける日々。 例えば、今回の2年現代文の授業では『山月記』にて「撞着語法」をはじめとした「相手により強く印象付けるための言葉の組み合わせ方」について触れ、実際にその後にはキャッチコピー作成の…

  • 学校全体で「Teams」を導入して痛感する情報共有の大切さ

    勤務校では、今年度よりMicrosoftの提供するサービス「Teams」を学校全体として導入している。 products.office.com これは「Slack」のような職場におけるコミュニケーションツールであり、さらに噛み砕いていえば、仕事に特化した「LINE」のようなものである。 個々人ではなく、全体でこうしたサービスを導入しているのは学校現場としては結構珍しいのかもしれない。かつて「Slack」の導入を画策していた私としても、願ったりな展開となっている。勤務校は私学ということもあってか、そのあたりは非常に柔軟に事が運んでいて大変喜ばしい限り。 この手のツールを導入するメリットは、昔書…

  • 出張3日目 ――現実に引き戻される

    何とか出張の全行程を終え帰校しました。 長期出張で学校を空ける際は、帰ってから自分のデスクを見るのが億劫です。 案の定、あらゆる資料がミルフィーユ状態になっていました。 クラスでも何やら一悶着あったらしく、週明けには手をかけていく必要がありそうです。 そんなこんなで、職員室に帰ってくると旅疲れとはまた違った疲れがどっと押し寄せてきます。 今回は翌日が休日で良かった。これで明日も出勤日だったらも考えるとゾッとします。 もう色々とほっぽらかして、ともかく週末は体を休めることにします。 そういえば再来週はテストだったな……問題をつくr いや、もうよそう。今週末は仕事禁止。そういうのも大事。

  • 出張2日目 ――長距離運転の孤独と退屈さを紛らわす

    本日よりレンタカーを利用して、二手に別れての中学校巡り。ペアを組んでいた先生とも別行動になってしまいます。 となるとそこで生じるのは、眠気と孤独との戦い。 【目次】 ラジオを聴く ドラマCDを聴く J-ROCKを聴く 自分の声を聞く 俺の話を聞け ラジオを聴く 対策のために今回準備したのは、録り溜めたラジオ番組の視聴。真面目な番組よりも、お笑い芸人がパーソナリティを務めるバラエティ寄りの番組の方が退屈せずに済みます。 最近のお気に入りは「爆笑問題カーボーイ」。深夜番組ならではの下ネタとだらないネタの数々が程よく眠気を吹き飛ばしてくれます。 www.tbsradio.jp ドラマCDを聴く 更…

  • 出張1日目 ――学校を離れて気付くあれやこれ

    本日は生徒募集活動の出張1日目。 中学校を一校一校回り、勤務校のアピールをします。 もう既にお酒が入ってしまったので、出張1日目にて感じたことを箇条書きでまとめておきます。 ・自分が他校に乗り込んで始めて分かる、丁寧な対応のありがたさ。 →これについては過去記事でも言及済。 www.yasuteru24.com ・学校から遠く離れているというにもかかわらず、ネットワーク化と情報端末の高度化によって、普段のデスクワークと変わらぬ作業ができることのありがたさ、もとい落ち着かなさ。 →できてしまうがゆえに、ついついやってしまう。学校を離れた出張の時くらい、デスクワーク的な事務作業からは解放されたいも…

  • 出張を快適にするために是非とも持っていきたい七つ道具

    年に数回、県外に出る出張があるわけですが、数年の経験から「これはあると便利」をまとめてみました。 【目次】 ①延長コード ②プラグ搭載型モバイルバッテリー ③Kindle端末 ④マスク ⑤ジップロック ⑥手帳 ⑦FMトランスミッター まとめ ①延長コード ビジネスホテルではベッドから離れた位置にコンセントがあるところも多い。 充電しながらゴロゴロとスマホやタブレットをいじるためにも、延長コードはぜひとも欲しいところ。1メートルもあれば十分、1000円以下で買えるので、常に旅行カバンに忍ばせておきたい。 エレコム 電源タップ 配線しやすい180°スイングプラグ 3個口 1m ホワイト T-S02…

  • 月曜日を駆け抜ける

    なぜこうも月曜日は慌ただしいのだろうか。 朝から夕方まで分刻みのスケジュールを強いられ、毎週のように駆け抜けるように一日が終わってしまいます。 なんだろう、特に時間割が詰まっているわけではないのだけれども、なんやかんやでやることが多いのです。 まず原因として考えられるのは、土日の課題が一気に押し寄せてくるので、そのチェック作業に追われてしまうというのが一つありそうです。これは正直いかんともしがたいところがあり、本当ならば宿題なんてものは義務付けなければよいわけなのだけれども、しかしそれで生徒たちが自己学習に励むのかというとそれは限りなく怪しいところ。私自身が学生時代にもそうだったのだから偉そう…

  • 美容師さんと話して感じるコミュニケーション力の大切さ

    本日は散髪に行きました。 夏も近づき日に日に暑くなってきているということに加え、来週は生徒募集のための営業活動という名の出張もあるため何としてでも今日の休みにさっぱりしておきたかったのです。 これまで散髪は特に時期を定めずに適当に行っていたので、前回からどれくらの間隔が空いていたのかがよく分かっていませんでした。気が向いたとき、あるいは髪が伸びすぎてもう辛抱たまらん時に美容室に行っている、と言った感じでした。 しかし、今回は前回散髪に行った日にブログにてそのことを書いていたので前回からの間隔を完璧に把握することができました。 www.yasuteru24.com ちょうど50日ぶりの散髪。な…

  • たまの休みにサタデーナイトを満喫する

    ようやく迎えた待ちに待った土曜日。のはずが、あっという間に夜を迎えてしまいました。なんでこうも休日というものは過ぎ去るのが早いのか。 来週は県外出張も控えており、数日間家に帰ることすらままならないためのんびりできるときにのんびりしておきたいところです。 今日はもう小難しいことを考えるのも面倒くさいので、遊んで過ごしています。一週間頑張って迎えた休みだもの、たまにはいいよね。 さてまだまだ夜は長い。 どれ、ゲームでもしようか。 それとも映画でも見ようか。 音楽を聴きながら漫画を読むのもいいな。 やっぱり学生の時から一貫して土曜日の夜はワクワクします。 とはいいつつも、やらねばならない仕事は確実に…

  • 誰のため、何のための勉強か

    本日のメインは学年の生徒を集めて喝を入れるお仕事。 期末考査まであとしばらく時間があるために、ややだらけ気味なこの時期。もっと大局的に物事を捉え、「テストのための勉強」から脱却させてやらねばならない。 そのためにも「自分が何をしたいのか」を自問自答させ、「今の自分はどうなのか」を振り返らせ、「これからどうしていかねばならないのか」を自分自身の頭で考えさせるよう仕向けていかなければならない。 ただ、口で言う程簡単なことではない。不特定多数の人間に対して自由自在にモチベーションを上げるだけの術があれば、とっくに教員なんてやめて宗教でも立ち上げているところだ。(もちろん冗談である。念のため。) ww…

  • 妥協の末の時代に逆行する講義スタイル授業と、その中でのせめてもの悪あがき

    ここの所ずっと悩み続けている古典における「知識」と「能力」の育成バランス。 www.yasuteru24.com 正直まだ明確な答えは出ていない。けれど、とりあえず時間は止まってはくれないので何かしらやっていかなければならない。 やはり「受験」にビビってしまう 最近は生徒の基礎事項の定着が目に見えて悪く、かつ対外模試も迫っていることに焦りを感じてしまい、どちらかと言えば知識拡充の方向で舵を取り、講義スタイルメインで授業を進めている。 本当は、生徒の活動を主体にしながら、その中で古典の知識を身につけてくれればなぁと思うのだけれども、世の中そんなに甘くは無い。いつの時代も、基本的に生徒は単語を覚…

  • 「教える」と「教わる」は表裏一体

    今年は実習生が多いので、この時期は様々な教科で研究授業が実施される。 「たかが実習生の授業」と侮るなかれ。毎回たくさんの気付きを得ることができる貴重な機会だ。 【目次】 実習生にどこまでのレベルを求めるべきか 「教室」という密室の解放を 「評価はしたい、でもされたくないの」精神 過ぎたるは猶…… 実習生にどこまでのレベルを求めるべきか 教育実習生はいわば教員0年生。多少の教育学の心得があるとはいえ、まだまだ発展途上の段階である。そんな立場で行う授業なのだから、甘いところがあって当たり前である。 だからこその「実習」。実習生は学ぶためにこの場にやってきているのだ。 ただでさえ教員志望者が減少し…

  • 「多忙」という名の鉄壁のディフェンス

    【目次】 生徒と直接関わるまでに済ませなければならないあれこれ 生徒と楽しくコミュニケーションを取るまでに済ませておきたいあれこれ 色々な人に対する済まない気持ちあれこれ 「ごめん」で済めば教員はいらない 生徒と直接関わるまでに済ませなければならないあれこれ ここにきて事務作業が立て込んできている。 教員は生徒と共に教室で楽しく会話したり、授業に明け暮れたりという一般的なイメージとは裏腹に、職員室内での事務作業が業務の大半を占めると言える。 生徒の提出した課題や記録の点検・テストの作成といった、まだ割りかし教員らしい仕事はもちろんのこと、成績処理・保護者向けの通信作成・外部模試の発送作業・依頼…

  • 「スマホゲーム」と「教育」の親和性についての一考察

    【目次】 なぜ「ゲーム」は無条件に嫌われる? 奪うのではなく、上手な使い方を指南したい 「連続ログインボーナス」という動機誘因システム 「協力プレイ」という名の協働 「しょせんゲーム」と言わないで なぜ「ゲーム」は無条件に嫌われる? 公私を問わず、教育の場ではよく「ゲーム禁止」を餌にして子どもを意のままにコントロールしようとするやり方があるけれども、このご時世ではあまりに乱暴すぎる。場合によっては逆効果ですらある。 考えてみて欲しい、自分が一番心の安らぎを得られるものを理不尽に奪われるやるせなさを。大人だって、自分の拠り所とする趣味や嗜好品を誰かの都合で一方的に奪われるのは看過できない事態のは…

  • 「晴耕雨読」を目指したい

    本日は久々の何もない休みだったので、家でダラダラの限りを尽くしました。 おそらく一日の八割を横になって過ごしていたように思います。至福。 コーナーソファー ダブルコーナークッションセット(U字タイプ) 1.5cm厚 56302106 ブラウン 出版社/メーカー: ナイスデイ メディア: この商品を含むブログを見る このクッション(ラグと一体化している)は本当におススメ、いともたやすく人間を堕落させます。 L字型の抱き枕もすごく良い。従来のストレートタイプの枕の弱点であった「手持無沙汰な頭問題」を解消してくれた、とんでもない発明だと思います。 抱き枕 枕 抱きまくら 安眠枕 本体 母のプレゼント…

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