先週末くらいから、近隣医療機関からの患者依頼が一気に増えました。パターンとしては・発熱、咳嗽などの症状を呈する患者がクリニックなどを受診・検査せずにいきなりCT→肺炎像あり(詳しい所見は紹介状には書いていない)・保健所へ電話し、新型コロナ疑いという・保健所から診察依頼→いや、そこで診れるでしょというレベルでも断れない、断ると患者がたらいまわし・来院→まったく自宅療養可能な微熱と軽い咳1人の患者に対してPPEと時間をかなり消費するので、クリニックには役割を果たしてもらわないと私たちのような医療機関が崩壊するのは時間の問題です。この状況を改善してもらいたいと思っても、クリニックや個人病院は「疑わしい患者は診ない」という方向に舵をきっており、改善するつもりはなさそうです。このままでは、ずるずると深みにはまるため・保健...COVID-19が看護に警鐘を鳴らしているようだ
インフルエンザなどの他の感染症でも明らかなように高齢者施設にCOVID-19のクラスターが発生すると、重症者や死亡者が増加する可能性が高くなります。ひとたび入り込むと、その拡散予防は困難を極めるので、大切なことは入り込まないように予防することです。日本環境感染学会では、下記相談窓口とQ&Aを公開しました。ご活用いただければ幸いです。高齢者福祉施設従事者の方へ・相談窓口の設置新型コロナウイルス感染症対策についての相談窓口を設けます。以下のアドレスに「施設名・お名前」を明記の上、お問い合わせください。E-mail:jsipc-toiawase-ML@umin.ac.jp・高齢者福祉施設の方のためのQ&A(2020年3月10日)http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/f...高齢者福祉施設のCOVID-19対策
COVID-19のおかげで多忙極まりないのですが、記録として残しておこうと思い、この記事を更新します。(内容は匿名性を担保するため、個人や場所が特定されないように一部改変しています)COVID-19の対策は一言でいうと難しい。潜伏期間も、環境中での生存期間も長め。臨床症状は、初期は普通の風邪と変わりないし、ほとんどの人は1週間程度で自然に軽快してしまう。初期の段階で、sickcontactも何もない患者を見極めるのは、今は不可能に近いと思います。未知の新興感染症だから、最初の対策はどうしても厳しめになってしまうものです。正体がわからないから。それを緩めていくタイミングや方法は、これもまた難しいものです。テレビなどでは連日感染者数の増加や、死亡者の数、誰がどういう行動をしたのかなど、報道していますが多くの人が元気...医療者として人として
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