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2019/04/23

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  • 保育園/幼稚園のCOVID-19対策

    県内の保育園/幼稚園へ県庁と市の方と伺ってきました。保育施設へ感染対策について発信する情報を整理するためです。保育園/幼稚園での感染者の発生状況は、単発例もあればクラスターもあるのですが園児の陽性者の起点は同居家族、特にお父さんです(たまに高校生や大学生の年長の兄弟もあり)。現在の流行の多数を占めている20-30歳代に該当するので、ここへの対策が課題です。ただ、先日の高校生もそうですが、小さいなりに黙食をしっかりやっています。子どもたちが、大人に言われたことを頑張って守っているのに大人は自粛疲れとか、慣れたとか、言えてしまうんですね…。園で感染者が発生すると、拡大検査を行い、その結果複数の陽性者がでることがあるのですがやはり曝露時間の長さと関連しているようで特に親が体調不良で、病院でPCR検査を受けて結果待ちの...保育園/幼稚園のCOVID-19対策

  • 新生児看護における新型コロナウイルス感染対策

    公開しました。新生児看護における新型コロナウイルス感染対策

  • COVID-19家庭内感染予防

    家庭内感染を予防するのは、至難の業です。9月の収録でしたが、今も対策の基本は同じです。https://www.youtube.com/watch?v=qa_f0paalVs&feature=emb_logoCOVID-19家庭内感染予防

  • 旭川に思うこと

    旭川が大変な状況で、ICNの支援要請に応じられないかとの連絡がありました。かの地には、中心となって活動していたICNがいましたが、最近他界され、指揮者不在の状況になっているとのことです。行ってあげたい思いはあるのですが、私は今日も療養ホテルの支援に行ってきました。最近、週末はほとんどホテル支援に行っています。ゾーニングやPPEの使用、廃棄物の扱い方や、消毒薬の使い方などを指導しています。色々指針は出ていますが、実際の現場をみると、いくつか改善点があるのです。それから、私が説明したり、質問に徹底的に答えることで、みなさんが納得して対応できるようになっていきます。土日の休みが皆無なのは、体力的にはきついのですが、当院のクラスターは先週無事に終息し、少し余裕が復活してきたので、今できることをしておこうと思っています。...旭川に思うこと

  • 放射線治療が終わり…

    放射線治療が11月上旬に終わり、今はノルバテックスの内服をしています。もうすぐ4週間になりますが、一番懸念していたホットフラッシュはなく、忙しさに紛れて日々を過ごしています。放射線治療が終わってから、患側の胸や腋窩の痛みがずーんとくることがたまにあります。内服を始めてから2週間目の血液検査で肝機能が悪くなっていたので、今週末再診です。合わなければ薬を変えるよう…標準的な方法でいけるといいんだけどなあ。病院の方は、COVID-19の嵐がすごく、当院でもついにクラスターが発生しました。初動でうまく囲めているのですが、潜伏期間が長いので、10日経過した頃に患者がぽこっと喉が痛いとか言ってPCR陽性になったりします。もうすぐ終息宣言できそうなのですが、今回のことでうちの病院の組織としてのダメな部分が駄々洩れ状態でした。...放射線治療が終わり…

  • 市歯科医師会研修

    市の歯科医師会主催の研修で登壇してきました。このコロナ禍で、歯科医の診療率は3割減とのこと。春以降、まだ回復しておらず、色々な意味で大変な状況だそうです。歯科領域にはPPEが入ってきにくいままなので、使いたくてもなかなか使えない状況もあるとのこと。高速ハンドピースや超音波スケーラーを使用するので、エアロゾルが発生しやすい手技は多々あります。一方で、日常的にマスクやゴーグルを着用しているので、実は歯科診療所でのクラスター発生の報告は見当たりません。標準予防策の徹底が大切ということでしょう。今回、1日で3つの研修を開催されていました。ですので、長丁場。これは、ウェビナーだと参加しにくいというご高齢の歯科医の先生がおられるからとのこと。開催にあたっては、集合を避けるべきとか、悩ましい点がたくさんあったそうです。歯科領...市歯科医師会研修

  • 放射線治療 その①

    更新が滞っていましたが、術後2日目(!)に退院し、1週間は自宅で療養し、職場復帰しました。計2週間のお休みだったので、病院の人たちは、夏季休暇だと思っていたようです。そこからは、術後とは思えない普通の仕事をしていて副看護部長さんも、提出した診断書を見て、あらためて乳がんだったんだな、元気すぎるからウソみたいに思っていたと言っていました。退院後1週間目に再診し、自宅近くの大学病院で放射線治療のため紹介受診をしました。が、ここでちょっと問題が。続きはまた…放射線治療その①

  • 手術

    火曜日に乳房部分切除とセンチネルリンパ節生検を受けてきました。月曜日に入院し、火曜日の午後にOP手術は13時入室、15時には帰室していました。以前、全麻のOPをした時は、抜管後の喉のイガイガがとても辛かったり、下肢のフットポンプと弾性ストッキングが辛かったのですが今回はそこまでではなく。でも、夜になってからPONVに悩まされ、水曜日の昼も嘔吐してしまいました。夜は眠れなくて長かったなあ。水曜日POD1の朝、先生の診察があって、バルン抜去、点滴は抗菌薬投与後に朝抜去、モニター除去、で午前中にはフリーになっていました。そして、POD2の昨日、退院しました。早すぎるでしょーといわれましたが、先生からも帰っても大丈夫だよと言われたので無事退院となりました。入院することを周知しているわけではないので、POD1でもガンガン...手術

  • 感度と特異度と検査前確率

    感染管理認定看護師の試験が来月に迫り、例年は4月に行っていた集中講座が2週間後になりました。毎年、認定看護師の卵さん達へ講義をしているのですが、やはり出題傾向をみたりとかちょこちょこ手直しは入るわけです。私が担当しているのは「疫学・統計学・サーベイランス」と、卵たちが苦手としている分野です。今年はこれは必須のような気もするので、少し長めに入れました。備忘録的に書き残しておこうと思います。本当に疾病がある群における検査の陽性率(真陽性率)を検査の感度,本当に疾病がない群での検査の陰性率(真陰性率)を特異度といいます。感度=真の陽性/(真の陽性+偽陽性)特異度=真の陰性/(真の陰性+偽陰性)検査結果が陽性でも本当は陰性の人を「偽陽性」、検査結果が陰性でも本当は陽性の人を「偽陰性」と言います。感度が100%で特異度が...感度と特異度と検査前確率

  • 術前検査

    来月早々に手術を受けることになり、昨日はMRIを受けに行ってきました。うつ伏せで長時間ばんざいの姿勢は結構きついのでこれは調子の悪い患者さんにはしんどいだろうなあと思いました。体制もですが、音が大きくてきつい。MRIの大音響は、今のテクノロジーでなんとかできそうなもんだけどできないんですかね。腫瘍の病理は混合型でしたので、ちょっとリンパ節転移の有無が心配です。それよりも、生検した後のじわーっとする痛みがやな感じ。なぜだろう、淡々としている私である。術前検査

  • 外国人の入院

    外国人のパーティなどが開催されると、お国柄か大人数になることが多いようで県内で大きなクラスターが発生しています。当院にも患者さんが来院し、やはり抗原検査で陽性でしたので即入院となりました。英語圏の人ばかりではないので、日本語と英語が半々くらいになると、コミュニケーションが難しかったりします。見た目が欧米系だからと言って、英語ができるとは限らないですよね。また、医師がしゃべれるかというとそうでもないので、説明をすることになりました。やっぱりDMM英会話をしているおかげか、話すのに抵抗感というか変な緊張感がありませんでした。ただ、やっぱりボキャブラリーが足りないですよね。経験を積む必要があります。感じたことは、こちらも最初に名前を名乗って、「ゆうとよんでください」と伝えることで表情が和らぐということです。屈強な男性...外国人の入院

  • 病気のこと

    匿名ブログではありますが、筆者が誰かを知っている人もいるかなと思い、どうしようか迷ったりするのですがこの経験を共有することで、参考になる人もいるかもしれないと思い綴ることにしました。6月16日に左乳房に小豆大の腫瘤を感じたので、勤務先の先生に相談してエコー検査をしました。皮膚に近い位置に直径1cm強の腫瘤があって、J医大の先生にエコーの写真を送って相談してくれました。そんなに悪いものではなさそうだが、生検してみないとわからないとのこと。皮膚に近い位置で、小さく、穿刺が難しそうとのことで、先生はためらっていました。8月に毎年人間ドックを受けていたので、”悪いものではなさそう”という言葉もあったので、8月まで経過をみることにしました。そこからしばらく腫瘤のことは忘れていたのですが、人間ドックの前日に鏡で見たときに皮...病気のこと

  • 自分は感染していないなんて思わない方がいい

    東京都のCOVID-19患者数が増加していますが、一方で自粛緩和を進めている部分もあり一般市民は、行動をどの程度拡げていいのだろうかと戸惑っているのではないかなと思います。この数は、様々な解釈ができると思うのですが、背景などの情報を見ることができないので単純に数だけでどうこう言えないと思います。しかし、この数は楽観視できる状況ではなく、厳しい数だと思います。テレビを最近はあまり見ないようにしているのですが、プロ野球で観客を入れるようになったニュースの中で気になったものがありました。千葉の球場に来ていた都内在住の女性が「行くのは怖いと思ったけど、感染対策をちゃんとやってるなら大丈夫かなと思った」と言っていました。都内在住の女性の方が、感染しているリスクが大きくて、自分が千葉に持ち込むかもしれないとは思っていないん...自分は感染していないなんて思わない方がいい

  • レインボーブリッジは赤くならない

    東京都はモニタリング指標を変更しましたね。https://news.yahoo.co.jp/articles/2ba32b75a256c3434c4361ec7082073a2ba75cb2この感染症は、新しい感染症なので、適宜見直すことは悪いことではないと思います。が、東京アラートっていったい何だったんですかね。都庁やレインボーブリッジが赤くなって、「みんな気をつけよう!」ってことで自粛要請とか〇〇宣言とかを出すわけではなくても今、感染者が増えてるから気をつけてねということで、赤くするなら赤くすればいいのになあと思ったりします。そもそも、アラートなんて、そんなものなんだから。指標を超えたら赤くして、落ち着いたら戻す、そういうシンプルなことでいいと思うんだけど。そうやって、結局1回赤くしてみただけ…ってことにな...レインボーブリッジは赤くならない

  • オンライン英会話②

    今日で4日目のレッスンは、ナイジェリアの講師でした。いろんな国の講師を選んでいくと、国別メダルがgetできるようです。回線の接続が良くない時があって、何度か切れてしまうことがあったのと、音声が届くまでに若干タイムラグがあるのかな?という印象でした。レッスン自体は、これまで通り淡々と進むのですが途中、先生が医師で昨年までウクライナの大学に行っており、今年ナイジェリアの試験を受けようとしたらコロナ禍のせいで受けられていないなどという話で盛り上がってしまいました。どの国でも、COVID-19の影響はありますよね。偶然にも、過去2回の講師は看護師のライセンスを持っている方でした。副業でやってるんですね。背景の感じでから、ナイジェリアは真昼間という感じでした。こちらは深夜0時です。連続受講記録更新中。先生に何度も訊いたの...オンライン英会話②

  • オンライン英会話始めてみました

    会議やら講義やら色々リモートになりまして、すっかりウェブ会議に慣れました。そして、今も忙しいことは忙しいのですが、今まで浪費していた「移動」という時間が大幅になくなりました。本当なら、今月はAPICに行っていたはずなのに、コロナ禍で中止になってしまったので浮いた時間とお金でDMM英会話をやってみることにしました。これまでも月に何回か英国人の先生にレッスンをつけてもらっていましたが彼が帰国してしまい、時差の関係もあって話す機会を逸しているうちに、どんどん英会話能力低下が進んでいるような気がしたので。まず体験を2回してみました。1回あたり25分というのは、ちょうどいい時間だと感じました。自己紹介、フリートークを10分くらいして、私はテキストを使ってもらいました。会話のネタが少ないので…たとえば、趣味、家族、旅行、映...オンライン英会話始めてみました

  • 次亜塩素酸水・・・つづき

    次亜塩素酸水に関する追検証の結果をNITEが公表しました。https://www.nite.go.jp/information/osirase20200626.html明確な製品基準がなく、これまでも質問に答えにくいものでしたから、こうして公式に検証されることはいいことだと思います。おさらいです。(前述をコピペ)次亜塩素酸水は、もともとは食品衛生法で生成方法が指導されている食品添加物で、殺菌効果と安全性が確かな次亜塩素酸水とは「食塩や塩酸を水に溶かして電気分解したもの」と定義しています。しかし、実際は次亜塩素酸ナトリウムを希釈したり、クエン酸などを混ぜてpH調整した水溶液を次亜塩素酸水や次亜塩素酸水溶液として販売していることもあります。今回のNITEの検証に、どの製品を使用したのかは見当たらないのですが複数の製...次亜塩素酸水・・・つづき

  • 次亜塩素酸水について

    次亜塩素酸水についてよく質問をいただくので、現時点での備忘録次亜塩素酸水は、もともとは食品衛生法で生成方法が指導されている食品添加物で、殺菌効果と安全性が確かな次亜塩素酸水とは「食塩や塩酸を水に溶かして電気分解したもの」と定義しています。しかし、実際は次亜塩素酸ナトリウムを希釈したり、クエン酸などを混ぜてpH調整した水溶液を次亜塩素酸水や次亜塩素酸水溶液として販売していることもあります。たとえば、ある製品は、ウェブサイトを見ると、次亜塩素酸水とは記載されておらず、次亜塩素酸ナトリウムとの表記もあります。  また、「次亜塩素酸ナトリウムと酢酸を組み合わせた」とあるので、現在経済産業省が検証している次亜塩素酸水とは異なるものと解釈できます。この製品にはいくつか種類があって、たとえば80ppm製剤であれば、消毒液とし...次亜塩素酸水について

  • 特定の職種を感染源と断定するのは

    昨夜、某局のニュース番組で「新型コロナウイルス第2波へ備えて」という特集番組でコメントさせていただきました。とてもうまくまとめていただき、記者の方には感謝しています。さて、ここでも院内感染に関するコメントを求められましたが今朝、webニュースで気になる記事をみました。https://news.yahoo.co.jp/articles/5a4cc3d062afce03898cae65646b02ceae55cd4fこの記事の見出しはこうです。「看護師が「感染の媒介」の可能性集団感染の病院に指摘」気になる部分を抜粋してコメントします。「入院患者や医療従事者ら計133人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたなみはやリハビリテーション病院(大阪市生野区)について、厚生労働省のクラスター対策班が調査報告書をまとめた。感...特定の職種を感染源と断定するのは

  • これから登山を考えている人へ:山の感染対策

    高尾山では通年の2割程度の登山客だそうですが、この時期って新緑がきれいで気候もいいから、みなさん出かけたくなりますよね。業種別ガイドラインというものがでていますが、山岳医療救助機構から分かりやすく具体的なガイドが出ていました。加藤英明先生が監修されているんですね。登山はするけど、冬は危ないから行かないよ、なーんて以前仰っていました。発熱などの何らかの体調不良がある場合に行かないのは当たり前ですが、無症状でも感染性があることが指摘されていますし、同行する人がCOVID-19感染者ではないという保証はありません。SARS-CoV-2の感染リスクとして、三蜜があるわけですが、登山という野外活動自体は三蜜に該当しません。高尾山や富士山のように、登山道で行列を作るようなことがあっても、基本的にみなさん同じ方向を向いて黙々...これから登山を考えている人へ:山の感染対策

  • クラスター対応の日々

    近隣ではクラスターの発生が多く、当院も薄氷を踏む思いで日々を過ごしていました。ある病院からは、発熱だけを理由に”お断り”された患者が、直接紹介され続けてなんて送り付け方をするんだと憤っていたところある患者でCOVID-19のPCR陽性。その後も、1人。当該医療機関は、クラスターが確認され、長期間に渡ってニュースを賑わすことになりました。その後も近隣では、グループホームや高齢者施設、病院と県内随一の発生地となり4月に入ってから、保健所さんと訪問支援に行くようになりました。延べ7施設。後半、厚生労働省クラスター班の方と一緒になるようになりました。そこで、ふと気づいたことがあります。クラスター班の組織の中には、感染対策(感染防止技術)に関する専門家がいない。https://www.mhlw.go.jp/content...クラスター対応の日々

  • 「PCR検査と僕のおじいちゃん」

    子どものナレーションが切ない。「PCR検査と僕のおじいちゃん」「PCR検査と僕のおじいちゃん」

  • 暴言は許せないよなー

    連日、COVID-19の対応に忙しいが、それにもそこそこ慣れてきております。毎朝、情報共有のミーティングをしているのですが、一部のおじさんたちの喧嘩が絶えず、これがストレスになる。物資が枯渇しそうだとか、職員が感染するんじゃないかとか、患者数が減ったとか、減収だとかいい話ってそんなに多くない。で、極めつけが自分も感染するんじゃないかという不安や恐怖に煽られて、時々意味不明なことを口走る人が院内にもほんの僅かいるのですが圧倒的におじさんが多い(50代後半の)。昨日は〇務部長が、会議の席で、HEPAフィルター付きの空気封じ込めユニットに噛みついた。HEPAフィルターには、99.97%って書いてあるけど大丈夫なのかと。そりゃ、この手の製品で100%って書いてあるものなんてないでしょうが。大丈夫かと言われれば、感染経路...暴言は許せないよなー

  • 障害者施設のクラスター発生後の対応

    近隣の障害者施設でクラスターが発生していて、行政支援を依頼されたのですが障害者施設って複雑に交流しまくっていることがよく分かった。こんがらがって、整理に時間がかかる。なんとかこれ以上の拡大は抑え込めそうなので、ここからはどうやって日常を取り戻すかの話である。いろいろな行政文書等を見ていても、休職の基準などは散見されるのに、復職基準が見当たらない。陰性化2回で無罪放免ってことはないでしょう。で、今考えていること。入所施設についてです。【入所施設】感染者が入院するまで滞在していた日から2週間後まで現在の利用者と職員に異常がなければよい。複数いる患者の誰から陰性化して戻ってくるかわかりませんが、遅く退院(陰性2回)された方が、戻られてから1週間は現在の隔離予防策を継続した方がよい。つまり、居住空間における個室管理を継...障害者施設のクラスター発生後の対応

  • #stayhome

    やっとというか、今さらというか、政府が非常事態宣言を出すそうです。強制力が限定的な日本で、どれほどの影響力があるのか…という声もあります。外来には、先週半ばからとんでもなく患者が増えました。今日なんて、直接来院…しかも、PCR検査希望、陰性の証明書を求める公務員など、あきれるような受診行動も複数見られていました。PHSは鳴りまくり、お昼を食べられたのは19時でした。先週くらいから検査で陽性となっていたり、今日の受診患者でCOVID19だろうと思われた患者のほとんどの発症日が、先月末から今月末。つまり、あの3連休におでかけしまくって、夜のお店に繰り出していた行動歴のあった人たちだった。わかりやすい。ネット公表のデータで追える限りエピカーブを描いてみると、3連休後に自粛を小池さんが強く求めて以降の発症者が減っている...#stayhome

  • COVID-19が看護に警鐘を鳴らしているようだ

    先週末くらいから、近隣医療機関からの患者依頼が一気に増えました。パターンとしては・発熱、咳嗽などの症状を呈する患者がクリニックなどを受診・検査せずにいきなりCT→肺炎像あり(詳しい所見は紹介状には書いていない)・保健所へ電話し、新型コロナ疑いという・保健所から診察依頼→いや、そこで診れるでしょというレベルでも断れない、断ると患者がたらいまわし・来院→まったく自宅療養可能な微熱と軽い咳1人の患者に対してPPEと時間をかなり消費するので、クリニックには役割を果たしてもらわないと私たちのような医療機関が崩壊するのは時間の問題です。この状況を改善してもらいたいと思っても、クリニックや個人病院は「疑わしい患者は診ない」という方向に舵をきっており、改善するつもりはなさそうです。このままでは、ずるずると深みにはまるため・保健...COVID-19が看護に警鐘を鳴らしているようだ

  • 高齢者福祉施設のCOVID-19対策

    インフルエンザなどの他の感染症でも明らかなように高齢者施設にCOVID-19のクラスターが発生すると、重症者や死亡者が増加する可能性が高くなります。ひとたび入り込むと、その拡散予防は困難を極めるので、大切なことは入り込まないように予防することです。日本環境感染学会では、下記相談窓口とQ&Aを公開しました。ご活用いただければ幸いです。高齢者福祉施設従事者の方へ・相談窓口の設置新型コロナウイルス感染症対策についての相談窓口を設けます。以下のアドレスに「施設名・お名前」を明記の上、お問い合わせください。E-mail:jsipc-toiawase-ML@umin.ac.jp・高齢者福祉施設の方のためのQ&A(2020年3月10日)http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/f...高齢者福祉施設のCOVID-19対策

  • 医療者として 人として

    COVID-19のおかげで多忙極まりないのですが、記録として残しておこうと思い、この記事を更新します。(内容は匿名性を担保するため、個人や場所が特定されないように一部改変しています)COVID-19の対策は一言でいうと難しい。潜伏期間も、環境中での生存期間も長め。臨床症状は、初期は普通の風邪と変わりないし、ほとんどの人は1週間程度で自然に軽快してしまう。初期の段階で、sickcontactも何もない患者を見極めるのは、今は不可能に近いと思います。未知の新興感染症だから、最初の対策はどうしても厳しめになってしまうものです。正体がわからないから。それを緩めていくタイミングや方法は、これもまた難しいものです。テレビなどでは連日感染者数の増加や、死亡者の数、誰がどういう行動をしたのかなど、報道していますが多くの人が元気...医療者として人として

  • pedVAEの定義

    小児と新生児のVAPサーベイランスが、pedVAEに変更されるので関連文献を読んでいます。2016年のワーキンググループの報告書からVentilator-AssociatedEventsinNeonatesandChildren--ANewParadigm.CocorosNM,KleinmanK,PriebeGP,GrayJE,LoganLK,LarsenG,SammonsJ,ToltzisP,MiroshnikI,HoranK,BurtonM,SimsS,HarperM,CoffinS,SandoraTJ,HocevarSN,ChecchiaPA,KlompasM,LeeGM;PediatricVentilator-AssociatedConditionsStudyTeam.CritCareMed.2016J...pedVAEの定義

  • 2020年はサーベイランスから

    2019年の秋以降は本当に忙しかったので、結局年末年始も普通の日と変わらなかった。2020年最初の日(=元日)の夜は、2020年初の貫徹をしてしまいました。これは、どうしてもと頼まれた仕事の関係で、さすがに元日はと思いつつ送信した6:30のメールに6:50には返信がきた...そして、夕方には編集さんからゲラが届いた。。。お疲れ様です。2019年最後の夢は、電車に乗り遅れる夢で夢占いでは、追い込まれていて精神的余裕がないという心理状況らしい。確かに仕事が多くて追い込まれています、はい。3が日もあけまして、今日は原稿を書いてます。サーベイランスに関しては、何度か書いたりしているので、最近問題になっている「剽窃」に引っかからないように自分の言葉で組み立て直す。これって、一見ばかばかしいような。自分が書いた文章が既に発...2020年はサーベイランスから

  • Bentham Science Publishersの査読依頼

    BenthamScienceの雑誌から査読依頼をいただきました。潜在的な査読者として登録されています的な文章と共に。それで、返信しようとしたら、EditorではなくてPublicationManagerからの依頼であったことに気づく。色々調べていたところ、興味深い記事を発見。https://current.ndl.go.jp/node/13264コンピュータで自動生成した偽物の論文を受理してしまったOpenInformationScienceJournalの編集長が辞任したとのこと。それが、BenthamScienceの雑誌なんだそうです。他にも色々興味深い記事があり、はまりそうなので中断。ともかく、今回のご依頼は、丁重にお断りしました。。。BenthamSciencePublishersの査読依頼

  • 超低出生体重児のCRBSIとマキシマルバリアプリコーションに関する前向き多施設研究

    Maximalsterilebarrierprecautionsindependentlycontributetodecreasedcentralline–associatedbloodstreaminfectioninverylowbirthweightinfants:Aprospectivemulticenterobservationalstudy共同研究していた論文が、AmericanJournalofInfectionControlに掲載されました。日本発のNICU初エビデンスです。https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0196655319305255?dgcid=author超低出生体重児のCRBSIとマキシマルバリアプリコーションに関する前向き多施設研究

  • 今月のウェブ勉強会

    月1回開催している母校の大学院生のCNS受験対策ウェブ勉強会が終わりました。21時開始なので、Pajamade感染看護(とかってに命名)今日から新しい受験生が加わりました。他学の修了生さんですが、質問やコメントが本学の修了生にも良い刺激になっていました。切磋琢磨してほしいです。今日のテーマは麻疹でした。麻疹は、今日も地域で発生の連絡があり、散発的にだらだら続いています。自施設の地理的な考察、疫学的視点でのリスクアセスメントがとても大切です。試験でも、ここを問われる可能性は高いと思います。今月のウェブ勉強会

  • 使用済み器材の洗浄に何を使うか

    他施設でラウンドをすることがあるのですが、しばしば器材洗浄に食器用洗剤を使用している施設をお見かけします。…が、それは誤りです。洗浄剤の主成分は界面活性剤です。医療器材の洗浄剤には、さらに洗浄補助剤が添加されており、代表的な洗浄補助剤は酵素です。一般的に、医療器材の洗浄剤には蛋白質分解酵素(プロテアーゼ)が添加されます。これは酵素のもつ基質特異性という特定の物質だけを対象として反応するという特徴を考慮し、血液や体液などの汚れを対象とする酵素を選択しているからです。その他の洗浄に用いられる酵素には、油脂に作用する脂肪分解酵素(リパーゼ)や、米などのデンプンに作用する多糖類分解酵素(アミラーゼ)があります。食器用洗剤は、洗浄対象を食器として作られたものなので、酵素類が含まれていたとしてもデンプンや油を対象としたもの...使用済み器材の洗浄に何を使うか

  • 事件その1

    事件は突然起こるものである。お行儀が悪く、言葉使いも渋谷の若者みたいで絶対にこいつは私とは無縁だと思っていた男子が感染管理認定看護師になりたいと言い出した。リンクナースになった時、正直「躾のために師長が委員にした」位に思っていましたが意外や、人が変わったように真摯に取り組んでおりました。取り組みをまとめ、学会にも発表しました。そしてこの方向性になろうとは…というわけで大事件なのである。受験校の過去問を見て勉強しようと思ったようでお勧めの本はありますか、と相談を受けました。医療系の本は安価とはいえないので、網羅的な内容で、まず1冊手元に置くのならばと推薦したのはこの本↓感染管理・感染症看護テキスト照林社2015年大曲貴夫,操華子(編集)とにかく試験に受かり、学校に入らないと始まらないので過去問を見て、解けない問題...事件その1

  • トレッキング

    世の中は10連休でしたが、ゆうはそれなりに仕事でした。病院も2日間は通常業務でしたし、ためてた論文を書いたり、院外の仕事をしていたり。もちろんせっかくのお休みなので、昨日は秩父にトレッキングに行ってきました。行ったのは美の山。ここは車で山頂まで行けるのですが、親鼻駅から和銅黒谷駅まで抜ける全長7kmのコースを歩いてきました。この時期はヤマツツジがきれいです。500m級の山ですが、往路の勾配はたいしたことなくて、途中は森林浴モードで、木漏れ日がキラキラ気持ちよかったです。下山コースは結構急勾配で、前日の雨で落ち葉も濡れていたので滑りやすくなっていました。コースタイムも予定通りで下山。聖神社参拝。秩父駅まで戻って、秩父神社にも行ってきました。こちらも人出多し。参道のお店でちょこちょこ買い食いをして、祭りの湯に入って...トレッキング

  • Urinary Management with an External Female Collection Device

    失禁ケアとして男性にはコンドームカテーテルがありますが、女性にはこれというものがありません。以前から女性用の体外式採尿デバイスはないものかと思っていましたが少し前から国内でも使用できるようになりました。purewickという製品です。これは3例の症例報告(すごく簡単な…)。このデバイス、1本1,000円くらいして、交換は原則1日1-2本ということで病院で提供すると持ち出しになってしまうようです。ストーマ装具のように患者さんに購入してもらうこともできるかもしれませんが今のところ、病院での導入はまだ難しいかもしれません。適応がある患者さんにとっては、様々なリスクが下がるし人出不足の状況下でおむつ交換の頻度が下がることは、メリットがあると思います。経済効果が出せればよいのですが、まだ量的研究をするほどには、実績がない...UrinaryManagementwithanExternalFemaleCollectionDevice

  • 第2回臨床感染症看護教育研究会(CITA)

    第2回臨床感染症看護教育研究会(CITA)の事前登録が始まっています。私は昨年座長をつとめましたが、今年は症例を呈示する予定です。日本感染管理ネットワーク関東支部臨床感染症看護教育研究会(ClinicalnursingforInfectiousdiseaseandTeachingAssociation:CITA)https://www.icnj-kanto.org/index.php?page=cita_index&fbclid=IwAR0BjAhCm480dSi95UPkTzVRIyauCNluXeqVo0cDF-_BF0KqbJCrDJroCA8症例を用いてグループディスカッションすることで新たな気づきや、深い考察を得ることができるので貴重な機会だと思います。第2回臨床感染症看護教育研究会(CITA)

  • Risk Factors for MRSA Colonization in the Neonatal ICU: A Systematic Review and Meta-analysis

    一昨年の論文ですが…NICUにおけるMRSA保菌のリスク因子:システマティックレビューとメタアナリシスAmJInfectControl.2017;45(12):1405–1406.doi:10.1016/j.ajic.2017.10.002.【Abstract】レベルIIIまたはIVの新生児集中治療室(NICU)におけるMRSA定着の危険因子を報告した11の論文の系統的レビュー、10の論文でメタアナリシスを行った。結果は、MRSA定着において最も報告頻度の高い危険因子は妊娠期間が32週未満と、超低出生体重(性別、人種、出生時の状態、分娩の種類は、保菌と有意な関連はなかった。ThetopicofthisJournalClubisacommentaryonthearticle“RiskfactorsforMRSAc...RiskFactorsforMRSAColonizationintheNeonatalICU:ASystematicReviewandMeta-analysis

  • 発熱性好中球減少症患者におけるスクリーニングツールとしてのqSOFAとMASCCのパフォーマンス評価

    呼吸器内科医が常勤になって肺がん治療をガチでやるようになってから、しばしばFNの患者に遭遇するようになったのでこんな論文を読んでみたのでまとめておきます。MASCCは、臨床で使ってなかったなと思う…。※ちなみにブログタイトルを100字以内にしないといけないので、タイトル訳ははしょっております。PredictiveperformanceofthequickSequentialOrganFailureAssessmentscoreasascreeningtoolforsepsis,mortality,andintensivecareunitadmissioninpatientswithfebrileneutropenia.SupportCareCancer.2017;25(5):1557-1562.doi:10.1...発熱性好中球減少症患者におけるスクリーニングツールとしてのqSOFAとMASCCのパフォーマンス評価

  • 第27回日本新生児看護学会学術集会

    今週末は大宮で表記学会が、新生児成育医学会と共に開催されます。今回は光栄にも、体験コーナーを担当させていただくことになりました。http://square.umin.ac.jp/jann27/taiken.html当日受付枠もあり、それは5年未満の基準をとるらしいので、関心のある方には来てほしいなと思います。昨夜、病棟でお会いした先生の娘さんが、今年某病院のNICUの看護師さんになられたそうで、参加させようと思っているとおっしゃってくださいました。このセッションは、2部構成にしています。第1部では、症例呈示をもとにアセスメントから病態の理解とケア立案について学びます。第2部では、実際のNICUの患者環境を再現しますので、それを見ながら感染対策の立案をしてもらいます。目的新生児感染症の病態アセスメントと、リスクア...第27回日本新生児看護学会学術集会

  • 「そ」と「こ」の使い分け

    原稿を書く時に何気なく使っている言葉の意味や使い方についてはとても気を使います。活字は永久的に残るものなので、間違えても修正がきかないからです。さて、現在某雑誌のプランナーをしている企画のゲラをチェックしています。自分が書いたものではなく、専門看護師と特定行為研修を修了した認定看護師に依頼した原稿をプランナーがチェックするのです。内容にはもちろん異存はないのですが、日本語の文章としての体裁には???という部分がないわけではありません。もちろん、自身の文章がよいとも思っていませんが、できるだけ正しい日本語で、そして美しい文章で発行されてほしい…と思うわけです。ある方の文章に「このため」という接続詞が散見されるんですが、「そのため」との使い分けをわかっていないんだろうなと思います。つまり、普段からそういう文章を何気...「そ」と「こ」の使い分け

  • 認定看護師:腹を決めてから目指すべし

    昨日は某学校の感染管理認定看護師教育課程の講義でした。サーベイランス演習のGW発表会で、デモデータを使用して分析した結果と新しい対策の提案についてプレゼンをするのですが、学生さんは結構てこずっていました。。。ガイドラインで推奨されている対策だから…だけで提案がするっと通ったら、こんなに楽なことはありません。自施設での費用対効果の検証結果や、研究結果による根拠に基づいて提案しないと難しいことの方が多いでしょう。そういうことを学び、身に付けるために進学しているのですから、演習で完璧にできなくたって、学習の過程でできるようになっていければいいんだと思います・認定コースの研修は予定がタイトで、試験やレポート、実習前の計画作成など、だんだん追い込まれていくんですが、大多数のCNICがそれを乗り越えて資格を取得しているので...認定看護師:腹を決めてから目指すべし

  • ごぶさたしています

    ずいぶん長い間このブログを放置していましたが、いろいろ思うこともあり、再開することにしました。読み返してみると2004年から書いていました、このブログ。古い記事は、今から見ると幼くて恥ずかしいことをたくさん書いていました。なので再開にあたって古い記事を削除しました。今は病院で専ら感染管理の仕事をしています。専門看護師として患者さんのケアに関することも関わりながら東京大学の客員研究員として研究活動もしています。忙しいことを理由にしていると、あっという間に時間が過ぎてしまうので感染予防や看護について考えたことや勉強したことをブログを通して残してみたいと思っています。。。ごぶさたしています

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