面白かった。前作は肉親から捨てられ孤独だったビリー少年が血の繋がらない「家族」の一員になる話だった。今回のビリーはその家族との繋がりを大切にするあまり、彼らを束縛してしまっている。シャザムは「中身は子供」のヒーローであるが、ビリーはもうすぐ18歳で大人に近づいていて、制度上は「家族」からひとり立ちしなければいけない可能性がある。一方、ビリー自身は理想の世界に生きている。だから、彼はこのグループホームこそが自分の居場所だと思っている。また、ビリーはまだ理想のヒーローになることが出来ていない。ヒーロー活動はするものの、市民からは「フィラデルフィアの恥」と言われる始末であり、実はヒーロー名もまだ決ま…