『アクアマン/失われた王国』を観た。本国での前評判があまりに悪かったので心して観たが案外面白かった(逆に前評判が異常に良い映画は蓋を開けてみたら…というケースもよく見る)。アーサーとオームのブラザーフッドものとして良かったし、アクションは前作に比べると良くも悪くも普通(前作のアクションはイケているが、カメラワークが前景化されすぎている気も個人的にはする)だったが、一定以上の楽しさは担保されていた。俳優だと、パトリック・ウィルソンと『エクスペンダブルズ』でのガンナー感が少し増したドルフ・ラングレンが特に良かった。 色々と問題はある。重要な場面なのに溜めが殆どない編集や、ややとっ散らかった脚本、中…