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思い出したくないことなど https://blog.goo.ne.jp/naosu72399

成人向き。家庭の事情でクラスメイトの女子の家に居候することになった僕の性的いじめ体験。

naosu
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2019/04/12

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  • いとこたちの悪だくみ

    「だから知らないって、盗んでなんかいないって」何度も言ってるのに、いとこたちは信じてくれなかった。ナエちゃんの小さなおはじきがなくなった。僕が隠した、盗んだ、いとこたちはそう決めつけて、僕を犯人扱いした。小さくてきれいなガラスの、ピンクの波型の線が入ったおはじきは、確かに僕を魅了した。それは明治時代の工芸品だった。その美術品としての完成度の高さは、おもちゃの域をはるかに超えたものがあった。そこに内臓する美は強い輝ち、じっと見つめていると、その輝きの中を遊泳するがごとき気分になる。これこそ一流の美術品を見たり触ったりする醍醐味だ。そこに無情の喜びを感じる僕が、年下のいとこたちとのカルタ遊びをなおざりにして、うっとりと手のひらのおはじきに見入ってしまったとしても、何ら不思議はない。いとこたちは、僕がきのうの夕...いとこたちの悪だくみ

  • ルールを守らなかったお兄ちゃん

    お兄ちゃん、また約束破ったんだよ。おうちに帰ったら、まずお洋服を脱いで、パンツ一枚になんなきゃいけないのに。それってママが言ってた基本ルールだよね。お兄ちゃんにとって、ママの言うことって絶対じゃなかったっけ?それなのに、今日はわたしの友達が三人遊びに来てたからかな。恥ずかしがって、急いで制服のまま自分の部屋に駆け込んだよね。で、それっきり出てこなかったよね。ほんとだったら、玄関でお洋服を脱がなきゃいけなかったのに。あーあ、残念。わたしの友達ね、みんなお兄ちゃんのパンツ一丁の姿を見るの、楽しみにしてたんだよ。ミューちゃんなんかさあ、お兄ちゃんが家ではパンツ一枚しか身に着けることが許されてないんだよって言っても、「うそだあ」って笑って、全然信じてくれないんだよね。今日はミューちゃんにもお兄ちゃんの情けない姿を...ルールを守らなかったお兄ちゃん

  • 【その3】消えた洋服

    「ねえ、お願いだから僕と一緒に行ってくれない?とりあえず焼却炉に。きっと僕の服や上履きがあるから」おちんちんを隠しながら立ち上がった僕は、B男とP太郎に同行を頼んだ。いくら夜間の小学校でもひとりで素っ裸のまま校舎を出るのは抵抗があったから、どうしてもこのふたりに守ってもらいたかった。「ラジャー。任せてくれ」B男が揃えて伸ばした指をピッと額に当てて応じた。すると、案の定、自分だけ仲間はずれにされたのが癪にさわったのか、あるいは僕に探偵の株を奪われると思って焦ったのか、K川が「よし、おれが解決してやるからよ」と勇ましい声を上げた。「解決?K川くんが解決できるの?」マリモンが疑わしげな目をしてきいた。「当たり前だろ。はっきり言ってナオスには荷が重いよ。おれじゃなきゃ解決できないと思う。まずは焼却炉だ。どうだ、一...【その3】消えた洋服

  • 【その2】消えた洋服

    脱いだ服を畳んできちんと並べて置いたのに、机の上からきれいさっぱり消えていた。机の横には上履きもあったはずなのに、こちらもなくなっていた。「ねえ、僕の服、どこへやったの?」僕は女子たちを見回して質した。誰も何も答えない。彼女たちもまた一様に驚いた顔をして、何も載っていない机を見つめていた。「もう、いい加減にしてよ。早く僕の服を出してよ」パンツ一丁の身を意識して、体が震える。ここにいる者以外の誰かが隠した可能性も頭に入れていたけど、それでも訴えずにはいられなかった。彼女たちはまた勃起ショックから立ち直れない面持ちで無言のまま首を横に振った。Y美たち女子も一緒に教室じゅうを探してくれた。後方に寄せた机の中まで調べた。マリモンは廊下や隣の教室まで探しに行ってくれた。だけど、見つからなかった。どうもトイレに行って...【その2】消えた洋服

  • 【その1】消えた洋服

    こちょこちょの刑は僕が小学生五年生の時にクラスで一時期流行した遊びだった。遊びといってもそれはやる側から見た場合であって、やられるほうからしたら、ただのいじめにすぎないのだけど。この遊びが始まったきっかけは、Y美の思いつきだった。弁舌自慢のU君が隣の席の地味系女子と口論して、相手の一語に千語をもって返し、とうとう泣かせてしまった。女子たちは机に突っ伏した地味系を慰め、U君への怒りを爆発させた。Y美は「仕返しするっきゃないでしょ。泣かされたんだから、反対のことをしてやろう」とクラスじゅうに聞こえる声で言った。「反対のことって?」同志女子たちは顔を見合わせた。「泣かされたんだから、笑わせてやるんだよ。くすぐりまくってね」次の休み時間、Y美は同志に顎をしゃくって、U君に飛びかからせた。「こちょこちょ、こちょこち...【その1】消えた洋服

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