やつで/八手ヤツデは学名を「ファツシア・ヤポニカ」と言います。日本原産の樹木です。あまりにも見慣れているせいか、取り上げるのに、迷うところもあります。でも、その花は美麗で、いつも私を惹きつけます。この時期に、樹いっぱいに淡雪のように咲きだし、ハナアブや、ハエや、蜂などが訪れて、盛んに蜜を吸っています。オオスズメバチもちょうどこのとき、訪れていました。庭木としても広く植栽されています。昔、便所のそばには必ずと言っていいほど植えられていたのは、葉に含まれるアルカロイドに、殺虫成分が含まれていることを知っていたからです。ヤツデの実が熟し、黒くなる春先には、キレンジャクがやってきて、大騒ぎしながら、ついばんでいる光景を思い出します。やつで/八手
なんてん/南天枝垂れるナンテンの実に惹きつけられました。紅い実は目立つので、すぐに鳥に食べられてしまいそうですが、年を越しても、たくさんの実が残っています。ナンテンはもともと毒のある植物です。でもその量が微量なので、中毒の恐れは少ないようです。やはり鳥さんたちも、美味しい他の果実から食するのでしょう。でも食べるものが少なくなると、最後には鳥たちも、くちばしを付けてしまうのです。わが家の庭にも、鳥の落し物の種子から、春にはたくさんのナンテンが芽生えてきます。ナンテンは薬用ともされるので、毒と薬は背中合わせですね。なんてん/南天
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