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  • さるすべり/百日紅

    さるすべり/百日紅夏の花、サルスベリが、遷主日釋堂の前に咲いています。「百日紅」とは、100日も咲き続けるという名前です。花期が長く、仲秋までも花を咲かせます。暦では、今日は立秋です。この猛暑の中で、小さな小さな秋を見つけることは、鋭敏な感覚が必要でしょう。それを感じたときの喜びは、大きいですね。このブログも、早10年の月日を経ました。今後は、新しい内容で、再出発すやもしれませんが、まだ、検討中です。一応、この回で、『泉山の草木花』としては、一区切りとさせていただきます。長らく、お読みいただき誠に感謝の念に堪えません。ありがとうございました。さるすべり/百日紅

  • そてつ/蘇鉄

    そてつ/蘇鉄今年も鐘堂の前のソテツが、見事に新葉を開きました。梅雨空の下でも、そのすがすがしさは最高の印象を与えてくれます。ソテツの仲間は、世界中の熱帯、亜熱帯に様々な種類が自生しています。裸子植物の一種ですが、すでに古生代末期から中生代にかけて、地球上に繁茂した植物群です。下の画像は、反対側を撮影したものです。霧に覆われた山を背景に、太古の雰囲気があると思いましたので…そてつ/蘇鉄

  • ひのき~檜

    ひのき~檜雨のなか、ヒノキの葉を撮りに、階段参道に行きました。濡れた葉が、深い緑のあやを作っています。ヒノキとスギは植林の重要な樹種ですが、葉の見た目も、木材としても、かなりの違いがありますね。でも、いずれも際立った存在の樹木たちです。ひのき~檜

  • 結ぶ…

    結ぶ…ある梅雨の中休み、泉山本部へ登る坂の途中、手を結ぶ蔓草がありました。下の画像は三日前のもの、野良生えのキュウイの蔓と、山の芋の蔓が垂れていました。三日後、どちらが手を結ぼうと考えたのかはわかりませんが、ちゃんとつるとつるを絡ませていたのです。決して不思議な現象ではないのですが。それは、植物といえども、ゆっくりではあるけれど、動き回っているのです。風の作用でたまたま手に当った相手を求めたのかもしれませんし、ちょっとお互いの伸び具合を確かめたかったのかもしれませんね。こういう風景に、ちょっとした癒しを求めてしまうのも、今の世を、思ってしまうからでしょうか…結ぶ…

  • ねむのき~合歓木

    ねむのき~合歓木ネムノキの花が、梅雨の晴れ間の空に、くっきりと見えます。一日花で、次々と咲いては、よい香りを漂わせています。薄紅色の糸のように伸び出ているのは、おしべです。葉は、夕方から夜にかけて眠るように閉じて、昼間とは違う様相をしています。ネムノキは花後には豆果がたくさんぶら下がり、マメ科の樹木であることがわかります。うっとうしい時期に、心華やぐ花木ですね。ねむのき~合歓木

  • どくだみ~十薬

    どくだみ~十薬ドクダミの花は、梅雨に似合います。梅雨に咲く白花の女王は、クチナシです。その香りと上品さにおいて、右に出るものはいないでしょう…でも、強いてわたしは、このドクダミに惹かれてしまいます。黄色いタワーが小さな花の集まりで、白い花弁のように見えるのは、苞です。抜いても抜いても、また繁茂するドクダミは、深く地下茎をもぐらせて、少々の人間の退治作業には、どこ吹く風のようです。毎年、白い苞を星のようにちりばめて、花壇の外側を彩っています。どくだみ~十薬

  • 花菖蒲

    花菖蒲本部に咲く「花菖蒲」は、古い品種のようです。内花被(立ち上がっている花被)が小さく、昔の品種の特徴を持っています。現在の大輪の花菖蒲は、内花被も、外花被のように垂れ下がっているものが多く見られ、豪華な感を受けます。山形県長井市に保存されてきた「長井古種」という品種群の花に、とてもよく似ています。紫色の絣模様と、濃い紫の立弁の組み合わせの、古風な感じの花菖蒲もいいものですね。花菖蒲

  • そよご~戦

    そよご~戦「戦ぐ」は「そよぐ」と読みます。「ソヨゴ」は、葉が風にかすかな音を立てて、揺れるさまを表しているところからの名前です。雌雄異株の樹木で、画像は雌花です。紅い果実の柄は長く、ぶらさがって、こちらも秋風にそよいでいるように見えます。風情ある常緑樹で、よく庭木とされます。そよご~戦

  • さつきつつじ~皐月躑躅

    さつきつつじ~皐月躑躅サツキツツジには雨がよく似合います。泉山本部のつつじ園では、今、サツキツツジが咲き始めました。ヤマツツジや、ヒラドツツジに比べると、花期は遅く、6月の花ですね。たくさんの、花の色や形を楽しんでください。さつきつつじ~皐月躑躅

  • すいかずら~忍冬

    スイカズラ~忍冬立夏を過ぎて3週間、ようやく夏らしい大気に包まれるようになりました。ホトトギスの声も皆さんは聞かれましたか。田んぼがすでに鏡となっているところもありますね。田植えもすでに終わっている田や、これから始まるところや、稲作は、緊急事態のなかでも、着々と進めねばなりません。スイカズラの花が咲き、五月の風が香ってきます。すいかずら~忍冬

  • 泉山の白い花木

    泉山の白い花木皆さん、お元気ですか。泉山の純白の花をお届けいたします。なんだか自分でも、濁った色に染まってきているように感じています。その気持ちを払拭するがごとく、今朝の泉山本部で咲いていた、真白い花たちを紹介します。上の画像は「ヤマボウシ」です。白い部分は花びらではなくて、苞と呼ばれます。その姿はお坊さんが法衣をまとったように見えるでしょうか。「ヤマボウシ」はお堂の前に毎年花を咲かせます。紫陽花のように見えるこれは「コガクウツギ」です。野生的な紫陽花の一種ですね。これは「エゴノキ」です。枝の下に鈴のようなかわいらしい花をいっぱい咲かせます。そして、そのまま散るので、樹の下には白い絨毯が敷かれます。最後はおまけです。「サルトリイバラ」の若い実です。このツルの葉っぱは、西日本では柏餅の葉の代用として一般的ですね。...泉山の白い花木

  • 上を向いて~泉山本部

    上を向いて~泉山本部今日は、晴天となりました。こんな時だからこそ、上を向き、天を望み、明日に希望をもってまいりましょう。同行二人、神佛と共にあることを忘れず、参りましょう!泉山本部境内の上を向いて撮影した画像をご覧ください。ちょっと一休み…キエビネが林床で咲いていました。よい香りがします。上を向いて~泉山本部

  • 5月8日~泉山風景

    5月8日~泉山風景みなさま、いかがお過ごしでしょうか。移動制限や、自粛がある中、さぞや活動への渇望が積み重なってきていると、お察しいたします。今しばらく、自らを律することで、その活動への道が早く近づくと信じています。ともに、次への力を溜めてまいりましょう!しばし、泉山本部の風景をご覧ください。5月8日~泉山風景

  • 鯉のぼり~昨年令和元年

    ◆昨年令和元年の泉山本部の鯉のぼりです。こんな時ですから、今年は鯉のぼりはおやすみです。昨年の鯉のぼりで、元気を出してもらえればと!鯉のぼり~昨年令和元年

  • 八十八夜~泉山花だより

    八十八夜~泉山花だより「夏も近づく…」泉山の花を紹介いたします。アヤメは初夏の花です。その姿勢正しい背筋をきりりと伸ばして、咲き始めました。これは小さな草の、ヒメハギです。レース状の唇弁が可愛いですね。ヤマツツジです。ミツバツツジの後に咲きます。少し橙色が入っています。こちらはヤマフジです。まだ咲き残っていました。よい香りがするのですが、少しく上空で咲いて、手にすることは適わなかったのですが、その香りを想像してみるのです。前回も紹介しました、コバノガマズミです。こちらは中段の駐車場奥に、見事に咲いています。お堂を後ろにして、ヒラドツツジが開きました。最後に、日本産シャクナゲです。こちらも前の記事のシャクナゲとは別の場所です。中段の駐車場奥に咲いています。心に余裕がないと、見落としてしまいますね。一瞬立ち止まり、...八十八夜~泉山花だより

  • 泉山風景

    泉山風景穀雨から一週間たち、立夏まで一週間という、泉山の風景をお届けします。トップ画像は、新館南側斜面のシャクナゲです。たぶんツクシシャクナゲでしょうか。日本産シャクナゲは、葉の裏にびっしりと茶系のビロードが生えています。新緑がまぶしい!コツクバネウツギです。西日本の至る所で見られる可愛い花です。こちらは、コバノガマズミです。里山に多く自生しています。林の中で、白花が目立ちますね。ミツバアケビの花です。ワイン色よりも濃く、なかなか渋い花です。大きい方が雌花で、垂れ下がっている小さな花の集まりが、雄花です。つつじ園から望んだ、本殿です。カエデの新緑が爽やかです!ユズリハが新芽を吹いて、世代を譲っているところです。えんじ色の花は雄花の房です。モッコウバラと鐘堂と。ヒラドツツジとお堂と。ドウダンツツジです。小さな釣鐘...泉山風景

  • すみれ花~泉山

    すみれ花~泉山泉山のスミレの花を紹介します。トップの画像は「コスミレ/小菫」です~「スミレ」と比べてそんなに小さいわけでもないのに、何故かこの名前で呼ばれています。花の側弁の内側は無毛です。栽培の容易な丈夫なスミレです。これは「ニョイスミレ/如意菫」~「ツボスミレ」とも言います。花茎と花の姿が仏具の如意棒に似ています。「シハイスミレ/紫背スミレ」~葉の裏の紫色からの名前です。花は赤紫色ですので、分かりやすいスミレです。「ナガバノタチツボスミレ/長葉之立坪菫」~この画像は咲き始めでまだ上品さが残っていますが、しだいに草丈が伸びて、匍匐枝を出しながら大きな株となります。「ナガバノタチツボスミレ」は西日本に多く見られます。「コスミレ」?~今年初めてつつじ園にて発見したスミレです。コスミレのように側弁は無毛です。花の色...すみれ花~泉山

  • かいどう~つつじ~さくら

    かいどう~つつじ~さくらかいどう~花海棠つつじ~三つ葉躑躅さくら~染井吉野春色の競演です。泉山本部へ登る、階段参道の脇、明朗な桃色と、藤色を少し含んだ薄桃と、そして、散り際のやや紅をさす、白いさくらばな。花は、植物は、人々の混乱を知ってか、知らずしてか、黙して、時候を刻んでいます。かいどう~つつじ~さくら

  • 海棠~はなかいどう

    海棠~はなかいどう泉山本部は、海棠が花盛りです。品種は「ハナカイドウ」です。半八重咲きの、明朗な桃色が、春の陽に輝いています。カイドウはりんごの仲間です。わが国にも、エゾノコリンゴ、ズミ、オオウラジロノキ、そして、ノカイドウが自生しています。このノカイドウは、九州南部の霧島のみに自生する、貴重な樹木です。いずれも白や桃色の可憐な花を咲かせる、春の妖精たちです。海棠~はなかいどう

  • 泉山さくら画帳

    泉山さくら画帳本部泉山の、過去も含めたさくら画帳です。泉山さくら画帳

  • やまさくらばな~2

    やまさくらばな~2本部泉山坂下のヤマザクラは、ほぼ、八分咲となりました。晴れた日も、曇りの日も、また雨の日も、絵になる、さくらばなですね。陽に優しく輝き、曇り空のもとで、墨絵のように、雨に濡れても、しとやかさを失わず…人も、そうありたいものです。やまさくらばな~2

  • 海棠の花

    海棠の花速報2です!鐘堂前の海棠が咲きました。品種はハナカイドウです。花は桃色の半八重咲きで、ぱっと周りを明るく、あたたかくしてくれます。ヤマザクラも海棠も、2週間早く咲きだしています。もちろん暖冬の影響もありますが、早め早めの対応を取り、花咲くように勤めなさいとの、天からのご指導と受け止め、花の明るさに負けないように、進んでまいりましょう。海棠の花

  • やまさくらばな

    やまさくらばな~山桜速報です!泉山のふもとのヤマザクラが、三つほど咲きました。今日は彼岸の入りです。可愛い花に心寄せて、ご先祖の恩に、感謝いたしましょう。やまさくらばな

  • あんずの花が…

    あんずの花が…彼岸の入り一週間前の晴天の日、鐘堂前のあんずの花が、春色の暖かさを振りまいています。なんとも可愛らしい花に、心なごみますね。みなさまにおかれましても、心安らかに、お元気でお過ごしください。あんずの花が…

  • 桜盆栽

    桜盆栽毎年、日本時事評論社に桜盆栽が届きます。秋に届けられ、部屋で管理してしています。新聞の購読者である会社からの贈呈です。矮性八重桜の「旭山」と言う品種で、あたたかい部屋で、早くも花開かせました。盆栽の雰囲気を高めるために、コケを周りに敷き、付属の寒水石をまいています。コケは土の乾燥を防ぐためには、とても役立ちます。たとえ、干からびても、霧吹きで水をかけると復活します。桜の枝にも霧吹きで水をかけて、暖房の乾燥から守ってやります。また次の蕾が開くの楽しみに待っている、新聞社です。桜盆栽

  • 紅梅~節分

    紅梅~節分2月3日節分の日、泉山本部の紅梅はすでに、5分咲です。大寒の日には数輪が咲き始め、春近しと微笑んでいました。やさしげな桃色の花に、心癒されます。紅梅~節分

  • つちぐり/土栗

    つちぐり/土栗泉山本部に登る坂の途中、斜面に不思議な物体を見つけました!よく見ると、キノコの仲間の「ツチグリ」でした。骨董品の皮細工のような姿をしています。拡大すると、とてもキノコとは思えませんね。でも、若いツチグリは食することができるようです。ツチグリの別名を「ツチガキ」と言うそうです。なるほど、柿の実の形に似ています。キノコの本体は菌糸で、地中を這っていて、このような子実体が地上に現われて、初めて菌の存在を知ることができます。地球上になくてはならない生物のひとつですね。つちぐり/土栗

  • 霜の朝

    霜の朝草たちの朝の装いをご覧ください。この冬は、霜の朝が少なくて、暖冬という予想のまま過ぎています。早く春を、という気持ちもありますが、霜や雪の風景もまた、惹きつけられるものですね。霜の朝

  • ろうばい/蝋梅

    ろうばい/蝋梅匂いに誘われて、蝋梅の花を見つけました。まだ数輪の花が開いているだけですが、香りはすでに、周りの冬の空気を満たしています。水仙のそれにも似て、気持ちを落ち着かせる香りです。蝋のような花被は、寒さの中で、堅牢な鎧となって、蕊を守っているのです。匂いに誘われて、冬飛び回る虫たちが、受粉をします。それぞれの時候には、それぞれの風情があって、またいいものですね。ろうばい/蝋梅

  • 令和二年元旦

    令和二年元旦明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。毎年、下関支部のベテランと次世代と、協働で奉納される注連縄です。「注連飾人生行路の句読点」御遷主様直筆の、教団3階、正月の床の間の掛け軸です。まさに、元日を機に、行路の選択をされる方もおられるでしょう。心新たに、取り組まれる方もおられるでしょう。様々な思いを注連飾りに寄せて、今年がよき年となるように、精進しましょう!令和二年元旦

  • やつで/八手

    やつで/八手ヤツデは学名を「ファツシア・ヤポニカ」と言います。日本原産の樹木です。あまりにも見慣れているせいか、取り上げるのに、迷うところもあります。でも、その花は美麗で、いつも私を惹きつけます。この時期に、樹いっぱいに淡雪のように咲きだし、ハナアブや、ハエや、蜂などが訪れて、盛んに蜜を吸っています。オオスズメバチもちょうどこのとき、訪れていました。庭木としても広く植栽されています。昔、便所のそばには必ずと言っていいほど植えられていたのは、葉に含まれるアルカロイドに、殺虫成分が含まれていることを知っていたからです。ヤツデの実が熟し、黒くなる春先には、キレンジャクがやってきて、大騒ぎしながら、ついばんでいる光景を思い出します。やつで/八手

  • なんてん/南天

    なんてん/南天枝垂れるナンテンの実に惹きつけられました。紅い実は目立つので、すぐに鳥に食べられてしまいそうですが、年を越しても、たくさんの実が残っています。ナンテンはもともと毒のある植物です。でもその量が微量なので、中毒の恐れは少ないようです。やはり鳥さんたちも、美味しい他の果実から食するのでしょう。でも食べるものが少なくなると、最後には鳥たちも、くちばしを付けてしまうのです。わが家の庭にも、鳥の落し物の種子から、春にはたくさんのナンテンが芽生えてきます。ナンテンは薬用ともされるので、毒と薬は背中合わせですね。なんてん/南天

  • 朝の一幅

    朝の一幅~松と紅葉初冬の朝陽に、赤松の向こうの木々が、照らされて、静寂の一幅を成しています。ちょうど、各国旗を掲揚するポールが、屏風の折り目のように、見えるのです。永遠を象徴する松の緑と、過ぎゆくものの表徴の紅葉と、一幅の絵に感動した朝でした。朝の一幅

  • こうようざん/広葉杉

    こうようざん/広葉杉コウヨウザンは大陸と台湾原産の杉の仲間です。建築材として、白蟻に喰われないので、当地では重宝されます。画像のコウヨウザンは、35年前に泉山本部が落慶した折に、苗木が植えられました。当時は新館がまだ建てられていなかったので、伸び伸びと育ち、高さは10メートルを超える大きさに育っていました。しかし、新館への日当たりのこともあり、惜しみながらも、この秋に伐採されました。しかし、樹木の生命力の強さには、驚かされます。脇からたくさんの芽を吹き、ふたたび成長を始めたのです。その芽の、覚めるような薄緑色に感動します。植物の細胞は、積み重ね式で成長しますので、途中で切られても、成長点さえあれば、ふたたび再生できるのです。その「点」から学ぶことができますね。人でも、成長点を残して生きていれば、必ずや復活するこ...こうようざん/広葉杉

  • しろよめな/白嫁菜

    しろよめな/白嫁菜泉山のふもとに咲いていた小さな白い菊の花は、里でよく見かける白嫁菜です。白い花の「嫁菜」ではなくて、ヨメナとは別の種類となります。ただ、似ている近縁種は、栽培種も含めて多く、見分けるのはなかなか難しいものがあります。見分けることが難しくても、この野菊の仲間は、いずれも可愛いものですね。ちなみに、ヨメナの葉はこの仲間では一番やわらかく、嫁菜飯としてご飯に混ぜ込むと、香りよく大変美味で、春の山菜の上位に来ますね。しろよめな/白嫁菜

  • ちゃのき/茶ノ木

    ちゃのき/茶ノ木いっせいにチャノキの花が咲き始めました。サザンカの花が開く前に、咲き出します。お茶の花の命は短くて、すぐに花そのままの形で散ってしまいます。木の下は、白い花殻で明るく見えます。お茶の花を見るようになると、霜の降りる季節が近づきます。花で時候を感じるのは、良いものですね。ちゃのき/茶ノ木

  • つくしはぎ/筑紫萩

    つくしはぎ/筑紫萩林縁に咲く萩の花は、深く秋を感じさせてくれますね。このツクシハギは、ヤマハギと比べて、やさしげで可愛らしい花を咲かせます。話は変わりますが、道路などの法面の緑化に、イタチハギというマメ科の植物が植えられています。北アメリカ原産の植物で、その丈夫さから多用されてきました。ただ丈夫さから、逸出して帰化植物となり、在来種の植生を狭めている所もあります。過去、外来種のイネ科やマメ科などの植物が法面緑化に多種使用されてきましたが、ようやくわが国でも在来種を使用する研究が進んできました。コンクリートで覆う法面よりも、緑で覆われた法面の方が、見た目にも、環境的にもよいのですが、さらに在来種の植物を使用することで、その国の植生の独自性を守ることにもなります。人の営みを止めることが不可能な中で、それらの研究には...つくしはぎ/筑紫萩

  • ひよどりばな/鵯花

    ひよどりばな/鵯花フジバカマの仲間のヒヨドリバナが咲いています。この株は、白一色の花で、めだちます。中には少し桃色に色づくものもあります。このヒヨドリバナを切り取って、乾燥させると、ふわふわの綿のような姿になります。熟した花が乾燥して、中の冠毛が乾き、外に出てくるのです。その感触は、鳥の産毛のようです。ヒヨドリバナは、フジバカマのような香りはないのですが、人里近く、秋の風情を演出していますね。ひよどりばな/鵯花

  • ぼたんづる/牡丹蔓

    ぼたんづる/牡丹蔓ボタンヅルはクレマチスの仲間です。仲秋にセンニンソウとともに、四弁の白花を咲かせます。花弁のように見えるのは萼片です。葉が牡丹のそれに似ているとこらからの名前です。センニンソウは木を覆って真っ白に見えますが、ボタンヅルは楚々として、風情がありますね。ぼたんづる/牡丹蔓

  • やまぼうし/山法師~秋

    やまぼうし/山法師~秋ヤマボウシの実が色づきました。ヤマボウシの果実は、集合果です。複数の実がお互いにくっついて、ひとつの球体を成しています。完熟すると、甘くて食べることができます。それにしても、この密着度は、ひとつの果実と見まごうほどの、完成度です。ひとつの、グループ、団体、国家も、かくありたいものです。下の画像は、5月の花です。やまぼうし/山法師~秋

  • たかさごゆり/高砂百合

    たかさごゆり/高砂百合白百合の清純さ、可憐さは、女性に例えたくなります。沖縄に「テッポウユリ」が自生していますが、同じ系統の「タカサゴユリ」は台湾に自生している白百合です。タカサゴユリはとても丈夫な帰化植物です。ウイルスに強く、また、種子をたくさん作り、種子から1、2年で開花に至ります。よく道路わきの斜面に群生しているの見かけますね。わが国に自生しているササユリやヤマユリが、このユリのように繁茂するといいのにと、いつも思ってしまします。ただ、タカサゴユリも含めて、環境の変化には敏感で、植生が変わると、消えてしまいます。たかさごゆり/高砂百合

  • そてつ/蘇鉄~雄花

    そてつ/蘇鉄~雄花鐘堂前に植栽されたソテツの雄花が咲きました。約60㎝のタワーは、松かさ状の鱗片の積み重なる、壮大な花です。拡大写真では、花粉が見えますね。ソテツは原始的な裸子植物の一種です。世界中の熱帯・亜熱帯に様々な種類が見られ、貴重な種類も多く、魅惑的は植物群です。下の画像は雄花の拡大写真です。その下は3年前、すぐ隣の雌株に咲いた雌花です。そてつ/蘇鉄~雄花

  • おにゆり~鬼百合

    おにゆり~鬼百合盛夏の花、鬼百合が青空に映えています。子供の頃に脳裏に残された風景は、ある時、熱風がふうっと吹くように、よみがえるのです…似ている景色、匂い、色彩…鬼百合の持つ、強烈な印象は、子供の目を通して、夏の表徴となるのですね。おにゆり~鬼百合

  • しきみ/樒~果実

    しきみ/樒~果実シキミの実がなまめかしく光っていました。熟すと中から、さらに艶やかな種子が現れます。料理に使用する香辛料の「八角」に似ていますが、シキミは有毒です。ただ、1,800年代に「シキミ酸」がこの実から分離され、現在ではインフルエンザ薬「タミフル」の原料成分として、この「シキミ酸」が使われています。工業的には近縁のトウシキミから成分を抽出しています。トウシキミには毒性はなく、果実を「八角」とします。日本産のシキミが毒性を持つようになったのはなぜなのか、不思議です。下の画像は以前掲載したシキミの花です。しきみ/樒~果実

  • ひめいわだれそう

    ひめいわだれそう/姫岩垂草ヒメイワダレソウは、絨毯のように地面を被い、一斉に花を咲かせ、見事な景観をつくります。泉山本部のお堂裏に、その景色が一面に広がっています(下の画像は以前掲載したものです)。今回は、泉山のふもとの水量計の鉄のふたに咲く、一輪のヒメイワダレソウを紹介します。たくさんの花で、魅力的な景色を作り出し、一輪の花で、その存在感を見せる…鉄のふたがまたそれを引き立たせて、似ていないもの同士の、調和を見せています。本質が違うように見えても、実は、根本でつながっていることは、よくあるように思えますね。ひめいわだれそう

  • ぽんぽんあざみ

    ぽんぽんあざみ泉山本部の第一駐車場の「ポンポンアザミ」、今年はさらに大きな株になりました!南米から、やってきた帰化植物です。最初は園芸植物として輸入されたのかもしれませんが、いまや、世界各地に繁茂して、在来の植物を脅かしている、特定外来種のひとつです。帰化植物は原産地とは違い、新天地で伸び伸びと生育することが多いようです。花はとても可愛いのですが、よそ者は厄介者とされてしまいます。植物に罪はないのですけれど…ぽんぽんあざみ

  • 梅の実

    梅の実「ひい、ふう、みい」「いち、にい、さん」「ワン、ツウ、スリー」梅の実ならんだ、三兄弟。「梅雨」とはよく言ったものですね。梅の実落ちて、甘酸っぱい匂いが、漂う…この時期ならではの、情景です。梅の実

  • 卯の花

    卯の花卯の花は「ウツギ」のことです。漢字では「空木」と書き、枝が中空だからです。唱歌「夏は来ぬ」の歌詞に、「卯の花の匂う垣根に時鳥(ホトトギス)早も来鳴きて忍音(しのびね)もらす夏は来ぬ」と歌われているように、花に香りはないけれども、匂うがごとく、雪の白さで、枝いっぱい咲いています。この唱歌には、旧暦5月頃の風景が、たくさん折り込まれていて、夏の情景が、懐かしさとともに、湧き出でてきますね。卯の花

  • 小さな命~マーガレット

    小さな命~マーガレット小さな石段に、小さな花ひとつ。去年、プランターに植えられていた、マーガレットのような菊の花が、タネをつけて、飛んで、石段の隙間で、じっと時期を待っていたのですね。可憐さと、たくましさと…小さくても生きている…人に見られなくても、咲いている…短い命だけれども、その懸命さが伝わります。小さな命~マーガレット

  • やまぼうし/山法師

    やまぼうし/山法師お堂前のヤマボウシが今年もたくさん咲きました。例年よりも苞(白い花弁のように見える)が少し大きいようです。ヤマボウシの花は、真ん中に見える緑色の部分です。花がたくさん集まって、法師のお頭のように見えますね。白い苞は、法衣に例えています。これから小さな花が一つ一つ咲き出します。苞は萼片とも共通するので、まだまだ長く残り、ヤマボウシを楽しめます。初夏にふさわしい花木ですね。やまぼうし/山法師

  • えごのき

    えごのき鈴なりに咲くエゴノキの花が香っています。咲いては散り、ひとつの花の姿そのままに落下するので、樹の下は白い星でいっぱいになります。エゴノキは里山に多く見られます。若い実は泡立つので、石鹸の代用にしたり、緻密な材は、日用品や民芸品に使用されてきました。昔から人々と親密にかかわって来た樹木のひとつです。現在は、庭木として植栽されることも多くなり、花木としての価値が、しだいに高くなってきましたね。えごのき

  • 色の饗宴~椎の木・平戸躑躅

    色の饗宴~椎の木・平戸躑躅シイノキの黄色い泡のような花と、ヒラドツツジの薄桃色と紅色の咲き分けと、緑の葉の連続が、眼の覚めるような饗宴を見せてくれます。どこかの植物園のような景色は、ここ、新生佛教教団本部のある、泉山の風景です。是非一度お越しください。色の饗宴~椎の木・平戸躑躅

  • 松の新芽と鯉のぼり

    松の新芽と鯉のぼり松の新芽が気持ちよさそうに伸びています。鯉のぼりの吹流しの青色との対比に目を奪われました。山は椎の木の花が満開です。山の黄色と緑色のパッチワークにも目を奪われますね。今日は晴天となりました。本部泉山の鯉のぼりをご覧ください。松の新芽と鯉のぼり

  • 木香薔薇~白八重

    木香薔薇~白八重モッコウバラには白と黄と、それぞれ八重・一重があります。八重咲きには棘がなく、病気にも強いので、百年を超える長寿の木が存在します。泉山の白と黄のモッコウバラも、咲きそろいました。白木香の方が香りが強いようです。秋篠宮眞子様の御印(おしるし)として、多くの苗木が作られ、各所に植栽されていますね。木香薔薇~白八重

  • にょいすみれ

    にょいすみれ/如意菫仏具の如意に似ていることころから、牧野富太郎が名付けました。ツボスミレとも呼びますが、『牧野新日本植物図鑑』で育った者には、「ニョイスミレ」の名の記憶が強いのです。小さな白い花は、側弁が張り出して、独特の形をしています。ありふれたスミレですが、庭で栽培しようとしても、気難しいところがあり、なかなか居ついてくれません。スミレの仲間は、意外と栽培の難しいものの多い植物です。にょいすみれ

  • ざいふりぼく/采振木

    ざいふりぼく/采振木昨年も紹介したザイフリボクですが、ふたたび紹介せずにはおれません。山桜が終わりに近づく頃、里山を白く彩っている樹が、このザイフリボクです。新葉も銀色の毛があるので、全体がさらに白く見えるのです。ミツバツツジの桃色と、雑木のいろんな若葉の色と、ザイフリボクの白と、まるで霞がかかったように見える、この時期の里山が好きです。ざいふりぼく/采振木

  • すみれとすずしろそう

    すみれとすずしろそううす紫色のナガバノタチツボスミレ、白い花のスズシロソウ、ふたつ並んで咲いています。時候は晩春、まだまだ花冷えが続く中、ひっそりと咲いています。八重桜が咲き始めると、立夏に向けて、気温が上昇しますね。鯉のぼりが気持ちよく泳ぐ空が、待ち遠しいです。すみれとすずしろそう

  • かいどう~海棠

    かいどう~海棠花海棠が満開になりました。しばしご覧ください。かいどう~海棠

  • 桜とお堂

    桜とお堂花冷えのなか、桜の花も寒そうに見えます。やわらかい日差しを受けて、ようやくほどけるように、ソメイヨシノも花盛りを、迎えています。短き花の一時を、大切にしたいと思います。桜とお堂

  • ◆さくら~櫻花~泉山さくら花帖

    ◆さくら~櫻花~泉山さくら花帖◆さくら~櫻花~泉山さくら花帖

  • さかき/榊

    さかき/榊皆さんはサカキの見分け方をご存知ですか。この画像にあるように、冬芽が鷹の爪のように鋭く、紅いのが特徴です。触っても痛くはありません。「榊」とあてるように、神事に使用します。常に変わらず緑色を維持することは、古の人々にとって、大切なことだったようです。「常磐~常盤~常葉」と書くように、岩の普遍性、常緑の普遍さから、永遠不変を象徴しているのです。とがった冬芽は、神の依り代としての、表徴です。さかき/榊

  • あんず/杏子

    あんず/杏子杏子の花が咲きました。桃色濃く、その温かみは、風冷たい仲春の、大気を和らげます。梅と、桃の間に咲く、杏子やすももの花は、いよいよ桜の季節になるよと、告げているようです。あんず/杏子

  • やぶつばき~藪椿

    やぶつばき~藪椿ヤブツバキの花は、春の花です。立春とともに、ほんの少し春を感じる陽光に、輝き始めるのです。そして今、啓蟄を過ぎ、彼岸前に、その紅色を、さらに紅くして、春を告げているのです。暦では、仲春。春の花々の舞いが、もうすぐ訪れますね。やぶつばき~藪椿

  • 紅色の一枝~かえで

    紅色の一枝~かえで春の霧雨が降っています。ときおり陽が射して、冬を追いやるように、あたたかなまだらを、木々に与えます。一枝のかえでの紅色が、溶けそうに、眼に、映り込みます…「もう雪は降らないよ」と、紅色の一枝が、つぶやいてくれました。紅色の一枝~かえで

  • しきみ/樒

    しきみ/樒シキミの花が咲きました。薄黄色の花は小さいのですが、集まって咲いているので、よく目立ちます。モクレンに近い仲間で、果実は中華料理に使う「八角」に似ていますが、こちらは有毒です。シキミは仏事の花とされ、お墓に供えられます。水を腐らせにくいので、数本差しておくと、花が長持ちすると言われています。しきみ/樒

  • あせび/馬酔木

    あせび/馬酔木アセビの花が知らずうちに、南斜面で咲いていました。すぼんだ形の可愛い花です。陽が当たると、一段と花の白さが増します。春一番に咲く花のひとつですが、全体にアルカロイドを含み、有毒植物です。たあ可愛い花を、そっと持ち上げてみたくなりますね。あせび/馬酔木

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