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夏の日の2017 https://narushiryoo.hatenablog.com/

1970年代、思いっきり昭和の東京で生まれ育った、暑苦しい男。タイとの関わりは、十数年。巨人ファン。特技は空手。いわゆる「俺小説」調の、ブログやってますので、読んでいただけたらと。

ナルシリョウ
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2019/04/12

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  • 幸せな日々〜①2017年夏美

    その日知り合ったマッサージ嬢、源氏名夏美と店を出た後飲みに出かけ、彼女の住むオンヌット通りの高層マンションにまで付いてきた俺。 勧められて、違法薬物と知りながらも、共に楽しんだ。 夏美は、 「嫌な事ぜ〜んぶ、忘れられるよ!」 と言っていた。 2人で、夏美の部屋のベッドに入った。 ハイになっているのか、夏美はすごい勢いで自分の身の上を話し出した。 まだ16歳の妹が、最近双子を産んだが働かなく、相手の男も失踪してる事。 父は誰だかわからず、母は欧米人の彼氏に貢いでまるで収入がない事。 母の弟が脳に障害があり、働けない事。 全員を、夏美が風俗で働く事で養っている事。 そして、高利貸しにも多額の借金が…

  • 出会い〜④2017年夏美

    ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。 バンコクの風俗店で、その店に勤めるマッサージ嬢・源氏名夏美と知り合った俺は、そのまま店の近所で落ち合い、彼女の同僚と店があるトンロー通りのクラブに踊りに行った。 クラブではそれまでとは違いそこまでテンション高くも無かった夏美は、1時間ほどで、俺たちに構わず必死に男漁りをする同僚嬢を置いて、先に帰ろうと言い出した。 店の外で大量にタイ式フライドチキンを買い込み、「お腹空いたでしょう、うちで一緒に食べよう」と驚く事を言い出した。 それまでの話で、俺たちの住処は同じバンコク郊外オンヌット通りの歩…

  • 出会い〜③2017年夏美

    ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。 バンコク・トンローの抜きあり本番なし垢すりマッサージ店「KKマッサージ」で出会った、長身色白でキツめな顔のマッサージ嬢・源氏名夏美。 キツめな容姿とは裏腹に、異常にテンションが高い子だった。初対面早々に、俺が手に提げていたTOPSの袋に入ったソーダと氷を見て、大喜び。ついでに免税店の袋に入ったバーボンを見せると、さらにテンションが上がっていた。 そのまま店の2階に行き、下駄箱に靴を預け、急な階段を4階のプレイルームに。 ここのプレイルームは古くて狭く、真ん中に角度を変えられるマッサージベッ…

  • 出会い〜②2017年夏美

    ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。 7月末の金曜日の夜、トンローで友人と酒を飲んでいた俺はは、9時過ぎに一旦友人とは別れたものの、なんか物足りなさを覚え、友人からの土産のバーボンのボトルを手に、トンロー通りの入り口近くにある、垢すりマッサージ店「KKマッサージ」へ行くことにした。 性的行為よりも、若い嬢相手に、酒を飲みたかったのだ。日本人カラオケなども付近にはあるが、日本語を話せる接客慣れした嬢を相手に、カラオケでも歌って調子に乗って酔って大盤振る舞いしてしまうのが目に見えていたのもあり、マッサージ店の女の子と個室で2人っき…

  • 出会い〜①2017年

    ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。 ナツと出会ったのは、今から2年前。 2017年の、日本なら高校野球の地方予選の決勝戦が行われて、甲子園出場校が決まるような、真夏の真っ盛りの時期だった。その年のプロ大注目の、清宮内野手擁する早実が、決勝戦で敗れた事がニュースになった頃だった。 その晩は、スクンビット55、トンロー通りを入ってしばらく行ったところにある、しゃかりき423"という居酒屋で、日本人の友人と酒を飲んでいた。しゃかりきはかなり自由な雰囲気の居酒屋で、店内至る所に、どういう解釈をすればいいのか、禅問答のような習字張り紙…

  • 再会〜④2019年ナツ

    ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。 2年ぶりに、プロムポン駅近くのマッサージ店で、マッサージ嬢と客という立場で再会してしまった、ナツと俺。 昔の事などなかったように、完全に普通の客として扱われた事に、イラッとした俺は、つい強い調子で再会後最初の言葉を怒鳴るように言ってしまい、一瞬しまった!と思った。 雰囲気を持ち直すためににわざと明るく、おどけた調子で、「実は今日、日本から帰ってきたところでさ、このウイスキー、免税店で買ってきたんだ。久しぶりに飲もうよ。」と言った。 ただ、俺の記憶では、ナツは自称酒好きだが実際は大して飲めな…

  • 再会〜③2019年ナツ

    ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。 新しくバンコクのスクンビット24にオープンした、ピンクの看板が目印のエロマッサージ店、いわゆるエロマ「ミルクバンコク店」。 バンコク風俗界の風雲児、通称乳ヤンが満を持してオープンさせた店で、まだオープンしたばかりなのに、嬢のレベルの高さで話題沸騰の店だ。 なんとなく入ったこの店で、俺は2年前、大好きだった夏美、本名(本ニックネーム?)ナツと思わぬ再会を果たした。 身長が173センチもあり、顔立ちが整った色白のナツだが、2年前黒かった長い髪は金髪になり、目の下のクマが以前より遥かに目立ってい…

  • 再会〜②夏美

    ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません。 バンコク市内を走るBTSのプロムポン駅。 この駅周辺はいわゆる日本人街で、駅近くに位置する、それまで何度訪れたかわからない日本人向けの食堂「らーめん1番」で、これまた何度食べたかわからないカレーライスを食べながら、元上司で今は悪いことばかり教えてくれる先輩氏を待っていたところ、ドタキャンを食らった俺。 1週間ぶりに戻ったバンコク。10年間一緒に住んでたギターと2年前に別れて以来、ひとり寝生活が続いてた。 うちに大人しく帰る気にはなれなかった。 午後日本からバンコクに到着した際、空港地下の両…

  • 再会〜①

    ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 2019年3月。 日本ではそろそろ長い冬が終わり、春の訪れが感じられるこの季節に、法事による一時帰国を終え、俺はバンコクに戻ってきた。 3月のバンコクは、東京とは比べものにならない暑さで、空港から住処に帰った俺は、軽くシャワーを浴びただけで、夏用の私服に着替え、その夜の元上司との食事の待ち合わせのため、日本で購入した土産のウイスキー瓶を手に、バンコク市内を走る通称BTSと呼ばれる鉄道に乗り、待ち合わせ場所であるプロムポン駅近くの老舗日式ラーメン屋「一番らーめん」に向かった。 俺が最初にタイで働…

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