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スイカごっこ https://suika-greenred.hatenablog.com/

小説とイラストの創作ブログです。

メモのほかに創作が置いてあります。設定は…西暦3020年、太陽系惑星を飛び出した生き物たちがああだこうだする、といった感じです。しゃべって動くスイカがだいたい出てきます。あと、犬や鳥、コウモリを祖先にもつ生き物たちも出てきます。

スイカ
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2019/04/04

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  • 進みたいぜウォー!(ありがたや)

    あ~。 ゴロゴロ。 スイカですどうもゴロゴロ。 転がりながらで失礼します…。 というスイカのフリはいいんだけども。 ブログ放置しすぎたなあ。 という意味でのブログ更新です。 なんか、世の中、大変なことになっているなゴロゴロ…。 中断前に上げたブログで私は何と言っていたっけか。 忘れてしまったが、「英語を勉強したい」とやる気ムンムンだったはず。 今は…今も英語の勉強中だけども、合間を縫って編み物してたりして、わけがわからない状態になっている、ような。 またか…。よく混乱してる。 さくらんスイカ。 とりあえずやった問題集。 ENGLISH EX やっておきたい英語長文500 (河合塾SERIES)…

  • まだやってる(終わらない)(いや終わる)(やってればいつかは終わる)

    「Stay Home」なのか「Stay at Home」なのかよくわからない(という)問題には片がついたのでしょうか。 あと、「Home」は大文字なんでしょうか。冠詞は要らないの? 英語って難しいねえ。 いまだに去年からやってる問題集が終わらない…。 難しさのせいというよりも、怠惰のせいのような気もする。 私は…個人的には、特にいつもと変わるところはありません。 ふだんからI stay at home…んだからatは要るのか、homeは大文字なのかというのがよくわからないのですが。ふだんからステイホーム派です。 マイ「おうち時間」は英語強化時間なのですよ。 この自粛期間が終わったら、私、英語の…

  • またお越しくださいませ

    旅はいつか終わる。新たな旅に出るという形で。日常に旅に出る。つまり、家に帰る。

  • 集合写真を撮りましょう

    宿泊施設イルズクの入り口で記念撮影。逆光だ…その上、ひとり足りない?

  • 湯気のあいだから

    大浴場の掃除をしようとしたら、とあるミスに気づいた渡瀬。それを直したあと、背後に誰かがいることに気づいた…。

  • 寿司を食べに行こうぜ

    新人研修の宴会にて、アレルギーが出る食品だというのに食べたくてたまらない衝動に見舞われた湾田。

  • バトンタッチ・積み木

    これはいったい何だろう。イルズクの裏庭に増え続ける雪ブロックは、いったいどこを目指しているのか。

  • あのころの彼らはどこへ

    宿泊客が塩分を取りすぎているのではないかと心配する加藤&西間。打開策を考えたが、思い通りに事は運ばないのだった。

  • ハズレのマドレーヌ

    くじ付きマドレーヌで運試し。…をしようとしたらハズレを入れ忘れた…のに、なぜかハズレを引く男がいた。

  • まだ遠い、あの灯りを目指して

    兄弟が山を歩く。雪が降ってきて寒い。それでもゆっくりとしか歩けない。

  • カトウは5人いる(his aunt said)

    雪が降り始めた。天気予報を確認したい渡瀬。そんな折、兄弟が山に行ったという情報が入る…。

  • 空に立ち上り、たゆたう

    車を回す加藤を待つあいだ、夜空に立ち上る煙を見て渡瀬が思いだすのは、数年前のあの日のことだった。

  • 新人研修の罠

    昼間の新人研修の謎が、夜になって気になり出した3人。あの英文はいったい何だったのか…?

  • 停電明けの邂逅

    停電中のイルズクに訪れたふたり組。案田くんはトイレに、ミゾレさんはチェックインのためフロントに向かう。

  • イルズクの洗濯室でコンタクトと叫ぶ

    渡瀬はコンタクトの持ち主を捜していた。ジャージ女生徒の証言で、餅居という人間が浮かび上がる。

  • ハイド&シーク

    特にかくれんぼをするつもりはなかったが、なぜか隠れる羽目に陥ったジャージ女子ふたり。ひとりはすぐに見つかったが、もうひとりが見つからない……。

  • 元の顔に戻れるのか

    卒業アルバムと今の顔を見比べて、彼女は驚いた。顔が違う!そして不機嫌になった。なぜ。困惑する渡瀬だった。

  • 春のカミナリ

    停電になったイルズク。トイレで渡瀬は、隣の個室から声をかけられる。姿の見えぬ、隣の個室の主との出会い。

  • アイ・マミエル、リネンルーム

    「人を捜しているのですが」「……はい」ごくり。突然何を言い出すのだ、このスーツマンは。 「こちらに、加藤という名前のスタッフさんはいらっしゃいますか?」

  • はしごの上から見た世界

    本日は、宿泊施設「ログキャビン・イルズク」の防災訓練の日である。渡瀬は緊張していた。理由はふたつある。

  • 朝のイルズク散歩(陸上コース~テニスコート)

    「というか、それ誰かが隠しておいたものじゃないのか……」

  • 羽男に惑わされる夜

    何か、人ではない影が見えた気がした。

  • ひとことで言うとハデですね

    「これはまた……ハデですね、ひとことで言うと」「だろ?」「いえ、あの、褒めてるわけではなく」「なんだって?」 夜更けである。宿泊施設「ログキャビン・イルズク」はすでに消灯時間を迎えていた。これから充香は、サークルで作った造花を、イルズクの玄関ロビーに飾りつける予定だった。 その手伝いとしてイルズクが寄越したのが渡瀬だった。渡瀬は、充香の甥である。 花を運ぶ前に、まず充香の部屋でふたり、ロビーにどう配置するかを話し合った。花には運搬用に覆いをかけていたため、充香が携帯で撮った花の写真を見ながらの相談である。 花の種類は、胡蝶蘭や薔薇など、華やかかつ気品を感じさせるものばかりだった。だが。大きさに…

  • 満月

    花に囲まれている。だが、香りはない。 それもそのはず、不破充香(みちか) の周りにあるのは造花だった。地域のサークルのメンバーで作った花である。充香は造花を作る地域サークル「Fake flowers」を主宰していた。今までに作った分と、この旅行中に作った分の花たちが今、飾りつけられるのを待っている。 泊まっている宿泊施設は、ふだんサークルが使っている地域センターから特急電車で30分ほどの場所にある。「ちょっとした遠出」という言い方のほうがしっくりくるのかもしれない。 その宿泊施設「ログキャビン・イルズク」の入り口・ロビーに花を飾るのである。サークルの代表者である充香が、イルズク側と交渉した。ロ…

  • ジャージーズ、結束の証(ミカン)

    「なんで? 山が動いた?」

  • コンタクト、コンタクト

    Oh……,愛してしまいそうよ。

  • WからM、そしてWに

    どこにいる。いずこにいる。今いずく。

  • 長い長い回り道

    「それでだ。極秘の情報がある」

  • 頼れる壁と「ぼう険」しない3兄弟

    「おまえ、壁を信頼しすぎじゃないのか」

  • 芋虫が集まる部屋

    芋虫のような体勢で、うぞうぞとベッドの上でのたくり、ぶつくさと文句を言う。

  • バタバタ・ルームメイク

    部屋と勝負する渡瀬にはかまわず、甘木は言葉を続けた。

  • イルズクへようこそ

    渡瀬は、その理由は知っていた。

  • 秋と冬のはざまに2019

    気づいたら、とっても寒い。季節の移ろいの早さに驚きを隠せませぬ。 ブルブル。 「工場編」が終わったので、なんとなくまとめっぽい日記を書いてみようかと思い、歯の根の合わぬまま文字を打っています。さむぅ。ガタガタ。 かと思うと、ほのかに温かかったりする日もあり、もうわけがわかりません。 気温に翻弄されるスイカがここにいた。ゴロゴロ。 「工場編」は、1話完結の話が、30話で1パックになっています。 2019年のいつでしたっけ、7月だか、8月だかくらいから作り始めた話で、10月…いつでしたっけ、下旬くらいから11月22日まで更新していた話です。 すでに記憶があやふやで、記録としての意味がないこと山のご…

  • それじゃ、また工場で

    小雨が降っている。細かい雨がフロントガラスに当たって跡を残す。 派遣会社のワゴン車を運転しながら、場藤 (ばとう)乙夏(おとか)は迷った。ワイパーを動かそうか、どうしようか。迷った末に間欠ワイパーを動かすことにした。数秒おきにワイパーが弧を描く。 後部座席には、場藤が勤める派遣会社「インダストリアム・ファクトリアス」の派遣社員、皆見(みなみ)数豊(かずとよ)がしょんぼりと座っていた。 「『必要がない』なんて、そんなことは誰も言ってないんだけどね」 場藤は前方を見つめたまま、つぶやくように言葉を発した。 「すみません」 皆見は、とりあえず、といった感じで後部座席から謝った。 「『早く帰っていいよ…

  • バスに乗り遅れた3人

    「ねむ」 早野が、つぶやいた。 「鍵しめるよー」 隣原が、すでに鍵を回しながら呼び掛けた。 「む、思ったより遅いな」 志地間が、携帯で時間を確認してから述べた。 工場勤務の3人組である。 金髪かつ短髪なのが早野(はやの)寛(かん)、茶髪ゆるパーマが隣原(となりはら)颯(はやて)、黒髪の短髪で、むやみに姿勢がいいのが志地間(しじま)亮介(りょうすけ)である。 3人は地元の知り合い同士で、一緒に面接を受けに行き、一緒に派遣会社に登録し、一緒にこの地に派遣され、一緒にここ伊名井市にある「タッド・リッケ伊名井工場」で働き、一緒に寮で暮らしている。ついでに言えば、働いているシフトも一緒である。 寮から工…

  • 夜空のたくさんの星と、キャンディの箱

    踊谷(おどりや)未来(みらい)は、自分の作業机の上部に取りつけられたLED情報板をにらんだ。 「予定」「実績」、そして「差」それぞれの数値が赤いLEDで表示されていた。「実績」が「予定」を上回らなければならない。 ……のだが、踊谷の「実績」は、いまだに「予定」に追い付けていない。もう午後の作業が終わり、休憩を挟んで残業に突入したにもかかわらず、である。「差」の数値の大きさが、踊谷にため息をつかせた。 まだこの工場、タッドリッケ・伊名井工場に来て日が浅いこともあり、踊谷は作業に慣れていなかった。 作業机の上部に取り付けられているため、LED情報板の赤く光る数値は、踊谷の作業机から離れたところから…

  • 名前の迷宮

    ピタリ。 吉島(きちじま)恵那(えな)は動きを止めた。何だろう、「opossum」とは。 寮から工場に向かう送迎バスの停留所で、吉島は携帯を持ったまま、しばし硬直した。 送迎バスを待つあいだ、英単語クイズアプリで英単語力をチェックするのが吉島の日課になっていた。そのクイズで、「opossum」という単語が出題されたのである。 はて。「opossum」とは、いったい。 吉島が英語を学びはじめたきっかけは、同じ職場にいる、英語は話せるが日本語は少し苦手な派遣社員・メイの存在だった。彼女と英語で話してみたかったのである。その目標はすぐにかなった。 吉島にとっては、話し掛けるだけなら簡単だった。 しか…

  • ゴミを出さねばならぬ

    ゴミを出さねばならぬ。耳尾(みみお)洋志(ようじ)は決意した。 しかし、出勤前にゴミを出そうにも、ゴミ集積所が開いていなかった。耳尾がゴミを出そうとした朝の6時台、ゴミ集積所には鍵がかけられたままだった。 ゴミ集積所は、金網で囲まれた大きな直方体をしていた。 コンクリート製の低い塀を土台として、その上に金網が張り巡らされた、全体的に四角いシルエットの建築物である。そこに波を打ったような金属製の屋根がついている。見ようによっては、鶏小屋のように見えなくもない。金網が張られた扉には、南京錠がかかっていた。これが集積所の鍵である。 南京錠をこじ開ける、もしくは金網に穴を開けるなどすれば出入りできそう…

  • 恐るべき火に祈りを

    夢を見ている。その自覚がある。「いつもの夢」だ。 2年前、実家でボヤを出したときの記憶がねじ曲がったような。 そんな夢をいつも見る。毬鳥(まりとり)理(おさむ)は夢うつつでそう思った。 周囲には煙しかない。焦げ臭い。薄暗いようなぼんやりした視界、音も何も聞こえないが、においだけは感じる。焦げ臭いにおいを。 ハッと飛び起きた。焦げ臭かったのは現実か。それとも夢か。夢なのか現実なのか、区別ができない。夢から覚めたばかりの毬鳥は、ぼんやりした顔で辺りを見回す。 寮の自室だった。充電していたスマホを取り上げて見ると、目覚ましをセットした時間よりは早いが、だいたいいつも通りの起床時間だった。 毬鳥は頭を…

  • 集積所に運ばれるあの子たち

    「CBがどこに行くか知ってる?」 頭上からそう声をかけられ、渡利(わたり)日奈(ひな)はマスクをつけた顔を上げた。渡利と同じく、作業服、そして帽子とマスクを身につけた音之木(おとのぎ)紗絵(さえ)がこちらを見ていた。声の感じはぶっきらぼうだったが、目は特に怒っているふうではなかった。 「知らない」 渡利は短く答えた。 仕事中だ。 この工場では、同じ作業をしている者同士が、作業をしながら話をすることはよくある。同じフロアで大きな機械が作動していることもあり、工場の中は常に音で満たされていた。多少おしゃべりしていても、誰かに聞きとがめられることもない。 だが、違う作業をしている者とあまり長話はでき…

  • またテレビを見ているふたり

    「テレビ?」「……を、録画したやつっす。左々倉さんも見ます? これからひとり上映会やろうと思ってるんすけど」 左々倉(ささくら)栄(えい)の寮の同居人・津井(つい)修悟(しゅうご)のそんな言葉で、急遽上映会が始まった。 左々倉と津井は工場で派遣社員として働いている。ふたりが今いるのは、派遣会社が用意した寮だった。2DKのアパートの一室を、ひとり1部屋ずつシェアしながら暮らしている。 左々倉と津井は、どちらもあまり「自分の領域」にこだわりがなかった。寮に入った日に各々が寝る部屋だけは決めたが、起きているあいだはドアを開けっぱなしにしたまま、互いの部屋を行き来して過ごすことが多かった。 左々倉と津…

  • そんなことより面白い話をしろよ

    左々倉(ささくら)栄(えい)は寝返りを打とうとして、打てずにうめいた。 腰が痛い。 今日は起きたときから腰が痛かったため、仕事を休んでしまった。職場に欠勤の連絡を入れたあと、寮の1室で、腰をかばうような体勢をキープしたままウトウトしていた。なんとなく寝返りを打とうとして、痛みで目が覚めた。 病院に行ったほうがいい。しかし、この辺りの病院のことはよくわからない。後で調べよう……。そんなことを思いながら、また眠りに落ちた。 左々倉は工場に勤めていた。だが、腰痛の原因は仕事ではない、と(本人は)考えていた。 工場とひとくちに言っても、作っている物も工場内の雰囲気もさまざまある。左々倉が勤務するタッド…

  • ボリボリマン

    目が覚めた。家串(いえくし)恵留(めぐる)は、寝床の中で寝返りを打った。 派遣会社から支給された布団。おそらく何人もの派遣社員に使い回されているであろう薄い薄い、春の宵に舞う桜の花びら……のような儚さを感じさせる布団である。 使い回されているというのは家串の想像だ。実際にほかの人間が使っていたかどうかは知らない。布団を含む寝具からは、新品のような匂いがした。 はじめは、よそのうちに泊まっているような気分だった。今でも同じだ。 布団が自分の物でない、というのはよそ者気分を感じさせるものなのだな、と家串は思った。実際は、布団というよりもシーツや枕カバーの匂いがそう感じさせるのだろう、とも。 そんな…

  • 難解な手紙

    「拝啓 厳寒之折、小折さんに於かれましては益々御清栄の事とお慶び申し上げます」 その文面を見た瞬間、小折(こおり)尚(なお)の動きは止まった。 なんだこれは。本当に俺に宛てた手紙か? 小折はその文章が書かれた手紙を、まじまじと見つめた。 寮であるアパートのポストに手紙が入っていた。 品のよい、淡い色合いの封筒に書かれた、毛筆の宛名書き。 宛名ははっきりと小折を指名していた。 寮の住所を教えている人間は限られているし、小折は連絡の手段として手紙は使わない。だからふだんはポストを開けることすらしないのに、出がけに気まぐれに開けてみて中に入った封書に気づいたのだった。 消印の日付は1日前だった。 手…

  • ホッケ氏を見守りたい会

    「女子高生ぶるのももう限界かもしれない」 行枝(ゆくえだ)萌(もえ)は悲愴な顔でそう言った。 「限界ってこともないでしょ……年はそう変わらないんだし」 妻藤(さいとう)美咲(みさき)は小さいような大きいような、どちらとも判断のつかない鏡を左手に持ち、マスカラを塗りながらのんびりと言った。 「いいや、でもハタチ過ぎてJKコスプレはきつい」「言わなきゃわからんよ、絶対。ハタチ超えてるとか」「いや、わかるでしょ」「わかるわけないよ。平均寿命が100才を超えようとしているご時勢ですよ、行枝さん……」「……100?」 行枝はゴクリと息を飲んだ。 「100です、行枝さん……」 妻藤は鏡から目を離し、左手に…

  • 不思議なことが起こる町

    不思議なことが起きる。飯賀(いいが)比佐人(ひさと)は朝食の支度をしながら思った。この町に引っ越してきてから、不思議なことが連続で起こる。 飯賀は工場で働いていた。タッドリッケ・伊名井工場という工場で働き、派遣会社が用意した寮に入っている。寮はアパートの1室で、同居人がいた。 特に仲がいいわけでもなく、かといって仲が悪いわけでもない、当たらず障らずの関係だった。お互いに対し興味を持たない同士が同じ部屋に住み、同じシフトで働いている、それだけのことだった。同じ部屋と言っても、個室ではある。ひとり1部屋が割り当てられてはいたが、アパートにはふたつ部屋があったため、同居人と暮らすこととなった。これも…

  • 冬の朝、白い息を吐きだして

    工場の送迎バスの停留ポイントで、在戸(あると)竜(りゅう)は鼻から息を勢いよく吐き出した。飯賀の言葉を胸の内で反芻する。 「僕が気にしなければいいだけの話なんだけど」 また鼻息が出る。ふんっ。鼻息は白かった。 冬の朝である。在戸が働くタッドリッケ・伊名井工場は2交代制を取っている。日勤と夜勤を交互に繰り返す勤務形態である。今は日勤の期間だった。朝出勤し、夜帰ってくる。 バスが来た。運転手に挨拶をしながらバスに乗る。バスの中には、まだあまり人がいない。在戸の寮の最寄りの停留所は工場から遠かった。これから各停留所にて、工場で働くほかの派遣社員たちを拾いながら工場に近付いていくのである。バスの中の人…

  • モスコーミュールおじさん

    俺はモスコーミュールしか飲まねえ。それはモスコーミュールおじさんの名言として長く語り継がれた。 「うっぷ」「大丈夫ですか、折尾さん」「大丈夫ではないですが大丈夫です、おえ」「あまりふざけてオエオエ言ってると、ほんとに吐きますよ」「そうですね……。気をつけます、オエオエ言わないように」 そんなよくわからない会話をしながら休憩室に入ってきたふたりを見て、言堂が挨拶をした。 「おはよう。折尾、二日酔いか? 昨日無理して飲んだから」「私は今、オエオエと平静の境目にいます」「では私はこれで。あなたがたによきトイレライフが訪れますよう」「あ、ああ、それはどうも」 制服に「三条鈴花」と書かれた名札をつけた女…

  • 真夜中を走るヘッドライトのつくりばなし

    高速に乗る。夜の道路を駆ける。スピードを上げる。夜が明ける前に、寮に戻らなくてはならない。 周りに走る車がいなかった。たまに思い出したようにトラックが走っている。飛ばしつつも無理に追い抜く気にはなれない。事故が怖い。今、私が事故るわけにはいかない。 佳音(かのん)の顔がよみがえる。私の娘。私に向かって手を伸ばす。あのかわいらしい手を伸ばしてくる。別れる前に私に触れた手は、熱かった。 心配だった佳音の熱。仕事中も気が散って仕方がなかった。あの子は今、実家の父に預けている。佳音にとっては祖父。 その父が佳音を病院に連れて行った、らしい。仕事が終わってから、衝動的に連絡もせずに家に帰った。帰ってみた…

  • 握った手を離さない

    透明な液体の中に揺れる、花。コタツの上に置いたビンを眺める。頬杖をついたまま。 ビンの中に、透明な液体、そして花。 液体の中で、花が動いているように見える。それだけのことだ。 それだけのことが、あたしを喜ばせてくれる。 この液体は水なのかな。 ビンを少しだけ傾けてみる。 透明なオイルかな。 さらりとはしていない液体の中で、花がゆらゆら。 「ねえリョウカちゃん」 サトルがコタツに入ってきた。 「なに、サトル」 呼びかけられたので、返事してみる。 サトルはぼんやりコタツの上を、見ているような、見ていないような。いつもどおりのトレーナー。コタツの上で、ビンに入った透明なオイルがまた揺れる。淡い桃色と…

  • 4度目はおまえが

    小さなころから褒められた。いい子だね、偉いね。 幼稚園でも、小学校でも。だいたいいつも目立つグループ。 中学校で、隣のクラスの鍵沢瞳を初めて見たときに思ったことは。こいつんち、貧乏なんだろうなって。もちろんそんなこと、言葉に出して言わないけれど。 瞳は、制服のサイズが合っていなかった。まさかのお下がり。制服がぶかぶかだった。おまけにテカっていた。1年生のころから、瞳の制服には謎の貫禄があった。 その後、瞳は身長がグイグイ伸びて、一時期は制服と同じサイズになった。でも、瞳の身長はそれからもグイグイ伸び続けて、やっぱりサイズは合わなくなった。今度は制服のほうが小さくなった。 だから、中学校の2年の…

  • 片思いの行方

    片思いとはいったい何なのか。 鍵沢(かぎさわ)瞳(ひとみ)は、アイシャドウをアイホールに適当に指で伸ばしながら考えた。 自他共に認める適当メイクである。ちょっとスーパーに買い物に出かけるだけなので、そこまで気合いを入れてメイクする必要はない。鍵沢のメイクはすべてその原理で適当化していた。 ちょっと仕事に行くだけだからメイクは適当で。ちょっと食事をしに行くだけだからメイクは適当で。ちょっと引っ越しするだけだからメイクは適当で。 そのうち日本のどこへ行くにも、海外へ行くにも、宇宙へ行く(行けるとすれば)にも適当メイクで済ませるようになるのであろう。それでも日焼け止め以上のメイクをするのは、鍵沢の寮…

  • クワガタを飼えばいいのよ

    「あっ、出てきた」 祭橋(さいはし)一真(かずま)の寮の部屋で、窓にへばりついて道路を見下ろしていた深丸(ふかまる)大地(だいち)が言った。 「いちいち報告しなくていいです」 祭橋は深丸に向かって言ったが、深丸は聞いていない様子だった。 「俺、挨拶してくる」 そう言うやいなや、深丸はアパートを飛び出していく。 残された祭橋は深いため息をついた。 祭橋が住むのは寮だった。工場で働く者たちのために派遣会社が用意した寮だった。寮と言っても、寮として建てられた、寮としか言いようのない建物ではなく、一般的なアパートの一室である。 アパートの1室を派遣会社が借り、それを寮として派遣社員たちに提供しているの…

  • 遠くの朝礼

    朝である。日勤の朝である。 タッドリッケ・伊名井工場では2交代制をとっていた。日勤と夜勤を交互に繰り返す勤務形態である。 2交代制で24時間工場を稼働させるためには残業が必須である。というわけで、タッドリッケ・伊名井工場で働く面々は、週5日か6日、8時間+4時間の残業を当たり前にこなしていた。 ほかの工場ではどうだかわからないが、タッドリッケ・伊名井工場にはあまり人が居着かない。入って来る者も多く、出て行く者も多い。仕事がきついというよりも、勤務形態が体に合わない、もしくは当座のお金を稼ぐためにやってきて、想定した額に達したから出て行く、そういう者が多かった。 「おはようございます」「んあよー…

  • 私のお気に入りのパンツが動いたんです

    ハッ。移動してる。私のお気に入りのパンツが。 ……という事件があったわけです、昨日の夜に。そうです、私が日勤から寮に帰ってきて、下着を取り出そうとしたそのときにわかった事実です。 え、寮に帰るなり、いきなり下着は変?変じゃないですよ、シャワー浴びようと思ったんで。そうですよ。全然変じゃないですよ。何ですか、私にも非があるって言いたいんですか?違う?ただ事の経緯を説明してほしいだけ? だからしてるじゃないですか、今。 ……すみません、ついカッとなって喧嘩腰になってしまって。なにしろ私、混乱してしまって、パンツが動くなんて事件に出くわすなんて。 下着は100均で買ったプラスチックの引き出しに入れて…

  • トイレの番人

    「三条さーん、だいじょぶ?」 トイレのドアを叩く音と同時に声がした。三条(さんじょう)鈴花(すずか)の寮における同居人、代々木の声だった。 寮とは言っても、実質は普通のアパートの1室である。いちおう、ひとりに対し1部屋が割り当てられるため、三条が住む3DKのアパートの部屋には、三条含め3人の女性が住んでいた。 その3人のうちのひとりである代々木は、同じく同居人のうちのひとりであり、今日もトイレにこもっていた三条を心配してトイレのドア越しに声をかけてきたようだった。 「だいじょぶ。ごめん、トイレ占領して」 三条はカラリとトイレットペーパーを引き出しながら答える。 この部屋に住む者たちの中でトイレ…

  • 迷う自転車

    信号が青に変わった。阿野田(あのだ)慎(まこと)は自転車のペダルを踏み込んだ。周りの空気が風となって後ろに過ぎ去っていく。 阿野田が乗っているのはママチャリだった。寮暮らしをする者たちのために派遣会社が用意しているものである。今まであまり使っていなかったのだが、今日はなぜだか無性に自転車に乗ってみたい気分だった。 阿野田の周りの寮暮らしの人間は、派遣会社のレンタル自転車を使う者があまりいなかった。自家用車、バイクなど、それぞれ自分なりの交通手段を寮に持ち込んでいたからである。阿野田はエンジンがついた乗り物にあまり興味がなく、また持っていなくとも生活できる場所に住むことを好んでいたため、それらを…

  • 不安男

    外が明るい。バスの中で皆見(みなみ)数豊(かずとよ)は思った。いつもより早い、工場から寮に帰るバスである。 「えー、何人かに早退してもらいましょうか」 工場で班長が言っていた。皆見もその中に含まれていた。 作業する人間が多すぎたらしい。なぜそんなに予定がガバガバなのか下っぱの皆見にはわからなかったが、とにかくいつも通り出勤した者のうち、数名が早く帰るチームに任命された。 皆見もそのうちの1人だった。 というわけで、いつもより早く寮に帰るバスの中にいた。派遣会社が運行している送迎バスである。バスに乗り込むときに、運転手に自分の寮がある停留所の名前を告げる。 「おつかれさまです、伊名井交差点前です…

  • 食堂にて~昼と夜~

    食堂(正午) 食堂の職員、曽々木(そそぎ)は鍋をじっと見つめていた。髪が落ちないようかぶっている帽子の中がむれる。暑い。それもあと少しの辛抱だ。曽々木は自分に言い聞かせた。このビッグウェーブが通り過ぎてしまえば、今日の仕事はほぼ終わりである。 工場の中の社員食堂はごった返していた。工場で働く社員、派遣社員たちがどっと押し寄せるためである。各自の昼休憩が重ならないよう各フロアごとに少しずつずれて休憩にはなるが、それでも昼は地獄の釜を開けたような、曽々木こそが地獄の釜を煮込んでいるような、そういった心持ちになる。 メニューは日替わりで数種類のものを作る。今日は麻婆豆腐定食と、塩ラーメン、メンチカツ…

  • トゥインクリング・スターズ&ブリンキング・ジ・アイズ

    小さな体にうらみがパツンパツンに詰まっている。鳴瀬桃乃(なるせももの)は自分のことをそう思っていた。 同じ工場に勤めていた目木(めぎ)楓子(ふうこ)を最初に見たときも、悔しくて悔しくて、どこから来るのかわからぬ、うらみのような、ひがみのような、妬みのような気持ちで体がはち切れそうだった。要領がよくて、人当たりがよくて、親切で、有能で、それを周りからも評価されている人間。鳴瀬は、目木と話したことはなかったが、話をする気はなかった。話をしたら、大声で怒鳴ってしまいそうだった。 「あたしから返せ」と。「オマエが持ってる物全部返せ」と。 鳴瀬にもわかっていた。それは単なる濡れ衣で、目木が持っているもの…

  • 増やしては、めぐりめぐる

    もう来なくていいよ。もう来なくていい。君の席は来週にはなくなる。 思い出したくもない事務室での会話。思い出したくもないのに勝手に脳裏によみがえる会話。 「ただいまー。あ、目木さーん、ガムテいる?」 開けっぱなしになっていた寮の目木(めぎ)楓子(ふうこ)の部屋の入り口で、同居人の韮山明日香が聞いた。韮山は夜勤から帰ってきたところだった。韮山も目木も工場に勤めていて、ふたりが今いるのはその工場に入っている派遣会社の寮だった。いや、目木のほうは、今は勤めているとは言えない。 目木は、本日は退寮のみが仕事だった。10時には派遣会社の社員立ち会いの下、この部屋を引き払う。今の時刻は朝の8時過ぎ。時間には…

  • 数字好きと会話のラリー

    鳥手(とりで)純太(じゅんた)は、自分の作業机の上部に取りつけられたLED情報板を見上げた。4桁の赤い数字が縦に3つ並んでいる。予定、実績、差。 目標の数値と、実際にこなした数値。そしてその差。 鳥手が受け持っている作業は、基盤の上にメモリのような部品を取り付ける作業だった。ひとつ取り付けが終わるたびに作業机の上にあるスイッチを押す。スイッチを押すと、作業机の上部に取りつけられたLED情報板の「実績」の数値が1つ増える。鳥手の作業机のLED板は、実績が予定を大幅に上回っていた。 「うわー鳥手くんがイヤミな笑い顔してる」 右隣の作業机で仕事をしていた目木(めぎ)楓子(ふうこ)が指摘した。鳥手はそ…

  • いつもの風景、そして初日前日のふたり

    「あ、そうだ。工場内を回る際、名札をつけてもらいます」 場藤乙夏(ばとうおとか)は事務室から出ようとして、思い出して事務室内にきびすを返しながら言った。そして、すでにできあがっていた名札を棚から取り出し、おのおの名前の持ち主に渡した。新しく入った派遣社員2名の名札である。 「私服、ごめんね、穴が開いちゃうんだけど」 名札は安全ピンで留めるタイプのものだった。「大丈夫です」 虫平(むしひら)理央(りお)と書かれた名札を受け取った女性派遣社員が答える。ざっくりしたニットを着ていたため、穴が開いてもそれほど目立たない、という意味らしい。 「えっと、はい、これ斜めでも大丈夫です?」 踊谷(おどりや)未…

  • 色について徒然につづる~色彩検定とイラスト~

    今週のお題は~「わたしの好きな色」。色…。 特に言いたいこともないんですが、ちょっと気になっていたことを書いてみようぞ。 昔、色彩検定3級を取ったのですよ。それはまあ普通に試験会場に受けに行って、普通に受かったのですけども。 2級を取るかどうかで、たいそう迷った。なぜなら、3級を持っていても特に役に立たなかったから。 勉強は役に立ちますよ。勉強することで得た知識は、生きてりゃ何らかの役に立つとは思いますけども、資格はどうなんだろうか…。インテリアコーディネーターだとか、デザイナーだとか、ファッションやらメイクアップ関連だとか、何かそっちのほうのお仕事を会社でしている人以外、特に役に立たないので…

  • 頼むから○○してくれ

    お題スロットでお題を出します、はい出ました! 「最近知った言葉」! 最近知った言葉といえば。 「do me a favor」。 知ったのは、英文法の問題集「ENGLISH EX」で。 do...a favorは「…に頼みを叶える」という意味の慣用表現です。 高山英士、森一泰「ENGLISH EX」p.39 慣用表現かあ。辞書には何て載っているのだろう。と思って辞書引いた。 Do me[us] a favor!《話》(1)【命令文を続けて】(怒って)頼むから〈…してくれ〉Now,do me a favor and go away.さあ,頼むから消えてくれ. (2)まさか,よくそんなことが聞けるな…

  • これって私だけ?(たぶん私だけ)

    ブログが誰にも読まれない。これって私だけ? はてなのトップページに表示されているの、いつも似たようなそうそうたる面々に感じるの、私だけ? はてなの公式ついったのピックアップにピックもアップもされないの、私だけ? ブログに写真を上げようと思っても、撮る写真撮る写真が見事にぼやけてるの、私だけ? 映画を見ようと思っても、途中で絶対おなかがぐうぐう鳴るせいで映画館で見られないの、私だけ? だからといって映画館でボリボリむしゃむしゃ何かをむさぼり食うのも映画に集中できなくて嫌だなあ、というかうるさいよなあとか要らぬ心配をしてやっぱり映画館に行かないままなのは私だけ? お題について書こうと思ってもお題に…

  • 津原泰水「ヒッキーヒッキーシェイク」が面白かった

    本を読んだ。今も読んでいる。読書感想メモをここに書こうかと思って、迷う。 うーん。 うん。 うーん。 ううん…。 その本を知った経緯は、作者が関わったネット上のいざこざを目にしたからだった。最近のいざこざと、それに関連してなのか、過去のいざこざも目にした。ううん…。最近のほうは作者に肩入れしたくなる感じだったが、過去のはどう考えればいいのかわからない。そもそも作者がネットでえらい目にあったから作品を読むという流れ自体がよくわからない。 とはいっても、もともと作者の名前を知ってはいた。だから炎上商法に巻き込まれたわけでもない。と思いたい。なにやら美しい文章を書く作家さんらしい。そういや以前から読…

  • タタミの絵を描いたときのメモ

    タタミの絵を描きました。投稿しました。 www.pixiv.net は。唐突過ぎたか。タタミの絵を描くことにした経緯はこちら。 www.suika-watermelon.com 交換したタタミの3D素材は白黒だったが、色をつけて使った…っていいのだろうか。そういうことをしてもよいのだろうか。よくわからない。禁止されてる感じはしなかったけども。 「クリスタの公式が提供している素材と交換する」という謎の縛りを個人的に設けていたため、交換できるものが少なかった。ほかのユーザーさんが作った素材も含めていたら、もっと使いやすくてお手頃CLIPPY額の素材があったのかもしれない。遠回しに公式の素材が高いと…

  • 2000CLIPPYを使わねばならぬ

    今年の初めに、お年玉をもらった。 といっても知り合いからではない。 クリスタからもらった。クリスタを作っている会社、セルシスから。 私だけでもない。 同じようにお年玉をもらったユーザーさんはたくさんいらっしゃるのではなかろうか。 クリスタというのは、CLIP STUDIO PAINTというソフトのこと。デジタルで絵を描いたり、漫画を描いたり、アニメーションを作ったりできる。 そのクリスタ、いやセルシスなのかわからんが、2018年の年末だったか2019年の正月だったかに、なぜかお年玉企画があった。 2019年なので2019CLIPPYあげる、というもの。 おおお! もらった。 んで、今、2019…

  • 雨の日に積みあげる

    今週のお題は「雨の日の楽しみ方」だそうです。 雨の日なあ…。何となく、おとなしい気持ちになります。いや、どうだろうか…、 「雨よ、思うさまワシを叩くがよいウラアアアアア!」 とか叫んで、どしゃぶりの中カサも持たずに飛びだしていくような、そういう元気な方もあまりいらっしゃらないのかもしれませんが。(元気なのだろうか、それは) 何となくシューンとするのは特に変わったことでもないのだろうか。 勉強したくなります。チマチマした、積み重ねるようなことをちょっとずつやっていきたくなります。 というわけで、英語学習をしたりします。雨じゃなくてもやっていますが。やっているというわりに進んでおりませんけども。 …

  • 大玉から生まれしもの―のび~るバッグ―

    大玉はまだ生きておる…。 いや、生きてはいないだろうが、まだ糸が残っていた。 傷心のへなへなBOX、いいや、言うほどへなへなしていないと思いたい…が、やっぱりへなへな! もうへなへなでもいいじゃない! 傷心から転じて、やけくそのへなへなBOXを作った私であったが、大玉の糸はまだ残っているのだった。 大玉の説明はこちらでござる。 www.suika-watermelon.com へなへなBOXの説明は…見なくて大丈夫です…。はい。リンク貼りません。たくさんリンク貼ると、きっと重くなるし。と言いつつインペイ。 まあ、そんなことをブログで書いていても、私は毎日目にしているのですけどね、へなへなBOX…

  • へなへなBOXが誕生する日

    コントローラの置き場を作っていきますぞ。 大玉から。 「大玉って何だ」とか「なんでコントローラ?」の説明はこちらをどうぞ。 www.suika-watermelon.com というわけでやる気モリモリで編んでいきます。 まずは底の部分を編んだぜ~。 これだけでもいいんじゃね?(コントローラ座布団) とは思いつつ、まだまだ編んでいきますぞ~。 何か…コントローラが汚れている。写真撮る前に拭いたんだけども、拭き取りきれぬ何かがくっついている気がする。 私の中の拭き取りきれぬ何だろうか、思いつかない、特にコントローラに恨みもないんだけども、その辺の何かが。 横の壁みたいなのを編んだぜ~ってへなへな!…

  • 今日の大玉

    しまった…。 ゲームばっかりやっている…。 ちょっと前、「Saints Row: The Third」がセールになっていたので軽い気持ちで買ってしまったら、いつやめていいのかわからない…。延々ゲームしてしまうよ怖い。 プレイヤーキャラを女性にして始めた。洋服屋さんで身だしなみを整えられるのか~何だろこれ…とかいろいろやっていたら、買ったはずの服を消してしまって、すっぽんぽんになったりした。 え、これ店の外に出て大丈夫? お金が足りなくてほかの服買えない気がするけど大丈夫? 幸い、ゲーム内で迷った挙句に、同じ型の色違いの服も買っていたのでそれを着ることができた。(というか、そのせいでお金が足りな…

  • ゲームを少々たしなみます

    STEAMのサマーセールのうわさをネット上で目にした。 あくまでうわさだけども、6月の終わりにセールがあるのかもしれない。 楽しみだ…。欲しいゲームがある…。 欲しいゲームのタイトルは「Aviary Attorney」。鳥のような見た目の紳士淑女?が出てくる法廷劇…なのだろうか。見た目がなんかもう、すごい。面白そう。 以前、サマーではないけれどセールになっているのを見かけて、ウィッシュリストに入れたはいいが買うかどうしようか迷い、そのままセールが終わった。また安くなったら欲しいなあと思っていて、そのままセールが来ないままここに至る。最初に見かけたセールのときに買っていればよかったのに。わかって…

  • 英語を学習しながら、ふわっと思うこと

    今週の お題 について書こうとして、元気をくれる存在…いない…と悲しい気持ちになっただけで文章が書けなかったので、お題スロットを回してみた。 グルグル~ドーン! さあ語ろう、今語ろう! と思ったけども、お題スロットのほうは常に同じお題しかないのだろうか。 と…特に書けそうなお題がない…。 というわけで、マイお題というものを作ってみた。 はてなにこういう機能があること自体、検索でマイお題のページにたどりついて初めて知った。マイお題が載っているページだけ異常に重い気がするのだが、何なんだろうか。それはともかく。 初めて作ったマイお題は~「最近ふわっと思うこと」~! もうこれだけでいいんじゃね…。 …

  • 悲しいきもちの絵を描いてPixivに投稿した

    Pixivに投稿した。 www.pixiv.net Pixivのほうのキャプションにも書いたが、この女の子は水中で呼吸できる人です。 描いている途中で「これ大丈夫なのか」と、とても不安になった。 いや、誰も苦しんでない。そういう絵ではないです。投稿しなきゃいいんだけど、せっかく描いたのに感がある。もったいないオバケが出る。オバケ怖い。 そもそも昨日(5月28日)、つらい事件のニュースを目にして、「悲しい…」と悲熊さんのようなマユ毛に(私が)なり、それでなんとなく悲しい絵を描きたくなった。 ファイル名は「sorrow」。何か、それだけでもう悲しい。 絵を描いている場合ではないのか。ブログに何か書…

  • Pixivのライブ配信をやりたいと思ってから実際にやるまでの日記(ぐっだぐだ)

    う…うむ。 「今日の出来事」を何日分か書いておきます。 「今日」というより、「ここ数日の出来事」ですね。 5月20日 夜、唐突にPixivのライブ配信をしたくなる。 絵や漫画などの作成作業してるところを、ライブで配信できる機能がPixivにある。 ブラウザでできるライブ配信。すごすぎる。 専用の機材は要らないらしい。すごすぎる。 (デジタルのお絵かきソフトを使っていれば専用機材は要らない、ということだと思う。アナログ作業を配信したい場合、PCなり何なりのカメラっぽいものは必要になるのかもしれない。私もよくわかっていない) 以前それを知ってやってみたくなった。 しかし、どんなもんなのか人のライブ…

  • クルトガ(ローレットモデル)に対する愛を地味に語る

    シャーペンについて語りたいと思います。 私はシャーペンについて詳しいわけではありません。 シャーペンのプロでもありません。 しかし語りたいのです、マイ愛用シャーペンについて。 シャーペン近影。 人ではないのに「近影」と言い切ってしまうほどには心の中で擬人化しています。 (「近影」というのは「最近撮った、人の写真」みたいな意味) シャーペンだけではなく「愛用品」というものは、人っぽい存在感になりませんか。いえ、人とまったく同じ存在感とまではいきませんが。軽く生き物っぽい感。 どうでもいいですが、写真がボヤけている気がします。最低限、何が映ってるかわかればいいんじゃね派の適当写真被害がこんなところ…

  • 本をうまく読めないのは私もだった

    今日のお題は~「最近気になったニュース」。 えーと、ニュースではないんですが、気になった記事でもいいですかね。 equal-001.hatenablog.com 気になった理由は、「わかる…!」と思ったからです。 私は、小さなころから本を読むのが好きです。 本を読むことが得意…なはずだった。はずだった…。 んだがしかし、一時期、体調崩したことが私にもあり、それ以来、読書に波が発生するようになりました。 「読書の波」という表現もおかしいですかね。 読める本と読めない本ができた、ということと、読める時期と読めない時期ができた、ということですね。 記事の中では音読を勧められておりましたが、私は向いて…

  • 方針を変える

    こんちは。 スイカごっこハマり編14話。まだ14話なのか~。遅いけども、もっと遅くしてもいいのだろうか。ほかのものを書きたい気がしてきた。 どうがんばってもほぼ誰も見ていない状況になる、なぜなら私が書いているから、というこの状況。私が書くものは、どんなものでも人気が出ないという仮説を思いつきました。そしてその仮説を証明したくなってきました。 創作が検索に引っかかってしまうと申し訳ないのかなと思っていた部分もあったんですけども、そういうことではないのだろうか。検索されそうなワードを狙わないようにしていたんですけども。狙ったところでやっぱり誰も見ない状況は変わらんのだろうか。 なぜなら私が書いてい…

  • ハマり編14話「白昼夢」

    (前の話はこちら) www.suika-watermelon.com ハマり編14話「白昼夢」 「レファラさああああんん……」 スイカの嗚咽が辺りに響いた。 途中、気分が盛り上がってしまい、まるで世界の中心にいるかのような気合いでレファラの名前を連呼した。絶叫版、哀願版など、思いつくあらゆるパターンで呼んでみるノリノリスイカだった。 ひとしきり叫び終わってみると、スイカは眠くなってきた。今まで超能力を限界近くまで使っていたこともあり、疲労していた。まずい、このまま眠ってしまってはまずい。そうわかっていても、スイカは眠気に逆らえなかった。 ふぉぉぉん……。 超能力で方向をコントロールされていた荷…

  • 「ENGLISH EX」で気づきました

    ハローこんにちは。英語をなんとなく学んでみたいブームが個人的に起こり、学び日記をぼそぼそと口頭で報告しているかのような、ぼそぼそ記(英語編)です。英語の読み書きだけを鍛えよう記です。 前に書いたぼそぼそ記。 www.suika-watermelon.com このぼそぼそ記の中で読んでいた「一億人の英文法」を読み終えました。おおお! すごい! すごい英文法パワー! ……いや、こんな表現が「一億人の英文法」に出てくるわけではないです。私が勝手に雄叫び上げてるだけ。 正直、途中で飽きて「英語はまた来年」とか何とか言いながら、なぜかタンスの奥に本をしまう感じになるのかと自分でも思ってたのに、最後まで読…

  • 看板と3つの消失点

    こんにちはす。サクサク進めます。サクサク。 ハマり編13話目に絵を入れていく作業をしていて思ったんですが、この回だけなのだろうか、何か文章がひどい。どうやっても直せない。説明入れないと、イレナイト……という思いだけが一人歩きしてる感。 あ、文章を先に書いて、あとから絵を入れてるのですね。その手順の途中で自分の文章に「のおぉぉぉん……」となったという話。「known」じゃなくて「nooooん」ですね。最後の「ん」は何なんだろうか。何か、はずみです。 レファラさんの店についての説明入れようとして、なんかうまく言葉を組めない……という状態になったのだろうか。もう文章書いたのが2か月以上前で、もはやそ…

  • ハマり編13話「消失」

    (前の話はこちら) www.suika-watermelon.com ハマり編13話「消失」 向こう岸に渡ったスイカは呆然とした。 どうしたものか考えたが、ラチが明かなかった。 配達のために川を2段ジャンプで渡ったというのに、練習として跳んだせいで、肝心の荷物を持っていなかった。 スイカが着地した場所は、川の近くにある建物の屋上だった。 時計塔のような建物だったが、スイカは時計塔を知らなかった。 もしかしたら誰かの家なのかもしれない、すぐに出ていかなくてはと思いつつ、スイカは川の方向を振り返った。凍った川の上に呆然と立つレファラの姿が小さく見えた。 スイカはレファラに向かって呼びかけた。優れた…

  • コードネーム:ファンシー

    こんにちは。だんだん暑くなりつつあります。 本格的に暑くなる前に用意しておきたいもの……、 それすなわちブランケット! ブランケットに限らず何か四角い布状のもの! 屋外にいるときには必要ないけれど、屋内だと欲しくなるもの、四角い布! ウッカリ冷房つけると、んでその部屋にずっといて、なおかつ座ったままじっとしていたりすると、首とか肩とか太ももとかがキンキンに冷えてしまうからね! というわけで編んでいきたいと思います。夏用の四角い何かを。 別に四角い布である必要もないんですが、個人的な好みです。私は四角い布状のものが好きです。そしてブランケットという名前も好きなのでブランケットと呼んでいます。使い…

  • 擬音と反転

    こんにちは。スイカグリーンレッド、略してスイカです。 戦隊ものっぽいですね。はてなのマイIDです。何でグリーンレッドなのでしょうかね。もはやID決めたときのことを忘れておりますが、はてなでもスイカだけだと同名さんが多かったのかもしれません。Pixivもそうでしたが。 スイカごっことは。創作ブログでございます。なんかそんな感じ。文章と絵を書いて(描いて)みよう楽しいぜブログです。 んで、この文章はぼそぼそしゃべる、しゃべり言葉文章ですね。ハマり編でツッコみどころがあったら補足説明しておこうという文章です。 えーと。西暦3020年、太陽系惑星を飛びだした生き物たちが何かを繰り広げるお話、という設定…

  • 「The Silent Age」を英語でやってみました

    こんにちは。今日は英語のゲームをやってみました。 こちら↓ 「The Silent Age」です。STEAMでちょっと前にセールになっていて、まさかの9割引きだったので驚きのあまり買ってしまいました。100円切るって何なのさ。 このゲームには日本語が入っておりませんでした。いつもの私なら日本語化できないのか調べるところなのですが、無理を承知で英語でプレイしてみました。あ~意味わかるんだろうか……。 で、クリアしました。えーと。わかったような、わからんような。時間を操るゲームだというのはわかりました。70年代と、何年後なのだろう、何か荒廃した時代とを行き来するゲーム。 2012年だそうです。19…

  • ハマり編12話「詰み」

    (前の話はこちら) www.suika-watermelon.com ハマり編12話「詰み」 レファラとスイカが宇宙船で話していると、通信機に通信が入った。サリーからだった。作っていた物が完成したらしい。 「俺の宇宙船まで取りに来てくれねえか? レファラなら運べると思う」 その言葉通り、サリーのお手製アイテムはレファラの手によって軽々と運ばれた。 空から降っていた氷は止んでいた。 「レファラさんは力持ちさんなのですね」 レファラが凍った川の上にサリーお手製アイテムを設置していると、その様子をゆらゆらしながら眺めていたスイカが言った。 「まあね。ふだんから配送も1人でやってるからね。宇宙船で運ぶ…

  • 「一億人の英文法」を読み始めました

    こんにちは。あったかくなってきたし、何かしよう。唐突にそう思いました。そう思ったスイカ2019あったかい季節。 まあ、英語を学ぼうかなあ、と思い立ちました。 今まで何度も思い立って、ちょっと英語に関する本を読んだり、ネット上の何かを読んだりしては飽きて忘れる……というループを繰り返してはいました。1人タイムループものになっていました。いや、タイムはループしてはいません。ループしてるのは英語の学習のほうです。 今回もそのループの一部だとは思いますが、日記のようなものを残しておこうかと思いまして。いやスイカごっこ「ハマり編」の中に出てくるスイカさんの日記とは別物なんですが、書いてるほうのスイカの日…

  • 下取りとフォント

    こんにちは。スイカのような何かです。 Pixivのアカウントを取りました。スイカアカです。しかしスイカのままだと同名さんがたくさんおられる……、何やらご迷惑をおかけしそうで気がかりなので、違う名前にしたい所存……! ということで、「スイカのような何か」という名前にしました。 まだ絵を1枚も投稿していません。いつになったら無事投稿できるのだろうか。何か投稿したいが、何を描こう。スイカアカにしてしまったからには、スイカっぽい絵じゃないといけないのだろうか。普通の絵でもいいのだろうか。そんなモヤモヤにとらわれた、わたくしスイカです。このブログのプロフィールにPixivのリンク貼ったほうが良いのでしょ…

  • ハマり編11話「秘密」

    (前の話はこちら↓) www.suika-watermelon.com ハマり編11話「秘密」 レファラはサリーに体ごと向き直り、真顔で言った。 「下取りはできません」 「えっ」 「下取り」という言葉を出しただけで、レファラの態度が硬化した......サリーにはそう感じられた。 「えーと……前に下取りしてもらったと思うんだけど。もう今はやってねえってことか?」 「そうです」 硬い表情でうなずくレファラに、スイカが横から尋ねた。 「なぜですか?『もう下取りなんてまっぴらよ!』という、何かご不満があるのでしょうか?」 レファラはスイカのほうをチラリと見たあと、サリーを見ているともスイカを見ていると…

  • トウフ編ハミ出し話

    トウフ編でプルプルハミ出した話を少々

  • アパート編「手袋」ハミ出し話

    アパート編に対する自己ツッコミ

  • トウフ編7手目(全7手)

    トウフ編大団円……なのだろうか。

  • トウフ編6手目(全7手)

    暗闇でTシャツを着る

  • トウフ編5手目(全7手)

    ターン制スニーキングミッションatトウフビルヂング

  • トウフ編4手目(全7手)

    ターン制スニーキングミッションatトウフビルヂング

  • トウフ編3手目(全7手)

    ターン制スニーキングミッションatトウフビルヂング

  • トウフ編2手目(全7手)

    ターン制スニーキングミッションatトウフビルヂング

  • トウフ編1手目(全7手)

    ターン制スニーキングミッションatトウフビルヂング

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