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2019/04/01

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  • 命の源につながる

    癌の治癒と、「思考」「感情」はかなり密接じゃないかと感じます。治癒、根治、寛解となった方の、ブログや書籍を読んでいて感じたことは、その方々の信念や態度のなかに「命の源につながる」という概念がありそうだ、ということです。こんなこと私が言い出す理由として、私が癌患者で、死を厳しく突きつけられているから、その抵抗や恐怖を低減するための方略、と説明されてもしかたありませんが、癌が治った方がおっしゃる言を取...

  • 勝手な感覚では

    コロナウイルスの展開と人の心理をSNS上で見ていると興味深いです。中国の遠い話のときは、関心が薄く、日本で感染がでるとやや自分に関係すると思い、クルーズ船という枠内なら自分には関係ないやと思い、死亡率が低いと自分は大丈夫と安心し、重傷の要件が自分に該当しないと安心し、でも近くで感染者がいると生々しく不安になり、インフルエンザと同じ程度だよ、というととりあえず安心し、やはり肺炎だから苦しいよというと不...

  • 個別対処だけにしない

    「社会上のストレスは癌を発症・再発・促進させる」といったこと、ネット上で出会いますね。仮説なのか、予測なのか、データ化した研究を見たことありませんけども、こんな予測が出されるのは、次のような理由なんですね。私達のホメオスタシス(身体を恒常に保つシステム)の主たるものは、ざっくりと「ホルモン系」、「自律神経系」、「免疫系」なんだそう。そして、免疫は癌の発症や悪化と大きな関係があります。ホルモン、自律...

  • ひょぉぉぉおぉぉぉぉ・・

    窓がうっすら開いていて、そこから風が入り込み、ひょぉぉ~っと低く深く不気味にうなる不協和音が聞こえてきました。思い出しました。入院中のこと。夜、これが聞こえてくるんですよ。昼間は聞こえません。周囲が賑やかなせいかな?などと注意して耳をそばだてても、この風の不協和音は聞こえないんです。不協和音って不気味で怖いですよ。入院棟は窓が開かないんです。いえ開けるのかもしれませんが、誰も積極的に開けません。空...

  • 瞬間移動

    今朝、ケールのプランターの横に張り付いていたナメクジ。つまみ出してやろうと、急いで家に引き返し、割り箸を持って飛び出したら、もうナメ野郎はいなかった・・。すると、かなーり離れた壁の上のほうを、にじりにじりと登っておりました。これが、噂の「ナメクジ瞬間移動」!この「にじり速度」をもとに私が往復する時間で想定して、とってもこの位置にはありえないのだけれど、同じナメ野郎が、にじりにじりとのんびり登り続け...

  • ガンをぶっとばす生き方って?

    保坂隆氏の「ステージ4をぶっとばせ!がんに負けない生き方」を読みました。結論から言うと、わたしのオススメ度は★★*☆☆☆。(*は0.5カウント)著者の保坂氏は「癌を抱えて生きる人を支えたい」のだと思います。この本は彼が「がんをぶっ飛ばす生き方」とは何かを主観的に定義して、彼が選んだ臨床例から記述するといったスタイルです。その中から「がんをぶっ飛ばす生き方」の要因を取り出しています。どこまで科学的手法によっ...

  • プチ・ゲルソン

    私は、プチ・ゲルソンをやっております。本チャンのゲルソン療法をするにはとても時間もお金もないので、朝晩、コップに1~2杯程度の野菜ジュースを作って飲んでいます。これ、美味しいんですよ!ゲルソン療法だの、と言わずとも、美味しいのでお勧めです。「セレブの朝は自家製の野菜ジュースにジョギングで始まる」などとおしゃれな雑誌の記事を読んでから、「無農薬の野菜ジュースを毎朝飲む」って憧れだったんですけども、こ...

  • 共に在る!

    今年も終わり。皆さん、どんな一年を過ごされましたか。一言では語れないほどの一年だったでしょう。たぶん、様々な思い、学び、気付きがあった豊かな一年であり、不安や恐怖、追い詰められたこと、先行きの見えなさ、忍耐、身体の辛さ・・といった辛い一年でもありましたでしょう。私はそんな感じでした。でも、今思うこと・・。総括して、感謝の一年ですね。私は「生かされている」ということを、強く感じざるを得ません。この感...

  • クリスマス・プレゼント

    みなさんは、ご家族、恋人、友人の方へのクリスマスに何かプレゼントをされましたか。私は主人に「砂時計」をリクエストしました。というのは「マツコの知らない世界」で「砂時計の世界」を見た時に、これだ!って思ったんです。そもそも、子どもの頃から、砂時計の砂が落ちる静かな世界がわりと好きでした・・。でも周囲はすっかり、デジタルになってしまって、アップルウォッチがいいな!などと自分でも、その「慣れ」に気が付か...

  • クロネコにゃ~

    癌になって、必要なものが増えました。サプリとか、食材とか、本など、癌に関連のもの、などなど。消費するものは、それぞれが、それぞれの状況に応じて補充しなければならないので、在庫を管理しなければならないのがめんど~。でも、生活変えなければね。プチ・ゲルソン療法などで、有機お野菜も、けっこう使います。(プチなのに)多くはネットの注文し、届けてもらっています。最近は、なるべく運動もかねて、自分で買い物に行...

  • こんな心理支援が欲しいかも ークリスチャンの視点から

    自分が癌患者となってわかったことが、たくさんありますね。今まで知らなかった世界だし、知らなかった視点でありました。私が大きく体験したことは次の4点です。1.癌告知(初期)は大規模災害の性質と似ている点が多い。 その後、日常文脈においても慢性的な展開がある点で異なる。2.年齢を重ねながら死を意識していくゆっくりとした過程が、一気に凝縮した形で強要される。3.癌という病は単純な因果関係では説明が不可...

  • 歯のお手入れは

    抗がん剤の治療中、歯科にクリーニングに行くべきか否か?迷いました。結局、私は、抗がん剤の最中、全く歯科にいきませんでした。もし歯科の治療が必要なら、出血や感染について注意するようにと主治医に言われていましたし、ケモ中は柔らかい歯ブラシに変えなさい、と指導されました。それほど、傷や感染は要注意なんだな、という印象をもちました。まとりあえず、幸いにも「歯科の治療」の必要がなかったのですけども。出血や感...

  • 地味に辛い。

    地味に辛いお話し。ご近所さんは、数ヶ月前にご主人を亡くされた、ご高齢のお独り暮らしの奥さんです。5年前に引っ越して来られて、ここを終の棲家にしよう、と暮らされています。そんなわけで、お独り身となられた彼女に声をかけ、何かあれば力になりますよ、と申しました。ご近所としてのよしみです。徐々に気軽になり、「ストーブを組み立てて欲しい」などと、呼び出されたり、テロ的に訪問されて、ツッコんだ愚痴を聞かされる...

  • 撮っちゃいけない

    最近、病院でよく見かけるのが、「承諾なく写真撮影や録音をしてはいけない」というポスターですね。”患者さんのプライバシーを守るため”と書かれています。確かに、他の患者さんが写ったものが、SNSに挙げられるのは問題です。だから、許可は必要なのかもしれません。ここで、チラリと診察室の医師の姿が思い浮かびました。医師は医師法によって、患者の情報を外に漏らすと刑法に抵触します。「刑法」ですから厳しいですね。それ...

  • ダウンのコートを

    ダウンジャケット、ユニクロで買いました。まぁ、ユニクロはそこそこなので、わりと好きです。去年まで着ていたコートは、胆汁で汚れてしまったんですね。クランクするのにだいぶお時間かかってしまったので、ずっとボトルがポシェットのようについてまわり、それを隠すために、長めのコートを着て歩いていました。世の中「春」だというのに、長めの分厚いコート、という姿でしたね。病院からはボトルを収めるポシェットをもらいま...

  • 意味づける

    抗がん剤治療が終わりました。これで、少し、副作用から開放されるかな、って思ったところ、目の周りの赤みが消えません。1クール目~3クール目あたりは、ゲムシタビンを打つたびに,現れては消えていったものが、だんだんに消えなくなって、そのまま残るようになりました。酒飲んで酔っ払ってるような、なんだか、ゴキゲンな顔つきになってしまった・・。あるいは、猿か。まぁ、メイクで隠せますけどね。私、脂性なんで、夕方に...

  • 腹の上の造り物

    今日は術後のことなど。術後のお腹は嘘のように、いろいろ作りものがこしらえてありました。長いファスナーか?と思われうような、縫い目。そして、左腹からは、3本の管が皮膚の下から出ていて、その先は3つのボトル。その管3本は、皮膚に縫い付けてあるところが3箇所。右脇腹からも管。これは腸瘻。この管も皮膚に縫い付けてあるところが1箇所。長いファスナーに、穴4つに、管の縫い付けが4箇所。お腹はこれだけですけど、...

  • 仲良くなる人

    血液検査の待合室で、二人の高齢の女性が隣り合わせで座っていました。落としたポシェットを片方の女性が拾ってあげたところから、会話が始まりました。その会話は、とってもほっこりとするものでした。お互いに自己紹介をして、仲良くなるんですね。自己紹介ですから、個人情報ですよ。住まいの地域も、年齢も、既往症も、今の癌の様子も、家族構成もみんな聞こえてしまいます。それでも、二人は親しくなり、友人になり、また会う...

  • お手紙

    今日は昔に頂いた手紙類を整理しました。高校のころ、大学のころ、働いていたころ。年賀状やら手紙やら。若い頃ほど、みな筆まめだったかもしれません。もっともラインなどなかったし、スタンプでごまかすこともなかったし、SNSで身分を隠したままコミュニケーションをとることもなかったし。狭いながらも、濃厚で、ガチな自分を背負って、時間をかけ、お互いに真剣にお手紙書いてたな、と思います。若い頃の手紙は、今読むとやっ...

  • 健康診断

    こんなに高度医療の病院にずいぶん通院してるのに、健康診断のがん検診を他の医療機関で受けることを推奨されます。不思議ですね。なんでや?と思います。ハイリスクなんだし、癌治療の一貫として全部みてくれたらいいのに。私の場合、胆管がんに関係する臓器周辺と、転移しやすい肺しか警戒してもらえません。マーカは指標にしかなりませんのに。ちなみに、私は、健康診断をきちんと受けてきました。がん検診は熱心にしてきたので...

  • 術前の人へ

    今日は手術前のことを。手術日か決まると、カウントダウンな感じがします。でも結構、両価的な気持ちでしたね。一刻も早く手術して欲しい気持ちと、手術日が来てほしくない気持ちと・・。さんざん紆余曲折してなかなか手術まで手が届かなかったので、進行性という病を考えると早く手術して欲しいですよ。早くなんとかして!と焦っています。一方、手術そのものへの抵抗感があります。とってもアンビバレントな落ちつかない気分でし...

  • オマエなんか死んだって構わない

    どうしても大切な用事があって夫と二人で出かけたのですけど、帰りが遅くなってしまい、電車はちょっとだけ混雑していました。もちろん、座席はいっぱいで、つり革につかまってる人がちらほら。私はヘルプマークをつけています。帰りはヘトヘトで、座って身体を休めたいところでした。周囲の座ってる乗客の視線を追うと、誰も一度は私のヘルプマークに目がいくんですね。だけど、あわてて視線をそらし、目を閉じる、あるいはスマホ...

  • マインドフルネスのススメ

    マインドフルネス、流行ってますね。ちょっとブームが去りつつありますけども。癌に対するエビデンスはありませんが、不安を低減する、気持ちを落ち着かせる、ストレスを低減する、といった効果があります。うつ的な気分になりやすい癌患者さんにはとてもオススメです。緩和ケアの先生からも勧められましたし。癌治癒の遠因としても、よろしいのかと思います。それに、マインドフルネスをやってる人(成人)は、前頭葉の神経発達が...

  • ニンニクのオリーブオイル漬け

    スーパーに、ご近所の農家さんと契約販売してるコーナーがありまして、ごっそり国産ニンニクが売りに出ていました。まるごと1個のニンニクではなくて、1片ずつより集めのものがネットに入っていました。B級品ですね。で、思わず買っちゃいました。丸ニンニク2個分の国産ニンニクが、1個分のお値段となれば、買いですよ。こんなときは、キラーンと主婦の目が光ますね。それを剥いて、フードプロセッサーにかけてみじん切り。ジ...

  • 共に生きることとは

    体調が悪くても、最近はその行為や予定を止めておく、ということをしません。体調が悪くても、できるだけ先送りしない。お洗濯も、皿洗いも、お掃除もします。大学にも行きます。それは、ヘトヘトになりることもありますね。シンドい~と思うことも。結果、ベッドに臥せってしまうこともありますが、なんとか、なんとか、動くようにしています。こんなふうに暮らしてると、かなり日常が今まで通りです。そうすると、夫なぞは安心し...

  • マージナル化を許さない

    人から大丈夫なのかと関心を持たれ続けることは、どのような病、障害の患者さんにとっても大きな力となります。その力は治癒に結びつきます。ところが、今「関心を持って下さい」となかなか、患者さんは要望することができません。なぜでしょうか・・。それは、日本の社会と担う人々の心理的傾向が大きく関わっていそうです。例えば、私が癌を知らせた時、外交辞令で「応援します。お大事に」的な回答を示した人たちは、回答でなく...

  • またまた、休薬

    またまた休薬です。白血球の数が足りませんでした・・。あー、せっかく病院に行って、血液検査をして、長らく待たされて、ようやく診察室に入ったら、「残念!今日は、ケモはなしね。」と主治医からの一言。私はあまり副作用が強くないらしく、軽微な部類なんだそうです。それでも、休薬。病院って時間がかかりますよね。血液検査をして、お昼を食べて、診察を待って、それだけで、結局、一日つぶれちゃう。までも、最近は、家から...

  • 怒りをコントロールする

    ある契約に疑問が生じて、コールセンターに電話したときのことです。コールセンターの方はとても丁寧でした。そして、契約に応じた窓口の人が、契約点数を稼ぐために、ちょっとした嘘をついたのがわかりました。そんな時、イラっとしますね。でも、クレーマーと思われることを恐れずに、きちんとお話ができてよかったと思います。今回の「怒り」は、コールセンターに電話するまでに、制御されていたので、良かったです。そんなわけ...

  • ほんとにいるんだ!

    今日は入院中のことなど。リハビリの時、だいぶ歩けるようになってきたので、リハビリ室から廊下に出て、長い距離を理学療法士さんと歩くことになりました。独りで廊下を歩くより、おしゃべりできる相手がいるのは嬉しいし、楽しいです。すると、廊下の向こうから、研修中の若い看護師の卵二名を従えた看護師さんがズンズン歩いて来ました。その先頭を歩く看護師さんはアラフォーぐらいかな・・。卵ちゃん達は目を伏せて、いそいそ...

  • ピアス

    社会活動が増えて忙しくなりました。時間が足りません・・ああ、こんなふうに、また生き急ぐのではないぞ、自分!と肝に命じつつ、今日のお題は、ピアスです。社会活動が増えたので、おしゃれに気をかけるようになりました。「おしゃれ」は化粧と同じように、自己実現であり、承認要求を伴った社会所属の方法であります。中には、承認要求が強烈で、奇抜なおしゃれをする方もおられますね。それも、周囲が不快に思わなければヨシで...

  • バイアス

    誰にだってバイアスはあります。それを念頭に・・。先日、義理の母が亡くなりました。様々な既往症がある中、穏やかに長生きしてくれました。もともと医者が大嫌いな人で、既往症について積極的な治療はしませんでした。医師から治療を受けたのは、感染症ぐらいですか・・。あとは食事制限のみ。癌も持ってましたね。ですから、驚くべきことです。。しかしだんだんと食が細くなり、栄養状態が心配され、このままでは半年はもたない...

  • 選挙

    皆様、選挙、行かれましたか?私は、夕方まで体調の悪さで悶々としていて、うっかりしてました。そういえば、今日は選挙カーがなくて静かだわって思って気が付きました。それから、エンヤコラと体を起こして行きましたよ。これが、最後の選挙になったら嫌だな、って思いました。今まで、なんて杜撰に選挙を思ってきたんだろう・・。私の大切な公民権。この世にいる証です。母が亡くなった時、どんどん身分が剥ぎ取られて行くのを見...

  • 口紅を買う

    なんてことでしょう。副作用のために休薬です。やはり、抗がん剤、なめてはいけません。強いですね・・。癌が育つのでは、と心配です。でも、心配を背負ったまま、帰宅するのは嫌ですから、ちょっとお買い物。無印行きました。化粧品売場で、いろいろ試し、結局口紅1本買いました。無印はお手頃な価格ですし。デザインがシンプルなのでわりと好きです。化粧って、実はとっても良い心理効果があるんですよ。「顔」って人間が実際に...

  • 良い徳性の人と交わる

    癌の方のTwitterを見て、気がついたことがあります。特に女性の癌の方に、ご自身のAC(アダルトチルドレン)や類似のことを言及する方が多いかな?と思いました。次に多いのは、近しい人の発達障害(あるいはグレイエリアと思わること)について。ただし、わたしの確証バイアスも手伝っているでしょうし、統計的に調査したわけではありませんから、あくまで日常的な閲覧の感想の域を出ないことを断っておきます。しかし、しかし。...

  • 復学の検討

    復学を検討しております。私の学友たち、ほとんど心理学徒ですが、今単位認定試験勉強の真っ最中です。去年の私は、大学生活も、大学院受験も、もちろん単位認定試験も、今期の科目登録もすべてぶっ飛んでしまって。私だけ命の崖っぷち。LINEやTwitterで、学友たちが勉強の進み具合をボヤいているとか、ゼミの教授に怒っていたり、学友にレポートの助けを求めている姿を見てベッドで泣いていたこともあります。それで、学友たち全...

  • 食生活の変化

    死を担保とされると、ほんとにライフスタイルって変わってきます。「死」ってすごい脅迫的です。そりゃそうです。退院後、変わったことは、2点。食事の内容と、睡眠時間。特に食事は変わったと思いますね。一ヶ月ほど前に食生活を点検して、あれ?がん予防の食事内容と普段の食事とあまり差がないではないか?と、思ったのですが、やっぱり徹底するとだいぶ違うのがわかります。・化学調味料をできるだけ使わない。・完全野菜の日...

  • 弁別の効果

    抗がん剤の副作用について。幸いに、私はそれほど副作用が強くないようです。それでもシンドイ・・。口内炎にならぬように、口を清潔にと指導されましたけども、感染症によって口内炎になるのではなく、内側から炎症がムクムクと発生する感じですね。ムクムクと発生し、チクチクとあちこっち痛いなーと思ったら、ある時なにか急激に消失していく・・そしてまたムクムクと・・の繰り返し。皮膚症状もそんな感じです。手のひらが真っ...

  • 良い心理職に会うために

    癌で不安を抱えたり、気持ちが沈むことはよくありますね。私なんかもそうです。私の場合、大丈夫!と思ったり、悲しくて絶望したりと、やっぱり波が激しいです。そんな時、心理職に会うと良いかもですよ。今回は、良い心理職に会うためのことを少し・・。(その2、その3と続きそうです?)カウンセラーなのか、セラピストなのか、と言われますが、ぶっちゃけ同じと思ってダイジョブです。私も心理職を目指してた者ですが、大学院...

  • バスタオル

    今日はまた入院中の話など。入院のご経験のある方、シャワーって大変じゃありませんでしたか?時間の余裕がない、資材がないって感じで。私の入院していた病棟では、シャワーは一人あたり30分でした。病棟によって20分というところも。次の人が直前にいなければ20分枠を2コマとれて40分使えるとか、病棟によって文化も違うんですよね。検査入院やら緊急入院であちこちの病棟にお世話になって、病棟ごとのルールの違いを知...

  • 「私的な納得をしたのだ」の巻

    ブツブツと独り言です。ーーーーー癌が治癒した人の本を読んでおります。これを読んで安心したい、ってのが一番ですよね。ところが、その方々のおやりになったこと、プロセスはいろいろで、じゃあ、自分に適用させるには?と思うと、よくわからない、という感じ。そもそも、私の胆管がんの方はおられない・・。たぶん、多くの癌患者さんが、同じように「何をすりゃあいいんだ」と思われるんではないかしら。「何をすれば」は、さて...

  • プチカスタマ!

    今日は入院中の話など・・・。大部屋だと、一人あたりの床面積、狭いですよね。お隣との仕切りはカーテン一枚。テレビ台と小さなクロゼット。それにベッドテーブル。我が家なんか、とても個室を準備できる資力はないんで、ずっと大部屋です。災害時の避難所の体育館の密集度が国際基準を満たしていないとかいろいろ言われてますけど、病院の大部屋はどうなんだろう?などと考えます。それはさておき、そこは自分のお部屋になるのだ...

  • 支えるとは

    「がん患者や家族の不安、どう支える?気休めは逆効果」(下方にも記事を転載します。)がん患者で、支えられる者の一人として申します。本質的に支え合うということが大切です。でも、癌ともなればパワーバランス上、支えていただくことが多いのです。決して依存しているわけではありません。そして、経験して思うことは、相手に「支える」気持ちが発生するかどうかでかなり異なります。これは「癌になっちゃって」というカミング...

  • 愛着のかけかえで予期不安を低減

    癌だと、予期不安が多いです。この先の命の不安、再発の不安。生活の不安、経済の不安・・などなど。予期不安という言葉は主に「パニック障害」といった精神医療や心理臨床の領域で強調されて使われるのですが、実際に日常のいろいろな場面で「予期不安」は発生します。ただし、その「予期不安」が急激で強いものであったり、頻繁に起こるものは、それはやはり精神医療や心理臨床にお願いすると良いです。今ここの不安や恐怖は、わ...

  • 没頭する!

    何か悩み事にとらわれている時。「とらわれ」とはまさに反復的思考をしている時です。反復思考をしていると、うつになりやすいんですよね。癌の方はうつ病になりやすいです。「解決策がない」(かのような)恐怖があるからです。心理学では、人間は良好なことよりも、リスクの方に注目しやすい性質があるのがわかってます。不安にあるとき、とくにその傾向が高まります。うつはほんとうに、癌の治療に良くないんですよね。予後も悪...

  • 生き急いだから

    食生活を見直したら、今までかなり抗癌的な食生活でした。それでもステージ4の癌・・。発症原因は他の要因が強いのでしょうね。ま、とりあえず、少しでも抗がん的な食生活寄りにしよう!と決心。例えば、カレー。市販のルーは脂と塩が強くて、もともとあまり好きではありませんでした。カレーは本来、薬膳的要素が強くて、抗がん作用のあるターメリックも多量に入っています。では、香辛料をブレンドして手作りしちゃおう!豆カレ...

  • 笑う!

    長かった連休あけから、抗がん剤が始まりました。体がダルイですね。鬱々としてしまいます。鬱は予後に良くないと明らかになってます。なので、早めに鬱のお手当をしちゃいましょう!それは、簡単なことです。笑うこと!笑いと癌に関する研究も様々行われていて、さすがに笑っただけで癌がぴゅーうっと消失するといった直接の例はないようですが、ジワジワと効き、予後が上昇するようです。なぜなら、笑うと免疫細胞が活性化された...

  • 退院評価

    今日は入院中の回想。術後の経過として傷の回復、合併症無し、日常のことができるとなるといよいよ退院。私は幸いに傷の回復も順調で、合併症もなかったです。あんなに大きな手術だったのに、ありがたかったです。それでも自分から見上げる時間軸は、永遠に癌で死に続けるような際限のない苦しさで、身体の様子も環境も地獄と思ってました。だから逃れたい気分が、退院、帰宅というシンボルになっていたんですね。でも、よく考えれ...

  • 安全な適応で良いことが起こる

    連休中に特段の計画もなく家にいて、本を読んでいました。癌になってから、なんとなく買い求めた癌関連の本たち。実は買ってからずっと数ヶ月も積読中になっておりました。なぜ手に取れなかったかというと、自分を癌だと認識してしまうといった防衛機制なんですよね。明らかに回避です。でも積読本を見渡せば、「こうすれば癌を治せる」といった本ばかり。標準療法以外の本ばかりです。回避的な本を買っておき、それを回避するって...

  • コミュニティが救う!

    私の卒論の指導教官は医師で、死生学にご興味のある方でした。医療現場のお話から、「患者さんが死ぬことは、医師だってみんな怖いんですよ。防衛機制が働きますよ。逃げがありますよ。」と、素直に告白される気さくな方です。私が尊敬している師匠の一人です。その先生が、ゼミの中である専門家の提言を参考として紹介されてました。それは助産師ならぬ助死師という役割です。助死師とは患者さんの死を助ける専門職のことらしいで...

  • ストックデールの逆説から

    ビジネス書でも有名な「ストックデールの逆説」。ご存知の方も多いと思います。そしてがん患者さんの生き方にも役立ちそうです。彼はベトナム戦争で捕虜となったアメリカ人。過酷な条件の中で死と隣り合わせのまま、絶対に屈服せず、生き残った人です。開放されたときは骨折で身体はボロボロだったそうで、一人では立って歩けないほどだったとか。たぶん拷問での内臓損傷による後遺症もあったことでしょう。彼は自分が生き残れた理...

  • 「臨床的には変わらない」

    私のお世話になってる病院は、連休中はケモはすべてお休み。ちょっと不安です。がん細胞の分裂は、連休も年末年始もありませんから。ところで、今までお会いした医師たちの「臨床的には変わりない」といった言、それ信じてきましたけど、「ちょっとそれどうなの?」と思うこのごろ。だいたい、”その患者さん”の臨床の、いったい何を言い当てられるのか?と詰めれば、たぶん何も回答のしようがないでしょう。だから「臨床的には変わ...

  • シンクロ

    部活や団体競技のスポーツ選手たちが合宿を重視します。あれは寝食を共にすると、集団の凝集性が高まるとことを当てにしてるのですよね。いわゆる「同じ釜の飯を食う」です。職場の飲み会も、学会や国際会議の後の懇親会も似たような効果があります。でも、やはり「寝食」という面では弱いです。入院期間が長いと、強めにこの効果があるものだ、とわかります。同じ時間にご飯を食べ、同じ時間に消灯し、同じリズムで生活させられる...

  • 全ての「自分」とともに生きる!

    ”命の重さに年齢差はありません。”10歳の女の子の命も、100歳のおじいさんの命も同じです。当然、と頭ではわかっています。でも私達の頭にはバイアスがあるんです。救助場面の優先性で明らかになったりします。私は入院中に、ご高齢の方の能動的な「死の受容」の過程と、外の合理性からの受動的な「死の受容」の過程とを目の当たりにして、このバイアスを思いました。そして、がん患者となって、私自身が死を意識する身となっ...

  • 癌が消滅する食し方@TED byウイリアム・リー

    TEDより。「血管新生抑制療法は癌への血管を遮断することで、治癒に大きな効果があると動物実験で実証。ただし、今のところ一部の癌のみ。最終的な治癒までに至らないのは、進行度の高さが原因と考える。ただし諦めるものではない。逆の切り口で、血管新生を抑制する食べ物を探したところ、思う以上の抑制効果があった。なので、癌の治癒や予防的な観点から食事を検討していくのがよい。」全文翻訳はこちらから。ウイリアム・リー...

  • 1クール目の副作用が主な副作用になるらしい

    術後補助化学療法の2クール目です。今の所、幸い自覚できる強い副作用がなくて助かってます。食事も美味しく食べてるし、食欲もあります。私は「皮膚」にくるようです。手足のひらが真っ赤っ赤で、ジワリます。太ももや腕にも紅斑があって、かゆいです。それと倦怠感、軽い口内炎。その出方は、わりとスポッティで急激に強くなったり弱くなったり、消えたり出たりという感じです。前回は休薬中にでましたね。手のひらが赤くジワっ...

  • 有毒な過去をデトックス

    有毒な過去について考えます。やっぱり、自分のがんの原因について考えて、原因を低減していくことで、今後、癌が悪化しない、再発しないといったことを期待します。しかし、個々人の科学的な原因の特定は難しいです。おそらく原因とは、多々たくさんの原因(要因)たちが固まった粟おこしのようなもので、一つひとつを切り離すと小さい粒かもしれません。お互いが関連しているかもしれません。できるだけ原因の”大きな粒”を特定し...

  • 言葉にできない身体のツラさ@術後

    今回は術後の回想を。熱もさほどなく、痛みもよくコントロールされていて、そこはありがたかったのですが、言葉にできない辛さがありました。「うを~!」という感じのもの。めまい、体温の上がり下がりの激しさ?体が奈落の底まで萎えていく感じ?疲労?わなわなと震える感じ?体が落ち着かない感じ?体がフワフワ、ムワーっとする感じ?ムズムズ症候群が全身に及ぶ感じ?細胞の一つひとつが助けて~苦しい~!と叫んでいるような...

  • 「ばケモの部屋」なんかじゃない

    「僕は妻の化学療法に付き合わない。健康な僕が気の毒な患者さんには迷惑だからだ。」という記事を目にしました。肌が悪かったり、かつらをつけてる人には、健康な自分が疎ましいだろう、というのです。私は全くそんな「疎ましい」気持ちになんかなりません。と申しますか、ケモは良くなることを期待してやるのです。副作用に苦しんだりしても、「良くなる」ことをして、その様相に一点の恥も情けなさもありません。銭湯やサウナ、...

  • イケイケの微笑み

    やっとお腹の管が抜けました。さっぱりしました。胆汁のドレナージ管も腸瘻も、するっと抜けて、痛くもなんともありませんでした。そして看護師さんから「今日はシャワーにしてくださいね。明日からお風呂OKです。」うえ、えー?!あ、明日からお風呂大丈夫なの?!って思いましたね。だって、お腹、まだ穴開いてるし、腸とかに管ブチ込んでたんですよ?ねぇ?でも、なんだかイケイケな微笑みを浮かべている看護師さんの顔を見て、...

  • サクセスフル・ビーイング !

    高齢者の心理学の研究で、「サクセスフル・エイジング」というテーマがあります。これらの研究は、がん患者さんの良い助けになりそう、と私は思うのですよね。ご高齢の方は、喪失体験が多いです。病気、身体機能の喪失、社会的地位や役割の喪失、主だった収入の喪失、友人や伴侶の死・・施設入居に伴う家屋や馴染みのコミュニティの喪失・・などなど。そして「平均寿命」といった世の概念が自分のスケールになってます。こういった...

  • 死なない人

    ERCPで入院した時のことです。同室には同じ胆管がんの患者さんがいました。87歳の女性です。ご高齢のために手術不適合となって、抗がん剤治療もしましたが、副作用が強くてすぐに中止。今回はステント交換の入院とのことでした。年齢を伺ってびっくりしました。とってもお若い!70代前半かと思いました。姿勢もよく、髪の毛もふっさふさ!お肌も色艶がよく。何より美人さんです。80歳になってからバイオリンを始められたそう...

  • 術後の痛み

    今回は痛みについて。幸いに良くペインコントロールされていたので、手術による痛みはMAXレベル3程度の痛み。お陰様でした。ですが、頭痛のほうがひどかったですね。MAX、5程度。もともと頭痛持ちでして、ロキソニンが常備薬の人間です。なのでこの頭痛が、どれだけ手術に関係してたかわかりませぬ。それと放散痛のような肩甲骨の下の痛み。背中の痛みは医師に伝えても、首をひねるばかりで、整形の分野かな?という回答。放散痛...

  • カミングアウトをどうするか

    癌を告知されて治療に入る時、どの程度の範囲の人に、どの程度の情報を知らせるか、考える必要があります。職場の場合、話すべき上司は決まっていて、その人の人間的な質、会社の制度、社風など予めわかっているし、何を交渉するか、何を引き出したいか、目標が立っていれば対策は立てやすいかもしれません。一方、プライベートな関係に知らせる場合は、注意が必要です。むしろ、精神的な支えとなるプライベートの人たちなのですが...

  • 生贄感の払拭

    癌を患ってる方のSNS上の発信を拝見すると、主観的な発症の原因に「ストレス」を挙げてる方が実に多いと気が付きます。そのストレスが何かと言えば過労といった人間のこしらえたシステム上のものや人間関係を挙げています。この2つは別々の要因でなく、強く関連しています。そのストレスは一過性のものではなく、患者さんは、問題のある環境下に継続して長くいたと実感しています。と申しますか、環境下に長く身を置きざるを得な...

  • お値段以上!の安全確保

    心理学に有名な「アカゲザルの赤ちゃん」の実験があります。アカゲザルの赤ちゃんを母親から引き離し、2体の母人形に放ちます。1体は針金で粗雑に作られた母人形。そのオッパイのあたりに哺乳瓶があります。もう1体は、毛皮が張ってあるだけの、やはり粗雑に作られた母人形。さて、赤ちゃん猿はどちらを選ぶでしょう?赤ちゃん猿にしてみれば、母親から引き離されることは”死”を意味します。まさに死の恐怖に包まれながら、死の...

  • 桜と小学生

    午前中にリハビリを兼ねて、ご近所をお散歩。小さな公園の桜が満開できれいでした。青空に桜。穏やかに暖かくて。近くに、小学生の男の子が一人でボールを蹴りながら遊んでいて、スマホで撮影している私に寄ってきました。知らない子です。その子が、白い歯を見せてにっこり。「こんにちは!」と挨拶されて、めっちゃ嬉しかったです。純真な子。知らない子。なんて幸せだろう!って思いました。うふふ。素敵な世界。テンション、上...

  • 未来世界を構成をせよ

    がんを患ったこともない人の書いた、がん患者向けのエッセイなどを読むと、ちょっと引きます。正直引きます。健康な人の勝手な主観が織り混じっていると思うのです。親切で慈愛に満ちた言葉であっても、「優れてやるべきことをやって、穏やかに、死になさい」といったメッセージがそこかしこにあって・・。たぶん、健康で死から遠い人が読むには、ご自分の死生観を養うに参考になるとは思います。ですが、こういったエッセイは、著...

  • 休薬中に副作用が出た

    術後の補助化学療法をやってます。ゲムシタビンとTS1で、2週間やって1週休みのサイクル。1クールが終了し、現在休薬期間です。お陰様で、1クールの投薬中はたいした副作用もでませんでした。休薬中に副作用がどっとでるとは思いもよらず。投与中はせいぜい、ちょっとキモい、時々かる~い口内炎、でもすぐに治っちゃう。ゲムシュタビンの1回めの投与2日後に、ぼんやりと前太もも(足の付根)に紅斑。ちょっと、かゆいな~と...

  • 病識からの可能性

    癌の病識について、医師と患者さんとでは、大きく違うことに気が付きました。医師から見れば、患者さんの病識とは、知識が乏しく、経験も浅く、わかりやすい言葉で、伝えないといけないほど、脆弱なものという感覚でしょうか。ところが、そうではありません。医師の病識は医療として深いのであって、患者さんの病識は、生活や人間関係、人生、死生観といった領域までに幅広いのです。この広さに、一点攻略型の医療の限界を超える可...

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抗がんライフー臆病な胆管がん患者の独り言
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