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頑固おやじの独り言
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2019/03/31

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  • 福田達夫総務会長発言に見る自民党の退廃。

    NHKのテレビドラマの「南町奉行大岡越前守」をよく見る。お白洲に引き出されると、だいたいは「白を切る」。そのうち問い詰められると「開き直る」。旧統一教会と関係したとみられる自民党の議員も、同じようなパターンだ。 少しパターンが違ったのは福田達夫総務会長だ。「正直に言う。何が問題か、僕はよくわからない」この浮世離れした感覚は、政治家も3代目になるとこんな風になるのか。慶応幼稚舎からエスカレーターで大学まで上がったし、その後も親の地盤を引き継いだから、現実の社会のドロドロした面を見ずに育ったのであろう。あるいは、選挙地盤は安定しているし軍資金はふんだんにあるだろうから、膝を屈して(節を曲げて)票を頼む苦労が無かったのだろう。幸せなことだ。しかし半面かわいそうな気もする。本当の苦労をしていないから人生の深さを味...福田達夫総務会長発言に見る自民党の退廃。

  • 「さびしさ」の意味するものーーー統一教会にからめて

    個人主義の「淋しさ」を夏目漱石は次のように語る。「我は我の行くべき道を勝手に行くだけで、そうしてこれと同時に、他人の行くべき道を妨げないのだから、ある時ある場合には人間がばらばらにならなければなりません。そこが淋しいのです」最近の統一教会問題の底流にあるのは、「個人の淋しさ」を癒すために宗教に求めたのだが、それがとんでもない宗教だった。信じた本人だけが破綻するのであればいわゆる「自業自得」だが、周りを巻き込むからややこしくなる。 薔薇(ローゼンホルン)植物との対話の方がよほど癒されると思うが。 幾山河越えさり行かば寂しさのはてなむ国ぞ今日も旅ゆく若山牧水自歌自釈として牧水は次のように語る。人間の心には、真実に自分が生きていると感じている人間の心には、取り去ることの出来ない寂寥が棲んでいるものである。行けど...「さびしさ」の意味するものーーー統一教会にからめて

  • ウクライナ戦線に変化がーーーウクライナの反撃が始まるか

    ウクライナ東部地区でロシア軍とウクライナ軍の膠着状態が続いていたが、ここにきて潮目が変わったようだ。最大の効果は高機動ロケット砲システム(ハイマース)が実戦に投入され始めていること。射程が80キロほどあり精密、ロシア軍の武器弾薬庫や司令所を直撃している。一時期プーチンをはじめとするロシア軍幹部から強気の発言が出ていたが、現実にはかなり狼狽しているのではなかろうか?その揺らぎがウクライナ産小麦の輸出に合意したかと思ったら、ウクライナの港湾施設を攻撃したことなどに表れている。とても余裕がある風には見えない。 ロシア軍は東部地区に兵力を集中しているため南部が手薄になっている。ヘルソン地区でウクライナは反転攻勢をかける準備をしているようだ。ヘルソン市はドニエプル川の西岸にあるがこの川に架かる橋を落とせばロシア軍の...ウクライナ戦線に変化がーーーウクライナの反撃が始まるか

  • 開いた口がふさがらない「自民党議員の宗教観」と公明党の逃げの姿勢

    このところ主に自民党の議員が、旧統一教会との関係を問われて、「統一教会とは知らなかった」、「献金を受けたがただそれだけ」などと言い訳がましい。これではとても「小学生に道徳教育を」などと口が裂けても言えないだろう。まず自らの宗教観を確立せよと言いたい。 発言を聞いて唖然としたのが、教団関連のイベントの実行委員長になった二之湯国家公安委員長の弁。「私は会員でもないし統一教会の教義もよく知らないのですが、名前を貸してほしいというので貸しました」教義も知らないようでは論外。もっとも教義を読んだら反日思想が充満しており、過去の経緯を知っていれば反社会的集団であることは一目瞭然。ここは知らぬ存ぜぬでしらを切り通して逃げ切りを図るつもりだろう。 政治と宗教の関係を憲法20条に照らして正々堂々と語る議員はおらず。なんとも...開いた口がふさがらない「自民党議員の宗教観」と公明党の逃げの姿勢

  • 空洞なる日本の「保守主義」ーーー統一教会事件で分かったこと

    政治学者宇野重矩によれば、保守主義とは、様々な人生経験を経た、それなりの年齢に達した人間の分別ある思想、というニュアンスがあった。ところが最近は若者が保守化していて、年寄りがどちらかというと逆だという。しかし年寄りの中にも超右翼的なタイプもいる。その意味では「思想の年齢モデル」は崩壊している。 日本の代表的な保守政党と言えば、「自由民主党」だ。その原点は戦後の吉田茂にさかのぼる。「軽武装・経済国家」だ。この系譜を継ぐのが岸田文雄や麻生太郎などになるだろう。しかしこの10年来の流れを見ていると、今の自民党には思想的な核はない。スカスカである。そして目に付くのが目先の票にこだわる思想性の欠如と倫理観の喪失。保守政治家が見失っては絶対にいけないものだ。 そしてこの「思想性の欠如」の行きつく先が宗教団体との癒着で...空洞なる日本の「保守主義」ーーー統一教会事件で分かったこと

  • 民主主義は「取り扱い注意の商品」という自覚が必要だ。

    わが国の民主主義は戦後アメリカに与えられたものだが、国民はいまだにその意味が分からないままだ。「民主主義とは何ぞや」と問うた時に、選挙でも町内会の会合でも多数決で物事が決められることを民主主義と理解している。しからばその選挙が極めてゆがめられた形で行われていた場合でも、多数決で決まりとするのだろうか?ここに、今の日本が抱えている大きな問題がある。 統一教会問題がクローズアップされて浮き彫りになったのが、自民党は反日団体とも思われる「統一教会」とズブズブの関係だったということだ。自民党は創価学会だけでは物足りず統一教会にまで「票欲しさに」魂を売っていた。国民の半分が選挙に行かないから、有権者の四分の一を抑えればこの国を支配できる。一番堅いのが宗教団体票ということだ。まさに宗教団体にこの国が乗っ取られかかって...民主主義は「取り扱い注意の商品」という自覚が必要だ。

  • コロナ感染者ついに20万人超え。ーー行動自粛しか手がないのか?

    新型コロナの感染者数がとうとう20万人を超えてきた。ピークはまだ先だというからどうなることやら。もはやあきらめの境地である。もう少しひとひねりして、禅の言葉で言えば「水急にして月を流さず」(いかに水流が急でも水面に映る月影は流すことが出来ないように、世間の風に触れて心が波立っても、本心は厳然として不動である)これは少し格好が良すぎる。やはり「あきらめの境地」が近い。 薔薇(ビンゴ・メイディランド)夏の間中、咲き続ける。あきらめを知らない薔薇だ。 今回も政府には打つ手がないようだ。ただ茫然と川の流れを見つめるしかない。そのうち雨もやんで川の流れは収まるだろうという、毎度のパターン。この国のコロナ対策は、台風が過ぎ去るのをじっと待つというスタイルだ。せめて雨戸くらいは自分たちでしっかり締めなければならないだろ...コロナ感染者ついに20万人超え。ーー行動自粛しか手がないのか?

  • 統一教会とのつながりを隠さなくなった安倍元首相

    今の50代以上なら「統一教会の霊感商法」や「集団結婚式」などははっきり覚えているはずだ。しかし20代や30代の人にとっては、統一教会と言われてもピンとこないだろう。ましてや「世界平和統一家庭連合」などと言う名称でこられたらコロリと騙される。 問題はこの名称変更があまり大きな問題にされずにすんなりと通ってしまった。2015年、安倍政権下の文部大臣だった下村博文が、ボス(安倍晋三)の意を受けて文化庁の部長クラスに指示を出したのだろう。もっとも文書で残っていないから闇の中だ。しかし状況証拠を集めればそうなる。しかしこのころはまだ政界関係者(特に安倍周辺)は、ひそかに行動していた。一方で信者への過酷な収奪は続いていたのだが。 ところが2021年になると安倍元首相は「ついに隠さなくなった」もしくは「タカをくくってい...統一教会とのつながりを隠さなくなった安倍元首相

  • 「統一教会」と手を結んだ自民党は悪魔に魂を売ったのか?

    「統一教会」の教義や主張を見ていくと、なぜこのような宗教団体と自民党が結びついたのか理解に苦しむ。岸信介が教祖の文鮮明を日本へ呼び込んだことは「反共主義」の一点で結びついただけなのか?それとも満州時代の上司と部下の関係が他人にはうかがい知れない関係だったのか?自民党の保守派がこれらの内容を分かったうえで、票欲しさに結びついたのであればまさに国を売る行為であろう。 日本はエバ(イブ)国家でサタン(悪魔)の国であるため贖罪として「金のなる木」の役割を担い、アダムの国家である韓国と国内外の統一教会に全てをささげるべきとの反日教義が教えられている。ウイキペェディア 日本のメディアもある意味では自民党と同罪であろう。英フィナンシャルタイム岸信介、安倍晋三と統一教会の関係を次のように指摘する。「日本の支配層とメディア...「統一教会」と手を結んだ自民党は悪魔に魂を売ったのか?

  • 「吠えない犬に甘んじるのか」ーーー大手メディアの堕落

    安倍元首相が凶弾に倒れた事件は、どうやら深い闇を抱えているようだ。旧統一教会という「カルト集団」がかくも深く政権中枢に食い込んでいたというのは驚きである。政権中枢とは主に安倍派を中心とする清和会になるだろう。ところが、民主主義の根幹にかかわる問題を、大手メディアはスルーするらしい。朝日放送の「羽鳥モーニングショー」に出演中の有田芳生氏の、カルト集団である旧統一教会から警察が手を引いたのは「政治の圧力があった」という発言でスタジオ中が一瞬静まり返ったという。 新聞やテレビ局には、自民党と旧統一教会との関係報道を自粛するような圧力がかかっているのか?もしそうだとしたら自民党とその意をくんで動く電通にいいようにやられていることになる。ところが昨日あたりから東京五輪組織委高橋治之元理事が紳士服のAOKIから金をも...「吠えない犬に甘んじるのか」ーーー大手メディアの堕落

  • 夏の薔薇を楽しむ、そして日々雑感。

    4~5日ぐずぐずした天気が続いたが、北海道もようやく夏らしくなってきた。今年の薔薇は花付きが良く十分楽しませてくれた。薔薇(バレリーナ)女性の主演バレエダンサーをイメージしている。花もちが良く長い間楽しめる。 薔薇(キャラメルアンテーク)2年前に野ネズミに幹をかじられたが再生してきた。しかし花が小降りになったのが残念。 薔薇(レッドクイーン)インパクトの強い赤。ここまで自己主張が強いとやや気合負けする。 このところわけのわからない宗教の話でややこしい。「イワシの頭も信心から」という言葉があるが、節分の日にヒイラギの枝にイワシの頭の焼いたのをくっつけて悪霊を追い払うというのが始まりらしい。これは宗教というよりは民俗学レベルの話。この程度だとかわいらしいものだが、「霊感」などと言われるとやはり身構えるべきなの...夏の薔薇を楽しむ、そして日々雑感。

  • 「根拠になる法律もない」国葬をどうしてやりたいのか?

    戦前は「国葬令」という法律があった。しかし1947年限りで失効し、現状はその状態が続いている。当たり前に考えれば、安倍元首相の国葬を行いたいのであれば法律を作るべきだ。それが「法治国家」としての最低限の決め事だ。法律を作ることが大変だという認識であれば、従来通りの内閣・自民党葬で行うべきだろう。もし法律もなく強行するのであれば、ロシアのプーチンと何ら変わる所がない。 戦後、国葬がなされたのは1967年10月30日吉田茂元首相の葬儀だ。葬儀副委員長の塚原俊郎総務長官(当時)は次のように述べた。「根拠になる法律もなく苦労した」異例ずくめの首相経験者の国葬はこれを最後に行われていない。吉田茂元首相の場合、首相在任時より10年以上経過しており、戦後復興に力を尽くしたことは国民の大部分が容認するところであった。それ...「根拠になる法律もない」国葬をどうしてやりたいのか?

  • 政治と宗教のけじめがなくなってきているーーー自民党の大罪

    山上容疑者による安倍元首相狙撃事件は、山上容疑者による旧統一教会への私怨が原因と考えていたが、実はもっと根が深い。自民党が宗教勢力を抱え込む、そして宗教勢力も自民党を利用するという相互扶助の形になっていることが見えてきた。自民党にとっては創価学会より統一教会とのつながりの方が古い。安倍元首相の祖父である岸信介元首相と統一教会の創始者文鮮明とのつながりから始まる。岸信介と文鮮明は満州時代の上司と部下の関係であったという。 政教分離については、憲法20条で次のように規定する。信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。厳密に解釈すれば自民党と創価学会との関係は憲法20条に抵触する。現に創価学会副会長で「政治部長」と異名とる佐藤浩が、各...政治と宗教のけじめがなくなってきているーーー自民党の大罪

  • 「安倍国葬」の狙いーーー岸田首相の腹の内

    安倍元首相が凶弾に倒れてから1週間もたたないうちに、国葬をする話が持ち上がった。ある政治評論家の入れ知恵だと言われている。(政局絡みになると顔を出すあの人か?)岸田派は宏池会本流を自認するハト派でややリベラル。しかし第4派閥だから常に安倍派の意向をくみながら政権運営をしてきた。だが肌合いは違うから安部シンジャからは常に攻撃を受ける立場。 岸田文雄は明らかに保守層の取り込みに動いた。予想される安倍派の分裂を考えれば、100人近くの安倍派から30~40人くらいの吸収(隠れ岸田派でも良いのだろう)を考えているのではなかろうか。8月~9月に行われる内閣改造でどのような人が党3役や内閣に起用されるか、けだし見ものだ。もっとも「安倍元首相国葬」は大きな賭けである。下手をすると国論を二分してとんでもない方向に行くかもし...「安倍国葬」の狙いーーー岸田首相の腹の内

  • 一燈を頼むーー「言志四緑」佐藤一齋を読む

    一燈を提げて暗夜を行く、暗夜を憂うること勿れ。只だ一燈を頼め。佐藤一齋一つの提灯を提げて暗い夜道を歩くのが人生。闇夜を心配することはない。一つの提灯を頼りにして行けばよいのだ。その提灯が何であるかは人によって違うだろう。私はそれを自分の信念とした。佐藤一齋は江戸時代の儒学者。 やまあじさい 儒教というと「古臭い」と言われかねない。しかし佐藤一齋の「言志四禄」を読んでみると素直に受け入れることが出来る。人の前に天がある、という考えがあるからだろうか。凡そ事を作すには、須らく天に事(つか)うるの心有るを要すべし。人に示すの念あるを要せず。 アルケミラモリス 已むを得ざるに薄(せま)りて、しかる後に諸(これ)を外に発する者は花なり。薔薇(ジークフリート)ドイツ伝承の英雄の名前を冠するだけあってインパクトが強い。...一燈を頼むーー「言志四緑」佐藤一齋を読む

  • 安倍元首相の国葬をなぜそんなに急ぐのか?

    安倍元首相が凶弾に倒れてから1週間経たないうちに岸田首相が「国葬をする」と言い出した。政府内でも反対があったようだが岸田首相が押し切ったという。従来の慣例は「内閣・自民党合同葬」だ。今回もそれくらいが妥当なところと思うが、岸田首相は何か強迫観念にとらわれているのか?国民葬ということであれば、国民皆がこぞって追悼の思いを共有することが前提であろう。しかし今回は自民党右派(特に安倍派)から、「安倍派をないがしろにしたら許さんぞ」と恫喝まがいのプレッシャーが岸田首相にかけられた。国民の意向が固まるまで聞き流しておけばよいものを、水鳥の羽音に驚く平家軍みたいなものだ。 「アベノミクス」はもはや失敗した政策である。外交面においても金を世界中にばらまいたが、特に重要な功績は見当たらない。逆に北方4島問題はプーチンにい...安倍元首相の国葬をなぜそんなに急ぐのか?

  • 中村格警察庁長官人事は注目しておく必要がある

    メディアはこぞって狙撃犯山上容疑者と旧統一教会との関係を取り上げている。うがった見方をすると、警察庁が追及されたくない部分を隠すために情報コントロールしているのではないか。メディアも(阿吽の呼吸で)乗っかっている可能性無きにしも有らずだ。旧統一教会と安倍元首相との関係をつめるならまだしも、取り上げ方はまたもや「霊感商法」レベルの視聴率狙い。 今後似たような事件を起こさないために必要なことは、警備体制が万全だったかどうかの検証だろう。素人目に見ても今回の警備体制は不自然なところが多い。十分な警備体制を取っていたら防げた事件である。さらにもっと言えば「公安警察」の網の目に山上容疑者は浮かんでいなかったのか? 中村格警察庁長官は、「重大な結果を招いた。警察庁長官としての責任は誠に重い」と述べたが、進退については...中村格警察庁長官人事は注目しておく必要がある

  • 「清話会」(安倍派)の跡目争いが激化する

    「清話会」の領袖安倍晋三元首相が凶弾に倒れてまだ数日しかたたない。そんななか、自民党の最大派閥「清話会」の会長代理である下村博文前政調会長が岸田首相を牽制した。「岸田首相はリベラル系。自民のコアの保守の人たちは安倍さんあるいは清和会がつかんでいた。それを疎んじることになったら、コアの保守の人たちが自民から逃げるかもしれない」 権力闘争が始まるとアドレナリンが噴出するタイプが多いのが自民党だ。少々品が悪くてもこのような本音を吐き出すことが前に進むエネルギーになる。立憲民主党の優等生タイプの幹部は少し見習った方が良いのかもしれない。ただ下村博文は人望や人徳がどのくらいあるのか?あまり人望が無ければ「清話会」の「跡目争い」が始まるだろう。 安倍元首相は、10年近く首相をやった割にまだ乾ききっていなかった。それが...「清話会」(安倍派)の跡目争いが激化する

  • 重大な敗戦もまた人生の糧になる

    涙と共にパンを食べた経験のあるものでなければ、人生の味はわからない。ゲーテ人生の味は晩年でなければわからない。それも銀のさじを口にくわえて生まれてきたような幸せな人には、とうてい理解できないだろう。人生は必ずしも順風満帆で行くとは限らない。道のりの過程には何度も落とし穴がある。それを乗り越えて、くじけることなく力の限りを尽くしたという満足感が大事だと思う。 やまあじさい(城部てまり)あじさいは半日陰でもよく花をつける。このヤマアジサイはひかえめだがけっこう芯は強そうだ。 巨人軍に江川卓という投手がいた。「ピンチになればストライクゾーンに投げなければという気持ちになる。しかし、ピンチの時ほどボール球を投げられるピッチャーが勝てるピッチャーなのです」不幸とか敗戦にめげず気丈に頑張っている者を周りは見捨てない。...重大な敗戦もまた人生の糧になる

  • 宗教団体と寄付との関係を考えるーー統一教会だけの問題ではない

    安倍元首相を狙撃した山上容疑者の犯行動機は、母親が統一教会の信者で多額の寄付をしたために家族が崩壊したことへの恨みらしい。その統一教会と安部元首相が親しいと思い込んで、恨みの矛先が安倍元首相に向かったようだ。常識の範囲内で宗教団体に寄付をするということはありうると思う。しかし宗教団体が「霊感商法」などを利用して「金集め」に精を出すようでは大問題だ。 歎異抄で、親鸞は次のように語る。仏法の方(かた)に施入物の多少にしたがいて、大・小仏に成るべしということ。この条、不可説なり、不可説なり。親鸞は、「仏法に供養する金品の多少によって、死後、仏の悟りを開いた時、大きな仏になったり小さな仏になったりする」という邪義を嘆き正したのだ。 宗教というものが「カネ儲けの手段」になっている。「信心」など二の次だ。もっと手が込...宗教団体と寄付との関係を考えるーー統一教会だけの問題ではない

  • 日本は本当に民主主義国家なのだろうか?ーー言論による言論の封殺

    日本における意思決定の仕方は、明らかに民主主義の原則から外れている。民主主義の大原則は、決定した人間が責任を取るということだ。ところが日本ではどうか、政治学者の小室直樹がいみじくも次のように語る。「民主主義であるかないかの識別条件として、日本人は相手の気持ちを察して、相手が怒らないようにするというのが民主主義であると思っちゃってるが、ある意味ではこれほど非民主的なことはありませんね」 例えば自民党の総務会の決定というのがその典型。全員一致が大原則で反対する者はそっと会議場から消えるらしい。要するに「みんなで渡れば怖くない」ということだ。一人で責任はとりたくない。「決断した人間がいないということは、すなはち、誰も責任を取らない」小さな町の町内会から大は大企業の役員会でも似たようなものである。大ぜいが集まって...日本は本当に民主主義国家なのだろうか?ーー言論による言論の封殺

  • 仁者は山を楽しむ―ーー薔薇が最盛期

    知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。論語知者は水が絶えず流れてゆくように巧みに才知をめぐらす。故に水を愛す。仁者は山が毅然として不動なように、心静かで動じない。故に山を愛す。 どちらが良いかは簡単には決められない。生き方の好みもある。私はどちらかというと山を好むが、単に「ものぐさ」だけかもしれない。 薔薇(ピエール・ド・ロンサール)今年は花付きが良い。「薔薇の詩人」と呼ばれた16世紀のフランスの詩人の名にちなむ。 薔薇(アメリカンピラー)一季咲きだが濃いピンクが印象的だ。 薔薇(ビンゴ・メイディランド)房咲きで多花性、秋まで咲き続ける。薔薇(ラブアンドピース)ウクライナに平和を!仁者は山を楽しむ―ーー薔薇が最盛期

  • 凶弾にたおれた安倍元首相事件が我々に問いかけているものとは?

    安倍元首相が参院選遊説中に凶弾に倒れたという驚愕のニュースが飛び込んできた。いかなる理由があろうとも言論を暴力で封殺することは許されることではない。その上で、ここで大事なことは、一呼吸おいて冷静になることだろう。先ず目前に迫った7月10日の参院選は粛々と行うべきだ。あわてふためいて先送りなどはすべきでない。 犯人の状況が今一つはっきりしないので断定的なことは言えない。ただ私は最近の世の中の「空気」が嫌な方向に流れていることを危惧していた。それは1930年代にだんだん似通ってきていることだ。1927年に始まった「金融恐慌」で銀行の取り付け騒ぎが起こり、世情が騒然となっていった。一方で軍部は満州に進出して戦線拡大を図っていた。(1931年満州事変) 今回の事件はロシアによるウクライナ侵攻が何らかの影響を与えて...凶弾にたおれた安倍元首相事件が我々に問いかけているものとは?

  • 「日本病」は伝染するーーーどうやら中国にその兆しが

    30年間賃金が上がらず国内総生産(GDP)もほとんど伸びなかった国がある。もちろん日本だ。このような高度成長後の長期衰退モデルを「日本病」という。 この「日本病」への引き金を引いたのは、不動産への過剰投資と狂奔にまみれた株式投資が崩壊したことによる。地道に本業に徹していた企業はバブル崩壊にも影響されなかった。ところがアメリカから押し寄せる「株主資本主義」に押し切られ、コストカットに邁進した。そのよい例が「派遣労働の拡大」による賃金カット戦略である。一握りの株主に報いるために、それまで大事にしてきた「日本型資本主義」(従業員を大事にする)を捨て去った。 このところの中国の動きがおかしい。「日本病」の兆候が見え始めている。過度な「ゼロコロナ政策」に対して国民の不満が募っているようだし、何よりも経済活動が麻痺し...「日本病」は伝染するーーーどうやら中国にその兆しが

  • 「日本病」は伝染するーーーどうやら中国にその兆しが

    30年間実質賃金が上がらず国内総生産(GDP)もほとんど伸びなかった国がある。もちろん日本だ。このような高度成長後の長期衰退モデルを「日本病」という。 この「日本病」への引き金を引いたのは、不動産への過剰融資と狂奔にまみれた株式投資が崩壊したことによる。地道に本業に徹していた企業はバブル崩壊にも影響されなかった。ところがアメリカから押し寄せる「株主資本主義」に押し切られ、コストカットに邁進した。そのよい例が「派遣労働」の拡大による賃金カット戦略である。一握りの株主に報いるために、それまで大事にしてきた「日本型資本主義」(従業員を大事にする)を捨て去った。 このところの中国の動きがおかしい。「日本病」の兆候が見え始めている。過度な「ゼロコロナ政策」に対して国民の不満が募っているようだし、何よりも経済活動が麻...「日本病」は伝染するーーーどうやら中国にその兆しが

  • 身動きできない日本銀行ーー頑なな黒田総裁と放置する岸田首相

    物価高騰の主要因は石油価格の上昇によるものだ。しかし最近は「円安放置政策」による影響が大きい。円安は年初に比べて約2割ほど進んでいる。このところ日本は貿易赤字国になってきているからダメージは大きい。ストレートに国民生活が脅かされているわけだ。 なぜ円安が進んでいるか?政府も日銀も「アベノミクス」というもはや副作用ばかりがきついワクチン?を打ち続けているからだ。日本だけが「メンツにとらわれて」異次元緩和を続けている。BSTBS「報道1930」より 最近ではイギリスのヘッジファンド「ブルーベイ・アセット・マネージメント」に狙われて国債の空売りに見舞われた。日銀は必至の買い支え(約15兆円)で応じたようだが何とも情けない状態だ。日本の国債の50%は日銀が保有することになった。自分の家計や会社の経営では、絶対に返...身動きできない日本銀行ーー頑なな黒田総裁と放置する岸田首相

  • 「へそ曲がりになること」もまた楽しからずや。

    年を取るとだいたい「好々爺」になったり「隠居生活」が板についておとなしくなる。ところがIT社会の進展とかで、とにかく目まぐるしい。それと最近の風潮が何となく「勇ましい発言を好む方向だ」そこで多くの人が従う風潮に異を唱える「頑固おやじ」もしくは「へそ曲がり」に敢えてなるつもり。 ジキタリス宿根草だが、こぼれだねで増えるのか庭のあちこちにジキタリスを見かけるようになった。姿・形がきりっとしているので結構見ごたえがある。 カンパニュラ(アルペンブルー)夏の暑い日にこの花を見ていると涼しくなる。半日陰の方が生育が良い。 数日前に参院選の事前投票を済ませた。この町は事前投票に行くと一寸したサービス品をくれる。なんとなく「ほっこり」した気になるから不思議だ。全国区は初めて政党名ではなく個人名で投票した。このほうが何と...「へそ曲がりになること」もまた楽しからずや。

  • もろさ露呈「携帯インフラ」ーー過ぎたるはなお及ばざるがごとし

    KDDIの通信障害で3日にわたり約4000万回線に障害が出た。いまやIT社会の根幹を支えるライフラインが、かくも脆かったとは何とも残念なことだ。私たちのような年寄りは、スマホは使い方も満足に分からないから生活の中のウエイトは大きくはない。それと経験上、過度に一つのものに頼ると「ろくなことはない」ということを知っている。固定電話は残しているし、パソコンも光回線でつないでいる。公衆電話などどんどん廃止されているがもう一度見直されるのではなかろうか。 たとえば企業経営でも販売先を1社に頼るのはリスクが大きい。3割くらいが目処であろう。石油や天然ガスの調達でも同じことが言える。すべてロシアに頼っていたなどと想像するとゾッとする。 電気・ガスや水道そして通信インフラは、大事な「社会的共通資本」だ。そして大気や森林、...もろさ露呈「携帯インフラ」ーー過ぎたるはなお及ばざるがごとし

  • 最後は免疫力の勝負かーー腸活が効果がありそうだ

    数日前にワクチン4回目接種の案内が来た。今回はあまり乗り気がしない。ワクチンを打っても打たなくても感染するときはするらしい。アメリカの感染症研究所のファウチ所長がコロナに罹ったというニュースは笑うに笑えない。(まあ、落語か漫才の格好のネタになりそうだ)ワクチンを打っておけば重症化しないということだが、その前に自分の免疫力を高めておくことが大事だと思う。 腸管免疫が体内で最大の免疫系だという。腸の中には善玉菌や悪玉菌が住み着いていて、善玉菌が多ければ腸は若々しく保たれる。年を取れば自然と悪玉菌優勢となる。若い人でも最近の食生活の影響で腸内環境が悪化している人が増えているという。(欧米型のファストフードに頼り過ぎは良くない) 要するに腸内環境をよくするのは、「日々の食生活」にかかっているということだ。私が心掛...最後は免疫力の勝負かーー腸活が効果がありそうだ

  • 消費税は庶民への重税ーーー納税者はもっと怒るべきだ

    やはり岸田政権の化けの皮が剥がれつつある。安倍晋三元首相による傀儡政権の色が濃くなりつつある。「アベノミクス」を修正できないのだ。自民党総裁選の時に歯切れよく打ち出した「成長と分配の好循環」などと言う言葉はどこかへ飛んでしまった。 広島6区選出の亀井静香という政治家がいた。自民党の運輸大臣や建設大臣を歴任した。警察官僚出身だが官僚臭はない。岸田文雄は広島1区選出だが、肌合いは全然違う。岸田は政治家の3代目でいかにも筋が良い「若様」タイプ。一方の亀井はバンカラな「野人」タイプ。その亀井が2019年10月の消費税引き上げ前に次のようにほえた。そもそも税というのは富める者から取って、貧しい人たちに配るというのが原則だ。それを、取るべきところから取らないでさ、貧しい人たちから金を取る。つまり消費税というのは大衆課...消費税は庶民への重税ーーー納税者はもっと怒るべきだ

  • 「戦いで大事なのは善く敗けること」ーー魏の軍師司馬仲達

    中国の歴史の中でも、魏・呉・蜀が覇権を競った三国時代が面白い。軍師ということであれば、蜀の諸葛孔明が有名だが、魏の司馬仲達もなかなかのものである。その司馬仲達の名言、戦いで大事なのは善く敗けること。敗けは恥ではなく傷でもない。最後に笑えれば良い。これは司馬仲達が祁山で諸葛孔明と対峙した時に初戦で何回か負けた時にはいた言葉だ。戦いではなかなか決着がつかず、食料不足に陥った蜀軍が撤退して終わった。(仲達が、孔明と仲の悪い李厳へ食糧運送を遅らすよう工作していた) 勝負にこだわるということで言えば、小学生の全国柔道大会が廃止になったという。指導者が子どもに減量を強いたり、組み手争いに終始する、判定をめぐり指導者や保護者が審判に罵声を上げる、などの弊害が目立ったからだという。要するに「行き過ぎた勝利至上主義」という...「戦いで大事なのは善く敗けること」ーー魏の軍師司馬仲達

  • 北海道は「梅雨」のような感じ

    本州の方は猛暑が続いているが、北海道は「梅雨」のような気候だ。猛暑よりはましだと思うが、庭仕事をあまりできないのがやや不満。そこでピザが上手いと評判の店へ。ジェノベーゼこの店は小高い丘の上に在り、そこから見える風景。 ロシアによるウクライナ侵略は膠着状態に入ったようだ。昔から厳しい立場に置かれるのが兵士たち。隆昌を謳歌した唐の時代、絶えず四囲に大軍を送って版図を拡大したが、多くの有意な人材が辺境に遣られ命を落とした。葡萄の美酒夜光の杯、飲まんと欲すれば琵琶馬上に催す。酔うて沙場に臥す君笑う莫れ、古来征戦幾人か回(かえ)る。王翰(おうかん)葡萄をかもした美酒、夜光る玉の杯。わたしが飲もうとすると、馬上で琵琶をひいてくれようというのか。酔いつぶれたら砂場に臥てしまう、君どうか笑わないでくれ。古来、戦いに征った...北海道は「梅雨」のような感じ

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