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ブログタイトル
吾亦紅
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https://burnetfish.blog.fc2.com/
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-われもこう- 思いを綴る自由詩のサイトです 詩・写真詩をメインに短歌・俳句なども載せています
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325回 / 365日(平均6.2回/週)

ブログ村参加:2019/03/28

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橘あきらさんの新着記事

1件〜30件

  • 秘密

    隠しながら 生きている重荷を 負の感情を 時々の痞えを 誰某など 明らかにして語ると 聞かせた相手 もろともに 秘密も 葬ってしまいたくなる だから此処で わたしは 自分が 誰とも明かさずに なるべく 詞だけを紡いでいる 此処で 誰かがそっと話す事柄も 誰とは問わずに ただ わきあがる 心のうちを少しだけ 返すように 努めている 此処から わたし自身が 遠ざかってしまわないように そして 此処で話...

  • 読み聞かせ

    絵本の読み聞かせを 今さら 喜ぶとは思えない年齢の 子供たちまで 目を輝かせて 嬉しそうに 聞き入っていた 早く終わった 他のグループは 校庭や教室で 遊んでいる中 何をしようかと 相談したら まだ読んでと せがまれた 子供たちが クラス文庫から 選んだ中には 挿絵のない本も あったけれど みんな 楽しそうに 聞いていた 結局 ぼくたちのグループは 時間いっぱい 読み聞かせで 子供相手に いい気に...

  • 自嘲の夜

    檸檬の香りがする瓶を持ち 緑の濃い風が吹く窓の外に出る 信号とまだらに光る家の灯り まだ起きている人もいるらしい なぶられた髪が舞い上がり への字に曲げた唇に絡まった 唯一無二でいようと思うには あまりに脆すぎて使えない 鴉の羽は決して白くはならない 諦めろと頭の中で渦が巻く ペンダントのトップを握り締め 瓶を逆さに檸檬水をあおる...

  • どうでもいい

    異口同音に 吐かれ続けた 呪いが今も ぼくを縛る 憶えている いちばん初めは 午前の陽が射す居間に立ち 投げつけた あの人の 背中を泣きもせず 見ている それが言葉通りではないと 長じて理解することはできた それでも その悪意や憎悪に 遠慮なく泥を撥ねるように 浴びせる言葉が ぼくを剔る 取るに足りない矮小さが 理性を失って放ったとしても 既に呪われているぼくは いつまでも 剔られ続ける...

  • フラワーデモ

    被害に遭った人に対して あなたにも原因があるのではと 責めるような言葉を発する 無防備すぎたのではないか しっかりしていないからだ なぜ立ち向かわなかったのか 自分にも同じような気持ちが あることに気づいて愕然とする 断り切れなかった立場や状況 避けようのなかった事態を 承知していながら問うてしまう それは痛ましさや歯痒さから 来るものだったとしても 放つ相手を 間違えている 闘う人生を強いられた...

  • 篠突く雨の音に起こされて 暫し まどろみながら 空梅雨で 水位が下がり 藻が繁茂しかけた川が たっぷりと潤される様を 思い浮かべて寝返りを打つ あと もう少しだけ 降り籠められた暗い部屋で この上ない 幸福感に 目を閉じた口角が上がる...

  • 弁当

    母親の弁当に毒づく高校生の 言葉の汚さに驚愕した そんな無遠慮な言葉を吐ける 母娘の関係に愕然とした 冷凍食品は嫌だなどと言う 兄の文句は嬉しげに聞き入れ ぼくの弁当は放棄された 何かを懸命に訴えたところで 反抗期だと一笑に付され 気に障れば生活費や居場所を 盾にとって脅された 何を言っても見捨てられない 確信と信頼を無意識に持ち 母親に毒づくことのできる その高校生の恵まれた境遇を 未だに羨む自...

  • 経験

    大切な存在を 亡くした経験は お前よりも 自分の方がと 悲しみを 競うものではなく 誰かに 何かを 言うための 有無を言わせぬ 材料でもない つかぬ折り合いを重ねて やっと 取り戻した日常の中で 小さな疼きとともに 掌で 自分だけが 懐かしみ 慈しむ そして おまけのように 同じように 亡くした誰かに 寄り添えるものであれば いい...

  • 告げ口

    暴露されれば当然 問題にされる 或る言動と 現在の風潮の中で 告げられた相手も 望んでいると 確証もないのに わざわざ 命取りになると 解っていた上で 穿り返して 告げ口をするのは どういう事情があったものか どういう了見だったものか 矮小なわたしには 想像もつかない そこに義憤以外の 何もないとは 到底 思えないのだけれども 数十年前に ひと言放った人だけが そのせいで 引き摺り下ろされ 台無し...

  • 望見

    無関係な 知らない誰かを 責め立てて 許さないと 言い放てるほど ぼくに 被害者意識は ないけれど 露悪趣味が 過ぎたのか 今より 緩い世相のせいか 慮ることもできるけれど 受けた側に 時効はない 決して 忘れることもない 同じ話を 見聞きするだけで 傷口がまた 開くのだろう その当事者ではなくとも 加えた側に対する 憎しみは わきあがるものだから 放言の代償は 払わされる...

  • 贈り物

    ...

  • 丑三つ過ぎ

    外は横殴りの雨が降っている 汲みたての水をたっぷり飲んだ 犬はまるくなって眠っている 闇の中で輝く焚き火の映像と そのパチパチという音が 部屋を照らし 流れ続けている どこに焦点を合わせるでもなく ぼくは忙しなく視線を廻らす そして時折 目を閉じながら 浮かぶ言葉を綴っている...

  • 音色

    無意識に避けていた 懐かしい音色を耳にして 自主的に朝練だ何だと のめり込んでいた あの頃を振り返った 楽器パートの責任者を 逃した八つ当たりを受け 恥をかかされたり 不名誉な噂を流されたり 嫌な思いもしたけれど 過ぎて久しい今は あの頃には見えなかった 損ばかりではない記憶 知れず味方だった後輩 懸命だった自分を 懐かしむ余裕があると その音色に気づかされた...

  • 牛蛙

    夏の野に コントラバスの音 牛蛙...

  • 昔は何を どれだけ書こうが 後悔することも 殆どなく どのように 読まれたかなど 気にすることも 少なかった それは 若さ故 未熟さ故に 一方向のみに 迸る熱量と 無鉄砲と いうものだろうか 後から耳に入る某かの評価が 肯定しかなかったからだろうか 今は書き上げて 公にして これで よかったのだろうかと 逡巡することも 多くなった 我ながら 弱くなったものだと ため息をついて 苦く笑う...

  • 犬に教わる

    お前は嫌なことは嫌だと 意思表示はするけれど 決して攻撃したりはせず 逃れることができたら または終わったなら それで万事よしと考える ごほうびのおやつしか 眼中に無くなって もらえるのを待っている 「恨みを晴らす」など 「仕返しをする」など お前の頭には欠片もなく 自分が育てたというのに 犬に教わることは多い...

  • わたしは

    小さい嘘をつきます 一人で悪口も言います 犬の愚痴も垂れます 撲たれ弱くすぐに挫け 根気はありません ライフラインの不調に この世の終わりの如く 容易にくずおれます 交流が不得手なくせに 誰かが好もしい言葉を かけてくれるのを いつも待っています あまり高潔な人間とは 言い難いけれど でも 大切にする場所を守る 矜持が何かくらいは 知っているつもりです...

  • character

    同じ映画を観ても 同じ小説を読んでも 感想や評価や着眼点は 各人で異なる 創った相手に伝える時 誰かとその話をする時 自分の思いや考えを 滔々と述べるに留まるか 目の前の相手に 添おうとするものかそれも 各人で異なる その人の性質や性格が 如実に現れているようで 興味深く眺める...

  • 五輪

    どうでもいいことは 長々と議論に持ち込んで 大騒ぎをしているのに 生活に関わる事項や 是非を問うべき案件は こっそりと通される 上の利権が絡むがために 実行するというのなら 安全対策は万全を期し 無用な不安を煽らぬよう 対応に追われる空港や 医療従事者のことを思い 公式グッズとやらを 眺めてため息を吐いた...

  • 夏の暁

    早々と 蝉の声する 夏の暁...

  • 観葉植物

    ようよう 保ってはいるけれど 長くはないと思われた植物たちを 最期くらいは 風通しのよい 明るい日陰で過ごさせてやろうと 引き取ってみたは いいものの 日に日に 元気になっていき 萎びた葉は つやつやと太くなり 若い葉が 次々とのびてきた 枯れた葉を 取り除いてやり 回数の増えた水やりをこなして どうせなら 花や実のつくものが よかったのにと 軽口を叩く...

  • 恋し猫

    ...

  • 凌霄花

    灰の雲が垂れ込める空に映える 雨に濡れる赤みの橙色の花は 本格的な暑さが訪れるまで咲き 石段に散った大ぶりの花弁も まだ美しい色を保っていた それは花としての矜持を 示すように強く潔く凜として のびた蔓のアーチをくぐる度に 慰め叱咤されているように 雨傘の隙間から見上げていた 再び見ることは叶わぬままに 刈られたと聞いたけれど 今も夏の雨に思い出すのは あの鮮やかに濡れた桃橙色の花...

  • 愚行録

    東欧映画を 彷彿とさせる 陰鬱な バスの車内の風景と全篇を通して 想起させる ノイズの入った 枯れ草色 誰にも 感情移入のできない 後味の悪さは 残るけれど 後ろめたさもなく ただ 近くにいただけの他人を 利用して 弄んだ挙げ句に 平然としていられる者が 見下ろして裕福に 幸福に 生きることなど 許さない そう感じる私も また 懸命に 愚かしく生きてきた...

  • 主体は誰

    生きたくても 生きられない人も 世の中にはいるのだから と 慰めや説得や表明に よく使われる その理屈を 否定はしない 支えにできる人は そうすればいい でもなぜ 苦しむ本人ではなく 既にこの世にはない他人や どこの誰とも分からない人物が 主軸に置かれているのだろう 生きたかった 或いは生きたい命と 何かしらの理由があって 今 生と死の狭間を揺れ動いている命は まったく別の 異なる命なのに その言...

  • 痛み

    人の痛みを我がことのように 感じられるのは善いとされる それは自分のことでなくとも 身を切られるような痛みに やり切れない憤りや悲しみに 自らの心を曝すことでもある 関心を向けないことを 否定する人もいるけれど 耐えきれなくなったとして 誰も是とはしてくれない ごめんなさいと呟きながら ぼくは自分を守るために 目を背け 見ないふりをする...

  • 睡眠妨害

    存分に朝寝をするつもりで 遅くまで映画を観たのに工事の音に叩き起こされた 恨みがましい頭を振って しぶしぶと起き出してから あれこれと片づける 望外に早く起きてきた主を ぼくの犬だけが喜んで いつもより尾を振っていた...

  • 七夕

    今年の七夕は雨の予報 犬と夜空を見上げることも 叶いそうにないけれど 白い校舎に囲まれた中庭の 大きな樹の葉先には きみのいる教室があった 窓越しに見上げていた あの頃を そっと取り出す 一年に一度 逢えなくとも たとえ 天の川の先に きみがいなくとも 今夜 ぼくはベランダに出て 雨降る空を見上げるだろう...

  • 八つ当たり

    過ぎてしまえば 忘れられるほどの ちょっとした 病気やケガをするたび 病院に行きたくないなぁ 怖いなぁ いつまでも不便だし まだ痛いなぁと ぐずぐずと 一人でくじけながら アダムとイヴが 余計なものを食べるから パンドラが勝手に 筺を開けるからだと 当たり散らして 少し鬱憤を晴らす...

  • 冷茶

    気に入りの ガラスポットを洗って 今年初めての 水出しの冷茶を淹れる グレープフルーツが香る緑茶と マスカットの香りのベトナム紅茶 もっと暑くなったら マンゴーの香り 杏仁豆腐に 合わせてみようか 心を惑わせることもなく 普通に幸せ 世の人々は このような上下しない 日常を送っているのだと思うと 振り返ってはならない 過ぎた時間が この 今だけ穏やかな心によぎる...

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