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小鳥は地べたを走る https://kotorirun.hatenablog.com

強迫性障害や発達障害グレーゾーン(ADD)、ACなど色々ありましたが楽しく生きて行こうじゃないかというブログです。趣味のことや日常のことなど幅広く。

はるすけ
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2019/03/27

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  • わたしをゼロにして

    わたしをゼロにしてわたしをゼロにしてわたしをゼロにしてわたしをゼロにしてほしい 想像力で死ぬことをゼロにして眠れないこの時間をゼロにして与えられなかったことをゼロにしてそれに悔いることをゼロにしてわたしをゼロにしてほしい言葉をゼロにして憧れだったことをゼロにして目をつむったら光るところに溶けさせて向こうで降る雨の中にいてあのずぶ濡れの公園の地面に沈む水にいて排水口に流れる渦にいてわたしをそれにしてほしい わたしをゼロにしてわたしをゼロにしてわたしを 一人称すら無くさせてわたしをわたしでなかった時にしてただの塊でただの有機ででも 苦痛でなかったときのわたしを まっすぐ進めるトンネルにおいてもう先…

  • ほとばしる味噌汁

    窓を開けて換気を始めると鼻水が出始める訳ですが、表面張力で耐えているのでギリセーフということにします(多分アウト)。 お久しぶりです。どなた様もお元気ですか。私はおよそ2年近く低迷し、昨年末くらいから急にカラッと心が開き直りました。 妙に晴れ晴れとし、窓辺から遠くの山々を穏やかに見つめながら鼻水をすすっている毎日です。花粉症ではないと思っています。 さて、以前にも書いたかと思われますが、大事なことなので繰り返し述べさせて頂きますね。 私は自分の作る味噌汁が相変わらず好きです。 ここ最近、心にゆとりが出始めてからふと、生活に漂う幸福感の中で、自分の味噌汁の占めるウエイトがでかすぎることに気付きま…

  • 根が伸びるのが先か、葉を伸ばすのが先か

    心の問題と向き合う内にぶち当たる壁みたいなものがあって、これが何度も何度も触ろうが叩こうがウンともスンとも言わんのである。ずいぶん頑丈で分厚いものなので、叩いてるうちに疲れてしまって「もーいー」とか言ってるうちにまた朝になり、仕事になり、風呂になり、眠気があり毎日が明け暮れる。 そうやって障害物に当たらない範囲の中である程度の生活をこなすのだが、なんか時々無性に違う所へ行きたくなって、どれ、ちょっと遠出でもしてみようかしらと歩き出してみると結構すぐ壁。邪魔だなぁと叩きながら、「あれ、この壁前にも叩いてたな?」と気付く。 認知療法とかに熱心に取り組んだり、自分の思考とがっぷり四つに組んだ経験のあ…

  • 羅列映る

    2007 33,0932008 32,2492009 32,8452010 31,6902011 30,6512012 27,858 2013 27,2832014 25,4272015 24,025 2016 21,897 2017 21,3212018 20,840 2019 20,169 2020 21,081 2021 遠くから見れば数字の1 2007 茹だる暑さは手前の昼間 私は波に乗り損なった さんさんれーきゅうよん 私はそれに為り損なった行けなかった空の果て 置き去りの魂がぽかんと口開けて ただアホのように窓を見てた それを破ることも叶わず放蕩してここに至るが どうも収まりは…

  • 収穫の庭

    「どうも、お待たせして」 「あらあら、こちらこそ急にお呼び立てして」 「急いで仕事片付けて、飛んで参りましたよ。いやはやこれは、今年も立派に育ちましたねぇ」 「そうなんですよ。ちょっと放置したらすぐにこれで…」 「いや、私はお裾分け頂けるんで有難いですけどね」 「もう、どんどん採ってってくださいな。遠慮なく」 「はい遠慮なく。すみませんね」 「とんでもない、さあさあ」 「どうもどうも」 ぷちっ 「…また素晴らしい色艶で。あなたのこれにはいつも感心します」 「恐縮です」 「良いんですかねぇ、タダで」 「良いんです、タダで。放っておいたら増えて伸びて、家にまでダメージが行くものですから」 「出始め…

  • 冬の火

    「コーンスープあった」 弟は、伸ばした袖の間で缶の熱さを嬉しそうに転がしながら、野放しの喫煙所へとやって来た。 「良かったじゃん。私のは?」 「俺のしかないよ」 「は? さいあく」 じとっと見詰めると、「ウソ」とコートのポケットから缶コーヒーを取り出して見せる。なんだよ。 無言で手を差し出すと、予想外に冷えた缶を押し付けるように置かれた。 「つめたっ。はー?」 弟はうふふと笑った。わざとだ、さいあく。さみーし。 軽く舌打ちしてから、受け取ったそれをポケットにぞんざいに仕舞った。布越しの冷たさが太腿に伝わる。 ここ数日は比較的暖かかったのに、今日になって突然気温が落ち込んだせいで、私は上着の選択…

  • 私は私の他人

    「意識剥がしましょうか」 男は言った。旧すぎる型のよれたスーツ、にまっと笑った口許にはあべこべな歯が並んでいる。 「いや、結構」 私のすげない返答に、よれよれ男は焦れったそうに笑い、「そう無下にされず。どうです、剥がしましょうか、意識」と尚も食い下がった。 「重たいでしょ、それ」 「そうでもない」 「強がらんでも」 取っちゃえば何てことありませんから、さあさあ。 手元でチャキチャキ鳴らす銀色の器具は、鋭利に冷たく光って、男の崩れた衣服には不釣り合いだ。 なるほど、この男の道具は切れ味が良さそう。下手に意識の途中で引っ掛かったり、断面が不細工なまま隠すようにスーパーに買い物に行くはめになったり、…

  • 海の底 空の奥の音の鳴る

    そういうイメージである。Cocco。 音楽を聴くようになったのは彼女がきっかけであった。 中学生の終わりの頃、私の多感で混線した脳に、Coccoのシャウトと泣くように甘く歌う声は、大変気持ちよく刺さったものです。 当時彼女は活動停止の期間。 それから絵本を描いたり、ゴミを拾ったり、もう一度歌ったり痩せ細ったり、お芝居をしたり、そういう変化をじっとファンとして眺めて来た。 今のCoccoはとても美しいですね。 最初の頃に溢れていた、ビリビリと張り裂けそうなエネルギーとはまた違う、穏やかで強かな力を感じます。 生物は(意識的にも無意識的にも)使う武器を変えながら成熟して行く。 『発達 (devel…

  • 愛着、身長、胸と脚

    “ルッキズム” と言う単語を知ったのはごく最近な訳である。 私はまだその辺の感性が古く、考えが浅いので、どこまでが許容されるラインなんだろう? ということが分からない。 明らかに誰かのコンプレックスを生むような否定的なことを、真っ正面から言うなんてことはしたくないし気を付けたいのだが、じゃあ、自分が「肯定的」だと思ってる批評って、それも危ういものなんじゃないの? って、実はひっそりと思っている。 そもそも人の見た目、簡単に変えられるものではない部分を、軽々しく口にしてしまうのは避けるべきなんだろう。 でも、うっかりやっちゃう。やっちゃっている。 近しい人に「え、脚きれい!」とか、すぐ言う。これ…

  • 謎チリ

    この間ね、「鶏を何かしらで甘辛くする」って息巻いてたじゃないですか。 あれね、結局ちゃんと甘辛くしてやったんです。 紆余曲折あったんですが、無事に。鶏が傷む前に。 私の悪い癖なんですが、ご飯を作るときに、ちゃんとレシピを見ないで感覚で作るんですよ。 なんかー、これとこれ合わせたらぁー美味しく出来るかなー? ってノリで作るので、肉じゃがとか、ハンバーグとか、『定番』みたいな物が上手く作れなくて、「食べられはするけど謎」みたいな料理をよく生成する。 先日の鶏も、「甘辛くはあるけど謎」みたいな味に仕上がって、わぁ、何だろうな、何だろうなコレって思いながら食べてたんですね。食べられるけど、これ何なんだ…

  • メディアと俺

    NHKの『100分deメディア論』、再放送があると言うことで楽しみに待っていた。 評判は聞いたことあるけど、実際に観たことがなかったので。 時々、知識人たちの言ってることに理解のスピードが着いて行けない瞬間もありつつ(ネットの動画慣れしていると「今の10秒戻したい!!」と思うことしばしば。私はよく動画を止めて「今のはこういう意味で…」と一旦噛み砕いてから次に進んだりするので)、それでも、専門的な知識がなくとも「ほほう」となれる、かなり面白い番組だった。 メディアやネットの『空気』とでも言うのか、そう言うのに不信感や漠然とした不安を抱くことが多く、以前から興味のある分野ではあった。 ただ、現在の…

  • 鶏を何かしらすると言ったな。

    あれは嘘だ。 不調の原因が分かった。月毎に来るあれのウォーミングアップに入ったようだ。 寝る前は「なんかモヤモヤ…?」程度であったが、起きたらすっかり腹が重くて「あーあー」と言ってまたふて寝した。寝てばっかりいる。 私のPMSの症状の一つは異常なまでの眠気だ。 今日もそれに完敗して、何かしらで甘辛くされる予定だった鶏は、未だつやつやと誇らしげに冷蔵庫に居る。堪ったもんじゃないな。 作るのは億劫だが、食べないのは余計に不調にさせるので、私はコーンフレークを食べることにした。 昼だろうが夜だろうが、コーンフレークはいつだってすぐ食べられることが正義だ。 私に時間の概念や食への頓着はあまりない。夜に…

  • お昼寝をします。起こさないでください。

    通院の帰りにドーナツ買ったんで、直接触らないように袋からお皿に移したら、この体勢で着地したので記念撮影をしました。 なんだかモヤモヤと具合がよろしくないので、お昼寝をしようと思う。 家に居ると忙しなく掃除したり、ウイルスのあれやこれやを気にしてしまって気疲れするな。 「寝る」は私にとって脳の強制終了なので、確認強迫が長く続く時とかもこれをやる。 もしくは誰かと居られた方が気が逸れて楽なんだけども、今はそうもいかず。 目覚めたらご飯を炊くことと鶏肉を何かしらすることを我に課す。 待ってろよ、鶏。何かしらで甘辛くしてやるからな。 *****参加しています。 ポチッとして頂けたら走って喜びます↓

  • 思いっきり眠ることは心を回復させることだ

    と、すごく眠って起きてから思いました。 お陰様で元気です。 眠れば回復すると分かるのに、眠い時はそれに思い至らないの、何故でしょうね。 眠たいのにグズる赤子には「寝れば良いのに」と思うけど、似たようなことを大人も時々やってるもんです。眠すぎてバグってるんでしょうね。 ぬしゃどっから来たんや。 (一度も見たことがない所に急に鯉がいたので撮影) カウンセリングを受けたり、悲しいことがあったり、鯉がいたり、眠かったりとフルラインナップの1日でした。昨日は。 最近は私のルーティンに「帰宅してからの(執拗な)手洗いとか諸々」が加わっている。新しい習慣にエネルギーを使うのか、悲しいことのダメージのせいか、…

  • 蛇口とウイルスと強迫

    外から帰った時や、外からの荷物を受け取った時には、念入りに手を洗っているのだが、ずっと気になっていたのは水道の蛇口です。 何か付いてるかもしれない手で触れて、手を洗った後にまた蛇口に触れるのでは、あまり意味がないのでは? と。 手を洗うついでに、蛇口にパシャパシャと水をかけてみたりするが、「パシャパシャ」程度でウイルスって流れ落ちるんだろうか、と、心配性としては思う訳である。 で、最近、蛇口にシールを貼ってみた。 我が家の蛇口はこの写真のような、少しレトロなタイプ。 これの捻り口のへっこんだ場所、3箇所に目印を付けた。 水を出す時はシールの部分を3本の指先で摘まむ → 一度指先を流す → 手全…

  • 紙と春

    トイレットペーパー切らしたんですよね。少し前。 丁度、新型ウイルスやべぇぞって世間がなって、紙類が謎に買い占めとかされた時期。 私が在住する県、トイレットペーパー買い占めの最先端を行ってた県だったのですが、それが「デマよ」ってなって、紙類の普及が戻るのもその分早かった。 沢山ペーパー戻って来たし、安心して買えるなって思って、商品棚見てたんですが。 なんとなく、「いつもと違う空気」のようなものがお店にも漂っていて、なんか特別な気持ちになってしまったんです。 いつも真っ白の、柔らかそうなペーパーを私は買うのですが(ダブル)、ふと違う雰囲気のものが目に入って。 桜の模様の、香りの付いたやつ。 「あっ…

  • その時々にできることは

    『Twitterに流れて来る諸々が辛く耐えられなくて、鬱陶しいとすら思っていたのに、オザケンの連続のツイートは染み入るように心に届いた。 SNSが憎い訳でも何でもなく、ただ言葉の有象無象が耐えられないのだと気付いた、疲弊した心には。』 って言葉がブログの下書きに残っていた。 大分前の書き残しだった。 これだけ見ると遺書みたいな趣きがあるな。 お前大丈夫か。 しかし、最近の私も全く同じような心境であったので、どうやら定期的に繰り返す発作のようだ。 (違うのはオザケンのツイートが特に染み入ってないこと。この時期のオザケン、何を呟いとったんだ) 言葉は難しいな、と頻繁に思います。 思ったことを上手く…

  • 小学26年生

    ヒカキン氏と小池都知事の対談 私はかなり前からヒカキンさんが好きなんだが、この動画を観ていてふと、 「ヒカキンさんだったら、自分が間違ってること知らないこと指摘されたら、『そっか~~』って言って素直に訂正するよなぁ」 と思った。 連日、同じことをグルグル考えている僕です。 そっか、ごめんなさい、で、一度受け入れてみたら良いだけだよな。 なぜ理屈を捏ね繰り回しているんだ? 逆に辛くない? 我が強く頑固者だから、手にしてるものを簡単に手放せない所は私の良くない所である。 治したい、と思っているはずなのに、いざと言うとき忘れてしまう。 教えて貰えるうちが華だよ。 はいっつって、一回「はい」っつってみ…

  • 正しくあろうとすると、何も言葉が生まれないので

    引き続き飽きもせず考えている。 ざっくばらんに思うことを書き連ねる。 いっそ「女性信奉者」になれば手っ取り早く楽なのかと考えたが、別に何かを崇拝したいのではなく、フラットに捉えられるようになりたいだけなので何かそれは違うなと思った(投げやりっぽいし)。 自分はどうありたいのか。 ・押し付けないこと ・戦うことそのものを否定しないこと 嫌いだと感じるもの。 ネットの叩き、攻撃 思想の押し付け “怒っている人” を見て何が辛いのか。 感情の圧。怒っている対象や理屈そのものより、「正当性を主張したい」という心の欲求が、正しさを武器にした攻撃性が、背後に見える快楽のようなものが辛い(怒りは発散でもある…

  • 理解したい理解したい理解したい

    引き続き「嫌悪」について考えている訳である。 理屈は分かる、だけど心からの納得が出来ない。 私が今感じている辛さは、そう言う摩擦から生じている。 腹から「ああ分かった」と言いたい。 だけどそのリアルな感覚が湧いて来ない。 その気持ちを持てた方が素晴らしいんだとは分かる。 でも出来ない。なんで出来ない! これに近い感覚を私は強烈に覚えている。 大昔に他人から、「お母さんを許してあげなよ」と言われた時と似たような苛立ちだ。 相手を罵倒したくなるほど悲しかった。 (そんなこと簡単に出来てたらこんなに苦しんでないわ) 人から言われても無理ぽん。 結局私は、父親が死んでしまってから、かなりの後悔をして、…

  • ××イズムが嫌いだ。

    すごく怒られそうで誤解も招きそうなタイトルで敢えて書く。 自分の嫌いなものの正体が分からないからです。 唐突なんだけども「~イズム」とか「◯◯運動」とか言われるようなものが好きじゃない。 理由はよく分からないのだが、生理的にも近いような嫌悪感が湧くときがあるのだ。 かと言って、権利の主張や平等性みたいなものを「無駄なもの」と捉えてる訳でもない。そう言ったものを語る文章や言葉を、自然と受け入れ「なるほど確かになぁ」と感心することも沢山ある。 しかし嫌いなんである。 もうこれを書いてしまうのは、チビりそうなほど恐ろしいんだが本音である。 なんで恐ろしいかと言うと、私の友人にはそう言った意識が高く、…

  • 「ない」ものを探すな

    家族4人、明日生活をする為の金が50円しかなかったとする。 そんな恐怖の後でも人間はすくすく成長して気が付けば30代。 こんな未来はザラにある。 人はどうしたって永遠に一人なのだとある日気付いてしまったとする。 そう言う人間も10年も経てば孤独と和解して、テレビやネットを眺めてゲラゲラ笑ってたりするものだ。 「ない」ものを探すな。 「ない」ものは永久に「ない」んだ。 強迫を患っているとふと我に帰ることがある、「私は一体何を見付けようとしているのか?」 ガスの元栓が気になるのだ。 なんかしらのアレがあってボッと爆発しやしないか心配なのだ。 でも、目の前の元栓はすっかり閉まっているのだ。 それでも…

  • 溢したコーヒーは優しさたり得るか

    人から「優しい」と言われることが時々ある。 私は身内から「冷たい」と言われて育っている人間なので(そしてそれは的確であると思う)、 “優しさ” と “自分” と言うものの乖離にちょっとポカンとして、「うーん、いや、そうでもないけども」とモゴモゴ言い淀んでしまう。 恐らく褒めて貰えたのだろう。 それに対して嬉しい気持ちも勿論あるのだけど、何と言うべきか、まぐれで出来上がった作品を「素晴らしい! きっと大変な努力があったのでしょうね!」と持て囃されたような感じでソワソワする。 「いや、コーヒー溢したらたまたまそれが模様になりました」とか言い出せる空気じゃない。 あまつさえそれが賞を取り、世間の評価…

  • 揉みながら飲むのと、飲みながら揉むのどっちが良いか

    一言一句違いなく、表題の言葉を言われたことがあります。 とりあえず「は?」という顔をしておいた。 「何言ってっかよく分からんです」という顔を。 相手いわく、「揉むのをメインで酒を飲まれる方が良いか、酒を飲むのをメインでつまみのように揉まれる方が良いか。飲みながら揉むというのはいかにもついでのように感じられてあなた不愉快だったりしませんか」という設問であるらしかった。 世界で一番下らない質問をされたな、と私は思った。 芸能レポーターに囲まれたタレントですらそんな無意味な質問はされないと思う。 ビックリするほどクソみたいな気遣いだと感心すらした。 その瞬間の私の人生、世界で一番馬鹿馬鹿しい風が吹い…

  • この嘘が終わるまで

    悪意と罵倒と増上慢 行列にサヨナラして靴脱いで舞う蜂の巣を空に乱射して 真っ青な切れ切れの先にまた次の空 裂く 見開く目のように 暗がりから見た日射しのよう信じた誰かも居なかった 最愛の敵とか嘘っぱち 継ぎ接ぎ張りぼての世界の下 リアルなあまりにリアルな出来事処方された数々の 不思議の種は撒き散らし 剥いで植わってあちこちへ その先の本当、願ううちはまだ行く場所などないのだね 捨てるものなどもうないわ だって嘘、どこにも誰もなかったしいつかの小指に 届くまでもなく全部終わり 長く見た夢に射す朝日に泣かないように 混乱の御一行に敬礼! 笑いながら靴脱いで舞うだって嘘、前にも後ろにも それどころか…

  • 明日の為のコインランドリー

    深夜11時コインランドリーの片隅で俺ら 積もった悲しみを剥ぎ取られ剥ぎ取られて行く 大切なものは変わるものだから 諦めて笑えよと轟音が叱咤する日々の中の区切られた四角で 回る恒常の無視できない重みを 頭を宙に浮かして覗き込む俺らの 胸で響く音を他の誰が聴くのか轟音、覆い被さる頭上 ただしそれで良いのだと誰かが言った(私達は捨てるしかない) (私達は捨てて行くしかないのだからと) 深夜11時、缶コーヒーの成れの果てで俺ら 過ぎ去った歯痒さをどうしようかと途方に暮れている 分かることと飲み込むことは違うから 熱風、水、洗剤の匂いと 掻き混ぜられて行く日常をただ眺めている 願うこととさよならの連続が…

  • 自意識の雨は夜毎降る

    小降りだし、もうそろそろバス来るし、別に良いかなと傘も差さず小雨に濡れながらバス停に突っ立っていたら、後から来た長身の男性が「どうぞ」と大きな傘を差し伸べて私の隣に立った。 紳士!! と咄嗟に私は思った。野生の紳士が出た!!! 「あっすみませんありがとうございますすみません」と慌てて答えながら、内心はマナーモード中の携帯かってくらい震えていた。 男性(50代半ばと見た)と私は、ほんの数十秒ほど相合い傘をしてバスを待った。 なかなかされないタイプの親切をされ、バスに乗り込んでからもしばし夢見心地であった。 穏やかそうな、知的そうな眼鏡の殿方。身長も高いし若い頃はさぞおモテになりあそばしたでしょう…

  • 平沢進と付き合う夢を見た話

    開幕早々のディープインパクトである。 タイトル通りです。 そこに現れた平沢進は65歳の平沢進ではなかった。 ご尊顔から察するに92年頃の『P-MODEL』あたり、つまり不惑そこそこの平沢進である。 この格好で出てきた訳ではない どうも空気からして、我々は付き合いたてのようである。かと言って大きなロマンスや重大な事件の後に結ばれたと言うよりは、何気なく「一緒に居て良いんだなー」とお互いの見解が一致して共に過ごしている様子であった。 特別何かすると言うこともなく、二人は平穏に会話をして、時々くっついて(顔を見ることもなく)ぼんやりと寝転んでいたりした。 何と言うかその「何もなさ」が実に恋人っぽく、…

  • おはようとおやすみ

    ピューリオートの泉の先で私たちは夢を見ます。その華やかな衣の踊る所で美しき神々が囁き続けているのです。私たちは泥のような恵みの中で微笑むことに慣れましたが、何も故郷を忘れた訳ではなくいつだって波間のきらめきの中であの赤い佇みを想い続けて来ました。私たちは寂しい。耳つんざくような子守唄の日々を息して、私たちは寂しい。すぐそこの深夜の灯りの下、気怠く会話を交わす虫みたいなコンビニ店員の残骸に手を合わせて、さて糖分だ、油分だ、必要なのは静寂より絶えない砂のふぶきである。辛抱強くジャリジャリと舐めていると明日が少し輝くような気がして、また誰か隣の人と壁を叩き合ったり愛し合ったりしている。頭と頭の隙間。…

  • おじさんと二度寝とヤギ

    今朝は起き抜けに不思議な夢を見て、それが大層おかしかったものだから「これをブログに書こう!」と私は考えた。 はずなんだけど、目が覚めて落ち着いて考えると何も面白いと思えず、起き抜けの自分の感性を疑った。 ちなみに内容は、おじさんがおじさんの父親の車の助手席に乗っていて、父親の危なっかしい運転にいちいちツッコミを入れながら更には変な効果音が重ねてあるという、どこが面白いのか全く分からない内容だし私はYouTubeの観すぎだと思う。 夢の中で私は動画を生成していた。知らないおじさんを登場させて。 さて、すっかりブログを無沙汰していた。 飽きたとか存在を忘れていたとかではなく、単純に忙しかった。 自…

  • 地獄に刺す小さな針を

    中学生のはるすけが、自分の頭の中の「何か変な感じ」を自覚し始めた頃、最初に相談をしたのは保健室の先生だった。 これこれこーゆー感じがあって、ずっと変なんです。 本屋さんで、病気を調べる辞書みたいな本を見たら、「強迫神経症」って言う項目がありました。 書いてある内容が自分と同じことだったんです。 どーしたら良いですか? 保健の先生は言った。 「気のせいじゃない?」 はるすけ、ポカーン。 私が子どもだった頃、心や脳の障害と言うのはまだまだその程度の扱いでしかなかった。 ガラケーが一般的に広く普及し、それでもネットを一定以上使うと馬鹿みたいな金額の請求になった時代である。 今みたいに、誰でも彼でも「…

  • 芋焼酎と窓ガラスの向こうの思い出

    母は時々おかしな遊びを仕向けて来る人だった。 まだ私が未就学児だった頃、「窓の向こうに何か居るよ!」と言われ、怯えながらカーテンを開けたら雪だるまのぬいぐるみがこっちを見て微笑んでいた。 窓の向こうにガムテープで貼り付けてあった。 私はきゃっきゃ笑ったが、粘着力が凄すぎて、ぬいぐるみを取った後も窓にテープ跡が永遠に残った。 引っ越すまでずっとあった。 ある時は怖い話で私たち姉妹をビビらせた後、「火の玉が現れた!」という演出をするため、木の棒の先に火を点けて窓の向こうでユラユラさせようとして手を火傷していた。 楽しませよう、としてくれていた事は分かるが、ちょっと楽しませ方がおかしかった。 大体は…

  • 私は私だった

    在り来たりな言い方をすればそういう事になる。 私には正反対の性格をした姉がいる。 性格どころか顔もあんまり似ていない。大抵の人が私と姉を見て驚く。 姉は元ヤンであるが天然で可愛い所もある人だ(実は)。 ただし言葉で人を殺せそうなほど口が悪いし、態度の悪いジジイとかに対しては獣のような眼光を向ける。 気性は激しいが情に脆い所があるので、私はよく「精神的ヤクザ」と姉を表現する。昔の任侠みたいなイメージ。姉は小綺麗な見た目をしたヤクザである。 金遣いが派手に見えるけども、実家が金銭的に困窮していたので意外と堅実な所がある。 絶対にお金に苦労する生活などしない、と断固と決意して働き続けて来た。子ども(…

  • コンプレックスと猛スピードは両立しない

    知ってましたか。 令和になってもう10日が経つのです。 信じられますか? 1ヶ月のおよそ3分の1。 日本の新たな時代を迎えるにあたって、大晦日以上に我が人生を噛み締めたりしたものです。 あなたも大なり小なり噛みましたでしょう、人生。あんな事こんな事あったでしょう。 「よい時代になると良いね」なんて、誰かと微笑み合ったり、一人しみじみと思いに耽ったり、それぞれの新元号をそれぞれのやり方で迎え入れてからはや10日。 今日転校して来る子、令和って名前なんだって。 きれいな名前だよね。 なんか、都会から来た人って感じするよね。 仲良くなれるかな。どんな子なんだろう。 ってクラスメイトと話してたら、体育…

  • さらば平成

    その時代が明ける前に私は産まれた。 奇跡のような命だったので母は神に近い名をつけた。父がいて母がいて姉がいて見知らぬきょうだいがいた。 父は父だったが父ではなく 絡み合った複雑な縁の中で陰の虫みたいに生きた。描くことが好きだった。 黙ってこそこそと絵を描いて私は過ごした。 自分は将来それをする大人になると思っていた。草や花を触って生きた。 犬や猫を撫でた。 空はいつもだだっ広く 公園のブランコが好きだった。 私は家族が苦しかったから いつからか家には帰りたくないと思っていた。 誰かに褒められるため立派であろうとした。 何も間違えない人間になろうと。 人が人を叩くのを見た。 親が親でなくなる時を…

  • ホメオスタシスとタピオカ

    ドーナツ屋でタピオカドリンクを飲んでいる。 ほとんどと言って良いほど昨今のブームに興味がなかったのに、目の前にズラッと揃えられると「飲んでみるかー」となるので人間とはチョロいもんである。 ミルクティーに入ったそれを数年ぶりに嗜んだ。 いや、もしかしたらどこかで近年飲んでるような気もするが、飲んでないような気もして定かでない。 そのくらい私はタピオカにあまり思い入れがない。飲んだか飲んでないかすらよく覚えていないほどに。 彼らはいつの時代も私の人生の少し外れた所でその命を全うし、時々ちらりと存在をひけらかして来る。 なんとなく気に食わないな、と思ってしまうのだけど理由が分からない。なんか、気に食…

  • お掃除動画好きなヤツちょっと来い

    俺はYouTubeが大好きなんだがまた最高の動画を見付けてしまった。 お掃除動画が好きな兄弟達にオススメしたい。とりあえず黙って下の動画を観てくれ。 だんぼーるーむ。 ねとねとワンルーム(閲覧注意)。 玄米茶ラブ♡ 片付けトントンさん。 愛知県にある不要品回収・清掃業者さんだそうである。 間もなくYouTube登録者数10万人に達しそう。 悔しい。 何が悔しいって、今の今までこんなに面白いチャンネルを見逃していたと言うところである。 YouTube好き、お掃除動画好きとして大変な不覚であった。 元々きれいなお家で素敵な奥様がピカピカやってシャランラみたいなレベルではない。 ガチのゴミ屋敷とか、…

  • メルトダウン泣き出しタイプ(Ver.ADD)

    あることを考えていたら思考が止まらなくなり、そのあと涙が止まらなくなり、まる一日を泣いて過ごした。 つい先日のことです。 多層的な問題を一生懸命考えると、「あれは?」「それがそうだとしたら、これは?」と思考の出口を見失うときがあって、後になって冷静に考えれば単純な答えだと分かるのに、頭が迷子になるとてんで対処できない、なんてことが人生には時々ありますね。ありませんか。私はあるので話を聞いてくれませんか。 生きてきた中で、そういう「何とも説明しづらいパニック状態」というものを何度か経験していました。 しかしどうしてそうなるのかは自分でも分からない。 そしたらつい昨日でしょうか、『発達障害のメルト…

  • 見てないようで見てるように見せかけてホントに見てない

    恥ずかしながら、電子レンジの中をじっと見つめる癖がある。 温め終えた食べ物を取り出す際にその行動は起きる。 私の持つ軽い確認儀式なのである。レンジの扉を閉める瞬間に、「本当に中の食べ物を取ったかな?」と不安になるのだ。 皿を手に持っているので、まあ当然取り出してる訳ですけども、強迫観念ってのはそういう現実なんか華麗に無視してムクムク湧き起こるもんです。 中に食べ物置き去りにしたまま扉を閉めちゃったら、中で腐って困るなぁ、って訳の分からん心配をしながら「食べ物もうないね?」と一応目視で確認して扉を閉めます。 皿持ってるっつーの。 でも、分からないではありませんか。皿からやんちゃな肉の一片が飛び出…

  • 結局想いは伝えられたのですか

    携帯の着信音を、ラテンっぽい音楽に設定している。 電話というのは突然鳴り出すものだ。すごくボーッとしてるときでも遠慮なく音が脳髄に刺さる。 あの瞬間の「ひっ」という感覚が嫌で、出来るだけ耳に優しい感じの音にしようと思ったらラテンっぽいのになった。 「ひっ」という感覚から、「おっ」くらいの反応にはなれた。 ただし時折「なんでラテン?」と我に返るときがある。 なんでラテン? 私が。どこにもラテンっぽさはないのに。 音つながりで言うと、以前はよく好きな音楽をアラームに設定していました。 むかし実家に泊まったとき(「実家に泊まる」という表現は正しいですか)、朝に私の携帯からエレカシの『旅』が流れ出した…

  • 全日本俺が好きな味噌汁選手権

    何を隠そう最優秀賞受賞者である。 私が。 ちなみに審査員も私である。 『全日本俺が好きな味噌汁選手権』 優勝最長記録保持を誇る私が、私の味噌汁のことについて語りたい。 世の中に美味しいものは山のように溢れているが、結局皆さん一番好きなものって身近な料理だったりしませんか。 私の場合はお味噌汁がとても好きで、何なら最後の晩餐はお米とお味噌汁で良いとすら思っている。 欲を言えば唐揚げか豚肉を焼いたやつとかもあると嬉しいけど、「2品まで!」と言われたらお米とお味噌汁ですね。 でも2品許されるならあと1品くらい良いじゃないかと憤慨する気持ちもあるので、「あと1品! あと1品で良いから!」とすごく粘る気…

  • 根拠ない不安に怯える自由があるなら、根拠ない安心を持つ自由もあるはずだ

    かつて反町隆史は「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ」とポイズンしていた訳だが、私くらいのレベルになるとタイトルだけで言いたいことを全て言ってしまうのである。 実に厚かましい人間になった。 しかしそんな隆史だって「自由に生きてく日々を大切にしたい」と歌っているのだから、このくらいのワガママは許してくれると思う。どうもありがとう。 強迫性障害を抱える方々とお話する機会があった。 加害恐怖を抱えた人がその日は多く、「車の運転をしている途中で物音がすると、人を轢いたのではと気になって何度も確認をしてしまう」と皆一様に話していた。 私は車の運転をしないのでその儀式は持たなかったが、症状が酷い頃に免…

  • キッチン悲喜こもごも

    掃除機を掛けていたら冷蔵庫下の隙間から緑色の何かがビュッと飛び出た。 「何奴!!」と思って凝視したらブロッコリーの破片であった。 小さく干からびていた。さながらパセリのごとき様相。拾い上げて「ブロッコリーなのに…」と切なくなった。 親玉の方は先日、卵とマヨネーズと和えて美味しく頂いたばかりだ。熱を加えられツヤツヤと誇らしげだったブロッコリー(本体)。 かつては同じ物体だったはずなのに、このはぐれブロッコリーは人知れず冷蔵庫の下で息絶えていた。その距離わずか1メートル強、なのに運命の距離は残酷なまでに遠い。 はぐれブロッコリーがどんな気持ちで干からびて行ったのか、想像すると無駄に悲しくなってしま…

  • どうしてうんこは茶色いの?

    身も蓋もないことだがそんな疑問が湧く。 トイレ掃除をしている最中のことだ。 30年以上生きた今も世界のデザインには驚かされることが多く、例えば上手に花びらを重ねた名も知らぬ植物を見たりする度「神、すげぇな」と思ったりする。 どうしてここをこの色にして、この形にしようと考えたのか。 万物にはそういう不思議さが込められていて、絶対に私一人では思いつかないだろうなぁというデザインに溢れる。どうだろう。何万年何億年と時間が与えられたら、私にもバリエーションある世界が描けるのだろうか。 中には神が寝転んで適当に描いたデザインもあるだろう。すごく力を入れて作ったやつと、まあ比較対象として、くらいのノリで作…

  • 優しいひとの為のおこりんぼの歌

    とある方とお話中、「また自傷してしまって…」という告白を受けた。袖を捲ると細い腕に赤黒いアザが広がっていて、「うわぁ」と私は言った。ハサミの切っ先で何度も腕を刺したそうだ。 痛々しかった。私はそう言ったタイプの自傷はしたことがない。大体カッターかカミソリでザックザクやって鬱憤を晴らしていた。 よく「血を流すと生きてる心地がする」と言ったことを話す方がいるが、私の場合そういう繊細さはナシであった。 ただとにかく当時イライラを吐き出す行為がそれしかなく、そして切っているうちに筋弛緩法の効果もあるのか、身体がダラ~っとリラックスしていくことも心地良くて、安定剤を飲むようにそれを繰り返していた。 (一…

  • 俺らの吉井とサッポロビール

    サッポロビールがやってくれた。 我らの吉井和哉、CM初出演だそうである。http://www.sapporobeer.jp/honkakukarakuchi/index.html サッポロビールが俺らを殺しに掛かってきた。何てことだ。あの何度も何度もライブ映像やMVで溜め息をつかされた、極上のカッコ良さが地上波に載るらしい。 殺される。美しさに殺される。その口元が、鼻筋が、歌声が、「本格辛口っ!!!」と俺らを殴りにかかる。花びらの舞う血反吐を吐く。ノド唸ル。 吉井さん。 アンタに殺られるなら本望だ。 サッポロビール。 買う。俺、家でビールとか普段飲まないけど、 買う。本格辛口。 何なら親にも買…

  • 私の頭の中のカタギリ

    先日書いた海外YouTuberのお姉さんは最近彼氏が変わった(半年ぶり5度目)。 長くウォッチしていると人生の様々な変遷が分かる。今度の彼氏はお調子者で少しやかましい。 私は以前のガッシリ系のお兄さんの方が好みだったが、致し方ない、次も楽しく暮らして頂きたい。 しかし彼氏の変わるスピードがなかなか速くてタオルかな、と思ったりします。さながらタオル買い換えのスパン。 私は褪せてもヨレても辛抱強く使ったりしますが(タオルの話ですよ)、お姉さんは切り替えが実に速い。そしてどんどん人に見せて行くスタイル。 その躊躇いのなさは海外みがあって爽快で好ましい。 ぜひ幸福に、ハイスピードにこれからも生き抜いて…

  • 後援会の力強い声援

    自宅仕事は孤独極まりないので、最近はバックに1000人規模のオーディエンスがいる設定で作業をしている。 突然の告白によりこの記事を始める。 私は根底がパワー不足なので(動物占いはコアラ)、家に放っておくと大抵床でダランとなる。畳まれていない洗濯物のような頼りなさを醸し出す。 基本そのスタイルで、何かしなくてはならない時だけ「よっこいせ」と動き出す訳だが、なぜあんなにも『何かしなくてはならない』という動機は重たく感じるのでしょうかね。断じて動きたくない。 でも仕事はしなくてはいけないし、サボって泣く目を見るのは自分なので、精一杯の“無心”で立ち上がる訳です。 (これは行動を起こすコツで、「頭で考…

  • 落ちる水

    喧騒最中の産声に 放り出されてここへ来た あの温む場所への還り方を 砂に塗して足下へ埋め迎え撃つのは何重の 我と慢との灼熱のとばり 石を食っては腹に留める 熱されて渇くのが君だ 私という皮を着たさて孤独 標もなき土の寂しさ 無音はいつでも鳴り続ける 思い出せば懐かしき 古里にはいつも風が吹いていて 水辺の匂い、優しき寝床 微笑んだあの場所から君は来たのだだから待て あの遠くから来て落ちる一滴 耳を澄まし言葉を飲み いつか胸に染むその水の音を 孤独は肉の それを着た魂たちの回遊切っても貼っても漏れることなく 出口は入口に繋がれる それでも泣くな 水を待て あの温む場所から出でていつか必ず来る一滴…

  • 俺らの人生はうっかりで過ぎるから

    ぼんやりしてるとブログを忘れる。数年間まともな文章を書いていなかったせいである。 10代から20代前半まで、驚くほど熱心にブログや詩やらを書いていた私は、ついにもう過去となり姿を消したらしい。 何という事だろう。そんなに経ているとは自分でも思わなかった。多分足下の土の奥深くにずんぐり丸まって埋まっているのだ。 こうやって数年ぶりに復活したブログでちょろちょろと言葉を綴りながら、これは土に水をかける作業でもあるなと思う。 ほんのちょっと流しかけたくらいではアレは出て来ない。ほっこりとした土の中、もう傷付くことのない場所で安らかに眠る自分。 書かなくて済むならそれが一番良いじゃないかと思う。無力さ…

  • 小さい犬こわい

    YouTubeをよく観る。 テレビよりもよく観る。 色んなジャンルを観るんだけどもたまに海外のYoutuberも観る。 言葉はよく分からないのだけどニュアンスで観ている。英語圏の方はリアクションが大きくて頼もしいですね。 言葉も分からないのに何を観ているのかと言うと、大体ワークアウトとか、お家のインテリア作りだとか、掃除しながら踊ってたりとかそう言うことである。 アゲアゲなブロンドお姉さんは誕生日にピタピタのドレスを着て友人達とパーリーしている。 ああいう世界を見ると、「げに偉観である」みたいな気分になって清々しい。全てのイベントを貪欲に味わい尽くそうとしている、その魂や潔し。 オシャレをする…

  • どんぶり無い問題

    我が家にはどんぶりがない。 正確に言うと、軽い丼ものくらいならイケる器はあるが、「スープも入れられる麺皿」がない。 結構長いこと一人暮らしをしているのに何故そんな事態なのかと言うと、私は家であまりラーメンを食べない。自宅で「袋麺」を作る発想が元々ないのです。 子どもの頃、祖母が呆れ返るレベルで私は食べるのが遅かった。 「はるすけが食べよるの見ると、イライラする!」と祖母は母に言った。言ったらしい。私は覚えていないが。 大人になった今でも己の食事の遅さに辟易することがあるので、当時の祖母の気持ちは痛いほど分かる。私はとにかくよく噛むのだ。ウィダーインゼリーすらよく噛んで飲む。オニギリ食べてる感覚…

  • 「実質水」である訳なかろうが

    ネットでよくある「実質水です」という表現が嫌いなんである。 アルコール度数の低い酒を指して「これは水と変わりません」とおっしゃる訳だ。水ですからいくら飲んだって罪ではありませんよ、ええ全くのシラフです問題ありませんよ、とわざとらしい笑顔を添えて言ったりする。 もちろんシャレである事は理解しているのだけどどうしてもその表現が自分は好きでない。「実質水である訳なかろうが」と内心思う。酒が水と同じな訳あるか。 自分の親はアルコール依存と呼ばれるレベルの人達だった。 一人は酒と痛み止めを飲み過ぎて腸に穴が空いて腹に水が貯まって死にかけて病院に行った。奇跡的にその時は助かったが、しばらく経った後に心臓が…

  • リハビリである

    文章の書き方を忘れてしまった。原因はTwitterなんである。 あれは手軽ではあるけども、どうも言葉の短気になってしまっていけない。 Twitterをやり始めた頃、まだそれまでのブログ文化の長文癖があった自分は、同じ話題をしつこくツイートし続けてしまってどうにも収まりが悪かった。言っても言っても言いたい事が終わらないんである。 それまで結構な期間ネットで長文を書き続けていた自分は、己の文章の “まどろっこしさ” に嫌気が差していたりしたので、Twitterに鞍替えしてみて余計にその悪癖を痛感した。世にはこんなに軽妙に端的に言葉を書ける人達がいるのにね。140字でパキッと。 そんな事を考えるうち…

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