フランチェスカ・ガールを知ることがてきたのが最大の収穫。
大きな船に乗って海に出たいよ。もちろん快適なやつで。
タイトルだけで胸が高鳴る。
虚脱した。
Captain Blood 1935年。監督 マイケル・カーティス。主演エロール・フリン。音楽 エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト。 主演のエロール・フリンは西部劇の「壮烈第七騎兵隊」で主役のカスター将軍を演じたハリウッドの剣戟スター。 1935年の映画である。 古き良き映画、とでもいうのだろうか。古ければよいというわけでもないのだが、この時代の純粋な娯楽映画というのは不純物がなくて、本当に見ていて楽しい。クソみたいな仕事が終わった週末に映画館で束の間の現実逃避をするには完璧な映画だったのではないかと思う。 現在、海賊映画といえば「パイレーツ・オブ・カリビアン」一択になってしまうが、そんな…
意味なんかない。意味なんかないね。
ヘンリー・フォンダはすごいのお、とあらためて思う映画。
サイコパスによるマンハント。アメリカンニューシネマの流れのウエスタンには埋もれてしまった良作が多い。
これは黄昏の西部開拓時代の寓話である。
邦題からするとどうしてもビリー・ザ・キッド視点で観てしまうが、パット・ギャレット視点で観るとまったく違う映画になる。
あのテーマ曲が鳴り響くだけで、胸が高鳴るなんて。そんな体験は久しぶりじゃないか?
グレン・フォードといえばやはり「スーパーマン」のジョナサン・ケントですよ。クラークのパパですよ。ちがうの?
やっぱアメリカだよな、と思わせてくれる映画である。
どうすることもできないこともある。
家で映画を見る機会も多いであろう昨今。ぜひとも見てほしい西部劇。オープニングからラストまで、すべてが完璧。
西部の町では罪を償わずに反省だけして普通に生きようとする不届き者がいます。大抵は失敗するけど、たまに成功例があります。
デンマークで西部劇。なぜそうなったのかは知らんが、こういうときはたいてい、王道に着地する。
スペシャリストである。達人である。俺も何かに秀でた達人になりたいものである。いや、きっと何かあるはず。気づいてないだけで。
THE DESPERADOS 1969年。監督ヘンリー・レビン。主演ヴィンセント・エドワーズ。音楽デイヴィッド・ウィティカー。 個人的には主人公のデイヴィッドが残念なのであった。中肉中背でシュっとしてなくて、モタっとしてて、いまいち魅力に欠けるのであった。だがそれを補ってあまりある男がいたのである。当然のことにジャック・パランス演じるジョシアである。秘密結社「ジャック・パランスの息子たち」会員からすれば、もうそれだけで名作である。 これぞジャック・パランスというクレイジーなパパ、ヤバいパパ、人としてかなり残念なパパをパランスは魅力的に演じてくださったわけである。主演はジャック・パランスといって…
誰かが撮らなければいけない映画がある。そんな映画である。
蛇足、としかいいようがないオリジナル以降の荒野の七人たちの物語もこれにて終了である。だがしかし、21世紀になって素晴らしい七人たちに僕らは再会することになる。
よくやるなあ、というのが率直な感想だが、さらにもう一作あるのだから感心するしかない。逆に奮い立つよ。
残像だけではどうすることもできないのである。
ベックのアルバムに似たようなタイトルのやつがあったね。関係ないけどね。こちらの邦題は直訳でナイスだね。
これはチャールズ・ブロンソンだから成立する映画だ。
色々あるけど、やっぱ馬とは呼ばれたくねえな。
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HOW THE WEST WAS WON 1962年。監督ヘンリー・ハサウェイ。ジョン・フォード。ジョージ・マーシャル。出演ヘンリー・フォンダ。ジョン・ウェイン。グレゴリー・ペック。ジェームズ・スチュアート。音楽アルフレッド・ニューマン。 東部から開拓民として西部に向かうプレスコット一家のストーリーである。全5章からなるオムニバス映画で、シネラマという方法で撮影されたものだそうだ。よくわからんが、とにかく大迫力の画面で堪能できるらしい。映画館では。所蔵しているのは古いDVDなので画面が3分割されたような縦線が入っている。見にくい。Blu-rayではこの分割ラインが消えてるそうだ。今買うならBl…
The Outlaw Josey Wales 1976年。監督クリント・イーストウッド。主演クリント・イーストウッド。音楽ジェリー・フィールディング。 やたら唾を吐く男ジョージー・ウェールズが主人公の西部劇である。クリント・イーストウッド監督の西部劇第2作目である。映画にはイーストウッドの実の息子と、後に交際することになるソンドラ・ロックが出演している。 映画「アウトロー」より で、こんな話さ。南北戦争のさなか、北軍の無法集団レッド・レッグスに妻と子供を殺された農夫のジョージーは、復讐のために同じ境遇の被害者の会に参加し、早撃ちガンマンとして知られていく。 イーストウッドの西部劇は奇妙な西部劇…
RED RIVER 1948年。監督ハワード・ホークス。主演ジョン・ウェイン。音楽ディミトリ・ティオムキン。 ハワード・ホークスの二大傑作西部劇のひとつである。もうひとつはもちろん「リオ・ブラボー」である。西部劇は大雑把にいうと開拓史と保安官ものの二つのジャンルがある。ハワード・ホークスはこの二つのジャンルで映画史に残る傑作をつくったわけである。「赤い河」が開拓史で、「リオ・ブラボー」は保安官ものというわけだ。で、こんな話さ。牧場を経営するダンソンは、南北戦争の敗北で不況の南部からミズーリ州への1600キロの距離を牛10000頭を大移動させることにした。 これは「赤い河 D」の物語である。 映…
SILVERADO 1985年。監督ローレンス・カスタン。主演ケビン・クライン。音楽ブルース・ブルートン。 80年代といえば西部劇なんかはもう過去のジャンルになっていて、誰も見向きもしない、というのは言い過ぎかもしれないが、とにかく終わったジャンルだったようだ。そんな逆境の状況であえて製作されたわけだから、当然のことに男気に溢れた西部劇というわけである。なにはともあれ若き日のケビン・コスナーが出ている。とにかく若い。演技も若い。落ち着きがなくやたら動いている、というくらいに若いコスナーだ。四年後にはもう「それを造れば、彼が来る」という謎の声を耳にするちょっとヤバい人になってしまうのだ。さらにそ…
何かを変えなきゃ、変わらなきゃ、なんて思っても何もできない、こんな僕ですが、よろしいでしょうか?
CORRI UOMO CORRI 1968年。監督セルジオ・ソリーマ。主演トーマス・ミリアン。音楽ブルーノ・ニコライ。 「復讐のガンマン」の続編である。でもリー・ヴァン・クリーフはいない。トーマス・ミリアンのクチーヨが主人公に昇格である。続編といっても前作を見てなくてもなんの問題もない。設定も少し変更してる。クチーヨは結婚してたのに独身になっていて、べつの婚約者がいる設定になっている。というかナイフ投げの名人クチーヨ、これだけが同じなわけである。実際の邦題は「続・復讐のガンマン 走れ、男、走れ!」と、原題がサブタイトルになっているのだが面倒なので原題どおりにした。 映画「走れ、男、走れ!」より…
「スーサイド・スクワッド」はこの世界の変数のようなものである
でも一番好きなヴィランはローグズのキャプテン・コールドなんだよね。
本当は選択肢などない。人生に岐路なんてない。あるように思うのは錯覚でしかない。ふり返ったとき、後悔とともにそう思うだけである。
UN DOLLARO TRA I DENTI 1967年。監督ヴァンス・ルイス。主演トニー・アンソニー。音楽ベネデット・ギリア。 これといって特徴のないマカロニウエスタンである。台詞の少ない演出が特徴といえば特徴たが、さほど効果があるようには思えない。まあ、最大の弱点は主人公のストレンジャーがあまり魅力的ではないことなのだった。誠に残念である。けれども作品としては不思議と嫌いではない。それでいいじゃないか。 映画「暁の用心棒」より で、こんな話さ。 騎兵隊を騙して奪った金を取り合うアメリカの賞金稼ぎとメキシコの山賊たちの醜い争いである。 ストレンジャーがやって来たメキシコの村は廃村のような村な…
Se sei vivo spara 1967年。監督ジュリオ・クエスティ。主演トーマス・ミリアン。音楽イヴァン・ヴァンドール。 いきなり地面から手が伸びているのであった。ゾンビか。でも地中から伸びているわけではなかった。生きてんだか死んでんだかの主人公は名無しの流れ者で、ジャンゴは配給会社がつけた名前で、あやかりジャンゴで、でもここではジャンゴと表記していくことにして、で、生きてんだか死んでんだかなジャンゴは二人のネイティブ・アメリカンに助けられるのであった。ネイティブの発言からするとジャンゴは死んでいたようだが、とにかくなんやかんやの儀式によって生き返るのであった。I am the resu…
ウエスタンと言われるとちょっと違うけどメキシコ革命ものに外れなし、である。さらにはクラウス・キンスキーに魂を揺さぶられるよ。
La resa dei conti 1967年。監督セルジオ・ソリーマ。主演リー・ヴァン・クリーフ。トーマス・ミリアン。音楽エンニオ・モリコーネ。 オープニングがカッコいい。のはマカロニウエスタンではよくあることなわけだが、リー・ヴァン・クリーフだとその打率も跳ね上がる。ような気がする。というわけで賞金稼ぎのコーベットを演じるリー・ヴァン・クリーフと、クチーヨを演じるトーマス・ミリアンである。こんなことが許されるのか!という組み合わせだ。こんなことが許されるからマカロニはたまらないのだ。 で、こんな話さ。 賞金稼ぎコーベットは町の有力者ブロクストンの依頼で、少女暴行犯のクチーヨを追跡するのだが…
MANNAJA 1977年。監督セルジオ・マルチーノ。主演マウリツィオ・メルリ。音楽グイド&マウラリツィオ・デ・アンジェリス。 後期マカロニの傑作、と言われている、らしい。原題であるマンナーヤとは斧のことであり、また主人公の通称でもある。すなわちマンナーヤの武器は斧、ということである。バトルホークである。だからいきなり斧で賞金首の手首をぶった切るのであった。 映画「ハチェット無頼」より で、こんな話さ。 マンナーヤは賞金首を連れて鉱山の町に向かうがそこはぬるーんとした、実に陰鬱とした町で、酒場すら閉鎖されているのであった。なんだか面倒な町で、宿泊するのにも許可が必要とかで、マンナーヤは町を支配…
IL BIANCO.IL GIALLO.IL NERO 1974年。監督セルジオ・コルブッチ。主演ジュリアーノ・ジェンマ。トーマス・ミリアン。イーライ・ウォラック。音楽グイド&マウリツィオ・デ・アンジェリス。 監督がコルブッチである。「続・荒野の用心棒」や「ガンマン大連合」のコルブッチである。キャストは我らがジェンマ、「情無用のジャンゴ」や「血斗のジャンゴ」のミリアン、そして「続・夕陽のガンマン」の卑劣漢イーライ・ウォラック。凄まじいキャスティングである。この三人が揃って面白くないわけがないじゃないか。徹頭徹尾くだらなさ全開で最初から最後まで突っ走ってくれる。日本人からするとデタラメすぎる日本…
3:10 To Yuma 2007年。監督ジェームズ・マンゴールド。主演ラッセル・クロウ。クリスチャン・ベイル。音楽マルコ・ベルトラミ。 追悼ピーター・フォンダ。 ピーター・フォンダの追悼としてはどうかと思うが、ちょうど書いてたので。いずれ「さすらいのカウボーイ」について書きたいと思う。 映画「3時10分、決断のとき」より 1957年「決断の3時10分」のリメイクなわけだが、オリジナルを越えている。でもまあ2000年代のリメイク西部劇はオリジナル越えが多い。と思ってしまうのは世代だろう。例えばコーエン兄弟の「トゥルー・グリット」だ。これは「勇気ある追跡」のリメイクなわけだが、まあコーエン兄弟は…
The Assassination of Jesse James by the Coward Robert Ford 2007年。監督アンドリュー・ドミニク。主演ブラッド・ピット。音楽ニック・ケイヴ。 映画「ジェシー・ジェームズの暗殺」より ブラッド・ピットの西部劇である。彼が製作を熱望した映画らしい。実在のアウトローであるジェシー・ジェームズの死ぬまでの約7ヶ月を描いた、実話に基づいた映画である。 一般的な西部劇とはだいぶ趣きが異なる映画である。派手なガンアクションはなく、男前のカウボーイもでてこない。どよーん、と遅くて重い西部劇である。ジェシー・ジェームズを題材にした西部劇は他にもあるが、…
IL NOME E NESSUNO 1973年。監督トニーノ・ヴァレリ。主演ヘンリー・フォンダ。テレンス・ヒル。音楽エンニオ・モリコーネ。 ヘンリー・フォンダがマカロニにやって来たの巻、なのであった。監督は「怒りの荒野」のヴァレリだが、実質的には原案・製作総指揮のレオーネの映画だという話。部分的にはレオーネが演出をしていたという話。これ以降は見るべきものがない、ということで最後のマカロニウエスタンと呼ばれているという話。いろんな話。魂は不滅とかそういうことではなく、生きる屍さようなら。 映画「ミスター・ノーボディ」より で、こんな話さ。 伝説の早撃ちガンマン・ボーレガードはもう、目が霞むなあ、…
期待するほど祈りませんが、それはそれでいいのですが、牧師っぽいルックスなのでいいと思います。でも、むしろ悪い奴らが輝いています。
BITE THE BULLET 1975年。監督リチャード・ブルックス。主演ジーン・ハックマン。音楽アレックス・ノース。 ジーン・ハックマンといえばレックス・ルーサーなのであった。違うか。「許されざる者」でもいい味だしてた。いや、いくらでもある。「ミシシッピーバーニング」とか。でも男ならこれだ。ハックマンのベストはクレイトンだ。そう、クレイトンは最高なのだ。男なのだ。カッコよすぎるのだ。最初から、馬を届ける約束の時間に遅れるのを承知で母馬に死なれた子馬を助けるのである。男のやさしさ全開で始まるのである。で、さらにはジェームズ・コバーンである。まあ、ジェームズ・コバーンが出てれば間違いない。大抵…
HIGH PLAINS DRIFTER 1973年。監督クリント・イーストウッド。主演クリント・イーストウッド。音楽ディー・バートン。 イーストウッドの西部劇初監督作品なのであった。初監督の西部劇でいきなりこんなものを撮ってしまうのか、というくらいに傑作というか、なんというか、独特の空気が蔓延しているウエスタンなのであった。ジョン・ウェインに出演オファーをしたらしいが、断られたらしい。作中の町の住民に開拓者としての偉大なスピリットが感じられない、という理由で。ふうん。だがこれには西部劇史における前フリがあるわけで、ハワード・ホークス監督、ジョン・ウェイン主演の「リオ・ブラボー」は「真昼の決闘」…
まだまだ世界は暴力にあふれ、平和ではありません。
マカロニ界随一のモテ男・ジェンマ。俺たちのジェンマ。ブレまくりの保安官に心が折れることなく邁進します。
生きとし生けるものに感謝。かけがえのない、今のこのバイブスに感謝。
俺たちのB級スター。アンソニー。芸人じゃないほう。マカロニのほう。
真心ブラザーズのライブはよく行ったな。昔ね。新宿の日清パワーステーションとかでよく見たな。フロントアクトがエレファントラブとかでね。
生きてるし、死んでるし。愉しいし、哀しいし。
骨の髄までリー・ヴァン・クリーフに浸りたい人は絶対に必見だが、西部の町に突如として現れた貴族も見逃してはいけない。
ぼくらの時代に足りないのはバート・ランカスターである。
黄昏の西部開拓時代がどうしてこうも胸に刺さるのか。それにつけても悪いヘンリー・フォンダ、たまりませんなあ。
レイダース感満載の西部劇。でもグレゴリー・ペックはヘンリー・ジョーンズJrとはだいぶちがう。堅いわ。
誰だって戦争になんか行きたくないですよ。逃げられるものなら逃げたいですよ。それがまともな人間の選択ですよ。でも西部に逃げたところで厳しいことに変わりはないけどね。
悪いほうが前に出ます。それがマカロニウエスタンのルール。
続・マカロニにおける正しい若者の描き方。
ここは敢えてリンゴではなく、花屋の忘れな草に熱視線をおくろう。ラストの決起には魂が踊りだすことまちがいない。
パープーな息子をもつと命を救ってやった親友と対峙せねばならぬ。という視点で見るとまた違った味わい。
ジェンマのマカロニなのにジェンマが霞んでしまう。そんなこと許されるのか!今回は許されます。
ベッドで死ぬくらいなら、俺は俺の死を死にたい。あいつのために。暑い日々には熱い西部劇だ。ぐふ。
「コンスタンティン」は大人になれない全ての大人たちのための映画である
続編でもリブートでもなんでもいいから新作やってくれ。全世界の大人になれない大人たちが待っているのだ。
カウボーイは牧場で、ヒーハー!って叫んでロデオみたいなことしてるわけではないんです。めっちゃ過酷、燃え尽きるほどヒート。
飛んできたカケスがキンカンを突つきだす。アルテミスが矢を放つ。
「バットマンVSスーパーマン」は死に急ぐブルース・ウェインの悲痛な結末への序章である
バットマンとスーパーマンのマッチアップ!でもそこにあまり胸を踊らしてはいけないよ。だって二人はヒーローだもの。
ヘンリー・フォンダはなんでもできる。騎兵隊将軍から賞金稼ぎ、アウトロー、詐欺師まで。今回はオビワンのような元保安官の賞金稼ぎです。
ミシンから弾が出る!ロシア人と共闘する!美人すぎるシスターが!なんかいろいろありすぎのマカロニウエスタン!
ジェンマがジェンマらしさを炸裂させた痛快な傑作。ラストもいい感じに終わるよ。
ケオマ!フランコ・ネロがハーフ!西部開拓時代なのに漂う終末感!いや、そうでもないけど。残念な感じのウディ・ストロードは必見だ。
愛と勇気と笑いとくだらなさとビターがほどよい傑作です。アクアマンと相性が良さそうだ。ネタにされてたし。
ベンとチャーリーの愉快な珍道中。追加戦士のスミスは、今日も明日も舌打ちしながら働く僕たちなんだ。
マーティンとリッキーはセブンとレオの関係に似ているぞ。
犬、鞭、照りつける太陽の光!合言葉は「よう、旦那!」っていうマカロニですが何か?
ありがとう、七人の男たち。僕は明日も働くよ。
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