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  • かまきり

    かまきりはほんとうはいいやつなんだかまきり

  • 黒猫の忍のごとく夏落葉

    おそらく一緒に生まれて来た二匹でしょう。片方はとても警戒心が強くて近寄って来ません。片耳の先っちょが千切れてる方は人懐っこく傍へやって来ます。警戒心の強い方は、ずっと見かけなくていつも一匹だったから片方は不幸があったのかと思っていたのです。それが、今年になって初めて一緒にいるところを見たのです。まだ大人になっていないような大きさの猫です。こういう種類なんでしょう。のら猫はよく耳の先っちょが千切れているのを見かけます。生きて行くのは大変です。テリトリーに入って来る無法猫もいるから。黒猫の忍のごとく夏落葉

  • 一行詩/小鳥

    声の耳そうじ屋さん一行詩/小鳥

  • 帰って来たノラ猫

    ずっと前に何度か見かけてそれっきりになってたノラ猫がふらりと玄関先に現れた何十日ぶりだろうどこに行ってたんだいどこで寝てたんだい僕が驚いて聴いているのに僕の足に頭をこすりつけ長いシッポを巻き付け甘えて鳴くばかりそっかお腹を空かしているんだ待っておいで何かあげるよと言う間もなくするりと僕の股をくぐり抜け開けてる隙間から駆けあがったそして部屋のあちこちを嗅ぎまわるノラ猫まるで自分の家のように鼻を近づけて嗅ぎまわったそれから僕に変わりはなかったかと言うように僕を見上げるノラ猫すすけたように汚れているそれにちょっとやせたみたいほんとにどこに行ってたんだい僕が言うのを聴いているのか耳を片方向けているでも君はごはんに夢中だ食器を揺らすほどにして食べているそのこっちに向けてる耳の先に治りかけてる傷を見つけたそっか君も苦労して...帰って来たノラ猫

  • いたずら春風くん

    あらあらいたずら春風くんまだ青い木の葉をそんなにいっぱい散らしてどうするのだってぼくトランプ占いをしてみたかったのこれこれいたずら春風くんあの人の帽子を空に高く飛ばしてどうするのだってぼく空に泳がせて遊びたかったのいたずら春風くん

  • れんげ草

    空へ向けた逆さまのシャンデリアれんげ草

  • 生きていてもつまらない子ちゃん

    生きていてもつまらない子ちゃんが空を見ていますつまらないつまらないとつぶやきながら部屋の窓から春の雲を見つめています生きていてもつまらない子ちゃんがおやつを食べています大好きなプリンですいつの間にかくせになっていてつまらないつまらないとつぶやきながらペロリとすぐに食べてしまいましたつまらないつまらないとつぶやきながらスプーンを舐め舐めしました自分の顏が逆さまに小さく映っていました生きていてもつまらない子ちゃんはつまらない部屋を出て外に出かけましたつまらないつまらないとつぶやきながらつまらない町を歩いていましたすると目の前でおじいさんがつまずいて転んでしまいました咄嗟におじいさんに手を差し伸べました手に掴まるとおじいさんは起き上がることが出来ました「おじょうちゃんありがとう」と嬉しそうに言うと持ってたケーキ屋の紙...生きていてもつまらない子ちゃん

  • ぺんぺん草のぺんぺん

    道ばたのヒビわれからぺんぺん草のぺんぺんが顔出して春の雨にすくすく伸びました白い小さなお花がオツムに咲きましたうれしくってぺんぺんは歌いますまだやわらかなバチだけどペンペンペンペン春風に弾きますスズメが聞きつけてやって来ましたチュンチュンペンペンチュンチュンペンペン楽しい歌声ですゆかいな歌ですペンペンペンペンチュンチュンチュンチュンペンペンペンペンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンペンペンペンペンチュンチュンチュンチュンペンペンペンペンモンシロチョウチョがひらひらと躍りながら飛んで来てオツムにそっととまりましたゆらゆら揺れながら聴いていましたぺんぺん草のぺんぺん

  • のら猫とお日さま

    のら猫の耳と春の日が遊んでるのら猫のシッポと春の日が遊んでるのら猫のオツムを春の日がなでなでしたのら猫はうれしくって春の日に顔をこすりつけたそれから寝ころがってごろんごろんしたお日さまがそのお腹をなでたのら猫は何度も何度もごろんごろんしたのら猫とお日さま

  • 眠たい朝は

    眠たい朝はコーヒー飲んでも効き目なしすぐにあくびが出てしまうすぐにぼんやりしてしまうもう一杯飲もうかなちょっと濃い目にしようかなそれでも眠たくなったなら少しだけも一度寝よう少しだけぐっすりと眠たい朝は

  • 春のふとん

    春のふとんの気持ち良さ一度目が覚めてもまた眠るもう一度春の朝の春のふとんの気持ち良さ春のふとんの気持ち良さ二度目が覚めてもまた眠るもう一度春の朝の春のふとんの気持ち良さ春のふとん

  • たんぽぽ

    お日さまが出てるときたんぽぽはいっぱいに大きく広げて咲いているこれ以上はむりというほどにまんまるくころがるように咲いているうれしくてたまらないと言うようにまんまるく弾むように咲いている胸を張るように咲いているだけど雨の日のたんぽぽは傘をたたむように閉じているほんのちょっと黄色を覗かせて雨の止むのをじっと待っている明日は晴れるといいねたんぽぽ

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