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2019/03/21

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  • ウィンターオンファイアー

    実際にこのようなシーンはないですけど ずいぶんほったらかしにしたままでお恥ずかしいという気もするブログですが、まぁよく考えたらそもそも立派な内容のブログでもなんでもないですし、今更失う恥もないので久々に更新します。 次の更新がいつかは分かりませんが、どうせ個人ブログですので好きなことを好きに書けばいいやという次第でございます。良かったら読んでくださいな。 今回はNetflixのドキュメンタリー【ウィンターオンファイアー】です。 ウクライナとロシアの戦闘状態 2022年3月1日現在、ウクライナとロシアの間で非常に緊張感の高い状態が続いています。 「これは侵略戦争だ!」とか「日本はロシアに対してど…

  • 私がモテてどうすんだの映画化に対して

    私がモテてどうすんだ、という作品が映画化されます。 もともと2013年から2018年にかけて連載されていた同名マンガが原作です。 先に白状いたしますと、マンガは未読です。アニメも観ておりません。 僕が観たのは、【映画の予告】のみです。 なので、映画本編の出来や、原作に対する評価や不満は一切ありません。 ただそれでも【映画の予告】だけから伝わる異常な嫌悪感はビッチビチに感じます。 気が狂いたい方は下記をご覧あれ movies.shochiku.co.jp この数ヶ月のBLM運動からもみてとれますが、人種差別撤廃への気運がかなり高まっています。 というよりも、行きすぎてどうにもおかしな方向に向かっ…

  • 凪待ち《最低なキャッチコピーにうんざり》

    映画の点数…79点ポスターの点数…30点 最低なキャッチコピー こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《凪待ち》です。 元スマップの香取慎吾さんを主演に、現役監督として油乗りまくりな白石一彌さんが監督。 東日本大震災の傷跡の消えきらない福島で起こる、一件の殺人事件とそこに生きる人々の姿をうつした一本。 香取慎吾さん主演という時点で映画ファンもそうでない方も「どれどれ、どんなものかしら」と身構えるものだと思うものでしょう。 映画として まず映画としては非常に楽しめました。 元アイドルとは思えないくらいダウナーで暗い主役をキッチリ演じきった香取慎吾さんと、脇を…

  • 日産自動車のロゴが変わるよというお話

    日産自動車がブランドロゴの変更を発表しました。 現行の立体型ロゴは19年間使用したとのことで、ゴーン体制を象徴するロゴからの脱却を図ったとの見方もあるようです。 ゴーンさんがどうのこうのはここでは触れませんが、「イメージを変えたい!」という時にロゴを変更するのはよくあることで、洋服のブランドで言えばGU、バレンシアガ、バーバリーなんかはロゴを変えた後から業績が好調になった印象もあります。 近年日産が業績が悪かったというのは周知のことですが、このタイミングでのロゴの変更は基本的には前向きな発想だったと言えるのではないでしょうか。 まぁそのへんの経済のお話は他の方にお任せするとして、僕はデザイナー…

  • ローソンPB商品ボヤ騒動への所感

    ローソンのプライベートブランド(PB)商品が、熱く燃えています。 コロナウィルス騒動でステイホーム、ホームご飯を大いに支えるコンビニ食品。 大手スーパーの売り上げすらも超えたコンビニの、しかも自社製品ともなれば相当に気合いの入った商品であろう、デザインであろうとお察しいたす。 ところがフタを開けてみれば「どれが何の商品か分かんねぇよ!」と日本全国で火の手があがる事態となっている。 人種差別運動で(文字通り)燃え上がるアメリカに対し、「デザインが分かりづらい」ことでボヤ騒動になる日本に生まれて良かったなどと胸をなで下ろしつつも、僕自身がデザイナーであることもあり対岸の火事、対岸の暴動ではないと意…

  • ナイスガイズ《もっと高く評価されてほしい傑作》

    映画の点数…93点ポスターの点数…海外版90点、日本版20点 ライアン・ゴズリング週間 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 突然ですが、僕が最も好きな俳優はアル・パチーノです。 これは長い間ずっとそうなのですが、その次に好きな俳優となるとライアン・ゴズリングと堺雅人さんになります。 この三人だけは「こりゃあ面白くなさそうだな…」という映画でもとりあえず観ることにしております(あ、ごめんなさい、「鎌倉デスティニー」って映画は観てないし今後も観ないと思います)。 そんな大好きなライアン・ゴズリングですが、その中でもベスト・オブ・ライアン・ゴズリングの一本がこの《ナイスガイズ》で…

  • スノーピアサー《正直に、つまらない》

    映画の点数…51点ポスターの点数…60点 ポン・ジュノ監督×ハリウッド こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 先日から【パラサイト アカデミー賞作品賞記念!ポン・ジュノ監督作品鑑賞週間】を設けて色々と観ているところです。 そのなかで今作《スノーピアサー》は、《オクジャ》と共にハリウッドの巨大予算で制作されたもの。 特にスノーピアサーはポン・ジュノ監督の代表作《グエムル》の主演二人(父と子)も出ていることもあり「ハリウッド映画なんだけどやっぱりポン・ジュノ監督」という姿勢も感じます。 とはいえそれが成功するかどうかは別の話。 主演には当時キャプテン・アメリカとして爆売れ中のクリ…

  • 1917 《意志も意図も分かるのだが……》

    映画の点数…75点ポスターの点数…80点 アカデミー作品賞・有力候補 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画はサム・メンデス監督の《1917》です。 先日のアカデミー賞ではポン・ジュノ監督のパラサイトが見事に受賞しましたが、その最終候補、なんならパラサイトよりも有利という情報もあったのがこの《1917》でした。 日本公開は発表の後であったため、どうしても「賞はとれなかったが、最終候補までは残っていた」という事前情報を頭に入れた状態での鑑賞となります。 サム・メンデス監督は作品数がそこまで多くないのもあるのですが、だいたいの作品は観ている状態です。 個人的には…

  • ROMA 《美術品のような映画・ポスター》

    映画の点数…90点ポスターの点数…75点 【次の世代の】映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ROMA》です。 Netflix制作によるメキシコ映画。 監督は《グラビティ》のアルフォンソ・キュアロンさんですね。(ゼロ・グラビティとは死んでも言いたくない!) この映画、作品の完成度が話題になったのも当然あるのですが、他にも議論を呼んだ部分が大きくて。 Netflix制作の映画なので、これをどこまで「映画」として認めるか非常に曖昧なんですよね。 ポン・ジュノ監督の《オクジャ》なんかもそうなんですけど。 アカデミー賞では結局外国語映画賞なんかは取りました…

  • オクジャ 《好き勝手に出来るすがすがしさ》

    映画の点数…85点ポスターの点数…88点 オスカー受賞記念第2弾 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《オクジャ》です。 ポン・ジュノ監督がパラサイトでアカデミー作品賞を獲得しての記念レビュー2作目。 とかいいつつ、単に僕がこれを機にポン・ジュノ作品を見直したいというだけですが。 制作がNetflixという超巨大資本をバックに制作されました。 Netflix作品なので、厳密に言えば映画ではないのかも知れませんが、個人的には「でも家でDVD観るのも映画鑑賞って言うじゃん?」と思うので、一応映画扱いとします。 Netflixは監督の好きに作らせるという噂があ…

  • グエムル -漢江の怪物-《既に完成間近な異常なクオリティ》

    映画の点数…83点ポスターの点数…30点(韓国版) 祝!アカデミー賞作品賞記念! こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画はポン・ジュノ監督作の【グエムル 漢江の怪物】です。 先ほど(2020年2月10日)アカデミー賞の発表がありまして、ポン・ジュノ監督の【パラサイト】が作品賞!監督賞!脚本賞!国際映画賞!と4部門をかっさらいました。 Webで観ながら鳥肌がたちましたね。 こんなことが起きるんですね、本当に。 英語以外の映画では初、アジア映画としても初、パルムドールとのダブル受賞も2例目?かな、とにかくとんでもないことが起きたわけですね。 これが日本映画であっ…

  • マリッジ・ストーリー《皮肉の効いたポスターの構成》

    映画の点数…92点ポスターの点数…75点 絶好調!ネトフリ×アダム×スカヨハ こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げるは《マリッジ・ストーリー》です。 監督はノア・バームバックさんですが、どちらかと言うと「またNetflix制作による傑作が出てきたな」という印象。 もはやNetflixが本気で作った映画は必見というレベルになってきています。 映画に対する常識の意識変化が必要なんですねぇ。。 主演はアダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソン。 スカーレット・ヨハンソンは再評価、アダム・ドライバーは評価があがる一方という中での共演。 見事に二人ともアカデミー賞の男優…

  • タクシードライバー《素晴らしい映画、最高のポスター》

    映画の点数…95点ポスターの点数…99点 JOKERを踏まえた上で こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《タクシードライバー》です。 昨年話題を呼び、ついにアカデミー作品賞ノミネートまでいった《JOKER》。 そのJOKERの元ネタとなったとなっている作品の一つがロバート・デ・ニーロとスコセッシの《タクシードライバー》でした。 他にも同じコンビの《キングオブコメディ》も元ネタとなっていますね。 パクリとかそういうレベルの話ではなく、かなり明確に映画内に取り込んだ上で制作されているので《タクシードライバー》と《キングオブコメディ》へのアンサー的な作品だった…

  • アイリッシュマン《僕たちへの贈り物》

    映画の点数…92点ポスターの点数…88点 老人達のラストダンス?? こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《アイリッシュマン》です。 監督はマーティン・スコセッシ、主演はロバート・デ・ニーロですが、アル・パチーノやジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテルなどの豪華共演。 「あの、1970年代を駆け抜けた男達」による映画です。 上映時間は実に3時間30分にもおよび、どの角度から観ても超大作。 あえてハッキリ言いますが、これはもう上記の俳優達の最後の大型共演映画になるでしょう。 みなさんもうおじいちゃんですからね笑 イーストウッドのようなバケモノもハリウッドにはまだ…

  • ジョジョ・ラビット《僕的アカデミー作品賞!》

    映画の点数…97点ポスターの点数…82点 僕的・アカデミー賞受賞 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ジョジョ・ラビット》です。 観たきっかけは一つで、アカデミー作品賞にノミネートされていたから。 主演の男の子が完全に新人だということや、監督のタイカさんの作品がそれほど好みでもない点などから特に注目していませんでした。 ダメですね、こういう思い込みは。 一応アカデミー賞関連は目を通しておくかくらいの気持ちで観にいったら、完全にやられました。 今の段階で僕の中ではアカデミー作品賞受賞です。 噂ではこの作品が実際に受賞することは無いような雰囲気ですが、僕の…

  • THE GUILTY 《これは日本版ポスターの方が上では?》

    映画の点数…72点ポスターの点数…90点(日本版) ちょうどいい佳作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《THE GUILTY/ギルティ》です。 デンマークのサスペンス映画が、世界中でヒットを飛ばした一作です。 ハリウッド映画との大きな違いは見たらすぐ分かる通り、とにかく低予算で作られたということ。 何せ上映時間90分のうち、すべて同じ部屋(と、隣の部屋)で展開される映画です。 警察(日本とはシステムがどうやら違うようですが)として働く主人公が、電話オペレーターとして電話の向こうにいる女性の命を助けようと奮闘する様子を描いています。 奮闘といってもかな…

  • アバウト・タイム《瞬間を切り取った傑作映画&ポスター》

    映画の点数…95点ポスターの点数…40点 今年の初泣き映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《アバウト・タイム》です。 突然ですが、僕は恋愛映画をほとんど観ることはありません。 単純に、人の恋愛にほとんど興味がないからだと思います。 ですがこのアバウト・タイム、恋愛コーナーに置いてある映画なんですね。 人から聞いた情報でこの映画をオススメされたことをキッカケにして観た次第。 自分では絶対にチョイスしなかった映画でしょう。 それで観てみた結果……これ、そもそも恋愛映画ですか? もっと、ドラマとかヒューマンとか、なんならSFのコーナーでもいい気がします。…

  • 青い春《完全私情込完璧映画》

    映画の点数…93点ポスターの点数…85点 「自分的」傑作映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《青い春》です。 監督は豊田利晃さん、主演は松田龍平、原作は松本大洋という布陣。 共演には新井浩文、高岡蒼佑、瑛太、渋川清彦、塚本高史などここからスターになっていく俳優がゾロゾロいます。 さらにさらに、主題歌や劇中歌にはミッシェルガンエレファント。 もっとオマケで言えば、まだピースを結成前の又吉さんが出ていたり。 あくまでも今から考えれば冗談みたいに豪華なメンバーが揃った映画です。 // リンク 映画のクオリティ 先に結論から言ってしまえば、一本の映画として…

  • パラサイト 《韓国映画のひとつの結実》

    映画の点数…88点ポスターの点数…95点(日本版0点) 絶好調!韓国映画の集大成 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《パラサイト》です。 ここ10年くらいでしょうか、国際化に力を入れてきた韓国映画がとんでもないスピードでレベルをあげてきていました。 少し前の認識だと「昔の日本映画みたいで懐かしい気持ちになるなぁ」なんて評価があったのが信じられません。 今となってははっきりと「韓国映画の方が日本映画よりもレベルがはるかに高い」と認めざるをえないと思います。 もちろん僕にも大好きな日本映画は山ほどありますし、日本語を母国語としている以上は日本映画の方が馴染…

  • フォードvsフェラーリ 《爆音で浴びる映画館用映画》

    映画の点数…92点ポスターの点数…80点 アカデミー作品賞ノミネートへ こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《フォードvsフェラーリ》です。 そもそも多少車好きなので興味はあったのですが、マット・デイモンやクリスチャン・ベイルのファンというわけでもないし、J.マンゴールド監督は作品によって出来のムラの大きい人なので慎重になっていたのですが結果的には「観といて良かったー!」と言える素晴らしい作品でした。 映画を見終わったあとに入った情報では、アカデミー作品賞にノミネートされたとのこと。 アイリッシュマンやジョーカーなどライバル達が強敵なのですが、少なくとも…

  • 東京2020公式アートポスターについて

    東京オリンピックポスター こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 東京オリンピックのポスターが公開されました。 http://東京2020公式アートポスター 正式な名前は【東京2020公式アートポスター】というらしいです。 最近では「オリンピック」と限定した言い方をすると、パラリンピックが含まれていないような感じがするからでしょうか、「東京2020」というかなり曖昧な表現がされています。 でも一般的には普通にオリンピックと言葉にしているし、テレビでもわざわざ両表記は厳密にはされていません。 それはおいといて、とにかくポスターが決まったわけです。 今回はそのお話を少ししたいと思い…

  • 映画ポスターランキング2019 《1位は自分でも意外な一本》

    2019年映画ポスターランキング こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 スターウォーズEp.9の公開をもって、なんとなく僕の中で2019年も終わりになりました。 今回は、2019年の映画ポスターで優れていたと思うものをランキングにしました。ルールとしては 2019年に日本の劇場で公開されたもの(本国公開が2018年のもの含む) 映画の出来とポスターの出来は関係ない ビジュアルとしてカッコイイかどうかも大事だが、あくまで映画の内容を踏まえたポスターになっているかが重要 って感じです。 まぁエンタメである以上は個人の好みが多少入ってしまうのですが、厳密さを求めずになんとなく読んで…

  • 映画ランキング2019 《ベッタベタなランキングです》

    2019年映画ランキング こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 スターウォーズEp.9の公開をもって、なんとなく僕の中で2019年も終わりになりました。 今回は2019年の映画ランキングを一応つけてみようかなと。 ルールとしては 2019年の映画であること 本国公開が2018年とかであっても、日本で2019年に上映されていたら2019年としてカウントすること としてます。 まぁ、別に厳密なルールはないですけどね。 何の権威があるわけじゃあるまいし。 では、ご興味がある方は読んでいただけると嬉しいです。 第5位 ブラック・クランズマン 鑑賞体験そのものが思い出になるような映画で…

  • ブラック・クランズマン 《すっきり飲みやすい猛毒》

    映画の点数…92点ポスターの点数…75点 ストレートに面白い映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ブラック・クランズマン》です。 僕がこの作品のことを知ったのは、監督のスパイク・リーが今年のアカデミー作品賞の《グリーンブック》を批判していたことが最初だったように思います。 けっこう色んなことに積極的にガブガブ噛みつくタイプの監督ですが、個人的にはグリーンブックは大好きな作品なので「まぁそこまで言わんでも…」とも思ったのですが、指摘されていた点も「なるほど確かに」と思うところもあり。 やはり映画で差別というものを表現するのは難しいのだなと改めて思いま…

  • スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ注意!!》

    映画の点数…53点(大甘で)ポスターの点数…70点 新シリーズ、ここに終結 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け》です。 スカイウォーカーの夜明け(邦題)と、ライズ・オブ・スカイウォーカーではさすがに意味が違いすぎるのではないかと思っているので、これ以降は「エピソード9」で表記します。 さてスターウォーズの新シリーズ7~9が、本作で決着を迎えます。 今後もスターウォーズシリーズは一年にひとつずつくらい関連作品を作る計画があるとディズニー社は発表していますが、真偽はともかくとしてそれも今作エピソード9の評価次第とな…

  • X-MEN ダークフェニックス 《最後がこれってどうなのX-MEN》

    映画の点数…68点ポスターの点数…30点 19年目にしてシリーズ最終作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《X-MEN ダークフェニックス(2019)》です。 2000年より始まったX-MEN映画シリーズ。 ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマン最大の当たり役としてスタートしたわけですが、シリーズもついに19作目。 ヒュー・ジャックマンは先日X-MENから引退。 映画シリーズもついに今作をもって一応の締めくくりとなります。 シリーズの最終作で言うと、同じマーベルのアベンジャーズも一旦ファーストクラスのメンバーが卒業。 スターウォーズも最新の3作が終了、ト…

  • キングダム 《このやり方ではいつまでたっても…》

    映画の点数…52点ポスターの点数…6点 2019年度邦画実写No.1 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《キングダム》です。 ヤングジャンプ連載マンガの実写化。 主演には山崎賢人さんや吉沢亮さん、橋本環奈さん長澤まさみさん、一番おいしい王騎将軍役に大沢たかおさん等。 ちゃんと10億円くらいの予算をとって制作された日本では大型作品になりますね。シンゴジラよりも多いのかな? 若手の主演映画でここまで予算をとったってのは今の日本映画産業を踏まえるとなかなか偉いなと思う次第。 日本での興行収入も2019年度でトップ10に入ります。 評判も上々で、近年のマンガの…

  • エンド・オブ・ホワイトハウス 《ちょうどいい映画、ポスターワーク》

    映画の点数…78点ポスターの点数…95点 きたぞ、ちょーーーーどいい映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《エンド・オブ・ホワイトハウス》です。 ホワイトハウス・ダウンではありません。 エメリッヒの方では無く、アントニーさんのエンド・オブ・ホワイトハウスです。 まぁそのうち僕も絶対にどっちがどっちやら分からなくなるので、「しまった!借りる方間違えちゃった!!」という方もそんなに気にしなくていいと思います。 どっちの映画も、貴方の人生を変える一本ではありません(断言)。 とはいえ《エンド・オブ・ホワイトハウス》の方はなんだかんだで好評なのでしょう、続編…

  • 未来のミライ《低評価は納得、だけど…》

    映画の点数…82点ポスターの点数…95点 細田守監督作品 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は細田守監督作品《未来のミライ》です。 まぁ細田守作品といえば、映画ファンならマスト、映画ファンじゃ無くても一応観ておこうとなるくらいのブランドは既に獲得していると思います。 僕自身はというと、大ファンだとは言いませんが作品が出る度にやはり感動し感心し嫉妬してしまうような素晴らしい作品群だなと思っています。 ところが今作《未来のミライ》、公開当初から「こ…これはどうなんだ???」とまわりがザワザワしていて、結果的に興行収入的には全作バケモノの子などには遠く及ばずと…

  • ミスターガラス 《こうなるかな、と思ったらこうなった映画》

    映画の点数…75点ポスターの点数…85点 20年におよぶ三部作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ミスターガラス》です。 シャマラン監督の《アンブレイカブル》《スプリット》に続く3部作にして一応最後の作品になります。 アンブレイカブル以来となるブルース・ウィルスやサムエル・ジャクソンが再登場。 特殊能力を持つ【ヒーロー】達の結末を描きます。 シャマラン監督は、好きとか嫌いは置いておいて、「独特」としか形容しようのない不思議なテンポの映画が持ち味です。 もちろん僕は「好き」な部類で、全作とは言いませんがけっこう多くの作品を観ていると思います。 そのなか…

  • スカーフェイス 《コントラストの美しいポスター》

    映画の点数…50点ポスターの点数…87点 「苦手」な映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は「スカーフェイス」です。 あらかじめ言い訳しておきます。 今回映画の点数を50点としてますが、これはもうすごく単純に「僕がデパルマ監督作品が苦手だから」です。 映画の出来が悪いとかそういう話ではありません。 実際、公開から35年くらい経っても愛されている作品ですからね。 なので点数はもう無視してもらっていいです。 1983年公開のギャング映画。 主演は僕が最も好きな俳優、アル・パチーノ。 上映時間も3時間近くある大作ですね。 えー、それでもなお、僕はどうしても苦…

  • オールドボーイ 《ポスターで損をしてる?傑作映画》

    映画の点数…87点ポスターの点数…40点 今につながる韓国映画の傑作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《オールドボーイ》です。 2003年の作品なのでもう15年以上たつんですね。 ちょうど韓国映画が日本でも流行していたのが2003年くらいでしょうか。 冬ソナが2003年に放送していたらしいです。 当時は「まぁ、悪くはないけど日本の映画やドラマのパクリだよな」みたいなクオリティの作品も多々あったと思ってます。 そのなかにおいて、《オールドボーイ》は飛び抜けた傑作で。 今となっては悔しいけれど韓国映画のレベルは日本映画のレベルを軽く超えていると感じていま…

  • さくら(小説)《洪水のような心地よい衝動》

    小説の点数…95点装丁の点数…83点 溺れるような小説体験 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回は映画の感想ではなく、小説のお話です。 僕自身そこまで小説を読む方ではなく、年間で10冊程度しか読みません。 それもあって、恥ずかしながら西加奈子さんの小説も今現在この《さくら》しか読んだことがないありさまです。 売れっ子さんだからか名前は聞いたことがあったのですが、正直なところ女流作家さんよりも男性作家さんの作品の方が好みなので触手が伸びなかったんですよね。 でも今回、人の推薦もあってちょっと読んでみることに。 感想を一言で言うなら、足下がぐらつくような傑作、ですね。 読み…

  • 遊星からの物体X 《世界名作ポスター》

    映画の点数…70点ポスターの点数…95点 世界一有名なポスター!かも こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《遊星からの物体X》です。 このブログでは毎回「映画と、映画ポスター」の感想などを挙げているわけですが、もしかしたらこの《遊星からの物体X》こそ、世界で最も有名なポスターの一つなんじゃないかなと思っています。 他には《ショーシャンクの空に》や《プラトーン》や《羊たちの沈黙》なんかも候補じゃないかと。 これら「映画は観たことないが、ポスターは知ってる」というほどにポスターのビジュアルが強い映画というのがたまに生まれます(いいか悪いかは別の話ですが)。 …

  • ドクタースリープ 《結局はオマージュでしかないのか…??》

    映画の点数…76点ポスターの点数…70点 シャイニング・40年ぶりの続編 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ドクタースリープ》です。 原作はS.キング、前作にあたるシャイニングはキューブリックが映画化してますね。 シャイニングから40年後を舞台に、前作の主人公・ジャックニコルソンの息子を演じたダニーが今作では主人公となっています(役者は全然違う人、ユアン・マクレガーが演じています)。 今年はターミネーターやスターウォーズ、ロッキー、ミスターガラスなんかも続編が公開されました。 ただしこのドクタースリープは本当に40年まるまる空いての続編なので、そうい…

  • キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 《映画もポスターも“パッケージ”がうまい》

    映画の点数…78点ポスターの点数…85点 “3”スターのそろい踏み こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン》です。 日本語になおすなら「鬼さんこちら、手の鳴る方へ」みたいなことらしいです。鬼ごっこの際に使われる言葉みたいですね。 大胆不敵な若手詐欺師【ディカプリオ】と、それを追うFBI【トム・ハンクス】、そして監督に【スピルバーグ】という、もはや2大スターならぬ3大スター映画です。 さらには脇にクリストファー・ウォーケン(アカデミーノミネート)らしっかりとした役者陣を揃えています。 今から考えるとですが、スピルバーグや制…

  • ブラック・ファイル《久々に観たぞ、ポンコツ映画》

    映画の点数…40点ポスターの点数…45点 二大スターの共演 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ブラック・ファイル》です。 主演はジョシュ・デュアメルさんですが共演にアンソニー・ホプキンスとアルパチーノという豪華仕様。 新人監督の映画にも積極的に出演するのがハリウッドスターの素晴らしいところだと思います。 特にアルパチーノは何歳になっても作品を選ぶ才能が本当にないというか笑 先日のワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドのような良作に出たと思ったら今作のようなポンコツ映画にも当たり前にも出演します。 まぁ僕からすると、動いているアルパチーノを観るこ…

  • 裏切りのサーカス 《極上のスパイサスペンス》

    映画の点数…85点ポスターの点数…30点 デッぷりとしたスパイ映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《裏切りのサーカス》です。 冷戦下イギリスでの諜報機関【サーカス】を舞台にしたスパイ映画。 スパイ映画といってもイーサン・ハントやジェームス・ボンドは登場しなくって、実に上質で雰囲気たっぷりのリアルな(まぁスパイに会ったことないから本当にリアルかは分からないけど)スパイ映画ですよ。 最近滝沢カレンさんの料理レシピが話題になってますけど、彼女の表現を借りるなら「デッぷりとした」描写の数々。 登場人物はほとんど初老以上の男性なのですが、色気が画面ごしにムッ…

  • スプリット 《意図が改変された最低なポスター》

    映画の点数…75点ポスターの点数…2点(日本版) シャマラン監督作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《スプリット》です。 シックスセンスやサインで知られるM.シャマラン監督作。 具体的なネタバレはしませんが、本作は他のシャマラン作品とリンクしていたりと特殊な位置づけの作品です。 // リンク 映画のストーリー 23(+1)人の人格を持つケヴィン(ジェームス・マカヴォイ)。 その主人格の一人が女子高生3人を誘拐してしまいます。 レイプや身代金目的というわけではなく、新たに生まれてくる人格“ビースト”への捧げ物として連れてきたとのこと。 女子高生3人は脱…

  • アナと雪の女王2 《さすが。及第点は楽々と越えてきた》

    M 映画の点数…82点ポスターの点数…85点 ※注意!!ネタバレあり!! 今作に関しては全編ネタバレがあります。良かったら映画を実際に観てから読んでくださいね。 偉大な作品の続編 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《アナと雪の女王2》です。 社会現象となった前作の続編が発表されたとき「やっぱりか…やめとけばいいのに」という感情が先にやってきました。 同じく偉大な作品であるライオンキングやリトルマーメイドやトイストーリーでさえ二作目はアレな出来だったのを観てきたので、ディズニーは決して二作目を作るのが得意な会社ではないという印象だったのです。 ましてやア…

  • [リミット]《理想的な低予算映画》

    映画の点数…60点ポスターの点数…90点 ザ・低予算映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は[リミット]です。 今ではデッドプールとして「絶対に死なない男」として活躍するライアン・レイノルズ主演映画。 何故スペインで作られたか分かりませんが一応スペイン映画です。 制作費も日本円で3億円程度のザ・低予算映画ですね。 それもそのはず、90分ほどの映画のうち、本当に90分丸ごと棺桶らしきものに閉じ込められた主人公しか写らない映画です。 その他に写るのは携帯画面の先にいる浮気相手の女性と、棺桶に入ってきたヘビくらいですね。 むしろどうやって3億円かかったんだろ…

  • アフタースクール《ちゃんとダマされますよ》

    映画の点数…89点ポスターの点数…60点 どんでん返し映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《アフタースクール》です。 もう10年以上前の映画になるというのがゾッとしますが、当時なかなか衝撃だったのを思い出し見直してみました。 当時はキサラギなどを筆頭に「後半のどんでん返し!」みたいな邦画が流行っていた印象があります。 内田監督は後に堺雅人さんと共に鍵泥棒のメソッドを作りますが、これもどんでん返しものの一つでした。 伏線回収どんでん返しものの映画が溢れかえったなか、今観るとそんなに面白くないかもと不安だっったのですが、これがなかなか面白かったです。 …

  • ルビー・スパークス 《個性の強いポスター群》

    映画の点数…82点ポスターの点数…85点 ザ・変な映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ルビー・スパークス》です。 《リトルミスサンシャイン》《バトル・オブ・ザ・セクシーズ》のジョナサン・ヴァレリー夫妻の映画。 個人的にリトルミスサンシャインが大好きでして、どうやらこの監督さんとの相性が良いみたいです。 いずれの作品も「思ってた映画と違う!」という違和感が必ずある監督ですね。 いつもだったら「内容を正しく伝えきれていないポスターの出来が悪いんだ!」と言うところなんですが、この監督の場合は【映画を観ているうちに、だんだん様子がおかしくなる】というタイ…

  • シャイニング 《映画もポスターもクラシック》

    映画の点数…85点ポスターの点数…90点 クラシック・ホラー こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《シャイニング》です。 いよいよ40年ぶりの続編映画《ドクタースリープ》の公開が今月に迫っています。 まぁさすがに40年ぶりとなると「よっ!待ってました!」というよりは「どれどれ、あの映画をどう料理するのか」みたいな関心になってしまいますが。 なにせキューブリックが手がけた一作目の強烈なインパクトをそのままトレースするのは不可能なので、何かしら別のアプローチは必要だとは思いますが。 そのくらい一作目は映画として完璧なバランスだったと思いますし、その結果として…

  • アナと雪の女王 《つまるところ、歌》

    映画の点数…95点ポスターの点数…40点(日本語版) 結局は歌 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《アナと雪の女王》です。 今月にはシリーズ2作目の公開が迫っております。 1作目は記録的ヒット、そしてヒット以上に社会現象となり今では「映画界におけるクラシック」と言ってもいいくらいの作品でしょう。 最初に結論を言ってしまえば「作品のクオリティが完璧とは言わないが、そんなことよりも楽曲のレベルが突き抜けすぎている」という映画だと思います。 「脚本がダメだから傑作とは言えない!!」と主張される方の意見も否定しませんが、僕自身は「ミュージカル映画なのだから、歌…

  • アイアムアヒーロー 《典型的な「これじゃない」ポスター》

    映画の点数…90点ポスターの点数…10点 ざまぁみろ世界!! こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《アイアムアヒーロー》です。 同名の原作マンガの実写化。 監督は《GANTZ》《新デスノート》《キングダム》の佐藤信介さん。 これがなかなか評価の難しい監督でして、GANTZやキングダムは少なくとも世間的には大ヒット作でした。 一方でデスノートはなかなか目も当てられない惨劇だったと思っていて。 いずれもマンガの実写化ではあるものの、ムラのある監督さんなのかなという印象。 ではこのアイアムアヒーローはどうかと言うと、もうほとんど文句なしの大傑作だと思っています…

  • 検察側の罪人 《惜しい映画、惜しいポスター》

    映画の点数…81点ポスターの点数…55点 原田監督×キムタク映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《検察側の罪人》です。 木村拓哉さん、二宮和也さん、吉高由里子さんらが主演を務める法廷サスペンス……ではないんですよね。 主役達が検察であるにも関わらず、法廷シーンというものは全く登場しないというのが特徴とも言える映画かも知れません。 また、テーマや脚本がどうであれ「原田眞人×木村拓哉」という組み合わせこそを楽しむ映画だと思います。 個人的な印象も含みますが、原田監督と木村さんには共通するところがあって「リアリティと、非リアリティがグラグラ揺れ動く感じ」…

  • 英国王のスピーチ 《それぞれの国のタブーとユーモア》

    映画の点数…86点ポスターの点数…35点 天皇陛下の御即位を受けて こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《英国王のスピーチ》です。 2010年の映画になるんですね。 久しぶりに観てみようかなと思ったきっかけは、先日天皇陛下の御即位があったためです。 日本の皇室と英国の王室では似ているところと全く違うところがあって、それを細かく説明出来るほどの知識は持ち合わせていないのですが、参考になる部分はあると思っていまして。 それは「言葉を用いて、国民にメッセージを伝える」という共通点です。 皇室も王室も政治的に強い権限を持たない(振りかざさない)存在ではあるのです…

  • リトル・ミス・サンシャイン 《感情のすべてがくすぐったい作品》

    映画の点数…93点ポスターの点数…80点 小粒ながらの傑作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《リトル・ミス・サンシャイン》です。 監督はヴァレリー・ファリス、 ジョナサン・デイトンコンビ。 近年では《バトル・オブ・ザ・セクシーズ》を監督されていましたね。 この映画はまさにこのブログの内容にドンピシャな「映画が素晴らしく」「映画ポスターも素晴らしい」という理想的な映画です。 当然細かい不満点などはありつつも、一度目にするだけで記憶できてしまう完成度の高いポスターを観るだけで幸せな気持ちになるんですよねぇ。。。 それでは映画とポスターの感想を振り返ってみ…

  • ゲーム・オブ・スローンズ 《ドラマの出来と同じくらい重要なタイトルとポスター》

    ドラマの点数…97点ポスターの点数…87点 映画より上とか下とか超えた作品 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 いつもは映画とポスターに関するブログばっかりなんですけど、今回は海外ドラマ【ゲームオブスローンズ】についてです。 先日シーズン8をもって最終回を迎えた同ドラマ。 僕は正直ドラマを観る習慣がほとんどなくって、《24》途中まで、《ブレイキングバッド》途中までみたいな感じで最後まで観れないんですね。 日本のドラマも《半沢直樹》とか《カルテット》みたいな話題のドラマくらいしか観てません。 海外ドラマの中でも最後まで観ているのは《ウォーキング・デッド》と、この《ゲームオブス…

  • 女王陛下のお気に入り《快作、怪作。余裕すら感じる映画とポスター》

    映画の点数…87点ポスターの点数…90点 トップ女優達の殴り合い こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げるは《女王陛下のお気に入り》です。 原題もズバリ《ザ・フェイバリット(お気に入り)》ですね。 先日のアカデミー賞では主演のオリヴィア・コールマンが主演女優賞を獲得しています。 オスカー俳優3人(オリヴィア、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ)の豪華共演、というと聞こえはいいですが、実際は3女優による殴り合いのような映画ですね。 スター女優や美しいセットの数々にうっとりする気持ちで楽しむのも悪くないですが、どちらかと言えばフジテレビの昼ドラの超拡大版みたいな姿勢が…

  • スターウォーズ Ep.9 《ポスターから読み解く最新作》

    映画を観る前のポスターの点数…75点 公開迫る、スターウォーズ こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回は年末に公開を控えている《スターウォーズ エピソードⅨ スカイウォーカーの夜明け》の公式ポスターが届きましたので、そのお話をしようかと思います。 一応、サーガ(スピンオフとかではなく正式なタイトル)としては今作でお終いということになります。 こういう言い方はあれですが、俳優達の年齢などもふまえると「ルーク・スカイウォーカーから始まったスターウォーズの終わり」とも言えると思います。 これからいくつかの予想や仮設をお話しますが、あくまでも“ポスターから見えてくる映画”のお話で…

  • 来る 《映画としては良いが、ホラーとしては・・・》

    映画の点数…58点ポスターの点数…15点 なんだったのかよく分からない こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《来る》です。 嫌われ松子の一生や告白で知られる中島哲也監督が手がけるホラー映画。 主演には岡田准一、妻夫木聡、黒木華、そして松たか子さんらが揃います。 なんだかんだで中島哲也さんの作品は大抵チェックしてますし、好きな作品も嫌いな作品も含め何かしら心を揺さぶってくる監督だと思います。 好き嫌いが分かれるのは当然という作家性の強い作品群であるのは間違いないし、今作も「中島哲也さんに作らせたらどうなるだろう」という前提を踏まえた上での映画化だったと思い…

  • ターミネーター ジェネシス《これじゃない感しかない映画》

    映画の点数…40点ポスターの点数…25点 シンプルに、駄作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ターミネーター ジェネシス》です。 来月にはターミネーターの最新作、シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンが出演する《ニュー・フェイト》が公開されます。 公開前に復習をしておこうと現在のところの最新作、ジェネシスを見直したのですが。。。 映画館で観たにも関わらず、ほとんど内容を忘れていました。 細かいストーリーを忘れるとかいうレベルでなく、断片的なアクションシーンとかもほぼ覚えていませんでして。 覚えていたのはエミリア・クラークさんの美しい裸体くらいなもの…

  • ミッション・インポッシブル フォールアウト 《大人げないけど、評価は出来ない》

    映画の点数…70点ポスターの点数…40点 面白い!けどね… こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ミッション・インポッシブル フォールアウト》です。 前作《ローグネイション》がシリーズ最高の出来だった手応えはトムクルーズにもあったのでしょう。 シリーズでは初となる前作と同じ監督で作られた続編です。 トムクルーズが本当に素晴らしい映画人だなと感心するのは、「前作が良かった。じゃあ次はもっと面白いのを撮らないとね」というスタンスをずっと続けていることです。 今作フォールアウトは明らかに前作以上の肉体的な見せ場を加速させようとしているのは見て分かるし、映画の文…

  • 100円の恋 《何かを成仏させるような映画》

    映画の点数…82点ポスターの点数…85点 肝臓にくる映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《100円の恋》です。 主演には安藤サクラさんと、キーマンに新井浩文さん。 クズ役やくせ者役をやらせたらずば抜けた2人の共演なので、その時点である程度の成功は見えていたとは思います。 見てみると案の定というか、肝臓あたりにズッシリくる映画でしたよ。 新井浩文さんについて この映画の中において、新井浩文さんが実際に起こした事件をイメージしてしまうような描写が一部ありました(劇中で行為を行ったのは別の役者さんですが)。 密室での出来事なので、新井浩文さんがどこまで自…

  • ミッション・インポッシブル ローグネイション 《未だ最前線の男・トム》

    映画の点数…92点ポスターの点数…65点 世界一カッコイイ男 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ミッション・インポッシブル ローグネイション》です。 昨年シリーズ最新作《フォールアウト》が公開されてそちらも最高でしたが、個人的には今回取り上げる《ローグネイション》がミッション・インポッシブルシリーズの最高傑作だと思っています。 全然関係ないですけど、トム・クルーズが出演している映画で一番好きなのはハスラー2です。 ミッション・インポッシブルシリーズに関してはどの作品が一番出来がいいかはあまり重要ではないと思っていて。 「どのトムが一番カッコイイか」と…

  • ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル 《真正面から面白い作品》

    映画の点数…87点ポスターの点数…65点 正統ではない続編映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル》です。 1995年に制作されたジュマンジの、一応の続編となります。 とはいえ未見でも何も問題ないので1作目として楽しむことも出来るのですが。 そもそも前作のジュマンジと今作ジュマンジでは、作られる意図が全く違います。 前作のジュマンジは1995年という、まさにCGが映画界を革新している真っ最中の映画だったわけです。 2年前にはジュラシックパーク、同年にはトイ・ストーリーと、今までの映画界の常識を丸ごとひっくり返す…

  • レディ・バード 《映画とポスターの乖離が気になる作品》

    映画の点数…90点ポスターの点数…45点 予想を超えた傑作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《レディ・バード》です。 正直ですね、この映画観るつもりなかったんですよ。 それはもうハッキリと、ポスタービジュアルのせいです。 後で詳しく書きますが、とても自分と相性の悪そうな映画だと思ったんですね。 ところがゴールデングローブ賞は受賞したしアカデミー賞もいくつかノミネートされたし、ロッテントマトでも評価が高いし。。。 イチかバチか観てみるかということで鑑賞。 いやー、そういう冒険もしてみるものですね。 90分の小粒な作品ながらも傑作でございました。 映画の…

  • 64(ろくよん) 《豪華な素材を全部黒焦げに料理した映画》

    映画の点数…35点ポスターの点数…25点 とにかく食材が豪華な映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《64(ロクヨン)》です。 横山秀夫さんの原作小説のミステリー映画(一応)で、それより何より出演者の豪華絢爛さが売りの映画と言っても過言ではないでしょう。 主要なキャラ以外にもドッカンドッカン主演クラスの俳優を揃えに揃まくった作品。 撮影期間中は日本から俳優が消えたんじゃないかしらん。 料理で例えるならば、メニューは旅館の会席料理(=本格派ミステリー)、食材(=俳優)は日本中から新鮮なものから高級なものまで集めてきました。 そこでさぁ料理長に任されたの…

  • アクアマン 《ポスターからは期待が高まったけど。。》

    映画の点数…37点ポスターの点数…80点 結局のところいつものDC こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《アクアマン》です。 さっきザッと調べた感じだと、映画全体の世界興行収入では22位にランキングしているみたいで。 これはジャスティスリーグよりもはるかに上で(それもどうかと思うが)、近年のDCヒーローものでは大健闘した作品と言えます。 数字の上でも、映画の内容的にもマーベルに先を行かれるDCですが、ようやく一矢報いた感じでしょうか。 ジェイソン・モモアという、まだ一般的にはスーパースターとは言えない彼を主役にして一本の映画を作りきったあたりからも気合い…

  • 愚行録 《映画は大傑作!!ポスターがもったいない。。》

    映画の点数…96点ポスターの点数…15点 久しぶりにきた邦画の大傑作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《愚行録》2017です。 貫井徳郎さんの小説「愚行録」を実写化。 監督はこの映画で長編デビューとなる石川慶さん。 主演には妻夫木聡さん、満島ひかりさんらスター俳優を配置したのと同時に、役柄の大きさや小ささに関係なく的確なキャスティングがされている印象です。 最初に結論から言っちゃうと。。。。 本年度ベスト級に大好きな映画になりました。 2017年の映画を今更僕が評価したところでしょうがないのですが、この映画に出会うのが2年遅れたことが非常に腹立たしい…

  • JOKER《まぎれもない傑作……だけど》

    映画の点数…89点ポスターの点数…97点 話題度はこの秋筆頭 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《JOKER》です。 正直なところマーベル派の僕なので、バットマンやジョーカー自体には特に興味はありません。 ヒース・レジャーやジャック・ニコルソンのジョーカーも当然大好きですし、もっとも魅力的なヴィランであるというのは百も承知ですが、特段のファンというわけではなく。 ただここまで公開前から「これはすごい映画だぞ!」と煽られるとそりゃあまぁ観に行くでしょうということで。 主演がホアキン・フェニックス、監督がトッド・フィリップス、しかもロバート・デニーロが出演…

  • 銀魂《あれ?普通に良くなかった映画とポスター》

    映画の点数…8点ポスターの点数…15点 評判に期待しすぎた こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《銀魂》一作目です。 ジャンプマンガの実写化ということでなかなか地雷の雰囲気を感じていたのですが、まわりの評判やネットの評判を観る限り「いや、意外と悪くないよ」との声がチラホラ。 2作目まで公開されたことも考えると、なるほど成功作なのかも知れないなと思い。 せっかくなので観てみることにしたのですよ。 ちなみにマンガの方は40巻くらいまでは読んでます。 そのうちまとめて最後まで読もうと思ってます、くらいにはファンですね。 映画化された箇所のエピソードもうっすら覚…

  • 愛しのアイリーン《観る人を不安にさせる映画とポスター》

    映画の点数…81点ポスターの点数…80点 吉田恵輔監督作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《愛しのアイリーン》です。 ここ最近ようやく吉田恵輔監督の魅力に気付いた周回遅れの私ですが、愛しのアイリーンもとても楽しみにしていた作品です。 原作マンガの方は未読なのですが、以前監督された《ヒメアノ〜ル》のクオリティの高さなどを考えると原作未読でも特に問題はないかと思います。 というのも脚本→監督までこなされるのも関係があるのか、原作を2時間の映画にパッケージするのが非常にうまいので。 もちろん今作も2時間の映画としてバッチリな編集をされてましたよ。 これはあ…

  • バトル・オブ・ザ・セクシーズ 《一目では分からない映画、一目で覚えるポスター》

    映画の点数…82点ポスターの点数…93点 小ぶりながらの佳作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《バトル・オブ・ザ・セクシーズ 》です。 監督はジョナサン・デイトンさんとヴァレリー・ファリスさん。 主演にはラ・ラ・ランドのエマ・ストーンです。 主演がエマ・ストーンでタイトルがバトル・オブ・ザ・セクシーズだとなんだかドキッとしますが、内容はセクシーではありません。 セクシーズはSEX(性別)のことで、性別間の戦いのことですね。 1970年代に起こった女性の権利向上を訴えたウーマンリブ運動の中の一つで、女性テニスプレーヤーが賞金を男性と同じにするよう求めた…

  • ジョン・ウィック3 パラベラム 《冗談みたいにカッコイイ映画、そしてポスター》

    映画の点数…87点ポスターの点数…95点 ニッコニコの鑑賞 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ジョン・ウィック チャプター3 パラベラム》です!! いやぁ、今年一番楽しみにしていた映画といっても過言ではないです。 アベンジャーズはぶっちゃけ駄作になる可能性も全然あると思っていたのですが(もちろん出来は最高)、ジョン・ウィックに関しては「絶対に面白いに決まってる!」と思っていたし、やっぱり絶対に面白かったです。 一応点数的には87点くらいのそこそこの点数としていますが、とても理想的な点数だと思っていて。 毎回毎回100点に近いヘビーな映画ばっかり観たい…

  • 蜘蛛の巣を払う女 《分の悪い戦いだった映画》

    映画の点数…74点ポスターの点数…83点 ドラゴンタトゥーの女の続編 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《蜘蛛の巣払う女》です。 タイトルだけ見るとなんのことか分からなかったのですが、要は《ドラゴンタトゥーの女》の続編です。 そのドラゴンタトゥーの女自体も紆余曲折あってというか、もともとは原作小説があってそれをスウェーデンで作られていたシリーズをハリウッドでダニエル・グレイグとルーニー・マーラで製作してその続編が……… とまぁ、なんだかよく分かりません。 今となっては《007》とか《バッドマン》みたいに「演じる人は変わるシリーズもの」みたいな感じになっ…

  • ジョン・ウィック2 《理想的な2作目の映画とポスター》

    映画の点数…88点ポスターの点数…90点 理想的な続編 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ジョン・ウィック チャプター2》です。 今週にはシリーズ3作目の公開を控えております。 個人的には《ジョーカー》と《ジョン・ウィック》のどちらを先に見に行くべきか頭を抱えております。 心待ちにしていたジョン・ウィックですので面白かったら嬉しいのですが、映画の続編やシリーズ化というのは必ずしも成功するとは限りません。 そのなかにあって、かなり理想に近い形での続編だったのがこのチャプター2でした。 さらには当ブログのテーマでもある映画ポスターまでかなり良い出来だった…

  • 孤狼の血《面白そうに見えて、やっぱり面白い作品》

    映画の点数…90点ポスターの点数…80点 ジャパニーズ・ノワール こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《孤狼の血》です。 監督は白石 和彌さん。 特にここ数年の多作っぷりは異常なくらいですべて鑑賞できてなくて申し訳ないのですが、アウトサイダー達を描かせたら今の日本で5本の指に入る監督と言うのは間違いないんじゃないでしょうか。 ジャパニーズ・ノワールの傑作がまたもや誕生って感じです(ノワールって言ってみたかっただけです)。 主演には役所広司、松坂桃李、あとは「あれあなた、アウトレイジにも出てらしたよね?」みたいな極悪俳優達が集合しての豪華な映画になっていま…

  • ヴェノム 《ザッツ中途半端!!》

    映画の点数…50点ポスターの点数…50点 中途半端映画の見本市 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ヴェノム》です。 スパイダーマンのライバルとして知られるダークヒーロー・ヴェノムの映画化。 主演にはトム・ハーディを持ってきたりミッシェル・ウィリアムズを入れたりと気合いは十分。 お隣のMCUとの合流も視野に入れつつ「そもそも今のアメコミブームは俺たちソニーが作ったんだぜ」と言わんばかりに堂々の参戦。。。 となったはずなんですけど。 実際の印象としては「これは見事だ」と思えるくらい、本当に何もかもが中途半端な作品になっておりました。 それなりに期待してい…

  • ホタルノヒカリ 《小学校の演劇レベル》

    映画の点数…2点ポスターの点数…30点 ずっと、面白くない こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ホタルノヒカリ》です。 実際のところ僕はこの映画に全く興味はなかったのですが、いつもチェックしているライムスター宇多丸さんの映画評の中でもトップクラスで批判されていた作品だったので観た次第です。 皆さんもたまにあると思うんですけど、「今日は映画を観たいけど、真剣なテーマのやつではなくてサラッと鑑賞できるやつにしよう」という日。 そういう日をチョイスして観たわけですよ。 仕事に疲れた毎日の、2時間のご褒美タイムみたいなものですね。 はい。すいません、甘くみてま…

  • 勝手にふるえてろ 《完全な「俺」映画》

    映画の点数…99点ポスターの点数…55点 最も好きな邦画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《勝手にふるえてろ》です。 松岡茉優さんが初主演を務めてます。 この映画自体は2017年の映画なんですけど、2018年は《勝手にふるえてろ》《万引き家族》《ちはやふる》などで一人で大暴れしていた印象ですね。 今最も好きな俳優さんの一人です。 と同時に、僕はこの《勝手にふるえてろ》が個人的には邦画ナンバーワンの映画だと思っています。 【個人的に】とわざわざ足したのは、映画としての完成度は万引き家族やカメラを止めるな!の方が確かに高かったと思ってるんですよ。 もちろ…

  • クライシス・オブ・アメリカ《いまひとつ跳ねない一作》

    映画の点数…73点ポスターの点数…80点 ジャンル不明な作品 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《クライシス・オブ・アメリカ》です。 2004年のアメリカ映画で、監督は羊たちの沈黙で知られるジョナサン・デミさんです。 主演にデンゼル・ワシントンですが、今作のデンゼル・ワシントンは「万能で知的」なイメージとは違い基本的には何も知らなくてフラフラしている役で登場します。 《怒り》という映画の渡辺謙さんの時にも思ったのですが、デンゼル・ワシントンにしろ渡辺謙にしろ登場するだけで「この人なら何でも解決できそう」というキャラに見え過ぎちゃうのが損なところですね。…

  • ジョン・ウィック 《実はキアヌの最高傑作??》

    映画の点数…85点ポスターの点数…50点 殺し屋ブームの中の一作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ジョン・ウィック》です。 来月にはシリーズ3作目の公開を控えており、ここで改めて「やられたらやりかえす。70倍返しだ!!」でお馴染みのジョン・ウィックさんの功績を振り返ってみようと思います。 70倍返しだ!というのは、ジョン・ウィックさんはなんとも過激な愛情の持ち主でして、飼い始めて数日の子犬を殺害されたことに腹をたてて最終的に70人以上の人間をオーバーキルしてしまう方なんですね(大雑把なあらすじ)。 うかつに犬を殺すものではありませんな。 ジョン・ウ…

  • スリービルボード 《地域性が大事な映画とポスター》

    映画の点数…91点ポスターの点数…60点(やむを得ず) アカデミー賞に半歩届かなかった一作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画はマーティン・マクドナー監督作《スリービルボード》です。 アカデミー賞では作品賞含む6部門にノミネートされたのですが、ギエルモ・デルトロのシェイプ・オブ・ウォーターに作品賞と監督賞は持って行かれてしまいました。 あくまで個人の意見としてはスリービルボードの方が心に刺さるものは多かったので少し残念です。 あ、もちろんデルトロさんは大好きな監督ですよ。 とはいえ主演女優賞と助演男優賞はキッチリ受賞したのは良かったですね。 どちらも最高…

  • ジョジョの奇妙な冒険 《映画もポスターもどっちも無駄無駄無駄無駄》

    映画の点数…20点ポスターの点数…10点 大人気シリーズの映画化 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない》です。 監督は三池崇史。主演に山﨑賢人、脇には神木隆之介、山田孝之、伊勢谷友介ら豪華メンバーを揃えました。 僕自身のジョジョとの距離感としては、小学校の時にまさにこの東方仗助編をやって読んでました。 そのあと一通り全巻読んでいて、個人的に一番好きなシリーズはジョルノ・ジョバーナ編ですね。 マニアというほどではないですが、そこそこのファンくらいの感じです。 そんなジョジョの奇妙な冒険。 実写化が決まった時に誰…

  • レディ・プレイヤー・ワン 《映画もポスターも当たり前のように及第点》

    映画の点数…81点ポスターの点数…95点 スピルバーグの贈り物 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《レディ・プレイヤー・ワン》。 スティーブン・スピルバーグ監督作のSF映画。 怖ろしいことにペンタゴン・ペーパーズという大傑作と同時期公開という冗談みたいなハイスピードで手がけた一作です。 僕はスピルバーグとイーストウッドは「影武者が15人くらいいる」もしくは「そもそも地球の生き物ではない」と確信しているのですが、相も変わらずこのレベルのクオリティの作品を量産し続けています。 どうかしてるんじゃない? そんなスピルバーグですが、もう72歳になるそうです。 …

  • ローガン・ラッキー 《思わぬ拾いもの映画》

    映画の点数…83点ポスターの点数…10点(日本バージョン) 思わぬ拾いもの映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ローガン・ラッキー》です。 2017年、オーシャンズシリーズを手がけたソダーバーグの監督復帰作。 配給や制作の形態に工夫のあった作品なのですが、そのへんは各々Wikiってもらえたらと思います。 主演はチャニング・テイタムですが、脇にはアダム・ドライバーとダニエル・グレイグという主演よりもアクの強めな俳優を揃えています。 個人的な思い込みですが「アダム・ドライバーの出ている映画に駄作はない」と思っていて、まさに今作も思った以上の面白い作品で…

  • インデペンデンス・デイ 《愛は溢れた映画とポスター》

    映画の点数…60点ポスターの点数…75点 ID4 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《インデペンデンス・デイ》、通称ID4です。 念のためにだけお伝えすると、インデペンデンス・デイはアメリカの独立記念日【7月4日】のことを指します。 なので略称がID4なんですね。 ローランド・エメリッヒの代表作である今作、主役にはジェフ・ゴールドブラムやウィル・スミスを迎えた豪華な作品です。 役者陣が豪華なのもありますが、これはもう単純に映画が豪華です。 1996年当時、まだまだCGの可能性を探り探りだったあの時代においてのディザスタームービーの最初期の傑作なのは間違…

  • デビルマン 《もはや伝説。しかしポスターは…》

    映画の点数…3点ポスターの点数…75点 伝説の映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《デビルマン》2004 です。 永井豪原作マンガの実写化作品。 ただし映画ファンには別の意味で広く知られた伝説の映画です。 映画ファンとは愚かな生き物で、絶品の最高級フレンチを食べたい時もあれば、B級どころかC級スナック焼きそばのような作品を好んで鑑賞する日もあります。 一番苦手なのは「栄養があるんだか無いんだか、味があるのか無いのか分からない」ような作品。 しかしさらにその奥には「これはもはや食べ物なのかも怪しいぞ!」という珍品に巡り会う日も時々あります。 つまり「…

  • スノーデン 《結果的に地味な映画とポスターに??》

    映画の点数…65点ポスターの点数…50点 半ドキュメンタリー・半サスペンス こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《スノーデン》です。 2013年にアメリカ安全保障局(NSA)の国際的な監視網を告発したことで知られるエドワード・スノーデンさんを取り扱った映画です。 詳しくはグーグル先生にでも聞いて頂きたいのですが、大まかに言えば「アメリカの安全と平和の為に色々な国や人の盗聴とかをしてるけど、そんなのってやっぱりいけないんじゃない?」と感じたスノーデンさんがそれをメディアに暴露しちゃったわけですね。 日本にも「特定秘密保護法案」なんてものもありますが、この手…

  • イングロリアス・バスターズ 《一番好きなタランティーノ》

    映画の点数…92点ポスターの点数…40点 タランティーノの復習 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画はクエンティン・タランティーノの《イングロリアス・バスターズ》です。 書いている現在は2019年8月30日。 今日から新作の《ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッド》が公開されており、それはこれから観に行くので楽しみにしているところなのですが。 気分をタランティーノモードに持って行くために《イングロリアス・バスターズ》を観たというわけです。 もっとも、《イングロリアス・バスターズ》自体は「いわゆるタランティーノらしさ」とは少し距離のある作品で。 ファンからは…

  • ワンス・アポン・ア・タイム・イン ハリウッド

    映画の点数…88点ポスターの点数…70点 映画で世界と戦う監督 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は8月30日より日本でも公開が始まった【ワンス・アポン・ア・タイム・イン ハリウッド】です。 監督はクエンティン・タランティーノ。 主演にディカプリオとブラッド・ピッド、準主役の位置にマーゴット・ロビー。 さてなんと言いましょうか。。。 公開から数日経っておりますが、未だに頭の中でこの映画の事を繰り返し思い出してしまうような映画体験だったと思っています。 点数こそ「88点」くらいにしておりますが、これは自分の中でこの映画に対する決着が全然ついていない中でつけ…

  • スパイダーマン2 & 3 《絶頂とドン底の一人旅》

    スパイダーマン2 映画の点数… 70点 ポスターの点数…40点 スパイダーマン3 映画の点数… 25点 ポスターの点数…70点 お口あんぐり こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画はサム・ライミ版のスパイダーマン2 & 3です。 一作ずつ分けて書いてもいいのですが、同じ作品でここまで落差のある作品もそうないなと思ったのでまとめて振り返ってみます。 映画のジンクスには色々あって、その中の一つ「2作目が最高傑作、3作目で最悪なことになる」というものがあります。 例えば「ゴッドファーザー」「パイレーツオブカリビアン」「スターウォーズ(5と6)」「エイリアン」「ター…

  • ターミネーター 《ここから始まったシュワとターミネーター》

    映画の点数…75点ポスターの点数…85点 ここから始まった こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ターミネーター》です。 映画の概要の説明は一切必要ないでしょう。 キャメロンとシュワのあの映画です。 ダダンダンダダン♪です。 2019年、まさかの正統な続編の決定が発表されました。 シュワとリンダ・ハミルトンも続投が決定しており、どうなることやらと期待半分不安半分。。 いや失礼、期待少々不安ビンビンで震えながら公開を待っているとことです。 そんな続編の公開前に、順良くシリーズを振り返っていこうかと思っており、とりあえず今回は記念すべき第1作目を鑑賞しました…

  • ボス・ベイビー 《映画もポスターも中途半端!》

    映画の点数…40点ポスターの点数…50点 これはちょっと… こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《ボス・ベイビー》です。 ドリームワークス・ユニバーサルで制作されたアニメーション。 興行収入的にも大成功をおさめて、続編の噂なんかもチラホラ。 ただし僕のまわりでは賛否がけっこう分かれていて、さて僕はどうだったかと言うと。。。 ごめんなさい、全然良いと思えませんでした。。。 いや待て、このブログでは映画ポスターも同時に評価している。。この映画、映画ポスターのレベルは…… ああ、こっちもそんなに良くない。。。。 // 映画のストーリー 7歳の少年ティムは、両親…

  • ロケットマン 《煌びやかさと、その裏側の孤独》

    映画の点数…73点ポスターの点数…70点 タイミングの悪さ こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画はエルトン・ジョンの半伝記的映画、【ロケットマン】です。 まず先に申し上げておきます。 僕はこの映画に「73点」という、可も無く不可も無い点数をつけていますが、理由があります。 この映画、まだ記憶に新しいボヘミアン・ラプソディと内容が似ている点が非常に多く、初めて観る映画なのに「なんかこの前観た」感がどうしても消せなかったのです。 これは映画の罪でもないし、当然エルトン・ジョンの罪でもありません。 制作期間、公開時期のことなども考えると、大部分は「意図せずとも似…

  • 片腕マシンガール 《正気で観てはいけない映画とポスター》

    映画の点数…65点ポスターの点数…80点 正気を取り戻さない こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《片腕マシンガール》です。 映画ファンの間ではかなり高めな知名度を持つ作品だと思うのですが、何がそんなに評価されているんでしょうか。 僕はこの世には「制作者が正気を失ってしまっているからこそ評価されている作品」ってのがあると思っていて。 別にバカにしているわけではなくって、普通の人だったら「こりゃあ無しだな」というラインを躊躇せずに飛び越えていく人達っていると思うんですよ。 その代表例が「ジョジョの奇妙な冒険」だと思うし、マルセル・デュシャンなんかもそう。 …

  • イントゥ・ザ・ストーム 《映画もポスターも捨てがたい一作》

    映画の点数…73点ポスターの点数…75点 あれ?面白い。。 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《イントゥ・ザ・ストーム 》2014 です。 元々「なんか真面目に映画観るつもりもないから、気楽に楽しめるやつがいいな」という動機でチョイスした一作です。 どうせ「竜巻がドーンときて、無謀にも突っ込んでいく奴がいたり、逃げてるうちにイチャついたり、子どもが絶叫するのをパパがダイブで助けたりする映画でしょ」と思っていたわけです。 まぁ確かに竜巻に突っ込んでいったりイチャついたりする場面はあります。 そんな全く期待していなかった一作なのですが。。 あれ…面白いぞ。…

  • スパイダーマン(2002) 《心意気、それは十分に買った》

    映画の点数…68点ポスターの点数…80点 哀しいニュース こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《スパイダーマン(2002)》です。 サム・ライミ監督、トビー・マグワイアによる記念すべき第一作。 これが初の作品化ではないとはいえ、この時期に制作されたX-MENと共に「ヒーロー映画って真剣に金かけて作れば、ちゃんと面白くなるぞ」というのを確立させた一本であるのは間違いないでしょうね。 この一本が制作されていなかったら、今のアベンジャーズはきっと違う形、もしくは存在していなかったでしょう。 そんななかで哀しいニュースが入ってきました。 www.cinemato…

  • 羊たちの沈黙 《映画史に残る作品、そしてポスター》

    映画の点数…80点ポスターの点数…95点 ポスターのインパクト こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《羊たちの沈黙》です。 ジョナサン・デミ監督による1991年の作品。 このブログでは映画の感想と一緒にポスターワークについても記述しているのですが、そのなかでも絶対に取り上げないといけない一作がこの《羊たちの沈黙》です。 もし映画を観たことがないとしても、ポスターのこのビジュアルを知らない方はほとんどいないのではないでしょうか? アカデミー賞において主要5部門を独占したこの映画が、映画の内容において突出しているのは言うまでもありません。 ただ、多くの観客を…

  • 300 《帝国の進撃》 映画もポスターも《地方自治体の牛歩》

    映画の点数…35点 ポスターの点数…75点 傑作の続編 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は、300《スリーハンドレッド 帝国の進撃》です。 ザック・スナイダーの代表作である《300》の続編。 好き嫌いの分かれる作品ではあるものの、その後のアクション映画界の表現手法に大きすぎる影響を与えた《300》。 僕自身も初めて映画館で観た時には「なんじゃこりゃ」と衝撃を受けたものです。 相当なインパクトのあった同作、皮肉にもその後ありとあらゆる作品で真似されパクられ隅々まで解体されつくした感がありました。 結果的には今《300》的な手法は「最も古くさいアクション表…

  • プライベート・ライアン 《映画はクラシック・ポスターは気の抜けた炭酸》

    映画の点数…92点ポスターの点数…30点 戦争映画クラシック こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《プライベート・ライアン》です。 終戦の日の前後にはついつい戦争にまつわる映画を観ることが多いのですが、今年はプライベート・ライアンを観ました。 あらかじめ断っておくと、僕は別に「アメリカの正義の戦争イエーイ!!」みたいなノリでこの作品を好きなわけではありません。 この作品に対し「アメリカの戦争賛歌だ!」と怒る人がいるのも分かるし、それを否定するつもりは別にありません。 右と左で見え方が違ってくる映画だとは思うし、そのような視点から映画を楽しむのは人それぞれ…

  • パラノーマル・アクティビティ 《出来はともかく、結果は大成功》

    映画の点数…70点 ポスターの点数…50点 夏だ、ホラーだ、B級映画だ こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《パラノーマル・アクティビティ》です。 もう10年以上前の映画になるんですねぇ。 僕はもともとホラー映画は苦手なのであまり詳しくありません。 このパラノーマル・アクティビティはどうやら「ホラー映画を普段から観る人」ほど酷評している印象でして。 僕のようなホラー苦手な人間からすると「いや、十分に怖かったけどね」という感じなのです。 初心者向けのホラー映画というのは間違いないのでしょうが、そういう映画も当然必要なのではないでしょうか。 良くも悪くも話題…

  • Song of the sea 《美麗な映画に対してポスターは控えめ…》

    映画の点数…83点ポスターの点数…45点 アイルランド発のアニメーション こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画はアイルランド発のアニメーション作品《song of the sea 海のうた》です。 直訳するほどの英語でもないだろうと思いますがそれはそれでいいとして。 アイルランドの映画が何故話題になったかで言えばやはりアカデミー賞にノミネートされたからでしょう。 その年は《かぐや姫の物語》が候補作品にのぼっていて、結局はどっちも受賞できずにベイマックスがオスカーを持っていったんですけどね。 ベイマックスはベイマックスで好きなんですけど、映画賞を与えるという…

  • 夜空はいつでも最高密度の青色だ 《映画はともかく…ポスターは最高》

    映画の点数…45点ポスターの点数…90点 詩集を原案とした映画 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《夜空はいつでも最高密度の青色だ》です。 最果タヒさんの同名の詩集を《舟を編む》で知られる石井裕也さんが監督した作品。 詩集が原案というか、もう本当にストーリーの中で登場人物達が詩を読む=セリフを言うというような仕組みになっていて。 なのでセリフとしてはハッキリと不自然だしおかしな点もあるんですけど、それも踏まえて楽しむタイプの映画と言えます。 主人公には石橋静河さんと池松壮亮さん、脇には松田龍平さんや田中哲さんら実力派が揃ってます。 // 映画のストーリ…

  • この世界の片隅に 《映画もポスターも理想的》

    映画の点数…97点ポスターの点数…90点 日本映画史上の傑作 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《この世界の片隅に》です。 先日NHKでアニメ版が放送されていて話題になりましたが、元々はマンガ原作で2007年に連載開始しています。 その後テレビドラマになったりもしたのですが、一躍名を挙げたのは2016年の片淵監督によるアニメ映画がきっかけでしょう。 僕自身もアニメ映画を観てひっくり返って、映画館からすぐさま本屋に向かってこうの史代さんの原作をまとめ買いした記憶があります。 金額のことを言うのもあれですが、クラウドファウンディングで資金調達しても制作費は…

  • SUPER 8 《情熱は感じる映画と、0点のポスター》

    映画の点数…72点ポスターの点数…0点(日本版) ザ・ザ・スピルバーグ こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画はJ.J.エイブラムスの「SUPER 8」です。 J.J.エイブラムス監督は好きな人はすごく好き、嫌いな人は嫌いと評価が分かれがちな人だと思ってるんですけど。 僕は「けっこう好きだよ」くらいのテンションでして。 彼の作品の中では「スターウォーズ フォースの覚醒」はとんでもなく好き!!で、あとのMI3とかクローバーフィールドとかは「うん、面白かったよ!俺は」くらいな感じ。 なんていうんですかね。 とても無邪気な人なのかなと思っていて。 「俺、こういう映…

  • バトルシップ 《絶滅危惧種のあがき》

    映画の点数…65点ポスターの点数…50点 絶滅危惧種 こんにちは、グラフィックデザイナーのピースマイルです。 今回取り上げる映画は《バトルシップ》2012です。 この映画を特に理屈はなくいい加減な気持ちで分別すると「マイケルベイとかエメリッヒみたいなテンション映画で、船を舞台にしたトランスフォーマー」ということだと思うんです。 最近イコライザーやジョンウィックなど、70年代な香りを残すアクション映画の傑作が連続していました。 そんな中にあって、いわゆるアルマゲドンやインデペンデンスデイなんかの「大味な筋肉アクション映画(金はかけれるだけかける)」みたいな映画って絶滅危惧種になっていると思うんで…

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