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ロックと日本文学の備忘録 https://luckystrike0828.hatenablog.com/

聴いた音楽、主にロック 読んだ小説、主に日本文学  の、備忘録です 歴史を辿るように紹介していきます。

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2019/03/18

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  • ロック 第20回 Eddie Cochran - Summertime Blues

    久しぶりになってしまいました・・・。 記念すべきロックの20回目。エディ・コクランの1958年の作品、「サマータイムブルース」です。 youtu.be 彼女と別れたり、仕事で4月の終わりから8か月続くセミナーに行かされることになったり、それがなくなりそうになったり、やっぱり行くことになりそうだったり・・・。 ちょっと色々ありまして、ばたばたしてまして、更新が滞ってしまいました・・・。 本当に仕事関係のセミナーに参加することになったら、更新はどんどん滞りそうです・・・。小説よりも仕事の本を読むことに追われそう・・・。 音楽方面だけでもちゃんと続けていきたい。 というわけで、エディ・コクランです。…

  • ロック 第19回 Buddy Holly - Rave On

    今回から1958年の作品に入っていきます。 バディ・ホリーの「Rave On」からスタートです。 youtu.be まず「Rave on」の意味なんですけど、これが検索してもいまいちわからず。「Rave」に、パーティ、とか、大騒ぎ、とかいう意味があるようなので、そういった意味の造語なんですかね。 前後の歌詞は、君に狂っちゃうよ、夢中だよ、みたいな感じです。 なんとなく、ニュアンスは伝わる感じですね。君にRave onなわけですね。 さて、バディ・ホリーですよ。前回紹介したときは、すごくダサいのにどうしても気になっちゃう、みたいな紹介をしました。 今回は、あんまりダサくない・・・!!! いやむし…

  • 日本文学第16回 国木田独歩 - 武蔵野

    国木田独歩の「武蔵野」です。 1898年の作品。発表当時は「今の武蔵野」というタイトルでした。 素敵な、画像ですね・・・。 あらすじ、は、ありません。 ひたすらに、当時の武蔵野の景色を、詩的に紹介していきます。ストーリーがありません。小説ではなく、随筆、エッセイと言ったほうがいいんでしょう。 浪漫主義に分類されているようです。これはもう、よくわかりません。 でもすごくよかった。 多分読んだタイミングが良かった。 ものすごく私的な領域の話なんですけど、最近彼女と別れたり、会社の人事に納得いかなかったり、心が乱れていたんですよね。そんなときに読んだんです。 綺麗な風景、詩的ながらも簡潔な文章、すー…

  • 日本文学第15回 泉鏡花 - 高野聖

    泉鏡花の、「高野聖」です。 1900年の作品。 泉鏡花の代表作で、日本近代文学の、幻想小説のさきがけと言われています。 あらすじです。ちょっと長いです。 ~若狭へ帰省する旅の車中で「私」は一人の中年の旅僧に出会い、越前から永平寺を訪ねる途中に敦賀に一泊するという旅僧と同行することとなった。旅僧の馴染みの宿に同宿した「私」は、夜の床で旅僧から不思議な怪奇譚を聞く。それはまだ旅僧(宗朝)が若い頃、行脚のため飛騨の山越えをしたときの体験談だった。…… 若い修行僧の宗朝は、信州・松本へ向う飛騨天生峠で、先を追い越した富山の薬売りの男が危険な旧道へ進んでいったため、これを追った。怖ろしい蛇に出くわし、気…

  • 日本文学第14回 泉鏡花 - 外科室

    泉鏡花の、「外科室」です。 1895年の作品。「歌行燈」から、15年溯りました。 泉鏡花の初期の作品です。 あらすじです。 ~貴船伯爵夫人は胸部切開の外科手術を受けることになったが、自らの秘めた愛を口走ることを恐れ麻酔をかけられることを拒み、手術中にメスで自らの胸を突き死んでしまう。そして手術にあたった高峰医学士も間もなく自殺してしまう。二人は9年前に躑躅満開の小石川植物園で出逢い恋に落ちていたのであった。~ wikiさんありがとう。 恋のお話です。短いです。すごく短いです。文語体で読みづらいのですが、30分もかからずに読めちゃいます。 一目ぼれを、9年間引きずり続けていたお話です。しかも男女…

  • 日本文学第13回 泉鏡花 - 歌行燈

    泉鏡花の、「歌行燈」です。 今回から何回か、泉鏡花の作品の予定。 そして私はまた、順番を間違えました。先に読むべき作品がいくつかありました。 1910年の作品なんですよ、これ。前回紹介した、樋口一葉の「十三夜」が1895年の作品ですから、15年も飛ばてしまった・・・。 まぁそんなに厳密に時代順に読んでるわけではないですし! 別に誰に向けて書いているわけでもないし、気にしない、気にしない。 泉鏡花ですが、このブログでも紹介した、尾崎紅葉の「二人比丘尼 色懺悔」を読んで衝撃を受け、文学を志したんだそうです。書生時代に養ってくれた恩人でもあるんだそうです。 紅葉の葬儀で門弟代表として弔辞を読んだのも…

  • ロック 第18回 Elvis Presley - Jailhouse Rock

    今回で1957年終わり。最後はエルヴィス。 「Jailhouse Rock」です。 youtu.be 邦題は、「監獄ロック」ですね。 私この曲は知ってたんですよ。ホフディランのアルバムに、カバーしたのが収録されていたので。エルヴィスの曲だってことまで知ってました。逆に言えばこの曲しかエルヴィス知りませんでした。 色んなとこでカバーされてる、ロックンロールの名曲ですよね。個人的にはロックンロールの完成形だと思っています。完成しちゃったなって。これ以上はないかなって。 歌詞もなんだかいいんです。恋の歌じゃないのがいい。なんだかドラマチックで、ミュージカルみたい。 1958年、エルヴィスはアメリカ陸…

  • ロック 第17回 Chuck Berry - Rock And Roll Music

    チャック・ベリーちょっと久々に登場です。 1957年の「Rock And Roll Music」をご紹介します。 youtu.be 白人ロックンローラー続きましたが、もちろんチャック・ベリーだって頑張ってます。 この頃31歳とかかな?白人ロックンローラーたちに比べたら少しおじちゃんではありますが、その分味のある歌声聞かせてくれてる感じしますね。 ロックンロールへの愛を歌った歌詞です。やっぱりロックが一番!!って歌ってます。 タンゴ、マンボ、コンゴ、ピアノ、の韻が気持ちいい。そこがすごく好きです。 日本ではビートルズのカバーのほうが有名なようです。ビートルズのシングルで、3番目に売れたんだそうな…

  • 日本文学第12回 樋口一葉 - 十三夜

    今回で樋口一葉は終わり。 最後は「十三夜」です。 1895年の作品です。紹介した4作品の中で、「大つごもり」だけが1894年の作品。あとの3つは1895年の作品です。 そして、1896年に、樋口一葉は24歳で、その短い人生を終えます。 晩年の1年2か月の間に、日本文学史に残る作品を執筆していることから、この期間は奇跡の14か月、と言われています。 日本近代最初の女流作家、「樋口一葉」。今回初めてちゃんと作品を読みましたが、素晴らしかった。長生きしてもっとたくさんの作品を書いてほしかったです。合掌。 あらすじです。wikiさんお願いします。 ~貧しい士族斉藤主計の娘お関は、官吏原田勇に望まれて七…

  • ロック 第16回 The Everly Brothers - Wake Up Little Susie

    今回は、エヴァリー・ブラザーズの、「Wake Up Little Susie」です。 今回は白人の兄弟デュオ! 初のデュオですよ。 youtu.be 歌詞の内容は、スージー起きてくれ!門限に間に合わないよ!!!って感じです。一緒に映画見てたらあんまりおもしろくなくて、スージーが寝ちゃったみたいです。 かわいい。 お母さんやお父さんになんて言ったらいいんだよ!!!とか言ってます。 かわいい。 イントロはなんだかとってもロックンロール。そのあとも鳴り続けるアコギはかっこいい。 ずっとハモってます。ほぼ全編。メロディーが単純ってのを差し引いても、気持ちよくハモってますよね。 ジャンルとしては、ロック…

  • 日本文学第11回 樋口一葉 - にごりえ

    今回も樋口一葉。3回目の登場です。 暗いです。心が落ち込んでいます。 画像ちっさいな。まぁいいか。雰囲気はありますね。 今回もwikiさん頼ります。頼りっきりですもう。 ~丸山福山町の銘酒屋街に住むお力。お力は客の結城朝之助を愛したが、それ以前に馴染みの客源七がいた。源七は蒲団屋を営んでいたが、お力に入れ込んだことで没落し、今は妻子ともども長屋での苦しい生活をおくっている。しかし、それでもお力への未練を断ち切れずにいた。 ある日朝之助が店にやって来た。お力は酒に酔って身の上話を始めるが、朝之助はお力に出世を望むなと言う。 一方源七は仕事もままならなくなり、家計は妻の内職に頼るばかりになっていた…

  • 日本文学第10回 樋口一葉 - 大つごもり

    前回に引き続いて、樋口一葉の作品です。 今回は、「大つごもり」。大晦日という意味だそうです。 最近wikiさんに頼って楽しちゃってますが、今回も頼らせていただきましょう。 あらすじです。 ~18歳のお峰が山村家の奉公人となってしばらくした後、お暇がもらえたため、初音町にある伯父の家へ帰宅する。そこで病気の伯父から、高利貸しから借りた10円の期限が迫っているのでおどり(期間延長のための金銭)を払うことを頼まれ、山村家から借りる約束をする。 総領である石之助が帰ってくるが、石之助とご新造は仲が悪いため、機嫌が悪くなり、お峰はお金を借りる事ができなかった。そのため、大晦日に仕方なく引き出しから1円札…

  • ロック 第15回 Buddy Holly - Peggy Sue

    今回は、バディ・ホリー・アンド・ザ・クリケッツ の、「Peggy Sue」です。 1957年の作品。バディ・ホリー初登場。 youtu.be チャック・ベリー、エルヴィス・プレスリー、リトル・リチャードらと並んで、ロックンロールの最初期のスターの一人に数えられてます。 でもちょっと毛色が違いますよね。いやちょっとでは済まないレベルで感じが違いませんか。もっとそこ突っ込んでいいんじゃないんですか。 メガネだし、蝶ネクタイだし。 いやそれよりも何よりも。 歌がダサくはないですか!!?? 正直びっくりしました、この「ペギー・スー」を最初に聴いたときは。ダサくて。笑いましたもん。 「Pretty, p…

  • ロック 第14回 Eddie Cochran - Sittin' in the Balcony

    ロックの回。 エディ・コクランの、「Sittin' in the Balcony」です。 1957年の作品。 白人ロックンローラーのニューフェイスがまた登場です。しかもまたイケメンですよ。 youtu.be お客さんの手を握っちゃってますもん。相当ですよこの人も。 今だったら問題になりますよ。ジャニーズがこんなことしてたら大変な騒ぎでしょう? 隣のお姉さんもまんざらではなさそうな感じですし。絶対このあとなんかあっただろ、この野郎。 今でいうバラードですよねこれは。 今まで紹介した中になかったんでないかな。この時代にロックンローラーのバラード曲のヒットは珍しいのかな。 歌詞も甘々ですよ。映画そっ…

  • 日本文学第9回 樋口一葉 - たけくらべ

    今回は、五千円札でおなじみ、樋口一葉の「たけくらべ」です。 樋口一葉なんですが、wikiでは浪漫主義となってますが、擬古典主義に分類されることもあるようです。 文章は思いっきり擬古文です。かなり読みづらい。森鴎外のドイツ3部作のあとに読んだのですが、段違いに読みづらかった。あらすじなんとか辿れたくらいの感じになっちゃいました。 書いた時代、付き合いのあった作家さんなんかは、浪漫主義。文章は、擬古典主義。そんな感じみたいです。 内容は浪漫主義と言っていいんじゃないかと思いましたけどね。 あらすじは、wikiさんにお願いしましょう。 ~吉原の遊女を姉に持つ勝気な少女美登利は、豊富な小遣いで子供たち…

  • 日本文学第8回 森鴎外 - うたかたの記

    森鴎外のドイツ3部作、最後は、「うたかたの記」です。 順番でいうとこれが2つ目。 悲恋のお話です。 wikiにあらすじがあったので、拝借。 ~ドイツ・バイエルン王国の首都ミュンヘン。日本画学生の巨勢は、六年前にミュンヘンで出会った花売り娘のマリイ・ハンスルと再会する。巨勢はマリイの面影が忘れられず、自作のローレライのモデルとしていた。マリイはいきなり巨勢に接吻する。驚く巨勢に、同行していた友人のエキステルが彼女は美術学校のモデルだが狂っていると教える。 巨勢は、自分のアトリエにマリイを呼び彼女への熱い思いを伝える。話をする内に、マリーには高名な画家の父スタインバハと彼女と同名の美しい母親がいた…

  • ロック 第13回 Jerry Lee Lewis - Great Balls Of Fire

    今回は、ジェリー・リー・ルイスの、「Great Balls Of Fire」です。 邦題は、「火の玉ロック」です。 すげータイトルだ。 youtu.be 1957年は、白人のロックンロールスターがさらにたくさん出てきます。ロックンロールがどんどん白人のものになっていくわけですね。 その中からまずはジェリー・リー・ルイス。 エルヴィスよりも、ビル・ヘイリー寄りかなって思いました。どちらかというとカントリーっぽい。 実際彼は、1970年代はカントリーに転向し、大成功を収めています。 割と素直な歌い方。白人のかっこいいロックンロールって感じ。 初めて聴いた時からずっと、こいつはきっとモテるけどクズな…

  • 日本文学第7回 森鴎外 - 文づかい

    今回は、前回に続いて、森鴎外の作品です。 「舞姫」「うたかたの記」とともに、「ドイツ三部作」の一つと言われている「文づかい」です。 正しい順番は、「舞姫」→「うたかたの記」→「文づかい」だそうです。 読む順番間違えました。何も調べずに読んじゃってました。「うたかたの記」は、次回にします。 森鴎外の初期の作品ですので、「舞姫」に続いて浪漫主義の作品です。 どうもこの、浪漫主義の定義をつかみかねてまして。続けて森鴎外読めば、少しは見えてくるかなって。 確かに前回の「舞姫」で、主人公は、『親や国の敷いたレールなんて、まっぴらだ!好きなことするぜ!!!』という、思春期みたいな自我の目覚め方してましたけ…

  • 番外編 私立恵比寿中学 - 曇天

    番外編です。 私立恵比寿中学のニューアルバム、「MUSiC」から、「曇天」です。 あんまりいい曲だったもので、記録に残そうと思って。 youtu.be エビ中、好きなんです結構。 たまにすごくいい曲あるんですよね。最近だと「感情電車」とか。 「誘惑したいや」とかも好きでした。 元気な曲ばっかりなのに、急にちょっと切ない曲歌ったりするんですよね。 中学、とか言ってますけど、現在の年齢は18歳~22歳です。 調べてみて、結構いってるな!!って思っちゃいました。年少メンバーはまだ中学生くらいかな、とか思ってた・・・。 メンバーが一人亡くなってます。結構なニュースになったので、それで知ってる方もいるの…

  • ロック 第12回 Fats Domino - Blueberry Hill

    今回はファッツ・ドミノおじちゃんの、「Blueberry Hill 」です。 今回で1956年はおしまい。 ロックンロールというカテゴリーかどうかは微妙ですが。 youtu.be 動画は新しそうです。 ファッツおじちゃんますます肥えてますね。かわいさは持続してます。 さすがあざといでおなじみのファッツおじちゃんです。 4曲くらい似たような、「これぞロックンロールのスタンダードナンバー!!」みたいなのが続いてしまったので、1956年は、この曲で締めることにしました。 温かい気持ちになる曲です。 実はこれはカバーでして、元々は1940年に、ヴィンセント・ローズという人が作った曲なんだそうです。 こ…

  • ロック 第11回 LITTLE RICHARD - Long Tall Sally

    今回は、リトル・リチャードの、「Long Tall Sally」です。 1956年の作品。リトル・リチャード2度目の登場です。 邦題は、「のっぽのサリー」ですね。 youtu.be これはイケメンなのがよくわかる。 「tutti frutti」の動画はイケメン具合わかりづらかったですが、これはもう完全にイケメン。 濃ゆいイケメン。 さすが、ロックンロール最強のハンサム男。 そしていいシャウト。がっつり叫んでますね。のどが心配になるレベルで。 飾り気なく歌ってかっこいいのは好きです。 この時代の白人ロックンローラーたちの、飾った歌い方がどうも、時代がかって感じちゃって、ちょっと苦手です。 曲調は…

  • 日本文学第6回 森鴎外 - 舞姫

    今回は、森鴎外の、「舞姫」です。 超有名な作品ですよね。教科書に載ってますもんね。 あらすじを簡単に申し上げますと、主人公である豊太郎が、ドイツでエリスという少女と出会い、恋に落ち、彼女は妊娠しますが、豊太郎は友人の忠告もあり、日本へ帰る決意をします。 そしてそのことを知ったエリスは、衝撃のあまり発狂してしまいます。 治癒の見込みのないエリスを置いて、豊太郎は日本に帰ってしまいます。 そんなお話。 この画像もなんだかすごいな。ヒロインのエリスですよね、これ。 さて、この作品からは、浪漫主義の作品となります。 浪漫主義とは何ぞやと。 例によってとっても簡潔に申しますと、「自我の目覚め」だそうです…

  • 番外編 「ニューリンク」

    今日は下北沢に、サーキットイベント「ニューリンク」を見に行きました。 下北のライブハウスの若いブッカーさんがやってるイベント、という認識でいいのだろうか。 17時から、23時くらいまで、ずっと飲んでました。 下の画像が、タイムテーブルです。 こんな感じで、近場のいろんなライブハウスに、いろんなバンドが出て、自由に行き来して見れるのが、サーキットイベントってやつです。 こんなにたくさんのバンドが出演して、2000円は、破格ですよ。 私はこの中だと、東京パピーズ、テジナ、宇宙団というバンドがとても好きでして、これはもう垂涎のイベントなわけです。 東京パピーズとテジナが微妙にかぶってて、ちくしょうめ…

  • 日本文学第5回 幸田露伴 - 風流仏

    今回は、幸田露伴の、「風流仏」です。 幸田露伴2回目の登場。 擬古典主義の作品です。今回で擬古典主義は終わりにしようかな。 以前紹介した「五重塔」よりも古い作品です。 「風流仏」で評価され、「五重塔」で、文壇での地位を確実なものした、そうです。 簡単にあらすじを申し上げますと、若い彫刻家が、旅先で出会った貧しい女に恋をし、一旦は結ばれるが、女の父親が突然現れ、女を連れて行ってしまう。男は女を忘れられず、女をモデルにした神像を作るが・・・。 っていうような話です。悲しい恋の話です。 文章は、擬古典主義の作品ですから、当然言文一致体ではありません。 「五重塔」よりも読みづらかった印象。ギラギラに飾…

  • ロック 第10回 Chuck Berry - Roll Over Beethoven

    チャック・ベリー2回目の登場。 1956年の、「Roll Over Beethoven」です。 ロックンロールのスタンダードナンバーの一つだそうです。 youtu.be この曲自体は今回初めて聴いたはずなんですけど、イントロには聞き覚えありましたね。いろんなバンドが使ってるんじゃないでしょうか。 ロール・オーバー・ベートーヴェンは、ベートーヴェンをぶっ飛ばせ、って意味だそうです。 物騒な。 歌詞の和訳みても何が言いたいかよくわかりません。これまたナンセンスな歌詞。 この頃のロックンロールは、歌詞にはそこまで重きは置いてないですかね。 あ、でも、俺のブルースエードシューズは踏まないように気をつけ…

  • ロック 第9回 Elvis Presley - Hound Dog

    エルヴィス、2回目の登場。 1956年のビルボード年間ランキングNO.1、「Hound Dog」です。 口だけは達者な奴、とか、女たらしって意味の俗語だそうです。 youtu.be 曲聴いても、この動画見ても思いましたが、これぞエルヴィスって感じがしました。 私の中ではエルヴィスのスタンダードナンバーです。 低い声をセクシーに出してる所より、無理やり高いところを叫んでる感じのエルヴィスのが好きです。ロックっぽくて。 なので、この曲は好きです。 歌詞はナンセンスなので、触れません。 原曲はビッグ・ママ・ソーントンの歌ったブルースだそうです。 youtu.be 歌詞もメロディーもちょっと変えてるみ…

  • ロック 第8回 Carl Perkins - Blue Suede Shoes

    今回は、カール・パーキンスの、「Blue Suede Shoes」です。 発売は1956年の1月1日だそうです。 この曲を1956年の頭にすればよかったな。 youtu.be 動画は70年代のものみたいです。新しめ。15歳若い彼を想像しましょう。 もてそう。 この曲聴いてまず思ったことは、「One for the money,Two for the show」ってフレーズよく聴くけどここからだったのか、ってことです。 でも調べたらもっと昔からあるみたい。 ヒット曲に使われたのは初めてのようですが。 少しだけ検索して調べてみましたが、誰が言い始めたのかわからないような感じでした。ヒップホップでよ…

  • 日本文学第4回 尾崎紅葉 - 二人比丘尼色懺悔

    今日は、尾崎紅葉の「二人比丘尼色懺悔」です。 今回も擬古典主義の作品。 尾崎紅葉は、「金色夜叉」で有名ですね。 そのうち読むつもりです。 比丘尼とは言うまでもなく尼さんのことですね。女性の僧のことです。 ある尼さんの住む草庵に、別の尼さんが迷い着き、一晩泊めてくれと言ってきます。 そして二人は自分の身の上をお互い話し合うのですが、実は二人には浅からぬ縁があり・・・。 という感じのお話です。 ネタバレしてしまうと、浅からぬ縁というのは、実は二人は同じ男を愛しており、その男が元で二人とも出家をした、というお話です。 二人が同じ男を愛していたことに気づいたところでお話はおしまい。 この後どうなったの…

  • ロック 第7回 Gene Vincent - Be-Bop-A-Lula

    今日はジーン・ヴィンセントの、「Be-Bop-A-Lula」です。 1956年の作品です。 ビバップ (bebop)は即興演奏のジャズ音楽に由来する用語で、ここでは「ノッテよ!、はじけて!」のような使い方だそうです。 Lulaは女性の名前の愛称ですね。 はじけてよ!ルーラ!みたいな感じですかね。 youtu.be ジーン・ヴィンセント、誰かの歌い方に似てると思いませんか。 動画だとそうでもないんですが、音源のほうはもっとがっつりエルヴィス寄りの歌い方な感じです。 元々、エルヴィスのモノマネコンテストで優勝してデビューしたんだそうです。 似てるはずだ。 曲も似てますしね・・・。 ジーン・ヴィンセ…

  • 番外編 映画「告白」

    今日は仕事終わって家帰って、なんとなく本を読む気にもならず、酒飲んで映画観ました。 湊かなえのベストセラー小説「告白」の映画版です。 せっかく見たんで感想書こうかなって。 アウトプットの練習です。 音楽も本も、自分の感想、思ったことをアウトプットするのってすごく難しい。 なかなか慣れず、苦戦してます。 「告白」2回目なんですけど。びっくりするほど覚えてなかったな。 本も読んだはずなんですけど・・・。 とても簡単にあらすじ言いますと、松たか子演じる教師が、受け持ってるクラスの生徒に自分の娘を殺され、復讐するって話です。 生徒は中学生なんですが、おかまいなしに、ものすごーく陰湿な復讐をします。 主…

  • ロック 第6回 Elvis Presley - Heatrbreak Hotel

    ロック第6回です。 いよいよスーパースター、エルヴィス・プレスリーの登場です。 youtu.be 1956年の「Heatrbreak Hotel 」です。 エルヴィス最初の全米NO.1の曲ですね。 エルヴィスは、「黒人の音楽であるリズムアンドブルースと白人の音楽であるカントリー・アンド・ウェスタンを融合した。」と言われています。 小さいころから両方聴くような環境にあったんだそうな。 とはいってもよくわからんので、この頃のR&Bと、カントリーを並べておきます。 まずR&B。 1954年の、レイ・チャールズ。「Mess Around」です。 youtu.be 次にカントリー。ハンク・ウィリアムズの…

  • 日本文学第3回 山田美妙 - 武蔵野

    日本文学第3回、山田美妙の「武蔵野」です。 前回に続いて擬古典主義の作品。 時代小説みたいな感じです。 前回の幸田露伴の「五重塔」は、擬古典主義の中でも、「理想主義」と言われており、人間はかく生きるべきだ、みたいなのを描いているそうです。 私の、「道徳の授業みたい・・・・」っていう感想も、間違ってはいなかったようです・・・。 今回の「武蔵野」は、擬古典主義の中でも、最初に紹介した「浮雲」同様、写実主義に近いようです。 言文一致の作品でもあります。 「浮雲」とほぼ同時期。 ここから感想ですが・・・。 短いし、ただ人が死ぬだけ、って感じで・・・。 「浮雲」のように、心の中を描くでもなく「五重塔」の…

  • 日本文学第2回 幸田露伴 - 五重塔

    日本文学の2回目。 幸田露伴の五重塔です。擬古典主義の作品。 写実主義の浮雲を前回紹介しましたが、今回は擬古典主義。 写実主義は坪内逍遥が西欧から引っ張ってきた考え方で、それに対抗して、日本の古典も大切にしようよ!!っていうのが、擬古典主義。 例によってとんでもなく簡単に言ってるので、詳しくはwikiとか見てね。 そんな擬古典主義の代表作が、この「五重塔」です。 これまた超簡単にあらすじを言いますと、鈍いけど仕事は超丁寧で腕も確かな通称「のっそり」十兵衛と、仕事もできるし人望もある源太親分。 どちらが五重塔を建てるのか揉めて、最終的には十兵衛が建てるが、建ててすぐ大嵐がやってくる。 それでも十…

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