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本のモノ・コト https://hont-ohanashi.com/

本のレビューや季節にあった本紹介。さらに本に関する有益情報を、本の虫の方々に提供するブログ!

たぬきち
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2019/03/13

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  • 野ブタ。をプロデュース」「すいか」のシナリオライター木皿泉が書いた「昨夜のカレー、明日のパン」の感想は?

    木皿泉が書いた『昨夜のカレー、明日のパン』。7年前、25歳で死んでしまった一樹。遺された嫁・テツコと今も一緒に暮らす一樹の父・ギフが、テツコの恋人・岩井さんや一樹の幼馴染みなど、周囲の人物と関わりながらゆるゆるとその死を受け入れていく感動作。本屋大賞第二位&山本周五郎賞にもノミネートされた、人気夫婦脚本家による初の小説。書き下ろし短編「ひっつき虫」収録

  • 東日本大震災について書いたいとうせいこうの代表作『想像ラジオ』の感想は?

    いとうせいこうが書いた『想像ラジオ』。深夜二時四十六分。海沿いの小さな町を見下ろす杉の木のてっぺんから、「想像」という電波を使って「あなたの想像力の中」だけで聴こえるという、ラジオ番組のオンエアを始めたDJアーク。その理由はー東日本大震災を背景に、生者と死者の新たな関係を描き出しベストセラーとなった著者代表作。

  • まるでわからない実験的な小説なのに、さらっと最後まで読める安部公房 著『箱男』の感想は?

    安部公房が書いた『箱男』。『箱男』は、安部公房の書き下ろし長編小説。ダンボール箱を頭から腰まですっぽりとかぶり、覗き窓から外の世界を見つめて都市を彷徨う「箱男」の記録の物語。

  • 戦争、原爆、未経験の長野まゆみが書いた原爆小説『八月六日上々天氣』の感想は?

    長野まゆみが書いた『八月六日上々天氣』。昭和二〇年八月六日、広島は雲ひとつない快晴だったー東京の女学校に通う十五歳の珠紀。戦争の影が濃くなるなか、友人たちは次々軍人に嫁いでゆき、珠紀は従弟の担任教師と結婚する。だが突然、夫は軍に志願したため、二人で過ごせる時はたった一週間しかなかった。珠紀は姑と暮らすため広島へ移り、やがてその地で運命の日を迎えることに…。少女たちの目から原爆を描き話題となった名作。

  • 東洋医学ってすごいんじゃ? そう思わせてくれる中島たい子の『漢方小説』の感想は?

    中島たい子が書いた『漢方小説』。川波みのり、31歳、脚本家、独身。胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異状なし』。あのつらさは何?昔の男が結婚したショックのせい?それとも仕事のストレス?最終的にたどりついた東洋医学で、生薬の香りに包まれながら、みのりが得たものは。心と体、そして人間関係のバランスを、軽妙なテンポで書き綴る、第28回すばる文学賞受賞作品。

  • 今だから書ける? 新時代(江戸時代)の捕物帳『うちの旦那が甘ちゃんで』の感想は?

    神楽坂淳が書いた『うちの旦那が甘ちゃんで』。はっきり言って月也は「ぼんくら」である。月也とは沙耶の旦那で、風烈廻方同心を拝命している。のほほんとした性格から盗人を取り逃がすことが多く、小者(付き人)たちは愛想を尽かして次々と辞めていった。次の小者を誰にするか。考えあぐねていた沙耶が思いついたのは、なんと「自分」だった。-新感覚時代小説。

  • 岩波文庫的 ってなに?  直木賞受賞作『月の満ち欠け』の感想は?

    佐藤正午が書いた『月の満ち欠け』。欠けていた月が満ちるとき、喪われた愛が甦る。第157回直木賞受賞。

  • アイドルは前髪が動かない。アイドルたちがアイドルとは何かを考えつつ武道館を目指す、朝井リョウ『武道館』の感想は?

    朝井リョウが書いた『武道館』。「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。さまざまな手段で人気と知名度を上げるが、ある出来事がグループの存続を危うくする。恋愛禁止、炎上、特典商法、握手会、スルースキル…“アイドル”を取り巻く様々な言葉や現象から、現代を生きる人々の心の形を描き表した長編小説。

  • まるで「きつねのはなし」を彷彿せさせる森見登美彦の真骨頂『夜行』の感想は?

    森見登美彦が書いた『夜行』。十年前、同じ英会話スクールに通う僕たち六人の仲間は、連れだって鞍馬の火祭を見物にでかけ、その夜、長谷川さんは姿を消した。十年ぶりに皆で火祭に出かけることになったのは、誰ひとり彼女を忘れられなかったからだ。夜は、雨とともに更けてゆき、それぞれが旅先で出会った不思議な出来事を語り始める。尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡。僕たちは、全員が道中で岸田道生という銅版画家の描いた「夜行」という連作絵画を目にしていた。その絵は、永遠に続く夜を思わせたー。果たして、長谷川さんに再会できるだろうか。怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。直木賞&本屋大賞ダブルノミネート作品。

  • まるで「きつねのはなし」を彷彿せさせる森見登美彦の真骨頂『夜行』の感想は?

    森見登美彦が書いた『夜行』。十年前、同じ英会話スクールに通う僕たち六人の仲間は、連れだって鞍馬の火祭を見物にでかけ、その夜、長谷川さんは姿を消した。十年ぶりに皆で火祭に出かけることになったのは、誰ひとり彼女を忘れられなかったからだ。夜は、雨とともに更けてゆき、それぞれが旅先で出会った不思議な出来事を語り始める。尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡。僕たちは、全員が道中で岸田道生という銅版画家の描いた「夜行」という連作絵画を目にしていた。その絵は、永遠に続く夜を思わせたー。果たして、長谷川さんに再会できるだろうか。怪談×青春×ファンタジー、かつてない物語。直木賞&本屋大賞ダブルノミネート作品。

  • ちょっぴりファンタジー? 恋愛、感動作品の名手が紡ぐラジオ番組のような「星に願いを、月に祈りを」の感想は?

    中村航が書いた『星に願いを、月に祈りを』。小学生のアキオ、大介、麻里は、夏の学童キャンプで、夜、ホタルを見るため、宿を抜け出し、川に向かう。ようやく川にたどり着いた3人は、偶然ラジオから流れる謎の深夜放送を耳にする。その後、中学で野球部に入ったアキオは、一学年先輩の放送部員・里崎さんを好きになるが、告白できないまま、時間が経過する。高校生になったアキオは、夏休みに、かつてのキャンプ場を訪れ、再び謎のラジオ番組を聞き、あることに気づく。そして、さらなる時間が流れ、アキオたちは大人になった。物語は、大きく動き始める――。

  • 【創作小説】とある猿の些細な夢

    「なあ、ここから出してくれよ」きょろきょろと辺りを見渡したが、そこにはぼくしかいなかった。「お前だよ、おまえ、お前しかいないだろう。なあ、本当にさあ、頼むからここから出してくれよ」やや秋の匂いが強まった、平日の昼下り。 公園に付随した小さい

  • 【創作】蟹を探しているんですよ

    駅舎を出ると、冷たい北風が、襟を立てた外套の隙間から入り込み、寒さが身体に染み込んでくる。観光地だというのに駅前の広場は閑散とし、旅館の客引きひとりすら見当たらない。19時を回ったばかりだというのに最終列車だという私が乗ってきた列車は、乗車

  • テレビで有名、岩井志麻子からは想像もできない『女學校』の感想は?

    岩井志麻子が書いた『女學校』。親友と二人であの麗しき女学校時代の思い出を語るうちに、次第に引き込まれていく怪しい世界。夢と現実の狭間で「わたくし」を恐怖に陥れる幾つもの恐ろしい罠ー。親友だったはずの月絵が語る驚愕の告白を前についに「わたくし」は…。美しくも残酷なゴシック・ロマン。

  • 『かにみそ』へんてこなタイトルからは想像もつかないホラー作品の感想は?

    倉狩聡が書いた『かにみそ』。全てに無気力な20代無職の「私」は、ある日海岸で小さな蟹を拾う。それはなんと人の言葉を話し、体の割に何でも食べる。奇妙で楽しい暮らしの中、私は彼の食事代のため働き始めることに。しかし私は、職場でできた彼女を衝動的に殺してしまう。そしてふと思いついた。「蟹…食べるかな、これ」。すると蟹は言った。「じゃ、遠慮なく…」。捕食者と「餌」が逆転する時、生まれた恐怖と奇妙な友情とは。話題をさらった「泣けるホラー」。第20回日本ホラー小説大賞優秀賞受賞作。

  • 芥川賞作家で芸人 又吉直樹の書いた第2作目の『劇場』は面白いのか?

    又吉直樹が書いた『劇場』。高校卒業後、大阪から上京し劇団を旗揚げした永田と、大学生の沙希。それぞれ夢を抱いてやってきた東京で出会った。公演は酷評の嵐で劇団員にも見放され、ままならない日々を送る永田にとって、自分の才能を一心に信じてくれる、沙希の笑顔だけが救いだったー。理想と現実の狭間でもがきながら、かけがえのない誰かを思う、不器用な恋の物語。芥川賞『火花』より先に着手した著者の小説的原点。

  • 映画『HELLO WORLD』の脚本を担当した野崎まどが書いた原作小説の感想は?

    野崎まどが書いた『HELLO WORLD』。現実と仮想…過去と未来…交錯する2つの世界。映画の感動と興奮、物語の真の姿を解きほぐすガイドブック。

  • 数あるミステリ賞をかっさらった期待の新人「今村昌弘」のデビュー作『屍人荘の殺人』

    今村昌弘が書いた『屍人荘の殺人』。神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と明智恭介は、曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子とペンション紫湛荘を訪れる。しかし想像だにしなかった事態に見舞われ、一同は籠城を余儀なくされた。緊張と混乱の夜が明け、部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。それは連続殺人の幕開けだった!奇想と謎解きの驚異の融合。衝撃のデビュー作!

  • 伊坂幸太郎と斎藤和義のコラボ作品『アイネクライネナハトムジーク』『ベリーベリーストロング』

    伊坂幸太郎が書いた『アイネクライネナハトムジーク』。妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL…。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。

  • いぬじゅんの『奈良まちはじまり朝ごはん 2 』は読んでいるだけで心がじんわり暖まりました

    いぬじゅんが書いた『奈良まちはじまり朝ごはん 2 』。奈良のならまちにある『和温食堂』で働く詩織。紅葉深まる秋の寒いある日、店主・雄也の高校の同級生が店を訪ねてくる。久しぶりに帰省した旧友のために、奈良名物『柿の葉寿司』をふるまうが、なぜか彼は食が進まず様子もどこか変。そんな彼が店を訪ねてきた、人には言えない理由とは―。人生の岐路に立つ人を応援する“はじまりの朝ごはん”を出す店の、人気作品第2弾!読めば心が元気になる、全4話を収録。

  • 現代の戦争小説「ハニィ、空が灼けているよ。」を含む『青空チェリー』(豊島ミホ)

    著者名が書いた『作品名』。入学して一ヶ月、うちの予備校の隣にラブホが建った。以来あたしは屋上からのぞきちゃんな日々。ゆるしてちょうだい、だってあたし18さい。発情期なんでございます…。明るい顔して泣きそな気持ちがせつない、三つのストーリー。第1回女による女のためのR‐18文学賞読者賞受賞作。

  • 谷川流の書いた『涼宮ハルヒの憂鬱』はライトノベルだからといって侮るなかれ

    谷川流が書いた『涼宮ハルヒの憂鬱』。「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」高校入学早々ぶっ飛んだ挨拶をかましたえらい美人、涼宮ハルヒ。誰もが冗談だと思うこの言葉が大マジだったことを、俺はのちに身をもって知ることになる。ハルヒと出会ってしまったことから、気づけば俺の日常は非日常になっていて!?ライトノベルの金字塔が、豪華解説つきで襲来!

  • 歴史小説家 東郷隆の描く少し昔の東京『明治通り沿い奇譚』

    東郷隆が書いた『明治通り沿い奇譚』。バブルで破壊される前の麻布、白金周辺をよく知る人々が慈しんで語る“変な話”。夜桜見物に乗り込んだ水上バスで、髷を結った侍姿の男に話しかけられ不思議な目に逢う「花見の人」、廃業した銭湯に一人残って暮らす三助あがりの元経営者が、昔語りを聞かせる「タイル絵」等、古き良き時代の東京を垣間見させつつ、読者を違和感なくお伽話の世界へ誘い込む、現代の“奇譚”7篇を収録。

  • 「エロ・グロ・ナンセンス」に迷路に迷い込む『悪魔の紋章』江戸川乱歩

    江戸川乱歩が書いた『悪魔の紋章』。H製糖株式会社取締役・川手庄太郎は差し出し人不明の脅迫状に悩まされていた。川手氏とその娘たちの命をねらう不敵な復讐者、その正体とは?川手氏の依頼を受け、素人探偵で法医学界の権威・宗像隆一郎博士が犯人究明に立ちあがるも、助手の木島が殺される。さらに復讐鬼の悪魔の手は、娘たちへと伸びてゆき・・・。かくて宗像博士を助けて、われらの名探偵・明智小五郎の登場となった!

  • 漫画愛にあふれる坂上秋成が書いた『モノクロの君に恋をする』

    坂上秋成が書いた『モノクロの君に恋をする』。四月、俺の未来は薔薇色に見えた。浪人覚悟で受験した大学に合格、そこには面倒見のいい先輩と、あわよくば恋人がいて、大好きな漫画の話もできる、充実の日々があるはずだった。だが、漫画サークル「パラディーゾ」に入った俺を待っていたのは、奇人・変人の先輩たちとの日々。違う。待ってくれ。それに俺が気になるあの女の子は…。漫画への熱き想いを描く、切なく甘い青春小説。

  • 名言(迷言)続出『チルドレン』の続編『サブマリン』もまた陣内の独壇場

    伊坂幸太郎が書いた『サブマリン』。家庭裁判所調査官の武藤は貧乏くじを引くタイプ。無免許事故を起こした19歳は、近親者が昔、死亡事故に遭っていたと判明。また15歳のパソコン少年は「ネットの犯行予告の真偽を見破れる」と言い出す。だが一番の問題は傍迷惑な上司・陣内の存在だった!読み終えた瞬間、今よりも世界が輝いてみえる大切な物語。

  • 恋愛、家族、過去を持たない男が都会で起こしたファンタジー『リレキショ』中村航

    中村航が書いた『リレキショ』。大切なのは意志と勇気。それだけでね、大抵のことは上手くいくのよー“姉さん”に拾われて“半沢良”になった僕。ある日届いた一通の招待状をきっかけに、いつもと少しだけ違う世界が、ひっそりと動き始める。深夜のガソリンスタンドが世界を照らし出す、都会の青春ファンタジー。第三九回文藝賞受賞作。

  • ​幼なじみとの恋を集めた『夏が僕を抱く』豊島ミホ

    豊島ミホが書いた『夏が僕を抱く』。ミーちゃんに再会したのは、夕立に降られて駆け込んだ渋谷のレコ屋の入口だった。昔一緒に田舎で虫を補ったり木に登ったりしていたミーちゃんは俄然大人になっていて、俺は彼女に夢中になった。しかし…。あんなに近くにいたのに、いつの間にか離れてしまった幼なじみ。それぞれの思い出の中にある、大事な時間と相手。せつない記憶を描く傑作短編集。

  • 【更新中】夏に読みたい小説のタイトルを集めました!  part3

    タイトルから夏を連想させる作品を集めました。夏に読む本がなく、これと言って読みたいジャンルない時は、参考にしてみてください。

  • ​映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか? 』がつまらなかったら、原作小説『少年たちは花火を横から見たかった』を読んでほしい

    岩井俊二が書いた『少年たちは花火を横から見たかった』。やがてこの町から消える少女なずなを巡る典道と少年たち。花火大会のあの日、彼らに何があったのか?少年から青年になる時期の繊細で瑞々しい友情と初恋の物語。映像化されなかった幻のエピソードを復刻、再構成し、劇場アニメ版にあわせて書き下ろされた待望の小説。テレビドラマ版『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のOAから、24年の歳月を経てよみがえる原点ともいえる物語。岩井俊二版『銀河鉄道の夜』。

  • 小川洋子がひっそりと紡ぐ物語『琥珀のまたたき』

    小川洋子が書いた『琥珀のまたたき』。魔犬の呪いから逃れるため、パパが遺した別荘で暮らし始めたオパール、琥珀、瑪瑙の三きょうだい。沢山の図鑑やお話、音楽に彩られた日々は、琥珀の瞳の奥に現れる死んだ末妹も交え、幸福に過ぎていく。ところが、ママの禁止事項がこっそり破られるたび、家族だけの隔絶された暮らしは綻びをみせはじめる。

  • Twitter発!燃え殻が書く『ボクたちはみんな大人になれなかった』はあいみょんさえも虜にしました

    燃え殻が書いた『ボクたちはみんな大人になれなかった』。それは人生でたった一人、ボクが自分より好きになったひとの名前だ。気が付けば親指は友達リクエストを送信していて、90年代の渋谷でふたりぼっち、世界の終わりへのカウントダウンを聴いた日々が甦る。彼女だけがボクのことを認めてくれた。本当に大好きだった。過去と現在を SNS がつなぐ、切なさ新時代の大人泣きラブ・ストーリー。あいみょん、相澤いくえによるエッセイ&漫画を収録。

  • 天才作家 鷺沢萠が描く青春小説『葉桜の日』

    鷺沢萠が書いた『葉桜の日』。僕は、ホントは誰なんだろうね? 熱くせつない問いを胸に留めながら、しなやかに現在(いま)を生きる若者たちを描く気鋭の青春小説集。

  • 夢野久作の最高傑作『瓶詰の地獄』の解釈・解説・感想

    夢野久作が書いた『瓶詰の地獄』。極楽鳥が舞い、ヤシやパイナップルが生い繁る、南国の離れ小島。だが、海難事故により流れ着いた可愛らしい二人の兄妹が、この楽園で、世にも戦慄すべき地獄に出会ったとは誰が想像したであろう。それは、今となっては、彼らが海に流した三つの瓶に納められていたこの紙片からしかうかがい知ることは出来ない…(『瓶詰の地獄』)。読者を幻魔境へと誘う夢野久作の世界。「死後の恋」など表題作他6編を収録。

  • 夏に見たいアニメの原作小説が読みたい

    夏になると放送される国民的アニメの原作小説を集めました。夏に読む本がなく、これと言って読みたいジャンルない時は、参考にしてみてください。

  • 万城目学の『バベル九朔』は入ったら出られない迷宮書物でした(感想)

    万城目学が書いた『バベル九朔』。俺は5階建ての雑居ビル「バベル九朔」の管理人をしながら作家を目指している。巨大ネズミ出没、空き巣事件発生と騒がしい毎日のなか、ついに自信作の大長編を書き上げた。だが、タイトル決めで悩む俺を、謎の“カラス女”が付け回す。ビル内のテナントに逃げこんだ俺は、ある絵に触れた途端、見慣れた自分の部屋で目覚めるー外には何故か遙か上へと続く階段と見知らぬテナント達が。「バベル九朔」に隠された壮大な秘密とは?

  • 眠れなくなるほど好きな人ができたときに『僕の好きな人が、よく寝れますように』

    中村航が書いた『僕の好きな人が、よく寝れますように』。『100回泣くこと』を超えたラブ・ストーリー 僕が通う理科系大学の同じゼミに、北海道から院生の女の子が入ってきた。徐々に距離の近づく僕らには、しかし決して恋が許されない理由があった……。『100回泣くこと』を超えた、あまりにせつない恋の物語。

  • 「百人一首」に込められた呪いと謎。史実の解釈をめぐる歴史ミステリー『QED百人一首の呪』

    高田崇史が書いた『QED百人一首の呪』。百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて…。関係者は皆アリバイがあり、事件は一見、不可能犯罪かと思われた。だが、博覧強記の薬剤師・桑原崇が百人一首に仕掛けられた謎を解いたとき、戦慄の真相が明らかに!?第9回メフィスト賞受賞作。

  • ひっそりと消えた神の名残り『神様の御用人3』で神社、神様の勉強を楽しくしませんか?(第3巻の感想)

    浅葉なつが書いた『神様の御用人3』。個性的すぎる洋服を押し付けられ、相撲勝負に柄杓探し、おまけにお菓子作りまで!?走り回る良彦を横目に神様たちは今日もいたって自由気まま。こんな時に頼りの黄金は、お菓子の神様とスイーツ三昧で肥満の危機!?そして、穂乃香の協力を得て御用人の役目に励む良彦もまた、神様との出会いによって少しずつ変わりはじめる。果たして、今の自分にできることは―。神様と人間の繋がりと絆を描く御用人物語、第三弾!

  • 中村航の『さよなら、手をつなごう』は期待を裏切らない作品でした。(感想)

    中村航が書いた『さよなら、手をつなごう』。あの頃、僕らはいつだって、目の前の何かに夢中になって、彼方の誰かに恋をしていた。宇宙飛行士を目指す兄の背中を、一途に追いかけていた幼い日々。たったひとりの親友以外には友達もいない学校生活で、不意に胸に焼きついた女の子の横顔ー。まっすぐでイノセントな少年少女たちの一瞬を切り取った、心あたたまる青春小説集。巻末に可愛い絵本も収録の、中村航・初の文庫オリジナル作品。

  • 失恋し前を向きたいときに読みたい柴崎友香の『青空感傷ツアー』

    柴崎友香が書いた『青空感傷ツアー』。超美人でゴーマンな女ともだち音生と、彼女に言いなりな私。音生にひきずられるように、大阪→トルコ→四国→石垣島と続く、女二人の凸凹感傷旅行はどこへ行く?抱腹絶倒、やがてせつない旅の空。映画「きょうのできごと」原作者による、各紙誌で絶賛された、ウルトラ・キュートな話題作。

  • 夏に読みたい小説のタイトルを集めました!  part2

    タイトルから夏を連想させる作品を集めました。夏に読む本がなく、これと言って読みたいジャンルない時は、参考にしてみてください。

  • 令和の考案者? 中西進先生が書いた『日本人の忘れもの 1』

    中西進が書いた『日本人の忘れもの(1)』。第1章 心(まけるー相手に生かされる道をさぐる/おやこー家族問題を招く子ども大人の氾濫/はなやぐー恋愛は心の匂いだった ほか)/第2章 躰(ごっこー子どもよ、もっと仲間と遊べ/まなぶー生命のリズムを育てたい/きそうー競技とはお互いの成長を目指すものだ ほか)/第3章 暮らし(たべるー自然を生かしたおふくろの味を取り戻そう/こよみー「体のカレンダー」をもとう/おそれー自然へのおそれを忘れた現代人の遊び感覚 ほか)

  • 休刊している「ウェッジ文庫」の再開に期待! [ウェッジ文庫の一覧]

    素晴らしいの選書で名高い「ウェッジ文庫」についてまとめてみました。一覧は? 再開は? 休刊はいつしたの?

  • 良彦と黄金との再会! 『神様の御用人2』で神社、神様の勉強を楽しくしませんか?(第2巻の感想)

    浅葉なつが書いた『神様の御用人2』。名湯探しに家探し、井戸からの脱出の手伝いに、極めつけは夫の浮気癖を治してほしい!?御用人となった良彦に今回も神様からの様々な無理難題が言いつけられる。手のひらに載るほどの小さな神様から、出雲のあの神様の妻まで、神様の神様らしからぬ悩みの数々に頭を抱えるなか、良彦は不思議な少女・穂乃香に出会う。誰にも言えない秘密を胸に秘めた彼女と、神様の関係とはいったいー?フリーター御用人・良彦とモフモフの狐神・黄金の神様助っ人(パシリ)物語第二弾!

  • 畠中恵の『明治・妖モダン』の感想と魅力

    畠中恵が書いた『作品名』。「江戸が終わって20年。妖たちが、そう簡単にいなくなると思うかい?」煉瓦街が広がり、アーク灯が闇を照らす銀座に、ひっそりと佇む巡査派出所。そこに勤務する原田と滝は、“かまいたち”に襲われた者や、瞬く間に成長を遂げる女の子の世話など、不思議な対応に追われてばかり。それらは、とてもこの世のものとは思えず…。摩訶不思議な妖怪ファンタジー。

  • 夏に読みたい小説のタイトルを集めました!

    タイトルから夏を連想させる作品を集めました。夏に読む本がなく、これと言って読みたいジャンルない時は、参考にしてみてください。

  • 『誰かが嘘をついている』のあらすじと感想――登場人物たちの人狼ゲームを楽しめ!

    カレン・M・マクマナスが書いた『誰かが嘘をついている』。放課後の理科室で、5人の高校生がルール違反の罰で教師に作文を書かされていた。だが突然、生徒の1人サイモンが苦しみだし、病院搬送後に死亡する。検死の結果、警察は事件性があると判断した。サイモンは生徒のゴシップを暴くアプリを運営しており、ほかの4人は全員が彼に秘密を握られていたのだ。4人は順繰りに事件について語っていく。いったい、誰が何を隠しているのか?

  • 「衝撃のラスト」とか言わないで! 本のキャッチコピーに物を申したい!

    本屋に並ぶポップの数々。すごく魅力的ですよね。しかし、そのポップのせいで、本の魅力が半減することもありますよね。なんとかならないのでしょうか。

  • 大人になった同級生の優しい恋の物語 中村航の『あのとき始まったすべてのこと』

    中村航が書いた『あのとき始まったすべてのこと』。社会人3年目、営業マンとして働く僕は、中学時代の同級生、石井さんと10年ぶりに再会した。奈良の東大寺を訪れた修学旅行や、複雑な気持ちを秘めて別れた卒業式。当時の面影を残す彼女を前に、楽しかった思い出が一気に甦る。そして新たに芽生えた思い…。しかし、一夜を共にした僕らに待っていたのは意外な結末だったー。きらきらと輝いていたあの頃を丹念に掬い上げた、切なくて甘酸っぱい最高純度のラブストーリー。

  • 大人になった同級生の優しい恋の物語 中村航の『あのとき始まったすべてのこと』

    中村航が書いた『あのとき始まったすべてのこと』。社会人3年目、営業マンとして働く僕は、中学時代の同級生、石井さんと10年ぶりに再会した。奈良の東大寺を訪れた修学旅行や、複雑な気持ちを秘めて別れた卒業式。当時の面影を残す彼女を前に、楽しかった思い出が一気に甦る。そして新たに芽生えた思い…。しかし、一夜を共にした僕らに待っていたのは意外な結末だったー。きらきらと輝いていたあの頃を丹念に掬い上げた、切なくて甘酸っぱい最高純度のラブストーリー。

  • 青春小説と推理小説が良い心地に融合した『流星の下で、君は二度死ぬ』藤石波矢

    藤石波矢が書いた『流星の下で、君は二度死ぬ』。父を火事で亡くした心的外傷から、身近な人の死を予知夢に見るようになってしまったみちるは、誰にも言い出せずに怯えふさぎこんでいた。手を差しのべてくれたのは従兄の一美兄ちゃんだった。「信じるよ。一緒に予知を覆そう」そして高校生になった彼女は再び夢を見る。校舎屋上、血塗れの刃、最後に見えたのは…一美兄ちゃん!?後悔と痛みを乗り越え前を向く、学園青春ミステリー。

  • 色んなことが面倒になった時に読んでほしい桂望実の書く再生の物語『僕とおじさんの朝ごはん』

    桂望実が書いた『僕とおじさんの朝ごはん』。ケータリング業者の水島健一は何事にも無気力な四十四歳。病死に見せかけ楽に死ねる「薬」の都市伝説に翻弄される人々を横目に、手抜き調理で依頼をこなす日々だ。しかし、生意気な少年・英樹との出会いが健一の料理を変えていく。それと同時に「薬」の噂とも向き合うようになるが…。真摯に生きることを拒んできた大人と、生死をまっすぐに見つめる少年の交流が胸をうつ感動長篇。

  • 初心者にこそオススメの伊坂幸太郎が書いた『死神の浮力』

    伊坂幸太郎が書いた『死神の浮力』。娘を殺された山野辺夫妻は、逮捕されながら無罪判決を受けた犯人の本城への復讐を計画していた。そこへ人間の死の可否を判定する“死神”の千葉がやってきた。千葉は夫妻と共に本城を追うがー。展開の読めないエンターテインメントでありながら、死に対峙した人間の弱さと強さを浮き彫りにする傑作長編。

  • 熱帯夜に本で涼を取るという選択――、暑い夏に読みたい怪談話

    夏の夜ほど、怪談が似合うシチュエーションはない。暑さで眠れない夜には、怪談を読んで、さーっと体温を下げてみてはどうでしょうか?別意味で眠れなくなる可能性もありますが――。怪談小説ということで、ぞわっとする小説を厳選しました。個人的な選出になりますので、どっちかという恐怖恐怖という感じでなく、ほとんどが不気味な雰囲気小説になりました。

  • 絵本のプレゼントや子どもと読みたい本を賢く選ぶオススメの方法

    親族や恋人、友人に本を贈るのって緊張しますよね。「気に入られなかったらどうしよう」、「そもそも既に持っていたらどうしよう」、「センスが悪いと思われたくない」などといった失敗が頭をよぎることも。そんな失敗をしないための方法をまとめました。

  • 青柳碧人が書いた『猫河原家の人びと』はキャラが驚くほど、立ちすぎていました(感想)

    青柳碧人が書いた『猫河原家の人びと』。謎と事件好きの猫河原家。今夜も家族全員、殺人事件をめぐって、夕食前に迷推理を披露する。これも「推理せざる者、食うべからず」の家訓ゆえ。難事件に嬉々とする両親兄姉たち。普通の女子大生でいたい私はいつもブルー。正直、推理なんかしたくない。のに、遭遇した事件にピンときた瞬間、髪の毛は逆立ち、「名探偵」降臨。真相を見事突き止めるーえ?一番の推理好きは、私?

  • 芥川賞作家 青山七恵の書いた『繭』は怒涛の展開に目が離せない作品でした

    青山七恵が書いた『繭』。美容師の舞は、結婚して一年になる夫に対し暴力を振るう自分を止められずにいた。ある晩、彼への暴力から逃れるように家を出ると、店の客である希子と遇う。同じマンションの住人と知り、二人は交流を重ねるが、希子は舞の夫のある秘密を抱え、舞に近づいていた。白壁の棲家で紡がれる歪な愛の支配にもがきながら、やがて渾然一体と追い詰められる女たち。怒涛の展開に息をのむ、衝撃の物語!

  • 夏に読みたい本をまとめました

    「夏」に読みたい本を厳選! 読みたい本がなかなか見つからない。どんな本を読めば良いかわからない。そんなことはありませんか?そんな時、私は季節から本を選びます。本にだって旬があります。ぜひ、旬の本を読んでみてください。きっと、いつもと違った読書になりますよ。

  • [夏✕高校生]青春真っ盛り――夏に読みたい高校生の青春小説

    夏には高校生の物語が読みたくなる。今となっては小さなことで、うじうじ悩んで、今となっては何が面白いのかわからないことで、馬鹿笑いした。そんな夏を思い出せるような小説を厳選しました。

  • [夏✕高校生]青春真っ盛り――夏に読みたい高校生の青春小説

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  • 電子書籍って実際どうなの?-2012年に電子書籍端末を購入し、紙の本に戻った私が現状について調べてみました。

    2012年、時代に先駆けるように電子書籍を導入しましたが、現在は紙の本を読んでいます。その理由といまだに電子書籍に移行できない理由を書きました。

  • 作品に罪はありません、炎上中 幻冬舎文庫のおすすめ本

    炎上中 幻冬舎文庫のおすすめ本を書きました。気になる本があればぜひ読んでみてください。

  • 教科書にも掲載『山椒魚』の井伏鱒二が書いた軽妙洒脱な物語『駅前旅館』

    井伏鱒二が書いた『駅前旅館』。昭和30年代初頭、東京は上野駅前の団体旅館。子供のころから女中部屋で寝起きし、長じて番頭に納まった主人公が語る宿屋稼業の舞台裏。業界の符牒に始まり、お国による客の性質の違い、呼込みの手練手管…。美人おかみの飲み屋に集まる番頭仲間の奇妙な生態や、修学旅行の学生らが巻き起こす珍騒動を交えつつ、時代の波に飲み込まれていく老舗旅館の番頭たちの哀歓を描いた傑作ユーモア小説。

  • 御朱印ブームの今、『神様の御用人』で神社、神様の勉強を楽しくしませんか?(第1巻の感想)

    浅葉なつが書いた『神様の御用人』。神様たちの御用を聞いて回る人間ー“御用人”。ある日突然、狐神からその役目を命じられたフリーターの良彦は、古事記やら民話やらに登場する神々に振り回されることになり…!?特殊能力もない、不思議な力を放つ道具も持ってない、ごく普通の“人間”が、秘めたる願いを持った神様たちにできること。それは果たして、助っ人なのかパシリなのか。モフモフの狐神・黄金とともに、良彦の神様クエストが今幕を開ける!。

  • いぬじゅん作 スターツ出版文庫刊行の『奈良まちはじまり朝ごはん』の感想は心が洗われる作品でした

    いぬじゅんが書いた『奈良まちはじまり朝ごはん』。奈良の『ならまち』のはずれにある、昼でも夜でも朝ごはんを出す小さな店。無愛想な店主・雄也の気分で提供するため、メニューは存在しない。朝ごはんを『新しい一日のはじまり』と位置づける雄也が、それぞれの人生の岐路に立つ人々を応援する“はじまりの朝ごはん”を作る。-出社初日に会社が倒産し無職になった詩織は、ふらっと雄也の店を訪れる。雄也の朝ごはんを食べると、なぜか心が温かく満たされ涙が溢れた。その店で働くことになった詩織のならまちでの新しい一日が始まる。

  • ショーケンこと萩原健一の代表的映画で名作映画と評判高い『青春の蹉跌』は名作小説でもありました。

    石川達三が書いた『青春の蹉跌』。生きることは闘いだ、他人はみな敵だ――貧しさゆえに充たされぬ野望をもって社会に挑戦し、挫折していく青年の悲劇を描く長編。

  • 【作家別おすすめ】森見登美彦の個人的おすすめ小説ランキング

    森見登美彦さんのおすすめ本をランキングにしました。気になる本があればぜひ読んでみてください。

  • 【作家別おすすめ】中村文則の個人的おすすめ小説ランキング

    中村文則さんのおすすめ本をランキングにしました。気になる本があればぜひ読んでみてください。

  • 【小説家になるぞ 7頁】才能がないことが問題じゃない、努力をしないことが問題だ

    小説家になりたい一般人が、小説家になる(確証はない)までの記録である!

  • 【疑問】海外旅行へ行こう。パスポートの新規申請方法を徹底解剖(必要書類は? 料金? 注意点は?)

    個人的に気になる疑問を解決しました。今回はパスポートの申請方法について調べてみました。

  • 【祝 ドラマ化】働き方改革のなか、(残業、休日出勤)ブラック企業と闘う企業戦士『わたし、定時で帰ります。』朱野帰子

    朱野帰子が書いた『わたし、定時で帰ります。』。絶対に定時で帰ると心に決めている会社員の東山結衣。非難されることもあるが、彼女にはどうしても残業したくない理由があった。仕事中毒の元婚約者、風邪をひいても休まない同僚、すぐに辞めると言い出す新人…。様々な社員と格闘しながら自分を貫く彼女だが、無茶な仕事を振って部下を潰すと噂のブラック上司が現れて!?働き方に悩むすべての会社員必読必涙の、全く新しいお仕事小説!

  • 江戸時代から高度経済成長期、そして令和へ。人々が繋ぐバトンの命『茗荷谷の猫』木内昇

    木内昇が書いた『茗荷谷の猫』。茗荷谷の一軒家で絵を描きあぐねる文枝。庭の物置には猫の親子が棲みついた。摩訶不思議な表題作はじめ、染井吉野を造った植木職人の悲話「染井の桜」、世にも稀なる効能を持つ黒焼を生み出さんとする若者の呻吟「黒焼道話」など、幕末から昭和にかけ、各々の生を燃焼させた名もなき人々の痕跡を掬う名篇9作。

  • 【ブックライト】USB充電式で持ち運びOK。クリップ式で旅行にもおすすめ!

    【LED クリップライト】 Coquimbo 読書用ランプ 読書灯 LED閲読ライト ブックマークとしても利用可能 ブックライト 折りたたみ式 クリップ 4段階調光 便利の防災用品 USB充電 kindleと本専用 ブックライト(ブラック)を使ってみました。

  • 三大奇書『ドグラ・マグラ』の夢野久作が描く少女たち『少女地獄』

    著者名が書いた『作品名』。BOOKデータ。

  • 【本をお風呂に落としました】本を濡らしたときに冷凍するといいって本当?

    本をお風呂に落としてしまいました。で、噂に聞くのが冷凍をすると綺麗に乾く? この噂が本当かどうか実践してみました。

  • 【小説家になるぞ 6頁】テンプレート

    小説家になりたい一般人が、小説家になる(確証はない)までの記録である!

  • ミス・マープルへ敬意を払って。階知彦の学園青春ミステリ『火曜新聞クラブ―泉杜毬見台の探偵―』

    階知彦が書いた『火曜新聞クラブー泉杜毬見台の探偵ー』。大スクープを摑んだけど、殺人事件の謎を解かないと水の泡!? 新聞作り命の女子高生コンビと銀髪碧眼の男子高生探偵が謎に挑む

  • 梨屋アリエの『プラネタリウム』は不思議なだけの作品じゃありませんでした

    梨屋アリエが書いた『プラネタリウム』。恋をしたことがないのに恋多き女と誤解されている中学生の美野里。付き合ったつもりのない相手から新学期早々に別れ話を切り出されてしまう。その時、美野里のもとに青いカケラが落ちてくる。それは後輩の恋心が結晶してできたフレークだった(「あおぞらフレーク」)。東京の“世界谷”を舞台に描かれた4つの不思議な物語。

  • 【小説家になるぞ 5頁】ちよだ文学賞に向けての粗書きが終わりました。

    小説家になりたい一般人が、小説家になる(確証はない)までの記録である!

  • 実験的小説? 挑戦的小説? とにかく止まるな、想像しろ。古川日出男の『ハル、ハル、ハル』

    古川日出男が書いた『ハル、ハル、ハル』。「この物語は全部の物語の続編だ」-親に捨てられ、行き場を失った少年と家出少女、リストラされた中年男。世間からはみ出してしまった3人のハルが世界を疾走する。乱暴で純粋な人間たちの圧倒的な“いま”を描き、話題沸騰となった著者代表作。表題作に加え、「スローモーション」「8ドッグズ」を収録。

  • 太宰治賞、三島由紀夫賞を受賞、完成されたデビュー作『さよなら、オレンジ』

    岩城けい,さよなら、オレンジ,ちくま文庫,泣く,考える,心に残る,文学に触れる,書評,感想

  • 【疑問】桜の種類1覧、見ごろ満開はいつ? お花見するなら桜の種類に合わせよう!

    個人的に気になる疑問を解決しました。今回は桜の種類と見頃に調べてみました。

  • 【小説家になるぞ 4頁】50000字って無理じゃない?

    小説家になりたい一般人が、小説家になる(確証はない)までの記録である!

  • 毎日文庫創刊の第1作目は中村文則の圧倒的人間ドラマ『あなたが消えた夜に』

    中村文則が書いた『あなたが消えた夜に』。ある町で突如発生した連続通り魔殺人事件。所轄の刑事・中島と捜査一課の女刑事・小橋は“コートの男”を追う。しかし事件は、さらなる悲劇の序章に過ぎなかったー。神にも愛にも見捨てられた人間を、人は救うことができるのか。〈純文学×警察小説〉かつてない衝撃!圧倒的人間ドラマ!待望の文庫化。

  • 【疑問】相撲の東西ってどうやって分けているの?

    個人的に気になる疑問を解決しました。今回は相撲の東西がどうして分かれているのかについて調べてみました!

  • 【書評】最高純度の愛を感じる『ジョゼと虎と魚たち』田辺聖子

    田辺聖子が書いた『ジョゼと虎と魚たち』。足が悪いジョゼは車椅子がないと動けない。ほとんど外出したことのない、市松人形のようなジョゼと、大学を出たばかりの共棲みの管理人、恒夫。どこかあやうくて、不思議にエロティックな男女の関係を描く表題作「ジョゼと虎と魚たち」。他に、仕事をもったオトナの女を主人公にさまざまな愛と別れを描いて、素敵に胸おどる短篇、八篇を収録した珠玉の作品集。

  • 【小説家になるぞ 3頁】応募する文学賞を決めました。

    小説家になりたい一般人が、小説家になる(確証はない)までの記録である!

  • 【書評】文学って何? ついでに正義って悪って何?『「悪」と戦う』高橋源一郎

    高橋源一郎が書いた『「悪」と戦う』。少年は旅立った。サヨウナラ、「世界」-ある夜、突如ランちゃんの前に現れた謎の少女・マホさん。彼女はランちゃんにある指令を出した。「“世界を守る鍵”である、あなたの弟・キイちゃんが『悪』の手先・ミアちゃんに連れ去られたわ。『悪』からキイちゃんを救い出すのよ!」「悪」とは、「世界」とは何なのか?単行本未収録小説「魔法学園のリリコ」併録。著者最高の話題作が待望の文庫化!

  • 【小説家になるぞ 2頁】どうやったら小説家になれるの?

    小説家になりたい一般人が、小説家になる(確証はない)までの記録である!

  • 【書評】昭和モダンの匂いの中で、特徴的で愛らしい少女たちが躍動する!『昭和少女探偵團』彩藤アザミ

    彩藤アザミが書いた『昭和少女探偵團』。和洋折衷文化が花開く昭和6年。女学校に通う花村茜と級友たちに怪文書が届いた。疑われた親友を庇う茜の耳に凛とした声が響く。「やれ、アリバイがないのは僕も同じだぞ」。謎めいた才女・夏我目潮だった。鮮やかに事件を解決する彼女に惚れ込んだ茜は、天才で変人の丸川環も誘い、探偵團を結成するのだが。乙女の園で繰り広げられる昭和本格レトロ青春ミステリーここに登場!

  • 【冬に読書】冬に読みたい本をまとめました!(随時更新中)

    冬に読みたい本をまとめました!

  • 【春に読書】春に読みたい本をまとめました!(随時更新中)

    春に読みたい本をまとめました!

  • 【小説家になるぞ 1頁】きっかけは大学時代、大学デビューに躓いたコト

    小説家になりたい一般人が、小説家になる(確証はない)までの記録である!

  • 【季節本】春は出会いの季節! 春から始める物語5選!(随時更新中)

    春は出会いの季節ですね。そんな春から始める物語を集めてみました。よろしければ、お花見のお供にどうぞ。

  • 【書評】犯罪小説or青春小説『陽の子雨の子』豊島ミホ

    豊島ミホが書いた『陽の子雨の子』。私立男子中学二年の夕陽が出会った二十四歳の雪枝。彼女の家には四年前に拾われた十九歳の聡がいた。「トクベツな自分」になりたいのになれなくて、絶望とかすかな希望の間で揺れる雪枝。そんな雪技に隷属する聡。二人の不可思議な関係に夕陽が入ることで、微妙なバランスが崩れかけるが…。青春の輝きと残酷さを刻みつけた、胸に染みる物語。

  • 【本を洗濯してしまいました】本を洗濯したときに私が実践した対処方法!

    本を洗濯して絶望した朝。きっとそんな日があなたにも来るかもしれません。そこで、私が行った解決方法を書きました!

  • 【書評】妖盗S79号に挑む2人の捜査官は有能なのか無能なのか『妖盗S79号』泡坂妻夫

    泡坂妻夫が書いた『妖盗S79号』。神出鬼没の怪盗S79号!指輪に名画、名刀に化石まで、古今東西のお宝を、奇想天外な手口で次々と盗み出す。そんな中、世間では、連続猟奇殺人事件も発生中で、大混乱!果たして、警視庁のS79号専従捜査班は怪盗の正体とその真の目的を暴くことができるのか?ユーモラスで見事なトリックが光る傑作、待望の復刊!

  • 【季節本】ホワイトデーに読みたい! 恋する男子の恋愛小説5選!

    ホワイトデーにおすすめの本を紹介します。恋する男の恋愛小説特集!

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