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雪一期のブログ「東色空間」に足をお運び頂いた皆様へ。...
いつも東色空間にお越し頂きありがとうございます💕「坂の上で逢いましょう」が何とか終わりを迎えました❗こんな時期にアンハッピーエンドのお話しの回で本当に申し訳ありませんでした。他の書き手様が書くアンハッピーエンドを読んで、心を掴まれるお話しを書きたくて挑戦しましたが…難しかった~😱が本音ですねぇ😆(笑)私のレベルは勿論の事、ぬるい平和主義の私には次から次へと悲しみに暮れる情景は私自身が苦しくなってしまうの...
「ハァハァハァ…ンハァ…ハァ……」「副社長ッ!乗って下さい!その方が早いですし、そのお姿では目立ちますッ!」「うるさい!ヨンソクッ!付いて来なくていい!」 暫くは俺の少し後ろを社用車で追いかけて来ていたヨンソクも、途中で諦めた様で声も聞こえなくなった。自分で運転だって出来るし、タクシーに乗る事だって出来るのにヨンソクの言う様にこんな格好で走ってる俺は相当目立ってる気がするけど…それでもいい!目立とうがビ...
マスターの店「サランバン」を閉店して1月が過ぎた。マスターの病状はあれから少しずつ進行しているのは間違いないが、ただ幸いな事に寝込んだりはしていない為に自宅で過ごしている。僕はサランバンが錆びない様、仕事が忙しくない日は店に寄り、掃除をしたり珈琲を淹れ味が落ちないように気をつけていた。そして本格的にこのサランバンを継ぐ為にアニメーション会社を退社する事に決めた。・・・・「ミノ、お疲れ!忙しい?」「...
サランバンを再開してから僕とマスターの特訓が始まった。会社帰りの短い時間で毎日店を手伝いながら、教わる事になったんだ。自分で飲む珈琲ぐらいは淹れる事もあるけれど、これからはお金をもらう為の珈琲を淹れられる様にならなければいけない。豆の種類や豆の味、ブレンドの仕方や豆の引き方、珈琲の淹れ方やエスプレッソの淹れ方…。何度も何度も同じ作業を繰り返し、味の確認や蒸らす時間全てをこなせるようになって、やっと...
「チャンミナ、ヨンソクが送って行くから」「あ、はい…あの、ユノさんは?」「俺はヨンソクがチャンミンを送っていく間はここにいるよ、マスターの別れた奥さんにも連絡しなくちゃいけないし…」「そう…ですか…」「副社長、先に車を回して来ます」「ああ、頼むよ」ヨンソクさんが出て行った後、マスターが眠る病室はしんと静まり返り、またユノさんと2人になった。「ユノ…さん…」「…………」窓際に寄りかかり僕の問いかけにこちらを見...
マスターが足から崩れ落ち倒れる瞬間を慌てて支えた。「マ、マスター…し…しっかりして下さい…マスター…すぐに…すぐに救急車を呼びますから、マスター…がんばって下さい…」マスターを支えながら尻のポケットに入っていたスマホを取り出し、救急に電話をかけた。「救急車をすぐにお願いしますッ!余命宣告を受けてる男性ですが、今倒れ意識がないです!早く…は、早く救急車をお願いします!」喉に何かが詰まってる感じで上手く声が出...
シェアハウスで恋したら~X'masに100万回のキスを後半
1回目のキスをして僕達は何食わぬ顔でキッチンに戻り料理を運び始めた。「なんか困った事があんのか?」突然そんな風に聞かれた意味がわからなくて、ヒチョリヒョンに聞き返す。「うん?どういう意味?」「いや、お前達結構長い時間引っ込んだままだったから、なんか困った事でもあったのかなって思ってよ」「あ、ううん…別にちょっと作ったお料理の事でユノさんと話してただけ」「ふーん…てっきり俺達来る前に準備でイチャつけな...
シェアハウスで恋したら~X'masに100万回のキスを。前編
「ユノさぁーんッ!ちょっと手伝って!」今日は家でクリスマスパーティーをする予定で朝から料理に追われていた。僕は料理担当で一応ユノさんが部屋の飾り付け担当だけど…チラッと見た感じでは殆ど捗ってないみたい…。そう、僕達がここに越して来て初めてのクリスマス。初めてのクリスマスだから2人きりで…とも考えたんだけど、僕は少しホームシックって言うか…みんなでワイワイしたいって気持ちがあったし、ユノさんと話し合って...
「はい、お待たせ」マスターはいつもの笑顔を見せ、作りたてのカフェラテを持って来てくれた。「ありがとうございます…あの…マスター」「うん?なんだね?」「これ飲んだ後…今日お店のお手伝いして行ったらダメですか?」「この通り今日は珍しく混んでいてねチャンミンくんが手伝ってくれるならわしは助かるよ」「よかった…ありがとうございます」本業の仕事は休んでいるのに、ここで働くなんてどうかしているかも知れないけれど、...
YUNHO-side「副社長、今日も寄って行かれますか?」「ああ…ただ…今日は父に話しがあって実家に行くからあまり時間はないけど…」「チャンミンさんにはこのまま連絡しないおつもりですか?」「…………」「……副社長…このままではチャンミンさん、きっと悲しまれます…」「ああ、わかってる…これがチャンミニを傷つけない最大の手段だよさあ、ユンソク行くぞ」「副社長!」これでよかったのか…。他にチャンミンを守れる方法があっただろう...
婚約会見の中継が淡々と流れている。テーブルに並ぶ2つの椅子に座るのはユノさんとユノさんの奥さんになる人が座っていて。テレビの中では沢山のフラッシュがたかれ、光の中で並ぶ2人を見ているのは不思議な光景だった。ーー「結婚式の予定はいつでしょうか?」 「9月7日を予定しています」ーー「結婚後、東方株式会社はどうなりますか?ニ代企業が統合する事はありますか?」「一部統合する部署もあるかも知れませんが、今ま...
「うぅーん…今何時…?」ゆっくりと目が覚めると部屋の時計に目を向けた。「あッ!やばッ!7時!ユノさん遅刻しちゃうッ!!」ガバリと起き上がりユノさんが寝てると思った隣りに手を這わせばユノさんの姿はなかった。「ユノさん帰ったの?もうー!ユノさん僕を起こしてくれたらいいのにーあ、ヤバい!今日は朝一番の会議があるから早く行かなくちゃいけないのに遅刻しちゃう…」僕は慌ててバスルームに飛び込みシャワーを浴びた。...
俺はチャンミンの家に向かった。今日だけはチャンミンを俺の記憶に残す精一杯の方法で俺の家ではなく、チャンミンの家で会う約束をした。久しぶりに会うチャンミンは愛おしくて尊くて涙が出そうになった。ただ、そんな感情はひた隠しにして何ともないような顔をして見せた。「久しぶりだな…」「うん…」「その…最後に会った時は悪かった…」「ううん、気にしないでそれよりユノさん会いに来てくれたでしょ、だから前の事なんてもうい...
「副社長ッ!あ…ノックもせずにすみません…」「あぁ、いいよ何かあったのか?」「はい、調べていた新社屋の建設が中断している件ですが、どうやら理由はわかりませんがSM商事のカン代表が中断させている様です」「ああ、それはわかっている理由は俺だ」「はい?副社長、カン代表と何かトラブルでもありましたか?」「たまたま…たまたま俺があの男の目に止まっただけだよ」「それはどういう…」「俺が首を縦に振らない限り終わらな...
最近ユノさんと会えていない…。あの日の事気にしてるのかな。少し前まではユノさんの凄く優しい笑顔が見られたのに、ここ最近何か思い詰めてる様な…何か変な感じだった。最近は合意の上で抱き合うというよりはユノさんがいきなり…って事が多くて…ユノさんが僕に体だけじゃない何かを求めている様な気がして気になっていた。それはユノさんが煙草を吸う時みたいにユノさんの心が泣いてる気がしてならないんだ。ユノさんに会えない日...
YUNHO-side結局父とカン ギョンジュンの間にあった出来事を聞く事ができずに帰って来た。情けない事に尻込みしてしまった。 「ふーーー…」最近ではカン ギョンジュンの接待も恒例のようになり、必ず後からイェウンがやって来てチャンミンと会う時間は確実に削られていた。チャンミンに会いたい…チャンミンに会って抱きしめてキスをして一つになって、どろどろに溶け合って眠りたい…カン ギョンジュンから与えられるストレスが、チ...
Yu Yonsok-side最近副社長の様子がおかしい…。喜怒哀楽をオーバーリアクションでする人ではないから、もちろんわかりずらい人ではあるけれど、もう5年以上副社長の秘書を務めている僕には副社長の喜怒哀楽は全て把握済みだ。いつ頃だっただろうか…。確かチャンミンさんと出会われたと思われる11月の始め頃にはあのツンな副社長から笑顔が多くなって、飴のように甘いマスクが更にイケメン度を増し、女子社員がざわつき始めたほど...
何でここにユノさんが?今日も接待?でもじゃあ隣にいる女性は誰?ユノさんの後ろ姿を目で追いながら、僕の頭の中では疑問でいっぱいだった。“「ご馳走様でしたお会計をお願いします」「お料理はお口に合いましたでしょうか?お会計はカン様から頂いております」「そうですか…じゃあ行こうかイェウン」「えぇ、ユンホさん」”ユノさんはイェウンと呼んだ女性へ微笑み、店を出る時には女性の背中に手を添え出て行った。今、目の前で...
微R-18「うん…ふ、…チャンミナ…」ユノさんの上で覆い被さり、ユノさんのバスローブは既に着崩れて肌が露出していた。ユノさんに飢えている僕がそんなユノさんを見て発情しない訳ないじゃないか。僕はユノさんの肌をまさぐりながら、ユノさんがわかってくれるまで何度も伝えた。「ユノさん…僕がこんな風にするのはユノさんだけだよ僕はユノさんだけいればいい…もしユノさんが僕とミノの事信用できないなら、友達としてめっちゃいい...
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