chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ザクロ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/03/12

arrow_drop_down
  • ■ マクロビの謎ルールw

    「ちなみにいくらだ」 「五百万」 「それはまた結構な額だな。 相手はそんな大金をあんたに貸したままどこかへ消えたのか。 まあ、何も言わずにということなら、返ってこないものと思って貸した可能性が高そうだが・・・」 「うん、実際に返す必要はないみたいなこと言われたけど、そんなわけにいくかよ。 五百万だぞ。 だから今でもたまにその人のことをネットで検索してみたりはし…

  • ■ 家具と茶篠と巽の話

    「たしか、きみのところも二ヶ月前の大型マーケットに合わせて現地へ買い付けに行っていたな。 数日前に到着したコンテナの荷物はもうすでに倉庫か?」 くい、と親指で隣の倉庫指して近衛が聞いてくる。 声色がそれまでよりほんの少し真面目なものに変わったように感じたのは秋一郎の気のせいだろうか。 一応買い付け情報はSNS等で一般配信していたため近衛が知っていてもおかしくはないが、 ここへ来た真の目的はもし…

  • ■ 気狂った柄の下着w

    「待て。 そこから海水って・・・まさか・・・」 「ちなみに俺と一史、逢沢さんが現場に駆け付けたときは坊やが海に飛び込むところだった」 現代が煙草の煙をゆっくりと吐きながら言った。 声が少しだけ笑っている。 「・・・現代、俺にも煙草をくれ。 少し落ち着きたい」 「悪いな。 今のが最後の一本だった」 「そうか。 じゃあそれでいい」 手を伸ばし、現代の口元にある吸いかけ…

  • ■ 手直し作業してます。

    ポン、と渡されたものを反射で受け取って、それが何かわかった瞬間に慌てて顔を跳ね上げた。 「ちょ、これ・・・」 「忘れものだ」 「忘れたんじゃないですッ、おれ、受け取れないってちゃんと書置きして帰りましたよねッ!?」 「はて、そうだったか?」 「近衛さんッ、駄目です。 これ・・・このお金は、絶対に受け取れません」 少々乱暴に封筒を近衛の胸に当たりに押し付ける。 近衛…

  • ■ ミスティックトパーズ

    「え、あ・・・ていうか、あなた、一体何なんですか・・・」 「きみはここで今夜の獲物を待ち伏せしていたんだろう。 それが今、ここに現れただけだ。 そして今夜きみが獲物にすべきはその男ではなく、間違いなくこの私だ。 とりいそぎ現金が手に入ればいいきみにとって、私が何者かなど、さほど問題ではないはずだが」 「・・・あ・・・」 そう言われてしまえばたしかにそのとおり…

  • ■ ネットショッピングが・・・

    「緋辻さんのおっしゃる通り、手段を選べないときって、実際にありますからね」 サインした紙を渡すと、それを受け取った緋辻はにぃっと笑った。 「そう、それも結構頻繁にな。 そして、俺にとっては今もまさにそのときだった」 そう言って、緋辻は持ち上げたワイングラスからぱっと手を離した。 赤ワインが入ったままのグラスが落下し、派手な音を立てて床で粉砕した。 「!?」 …

  • ■ 夢の在宅ワーク

    「やはり留守のようですね。 ・・・捜査令状はありませんが仕方がありませんね。 合鍵を使いましょう」 山鳩は現在、無明ヶ丘のガード下から少し離れたアパートに住んでいるようだ。 黒鶫がコートのポケットから部屋番号の書かれた鍵を取り出す。 「どこから持ってきたんだ、それ」 仁科の問いに「管理人さんが寝てました」とさらりと答え、鍵穴に鍵を挿す。 「・・・おまえ、一応刑…

  • ■ 現在、絶賛執筆中デス

    「だから、私が一緒に届けた。 この車でな」 ・・・なんだって? 「え・・・それはつまり、近衛さんも昨夜理季と一緒にその荷物を届けたということか?」 「そうだ。 ちなみにきみと落ち合う前にその担当者に確認してみたが、 先方は誰もそのような電話をかけていないと言っていた」 表情を変えずに言う近衛の言葉に耳を疑った。 「では、つまり・・・」 「昼間かかってきたとい…

  • ■ 明成さんあるある

    「というか、・・・どうやって入ったんです? ここへ」 「表からドアを開けて」 「いえ、ですから、そうではなくて」 御影が言わんとしていることくらい近衛は最初からわかっている。 この男には、こういう面倒な会話のやりとりをあえて楽しむという悪癖があるのだ。 「昔、きみと一緒に外からこの家に戻ったことがあっただろう」 「ありましたけれど、それはこの家のセキュリティ解除を…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ザクロさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ザクロさん
ブログタイトル
雪混じりの雨の夜、突然目の前に三日月が落ちてきた。
フォロー
雪混じりの雨の夜、突然目の前に三日月が落ちてきた。

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用