chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
バシブロ https://bashiiiii.hatenablog.com/

主に映画の感想たまに音楽やチョコなど雑感を綴ります。 劇場公開作から旧作・DVDスルー含めて気の向くままに書いています。

バシ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/03/05

arrow_drop_down
  • 経験こそが本物になる『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

    まず、自分の状態として ・ジョジョシリーズは1~6、8部は読んでいる。SBRは途中まで ・アニメは6部まで視聴済み ・露伴先生のドラマシリーズは3期まで視聴済み ・原作に当たる「岸部露伴 ルーヴルへ行く」は未読 岸辺露伴 ルーヴルへ行く (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:荒木飛呂彦 集英社 Amazon なので、Twitterにて投稿した 『岸部露伴 ルーヴルへ行く』観たッあのルーヴルを紹介するだけみたいな原作をよくここまで話を作ったな!という小林靖子の脚色力に驚くも回想シーンがちょっと冗長すぎたな…2時間の強度は無理があった様に思えた…90分ならよかったあと若かりし露伴先生がどうに…

  • 一億総オタク化時代の映画『ハケンアニメ』

    はいどうもです つい先日『ハケンアニメ』を観てきたんですが、どーーーーーうにもモヤるので久しぶりに感想書きます! とりあえず予告置いときますね www.youtube.com まず「お仕事映画」として面白かったと思います 1クールのオリジナルアニメ企画に大抜擢された新人監督・斎藤瞳が、敏腕プロデューサー・行城や世間の評価に振り回されながら天才監督と謳われる王子千晴と”覇権”を獲るシノギを削る そこに制作、作監、編集などのスタッフとの擦り合わせをしながら一本の作品を仕上げていく、その過程を覗ける物として「知らない世界の一端を知る」ことが面白いし、苦悩し、時には対立しながらも完成へと漕ぎつけ、誰か…

  • 解放と依存『ミッドサマー』

    どうもお久しぶりでございます。今のところコロナに罹る事無く通常通りの日々を過ごしています。 映画館が自粛している間は映画そのものを観る量もガクッと減り、映画代がウイスキーボトルへと変換されていく事しきりです。(5本以上増えた) 再開するにあたって久しぶりの映画館、どこで館はじめをし、どのタイトルで映画はじめしようかと思っていましたが、コロナ前から公開されていたにも拘らず観逃してしまっていた今作をチョイスしました。 話題沸騰!口コミでお客さんも増え日本での興行収入も7億弱!また監督自ら「別れたほうがいいカップルに薦めて」なんていってる今作、その奇祭が果たしてどんなものなのか、(そして生きて帰れる…

  • 此処にひとりの男あり『宮本から君へ』

    2019年に邦画好きがこぞって「傑作!」とツイートし、まだ観ていない事を伝えたら「観て!」「ドラマから観て!」と激推しされたので、ドラマ版からちゃんと鑑賞して劇場版を観ました!!! 映画『宮本から君へ』本予告 最初に言いますね、5億点です!!! 人物の人間味たるや凄まじく、それでいて身勝手。しかしだからこそ生まれるぶつかり、躍動、むきだしの姿がまぶしく、エネルギーに満ち溢れている!! 演者は全員言うことなし!!!池松壮亮はもちろんの事、蒼井優・井浦新・一ノ瀬ワタル・ピエール瀧・佐藤二郎にドラマ版続投組も全員気合いの入ったいい演技!!!特筆すべきは蒼井優であんなに「立った」人物像を作り上げた事は…

  • 刻むぜ!7000rpmのビート!『フォードvsフェラーリ』

    1月公開作は『キャッツ』しか観てないのに2月以降公開作は4本観ているという不思議な状態 1月公開作は全然観れてないのに2月以降の公開作は4本観ているアカウントがコチラです pic.twitter.com/MWZrGUSG9r— バシ (@bashix4) 2020年1月31日 別にね、観たくなかったワケじゃあないの!タイミングが合わなくてこうなってしまっただけ!!というか1月から良作ハイペースで上映しすぎなんだよ…ロングショットエクストリームジョブパラサイト音楽リチャードジュエルmellowジョジョラビットラストレター9人の翻訳家hisテリーギリアムのドン・キホーテ無垢なる証人サヨナラまでの3…

  • 新たなカルトムービー爆誕!『キャッツ』

    アメリカ演劇界で最も権威のある賞「トニー賞」にて作品、脚本、楽曲、助演女優、衣装、照明、演出と7部門も受賞した名作ミュージカルがまさかの映画化!しかもCGメイクを駆使したリアルキャッツでお出迎えというものすごいビジュアルが話題になっている本作! そして評論家からありとあらゆる言葉を用いて語られる評の数々も話題になったりと、公開前からものすごいムーブメントが起きている作品なので、もはや怖いもの見たさの精神で観てきましたよ!(笑) ちなみに吹替で鑑賞しました! 『キャッツ』日本版予告 どうしてこうなった… キャッツ、アカデミー賞受賞監督×スティーブンスピルバーグ製作総指揮×往年の名作ミュージカル原…

  • 呪いを解き放て!『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』

    結局2019年には間に合わず…年明け一発目に鑑賞と相成りました。 でも縁起がいいからいっか!やっちゃおう!! 「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」最後の予告篇 世界同時解禁 世間では賛否両論だけど(ep8でも見た光景)自分は”賛“でした! 今作を観て、スターウォーズの新三部作は「過去との因縁を断ち切る話」なんだと思いました。血統・伝統・サーガ・SWそのものがもつイメージなど、ありとあらゆる"呪い"からSWを自由にさせるための物語だったのかな、と。 ep9はひとまずの終幕という位置にはありますが、今作のみならずep7から一貫して「ジェダイとシス」という2つの因果にケリをつけ、新たな歴史…

  • 2019年映画ベストテン

    あけましておめでとうございます!!本年もよろしくおねがいします!!! 挨拶は程々に2019年ベスト記事書きます!やっと!!2019年に観た新作映画は48作品! 選考基準は「2019年に公開された映画」で先行上映も含みます。公開が2019年であればDVDも可にしています。 ベストの中にはまだ記事としてアップしてないのもありますがご容赦くだせぇ!!! それではどうぞ! 第10位:夫婦関係の悲喜こもごも 第9位:幸せになりたいっすねぇ 第8位:"事実"と"真実" 第7位:夫婦の岐路 第6位:君は僕のヒーロー 第5位:何者でもない不安 第4位:これぞ映画のマジック 第3位:恋愛漫画とフェミニズム 第2…

  • 大切な岐路『マリッジ・ストーリー』

    配信作品ながらもゴールデングローブ賞最多ノミネートで湧く今作!家庭持ちとしてどんなんだ?そしてスカヨハとアダムドライバーの夫婦モノって設定も惹かれる!ということで観てみました! 『マリッジ・ストーリー』予告編 - Netflix 実は今作を観るつい数時間前まで大喧嘩をしていまして(笑)それこそ劇中さながらな怒号の嵐だった訳ですが、仲直りしてひと段落ついてから一緒に観た今作のちょうどよさ(笑) まるで自分たちの結婚生活でも照らし合わせているかのような場面の連続でした。 予告でも出ていますが、お互いのいい所を挙げるといっぱい出てくるんですよ。子供が8歳なのでおそらく10年前後一緒だと思うんですが、…

  • ”不確かさ”の物語『バーニング 劇場版』

    早稲田松竹で鑑賞したけど筆不精がたたって随分遅くなってしまった…DVDも出たから改めて観てみたりしてみましたよ!今酔っている!! というか公開された時TOHOシャンテだけでしかやらなかったのマジ許すまじ バーニング 劇場版 今作は主人公であるジョンスの認識の崩壊の物語だと思っていて、全編通して“ジョンスから見えていた”であろう出来事で進んでいくので、真実というか事実という自分にとって確かなものがいかに脆く崩れ去るのかという解釈になされていると思いました。 原作である村上春樹の『納屋を焼く』では同じ出来事が起きているのに、受け取る印象が全く違う。個人的に村上春樹の小説は“不確かさを肯定する”もの…

  • アクション特盛×マンガ!『ジョン・ウィック:パラベラム』

    『ジョン・ウィック』シリーズは1から映画館で、しかもなぜか池袋のシネマロサで鑑賞し続けていたので、3もロサで決まりだな!と思っていたらグランドシネマサンシャインに奪われた(語弊がある)ので「まぁしばらくやってんだろ」と余裕こいてたらいつの間にか上映終了間際!しかも時間の都合が合わない!仕方ないのでイオンシネマ板橋のレイトショーで観てきました。グランドシネマサンシャインもレイト料金あればいいのにね…まぁ無理だろうけど。 「ジョン・ウィック:パラベラム」日本、熱狂!30秒スポット【大ヒット上映中】 イオンシネマ限定なのかな?他もそうなのかわからなかったけど「これまでのジョン・ウィック」とでも言うよ…

  • 手をつなごう『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』

    原作未読。アニメは見ています。 元々アニメがめちゃくちゃ面白くて良く出来てて劇場版も決まってるという作品なんですが、劇場版公開前にまさかの外伝! しかも評判がとんでもなく上々でアニメ未見の人も褒めてるなんて只事じゃあないと思って滑り込みで観てきました! 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』予告 まずヴァイオレットの声を聴いた瞬間に「あぁ、今映画館でヴァイオレット・エヴァーガーデン(以下VE)を観ているんだな…」という多幸感に包まれ、そのままVE全体に通底する“人の温もり”を描いている作品でとっても満足しました! アニメの時から元々カット割りから間の取り方、距離…

  • 新海誠という大人からのメッセージ『天気の子』

    よーーーーーーーーーーーーーーやっと観ましたよ天気の子!!! 今年絶対観るリストに入ってたのに遅れに遅れてこんなになっちゃいました… 前作『君の名は』で一気に知名度が増した新海誠は今度はセカイ系?のような作品を作ったみたいで思わず「昔の新海誠が戻ってきたのか!?」なんて思ったりしましたが果たしてどうなのか!?!? 映画『天気の子』予報① 前作『君の名は』とも過去作『ほしのこえ』『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』とも違った、随分とすっきりさっぱりした映画だったなぁと思いました。 セカイ系かと思ったら逆で。個人的にセカイ系の定義は「2〜数人の閉じたコミュニティが世界の命運と繋がっている」物だと…

  • ある意味忠実な映画化『いなくなれ、群青』

    原作未読。雰囲気むちゃくちゃある青春映画だなーと思って試写会応募したら偶然当たったのでちょっと早く観れました!しかもティーチイン付きだったのでちょっとした話も聞けてホクホク。横浜流星も飯豊まりえも見たことないけど果たしてどんなもんなのか!? 映画「いなくなれ、群青」予告編90秒 ティーチインの様子は以下の記事を参照。 www.anemo.co.jp まずロケーションと撮影はめちゃくちゃよかった!日本なんだけど異国感というか、ファンタジーの日本っていう雰囲気が全編にわたって溢れていて、監督も「日本のどこかわからないように場所を伏せながら撮っている」と言ってるだけあって、駅名や住居表示プレートはも…

  • よくできた”映像作品“『ウィーアーリトルゾンビーズ』

    サンダンス映画祭で審査員特別賞もらったりベネチア映画祭のジェネレーション部門で準グランプリ獲ったりと話題だった今作が、2019/8/31限定で無料公開していたので、いい機会だと思い観てみました! それにしてもまだまだ劇場公開してる作品を無料でやるなんて、ものすごい太っ腹…! 映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』予告編(2019年6月14日全国公開) うーん結論から言ってしまうと「自分とは合わなかった」 確かに合成だったり定点カメラを多用した見せ方だったりバキバキ加工した画面とかの、中島哲也っぽい(どっちも映像畑出身ですね)まさに”映像作品”的な絵作りはカッコいいし新鮮に見えたりもするんですけど、…

  • オマエの炎も俺が燃やしてやるぜ!『プロメア』

    お久しぶりです。更新サボってました… かなり作品が溜まっているので、年末までには追いつけるよう頑張りたいです! 今作も公開は5/24だったんですが、遅れに遅れて先週やっと観てきましたよ! 『天元突破グレンラガン』や『キルラキル』でお馴染みの今石洋之監督×中島かずき脚本コンビの最新作!特にグレンラガンは個人的アニメオールタイムベストテンに間違いなく入るほど好きなので観逃すワケにはいかんだろ!って事でようやっと観てきましたよ! 映画『プロメア』本予告 制作:TRIGGER 5月24日〈金〉全国公開 まず鑑賞直後の感想がコレですよ。 プロメア観ました一位 pic.twitter.com/Jo1tp7…

  • これぞ作家性!『ハウス・ジャック・ビルト』

    悪名高き作家性を持ち合わせていながら過去にカンヌの最高賞パルムドールも受賞。しかし7年前のナチ発言によって追放処分を受けていたラース・フォン・トリアー監督が最新作を引っさげてカンヌにカムバック!上映時にはあまりの残酷さに退出者が出るも終わった後には喝采が起こったというまさに賛否両論の問題作! しかも日本での上映は無修正版というアップグレード仕様に。(アメリカでの上映は修正版) しかし公開すぐのTLでの評判もかなり良く、何よりシリアルキラーの12年間というストーリーにも興味を惹かれたので、ホラー苦手ですが観てきました! 『ハウス・ジャック・ビルト』予告編 6/14(金)公開 いやーホントにとんで…

  • 想像力の大切さ『ドラえもん のび太の月面探査記』

    もう上半期終わるけど!何ヶ月も前に観たやつ書いてくよ!! 「映画ドラえもん のび太の月面探査記」予告2【2019年3月1日(金)公開】 昔のドラ映画と比べて今のドラ映画って教育・学習って面が強くなってると思ってて、それが良くも悪くもイイ子な出来になってるから無難…っていうのが主な印象なんだけど、今作はその中でも特によくまとまってるなぁと思った。 ”月の裏側には実は文明が栄えている“っていう都市伝説と“月のウサギ”の話を混ぜ合わせることによって、大人でも興味が持てる要素を作ってるから入りやすかった。 そこから先の展開も「子供の頃に考える妄想も、知恵と工夫で実現できるかも?(もちろんひみつ道具は使…

  • ”愛“という形のない何か『愛がなんだ』と『寝ても覚めても』

    GWを越えても唯一興行成績を伸ばしていた本作、邦画全然観てなかったなぁーという事で観てきました。 ついで?に去年話題になり、今作と関連して挙げられているのをたまに見かけていたので、こちらも揃って感想書きたいと思います。 「愛がなんだ」予告編 まず『愛がなんだ』。 タイトルの通り「愛ってなんだ?」という要素と「愛がなんだってんだよ!」の要素どっちも孕んでいる、誰しも経験あるであろう恋愛の酸っぱさを見せつけてくる作品でした! 今作は「片想いの螺旋」の物語だと思っていて、故に付き合った経験がなくても刺さる内容だと思うんですよ。あの人に尽くしたい・振り向いてほしい・そばにいたい等の愛ゆえの献身さ・盲目…

  • 『アメリカン・アニマルズ』

    大学生4人組が起こした12億円の画集強奪事件の実話モノ。 早くも2019年ベストの呼び声高い本作。しかし公開期間が短かったので期待値ガン上げで観てきました! 5/17(金)公開『アメリカン・アニマルズ』120秒本予告 いやー…これは確かに2019年ベスト級の出来でした。期待値を余裕で超えてきました。 今作、まず冒頭から一味違うな、と思わせてくれるのは「これは真実に基づく物語ではない。真実の物語である」って出る所。もうこれだけで今作の“よくある実話モノとは訳が違うぞ”って宣言を高らかにしていて、実際その通りになっていく、まさに有言実行。 しかもそれをドキュメンタリックな手法や個々の証言で切り替わ…

  • 郷土愛に溢れたディス『翔んで埼玉』

    まぁ言うても埼玉県民なんでね、そりゃあ観るっきゃないっしょ!って事で地元で鑑賞しました。 『翔んで埼玉』 特報 やー面白かった!というかバカバカしかった! 日本ならではの差別代表とも言える「県民性」を逆手にとって繰り広げる「ウチのここがすごいんじゃ!」合戦は究極のあるあるですね! また2番手とは言わないが東京とは浅からぬ顔が出来る埼玉っていうチョイスもいいし、同じ顔する千葉とバトるっていう構造も含めて膝をうつ完全同意!なーんで千葉には負けねぇ精神が出てくるんだろうねぇ同族嫌悪かな? しかも埼玉県らしい所がなくて実際は群馬でロケしたりしたっていう事実もまた笑ってしまうエピソード。 でもこんなに馬…

  • ネタバレなしで『アベンジャーズ エンドゲーム』感想言えるのか

    非常に難しいですががんばりますよ!! ちなみに当方アベンジャーズは123とGOTG12、ブラックパンサー、スパイダーマンしか観ていません!つまり御三家とかまったく未見の状態です。 ↑この表を見ていただければいかに予習不足かがお分かりいただけるだろうか? 「アベンジャーズ/エンドゲーム」逆転へ―。 もうね、こんなに壮大なエンタメ映画がかつてあっただろうか?と本数観てない自分でも思えるほどにすごかったし、まさに集大成呼ぶに相応しい(一応の)終着でした! 11年分の歴史が詰まっているのが少ししか観ていなくてもビシビシ伝わってきて、この映画がいかに愛をもって作られているか、いかにファンを考えているか、…

  • バンクシーというコンセプト『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』

    2019年4月下旬の東京でも本人らしき作品があったと世間を賑わせているアーティスト・バンクシーが、2013年にニューヨークの街を使って「1日1作品展示していく」と謳って開催されたゲリラアート“バンクシー・ダズ・ニューヨーク”一ヶ月間の模様を収めたドキュメンタリーです。 映画『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』予告編 今作はバンクシーの監督作ではないので『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』とは直接的な関係はないのですが、最早バンクシーというアーティストの作家性という点で言えば完全に続編、連作となっています。 というか個人的にバンクシーはアート・政治・資本主義・戦争と平和などなど高尚なテーマそ…

  • アカペラへのリスペクトが足りない…『ピッチパーフェクト ラストステージ』

    最初に言っときますがあんまり褒めてません! 今作が好きな方はそっ閉じするのを推奨します! ブログ始めて初めて(ややこしいな)否定的な記事上げるかも。 あと2のネタバレにも触れているので気をつけて! 『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』予告編 今作では2の数年後(3年くらいかな?)卒業した後定職についてはいるが「こんなの思ってた自分じゃあない」とくすぶっているべラーズメンバーの元にヘイリー演じるエミリーから同窓会の報せが来たことにより久しぶりの再会&再結成&米軍慰問団のツアーオーディションにより過去の栄光と現在の在り方、そして未来を見つめる、どことなく「中年の危機コメディ」っぽい設定になって…

  • すべてが最高じゃあなくても『レゴムービー2』

    前作から5年…まさかの続編! あの傑作『レゴムービー』の続編が公開する日が来ようとは! 完璧な終わり方をしておいての続編…怖いような嬉しいような気になりますが観てきました! 映画『レゴⓇムービー2』予告【HD】2019年3月29日(金)全国公開 これは完全前作鑑賞必須案件ですね! 思いっきり前作の続きから始まる上に前作でのギミックも使っての(というか知ってる上での使い方)進行の仕方だったので「あぁ〜こんなラスト迎えてたっけ」って思いながらの序盤でした。 というかメタギミック使いまくりなので「おいおいこんなに飛ばして大丈夫か?」と心配になるほどのテンポとスピードでしたがまったくの杞憂で終わりまし…

  • 物語と現実の痛切な対比『ブラッククランズマン』

    観てから時間が経ってるからぼんやりだけど感想書きます。ちなみにこちらも試写で観れました!プレスシートもらえてホクホク! 映画『ブラック・クランズマン』特報 冒頭の白人至上主義者の立場からの南北戦争説明で皮肉込められまくりっていうのがビンビン伝わってきて、話が始まってからも表面上は平等ですよ〜感あるけど鼻持ちならない人もいれば世間体を気にしてる様な所も感じる空気感。わりと現代的でもあるなぁと思いながらも主人公は基本的にのらりくらり躱しながらストーリーが進んでいくので「軽快とまではいかないけど重すぎない、適度な話運び」っていう印象が強かった。 予告でも散々言われてる「黒人警官がKKKに潜入捜査」の…

  • サービスの幕の内弁当!『バンブルビー』

    今年の3月は実に運が良くて…『バンブルビー』も実は試写で観てました! (自分にとって)映画界のラーメン二郎でお馴染み『トランスフォーマー』の初スピンオフ作品であり、2016年のマイベスト1位『KUBO 二本の弦の秘密』で話題をかっさらった上にトラヴィス・ナイト監督の初実写作品! 2つの要素が混ざり合った時、どんなケミストリーが生まれたのか。楽しみにしながら観てきました。 「バンブルビー」予告編 (2018年) 結論としては、今までのトランスフォーマーシリーズで一番いいんじゃあないか?というくらいよかったです! 今作は第一作目の映画『トランスフォーマー』の前日譚に当たる立ち位置なので、仲間もオプ…

  • 名もなき英雄たち『タクシー運転手 約束は海を越えて』

    久しぶりの韓国映画!どれにしようかなーと思って選んでいたら評判高い今作が準新作になっていたのでレンタル鑑賞しました! タクシー運転手 ~約束は海を越えて~(字幕版)(予告編) 韓国のエンターテイメント映画はコメディ、バイオレンス、容赦ない現実、熱さなどの要素がバランスよく盛り込まれているのが印象的で(サニーとか)今作はさらに史実が元になっているので、こんなにも壮絶な時代を生き抜いて今の民主化に至ったのか…と隣国ながら驚いてしまいました。最後に実際の映像が出てきた時も映画内の映像そのままだったりエピソードも事実だったりで「ここホントだったのか…」という部分もあったり。 あとソン・ガンホの人間とし…

  • 親愛なる隣人たち『スパイダーマン:スパイダーバース』

    アカデミー賞長編アニメーション部門受賞おめでとうございます! 5年ぶりにディズニーやピクサーを破った作品がマーベルになるとはだれが予想できたでしょうか! 試写や先行上映で観た人が口々に「最高傑作」「革新的なアニメーション表現」「オールタイムベスト級」と言っているので、これは観に行かねばとミーハー精神丸出しで観てきました。ちなみに自分が見ているスパイダーマンシリーズはサムライミ版の1・2とホムカミだけです。 映画『スパイダーマン:スパイダーバース』予告 私は『アベンジャーズ』シリーズを観ていません。正確に言うとアイアンマンやキャプテンアメリカ、マイティソーといった所謂「正史」は観たことがなく、G…

  • "英雄"になりたかった男『運び屋』

    試写で鑑賞しました。『グラン・トリノ』以来10年ぶりの監督・主演作は実在した90歳の麻薬の運び屋が主人公!『ハドソン川の奇跡』や『15時17分、パリ行き』とは打って変わった内容はどんな物になっているのか? クリント・イーストウッド監督・主演『運び屋』特報 観る前の印象とだいぶ違い、中盤までは終始おじいちゃんのほのぼの麻薬運び! カントリーミュージックを口ずさみ、寄り道しながら長距離ドライブを楽しむその様はとてもブツを運んでいるとは思えません。道中警察に車を止められても人生経験からくるユーモアや機転の利かせ方で回避。その見事な安定感にボスのお眼鏡にかない信用を勝ち得て豪遊。まさかの3Pにまで興じ…

  • アイデンティティを巡るツアー『グリーンブック』

    祝!アカデミー賞受賞おめでとうございます!!実は試写で一足先に見ていたんですが、感想を上げるのが遅れに遅れて今ですよ…鉄は熱いうちに打てってね。 【公式】『グリーンブック』3.1(金)公開/本予告 久しぶりに王道でいい話!っていう映画を観た感覚。 貧富や人種の格差をコメディタッチで進んでいくあたりは『最強のふたり』を思い出したし(ケンタッキーのくだりは最高!)、人種差別に対する社会的なメッセージ!というよりもアイデンティティを巡る旅にフォーカスが当たっている辺りが『グリーンブック』というタイトルにぴったりマッチするなぁと思いました。 基本的には彼らの掛け合いがメインである中で黒人専用の汚いトイ…

  • 2019年3月の観たい映画

    ひと月があっという間に過ぎる…2月公開作が全然観れてませんが来月公開作が迫ってきているのでサクッとまとめておきます。例によって観れるかどうかは別の話ということで。 ◎3/1公開 ◎3/2公開 ◎3/8公開 ◎3/9公開 ◎3/15公開 ◎3/22公開 ◎3/23公開 ◎3/29公開 ◎3/1公開 『グリーンブック』 【公式】『グリーンブック』3.1(金)公開/本予告 祝!第91回アカデミー賞作品賞・脚本賞・助演男優賞受賞! 最高のタイミングで公開するということで、これはもう映画ファンはマスト案件ですね。しかも初日がファーストデーでどこでも1100円で観られるから混みそうだなぁ… 『移動都市/モ…

  • 寵愛と孤独『女王陛下のお気に入り』

    アカデミー賞主演女優賞おめでとうございます!! 『聖なる鹿殺し』や『ロブスター』など変な映画を作ってきたヨルゴス・ランティモス監督最新作は宮廷内での愛憎劇!「いちばん見やすい」との声も聞いているのでどんなもんかと観にいってきました。 『女王陛下のお気に入り』日本版予告編 オリヴィア・コールマン×レイチェル・ワイズ×エマ・ストーンの演技合戦がおもしろく、また宮廷内での権力闘争をおかしみのある捉え方で描かれていたので7幕構成という大きな作りながらもまったく飽きることなく観れました。 今作の最大の特徴である魚眼レンズ・広角レンズを用いた撮影により、ギラギラした宮廷内が極端なパースや歪みによって圧迫感…

  • 誰が有罪と決めるのか『THE GUILTY/ギルティ』

    去年の『search』と同じサンダンス映画祭で観客賞を獲っているので面白さはもう保証されたもんだろうと思い安心して観に行きました。 映画『THE GUILTY/ギルティ』予告編 いやーよくできてたあ!88分間ワンシチュエーションながらも飽きさせない作りと「思い込みの怖さ」「セルフィッシュな正義を進めた結果」という過ちに対する内容でもあって、この一方的な視点の恐怖はSNS始め人と対面していても起こり得ることだし、自分の想像だけで相手や他者を決めつけるような、それで正当防衛のごとく振る舞うのは本当に危険であるなぁと思わされた。 作劇の定石をトリックとして仕込まれていたのを知ったときには「あああああ…

  • ”普通”の恋愛映画『彼の見つめる先に』

    去年のマイベスト3位だった『君の名前で僕を呼んで』とセットで語られる機会もよく目にし、早稲田松竹でもセットで上映されたりもしていたので気になっていたので、レンタルで観ました。 若者の恋の行方は…!映画『彼の見つめる先に』予告編 96分と短いながらも、久しぶりに純愛映画を観たなぁ!と思いました。 主人公がある障害を持っているという事をセリフでなく動きで伝えているのはリアリティがあっていいな〜というのと、これが作劇上の機能としてもうまくて面白かったです。 主人公には異性の親友が居て友達以上恋人未満のいい関係なんですが、ある時転校してきた男がいいヤツで3人組になると同性でウマが合うから親友との交流が…

  • 俺とナンバーガール

    俺の青春時代はナンバーガールと共にあったと言っても過言ではない。 中学三年の夏、始めて買ったロッキンオンジャパンのフェス特別号から「音楽雑誌」なるものの面白さを知り手当たり次第に購入、立ち読みなどをした。その時買ったCDデータから気になったアーティストのアルバムをTSUTAYAに行ってジャケ借り等をしていた。当時のTSUTAYAはメロコアやヒップホップなどのブームもあり昔だったら取り扱ってない様なインディーズを借りれるようになりたてだったので、音楽雑誌に載ってるようなバンドは大抵借りることができたもんである。最初から聴こうと出ているもので一番古いアルバムを借りていた。 その時に手に取ったアルバ…

  • サロン・デュ・ショコラ2019&各チョコイベント個人的おすすめブランド

    去年に続いて行ってきました!チョコレートの祭典!サロン・デュ・ショコラ2019! 会期が終わってからの更新になってしまったのが非常に申し訳ないです…レスポンスの速さって大事な… 相変わらずモニュメントがふつくしい… サロン・デュ・ショコラってなんぞ?という方に説明すると、1995年からパリで始まったチョコレートの祭典で2003年からは伊勢丹が主催となって日本でも開催しているイベント。端的に言えば「チョコレート界のコミケ」 国内外で評価の高いショコラティエが一堂に会し、1ランクも2ランクも上のチョコレートが楽しめる、まさにチョコ好きには夢のようなイベント! 去年初参加でしたが、そのあまりの幸せ度…

  • 招かれざる客と精神の人格『サスペリア』

    2018年ベストで3位(実質1位)に選んでいた『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が超有名ホラー『サスペリア』をリメイクするってんだから、一体どうなってるんだ!と興味しんしん丸だったので2/1にファーストデーを利用して観てきました。 ホラー傑作『サスペリア』リメイク版の初予告編! - シネマトゥデイ 観た後すぐの状態 わ、わからねぇ…— バシ (@bashix4) 2019年2月1日 そう、全然わかんなかったんです。 ストーリーとかシーンとか、そういう所はわかるんですけど、この映画がどういう意図で作られているのか、何の比喩・暗喩なのか、どんなメッセージなのかが自分の中でうまい落とし…

  • 解けた魔法 解けない魔法『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』

    本当は2018年内に観ておきたかったけど時間の都合で間に合わず…だいぶ遅れたけど観ましたよ 5/12(土)公開『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』本予告 冒頭のクソガキ度合いとモーテルなのに住居になってる荒れっぷり、そこで生活している大人たちのその日暮らし感とか、これが"ディズニーの近所"という驚きとフォーカスの当て方が「その中で暮らしている一家族を無作為に選んでいる」というのが伝わってきて、これと万引き家族が近い日に公開されてたとか…ハシゴしたら面白そうだなぁーなんて思ったりしました。 しかも映画本編中にはディズニーっぽさが少しだけしか出てこないし、だけど近所だから建物は合わせたようにめっ…

  • 2019年2月の観たい映画

    観れるかどうかはさておいて観たい欲は尽きぬもの。 「観たい!観たい!」言うだけはタダなので、自分のアンテナに引っかかったものをつらつらと挙げていきます。 2/1公開 2/2公開 2/8公開 2/9公開 2/15公開 2/16公開 2/22公開 2/1公開 『フロントランナー』 ヒュー・ジャックマン主演!映画『フロントランナー』予告 ヒュージャックマンがたったひとつのスキャンダルで地に落ちてしまった実在の議員を演じる。 今だからこそって感じの内容っぽくて気になるし監督が『ジュノ』『ヤング≠アダルト』『タリーと私の秘密の時間』のジェイソン・ライトマンだから、安定して面白いかも? 『バーニング 劇場…

  • 新時代のトランスと世代『アバウト・レイ 16歳の決断』

    借りてきた映画の予告篇を見て「これは面白そうだ」と思ったので鑑賞。 エル・ファニングがトランスジェンダーの役をやるという点も興味が湧くポイントになりました。 映画『アバウト・レイ 16歳の決断』予告編 結論から言うとむっちゃくちゃ面白かったです! 近年LGBTを描く映画は多いけど、こんなにトランスジェンダーの何気ない日々での苦悩がスムースにわかり、それが悲しい結末にならない、重い気持ちにならない映画はそうそうないと思います。 過去トランスジェンダーを描いた作品に『ボーイズ・ドント・クライ』がありますが、こちらがあまりにも悲しい結末を迎えていたことと比べると、今作の人物たちの寛容さがうれしくあり…

  • 私の頭の中の新宿『なっちゃんはまだ新宿』

    アトロクの放課後クラウドで三宅隆太さんが2018年の3位に上げていた&以前ツイッターで激推ししている人がいたので気になっていたタイミングでツタヤの準新作100円クーポン配信。これは借りるしかない!と思い鑑賞しました。 「なっちゃんはまだ新宿」予告編 久しぶりに邦画ミニシアター系観たけど、やっぱハマるといいね! 主人公が大好きな岡田の彼女"なっちゃん"がだんだん気になっていった末に「想像上のなっちゃん」が現れるようになり…という不思議な内容ですが、これが「青春時代の終わり」という部分にうまく関わっていてよかったです! 観終わった後は昔通っていた場所、会っていた友人、よく行ったお店から自分が知らな…

  • 第91回アカデミー賞発表

    日本時間22:00頃、世界一の映画のお祭りと言っても過言ではない2019年アカデミー賞のノミネートが発表されました!! 一覧はこちら eiga.com 最多ノミネートはアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA』とヨルゴス・ランティモス監督の『女王陛下のお気に入り』の2本 今回の発表を見て感じたところは以下の通り ・ネトフリ作品がアカデミー賞の主要に絡む 上記に挙げている『ROMA』が作品・監督など10部門、コーエン兄弟の『バスターのバラード』が脚色賞含む三部門にノミネート! 去年やその前まではマッドバウンドが脚色賞、最後の追跡が脚本賞に絡むくらいでどうしても印象が薄くなっていましたが、今年は意…

  • 3枚の看板と約30枚の記事に関する雑感

    年明けすぐに話題になった下記ブログの一連の内容と反応、それに対しての今更ながらの雑感まとめです。 okaemonblog.jugem.jp 一応スリービルボードのあらすじ(公式から引用) メリカのミズーリ州の田舎町を貫く道路に並ぶ、3枚の広告看板。そこには、地元警察への批判メッセージが書かれていた。7カ月前に何者かに娘を殺されたミルドレッドが、何の進展もない捜査状況に腹を立て、警察署長にケンカを売ったのだ。署長を敬愛する部下や、町の人々から抗議を受けるも、一歩も引かないミルドレッド。町中が彼女を敵視するなか、次々と不穏な事件が起こり始め、事態は予想外の方向へと向かい始める……。 www.fox…

  • 2018年映画ベスト10

    2018年は平成最後のせいなのか前年に増していい作品が多かったですね ツイッターでタグ検索したときにも「順不同」「全部1位」「泣く泣く選外になった10作品」などなど他の人も相当難航しているのが伺えます また、最初に目にした他人のベストと次に見た他人のベストで作品が一個も被っていない事もザラで、この辺りからも2018年は誰しもが「ちょっとどうかしてるくらい面白いのが多かったよね」と記憶することになるだろうとも思った。かくいう自分もそのクチだし ということで自分が選んだ10作品もご多分に漏れず難航したし、見逃した作品も当然多いと感じているし、2019年に観て「これが2018のベストだったな…」と思…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、バシさんをフォローしませんか?

ハンドル名
バシさん
ブログタイトル
バシブロ
フォロー
バシブロ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用