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2019/03/04

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  • ブログの終了とツイッターへの移行について

    はてなブログの有料会員になって、一年間ブログで稼ぐ、人とつながることを目標にやってきましたが、ちょうど一年の明後日2020年5月1日でこのブログを終了することにしました。 思ったほどの成果が上がらなかったのが一番の理由です。 一時期は毎日のようにそれなりに長い記事もアップしていたのですが、ブログを作り上げる喜びよりも、労力に見合ったなにかを得られなかった、満足に至らなかったのが正直なところです。 単調な日々を脱したい、自分にしかやれないなにかがあるのではないかと、40歳になっても新たなことにチャレンジしてきましたが、夢は次々と敗れ去りました。 前向きな意欲は薄れ、消えてなくなりつつあるのが、悲…

  • 大月駅から高川山に登る

    先週の登山でバスが運行していない痛手にあい、大月駅から高川山に登り、初狩駅へ抜けるルートを歩いた。新緑の季節、まばゆいほどの光が山道に充ち溢れていた。山頂からの富士山もいつにもまして、誇らしげ。カタクリも可憐な花を咲かせ、山は充実の時を迎えようとしていた。なのにな…

  • 笹子雁ヶ腹摺山に登る

    笹子駅から笹子雁ヶ腹摺山に登り、甲斐大和駅を目指した8時間。さすが秀麗富嶽十二景、青富士に見守られながらの縦走がうれしい。尾根から吹き上がる風が背の汗を拭い落としてくれる、ミツバツツジの鮮やかなピンクが初夏の訪れを告げていた。虫たちの動きも活発、ウィルスと関係ないんだな彼らは

  • ふるさと納税で米子市の米をゲット

    今年も始めました、ふるさと納税。手始めに米子市のきぬむすめを10キロ、納税額は一万円。重い米を配達してもらえるだけでラッキー。米子とあって、うまい米が届くはずと安易な発想で選んでみた。確かに悪くはなく、雑穀との炊き合わせの相性がよい。いろんな産地の米を味わえる機会を与えてくれて感謝

  • 松本清張『点と線』を読む

    松本清張『点と線』を読む。アリバイ工作、時刻表を使ったトリック、官民の癒着、責任をとらされる現場責任者。古典的ともいえるミステリーの手法が、60年以上前に完成されていて、今読んでも色褪せないのに、驚きを禁じ得ない。この事態を機に、同郷の偉大な作家の作品に没入したい。

  • 高輪ゲートウェイ駅に降り立つ

    夜勤明けの日中、山手線の新駅、高輪ゲートウェイ駅に立ち寄る。隈研吾氏プロデュースのそれはとにかく広くて開放的。ロボットが道案内してくれるし、お掃除もロボット。コンビニは無人決済。子どもの頃見た手塚治虫作品の近未来のよう。疲れた体に一服の清涼剤を飲んだ思いがした。

  • 池上彰・佐藤優『知的再武装 60のヒント』を読む

    池上彰・佐藤優『知的再武装 60のヒント』を読む。45歳が人生の折り返し、その後は新しきは頭に入らないと聞き、知の巨人たるお二人が経験されているのだから、いわんや己をやだった。固い話ばかりではなく、趣味やネットとのつきあい方、人間関係についてなど盛りだくさんでふむふむ。参考になった。上彰・佐藤優『知的再武装 60のヒント』を読む。45歳が人生の折り返し、その後は新しきは頭に入らないと聞き、知の巨人たるお二人が経験されているのだから、いわんや己をやだった。固い話ばかりではなく、趣味やネットとのつきあい方、人間関係についてなど盛りだくさんでふむふむ。参考になった。

  • 新田次郎『劔岳 点の記』を読む

    新田次郎『劔岳 点の記』を読んだ。信仰の山、弘法大師でも登れなかった難所に測量師が挑んだ。時は明治、靴やウェアは現代よりも比べ物にならない脆弱さがあったにも関わらず、決してあきらめないチャレンジが遂には道を切り開いていった。時代を超えた挑戦は長く語り継がれ、読み手の胸を打つ。

  • 再び吉田うどんに撃沈

    先週末、大蔵経寺山下山後に、甲府駅ビルの麺ズ富士山へ。極太バキバキの吉田うどんに、三角揚げを富士山に見立て、竹輪揚げ、味卵、ワカメ、キャベツ、ニンジン、豚バラ肉。具だくさんてんこ盛りの富士山うどん。情けなくも、中250gで腹一杯。麺1kgの別メニューもあったが、いったい誰が食べるんだ?

  • 甲府で太宰治ゆかりの喜久乃湯温泉に浸かる

    大蔵経寺山を降り、甲府駅への道すがら喜久乃湯温泉で汗を流す。ここは太宰治が近くに住まい、新婚時代に足繁く通った歴史ある湯。銭湯なのに源泉は天然の温泉、40℃を切るぬる湯は眠りを誘う極楽の湯。熱湯やドライサウナもあり、太宰を忍ぶことができ、大満足。甲府をお訪ねの際はぜひお立ち寄りを。

  • 山梨百名山、大蔵経寺山を登る

    山梨百名山、大蔵経寺山を石和温泉駅から登る。桜に富士山の春の風景に穏やかな心地す。道中標識少なく、幾度となく路迷うが、山行きは快適そのもの。唯一、最後の下りは躊躇われるほどの急勾配。なんとか甲府駅最寄りの武田神社に降り立ち事なきに感謝した。

  • 大山三峰山下山後、廣澤寺温泉玉翠楼へ

    大山三峰山下山後は、麓の廣澤寺温泉の一軒宿、玉翠楼で汗を流す。強アルカリの滑らかな泉質に浸りつつ、麗らかな里山を眺めれば、登山の疲れも吹き飛んでしまった。日本人に生まれてきてよかった。

  • ウィルスにも負けず大山三峰山へ

    昨日は病原体に負けない体づくりを目指し今週も山へ。神奈川県清川村の大山三峰山を巡る。鎖あり、梯子あり、渡渉あり、崩落あり、隧道ありの冒険心を掻き立てるコースにあくせく。お日柄もよく、大量の発汗が心地よい。下山後は大群生のミツマタの甘い香りに慰められた。

  • 劇団ひとり「陰日向に咲く」を読んだ

    今更だけど劇団ひとり「陰日向に咲く」を読む。各々のストーリーが、少しずつ絡んでいて、ああそういうことだったのね、と納得させられる。あれだけ笑いをとれるのだから、期待を裏切らない巧さが文面にも。いずれ長編小説も書いてほしいな

  • 登山を断念し、都心の温泉へ

    雨天で登山断念の鬱憤晴らしに志村坂上のさやの湯へ♨️都内にも関わらずしっかり天然温泉、岩盤浴でデトックス、湯上がりには純和風庭園を眺めながらの十割蕎麦に舌鼓😋案外身近なところに、やすらぎの場があるもの。とはいえ、山にいくにはやはり晴れてほしかった…

  • 新田次郎「縦走路」を読んで

    新田次郎「縦走路」を読了。美人女流登山家を二人の山男が熱をあげる。やや時代かかったきらいもあるが、いつの頃も同じような三角関係はあるのかも。にしても、氏の小説は人間はあくまでも従。山々こそが主であり、微に入り、細を穿つ描写で、雄大で圧倒的な世界に誘われ、没入してしまうのだ。

  • 高水三山下山後、VERTEREで一人反省会

    高水三山下山後に、奥多摩駅前のVERTEREへ。ここのクラフトビールは逸品だが、それ以上に良いのがフード。今回は調子に乗って、フライバスケット1.300円をオーダー。チキンはジューシー、フィッシュはサクサク、下敷きポテトはやんわり。食べ過ぎだが、これ以上はない取り合わせに、ビールも進み完食!

  • 高水三山を御嶽山側から登る

    高水山、岩茸石山、惣岳山の高水三山を縦走。2年ぶりに登り、険しき山肌の記憶が誤りであったことに気づく。首都圏の低山はほとんど行き尽くした感もあるが、今回メインルートを逆方向から踏破してみて、これなら再訪でも景色は新鮮。ガイドブックにはない順路を辿るのも飽きっぽい自分にはいいかも

  • 上野原 要害山とソーセージにビール

    先週末、山梨県上野原市の要害山へ。低山ながらも尾根伝いの道疎らな木々の狭間から浴びる陽射しの温もり心地よかった。下山後は駅前の自家製ソーセージを味わえる「hayari」へ。羊を使ったそれもくせもなく、クラフトビールにあう。山行きには降りた後の楽しみを探すに限ると溜飲を下げた。

  • 初のBリーグ観戦を川崎で

    De:na株主優待で初のBリーグ観戦を等々力アリーナで🏀サポーターの一体となった応援に感じ入り、生ダンクシュートに酔いしれました。フードも充実🍺バスケ観戦がこんなに楽しいとは!試合は日本代表ファジーカスの安定したプレーに引っ張られ、川崎が終始リード。首位の力を見せつけてくれたのでした。

  • 宝登山下山後に蕎麦

    宝登山下山後に、長瀞駅前の押し花茶屋「華」で手打二八蕎麦を食す。店内は花見客でいっぱい。それもそのはず、ざるそば600円をはじめ、価格は良心設定。観光地なのだから、もっとってもいいのに。おかみさんも愛想よく、蕎麦ものどこしよかった。

  • 蝋梅満開の長瀞・宝登山へ

    蝋梅咲き誇る宝登山へ。秩父鉄道長瀞駅、宝登山神社に参拝し、整った道をラクラク、わずか1時間強で登頂。ロープウェー山頂駅前から歩けば、匂い立つ梅林の中。鼻を近づけずともこんなに薫るなんて!うららかな日和に思わずほっこりでした

  • 筑波山下山後は、筑波山京成ホテル天空の湯へ

    筑波山下山後は、麓の京成ホテル天空の湯へ。その名のとおり、露天風呂からは山並みと関東平野が望め、優雅な心地で汗を流すことができた。今回はつつじヶ丘方面に下山したが、筑波山神社にも日帰り温泉は多数所在。つくばエクスプレスとセットになった切符を購入すれば、割引もありお得だった。

  • 日本百名山 筑波山に2度目の登頂

    小春日和を常陸路から駆け上がった3年ぶりの筑波山頂。見晴るかすは田畑のパッチワークの先に白嶺の富士。名物ガマの石をはじめとした数々のゴツいモニュメントたちに物語あり。低山なれど日本百名山、ケーブルカーを使わぬルートはなかなかの登りごたえであなどれなかった。

  • 大月駅前の吉田家さんで吉田うどんを平らげる

    岩殿山の帰りに、駅前の吉田家さんへ。バキバキの吉田うどんが大月で食べられてラッキー。かけにかき揚げ天ぷらをトッピング。茹でキャベツの具材がシャキシャキ。スープは甘め。練り七味を入れるとピリ辛に味が一変。気さくな店主に登山を労われ、心までも温まる。次回はウリの馬肉を注文してみよう。

  • 大月市岩殿山へ登山

    昨日、山梨県大月市の岩殿山へ登山。生憎の曇天で山頂から秀麗な富士山は見えず。山道も、ぬかるみ甚だしく、岩殿山というよりも岩泥山。がしかし、難攻であったらしい山城の痕跡は隘路、鎖場、急峻な坂とそこかしこに。駅からそのまま登れてアクセスもよし。次回は晴れた日を選んで万全を期したい。

  • 八王子の銭湯、稲荷湯へ

    先週末の堂所山下山後に、八王子駅徒歩5分の稲荷湯へで汗を流した。街中でアクセスもよく、この日は他に登山客もいて大盛況。薬湯、電気湯に加え、露天風呂、オプションでサウナも!もっとゆっくりしたかったけど、混雑…登山後に浸かるのは荷物が大きくて迷惑をかけてしまったかもしれない

  • 堂所山下山後、八王子駅南口やきとり小太郎で一杯

    一昨日高尾山の裏庭、堂所山下山後に八王子駅南口でひとり反省会。やきとり小太郎は煮込みがウリ。味噌漬けカルビ串など、豪快な一品もあるが、焼鳥店らしからぬ、全体としては素材を引き出す、上品なあっさり味付け。登山リュックを背負った私にも快く、荷物を置かせてくれた気持ちのよい接客だった。

  • 八王子城跡から堂所山へ新雪を踏みしめる

    北条氏壊滅の地、八王子城跡から高尾山の裏庭、堂所山へ。昨日の降雪で、東京には珍しく、ふかふかの新雪を踏みしめての山行でにやけてしまう。晴天にもかかわらず、山中は木々からの雪解け水でぐしょ濡れに。おかげでコースタイムはスローに。7年勤務した八王子のことをもっと知っていいはずと反省。 https://twitter.com/yanakahachisuke/status/1218870892412817410?s=21

  • スパイスカレー青藍監修のカレーパンが新発売!

    大学の先輩が腕をふるう高円寺の名店、スパイスカレー青藍監修のカレーパンがNewDaysで新発売!さっそくゲットし、オススメどおりトースターでチンして食す。歯応えよし。そこはかとなく雰囲気を醸し出した製品に仕上がっている。これを食べて高円寺のお店に向かうきっかけになってほしい。うまいから https://twitter.com/yanakahachisuke/status/1217762563779248128?s=21

  • 秩父・破風山下山後に満願の湯へ

    秩父・破風山での疲れを癒しに、満願の湯へ♨️湯殿は広々でゆっくり足を伸ばせて極楽。露天風呂からは奥長瀞の山肌が眺められ、山情緒溢れる。強アルカリ泉でお肌もすべすべ。どこか似てると考えたら奥多摩の数馬の湯を一回り大きくしたと思い至った。100%源泉掛け流し、かつ飲泉も可で、満足度高め。 https://twitter.com/yanakahachisuke/status/1216715787299278848?s=21

  • 無雪の秩父・破風山へ

    雪のない低山を求めて秩父・破風山へ。朝からの低温につき、山頂でも毛糸帽。眺望の武甲山は秋の台風の影響で登れず。標記が6,000m超えに見えるのはご愛敬。午後は晴れてぽかぽかで皆野アルプスを快歩。望みどおり雪は1mmもなし。https://twitter.com/yanakahachisuke/status/1215926954731298817?s=21

  • 冬の不忍池を散歩した

    確定申告準備に税務署への道すがら、不忍池へ。一面の澄みきった青空に、水面の蓮や葦の冬枯れが小麦畑のようなコントラストをなして、きれい。背景のビル群や弁天堂も異質な同居でおもしろい。

  • ほったらかしレモンが遂に結実!

    苦節3年?我が家先にサイパンレモンの実たちがたわわに実った!その数約40個🍋肥料も、水遣りもろくにせず、貢献は葉を食い荒らすアゲハチョウを追い払い、その卵を徹底して駆除したくらい。だからもちろん無農薬。果実は甘く、ジュースにしたり、ゼリーに入れたりで楽しんだ。次に成るのは何年後だろう?

  • ふるさと納税 牛久から

    ふるさと納税で届いた茨城県牛久市からの返礼品は、国産で育て上げた自家栽培コーヒー豆のドリップ。マイルドで優しい味わい。伝承の民話をモチーフにしたパッケージ。すっかり下火になりつつあるふるさと納税だが、地方の個性が光るあの手この手をで、これからも続けてほしい。

  • 伊東の温泉街を味わう

    天城山下山後に伊東の街に立ち寄る。古き良き温泉地の名残が留めれ、情緒たっぷり。商店街には正月にも関わらず、人の姿もちらほら。湯浴みは国の登録文化財をリノベーションしたK's Houseで心ゆくまで。古さは微塵も感じさせないピカピカの気持ちの良い温泉だった。次はゲストハウスとして利用したい

  • 日本百名山天城山系を縦走

    年明け一発目の登山は伊豆。日本百名山の一つ、天城山へ。天候に恵まれ、気持ちの良い山行に。ぬかるんだ路面と巨岩の連続では、所々悪戦苦闘も。とはいえ、この時期雪が皆無の縦走は南国伊豆の温暖な気候の賜物。時折垣間見れる相模湾が見目に優しい。今年も数多くの山と触れ合うことができれば幸い

  • 新しい初詣のスタイル?

    神田明神と日枝神社へ初詣に向かうが、長蛇の列ですぐに参拝できず。そこで、一考。願い事を絵馬に託すことで、待ちぼうけの面々を横目に、参詣を代替。我ながら良いアイデア!ねずみの絵馬はかわいいし、願い事は推考できるし、形に残せて神様に見てもらえる。御祓ほど初穂料も高くないし。

  • 夏蜜柑でお正月気分

    https://twitter.com/yanakahachisuke/status/1212345435282493443?s=21

  • おせちを100円ローソンで

    https://twitter.com/yanakahachisuke/status/1211988898034769922?s=21

  • 【読書】#9(ナンバーナイン)/原田マハ

    たどり着いた充足に引き換え、あまりにも寂しい結末。読後、しばらく何もしたくなくなるような虚脱感に襲われた。 主人公の彼女は父の影響を受けて美術を志して田舎から上京し、生活を維持するために、偽物を扱うギャラリーで不本意な営業を行うが、数字を上げられずこのままでいいのかと思い悩む。 そんなある日、彼女に連れられてギャラリーを訪ねた男によって、運命が大きく動き出す。 上海、東京を舞台に古美術から現代アートまで網羅された意欲的な作品に、作者の西洋美術にとどまらない守備範囲の広さ、造詣の深さに圧倒される。 それはアートに対する探究心が単なる好奇心を超えた、愛着の域にあることを改めて知らせてくれた。 ああ…

  • 【読書】僕は猟師になった/千松信也

    作者は猟師を生業としたく、在学中から京都の山里に住み、裏山から降りてくるタヌキやキツネに慣れ親しむ。 廃れつつある猟環境のなかで、ベテランや先輩に恵まれ、猟師としてのキャリアを重ねていく。文庫にも、獣を捌いた生々しい写真が何十ページと掲載されており、苦手にしている人には衝撃的な内容だろう。 想像していたことだが、年々猟師は減る一方で、狩られることのないシカは増え続け、木肌を削られた山は荒廃の一途を辿っている。そのような現状が広く認識されることで、登山客のマナーも向上 していくといいな。 本書は山小屋「三条の湯」の書棚にあった一冊。宿では獲れた鹿肉も食べることができる。山で泊まらなければ、手に取…

  • 【登山】丹沢山③一泊二日の縦走 日本百名山

    東の宮ヶ瀬湖から西は西丹沢ビジターセンターまで。丹沢の東西をぶった切る歩きは、距離22.7km、活動は14時間半に及んだ。 初冬の山は終末にも関わらず、静かで、舞い散った落ち葉をキュッと踏みしめる音、足の重みで小枝がパキパキ折れる音が枯れ山に響き渡る。陽はおだやかにそそぎ、自らが静寂と一体となった錯覚すらあった。己と向き合い、ポツネンと自然と対話するにはもってこいの2日間だった。 夏山ならば、こうはいかない。虫や鳥たちはけたたましいばかりに主張し、存在感を誇示する。彼らだけではない。花や木だって有り余る生命力を迸らせる。これらに暑さと疲労が加われば、人はどうしたって、落ち着いてなどいられない。…

  • 【登山】丹沢山②みやま山荘 日本百名山

    今までで一番旨い山小屋の夕食だった。 メニューは鉄板焼き。牛肉、タマネギ、カボチャ、ピーマン。鉄板にオイルを垂らし、固形燃料でメラメラ燃える鉄板に油がジュウジュウ弾け飛ぶ。焼き目の付いた肉が噛むと肉汁が溢れ出す。慌ててご飯をかきこむ。中にはビールを注文する人も。登山客から口々に絶賛の声が上がった。 NHKラジオ石丸謙二郎の山カフェに出演した女将によれば、鉄板焼きは冬の限定メニューらしい。これはこれでもちろんうれしいが、普段はどんなのかも気になる。 朝食もキノコいっぱい、炊き込みご飯にささがきごぼうやオクラの刻みに魚の甘露煮に、お味噌に梅干しと、旅館かと見紛う品揃え。 すぐ側の丹沢山頂からの富士…

  • 【登山】丹沢山①出発 日本百名山

    なるほど、面白いかもしれない。 同僚の提案に、いつしかと温めていたプランを実行する。一泊二日宮ヶ瀬から西丹沢ビジターセンターへ西から東へ丹沢山塊を貫くルートに挑む。 丹沢の主脈としては、丹沢山の北、相模原市側を取付口として入ってくる丹沢主脈が王道であるかのようだ。しかし、いかんせん10月の台風でやられてしまい、通行が出来なくなってしまっている。そこで、浮上したのが、宮ヶ瀬湖から登るそれだ。多少の起伏はあるようだが、宿泊予定のみやま山荘に事前連絡したところ、問題ないとのこと。ありがたい。 ルート上、いくつか宿泊先は考えられるが、同山荘に決めたのは、先週の山カフェで山荘の女将さんが中継で登場され、…

  • 【登山】晩秋の雲取山③もえぎの湯のスタンプカード 日本百名山

    一泊二日の山行の汗を流すべく、奥多摩駅近くのもえぎの湯へ。 もえぎの湯といえば、今さら紹介するまでもないと思うほど、登山客でない観光客にも利用者が多く、オンシーズンには入場規制が出るほど。 しかし、もえぎの湯を利用するリピーターの多くは知らず識らず損をしている。その理由がこれ。 スタンプカードがあるのだ。 フロントの隅に掲示され、前々から気にはなっていた。私はかれこれ10回くらいは当地を訪れているので、これからもみすみす特典を逃していたら嫌だと思い、4月に発行してもらった。そうしたところ、100円に付き押印一つ、40スタンプで入館無料になるというではないか!!入場料は850円だから、5回来れば…

  • 【登山】晩秋の雲取山②登山ルート 日本百名山

    別ルートとはいえ、2度めの雲取山で、軽く見ていたフシがあった。 そうすると、たいてい痛い目にあう。今回は1日目の丹波からサオラ峠、それから2日目の三条の湯から雲取山頂へのルートがしんどかった。 特に後者は宿を出発してからいきなりの急登が30分以上も続いた。道は幅1mない山裾の斜面に、たっぷりと落葉がこれでもかと足を埋めさせる。一歩一歩がまるで、雪中の山行であるかのように、足全体を取られつつの前進を強いられた。不幸にして、天気は冬なのに、ピリッとしないどんより雲。ときおり、山から我々を引き離さんばかりの突風が吹き荒んだ。まったくもって、心沈む道中だった。おかげでこの場面では写真撮るのを失念した笑…

  • 【登山】晩秋の雲取山①三条の湯 日本百名山

    先週末のこと。 三条の湯に泊まった。温泉付きの山小屋である。東京都最高峰の山、標高2,017mの雲取山に登るのなら、私は迷わず三条の湯を勧める。 三条の湯に投宿するのは今年5月に引き続き2度めだ。こんなに間を置かずに再訪する宿も初だし、年に二回泊まるのも初めてだ。それくらい気に入っていた。 改めて泊まってみて、ますます心惹かれる宿になった。折に触れて訪れたいとの年を強くした。 天然温泉を薪で温めた柔らかな湯に浸かるのはもちろんだが、食後のひととき、初代が開闢して半世紀になるというこの小屋を3代目がギター片手にしみじみ歌う。吉田拓郎、中島みゆき。私は朧だが、同年代と思しき客達は唱和する。私も含め…

  • 【読書】暗幕のゲルニカ/原田マハ

    知らなかった。9・11後のアメリカの武力行使決断にこんな裏話があったのか。 アメリカのイラク侵攻は記憶に新しいが、テレビゲームの世界のように、機械が文字通り機械的に人を殺す印象しかなく、戦争が生身の人間の殺し合いからかけ離れたところでなされるようになってしまったそら恐ろしい分岐点となってしまった。 9・11の記憶を呼び覚ます材料ともなる本作が、おぼろげだったゲルニカの作品の意味を、そして力を、私のような美術初心者にも、有り余る膨大な資料の中から丹念に、わかりやすく、小説というカタチで優しく紐解いてくれ、まるで一流講師の生の講義を受けるようなライブ感覚を体験できるところに、この作品の大きな価値が…

  • 【登山】那須岳④宇都宮餃子 宇味家/日本百名山

    登頂出来なかった那須岳の帰り、乗り換えの宇都宮駅で降りて腹ごなし。 駅の外のみんみんを覗いたら、夜7時前60人満席というのに暗闇の店外に50人はあろう長い行列。こりゃあかん。確か駅ビルにも餃子店は入っていたはず。引き返してみると、2店あった。 餃子館と宇味家。迷いに迷って宇味家に入る。根拠は特になし。揚餃子も捨てがたいが、スタンダードに焼餃子と水餃子にする。それぞれ5個で360円。王将などのチェーン店と比べれば高いが、街の中華屋さんと思えばふつうだろう。 水餃子はお椀に入っていた。外はモチモチ中はサクサク。焼餃子は外もサクサクというよりザクザクしていて食感を楽しめた。サッパリしたレモンさわーに…

  • 【登山】那須岳③小鹿の湯 日本百名山

    とほほな撤退を余儀なくされた那須岳だが、落胆をすべて帳消しにしてくるくらいいいこともあった。それが温泉だ。 ご存じの方も多かろうが、那須岳は活火山であり、その殺生石などの殺風景な山景色は、火山活動の結果、植物の植生には厳しい環境であることから由来している。したがって、当然周囲は豊富な源泉があるわけだ。 那須岳に向かう街道は100軒はくだらない旅館やホテルが軒を連ねている。今回立ち寄ったのはその名も小鹿の湯。 那須湯本温泉といえば、41から48度まで温度別に別れた浴槽の鹿の湯があまりにも有名。しかし本家鹿の湯は、有名すぎて込みすぎているし、そろそろ他のに行ってみたので立ち寄ったのが小鹿の湯。 こ…

  • 【登山】那須岳②撤退 日本百名山

    スタート時の小雨は、雹、霙、小雪と、次第に体積を増していく。それにつれて、山道もまた、笹の緑、泥んこの土、雨滑らしの石、木々を覆う雪へ景色を移り変わらせていった。 大混雑の避難小屋でカップ麺とおにぎりで早めの昼食にする。この先、風雪を防ぐ適切な場所がないと思われたからだ。 少し遠回りになるが、那須岳最高峰の三本槍岳を目指すが、小屋を出て15分で急登があり、アイゼンなしの身には攻略が難しいため引き返す。 こうなったら、今夜小屋度三斗小屋への最短ルートを狙うが、道幅が50センチもなく狭い崖、舞う雪が顔を叩くように強くなっていく。 もうだめだ。意を決して避難小屋まで戻り、三斗小屋にキャンセルの連絡を…

  • 【登山】那須岳①出発 日本百名山

    冷えてくると温泉が恋しくなる。底冷えする山中においてはましてや。山に登り、温泉宿に泊まる。そんな都合のよい話はなかろうと探していたら、あるのだ。しかも、徒歩でしか行けない山奥に二軒だけポツンと。 今シーズンは来週で店じまいという。これは行くしかない。不幸にしてぎっくり腰にかかったが、歩けぬほどではなし、治癒も近い。 茶臼岳への街道は紅葉真っ盛り。これだけでも十分きた甲斐があるが、山頂は雪が舞い始めているという。油断できない。 今回はルートを決めていない。腰の調子と、山道の状況といつも以上の気分次第。あと天気かな 雨が降ってるが、いざゆかん

  • 【ベイスターズ】プレミア12 今永、メキシコ戦に登板

    昨夜のことだ。ベイファンにはまたとない夜だった。今永が6回1安打8奪三振1失点、甲斐野、山本と続いて、最後は山崎ヤスアキがピシャリ。坂本の3安打復活もあり、メキシコとの首位決戦を制した。 ベイスターズファンで誰が一番好きな選手かと問われれば、今永を挙げる。今季の前半はこのまま沢村賞を取るのではないかというくらい勢いがあった。スピード、変化球のキレ、そして何よりも自らがエースであるという自覚。責任感。そこに惚れ込んでいる。と、サムライジャパングッズ売り場に行くまではそこまで考えてはいなかったけれども、予告先発からして、球場外のグッズ売り場は売り切れ、場内の最後の一枚の今永のレプリカを手にしたとき…

  • 【登山】甲武信ケ岳④はやぶさ温泉 日本百名山

    西沢渓谷に下山し、塩山駅へ後10分。放光寺入口で降りて歩くこと10分。川沿いの大きな看板にその名が刻まれていた。 はやぶさ温泉。隼の漢字読みが難しいから、ひらがなにしたという心遣い。 入ってみれば、まさかの源泉かけ流し。シャワーも引用も全てかけ流しと言うから驚いた。 見よ、この自信溢れたディスプレーを! 確かに、はっきりと存在感ある硫黄臭。草津や別府のそれを求めるのは酷だが、首都近郊にこんなに温泉らしい温泉が登山帰りの立ち寄り湯として楽しめるとは。山梨、甲武信侮りがたし。サイト評価4.2は納得の数字。 入り口の飲泉をいただくと懸念した喉がからからになるようなことのない潤い。 カランは10あり、…

  • 【登山】甲武信ケ岳③甲武信小屋 日本百名山

    良い小屋だった。 定員150名に対し、この日は50人。ちょうど一人に布団一組であったから、本当の定員は50人だろう。前日(11月2日)は100人近かったというから、考えるだに恐ろしい)。小屋自体は伝統的なそれであったが、丸太の重厚感があって、吹き付ける風でスースー寒々する抜け感はなかった。 寝床の様子 デッドスペースにものを干せたりリュックを置けたりと狭いなりにも工夫が凝らされていた。 食事もおかわりこそできなかったが、大盛りも要望することができた夕食のカレーライスはレトルトとは違うにじっくり煮込んだ甘口ではないそれで、大人の人は満足だったろう。ナタデココゼリーまでついてきて、嬉しかった。 朝…

  • 【登山】甲武信ヶ岳②山行 日本百名山

    全体的には地味だが、じわじわ足にくる、ボクシングでいうとボディブローというやつだろうか。激しい岩登りなどはなかったが(ひやっとするロープつたいの沢渡が1つあったが)2日で10時間もあるけば、そりゃこたえるし、なかなか味わい深い道程だった。 特筆すべきは紅葉。季節としてのタイミングが良かった。標高1,000〜2,000mにかけては今がまさに盛り。どれも甲乙つけがたかったが、また来たいと思ったのは日本三峠(誰がいったい命名?)の一つ、雁坂峠からの眺めを上げたい。紅葉のグラデーションに立体感があり、金峰山がそれを従えるように見出だしている。西沢渓谷からでも4時間はかかるが、機会があればまた訪れたい。…

  • 【登山】甲武信ヶ岳①出発 日本百名山

    台風、雨、また雨。何度この山行を先送りしたことだろう。春、夏、そして秋、5度、6度?山小屋にも同じだけキャンセルの連絡をした。最終的に決断したのは昨日。嫌味も言われず快く受け入れてくれた甲武信小屋の方に感謝したい。 甲武信ヶ岳の標高は2,475m。紅葉のピークは過ぎ、下手したら降雪のおそれもある。しかし、ルート途中標高1,500mあたりの色づきは今が真っ盛り。愉しみだ。山頂は氷点下だが、滑り込みセーフでいざ晩秋の甲武信へ。 塩山駅からバスに揺られ、柿のなる農家、葡萄畑を脇に、信玄ゆかりの恵林寺を抜け、登山の起点西沢渓谷へ到着する。 山行の様子は追って。では、また。

  • 【読書】ロマンシェ/原田マハ

    コミカルでキッチュ、へえこんな作品もあるんだ。代表作「楽園のカンヴァス」に引き続いて読んだ印象は軽やかだった。 政権与党政治家の長男美智之輔は、乙女心を持った大学生。政治家としての将来の嘱望から逃れ、芸術に生きる彼はパリ留学の機会を得る。そこで次々に思わぬ展開が待ち受ける。 文体は不真面目といえば失礼だが、それがかえって実直さを生み出している。 マハさんのこの作品にも美術の底流があり、また一つ賢くなった気になるのもよい。 さらに賢くなるために、違う作品を読み進めたい。

  • 【ラグビーW杯】横浜観戦 準決勝 イングランド19-7ニュージーランド

    まさかだった。3連覇を目指すニュージーランド代表、愛称オールブラックスが敗れる、試合を見ることになるとは。 序盤からおかしかった。開始1分でイングランドが先制トライ。そこから歯車が狂っていた。見えない重圧に屈するように黒のブラックスがことごとく白の壁に跳ね返される。信じられない光景が広がっていた。 私が観戦した席はスタジアムの四隅に当たる位置。たまたまなのか、熱狂的なイングランドサポーターの大声援にハカのリズムさえかき消された。「C'mon England」「swing low ,sweet chariot」の大合唱。普段日本では聞くことのできない、熱い魂の叫びがずいずいと響き渡った。 イング…

  • 【登山】榛名山 日本二百名山/高崎市 2019年10月23日

    プッチンプリンのような山塊に、秋の紅葉が点描画みたいに映える。榛名湖は静かな水面を湛え、まもなくやってくる冬に備えていた。紅葉八分頃、榛名富士はそんなお茶目で美しい容態を見せていた。 榛名山という名の山は無い。榛名湖を囲む一帯の山域を指すらしい。それからすると、私は今回、榛名湖を半周もしていないので、踏破したことにはならない。幸い、湖南を東に行けば伊香保温泉へ通ずることを知った。次回の旅路が早くも決まった。 今回の山行だが、全体としていつにも増して土壌が水分を含んでいた。これもやはり台風の当たり年だったが故。ルート自体に難所は無く、初心者向けだったといえる。 がしかし、昭文社の50,000分の…

  • 【読書】楽園のカンヴァス/原田マハ

    美術鑑賞を嗜むなら原田マハさんは外せない。先輩や友人に何度も勧められておきながら、ためらっていた。今回、ようやく重い腰を上げて本書を手に取り、ああ、もっと早く手に取れば良かったと後悔しているところだ。 物語は大原美術館の監視員、早川織絵が同館に閲覧に訪れた学生のマナーを注意するところから始まる。 織絵は遠い過去、アンリ・ルソー研究に成果を上げた気鋭の研究者として躍動した経歴がある。同じ頃ルソー研究に血道を上げていたニューヨーク近代美術館のアシスタントキュレーター、ティム・ブラウンとひょんなことからバーゼルにおいて、ルソー作品の真贋鑑定を争うことになる。 鑑定が主眼のストーリーだが、そこには作品…

  • 【ゴッホ展】上野の森美術館

    連休最終日の冷たい雨がふるさ中、上野の森美術館には長蛇の列ができようとしていた。9時半の開門からまもなく、入場15分待ちの札が上がる。想定内といえば想定内。逸る気持ちを抑え、心穏やかに入場ゲートをくぐった。 展示は地味な印象から始まった。リトグラフ、水彩、チョーク。およそゴッホのイメージとはかけ離れたオランダでの日々。ハーグ派と親交のあったゴッホは、才知ある彼らを学び、模倣することで基礎を築いていったらしい。今回はそれら親交のあったイスラエルスやマウフェらの作品を展示していたので、初期のゴッホがどのような作品から影響を受けていたかがよくわかった。 次に、農民画家として。この時期のゴッホはじゃが…

  • 【登山】鳳凰三山④二日目の縦走と下り/南アルプス

    晴天に恵まれた二日目は昨日の風雨が嘘のような好天。朝7時前に薬師岳小屋を出発して、3つの山を目指した。 急登を上り詰めると、わずか30分もせずにまず薬師岳山頂に到着。 水分を補給しただけで、次の観音岳を目指す。観音岳を望むここからの眺望が今回の登山で最も優美だったように思う。 薬師岳から45分ほどで観音岳山頂のゴツゴツした岩肌の集合体に至る。 小屋で隣の寝床になった方から、甲斐駒ヶ岳をバックに撮影していただく。 ここからの見晴らしが最も開けていた。登山においてやはり天気は重要なファクターだ。 名前はわからないけど、小さな鳥も。 そして、赤抜沢ノ頭を経由して地蔵岳へ。 オベリスクに取り付いている…

  • 【登山】鳳凰三山③初日の上りは初心者には甘くないルート/南アルプス

    自家用車を持たない私は、電車やバスを利用するしかない。 前2回の南アルプス山行と同様甲府発のバスに乗り、今回は夜叉神峠登山口で降りた。ここですでに10時半を回っていた。小屋からは16時までに入ってくれと予め釘を差されていたが、地図によれば、標準タイムは休憩無しでおよそ7時間。苦手ではない上りでハイペースを目論んだ。 ところが、そうは問屋が卸さない。標高1,380mの夜叉神峠登山口から同2,780mの薬師岳小屋までの落差1,400mをひたすら上り詰める。ところどころに尾根や踊り場のような窪地があるが、それらは全体の1割にも満たず、ただただかかとから足先への着地を繰り返した。序盤雨も小雨も断続的に…

  • 【ベイスターズ】ハマスタ観戦 ◯6-4タイガース 2019年10月6日

    タイガース王手で迎えたクライマックスシリーズファーストステージ第2戦。 ベイスターズは初回ロペスのツーランで先制、3回に神里のタイムリーで加点し、今日こそはの流れができつつあった。 しかし、4回北じょう、福留の連続タイムリーで先発濱口がノックアウトされる。 5回も1点ずつを取り合い、緊迫したゲーム。 最後は回跨ぎの山﨑康晃が締めるかと思いきや、9回ツーアウト、あとひとりのところで福留に同点弾を浴びてしまう。 もうだめだと思いかけていたそのとき、代打乙坂のサヨナラツーランで劇的幕切れとなった。 何はともあれ、明日に望みをつないだ。東京ドームへ行くと信じて明日も応援したい。

  • 【登山】鳳凰三山②薬師岳小屋/南アルプス

    居心地最高! 布団はふわふわで、敷パッド、アクリル毛布、掛け布団、そば殻枕が新品で用意されていた。寝床は、共用ではなかったし、ふたりごとにカーテンで敷きられていた。共有スペースでゆっくりほんをよむこともできたし、荷物スペースや更衣室までかくほされていた。 建物は木の匂いに満ち、食堂にはBS放送が入っていて、リラックスできた。トイレはバイオマス対応はもちろん、暖房便座まで! 欲を言えば、飲料水の確保ができなかったこと、朝食が6時からで遅かったことくらいか。ぐっすり眠れたし、早起きした3時には満天の星空が見られた。温泉のあった三条の湯をのぞけば、ナンバーワンにあげたいところだ。 鳳凰三山に登るとき…

  • 【登山】鳳凰三山①/南アルプス

    台風一過の金曜日、ラグビーW杯、プロ野球クライマックスシリーズとスポーツ真っ盛りの秋、観てばかりじゃ体もなまるということで今季3度目の南アルプスへ。 甲府からのバスは平日増発なしのため、立ち乗りありの満席。座席を確保すべく、早めに到着しておいてよかった。車掌さんの話によると、今年は10月の今日も真夏日予想なくらいのため、紅葉が遅れていてまだらしい。 鳳凰三山は白砂の景観が美しく、岩礁が有名。宿泊予定の薬師岳小屋は、最近建て替えたばかりで快適に過ごせそうだ。 信玄公が出発を見送ってくれた。行ってきます。

  • 【読書】我らが少女A/髙村薫

    髙村薫さん最新作にして、警察モノの最高峰。 本書はハードカバー500ページを越える超大作で、約一年間毎日新聞に連載された。 警察モノいうと血なまぐさい殺しのシーンだとか、諍いや怨恨といったマイナスイメージが想起されるが、高村作品はショッキングな描写などはほとんどなく、朴訥、実直なまでに登場人物の内心を描き切るところに真骨頂がある。 作者も御年66であるが、作者と並走するかのように、主人公の合田刑事もあの事件から12年の時を経て、57歳になっている。作者にせよ、主人公にせよ、心境の変化著しいが、本作はデジタルの隆盛やテレビゲームの定着が大人ひいては刑事や判事にまでもに、趣味として娯楽として、そし…

  • 【ラグビーW杯】熊谷観戦 ジョージア33-7ウルグアイ

    選手が近い。さすが、ラグビー専用競技場。手の届きそうな距離感。スクラムの衝突も、キックの乾いた余韻も会場内に響き渡る。 気温は29度。屋根なし。ドリンク類はsold out続出。残暑の陽射しが容赦なく、観客、そして選手たちの体力を奪っていた。後半は両チームとも動きは明らかに鈍っていた。 試合はランキング上位のジョージアが、重量フォワードで押しまくり、次々とゲインを獲得していく。試合終盤は堰を切ったように怒涛のトライでウルグアイの戦意を消失させて完勝だった。 両国とも日本との交流が少ないせいか、応援団は局所にとどまっていた。 会場は駅から遠かったが、無料バスのピストン輸送で滞りなく、会場手前のお…

  • 【ベイスターズ】●0-7タイガース 2019年9月28日

    グランドウォークするラミレス監督、続いて主将の筒香ら選手たち。 レギュラーシーズン最終戦。既に2位を確定させているベイスターズは、防御率、奪三振タイトルを狙う今永が先発した。 ベイスターズは毎回のようにランナーは出すが、あと1本が出ない。いつもの、バントなし、盗塁なしで残塁の山を築いていく。 タイガースは4回、今永の連続フォアボールから中谷、梅野のタイムリーなどで一挙4点。今永は毎回の7三振129球の力投も、打線の援護がなかった。 試合終了後はシーズン終了のラミレス監督挨拶と、花火や映像の演出と選手たちによるグランド行進。 誰か選手の投げた球が狙ったかのようにまっすぐ私の胸元へ。すかさず構えた…

  • 【一人焼肉】焼肉ライクで食べてみた

    街で噂のアイツを訪問してみた。焼肉ライク。一人焼肉とはきけば、一人者ならずとも焼肉好きならば体験はマストであろうとがっついてみた。 カウンター越しに仕切られた座席は牛丼チェーンのそれよりもゆとりがあるし、何より炭火グリルを独り占めしてマイペースで食べられるのがよろしい。 タレは醤油、味噌、レモンなど6種類あって充実。塩があればなお良かったのだが。 肝心の肉レベルはは牛角以上、高級店未満というところで、甘みが印象に残った。 大盛りご飯にスープにキムチ、カルビ2種計150gがついて1,000円を切るとあれば、合格点だろう。 一人焼肉をメインターゲットに据えていて、牛丼チェーンよりもおしゃれな作りに…

  • 【ベイスターズ】シーズン2位が確定!

    喜ぶべきなのだろう。悲願の優勝はならなかったが、2試合を残して21年ぶり?22年ぶり?の2位を確定させた。 振り返ればこんなに山アリ谷アリのシーズンはなかったのではないか。10連敗で最下位を独走したゴールデンウィーク明け。ジャイアンツに0.5ゲーム差に肉薄した盛夏。 伊藤光、宮﨑の長期離脱。エースに成長した今永。今年も頼もしかったドラ1ルーキー上茶谷。細川、乙坂、柴田の成長。賛否両論ラミちゃん采配。書ききれない悔しさと喜びをもたらしてくれた。 チーム防御率、打率、ホームラン数、盗塁など主だった数字は殆どが4位から6位。にもかかわらず結果が、2位というのは、目立った補強が中井くらいしかなかったこ…

  • 【イタリア紀行】トレニタリア鉄道のコーヒー自販機

    イタリア全土を張り巡らしている旧国鉄のトレニタリア(trenitalia)ではローマテルミニのような大きな駅のホームにコーヒーの自販機が設置してある。 一杯0.8ユーロ(100円弱)で熱々のエスプレッソが飲める。発車前のホームで買い求めている人をちらほら見かける。 興味半分で試してみた。驚くほどレベルが高い。カプチーノをすすったときのコク、甘み、引き立つ香り。どれも、とうてい自動販売機で売っているレベルとは思えなかった。泊まったホテルで飲んだのよりこっちのほうが好きかも。 エスプレッソはもちろん、カプチーノ、マキアート、カフェラテ、ルンゴ、デカフェにチョコラータまであった。 仕組みはといえば、…

  • 【登山】燕岳への道 毎日アルペン号について

    毎日アルペン号。登山を趣味に持つ方なら、その名を一度は聞いたことがあるだろう。登山ツアーバスの一つで、山小屋宿泊までセットになったツアーを、毎日新聞旅行が売り出していて、廉価であり、お世話になっている方も多いのではないか。 私は先週、今日出発予定であった燕山荘宿泊込みのツアーを予約したのだった。 ところが、台風で悪天候が予想される事態に至った。やむを得ずキャンセルの連絡をしたところ、意外な事実を知らされてしまった。 悪天候の場合、出発当日の朝お伝えするとの記載がホームページにあるのだが、まずこの点が違うという。中止は前日のうちに決めてしまうというのだ。 それならそれで正しい判断で、被害も少なく…

  • 【ベイスターズ】ハマスタ観戦●4-9ジャイアンツ 2019年9月20日

    完敗だった。 初回の坂本の2ランに始まり、岡本、重信、また坂本と4本のホームランと連日の10近い失点では勝てない。 ベイスターズは強力打線が言われるが、今シーズンは投手力のチームだった。今永をはじめとする先発が5-6回をなんとか3失点あたりで抑えて、継投に次ぐ継投で逃げ切る。あるいは打線が逆転するまで踏ん張る。 この踏ん張りがシーズン最終盤を迎えて効かなくなってしまった。ピッチャーの8番打者や日替わり打線が、見えない疲労を投手に、野手にまでも蓄積させてしまったのだろう。 もはや優勝は難しいが、短期決戦を得意とするラミレス監督のこと、この後ジャイアンツにもパ・リーグ覇者にも一泡吹かせるかもしれな…

  • 【ベイスターズ】パブリックビューイング観戦◯11×-8カープ 2019年9月

    奇跡をみた。 予兆はあった。残業を終え、帰途についた午後8時過ぎ。スコアは0-7。エース今永を滅多打ちにされ、優勝へのわずかな望みも打ち消されようとしていた。 しかし、 6回の裏、アプリニュースでソトのスリーラン、梶谷の満塁弾で忽ち同点を知る!7-7! は?私は導かれるように家とは反対方向のハマスタへ向かった。 チケット販売は残念ながら終わっていたが、ハマスタ前のパブリックビューイングには300人は超えようファンがかたずを飲んで戦況を見守っていた。 再度カープにリードされるが負ける気はしない。すぐに同点に追いつき、延長戦へ。 またまたまさかの回またぎの山崎康晃を観て、ボルテージは最高潮! そし…

  • 【イタリアみやげ】nino&friendsのチョコレート

    イタリアでとっておきのチョコレートを見つけた。日本未上陸。 その名はnino&friends。 イタリアに行く方はぜひお店を訪ねてほしい。 試食もさせてくれる。 アマルフィのメイン通りの商店街を歩くと、店頭に大きなチョコフォンデュのディスプレイで目を引く店があった。引き寄せられるように見せに入ると、白を貴重にした暖色の店内に、にこやかな表情の店員さんが缶缶にぎっしり詰めたチョコレートたちを「これはレモネード、これはカプチーノ、これはジャンドゥーヤ、これはミルク」などと指差しながら、prego(イタリア語で「どうぞ」の意味)と、チョコレートだけではなく、クッキー、トリフ、ピール、オリーブオイルと…

  • 【イタリア紀行】エメラルドの洞窟/アマルフィ~ポジターノ

    敗北感を味わっていた。昨日、青の洞窟が波が高くて入れなかった。であればこちらをと、地球の歩き方にも投稿があり、これだと決めた。イタリア名はgrotta dello Smeraldo アマルフィから西へ向かうことフェリーで15分。岩場の波打ち際に並び、小さな洞窟内部に入り、さらに鍾乳石前のたまり場で10分ほど待って、小舟に乗り込んだ。日本人は小柄だからか、我々は一番前に乗せられた。 そして出くわした光景がこちら。 確かに水面がエメラルドグリーンに輝いている。案内人の船頭はイタリア語や英語で解説?しているようだが、どういう原理で宝石のような色を形成しているのかわからない。 そのうち、案内人はオール…

  • 【イタリア紀行】 美しきリゾート/ポジターノ

    アマルフィ半島の半ば、おもちゃ箱をひっくり返したような賑やかな街、それがポジターノだ。 桟橋から、観光客でごった返す細長い石畳みの道を10分ほど登れば、右手に背の高い一本松(イタリアカサマツ)をおいやれば、そこが一番の眺望spondaに立つ。 上はカラフルな家々、下はパラソルを広げた小石の浜辺、左手には青い海を走らす船たちの描くシュプール。海派にも山派にも納得の一枚を撮ることができるに違いない。 わたしのお勧めのショットはこちら 南イタリアを巡る旅ではダントツに物価が高かったけれども、その分おしゃれで洗練された人たちが多かった気がする。 こちらがポジターノファッションのお店。綿製なのでヨーロッ…

  • 【イタリア紀行】ティレニア海の夜景/アマルフィ

    月明かりが水面を照らし、たゆたう波が呼応していた。沖に停泊する帆船は穂先を傾け、まるで月を伺うように寄り添う。街明かりがそっと夜の帳に降りてきて、まるで夜を覗くように密閉した光を灯す。 あんなの造りもの、空想上だろう。スラーをはじめとした点描派が画き出す、風景の妙は出来すぎている、ファンながら訝しく思っていた。 しかし、それは私の認識違いであったと訂正しなければならない。今夜ここにその精緻が眼前に広がっていたからだ。 レストランを抜け、昼間は海水浴客で賑わった浜辺に腰を下ろし、ああなんて素敵なんだろうと、しばらくただ眺めることしかできなかった。

  • 【イタリア紀行】青の洞窟/カプリ島

    行ってみないと入れるかどうかわからない。ナポリのホテルでも言われて、いろんな人のブログでも島に渡ってみて、波風が収まって入れたという例もあったらしい。 ナポリから高速船で50分。さらにバスを2本乗り継いで行った先はまさかのclosed。信じたくない気持ちもあったが、ご覧のとおり波が荒れていてどうしようもない。 ふだんならば、洞窟前に小舟が行列をなすらしいが見る影もない。 絶対に洞窟に入りたいという人はゆとりをもった日程で近郊に連泊するなりして、備えるしかないみたい。事前に確定情報が得るのが難しいので仕方ない。 その代わりといってはなんだが、風光明媚な景色とレモンチェロを楽しんだ。レモンチェロは…

  • 【イタリア紀行】ナポリで食べるピザ

    ピザなんてどこで食べても一緒。とまでは言わないが、冷めているか、温かいかくらいしか違いがわからなかった。本場ナポリだってさほど変わるはずはなかろうと。 ナポリの老舗、Pelloneで食したシンプルなマリゲリータは違っていた。トマトの酸味がフレッシュで薄く引き伸ばされたチーズにマッチして強く、トマトソースがピザ生地を、まるで納豆に白ご飯のような最強タッグを形成することに成功していた。 それがこちら ふつうサイズで直径40センチはゆうにあったと思う。たった6ユーロ。これを現地の人はみな一人で食ってた。 ビールよりも白ワインとの取り合わせがいい感じ。 さすがピザ発祥の地、うまくてでかくて圧倒されまし…

  • 【イタリア紀行】コロッセオ/ローマ

    日本でネット予約して楽々入場、とはいかなかった。。。コロッセオのサイトで予約したため、地下鉄など乗り放題チケットはテルミニ駅ではチケット交換できず、直接コロッセオへ向かった。地球の歩き方などには掲載されていないので、行かれるか方は注意してほしい。 地下鉄駅から地上に上がると、圧倒的な存在感を示してくれた。 結局は指定時間で入れたので、ネット予約は正解。長い行列を尻目に入場した。 急な階段を登ると、そこは円形競技場を2階席から観覧でき、ぐるっと一周できる。 残念なのはグランドにあたる競技場が補修工事中(いつまでなのかは不明)で、剣闘士や猛獣たちがどこに収まっていたのかわからなかったことだ。 プラ…

  • 【これはいい】モンベルの縦型ショルダーバッグ

    荷物を減らしたい。移動、特に旅となると、肩にかかる荷物の重さと気分の落ち込みと正比例の関係にあるように思う。 わかってはいるのだが、それでも元来の心配しいのため、どうしても荷物が重くなってしまう。ガイドブック、飲料水、着替え、ウェットシート…それ、なくてもよかったんじゃないかとあとから訝しがったことも少なくない。 しかし、重いと旅を進めるに連れ、苦しくなってくる。身も心も。 そこで、今回は心機一転。発想を変えて、器を小さくしてみた。そうすれば、器以上に中身を入れることはできないから。 肩掛けしてみると、以外にモノは入るし、ショルダーベルトも幅広でしっかりしている。チャックも3つあって、分別もし…

  • 【登山】燕山荘を予約しました!

    南アルプスの次は、日本中のトレッカーの憧れ、北アルプスへ。 この夏、仙丈ヶ岳、北岳と2回の南アルプスを経験。次はいよいよ本丸とも言うべき北アルプス。 とはいっても初心者なので、まずは安全安心で、もう行きたくないなと思わぬよう、山小屋は人気、実力ともナンバーワンの呼び声高い燕山荘を予約。燕山荘は、食事、トイレ、従業員の対応、清潔さ、どれをとっても山小屋としての評価は随一で、ここに泊まるために、北アルプスの入門編として燕岳に登る登山客も多いとのこと。 混まないといいなと思いながらも秋の連休、きっと混むのだろうなと覚悟。 前泊のバスでの車中泊も久々なので、これで電車よりも快適だったら、睡眠も取れて移…

  • 【ベイスターズ】ハマスタ観戦 ●2-9タイガース 2019年9月5日

    今年観に行ったうち、2番目くらいに酷かった試合。 3回先発の大貫が捕まり2点を取られて、なお塁上2、3塁で早くも平田にスイッチ。ここでお決まりの申告敬遠で満塁。押し出し、連打で一挙6点のビッグイニング。勝ちパターンではない投手を登板させて、いきなり満塁では、コントロールに自信のあるピッチャーですら萎縮するだろう。ましてや、平田は一軍登板が少ない。今日のターニングポイントだった。 最近も2回前の濱口の登板で、申告敬遠から大量失点につながった。ラミレス監督はまったく学んでいないようだ。 サード筒香や8番ピッチャーなどの奇策が嵌るときもあるので、監督の策を一概に否定はできないが、今日のはないだろう。…

  • 【ベイスターズ】観戦を振り返って

    職場の先輩に尋ねられて、今年どれくらいベイの観戦に行っているのか調べてみた。 結果はご覧の通り。 手書きのミミズの這うような字で申し訳ない。 全部で14勝11敗で勝ち越し。私が見に行って負けるわけではないことは証明された笑 ハマスタは10勝6敗で勝ち越し。 すなわちアウェイは4勝5敗で負け越し。 アウェイの中身を見てみるとそのうち神宮が3敗。神宮のカルビ丼を愛するのも考えものだ。東京ドームは1勝2敗。ナゴヤドームは2勝。千葉マリン1勝。 振り返ってみると前半戦は悲惨だった。10連敗の最下位あり、私の観戦でもほとんど負けていた。意地になって観戦していたような気すらする。 だが、状況は交流戦を境に…

  • 【これがなかなか】DHCビール

    DHCビールをいただいた。 え、あのDHCがビール⁇DHCと聞くと、化粧品やサプリなどの健康系で売っているイメージがあるので、ビールを飲む前に変な味がになっていなければよいが、と懸念した。 が、不安は一層される。 BERGIAN WHITEは爽やかな果実の香り、LAGARはどっしりとしたボディの苦味、PREMIUM RICH ALEはツブツプとした泡立ちが喉に残る、それぞれ個性豊かな味わいだった。 大手のそれも安定感があってよいが、DHCのはクラフトビールに近い。 お値段は一本あたりだとまとめ買いでも、400円前後はするらしいので、日常飲むには高すぎて手が出ない。幸い今は送料込みで4本1,00…

  • 【これはいい】PILOTのマルチケース

    旅立ちが近づくと、旅先での日程とともに気にかかるのが、いかに携行品を楽に運んで、快適な移動にするかだ。 財布については毎度悩まされる。これまでは、オールドファッションな首から吊り下げてパスポートを入れる「あれ」を使っていたが、最近は海外でもとんと見かけない。あれは、たしかに便利なのだが、首からぶら下がっているのがいかにも格好悪く、ここに大切に保管してありますよと知らせるようなもので、きまりが悪い。ふにゃふにゃしていて、くるくる巻いてコンパクトで場所も取らないので、ここいらは登山で重宝している。 代わりに探していてちょうどよいのを、有楽町の三省堂書店で見つけた。 それがこれ。 見開きに細長いボー…

  • 【登山】仙丈ヶ岳⑥ 馬の背ヒュッテでの出会い

    仙丈ヶ岳に登って1ヶ月弱経つが書き留めておきたいことを思い出した。 人との出会い。私は良くないと言われる単独行をやっている。人と合わせるのも面倒だし、何より普段の諸々の煩わしさから逃れるために山に来ているようなので、安全上問題があるとされているがやむを得ない。 でも、山で一人だとときには寂しさも感じる。山小屋では私を一人と見るや、話しかけてくださる方も多い。仙丈ヶ岳で泊まった馬の背ヒュッテでも話の輪に入れてもらえた。 千葉からきたご夫婦は、奥様が土屋アンナ似のカッコ可愛い方だった。しかし、山での経験は壮絶で、私もこの夏登った埼玉の両神山の避難小屋前で、スズメバチに18箇所も刺されたという。この…

  • 【登山】北岳⑦ 日本2位の最高峰 ニホンザル編

    錯覚かと見紛った。 標高3,000mの高地にニホンザルが、戯れ、ハイマツと切り立った岩の間を駆けていく。 1匹だけではない。2匹、3匹、4匹。親子なのかきょうだいなのかわからないが、じゃれ合ってもいる。 場所は北岳肩の小屋目前の小太郎山分岐点付近。広河原から登り続けること4時間、360度の展望が開けた、白根三山の尾根道だった。 猿たちは人間を怖がるでもなく、また人間たちのように斜面から転げ落ちる恐怖に怯えるでもなく、のびのびと駆けずり回っていた。 下山して調べてみると、サルはシカとともに南アルプスでは害獣に位置づけられている。というのも、食害が拡大することで、土地の裸地化、キタダケソウやライチ…

  • 【温泉】ホテルやまなみ/石和温泉

    南アルプスの帰り道、甲府から東京方面に僅か2駅の石和温泉駅に降り立った。 すごくアクセスがよい。温泉の名を駅名に関した温泉には、どこ?ってくらい駅から遠い温泉街のところもあるが、ここは期待通り。 駅併設の案内所にはワインの試飲自販機もあるし。 私の目指した日帰り温泉のリストまで。 下山後でしんどかったので、迷わず一番近いホテルやまなみへ。 旅館だけあって、10畳はあろう内湯と甲州名物赤ワイン湯。 露天も2つ。青々とした夏空を眺めながら、ゆったりと心ゆくまで湯に浸ることができた。 アメニティも頭用顔用とも充実。 泉質はご覧の通りの単純泉で、硫黄臭はなく、入りやすい。 南アルプスの帰りに石和温泉。…

  • 【ベイスターズ】ハマスタ観戦 ◯4-2スワローズ 2019年8月29日

    今日もなんとか踏みとどまった。 先発井納は5回1/3をわずか2安打に抑えたが、柴田のファンブル、山田の盗塁などを許して2点を先行されてしまう。 井納の後を継いだ石田の登場にはどよめきが起きたが、見事5、6回のピンチを封じた。優勝するためには手段は選ばないということなのか。 6回裏、柴田がセンターオーバーのタイムリーで同点に追いつき、守りのミスを帳消しにすると、7回には梶谷の勝ち越しタイムリー、8回には神里のタイムリーで加点した。 投手陣も国吉、エスコバー、山﨑と比較的いつもよりハラハラも少なく難を逃れた。 ここ最近は本当に下位打線の繋がりがよい。負けは許されない試合が続くが、最後まで楽しませて…

  • 【登山】北岳⑤ 日本2位の最高峰 雪渓編

    真夏の山に、突如現れる一面の積雪。高さ100m、幅10m、厚さ1mはあろう雪のキャンバスが谷間に広がる。 北岳からの広河原への下山途中、難所八本歯のコルを突破した先の、左俣ルートにそれは存在していた。 初めて見た雪渓は、石灰質の白と勘違いした。近くには、鳳凰三山、甲斐駒ケ岳と石灰質を含んだ岩肌で著名な峰々があるため、ここにもかと思っていたが、なんだか様子が違う。 登山道は白い物体から、およそ5mは離れていたが、そちら方面から吹き抜ける風が冷気を含み、照りつける夏の日差しを遠避けるかのように、涼やかな風を運んでくる。 そこでようやく私は、白の平原を雪だと認識したのだ。富士の山頂ですら、碧くなるこ…

  • 【登山】北岳④ 日本第2位の最高峰 宿泊編

    もう一度泊まりたいかと問われれば、肯定的な回答はできない。 今回の縦走で宿泊したのが北岳肩の小屋。 頂上までは上りで50分、麓の広河原からは5時間というというすばらしいロケーションで、登るにしろ下るにしろ、拠点とすべき位置にあるのだ。 私も、それに乗っかって前日に予約できて、喜んでいた。前日でも予約できたのはそれなりの理由があったのだ。 泊まってみて、がっかりしたことがいくつかある。 1 建物 メインとなる食堂等はまだしも、宿泊した号棟は、プレハブのような造り。高度3,000mにあるため、風速10メートルを超す突風に近い強風が一晩中吹き荒れ、雨戸もない、ガラス窓に叩きつける音が凄まじかった。建…

  • 【登山】北岳③ 日本2位の最高峰 下山編

    登山の辛いところは下山にあるのではなかろうか。 どんなに登頂の喜びがあったとしても、下りには無事に帰るという命題しかなく、登りのときのような高揚感はない。 今回はとりわけ、恐怖が強かったように思う。 北岳山頂から北岳山荘がこんな感じ この下りも、ヒヤヒヤものだったが、もっとまずかったのが、岩の切れ端を重ねたようなガレ場。隙間に足を何度も挟んでしまうし、足場も安定せず。 この難関を乗り切った最後にきたのが、通称ハ本歯のコル。切り立った崖にかけられた木製階段をうつ伏せで降りていく。ここ以前に踏ん張りどころがたくさんあったため、腿や足裏に体重を支えきれず、あるいは手を滑らせるなどして滑落する事故が相…

  • 【登山】北岳② 日本2位の最高峰 登頂編

    辛かった。しんどかった。でも行ってよかった。この苦しみを予め知らされていたら、アタックしなかったかもしれない。未知なる領域に踏み入れるのは、私にとっての冒険であり、心震える出来事だった。 富士山に次ぐ標高に立ち、眼下の雲に覆われた峰々を臨む。 登山2日目、標高3,000mは突風が吹き荒れていた。おそらく、秒速10mはあったことだろう。午前5時半、アタックを開始。靄に閉じ込められ、ガレ場を歩む。8月というのに、上下にレインウェア、上着にはさらにダウンジャケットで重ね着、さらにはネックウォーマーで耳と首を防寒してちょうどいいくらいだった。体感温度は零度近かったように思う。 こんな感じで荒れていた …

  • 【登山】北岳① 日本2位の最高峰

    日本で2番目に高い山に登る。2番目ってどこよ。1番はいうまでもなく富士山だが、2番となると、登山をやっている人にはすぐにわかる、そんなところだろう。 私のなかでは、北岳に挑戦するタイミングはもっと後だと思っていた。麓の広河原からの宿泊すべき肩の小屋までのアプローチが6時間と長く、高低差1,500mで高山病の恐れもないとは言えない。 それでも登山を後押ししたのは、元々予定していた隣の鳳凰三山の泊まるべき小屋が満室で予約できなかったこと、前回の仙丈ヶ岳で少しばかり自身をつけかつ若干物足りなさがあったこと、今回前日であったにも関わらず宿がとれたこと、天気も悪くなさそうなこと、そしてチャレンジスピリッ…

  • 【ベイスターズ】東京ドーム観戦 ◯5-1ジャイアンツ 2019年8月23日

    崖っぷちのベイスターズがジャイアンツのマジック点灯を阻止した。 今日のMVPは先発の東。ボールを散らして、8回を88球、4安打無失点に快投した。 驚くべきは1番ライト梶谷の起用。二軍から昇格したその日のスタメンの期待に応えて、ツーランホームランを含む2安打、1盗塁で連敗中のチームに喝を入れた。 忘れてはならないのが、8回裏犠牲フライになりそうなところの神里のレーザービーム。やればできるじゃんというところ。 初めてレフトスタンドの応援席に座ったが、席が窮屈な点を除けば、観戦しやすかったし、応援歌を覚えきれていない身としてもやりやすかった。 まだ優勝の可能性はある。勝ち続けてほしい。

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