ヘグセス国防長官は10日「我々は今世紀最大の戦場イノベーションともいえる殺傷力の高い小型ドローンを持っていない」「2027年までに無人航空機支配領域を確立するため抜本的な改革を行う」と宣言し、2026年末までに全部隊で小型ドローンの本格導入を行うよう指示した。
ウクライナメディアによる2023年の総括、自分達で作り出した罠に嵌った
Ukrainska Pravda紙は2023年の戦いを総括する記事の中で「自分達で作り出した罠に嵌った」「我々はロシア人を嘲笑し、軽蔑し、無能で馬鹿な集団として描かなければ敵に同調していると疑われた」と吐露し、社会全体がロシアを必要以上に蔑んだことが今年の結果を招いたと主張した。
インド太平洋地域の安全保障、新年早々に重要なニュースがやって来る
米国のBreaking Defenseは29日「インド太平洋地域における安全保障上の重要なニュースは新年早々にやって来るかもしれない」と警告しており、来月13日に行われる台湾総統選挙の結果次第で「中国は台湾に対する軍事的な圧力を強化する可能性がある」と指摘している。
ザポリージャの戦い、ロシア軍がロボーティネ周辺で2km以上も前進か
ザポリージャ方面についてウクライナ人が運営するDEEP STATEは30日「ウクライナ軍がロボーティネ周辺で大きく押し戻された」と報告、これが事実ならノヴォプロコピフカとベルベーヴの間でウクライナ軍は2.5km以上も押し戻されたことになる。
アウディーイウカの戦い、ロシア軍が郊外のポンプ施設とダーチャで前進
アウディーイウカ方面で新たに登場した視覚的証拠は「ロシア軍がポンプ施設とダーチャで前進した」と裏付けているものの、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ノボカリノベ方向とベルディチ北の線路沿い方向でロシア軍が前進した」と主張している。
ドイツ軍の現役少将、ロシアが制裁下で軍需生産を増加させたのは予想外
ドイツ軍のクリスチャン・フロイディング少将は「反攻作戦に対する期待は誇張されていた」「ロシアが制裁下で軍需生産を増加させたのは予想外」「ロシアが友好国から支援を受けられると気づけなかった、あるいは(その現実を)見たくなかったのかもしれない」と述べた。
ポーランド参謀総長、ロシア軍のミサイルが領空を侵犯した可能性に言及
ポーランドのドゥダ大統領は「正体不明の飛行物体」がウクライナ領からポーランド領に飛来したことを受けて緊急会議を招集、これに出席したククワ参謀総長は「ロシア軍のミサイルがポーランド国境を越えて飛行した可能性」を報告した。
ウクライナ領から飛行物体がポーランド領に飛来、ドゥダ大統領が緊急会議を招集
ポーランドのRMF24は29日「ロシア軍のミサイル攻撃が行われていた時間にウクライナ領から正体不明の飛行物体がポーランド領に飛来した」と報じ、ドゥダ大統領は領空侵犯を受けて軍司令部との緊急会議を招集した。
ロシア軍に大規模なミサイル攻撃、ウクライナ軍は158発中114発を撃墜
ロシア軍はウクライナに対する大規模なミサイル攻撃を29日朝に実施、ザルジニー総司令官は「計158発のミサイルと無人機がウクライナに向けて発射され内114発を撃墜した」と発表したが、無人機と巡航ミサイル以外はウクライナ軍の防空シールドを貫通している。
ウクライナ軍は後退の連続、ロシア軍はクピャンスク、リマン、シヴェルシク、バフムートで前進
ウクライナ軍のシルシキー大将は27日「東部戦線は依然として厳しい。敵はクピャンスク、リマン、シヴェルシク、バフムートの各方向で集中的な攻撃を続けている」と明かし、ウクライナ軍は東部戦線のほとんどで後退を強いられ、ロシア軍の前進を抑えることが出来なくなってきた。
ウクライナ戦略産業相、国産155mm自走砲の生産量が月6輌に到達した
カムイシン戦略産業相は「ボーダナの生産量は月産6輌で今後も生産量を引き上げる予定だ」と明かして注目を集めており、これは「ウクライナが独自に155mm自走砲を年間72輌以上も供給できる」という意味で、この数字は生産数を3倍に引き上げたフランス製Caesar(月産2輌→6輌)に匹敵する。
ウクライナが207億フリヴニャ相当の戦時公債を発行、外国人も購入可能
ウクライナ財務省はロシア軍と戦いに必要な資金を調達するため「207億フリヴニャ相当の戦時公債を発行した(外国人も購入可能)」と発表、個人でウクライナを支援したいという方が居れば「戦時公債を購入してみる」というも1つの手だろう。
EUのウクライナ支援、加盟国の全会一致が必要ないBプランを準備中
EUによる総額500億ユーロのウクライナ支援はハンガリーの拒否権発動に直面して不発に終わったが、加盟国27ヶ国の全会一致が必要ない「Bプラン」による200億ユーロの融資が検討されており、非軍事分野におけるウクライナの資金不足は解決する可能性が高い。
ザルジニー総司令官、来年の戦争は今年とは根本的に異なるものになる
ウクライナ軍のザルジニー総司令官は26日の記者会見で「来年の戦争は今年とは根本的に異なるものになる」「違いを生み出せなければ膠着状態を打開できない」「私が犯した過ちは大きな損害によって侵略が止めれられると信じていたこと」と述べた。
ザルジニー総司令官は26日「我々はマリンカ郊外に撤退し、場所によっては街の郊外に陣地を構えている。それについて世論の反発を招くようなことは何もないように思える」と述べ、マリンカからのウクライナ軍撤退を認めた格好だ。
ロシア国防相、ウクライナとNATOが宣言した反攻作戦の阻止に成功した
設定された目標と結果を見れば「ウクライナ軍の反攻作戦は失敗した」と表現するのが妥当だが、ロシアのショイグ国防相も26日「2023年の主要任務はウクライナとNATOが高らかに宣言した反攻作戦の阻止だった」「この任務は成功裏に達成された」と述べた。
ロシア国防省、大型揚陸艦の損傷を認めるもSu-24Mを撃墜したと主張
ロシア国防省は「ウクライナ軍によるミサイル攻撃でノヴォチェルカスクが損傷した。しかしミサイルを発射した2機のSu-24Mは防空部隊によって破壊された」と主張したが、これを裏付ける視覚的証拠は見つかっておらず、ウクライナ空軍のイグナト報道官も撃墜を否定した。
クリミアでロシア海軍の大型揚陸艦が爆発、ウクライナ軍が関与を認める
クリミア半島のフェオドシヤで26日午前3時頃に大きな爆発があったと報告されていたが、ウクライナ空軍のオレシュチュク司令官は「黒海艦隊の旗艦モスクワに続き大型揚陸艦ノヴォチェルカスクが登場した」と述べ、大型揚陸艦の爆発がウクライナ軍の作戦であったことを認めた。
侵攻670日目、ドネツク西郊外やバフムートでの戦いはロシア軍優位で進む
ロシア軍によるウクライナ侵攻から663日が経過、ドネツク西郊外方面のロシア軍はマリンカを完全占領、ノボミハイリフカでは集落内の建物を瓦礫に変えてウクライナ軍の防衛を困難にしており、バフムート方面のロシア軍はT0504沿いで成功を収めイワニフスキーに近づいた。
ウクライナ軍参謀本部、オデッサ方向でSu-30SMを撃墜したと発表
ウクライナ空軍のオレシュチュク司令官は24日「マリウポリ方面でSu-34を撃墜し、オデッサ方向でもSu-30にミサイルが命中したか確認中」と発表していたが、ウクライナ参謀本部は正式に「黒海上でSu-30SMを撃墜した」と発表した。
ウクライナ空軍、マリウポリ方面でロシア軍のSu-34を1機撃墜したと発表
ロシア軍の滑空爆弾に悩まされているウクライナ空軍は22日「南部方面で3機のSu-34を撃墜した」と発表して注目を集めていたが、オレシュチュク司令官は再び「我が国の対空ミサイルがマリウポリ方面でSu-34に命中したことが確認された」と24日に発表した。
ウクライナ国境の封鎖51日目、ポーランド政府が一部封鎖の解除に成功
ポーランドのトゥスク政権はウクライナ国境の封鎖を解除するため「シェギーニ検問所で抗議活動を行なう農民」との直接交渉に乗り出し、政府が3つ要求を迅速に解決することで農民らは抗議中止に同意、24日午前9時半に同検問所での封鎖が解除された。
ウクライナメディア、世論の感情に訴えるコミュニケーション戦略は効果を失った
Ukrainska Pravda紙はウクライナ支援に対する西側諸国からの疲労について「世論の感情に訴えるウクライナのコミュニケーション戦略は戦争の日常化によって効果を失った。もっと具体的な現実的な利益を提示して世論の関心を味方につけるべきだ」と訴えている。
アウディーイウカの戦い、ウクライナ軍は2ヶ月ぶりに兵力補充を受ける
ウクライナ人ジャーナリストのユーリ・ブツソフ氏は23日「シルスキー陸軍大将の命令によってアウディーイウカを守る部隊は2ヶ月ぶりに兵力の補充を受けたが、様々な理由で脱落した兵士の数を補うのに十分な数ではない。それでも重要な転換点である」と指摘した。
バフムートの戦い、ロシア軍はクロモヴェを占領してボダニフカに侵入
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは23日、RYBARを含む複数のロシア人ミルブロガー達の主張を認めて「ロシア軍がクロモヴェを占領した」「ロシア軍がボダニフカ方向に前進して集落内に足場を築いた」「ロシア軍がO-0506沿い前進した」と報告している。
ウクライナのダニロフ書記、前線の兵士に休息を与えるため追加動員が必要
ゼレンスキー大統領が「45万人~50万人の追加動員」に言及して注目を集めているが、国家安全保障・国防会議のダニロフ書記は22日「この動員は前線の兵士に休息を与えるためのもの」と說明して「国民が義務を果たさなければ戦争継続が困難になる」と訴えた。
ウクライナのダニロフ書記、前線の兵士に休息を与えるため追加動員が必要
ゼレンスキー大統領が「45万人~50万人の追加動員」に言及して注目を集めているが、国家安全保障・国防会議のダニ
オランダのルッテ首相、ウクライナに初納入するF-16の準備開始を表明
ゼレンスキー大統領は今年8月「ウクライナに対するF-16の提供数でオランダと合意した。首相と42機という数字を話し合っている」と発表したが、オランダのルッテ首相は22日「ウクライナに初納入するF-16(18機)の準備開始をゼレンスキー大統領に伝えた」と明かした。
ウクライナ空軍、南部方面でロシア軍のSu-34を3機撃墜したと発表
ウクライナ空軍のイグナト報道官は「ロシア軍機が使用する滑空爆弾が脅威になっている」と明かしていたが、空軍のオレシュチュク司令官は22日「南部方面で3機のSu-34を撃墜した」と発表、ロシア人もSu-34が撃墜されたことに言及し始めている。
バフムートの戦い、チャシブ・ヤールまであと2kmの位置にロシア軍が到達
一部のロシア人達はバフムート方面について「ロシア軍がO-0506沿いでチャシブ・ヤール方向に前進した」と主張していたが、これをウクライナ人が運営するDEEP STATEも認めたため、ロシア軍はチャシブ・ヤールから約2kmの位置まで前進したことになる。
ウクライナ軍がアウディーイウカで苦戦する理由、陣地を守る兵士がいない
アウディーイウカで戦う大統領旅団の司令官は「ロシア軍に防衛ラインを突破されたのは兵士不足が原因」「1個大隊が守る防衛ラインを3個旅団で攻撃してきた」「通信兵や砲兵を歩兵として塹壕に送ることもある」と現地メディアに明かし、動員から逃げる人々に「覚悟を決めろ」と訴えた。
ウクライナメディア、ロシア軍が攻勢に出たため要塞強化に賭けるしかない
ウクライナメディアのRBC-Ukraineはクピャンスク、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク西郊外、ウクライナ南部の状況をまとめた記事の中で「ほとんどの地域でロシア軍が攻勢に出て、ウクライナは要塞の強化に賭けざるを得なくなった」と報じている。
チェコ、資金を募って1万機のFPVドローンをウクライナに送る予定
チェコのiROZHLASは18日「国内のNGOが1億チェコ・コルナを集めて1万機のFPVドローンをウクライナに送る予定だ」と報じており、この支援は「ウクライナでの教訓に基づいて開発したドローンを実戦でテストする」という側面も併せ持つらしい。
バフムートの戦い、ロシア軍はシヴェルシクの南でも複数方向で前進
バフムート方面のロシア軍はシヴェルシクの南でも前進したことを確認、さらに一部のロシア人は「ロシア軍がボダニフカ集落内に侵入した」「チャシブ・ヤールに向けて前進した」と主張しているが、これを裏付ける視覚的証拠は見つかっていない。
ポーランド人が抗議活動を再開、ウクライナへの入国を待つトラックは5,000台以上
ポーランドの運送業者によるウクライナ国境の封鎖は47日目に突入、封鎖が解除されていたドロフスク(ヤゴディン検問所)での抗議活動が再開され、ウクライナメディアは「5,000台近いトラックがウクライナに入国するため列を作っている」と報じている。
ゼレンスキー大統領、軍が要求する追加動員は45万人~50万人と明かす
ゼレンスキー大統領は19日「ウクライナ軍が45万人~50万人の追加動員を提案している。これは深刻な数字でもっと多くの議論が必要だと軍に伝えてある」と明かし、まだ要求に同意していないものの「来年の反攻作戦」に大規模な追加動員が行われる可能性を示唆した。
ウクライナメディアもドニエプル川左岸の作戦を批判、作戦状況は絶望的
ニューヨーク・タイムズ紙は「ドニエプル川左岸での作戦は自殺行為だ」と報じていたが、Kyiv Independent紙の取材に応じた第38海兵旅団の兵士も「廃墟にしがみつくために人が殺される」「30名で構成された偵察小隊の生き残りは2名だけ」「もう限界で作戦を続ける力がない」と証言した。
侵攻663日目、ザポリージャやドネツク西郊外でもロシア軍の前進を確認
ロシア軍によるウクライナ侵攻から663日が経過、ロシア軍はバフムート方面やアウディーイウカ方面で目に見える成功を収めているが、ザポリージャ方面やドネツク西郊外方面でも新たな視覚的証拠が登場し、特にノボミハイリフカでは「ロシア軍の郊外到達」が確認された。
バフムートの戦い、ウクライナ軍は反撃の成果が台無しになる瀬戸際
バフムート方面についてDEEP STATEは「ロシア軍がクロモヴォ付近でO-0506を越えた」「ロシア軍がバフムート南西郊外のダーチャで前進した」「ロシア軍がクリシェイフカの戦術的高地の一部を占領した」と報告、この前進は視覚的証拠によっても裏付けられている。
米国のウクライナ支援資金が枯渇、最後となる支援パッケージを年内に発表
ホワイトハウスのカービー報道官は18日「年内に新たなウクライナ支援パッケージを予定しているものの、議会が追加資金を承認するまではこれが最後の支援になるかもしれない」と明かし、米国のウクライナ支援は遂に資金が尽きてしまった格好だ。
ウクライナ軍が必要とするFPVドローンの数、最低でも1個旅団に月1,000機
ウクライナ人ジャーナリストのユーリイ・ブトゥソフ氏が編集長を務めるCensor.NETは「前線部隊ではFPVドローンが不足している」と報じており、第3強襲旅団の指揮官は「最低でも旅団あたり月1,000機のFPVドローンが必要だ」と述べている。
アウディーイウカの戦い、ロシア軍がステポヴェ方向と街の南側で前進
アウディーイウカ方面で新たに登場した視覚的証拠は「ロシア軍がステポヴェ方向で成功を収めている」「アウディーイウカ南の戦闘は郊外ではなく市内で発生している」というウクライナ人とロシア人の主張を裏付けるものだが、まだバフムート方面やノボミハイリフカ方面に比べれば安定的だ。
ウ軍には大規模な追加動員が必要、侵攻直後に動員された人々は殆ど残ってない
ウクライナ国防省情報総局のブダノフ中将は「侵攻直後に軍に加わった人々は『客観的な理由』からほとんど軍に残っておらず、軍の規模を維持するためには動員が必要だ」と訴え、戦争には損失がつきものなので「動員なしでやっていけると考えるのは不可能だ」と付け加えた。
ドイツ軍再建における最大の問題は人材確保、国防相が義務的徴兵を検討
ロシアのウクライナ侵攻を受けて軍の再建に乗り出したドイツでは「装備の調達」ではなく「人材の確保」が最大の問題だと言われており、ピストリウス国防相は16日「義務的兵役(徴兵)を検討している」と明かしたが「政治的な合意が必要になる」と付け加えた。
ウクライナ国境の封鎖45日目、再開される抗議活動は来年3月まで続く可能性
ポーランドの運送業者によるウクライナ国境の封鎖は45日目に突入、封鎖が解除されていたドロフスク(ヤゴディン検問所)での抗議活動が18日午後2時から再開される予定で、ポーランドメディアは「この抗議は来年の3月8日まで続く可能性がある」と報じている。
ウクライナメディア、ザルジニー総司令官のオフィスで盗聴器が見つかる
ウメロフ国防相は13日「ザルジニー総司令官の交代は議論されていない」と述べて大統領と軍の関係にケリをつけた格好だったが、ウクライナメディアは17日「ザルジニー総司令官のオフィスで盗聴器が発見された」と報じている。
ドニエプル川左岸で戦うウクライナ人兵士、これは自殺行為で無意味だと訴える
ドニエプル川左岸の作戦に参加しているウクライナ人兵士はニューヨーク・タイムズ紙に対して「クリンキーでの作戦は自殺行為だ」「あそこに足場を築くことも装備を移動することも不可能」「こんなことはバフムートやソレダルでも見たことがなく本当に無駄だ」と明かした。
独紙、F/A-18、AH-64、MQ-9Bが手に入れば本来の反攻作戦が可能
ドイツのWelt紙は15日「ウクライナの状況は思っているほど悪くなく来年の反攻作戦に向けて戦力集めが進んでいる。F-16に加えて米国に要求したF/A-18、AH-64、MQ-9Bが手に入れば、ザルジニーが思い描いていた本来の反攻作戦が可能だ」と報じている。
独紙、F/A-18、AH-64、MQ-9Bが手に入れば本来の反攻作戦が可能
ドイツのWelt紙は15日「ウクライナの状況は思っているほど悪くなく来年の反攻作戦に向けて戦力集めが進んでいる。F-16に加えて米国に要求したF/A-18、AH-64、MQ-9Bが手に入れば、ザルジニーが思い描いていた本来の反攻作戦が可能だ」と報じている。
ドネツク西郊外の戦い、ノボミハイリフカを守るウクライナ軍の状況が悪化
ドネツク西郊外方面ではウクライナ軍が守るノボミハイリフカの状況が悪化しており、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「集落の南郊外にロシア軍が到達した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「東郊外にロシア軍が到達した」と主張している。
ウクライナ国境の封鎖43日目、ポーランドの裁判所が抗議活動の再開を許可
ポーランドの運送業者によるウクライナ国境の封鎖は43日目に突入、現在も封鎖が続く3ヶ所の検問所で2,600台のトラックが立ち往生しており、市長が解散を命じたドロフスクでも裁判所が「抗議活動の再開」に許可を出したため18日から封鎖再開の可能性があるらしい。
ハンガリー首相、拒否権発動で500億ユーロのウクライナ支援を阻止
ハンガリーのオルバン首相は「ウクライナに対するEU加盟交渉の開始」を間接的に容認したものの「いつでも阻止できる」と語り、ウクライナに対する500億ユーロの経済支援については拒否権を発動、EUのウクライナ支援継続は行き詰まってしまった。
バフムートの戦い、ウクライナ軍は約1月半で複数方向の支配地域を失う
ロシア軍は10月下旬にバフムート方面での反撃を開始、ウクライナ軍は約1月半の戦いで複数方向の支配地域を失い「一部地域」では3km以上も後退、ゼレンスキー大統領が12日に発表した「テリコン奪還」もロシア軍に直ぐ奪い返されてしまった。
プーチン大統領、ウクライナ軍のクリンキー上陸は意味不明で政治的要求と指摘
プーチン大統領は14日「ウクライナが大規模な反攻を宣言したのに何も起こらなかった」と述べて反攻作戦の失敗を示唆、さらにドニエプル川左岸への上陸についても「何がしたいのか分からない」「支援獲得のための政治的な要求」と指摘した。
ドニエプル川の戦い、クリンキー上陸から約2ヶ月が経過しても変化なし
ロシア軍はウクライナ軍のクリンキー上陸から約2ヶ月が経過しても集落内の支配を取り戻せていないが、ウクライナ軍もクリンキーの南に広がる森林地帯に足場を築くことが出来ず、ロシア人もウクライナ人も「クリンキーの状況に大きな変化はない」と報告している。
侵攻657日目、ウクライナ人は「前線の状況が全体的に悲惨だ」と警告
ロシア軍によるウクライナ侵攻から657日が経過、ロシア軍は東部戦線のクレミンナ方面、バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面で前進を遂げており、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「前線の状況は全体的に悲惨だ」と警告している。
ロシア軍が被った人的損失、米英は30万人以上の死傷者を出したと推定
ロシア軍の死傷者数について英国防省は「推定32万人」と、米諜報機関も機密が解除された報告書の中で「31.5万人」と指摘、ウクライナ軍の死傷者数については市民団体が11月に「10万人以上」と、ワシントン・ポスト紙は12月に「13万人」と言及した。
ポーランド新首相、民主主義のために戦うウクライナへの支援を呼びかける
ポーランドのトゥスク首相は12日「現在の戦争が何のために行われているのか忘れてはならない。ウクライナ人の戦いはマイダンで始まり、西側社会に加わるため、ウクライナを西側のような民主的な法治国家にするため戦っているのだ」と述べて支援継続への団結を訴えた。
ゼレンスキー大統領、ホルリウカ西郊外に位置するテリコン奪還を発表
TIME誌の取材に応じたウクライナ軍関係者は「10月初旬に大統領府は占領状態が続くホルリウカ(ゴルロフカ)の奪還作戦を要求してきた」と明かしていたが、ゼレンスキー大統領は12日「第24機械化部隊がホルリウカ郊外のテリコンを奪還して国旗を掲げた」と発表した。
ウクライナ国境の封鎖38日目、ヤゴディン検問のみ封鎖の解除が実現
ポーランド南部ドロフスクの市長が運送業者の抗議者に解散を命令し「ヤゴディン検問所の封鎖」が11日午後2時に解除されたが、クラコヴェッツ検問所、ラーヴァ・ルーシカ検問所、シェギーニ検問所の封鎖は続いており、ヤゴディン検問でもトラックが横向きに停止して再び通行が遮断された。
ポーランド下院がトゥスク氏を首相に選出、安全保障政策にも変化の可能性
ポーランド下院は賛成多数で市民連合を率いるトゥスク氏を首相に選出、早ければ13日に新政権がスタートする見込みだが、新政権に参加する野党側は「10月15日以降に退陣政権が下した全ての決定を監査する」と述べており、ここには退陣前に駆け足で締結した武器調達契約が含まれる。
ドネツク周辺の戦い、遂にロシア軍車輌がノボミハイリフカ集落内に侵入
ロシア軍は再びマリンカに国旗を掲げたものの、ドネツク西郊外方向で不味いことになっているのは「ノボミハイリフカ周辺」だ。遂にロシア軍の装甲車輌が集落東郊外にまで到達し、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「ノボミハイリフカの状況は悪化の一途だ」と警告した。
バフムートの戦い、ウクライナ人も複数方向でロシア軍が前進したと認める
バフムート方面について複数のロシア人達は「ボダニフカ郊外やクロモヴォ周辺でのロシア軍前進」を主張していたが、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも11日「残念なことにロシア軍が成功を収めている」と報告してボダニフカ郊外やクロモヴォ周辺でのロシア軍前進を認めた。
ドイツ軍トップ、いつかロシアとの戦争を余儀なくされる可能性に言及
ドイツ連邦軍総監のカルステン・ブロイアー大将は「我々はいつか(ロシアとの)防衛戦争を戦うことを余儀なくされるという考えに慣れなければならない」「ウクライナでの戦争から低空域の制空権が将来の戦場で重要になると学んだ」と述べた。
動員失敗でウクライナ軍部隊は人員の共食状態、動員システムにも課題が
ゼレンスキー大統領は不正を正すため「軍事委員会の解任」を決断したものの、予備役将校のミロスラフ・ガイ氏は「失敗した動員のせいで各旅団は人員の共食いで運用されている状況で、大統領の決断は問題を解決するどころか軍の士気とやる気を低下させただけだった」と指摘した。
ロシアから見た戦争の行方、ウクライナ支援の停滞は一時的なものに過ぎない
ウクライナのクレバ外相はWSJ紙とのインタビューの中で「新たな反攻作戦と防衛作戦のため旅団を準備している」と明かしたが、ロシア人ジャーナリストも「西側諸国の支援停滞は一時的なものに過ぎず、軍事産業の歯車が噛み合えば再び援助がウクライナに流れ始める」と指摘した。
HIMARSで500km先の目標を攻撃可能、米陸軍へのPrSM納入が始まる
米陸軍は8日「11月に実施したテスト結果を受け、初期運用能力を獲得したPrSM Increment1の納入が始まる」と発表した。PrSMはATACMSの後継ミサイルとして開発され、日本に配備される可能性が非常に高い地上ベースの長距離攻撃兵器だ。
アウディーイウカの戦い、ロシア軍がステポヴェ集落の中央付近まで前進
アウディーイウカ方面で登場した視覚的証拠は「ロシア軍がステポヴェ方向で成功を収めている」「ロシア軍がポンプ施設とダーチャに侵入している」というロシア人の主張を裏付けるものだが、アウディーイウカ南西方向の状況は良く分かってない。
バフムートの戦い、ロシア人は前進を主張するものの視覚的証拠はなし
バフムート方面について複数のロシア人達は「ロシア軍がボダニフカ郊外に到達した」「クロモヴォ付近で支配範囲を広げた」「クリシェイフカの戦術的高地を制圧した」と報告したが、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「成功していない」と主張してロシア人の報告を否定した。
ウクライナ支援は数週間以内に停止、バイデン大統領は移民問題で譲歩か
ホワイトハウスのカービー報道官は6日、ウクライナ支援を含む緊急予算の上院否決を受けて「あと数週間でウクライナ支援は選択肢がなくなる」と懸念を表明、バイデン大統領は共和党が要求している「移民政策の変更」について譲歩を検討しているらしい。
米紙、プーチン勝利を許してはならないが西側は手詰まりになっている
米上院の共和党がウクライナ支援を含む法案可決を阻止したことを受け、CNNは6日「この状況はプーチンが待ち望んでいたであろう『活力』の緩やかな低下で、半年前にプリゴジンの反乱に直面した権威主義者の指導者にとっては驚くべき状況の好転だ」と報じている。
緊張状態が続いたトルコとギリシャ、関係改善に向けてアテネ宣言に署名
トルコのエルドアン大統領は7年ぶりにアテネを訪問、ギリシャのミツォタキス首相やサケラロプル大統領と会談し、エネルギー、貿易、教育、輸送、投資、観光、スポーツといった15分野の合意内容をまとめた「アテネ宣言」に署名した。
ウクライナ支援の縮小が浮き彫り、8月~10月分の支援額は昨年比で87%減
ドイツのキール世界経済研究所は7日「2023年8月~10月分のウクライナ支援額は過去最低だ」「昨年の同時期との比較で87%も減少した」「これ以上支援が遅れればプーチンの立場が強化されるのは明らかだ」と警告した。
ウクライナ、米国側にC-17、AH-64、F/A-18、MQ-9B、THAADなどを要求
ウクライナはワシントンで開催された非公式会議に「軍のニーズを満たす兵器リスト」を提出、ロイターは「このリストにC-17、C-130、AH-64、UH-60、F/A-18、MQ-9B、THAADといった高額な兵器も含まれている」と報じている。
バフムートの戦い、ロシア人はクリシェイフカの高台を占領したと主張
ウクライナ軍参謀本部は6日「バフムート方面のボダニフカ、クリシェイフカ、アンドリーフカで攻撃を撃退した」と発表したが、新たに登場した視覚的証拠は「ロシア軍の前進」を示唆、さらにロシア人ミルブロガーは「クリシェイフカの高台陣地を占領した」と主張している。
ウクライナ国境の封鎖33日目、ドローンや暗視装置の輸入に数週間の遅れ
ポーランドの運送業者による国境封鎖は33日目に突入、ロイターは「ウクライナ軍が依存しているボランティア団体やNGOからの軍事援助(無人機、暗視装置、電子機器、防弾チョッキ、ピックアップトラックなど)が国境封鎖の影響で届かなくなっている」と報じている。
砲兵の優位性を揺るがすFPVの大量投入、兵士1人であっても攻撃対象に
Kyiv Independent紙は5日「ロシア軍に包囲され不利な立場に追い込まれたバフムートと現在のアウディーイウカの比較は妥当なものになりつつある。戦場を支配する砲兵の伝統的な優位性もFPVの大量投入によって覆されつつある」と報じている。
ウクライナの反攻作戦はどうして失敗したのか、計画に生じた誤算と対立
ワシントン・ポスト紙は反攻作戦の裏舞台に関する記事を4日に公開、パート1とパート2で構成された記事は「ウクライナと米国が反攻作戦をどうにように立案したのか」「実際の反攻作戦がどのように推移したのか」「行き詰まった反攻作戦がウクライナと米国に何をもたらしたのか」を詳細に伝えている。
絶好調のエンブラエル、韓国も次期輸送機にC-130JではなくC-390を選択
C-390はC-130Jを破ってオランダ、オーストリア、チェコでの採用が決まっていたが、エンブラエルは4日「韓国は次期輸送機の入札の落札者がC-390に決まった」と発表、これでC-390を選択した国は7ヶ国に増加し韓国はアジア初の顧客になることが確定した。
バフムートの戦い、ロシア軍が戦術的に重要なクリシェイフカの高台に迫る
バフムート方面についてロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「ロシア軍がクリシェイフカの戦術的高地に肉薄している」と報告しており、ここを失うとウクライナ軍はクリシェイフカやアンドリーフカの保持が難しくなる。
次の戦争までに残された準備期間、ドイツは5年、ポーランドは3年を予想
ドイツ外交問題評議会は11月に発表したレポートの中で「ロシアはNATOを直接攻撃する可能性があり、我々に残された準備期間は5年から9年だ」と指摘したが、ポーランドは「DGAPの時間枠は楽観的過ぎる。本当に戦争を回避したいなら3年という時間枠を採用すべきだ」と主張した。
大統領と軍部との対立、ゼレンスキーが軍事作戦や指揮に介入したのが原因
海外メディアだけでなくウクライナメディアも「大統領府とウクライナ軍の間に何が起こっているのか」について次々と報じており、今度はウクライナ・プラウダ紙が「大統領と軍部首脳の問題はゼレンスキーがザルジニーの職務範囲に政治的要素を持ち込んだのが原因」と報じている。
アウディーイウカの戦い、ロシア軍は圧倒的なマンパワーでステポヴェ方向に前進
アウディーイウカについてロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「ロシア軍がステポヴェ方向で成功を収めている」と報告、さらにDEEP STATEは「状況はウクライナ軍有利とは程遠くマンパワーの面で完全に敵が有利だ」と主張した。
ロシア軍による滑空爆弾の使用増が問題、ウクライナ空軍はF-16に期待
ウクライナ空軍のイグナト報道官は「ロシア軍が1日100発(最大値)もの滑空爆弾を使用して深刻な問題となっている」と明かし、今後受け取る予定のF-16が滑空爆弾の被害を軽減するのに役立つと信じていると付け加えた。
侵攻648日目、ロシア軍が戦場の主導権を握って各地で前進を遂げる
ロシア軍によるウクライナ侵攻から648日目が経過、ウクライナ軍の反攻作戦は完全に勢いを失い、逆にロシア軍はクピャンスク方面、クレミンナ方面、バフムート方面、アウディーイウカ方面での攻勢で目に見える前進を遂げている。
政権批判を再開したキーウ市長、現在のウクライナは権威主義に向かっている
キーウのクリチコ市長はドイツのSPIEGELに「ウクライナは1人の人間の気まぐれに全てが左右されるロシア(権威主義)との違いがなくなる」と、スイスの20minutesに「ゼレンスキー人気の低下に驚きはなく、犯した過ちの代償を支払っているに過ぎない」と述べた。
ウクライナ人ジャーナリスト、大統領は軍に失敗の責任を押し付けているだけ
ウクライナ人ジャーナリストのユーリイ・ブトゥソフ氏は「ゼレンスキー大統領や与党は選挙を想定して『反攻作戦の失敗』『南部防衛の失敗』『戦争準備の不備』の責任を軍に押し付けようとしている。困難な状況下で軍との信頼関係を破壊するのは狂気の沙汰だ」と批判した。
ラインメタル、来年中にウクライナでフクスとリンクスを生産したい
ラインメタルのパッパーガー最高経営責任者は最近「来年中にウクライナで装甲車輌を製造したい」と述べ、契約締結後から7ヶ月以内にフクス装甲兵員輸送車、13ヶ月以内にリンクス歩兵戦闘車の最初の車輌を完成させる計画らしい。
マリンカの戦い、ロシア軍が郊外に国旗を掲げるも完全占領は時期尚早
ドネツク州マリンカで「ロシア国旗を掲げる様子」が登場したためロシア人達は「マリンカ占領」と主張しているものの、依然としてウクライナ軍は集落内の一角を保持している。但し、集落の主要部分を失っているため「マリンカが占領されたかどうか」は殆ど意味を持たない。
ゼレンスキー大統領、ロシアやベラルーシと接する全地域への要塞建設を指示
ウクライナ人ジャーナリストや現地メディアは「10年間も時間があったのにアウディーイウカ近郊に準備が整った陣地がない」と軍を批判していたが、ゼレンスキー大統領は30日夜の演説で「主要な全方面に要塞を建設するよう指示した」と発表した。
150km先を攻撃可能なGLSDB、ウクライナへの到着は年内ではなく来年
今年2月にウクライナへの提供が決まった長距離攻撃兵器「GLSDB」は年内の到着が予想されていたものの、ロイターは1日「ボーイングから納品後に数ヶ月かかるテストを米国内で実施するためウクライナへの引き渡しは2024年になる」と報じている。
欧州委員長、この異常な時代に年100万発の砲弾生産量では足りない
EUのフォンデアライエン欧州委員長は30日「ウクライナに48万発の砲弾を納入もしくは納入に向けて準備中で、来年には年100万発の砲弾が生産できるようになる」と明かしたが、この異常な時代においては「年100万発の生産量」は十分だとは言えないと付け加えた。
「ブログリーダー」を活用して、航空万能論GF管理人さんをフォローしませんか?
ヘグセス国防長官は10日「我々は今世紀最大の戦場イノベーションともいえる殺傷力の高い小型ドローンを持っていない」「2027年までに無人航空機支配領域を確立するため抜本的な改革を行う」と宣言し、2026年末までに全部隊で小型ドローンの本格導入を行うよう指示した。
オーストラリアは昨年10月「エイブラムス49輌をウクライナに提供する」と発表したが、米国が移転許可を出さなかったため実現に時間がかかっていたものの、豪国防省は19日「大半のエイブラムスはウクライナに到着し、残りも今後数ヶ月以内に納入される予定だ」と発表した。
ドイツ空軍は次世代戦闘機の実用化前に「有人戦闘機と協調可能な無人機が必要になる」と表明、AndurilはRheinmetallと提携して欧州版YFQ-44A、KratosもAirbusと提携して欧州版XQ-58Aの現地生産を発表していたが、General Atomicも17日「欧州版YFQ-42Aの現地生産」を発表した。
kyiv Independentは17日「ポクロウシクを巡る戦いは最終局面で都市の側面で何が起こっているかは明白だ」「残念ながら撤退は時間の問題だ」「ロシア軍はほとんど抵抗を受けることなく都市を制圧できるだろう」と報じ、ポクロウシクが直面している状況の困難さは想像以上だ。
米国とNATOがウクライナ支援について合意した内容の裏側が徐々に判明し、この合意を主導したのはドイツのメルツ首相で「トランプ大統領は国際政治を金融取引として捉えるため『ウクライナへの武器供給で米国が利益を得られるモデル』を提案すれば乗ってくる」と考えていたらしい。
Boeingや三菱重工業はDSEI JAPANで「F-15J改修機の納入スケジュール」について尋ねられると「防衛省か空自に聞いてほしい」と述べていたが、防衛省は「2027年度に予定していたF-15J改修機納入が遅れる」「2028年度にも間に合わない可能性」を通知されたらしい。
ロシア軍は東部戦線のポクロウシク方面で成功を続けており、ポクロウシク・ディミトロフの後方は直線距離で18kmほど開けているものの、E50の物理的な遮断まで5km、T0515の物理的な遮断まで7kmしかなく、完全にドローンや大砲の射程距離内に収まっている。
ロシア軍はクルスク・スームィ方面、ハルキウ方面で前進が観測され、特に時が止まっていたボルチャンスクでのヴォヴチャ川渡河、ヴァルヴァリフカ方向で生じた新たな突破は非常に興味深いが、それでもポクロウシク方面の致命的な動きに比べればかすり傷程度だろう。
国防総省が提出した2026会計年度予算案の中には「低コスト巡航ミサイルを3,010発調達するため資金」として6.5億ドルが計上されており、AviationWeekは16日「今後の空中発射兵器の主流は手頃な価格の巡航ミサイルになるだろう」と予想した。
ドイツ空軍は「次世代戦闘機が実用化される前に有人戦闘機と協調可能な無人機が必要になる」と表明したため様々な動きが観測されてきたが、KratosとAirbusは16日「Airbus製ミッションシステムを組み込んだXQ-58Aを開発する」「2029年までにドイツ向けの戦闘準備が整う」と発表した。
F-16の固定武装によるShahed-136の迎撃は「簡単な仕事」と思われがちだが、ポーランドのディフェンスメディアは15日「ウクライナのF-16はShahed-136迎撃のため第二次世界大戦のような戦闘を繰り広げている」「機関砲によるShahed-136の迎撃は非常にリスクが高い」と指摘した。
ドイツのピストリウス国防相は「欧州独自の長距離攻撃ミサイルは実用化まで7年~10年かかるため、地上発射型長距離攻撃システム=タイフォンシステム購入を米国に要請した」と明かし、資金力に余裕があるドイツは「軍事力の即時増強」と「長期的な欧州自立」の両方を追求している。
ロシア軍の夏季攻勢は東部戦線で成功を収め続け、DEEP STATEとRYBARが報告する前線の状況も深刻さが増しており、特にRYBARは「ポクロウシクとディミトロフにアクセスする主要ルートはロシア軍の火力管制下に収まった」と報告、これが事実ならウクライナ軍の補給は複雑化しているだろう。
Washington Postは14日「トランプ大統領は戦争を止める唯一の方法が『戦争継続コストの大幅な引き上げだけ』と悟り、新たなウクライナ支援には強力な攻撃兵器の使用許可も含まれ、トマホーク提供も視野にはいっている」と報じ、ロシアが戦争終結に応じるまで戦いをエスカレーションさせるつもりらしい。
KC-46Aは空中給油中の事故を起こしたばかりだが、今度は航空機動軍団がKC-46AのAPU使用制限を指示し、War Zoneは14日「APUは地上要員や設備への依存軽減目的で導入されているものの実際には逆効果になっている」「APUの使用制限はKC-46Aの柔軟な運用性を阻害するだろう」と指摘した。
トランプ大統領とルッテ事務総長は14日「50日以内にウクライナと戦争終結で合意できなければロシアに痛烈な関税を課す」「欧州諸国はウクライナに供給するための武器を米国から購入する」「ウクライナは大量の防空システム、ミサイル、弾薬などの武器システムを手に入れる」と発表した。
Breaking Defenseは豪州のフリゲート調達について14日「日本は知的財産権の共有が受注に繋がることを期待している。しかし、豪海軍で20年以上勤務した経験をもつアナリストは『フリゲート艦を豪海軍に迅速かつ効果的に統合できる能力が重要だ』と言う」と報じている。
フランス軍参謀総長はテレビ中継まで入れた前例のない記者会見で「もう我々の選択肢に後戻りはない」と、マクロン大統領も「1945年以来、自由がこれほど脅かされたことはない」「我々は両親が享受していた平和の配当の恩恵をもう受けられない」と述べて軍事予算の増額を発表した。
トランプ大統領は13日「パトリオットシステムをウクライナに送るつもりだ」と明かし、Axiosも「トランプ大統領が14日に発表するウクライナ支援計画には新たな攻撃兵器が含まれている」「これはモスクワを含むロシア奥深くに届く長距離攻撃ミサイルだ」と報じた。
ベルギーのフランケン国防相は10日「維持費用が極めて高額なNH90調達は失敗だった」と述べ、オーストラリア、ノルウェー、スウェーデンに続き「NH90早期退役」を発表、さらに「石で応戦したり、バンバンと叫んだりするのはもう終わりだ」と述べて過去最大の弾薬購入計画も発表した。
日本とアラブ首長国連邦は2023年5月「防衛装備品・技術移転協定」に署名、外務省は今年1月「同協定が正式に発効した」と発表していたが、Tactical Reporは今月16日「UAEは日本と最先端軍事技術の移転と現地化について協議中だ」と報じている。
Lockheed MartinはF-16 Block70/72の需要見通しについて「Block70/72に関心を寄せる国は沢山ある」「将来的な需要は300機近くになる」と主張しており、もしトランプ元大統領が復帰すれば売り込みのための政治的後押しは今より露骨なものになるだろう。
DEEP STATEは「ロシア軍がハルキウ州クピャンスク方面、ドネツク州ポクロウシク方面、クラスノホリフカ市内で前進した」と報告、視覚的もオスキル川東岸のピシュチャネとジェレルネでロシア軍兵士が国旗や軍旗を掲げる様子が登場し、ほぼ毎日と言っていいほどウクライナは領土を失い続けている。
Hanwha Aerospaceは18日「ファーンボロー国際航空ショーで次世代戦闘機や無人航空機に動力を供給するため設計されたターボファン・エンジンのプロトタイプを発表する」と明かし、F414と同等の推力を備える新型エンジンはKF-21への採用が見込まれている。
ロイターは20日「パトリオットシステムの迎撃弾に使用しているシーカー増産が遅れているため三菱重工業の迎撃弾増産は行き詰まっている」と報じ、三菱重工業が生産するPAC-3弾は年30発で、米国輸出向けに生産数を年60発まで増やすつもりらしい。
RYBARはドネツク州シヴェルシク方面について「ロシア軍が戦線を大きく突破してイヴァーノ・ダリウカを占領した」と、ポクロウシク方面でも「ロシア軍がプロレスを占領した」と報告、DEEP STATEも「ロシア軍がロズドリフカを占領した」と報告した。
WSJは19日「ロシアは米国製兵器を使用したロシア領内攻撃の報復としてフーシ派に高性能な対艦ミサイルを供給する可能性がある」と報じており、これは「ATACMSを使用したロシア領内への攻撃許可」を米国に思いとどまらせることを狙っているのだろう。
英国のポラード国防担当閣外大臣は「国防政策の見直しで何が起こるか何も断言できない」の発言し、Timesは「政権がGCAPの将来確約を拒否した」と、Sky Newsは「GCAPがキャンセルされるかもしれない」と報じ、アナリストは「将来ではなく短期的な投資を優先すべき」と主張した。
英国の新首相は「国防政策の徹底的な見直し」を発表、ポラード国防担当政務次官もGCAPに対する労働党政権の立場について「何も断言できない」と述べ、AviationWeekは「新政権はGCAPを重要と見なしているものの、見直し結果が発表されるまで何も約束しない」と報じている。
英国王立防衛安全保障研究所はウクライナ軍の反攻作戦に関するレポートを18日に発表、この中で「ウクライナが犯した最大の過ちは反攻作戦が成功すると判断した根拠だ」と指摘し、防衛ラインを突破するメカニズムは「ロシア軍兵士の士気低下による逃亡」を期待していたらしい。
DEEP STATEはポクロウシク方面について「ロシア軍がプロレス集落に入った、線路沿いからロズヴァツケ方向、ノヴォセリフカ・ペルシャ集落で前進した」と、RYBARはヴェリカ・ノボシルカ方面について「ロシア軍がウロジャイン周辺で支配地域を広げた」と報告した。
一部のウクライナメディアが「ドネツク州ウロジャインとヘルソン州クリンキーから撤退した」と報じていたが、ウクライナ軍の報道官は「ウロジャインからの撤退」を認めたものの「クリンキーを含むドニエプル川左岸で戦闘任務を継続している」と主張した。
DEEP STATEはチャシブ・ヤール方面について17日夜「ロシア軍がカリーニン東地区と南に広がる森林地帯を占領した」と報告、これでロシア軍はチャシブ・ヤールの東正面を完全に確保したことになり、DEEP STATEはトレツク方面でも「ロシア軍が前進した」と報告している。
政府の汚職や重大犯罪の調査を行うウクライナの独立機関=Слідство.Інфоは17日「クリンキーの作戦で788人の兵士が行方不明になっている」「クリンキーから連れ出され埋葬された戦死者の数は262人しかいない」と明かした。
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は15日「チャシブ・ヤールのカナル地区、トレツク、ニューヨークで防衛が失敗した原因」について言及し、ロシア軍に押し切られたというよりも「何度も同じミスを繰り返す軍上層部が招いた失敗」と結論づけた。
RYBARはボルチャンスクとクラスノホリフカの状況を報告、ウクライナメディアのLIGA.netとSuspilneは「ウクライナ軍のクリンキー撤退」を、Ukrainska PravdaとRBC-Ukraineは「ギリシャが32機のF-16をウクライナに移転する計画」と報じた。
露独立系メディアはMeduzaは17日「ロシア連邦国家統計庁が発表した人口統計データから死亡数と外因死が欠落している」「死亡者の外的要因に関する詳細なデータを隠した」と報じており、このデータを使用したロシア軍の推定戦死者数=約12万人が事実である可能性が高まった。
DEEP STATEはドネツク州二ューヨーク方面について16日夜「ロシア軍がノヴゴロド機械工場跡方向に前進した」「ウクライナ軍がニューヨーク市内でロシア軍を押し戻した」と、ポクロウシク方面について「ロシア軍が複数方向で前進した」と報告した。
米国はギリシャに今年1月「最大40機のF-35売却を議会に通知した」「コンステレーション級フリゲートへの参加承認」「C-130H、ブラッドレー、フリーダム級沿海域戦闘艦などの余剰防衛装備品を提供する用意がある」と伝えたが、現地ではパッケージの内容が物議を醸しているらしい。
P&WはF-35 Block4で要求される冷却性能と発電能力を備えた改良型エンジン=Engine Core Upgradeの開発を進めており、親会社のRTXは15日「ECUの予備設計レビューを完了し、設計が想定された以上のものであると確認された」と発表した。